みかん鍋は周防大島のご当地グルメ。周防大島ってどんなところ?
山口県東部の瀬戸内海に浮かぶ小さな島々の有人島5島、無人島25島を総称して周防大島と呼びます。
人口は全島で約19000人。
大島大橋と沖家大橋で本州と繋がっています。
年間の平均気温が15度を超える暖かい気候が特徴です。
ハワイのカウアイ島と姉妹島であり、もともと景観や暖かさがそれに近いことから、「瀬戸内海のハワイ」と呼ばれるようになりました。
現在はそれにちなんだ催しものが数多く開催され、銀行や郵便局、各官公庁職員などがアロハシャツを正装としたり、フラダンスのステージが定期的に行われたりしています。
フラダンスのショーには全国各地からフラダンスを楽しむ人たちが集まるので、町おこしのイベントとしても注目されています。
みかん鍋はいつ生まれたの?
周防大島はもともと山口県のみかん生産量の八割を担う生産地でした。
ところがその規模は全国的に見ると大きくはなく、シェアも広くないため、全国的にはあまり知られずにいました。
そこで島の職員やみかん農家の人たちが、周防大島のみかんを全国に広めようと思考を重ね、2006年にみかん鍋を完成させました。
現在では島内で提供しているお店が12店舗あります。
みかん鍋はみかんの収穫時期である11月から3月までの期間限定の商品なので、その時期には一風変わったインパクトのある鍋を楽しもうと観光客が訪れるようになりました。
若い世代にはその見た目がインスタ映えすると話題にもなっています。
みかん鍋には4つの条件がある!
みかん鍋の条件①:「鍋奉行御用達」の焼きミカンを使うこと
みかん鍋には周防大島産のみかんの中でも小さい直径5㎝ほどのみかんを使用します。
そのみかんはJA山口大島や広島県環境保健組合の厳正な審査を経て、それをクリアした証として「鍋奉行御用達」という焼き印が施されています。
みかんはそのままでは火を通した際に実がボロボロになってしまったり、形が崩れてしまったりしますが、初めに焼いておくことでそれを避けることができます。
また、栄養も外に出やすくなるので、鍋のスープにみかんの味や香り、栄養価も染み出すのでいいこと尽くしですね。
みかん鍋には豊かな海を活かした鍋で海産物が多く入っています。
柑橘の香りがスープに染み込むことにより、他の具材の生臭さなども中和されるのも利点の一つです。
みかん鍋の条件②:柑橘の香りを練りこんだ地魚のつみれが入っていること
周防大島は海の幸の宝庫です。
時期に合わせて様々な新鮮な魚が手に入ります。
その中でもみかん鍋のシーズンはイワシ、エソなどの魚がよく取れるので、それをすり身にし、みかんの皮を練りこんでつみれにして入れます。
みかんの皮を練りこむことで魚の生臭さを消し、さわやかな味を楽しむことができ、ふわふわとしたつみれの食感の中にみかんの皮の食感が混じるのも斬新で面白いです。
みかん鍋にはつみれの他にもその時期に取れたカワハギやタイなどの魚、タコ、クルマエビなどの海産物がたくさん入っています。
それらからでる出汁との相性も抜群ですよ。
みかん鍋の条件③:みかん胡椒を添えて食べること
みかん胡椒とは、九州地方が発祥で全国的に広まった調味料、ゆず胡椒のみかん版です。
ゆず胡椒のようにさわやかな酸味とピリッと辛い味わいが特徴です。
島内のスーパーや道の駅、周防大島の特産コーナーなどで購入することができます。
取り分けた鍋のスープに溶かしたり、具材にのせて食べるとまた違う風味になってとても美味しいです。
みかん胡椒は普通の個体の状態を瓶詰めしたものとは別に、液体状のものも販売されています。
ドレッシングや調味料として使用できるので、みかん鍋を食べてみて気に入ったら是非こちらも試してみてくださいね。
みかん鍋にかけてもまた違う味わいが楽しめるかもしれません。
みかん鍋の条件④:鍋のシメはメレンゲによるみかん雑炊
鍋のシメといえば、ラーメンやうどんなどの麺類もありますが、やっぱり王道は雑炊ですよね。
みかん鍋もシメは雑炊と決まっていますが、普通のものとはちょっと違います。
まずご飯を鍋の残り汁の中に入れ、普通の雑炊を作ります。
そして卵を白身と黄身に分け、白身をメレンゲ状になるまで泡立てます。
そうしてできたメレンゲを雑炊の鍋の中に敷き詰め、その上に黄身を回し入れます。
そしてちょうどみかんの中心のヘタのように、鍋の中心にネギをのせます。
メレンゲの中で蒸したような状態になり、メレンゲが盛り上がっている様子は本物のみかんのようで可愛らしいです。
またこれらの4つの条件の他にもみかん鍋と言えばこれが欠かせないというものがいくつかあります。
まずは島の特産物である「瀬戸貝」です。
イガイとも呼ばれムール貝に似た形をしていますが、それよりも大きく、日本にもともと生息している貝なので新鮮なものがいつでも手に入ります。
ムール貝の方が知られているので、市場ではムール貝として瀬戸貝が売られていることもあります。
旨味が強く濃厚なので、貝の出汁もスープに溶け出しスープにコクを出すので、みかん鍋には必ず入っています。
また白玉粉を水の代わりにみかん果汁でこねた贅沢な団子、「みかん団子」も定番です。
一般的な白玉団子よりも大ぶりに作られていて、もちもちした食感が鍋に新しい食感をもたらしてくれます。
子どもたちや女性に人気の具材の一つです。
焼きみかんを丸ごと鍋に!どんな効果があるの?
みかんは冬に収穫される果物で旬のものなので、冬場にはありがたい効能がたくさんあります。
まずはビタミンC。
風邪予防に効果的だと言われていますね。
またビタミンCには美肌効果もあります。
みかんにはヘスペリジンと言う成分がビタミンCとともに含まれており、これがビタミンCの吸収力を高める効果があるので、他の果物より効果的にビタミンCを取ることができます。
その他整腸作用を促すペクチンやクエン酸、骨粗しょう症の予防に効果的なβ-クリプトキサンチン、がんの発症を抑制するβカロテンなど多くの栄養素が含まれています。
それらは実の部分に多く含まれますが、いつもは捨ててしまう皮とアルベドという白い筋の部分にも栄養は含まれます。
特にこの部分に多く入っている栄養素がヘスペリジンとペクチンです。
ヘスペリジンは美肌効果の他にも毛細血管や血流の強化、冷え性対策にも効果があることが分かっています。
みかんの皮は漢方として利用することもあるほど栄養がつまっている部分で、そのまま食べることでこの効能を全て得ることができます。
といってもみかんの皮は苦く固いためそのまま食べるのは難しいですよね。
しかしこのみかん鍋は煮込んでしまうため、皮も柔らかくなり、苦味も軽減されるため美味しくいただくことができます。
美味しくて栄養もたっぷりなんて得をした気分ですね!
みかん鍋のおいしい食べ方は?
大きく切られた魚介と丸ごとのみかんが入っているみかん鍋。
どこから手をつけていいか迷いますよね。
そこで島民の人の楽しみ方をご紹介します。
まずは丸ごとのみかんを気にせず普通の鍋を食べるように海鮮中心の具を楽しみます。
だいたい具を食べ終えたら丸ごと入っているみかんを取り皿にとり、残っただしにご飯を入れ雑炊の準備をします。
メレンゲを準備している間少し時間がかかるので、みかんはその間の箸休めとして食べましょう。
先ほどもありましたが皮には栄養が詰まっているので皮ごと食べてください。
独特の苦みもなく、おいしくいただけます。
そして雑炊が出来上がったら軽く混ぜ、最後に雑炊をいただきます。海鮮やみかんの出汁がすべて詰まっているスープがご飯に染み込んで味わい深いですよ。
みかん鍋は期間限定!周防大島鍋奉行会の加盟店はどこ?
ではみかん鍋のレストランをみていきましょう。
みかん鍋には以下のレストランがあります。
- お侍茶屋彦右衛門
- H&Rサンシャインサザンセト
- ちどり旅館
- 千鳥別館粟屋
- 竜崎温泉ちどり
- 食在周防あらかわ
- かわい寿し旅館
- グリーンステイながうら
- 道の駅サザンセトとうわ
- お食事処慶
- 大島本陣茶屋
- 民宿かぎひこ
続いて、みかん鍋のレストランを、それぞれ詳しくみていきます。
みかん鍋のレストラン①:お侍茶屋彦右衛門
こちらのレストランのみかん鍋は出汁の中にみかん胡椒が溶け込んでいて、ピリッとした味が楽しめる少し大人向けのお味です。
ネギやシイタケ、ニンジンなどの野菜とともに周防大島の海でとれた新鮮な魚介をふんだんに使用しています。
一人で訪れた人用に一人でも鍋が食べられるよう「みかん小鍋御膳」もあるので、一人旅の途中に身体を温めることもできます。
みかん鍋は期間限定の商品ですが他のメニューも充実していて、がっつりボリュームの男前カレーも大人気のお店です。
お侍茶屋彦右衛門
住所:山口県大島郡周防大島町土居1094−1
電話番号:0820-73-1511
営業時間:11時から22時(ラストオーダーは21時)
定休日:木曜日
URL:お侍茶屋 彦右衛門
みかん鍋のレストラン②: H&Rサンシャインサザンセト
ハワイアンな気分を味わうことができる、島のリゾートホテルの中でみかん鍋をいただくことができます。
こちらのみかん鍋は王道のみかん胡椒がピリリときいたお出汁で、シメはメレンゲの雑炊です。
名物の太刀魚の鏡盛りなどインスタ映えしそうなフォトジェニックな料理がいただけると人気のレストランです。
ホテルの宿泊プランの中に入っている食事の海鮮鍋も時期によってみかん鍋に変更することができます。
昼はホテルの外の南国の様な景色を味わい、夜は暖かい部屋でみかん鍋というのも一風変わった楽しみ方でいい経験になりそうですね。
H&Rサンシャインサザンセト
住所:山口県大島郡周防大島町平野片添ヶ浜
電話番号:0820-78-2121
営業時間:朝7時から10時/ 昼11時半から14時半/ 夜17時半から21時(レストラン)
定休日:なし
URL:H&Rサンシャインサザンセト
みかん鍋のレストラン③:ちどり旅館
先ほど紹介したお侍茶屋と同じ系列のお宿です。
温泉付きで和モダンの温かみのある旅館の夕食としてみかん鍋をいただくことができます。
特徴はお侍茶屋やと同じみかん胡椒。
もしこちらの鍋を食べて気に入ったら、その味の決め手となったみかん胡椒やそのリキッドタイプも購入することができます。
みかん鍋の他にも周防大島の郷土料理である太刀魚の鏡盛りやじんだ味噌も楽しむことができるので、周防大島の魅力を堪能できるお宿ですね。
ちどり旅館
住所: 山口県大島郡周防大島町町東安下庄古城1845−3
電話番号: 0820-77-0321
営業時間:17時半~22時(ラストオーダーは21時半)
定休日:不定休
URL:ちどり旅館
みかん鍋のレストラン④:千鳥別館粟屋
こちらもお侍茶屋と同じ系列のお宿です。
大正時代の古民家をお宿としてリフォームして、静かで温かみのある、歴史を感じるたたずまいとなりました。
温泉で体を温めた後にいただく食事は季節に合わせた懐石料理で、みかん鍋も季節になると食べることができます。
みかん胡椒が聞いた大人の味は、この旅館の雰囲気ともよく合いますね。
大人の夫婦旅やしっぽり女子会に合うお宿なので是非御家族やご友人と、静かな島の時間を堪能してみてください。
千鳥別館粟屋
住所: 山口県大島郡周防大島町西安下庄真宮22
電話番号:0820-77-5959
営業時間:11時半から22時(ラストオーダーは21時)
定休日:不定休
URL:千鳥別館粟屋
みかん鍋のレストラン⑤:竜崎温泉ちどり
こちらもお侍茶屋と同じ系列のお店です。
温泉施設ですが、みかん鍋をはじめとする周防大島の郷土料理を楽しむことができます。
みかん鍋の歴史はもう10年以上になりますが、此処まで多くの人に知られるようになったのはこの千鳥グループの存在は大きかったことでしょう。
そのグループのお店ということで王道のみかん胡椒のきいた暖かいお鍋が食べられます。
みかん鍋をはじめとする周防大島の郷土料理だけでなく、瀬戸内ラーメンなど近郊の郷土料理も楽しむことができるのでお得ですね。
竜崎温泉ちどり
住所:山口県大島郡周防大島町町東安下庄685−2
電話番号:0820-77-1234
営業時間:10時から21時(ラストオーダーは20時半)
定休日:月曜日
URL:竜崎温泉ちどり
みかん鍋のレストラン⑥:食在周防あらかわ
魚介類を専門に扱うレストランです。
専門店だけあって、海鮮がふんだんに使われた豪華なみかん鍋を食べられます。
王道の瀬戸貝やクルマエビの他にメバルやサザエといったオリジナルの具材が並びます。
それらが1つの鍋に入って、かつ丸ごとのみかんがいくつも浮かんでいる様は豪華としか言いようがありません。
瀬戸内の海の魅力をぎゅっと1つの鍋に詰め込んだ一品です。
お店のメニューにはその他にも瀬戸貝の釜めしや虎河豚など高級な食材がリーズナブルに並ぶので目移りしてしまいますね。
食在周防あらかわ
住所:山口県大島郡周防大島町小松1720
電話番号:0120-77-4870
営業時間:昼11時半から14時/ 夜17時から20時半ラストオーダー
定休日:毎週木曜日・第一水曜日
みかん鍋のレストラン⑦:かわい寿し旅館
その立地からスポーツなどの合宿によく使用される旅館兼食事処です。
合宿など宿泊を伴う際はその予算の中で海の幸を活かした料理を提供してくれます。
みかん鍋も季節になると郷土料理の一つとして食べることができます。
美しく盛り付けられたお刺身とみかんが丸ごと入った鍋は見た目にも華やかで、合宿で疲れた子どもたちも元気になること間違いなしです。
2019年度から夜は完全予約制になるということなので、それ以降に行こうと思っている方は注意してください。
かわい寿し旅館
住所:山口県大島郡周防大島町西方1958−22
電話番号:0820-78-0011
営業時間:11時から21時
定休日:毎週火曜日
みかん鍋のレストラン⑧:グリーンステイながうら
こちらではオリジナルの「みかん小鍋御膳」と「みかん鍋焼きラーメン」を食べることができます。
みかん小鍋御膳は一人で食べる用のみかん鍋に、島でとれた魚のお刺身や、山口県産のお米を炊いたごはんなどが付いてくる豪華な御膳です。
みかん鍋焼きラーメンはつみれとみかん白玉、みかんというみかん鍋王道の具材に加え、鯛の天ぷらと浮島産のひじきがトッピングされたラーメンです。
もちろん麺にも大島産のみかんが練りこまれている徹底ぶり。
様々あるご当地ラーメンの中でも異色の存在のこちらのラーメン。
是非試してみたくなりますね。
グリーンステイながうら
住所: 山口県大島郡周防大島町椋野1144−1
電話番号:0820-79-0021
営業時間:11時から17時
定休日:毎週火曜日・火曜日が祝日の場合は翌日
URL: グリーンステイながうら
みかん鍋のレストラン⑨:道の駅サザンセトとうわ
道の駅二階の郷土料理レストランにて「みかん小鍋定食」を食べることができます。
小さいながらもみかんや白玉、地魚のつみれなど、みかん鍋として必要な具材はしっかり入っています。
毎日数量限定での販売となっているので売り切れる場合があります。
どうしても此処でみかん鍋を食べたいという方は早めの昼食にすることをおすすめします。
道の駅サザンセトとうわ
住所: 山口県大島郡周防大島町大字西方1958−77
電話番号:0820-78-0033
営業時間:昼11時から14時半/ カフェ15時から17時半
定休日:毎週水曜日(水曜が祝日の場合は翌日)
URL: 道の駅サザンセトとうわ
みかん鍋のレストラン⑩:お食事処慶
こちらのみかん鍋を一言で表すと「漁師風」
漁師さんの船上での食事のように贅沢な海産物がたくさん入っています。
瀬戸貝や牡蠣、鯛や蛸などその日とれた新鮮な魚介が1つの鍋に凝縮されていて、どの具材を食べてもみかんの出汁が染み込んでいて絶品です。
漁師風とうたっているだけあって価格もリーズナブルなのでお財布にも優しいです。
大鍋ですが、2人前からお客さんの人数に合わせて量を調整して作ってくれるのも嬉しいシステムですね。
お食事処慶
住所:山口県大島郡周防大島町西方195
電話番号:0820-78-2222
営業時間:昼11時から14時ラストオーダー/ 夜17時から21時ラストオーダー
定休日:毎週木曜日
みかん鍋のレストラン⑪:大島本陣茶屋
しゃぶしゃぶを中心としたお肉料理のお店です。
こちらではみかん鍋の姉妹鍋、みかんしゃぶしゃぶを食べることができます。
みかん鍋と同様にみかんの味が染み込んだ出汁に、みかんつくねと丸ごと「鍋奉行御用達」のみかんが入っていて、お肉をその鍋につけてみかん胡椒の薬味と食べるというまさにみかん尽くしのしゃぶしゃぶです。
海鮮中心のみかん鍋とは違い、お肉の風味が出汁と混じり合うのも格別です。
大島本陣茶屋
住所:山口県大島郡周防大島町西三蒲16−1
電話番号:0820-74-1066
営業時間:11時から14時半(ラストオーダー)/ 17時半から20時半(ラストオーダー)
定休日:年中無休
みかん鍋のレストラン⑫:民宿かぎひこ
板前さんが新鮮な魚を使った創作料理を出してくれます。
みかん鍋もその日に採れた新鮮な魚介類が使われています。
本格的な和食が並ぶ中、みかん鍋が鎮座する姿は存在感があります。
民宿なので家族連れや友人との旅に最適で、みんなで鍋を囲むことができるのがいいですね。
民宿かぎひこ
住所:山口県大島郡周防大島町西安下庄1135
電話番号:0820-77-1229
ひとりでも大丈夫!「みかん小鍋」も!
鍋と言えば大きな鍋にたくさんの具が入っていて、大人数でそれを囲むというのが醍醐味の料理ですよね。
そのイメージから今度周防大島に行って話題のみかん鍋を試してみたいけれど、一人旅だし…と諦めている方はいませんか?
そんな人におすすめなのがみかん小鍋です。
1~2人分の小ぶりな鍋でみかん鍋を楽しむことができます。
少人数での旅行の際や、大人数の鍋に抵抗がある人は、周防大島鍋奉行会の加盟店のうち4店舗ほどで提供しているので、そのお店を調べて行くようにしましょう。
サイズは小さいですが、みかん鍋の条件である4つの条件は満たしているので大鍋と同じように味わうことができます。
お店によっては新鮮なお刺身や、薬味、副菜などが付いてくることがあるので、どちらも楽しめて大鍋よりもお得な気もしますね。
みかん鍋はお取り寄せもできる!
みかん鍋は食べてみたいけれど、遠くてなかなか行けないという人も多いですよね。
そんな人に朗報です。
周防大島のみかん鍋はお取り寄せをすることができます。
内容は地魚のつみれ・鍋奉行御用達の焼き印入りみかん・シロサバフグ・有頭エビ・塩麹とみかん胡椒に漬けた鶏肉・みかん胡椒・みかん団子・みかん鍋の出汁のセットです。
野菜や新鮮な貝などを買えば、自宅で簡単に本場の味を楽しめますね。
2019年のお正月にテレビで特集されたこともあり、現在とても人気がある鍋です。
在庫切れになる前に早めに注文しましょう。
間違いなく公式の周防大島のものを購入するにはこちら
周防大島のうまいもの市場
からの注文がおすすめです。
みかん鍋のおいしい作り方は?簡単レシピ!
美味しくて栄養もたっぷりのみかん鍋。
お家で作れたらいいと思いませんか?
そこで今日は簡単なみかん鍋の作り方を御紹介します。
○材料(2-3人分)○
・鍋
水800cc
昆布一枚
みかん人数分
好きな野菜
たら・鯛・エビなどの好きな魚介類
顆粒だし大さじ1/2
醤油大さじ3/4
みりん大さじ1/2
・つみれ
白身魚2キレ
片栗粉大さじ1
味噌小さじ1
塩ひとつまみ
みかんの皮適量
○作り方○
①鍋に水を入れ昆布をつけておきます。
②みかんは180℃のオーブンで7-8分ほど焼きます。
③調味料とみかん、火の通りにくい野菜を入れて火にかけます。
④つみれの材料をフードプロセッサーにかけ、ペースト状になったら丸めて鍋の中に入れます。
⑤残りの具材を入れて火が通ったら完成です。
ポイントはみかんを丸ごと入れるときに風味が強いほうが好きなら、少し焼きみかんに切れ目を入れておくことです。
そうすることでみかんの味がより出汁にしみこみやすくなります。
またみかん鍋に使用するみかんは、国産の農薬不使用のものにしましょう。
また国産でも農薬の使用の有無が分からない場合は、みかんをよく洗ってから調理するようにしましょう。
みかん胡椒は周防大島のアンテナショップで買うことができますが、用意できない場合はゆず胡椒でも似たような風味を楽しむことができます。
みかん鍋姉妹鍋みかんしゃぶしゃぶもおすすめ!
周防大島鍋奉行会の加盟店である大島本陣茶屋で楽しめるみかんしゃぶしゃぶ。
みかん鍋の姉妹鍋という位置づけの鍋です。
みかん鍋と同じみかんの風味と栄養が染み込んだ出汁に、つみれやみかん白玉をいれ、お肉をしゃぶしゃぶして食べるという、みかん鍋の新しい楽しみ方ですね。
魚介類があまり入っていないのでみかんの風味がより強く感じられ、それがお肉の臭みも消してくれるので、あっさりしたお肉を食べることができます。
またみかんにはお肉を軟らかくする効果もあるため、お肉をよりおいしく感じます。
ぴりっとしたみかん胡椒をつけて食べると、また風味も増し、味も変化をつけられて楽しいですね。
鍋グランプリ出場や鍋婚!周防大島はみかん鍋で町おこし!
2019年1月26日(土)と27日(日)に兵庫県姫路市で開催される、全国鍋グランプリにみかん鍋が出展することになりました。
みかんの産地として全国の人たちに知ってもらいたい、周防大島に来てもらいたいという思いから実現したもので、全国の有名な鍋としのぎを削ります。
また周防大島は近年の移住ブームで注目されている島でもあります。
そのため県外からの移住者も多くいます。
そんな人たちと島民の間で出会いの場を提供しようと、鍋奉行という名の仲介人をはさんで「鍋婚」という婚活イベントを定期的に企画しています。
みかん鍋というひとつのものを一緒に食べる経験が、会話の糸口にもなり、出会いからの発展に一役買う人気のイベントです。
みかん鍋は東京でも食べれる?
周防大島のみかん鍋とは少し異なりますが、東京でも食べられるお店はあります。
銀座にある「近大卒の魚と紀州の恵み」という店もその一つです。
紀州産のみかんを鍋に入れて煮込み、苦味をおさえるために途中で取り出し、雑炊を作る際に風味づけとしてまた鍋に戻すという食べ方をするものです。
マグロの養殖で有名になった近畿大学の新鮮な魚と和歌山県のみかんが楽しめるお店です。
また同じく銀座にある「つばき食堂銀座店」でも提供されています。
こちらの鍋は野菜が中心で、半分に切られたみかんが入っています。
周防大島のみかん鍋とは見た目は違いますが、みかんの身がむき出しで入っているので出汁に味が染みて美味しいと評判です。
山口、周防大島の名物「みかん鍋」とは?取り寄せ方法や効果を紹介!のまとめ
周防大島やみかん鍋について、興味を持っていただけたでしょうか。
山口県でとれる甘くておいしいみかん。
そんなみかんと新鮮な海の幸の融合。
美味しくないわけがないですね。
こたつで温まりながらみかんを剥く…そういう冬の光景が定番ではありますが、是非今年はみかんの違う魅力を堪能しに、みかん鍋にチャレンジしてみてください。