鹿児島県のおすすめ紅葉スポット12選！今年の見頃はいつ？

鹿児島県のおすすめ紅葉スポット12選【人気/穴場/ライトアップ】

鹿児島県で秋の紅葉を楽しめるスポットは、次の12か所です。

1. 霧島神宮
2. 大浪池
3. 新川渓谷周辺
4. 県道1号線（小林えびの高原牧園線）
5. 慈眼寺公園
6. 藺牟田池自然公園
7. 冠岳
8. 垂水千本イチョウ園
9. 吾平山上陵（あいらさんりょう）
10. 曽木の滝
11. 清水岩屋公園
12. ヤクスギランド

それでは、順番に鹿児島県のおすすめ紅葉スポットを紹介していきます。

鹿児島県のおすすめ紅葉スポット①：新川渓谷周辺

「新川渓谷周辺」は、鹿児島県霧島エリアの中でも特に人気のある紅葉スポットで、毎年11月下旬になると、天降川に沿って色づく紅葉が実に鮮やかで、センチメンタルな魅力を漂わせます。
川沿いには幅2m、長さ443mと広く、程よい距離の遊歩道が整備されていて、子どもからお年寄りまでゆったりと散策しやすくなっています。

また、渓谷近隣には高千穂峰をバッグに水しぶきを豪快に上げる「犬飼滝」や日本最古の露天風呂と言われる「和気湯」もあり、こちらも紅葉スポットとして人気があります。
天降川のせせらぎと秋色に燃える紅葉のコントラストを愛でながら、忙しい日々を忘れてゆっくり散策を楽しみたい、という人におすすめしたいスポットです。

鹿児島県のおすすめ紅葉スポット②：霧島神宮

「霧島神宮」は鹿児島県を代表する紅葉スポットで、毎年秋、ピーク時の11月下旬になると鮮やかな朱に色づく光景を目の当たりにしたい観光客でにぎわいます。

特に、鳥居と参道から境内にかけて植えられたカエデが織りなす紅葉の景色は、まさに一見の価値ありと言えます。
紅葉の時期の夜は神社がライトアップされ、本殿や鳥居とともに闇夜の中で煌々と浮かび上がる紅葉の姿は、実に幻想的です。

また、天孫降臨伝説の地として有名で、樹齢８００年の御神木やさざれ石、「亀石」などの霧島七不思議伝説といったパワースポットとして人気があります。
神社の御利益を授かりつつ、紅葉の彩る神秘的な光景を目の当たりにしたい人は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

鹿児島県のおすすめ紅葉スポット③：大浪池

「お浪伝説」で知られる「大浪池」は、標高1,411mのところにある周囲1.9km、水深11mの火山湖で、霧島エリアの中でも雄大で懐広い自然を感じさせるスポットです。
毎年11月中旬、紅葉の時期になると、自生するカエデやドウダンツツジ、アカマツなどが鮮やかに色づき、自然が織りなすダイナミックな光景を華麗な秋色に染め上げます。

また、比較的登山がしやすいところにあるのと、池周辺には2時間ほどでぐるっと1周できる遊歩道があり、あでやかに色づいた紅葉を眺めながら気軽に散策を楽しむことができます。
霧島の自然豊かで力強い自然を肌で感じつつ、紅葉によって彩られた幻想的な光景を目で楽しむ、そうした紅葉ハイキングを堪能できるスポットです。

鹿児島県のおすすめ紅葉スポット④：県道1号線（小林えびの高原牧園線）

霧島温泉郷の丸尾からえびの高原を繋ぐ「県道1号線」もまた、霧島エリアでも名高い紅葉ドライブコースの一つです。
特に宮崎県道・鹿児島県道1号線（小林えびの高原牧園線）の丸尾から大浪池登山口辺りにかけての道は、赤々と燃えるような紅葉と黄金色の黄葉で彩られ、目に鮮やかに映ります。

赤や黄色のグラデーションが織りなす紅葉の風景は、日本の秋の情緒を感じさせるような、センチメンタルな魅力があります。
周辺の紅葉スポットを満喫しつつ、行きも帰りも紅葉尽くしで楽しみたいという人は、ぜひ紹介した経路を通ってみることをおすすめします。

鹿児島県のおすすめ紅葉スポット⑤：慈眼寺公園

「慈眼寺公園」は、昭和49年（1974年）に名勝として鹿児島市の指定文化財認定された「慈眼寺跡」周辺にある観光スポットです。
清らかで泰然とした渓流と四季折々に変化する自然の風景が魅力的なスポットとして、地元民から愛されています。

春から夏にかけて桜やネモフィラ、ツツジ、コスモスなど季節ごとに色とりどりの花景色を見せますが、秋の紅葉の時期もまた見事な景色を眺めることができます。
毎年11月下旬から12月上旬ごろになると、公園内の木々が赤や黄色と鮮やかに色づき、実に風雅な秋景色を見せてくれます。

また、「ふるさと考古歴史館」や「谷山神社」などのスポットや、3月中旬～10月末まで行われる「そうめん流し」といったイベントもあり、花見や紅葉狩り以外でも楽しむことができます。

鹿児島県のおすすめ紅葉スポット⑥：藺牟田池自然公園

鹿児島県薩摩川内市にある「藺牟田池（いむたいけ）自然公園」は、2005年ラムサール条約に登録された「藺牟田池（いむたいけ）」周辺に広がる公園です。
周辺は片城山、山王岳、愛宕岳、飯盛山で囲まれ、豊かな自然が織りなす雄大で懐深い光景は、春夏秋冬様々に変化し、訪れる人を魅了します。

特に秋の紅葉の時期は、池周辺に自生する木々だけでなく周辺の山々も赤や黄色で彩られ、秋らしい風情を見せてくれます。
中でも、池に3本並んで自生するラクウショウが見せる紅葉の姿は格別で、水面に映る赤々とした姿と、落葉が浮かぶ神秘的な姿をシャッターに収めたいという人が絶えないほどです。

また、希少動物指定されているベッコウトンボや水鳥など、風景だけでなく珍しい動物の宝庫としても知られています。

鹿児島県のおすすめ紅葉スポット⑦：冠岳

いちき串木野市北部にある「冠岳」は、標高516mほどある山で、豊かな自然が春夏秋冬の季節ごとに多彩に変化する景色を楽しむことができるスポットです。
鹿児島県有数の紅葉スポットとしても知られ、山肌が自生するカエデやイチョウの燃える朱色や輝く黄金色で染まる様は、雄大さとともに風雅な魅力を感じさせます。

冠岳には子どもから大人まで歩きやすく整備されたハイキングコースもあり、自然の空気をたっぷり味わいながらの紅葉狩りを楽しむことができます。
また、冠岳は南九州の古代山岳仏教信仰の発祥地として知られ、真言宗の「鎮國寺頂峯院」や「仙人岩」などといった霊験あらたかなパワースポットとしても有名です。

鹿児島県のおすすめ紅葉スポット⑧：垂水千本イチョウ園

「紅葉の中、ロマンチックな気分に浸りたい」人や、ムード感あふれる秋のデートスポットを探している人にぜひおすすめしたいのが、鹿児島県垂水市にある「垂水千本イチョウ園」です。
園内にはおよそ1,000本ものイチョウが植えられ、毎年11月下旬～12月上旬になると、辺り一面輝く黄金色に染まり、まるでドラマの一場面のような、ロマンティックな光景が広がります。

また、紅葉の時期は夜に園内がライトアップされ、煌々とした灯りに照らされ、闇夜にイチョウの輝くような黄色が映る姿は、実に幻想的です。
ただし、こちらの垂水千本イチョウ園は私有地ですので、管理している方にご迷惑をかけないよう節度を持って観覧に行きましょう。

鹿児島県のおすすめ紅葉スポット⑨：吾平山上陵（あいらさんりょう）

「吾平山上陵（あいらさんりょう）」は可愛山上陵、高尾山上陵と並ぶ鹿児島県の神代三山陵の一つで、日本では珍しい岩屋の陵として有名な観光地です。
大隅半島の中央を流れる肝属川と上流にある姶良川の清凉な川の流れと、のびのびと枝を伸ばす木々が織りなす風光明媚な景色は、春夏秋冬を通じて多彩に変化します。

特に紅葉の時期は、自生するカエデなどの木々が葉を秋色に染め上げ、周囲の緑とのコントラストが美しく、その光景は清涼な川のせせらぎとともに心に響きます。
また、その神秘的な雰囲気が伊勢神宮に似ていることから「小伊勢」と呼ばれ、正月は県内外から多数の参詣客でにぎわいます。

鹿児島県のおすすめ紅葉スポット⑩：曽木の滝

「東洋のナイアガラ」と称され、平成百景にも選ばれた「曽木の滝」は、滝幅210m、高さ12mの大瀑布で、千畳岩の変化に富んだ岩肌を流れ、落下する水流と響く轟音が実にダイナミックです。
また、鹿児島県で随一の紅葉スポットとしても人気で、毎年秋になると滝と紅葉の織りなす絶景を目にするため、県外から多数の人が訪れます。

さらに、11月末ごろに催される「曽木の滝公園もみじ祭り」では、曽木の滝とイチョウやモミジの紅葉がライトアップされ、荘厳かつ幻想的な風景を見せてくれます。
赤と黄色と鮮やかに彩られた、雄大な自然が織りなす紅葉の景色を満喫したいという人におすすめしたいスポットです。

鹿児島県のおすすめ紅葉スポット⑪：清水岩屋公園

鹿児島県南九州市にある「清水岩屋公園」は、清水篠井手用水として疎水百選に選ばれるほど、清涼で雄大な風景が広がる市営公園です。
仏教遺跡である「清水磨崖仏」に沿って公園が広がり、春には桜、秋には紅葉と季節ごとにあでやかにその様相を変化させます。

園内は見どころスポットも多数あり、中でも川辺仏壇の技術を使った侘び寂びの趣あふれる「サクラノヤカタ」と紅葉の組み合わせは、まるで京都銀閣寺のような渋みを感じさせます。
そのほか、入り口付近の赤い橋やアーチ橋と紅葉の組み合わせも実に趣深く、水面に映る風雅な姿は実にインスタ映えします。

和の風情漂う中で、秋の紅葉を楽しみたいという人は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

鹿児島県のおすすめ紅葉スポット⑫：ヤクスギランド周辺

「ヤクシマランド」は鹿児島県屋久島の標高約1000～1300mにある面積が270.33haもの広大な自然休養林で、仏陀杉やくぐり杉などの屋久杉を散策しながら鑑賞することができます。
つつじ川原では、清らかで勢いのある清流と緑豊かな木々が織りなす雄大な景色を一望でき、四季折々にその姿を多彩に変化させます。

毎年秋ごろになると、島に自生するヤクシマオナガカエデやナナカマド、ヒメシャラといった樹木が色とりどりに葉色を変化させ、屋久島の紅葉の装いを見せてくれます。
屋久島は常緑樹や針葉樹が多いので、一面に広がる紅葉を楽しむというのは少々難しいですが、生命感あふれる緑とあでやかな朱や黄金色のコントラストが織りなす景色を楽しむことができます。

鹿児島県の紅葉の見頃はいつ？

鹿児島は全国で特に秋の訪れが遅く、紅葉もゆっくりめなのですが、その分赤や黄色で彩られたあでやかな秋の風景を長く堪能できるのが魅力です。
気になる鹿児島県の紅葉時期ですが、早いところで10月中旬から、遅くて11月下旬から始まり、場所によっては12月上旬まで紅葉の景色を楽しむことができます。

特に紅葉の名所として知られる「大浪池」は、紅葉のピークが10月下旬と鹿児島県の中では比較的早く、同じく名所である「曽木の滝」は11月末と同じ県内でも大きく時期がずれています。
関東での紅葉を見逃してしまった人や、あるいは全国の秋の風景を思うまま満喫したい人も、鹿児島で紅葉狩り巡りの旅をしてみることをおすすめします。

鹿児島県にはぜひ訪れたい紅葉の名所が多数存在

雄大で懐広い自然によって育まれた景色が魅力の鹿児島県では、春から冬まで実に趣深い風景を楽しむことができます。
特に紅葉の時期は、鹿児島の山岳や渓流が鮮やかな色彩で彩られ、場所によってはライトアップされることで、幻想的でロマンチックな光景を見せてくれます。

「雄大な自然と紅葉が織りなす絶景をこの目に焼き付けたい」という人は、ぜひ一度、鹿児島県に足を運んでみてはいかがでしょうか。