松戸では観光案内所の利用が便利!
新しい土地を訪れて観光する際に頼りになるのが、各地の観光案内所。
松戸の観光案内所は駅近くにあるためアクセスしやすく、さまざまな観光地やイベントの情報がそろっているのでぜひ利用してみましょう。
場所は松戸駅の西口を出てまっすぐ、3分ほど歩くと見つかります。
2017年の夏にできたばかりの店内はきれいなだけでなく、木製の床や本棚が和やらかな雰囲気をまとっているためか、とても入りやすい雰囲気。
観光パンフレットやチラシなどがたくさんそろうのはもちろんのこと、わからないことがあれば職員さんに気軽に相談できます。
外国人観光客の増加をみこし、英語やスペイン語を話せるスタッフもいらっしゃいます。
営業時間は10時から18時、月曜と年末年始が定休日です。
季節のイベントやリアルタイムの情報などを得るのにもって来いの場所ですよ。
松戸のおすすめ観光スポット11選!【戸定邸/矢切の渡し】
では、松戸の観光地をみていきましょう。
松戸には、以下の観光スポットがあります。
- 戸定邸
- 戸定歴史館
- 松戸市立博物館
- 松戸神社
- 本土寺
- 東漸寺
- 矢切の渡し
- 元禄まつど村
- 昭和の杜博物館
- 松戸南部市場
- 江戸川松戸フラワーライン
続いて、松戸の観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
松戸の観光スポット①:戸定邸
松戸を訪れた多くの観光客がおすすめスポットとして挙げるのが、松戸市の西に位置する戸定邸(とじょうてい)。
国の重要文化財に指定される名勝として有名な邸宅です。
水戸藩最後の藩主・徳川昭武によって1884年に竣工された戸定邸は、隠居した徳川昭武が住むために建てられてもの。
明治時代に徳川家が住んだ邸宅がほぼ完全に残るのは、この戸定邸のみだといわれます。
23の部屋が9棟に分かれ、それぞれが廊下で結ばれていますが、用途によって建具や構成が異なるところに注目しましょう。
明治の徳川家の生活に思いをはせながらゆっくりとした時間を過ごしてください。
また、庭園は日本最古の洋風庭園といわれています。
徳川昭武がフランスへ留学したときに得た知識がベースになっているため、それまで日本庭園では見られなかった芝生の植えつけなどが確認できる、興味深い庭園なんです。
戸定邸
住所:千葉県松戸市松戸642
電話番号:047-362-2050
営業時間:9:30~16:30(閉館17:00)
定休日:月曜日(祝日の場合にはその翌日)、年末年始(12月28日から1月4日まで)
入館料:一般250円、高校生・大学生100円、中学生以下無料
URL:戸定歴史館
松戸の観光スポット②:戸定歴史館
戸定邸を訪れたならば、同じ敷地内にある戸定歴史館にも寄ってみましょう。
前述の戸定邸を建てた徳川昭武の遺品や、徳川家に縁の深い資料などが展示されています。
徳川昭武ゆかりの品には、昭武の着用した直垂や袴、陣笠などがあります。
なかでも目を引くのは、真っ赤な羅紗地の陣羽織。
なんと、この赤い陣羽織を着た徳川昭武はパリ万博のため渡欧したのです。
武家らしい装いはきっと当時のヨーロッパの人たちを驚かせたに違いありません。
また、江戸幕府最後の将軍として知られる徳川慶喜ゆかりの品も所蔵されています。
葵の紋のついた単衣や、慶喜の家臣たちが書き記した業務日誌など、大変貴重なものばかりです。
戸定邸や歴史館からは、日本の歴史の重みを感じることができます。
戸定歴史館
住所:千葉県松戸市松戸714-1
電話番号:047-362-2050
営業時間:9:30~16:30(閉館17:00)
定休日:月曜日(祝日の場合にはその翌日)、年末年始(12月28日から1月4日まで)、展示替え期間の休館もあり
入館料:一般150円、高校生・大学生100円、中学生以下無料
URL:戸定歴史館
松戸の観光スポット③:松戸市立博物館
松戸の歴史に興味を持ったなら、松戸市立博物館へ行くのもおすすめ。
年間を通じて様々な催し物が行われ、松戸の学校行事などでも御用達の博物館です。
主な展示は建物の2階。
縄文時代から語られる展示では、下総国ができる過程を学んだり、1900年代後半にかけての松戸の発展のようすを見ることができます。
それほど大きな博物館ではありませんが、旅行で訪れてその地域を知るために鑑賞するのにはぴったりの規模でしょう。
1階にはミュージアムショップや喫茶コーナー、講堂、図書閲覧コーナーなどがあります。
無料で開放されているプレイルームや実習室では、縄文時代の布であるアンギン編みなどの体験ができます。
ほかにも学芸員の講演会や勉強会が開かれることもありますが、それぞれ日付が決まっているので、気になる方は公式サイトで予定をチェックしてみてくださいね。
松戸市立博物館
住所:千葉県松戸市千駄堀671
電話番号:047-384-8181
営業時間:9:30から17:00(ただし、入館は16:30まで)
定休日:毎週月曜日(祝日・休日にあたる場合は開館し、翌日休館)、館内整理日(原則毎月第4金曜日、特別・企画展など開催中は開館)、くん蒸期間(7月2日~7月9日)、年末年始(12月28日~1月4日)
観覧料:一般300円、高校生・大学生150円、中学生以下無料
URL:松戸市立博物館
松戸の観光スポット④:松戸神社
松戸駅から歩いて5分ほどのところにある、松戸を代表する神社が松戸神社です。
日本武尊(やまとたけるのみこと)が祀られており、参拝すると家内安全や交通安全などのご利益がいただけるといわれています。
創建は1626年と歴史が長く、松戸の総鎮守とされる神社です。
創建当時は御嶽大権現と呼ばれていましたが、1882年に松戸神社へと改称されたという経緯があります。
木々に囲まれた境内は、気分がすがすがしくなるような神聖な空気が漂います。
松戸に来たらぜひお参りしておきたい神社の一つです。
普段のお参りももちろんですが、お祭りや行事が行われているときに行くのもおすすめ。
10月28日前後にある例大祭では各地のおみこしが松戸神社に集まり、祭礼が大変賑わいます。
松戸神社
住所:千葉県松戸市松戸1457
電話番号:047-362-3544
営業時間:なし
定休日:なし
入場料:なし(お気持ちでお賽銭をお気持ちでお賽銭を!)
URL:松戸神社
松戸の観光スポット⑤:本土寺
松戸には古式ゆかしい名刹も少なくありません。
本土寺(ほんどじ)はあじさいの名所としても有名な、日蓮宗の本山です。
寺の始まりは1277年。
源氏方であった平賀家の屋敷跡に、領地内にあった地蔵堂を移転して始まりました。
境内には本堂に加え、いくつものお堂や五重塔、鐘楼などがあり、見どころが満載です。
松戸随一の心休まるパワースポットと言えるでしょう。
6月下旬には5万本以上のあじさいが咲き乱れ、多くの人の目を楽しませてくれます。
「紫陽花寺(あじさいでら)」という異名があるくらいの名所です。
境内には駐車場がなく、季節によっては近隣の有料駐車場も混雑するため、公共交通機関でのアクセスをおすすめします。
最寄り駅は常磐線の北小金駅となり、歩いて15分ほどで到着します。
本土寺
住所:千葉県松戸市平賀63
電話番号:047-341-0405
営業時間:8:00~17:00(最終入場16:30)
定休日:なし
参拝料:大人(中学生以上)500円、小人(小学生)無料
URL:本土寺
松戸の観光スポット⑥:東漸寺
もう一つ、松戸でおすすめのお寺として東漸寺を見てみましょう。
1481年に開創し、60年後に現在の場所に移転されてから長きにわたり市民に愛されているお寺です。
東漸寺の観光ポイントは、広い境内にある巨木や古木の数々。
歴史の長いお寺だからこそ維持できる古い樹木たちは、そうそうお目にかかれないものばかりです。
中でも樹齢300年にもなるしだれ桜はこのお寺のシンボル!
4月中旬ごろに花をつけると、多くの花見客で境内は大変賑わいます。
前述の本土寺の最寄り駅である北小金駅から歩いて6分ほどの場所にあるので、本土寺とあわせて参拝するのも良いでしょう。
東漸寺
住所:千葉県松戸市小金359
電話番号:047-345-1517
受付時間:9:00~16:30
定休日:なし
入場料:なし
URL:東漸寺
松戸の観光スポット⑦:矢切の渡し
松戸を訪れたことのない人でも、「矢切の渡し」という言葉を聞いたことのある人は少なくないのではないでしょうか?
矢切の渡しは、松戸と東京の葛飾区を隔てる江戸川を渡るために設けられた渡し船です。
江戸川の両岸を行き来するために渡し船が設けられたのは江戸時代初期。
地元民が買い物に行ったり、寺社へ参拝に行く際になくてはならない交通手段でした。
ローカルな交通手段であった矢切の渡しですが、小説に登場したり、歌の題材にされることで知名度が上がり、現在でも名の知れた渡し船として残ることになりました。
1906年に発表された伊藤左千夫の小説「野菊の墓」において矢切が舞台にされたのが、矢切の渡しが広まる初めのきっかけだといわれています。
矢切の渡しに近い西連寺というお寺には、この「野菊の墓」を記念する文学碑が建てられていますので、併せて見学してみましょう。
矢切の渡し
住所:千葉県松戸市下矢切地先
電話番号:047-363-9357
営業時間:10:00~16:00
定休日:12月~3月上旬の平日(土日祝日と1/1~7、帝釈天縁日は運航、3月中旬~11月は毎日運航)
利用料:中学生以上200円、小人(4歳~小学生)100円
URL:矢切の渡し(松戸市観光協会ウェブサイト)
松戸の観光スポット⑧:元禄まつど村
松戸の隠れた穴場スポット元禄まつど村。
さまざまな農具や生活用品、家電製品などが展示されている小さな博物館です。
展示品は古いものでは江戸時代のものも!
昭和30年代くらいのものまであるということなので、「これ昔見たことある!懐かしい!」と感じる代物もあるかもしれません。
こちらの館長さんが作る工芸品「開運鳥」は、華やかな色とかわいらしい見た目とで、お土産物として人気があります。
なんと、開運鳥の制作やまつど村の運営は館長さんが一人で行われているんです。
そのため、開運鳥の販売数には限りがあり、まつど村の営業日も限られています。
人とは違う観光スポットに行きたい!という方には特におすすめですよ。
元禄まつど村
住所:千葉県松戸市千駄堀1010
電話番号:047-341-8358
営業時間:10:00~17:00
定休日:平日(日曜祝日のみの開館)
入場料や利用料:
URL:元禄まつど村(松戸市観光協会ウェブサイト)
松戸の観光スポット⑨:昭和の杜博物館
古き良き文化を懐かしむなら、昭和の杜博物館にも行ってみましょう!
この博物館は名前の通り、昭和の時代を彩ったさまざまな物品が展示されている、珍しい施設です。
とくに目を引くのが、今はなかなかお目にかかれないクラシックカーたち。
子どもにとってはドラマや映画でしか見たことのないレトロな車も、昭和を生きた大人にとっては懐かしいものばかりです。
新品同様のオート三輪やスーパーカブなどは、映画の撮影で使われたこともあるといいます。
どれも、館長さんが長い年月をかけて集められたコレクションです。
昭和の杜博物館
住所:千葉県松戸市紙敷1377
電話番号:047-369-7870
営業時間:月曜~木曜(金・土・日曜日および祝日が開館日)
定休日:10:00~16:00
入館料:大人300円、高校生以下無料
URL:昭和の杜博物館(松戸市観光協会ウェブサイト)
松戸の観光スポット⑩:松戸南部市場
松戸南部市場は松戸や千葉のおいしいものがそろう市場。
業者や市場関係者でなくても気軽に訪れることができます。
野菜や魚、肉などを販売するお店はいくつかの棟に分かれており、まるでテーマパークに来たかのような活気を感じます。
鮮魚を扱うお店が多いのは、海岸線の長い千葉県らしい特徴といえるでしょう。
生ものばかりではなく、海苔やお茶、総菜、雑貨や料理用具を販売しているお店まであります。
旅行で遠方から訪れた人でも、場内を散策すればきっと買いたいものが見つかるはずです。
イベントの開催も多く、市場見学会や抽選会、卵のつかみ取り大会などが行われる日があります。
日程はやや変則的ですので、休市日とあわせて公式サイトで確認をしましょう。
松戸南部市場
住所:千葉県松戸市松戸新田30
電話番号:047-363-2222
営業時間:物販6:00~13:00頃、食堂7:00~16:00頃
定休日:基本的に月曜・水曜。変則的なので公式ウェブサイトで要確認。
入場料:なし
URL:松戸南部市場
松戸の観光スポット⑪:江戸川松戸フラワーライン
最後にご紹介するのは、花の名所・江戸川松戸フラワーラインです。
江戸川の河川敷に広がるお花畑で、ボランティアや地元住民のご好意によってつくられています。
2ヘクタールに及ぶ畑には、季節に応じて花が咲き乱れます。
春にはポピー、秋にはコスモスの花畑になるのが恒例のようです。
こちらの花畑を楽しんだ後には江戸川河川敷をお散歩してみましょう。
川を渡れば東京都、とは思えないような、気持ちの良いハイキングが楽しめること間違いなしです。
インスタ映えも期待できる注目スポットですが、撮影の際はお花を踏まないよう気を付けてくださいね。
江戸川松戸フラワーライン
住所:千葉県松戸市古ケ崎214-3
電話番号:047-366-7359(松戸市役所 河川清流課)
営業時間:なし
定休日:なし
入場料:なし
URL:江戸川松戸フラワーライン(松戸市観光協会ウェブサイト)
【観光の休憩に】松戸のおすすめグルメスポット4選!ラーメンの名店も!
では、松戸のグルメスポットをみていきましょう。
松戸には、以下のグルメスポットがあります。
- 江戸ッ子壽司
- 兎に角
- そい屋
- 関やど
続いて、松戸のグルメスポットを、それぞれ詳しくみていきます。
江戸ッ子壽司
江戸ッ子壽司は、観光スポットとしてご紹介した松戸南部市場にあるお寿司屋さんです。
市場に併設しているというだけあって、新鮮な海の幸を使ったお寿司がお手頃価格で楽しめます。
マグロなどの刺身がたっぷりと乗ったちらしずしや、マグロの漬け丼などのメニューもあり。
お酒も用意されているとのことなので、握りたてのお寿司と一緒に軽く一杯!なんていかがでしょうか?
こちら以外にも松戸南部市場には複数の飲食店がありますので、お気に入りのお店を探してみてくださいね。
江戸ッ子壽司
住所:千葉県松戸市松戸新田30(松戸南部市場内)
電話番号:047-727-2070
営業時間:9:30~15:00(夜は予約のみ可)
定休日:日曜、祝日
URL:江戸ッ子壽司(松戸南部市場ウェブサイト)
兎に角
松戸のラーメン情報を検索するとよく名前を目にするのが、松戸駅から徒歩数分の所にある兎に角というラーメン屋です。
かなりの人気店で、遠方からも多くのお客さんが訪れます。
こちらのラーメンの特徴は濃厚な魚介とんこつベースのスープと、相性の良い自家製太麺。
とろりとしたスープの濃厚なうまみに病みつきになる人が続出しています。
油そばも看板メニュー。
何度も訪れてすべてのメニューを試してみたくなるような、魅力あるラーメン店です。
兎に角
住所:千葉県松戸市根本462
電話番号:047-361-4667
営業時間:11:00~22:00
定休日:無休(お盆時期・年末年始は休業
URL:兎に角
そい屋
もう一軒、松戸駅に近い有名ラーメン店をご紹介します。
そい屋は分厚いチャーシューが名物の人気店です。
思わず写真を撮りたくなってしまうような、豪快な「びっくりチャーシュー蔵出し味噌らーめん」が大人気!
見た目だけでなく、味も文句なしのおいしさです。
ギョーザなどのサイドメニューにも評判がありますよ。
お店は松戸駅前から歩いて数分。
駐車場がないので、電車でアクセスするのがおすすめです。
そい屋
住所:千葉県松戸市松戸1150 ニューハイム松戸 1F
電話番号:047-369-3110
営業時間:平日11:30~15:00・17:30~23:30、土曜11:30~23:00、日曜11:30~23:00
定休日:不定休
URL:そい屋(食べログ)
関やど
関やどはおいしいそばがお手頃価格で楽しめる、松戸市民に愛される名店です。
長い歴史をもったそば屋であり、もともと明治元年に流山で創業したお店が場所を変え、現在の場所で営業を続けるに至っています。
おそばのメニューは豊富で、約20種類も用意されています。
650円のせいろうそばから1600円の鴨南ばんまで多種多様ですので、お好みの一品がきっと見つかるはずです。
デザートメニューのわらび餅も食べておきたい一品。
さっぱりと、おそばとわらび餅のお食事をいただくなんて、粋ですね!
関やど
住所:千葉県松戸市本町7-2
電話番号:047-361-0235
営業時間:11:30~20:00 ※そばがなくなり次第終了
定休日:月曜
URL:関やど
松戸観光で人気のおすすめスポット15選【パワースポット/デート/散歩】 のまとめ
観光都市としてはそれほどメジャーではない松戸ですが、実は見るべきところや食べておきたい人気グルメがいくつもある、隠れた穴場スポットです。
東京にも近いため、外国人観光客からの注目もどんどん上がってきていますし、さらなる旅行者の増加も見込まれています。
今週末はちょっと足を延ばして、松戸へ遊びに行ってみませんか?
本土寺は日蓮宗の寺院であり、四季の花が楽しめる花の寺としても親しまれています。
特に6月の紫陽花シーズンは多くの観光客や参拝者で境内は賑わいます。
近年はお寺でヨガ教室を始めるなど、新たな試みも実施しており、今注目のお寺の一つです。