カフェもプロデュースする茶筒屋の開化堂ってどんなお店?
京都市にある開化堂は、明治から続く手作り茶筒の老舗です。
現在はカフェもプロデュースしている開化堂ですが、もともと英国から輸入されたブリキをヒントに茶筒が作られました。
開化堂の茶筒は精密な設計によって作られており、内部に湿気を含みにくいのが特徴です。
そのため開化堂の茶筒には緑茶を入れるだけでなく、コーヒーや紅茶、さらにキャンディなどを保存する際にも使用できますよ。
また、使い込むほどに手に馴染み、茶筒の色合いにツヤと深みが出て来るのも特徴のひとつです。
毎日手で優しく触れることで、世界にひとつだけの色合いをもった茶筒になります。
さらに開化堂では茶さじや柄入りの茶筒、パスタを入れるパスタ缶も取り扱っています。
伝統を守りながらも挑戦を続ける開化堂は、日本のみならず外国からも注目を集めており、ニューヨークやパリをはじめとした海外の展示会にも参加しています。
開化堂の職人自らが茶筒について魅力を語れば、多くの人が身を乗り出して興味を示し、次から次へと声を掛けられるようになりました。
こだわりが詰まった開化堂の茶筒は明治から現在に至るまで多くの人から愛されており、茶筒だけでなくカフェや茶さじなどのさまざまなジャンルにも挑戦しています。
ちなみに開化堂が経営しているカフェでは人気の茶筒を眺めながらお茶やコーヒーを飲むことが出来るだけでなく、実際に茶筒を購入することも出来ますよ。
京都で人気の開化堂カフェってどんなところ?
日本のみならず外国からも注目を集める開化堂の茶筒ですが、茶筒を作る以外にも開化堂カフェを営業しており、四季折々のお茶やケーキなどのメニューを楽しむことが出来ますよ。
開化堂のそばにある開化堂のカフェは七条駅から徒歩5分ほどの、河原町通り沿いにあります。
この開化堂カフェとして使用されている建物はもともと文化財として登録されており、建物のアンティークな外観と、開化堂のカフェのおしゃれな雰囲気がよく合っています。
建築に興味がある人にとっても、カフェに興味がある人にとっても、充実した時間を過ごせるカフェですね。
開化堂カフェの棚には、職人の手によって作られた色合いの異なる茶筒が並べられており、照明に照らされて品よく輝いています。
外から射し込む柔らかな光と、木製の家具たちが温かい雰囲気を醸し出しています。
開化堂カフェで注文することが出来るメニューには、京都の人気ベーカリー「HANAKAGO」とコラボしたメニューや、東京の焙煎コーヒー専門店「中川ワニ店」の豆を使用したメニューなどがあり、カフェに訪れた人々が口を揃えて「おいしい」というメニューばかりです。
開化堂カフェはメニューだけでなく、食器にもこだわりを持っており、カフェの雰囲気をより上品に仕上げていますよ。
Kaikado Café(カイカドウ カフェ)
住所:〒600-8143 京都府京都市下京区住吉町(河原町通)352 河原町通七条上ル
電話番号:075-353-5668
営業時間:10:30-19:00
定休日:木曜日、第一水曜日(夏季休業日、年末年始)
URL:http://www.kaikado-cafe.jp/
開化堂カフェへの行き方は?
開化堂カフェへは七条駅から徒歩5分ほどで到着します。
開化堂カフェへは七条駅から七条通りにある、鴨川に架けられた七条大橋を渡ります。
開化堂カフェに行く時に、七条大橋のシンメトリーな模様をカメラに撮るもの良いですね。
七条大橋を渡り終えたらそのまま直進し、河原町通に出ます。
そして七条河原町の信号を右に左折して、バス停の七条河原町近くまで直進します。
さらにバス停の七条河原町まで来たら右手をご覧になると、開化堂のカフェに到着です。
開化堂カフェは七条駅からさほど離れていないので、アクセスしやすいですよ。
また、京都駅から開化堂のカフェへ行くルートでもアクセスしやすく、徒歩15分ほどで到着することが出来ます。
開化堂カフェは建物にも注目!設計は誰が?
開化堂カフェとして使用されている建物は、築90年にもなる文化財登録された建物です。
京都は昔から使用されてきた建物に手を加えて再生・改革することが多く、昔から使われてきた建物を現代でも活かす取り組みが盛んです。
そして今回の開化堂カフェもそのひとつです。
現在は開化堂カフェとして使用されていますが、かつては明治から昭和の時代にかけて市民の足となっていた、市街を運行する路面電車の車庫及び運営の事務所です。
開化堂カフェの内装はデンマークのデザイン事務所「OeO」が手掛け、実施設計は「建築事務所楊梅」が手掛けました。
ちなみに開化堂のカフェの2階に上がると、棚の下に電車のレールの断片が置かれていますよ。
開化堂カフェの高めの天井や、電車のハンドルを利用した扉の取手は、かつての面影を彷彿させますね。
開化堂カフェの混雑状況は?並んで待っていいの?
開化堂カフェは建築的にも、カフェの雰囲気的にも、多くの人の心をがっつりキャッチして離しませんが、これだけ素敵なカフェだと混雑していそうですよね。
開化堂カフェの営業時間は10時30分から19時となっていますが、16時頃まではかなり混みます。
また、土日になると満席の状態が続くのですが、カフェで食事をしているお客さんにゆっくり過ごしてもらうため、席が空くまで店内で並んで待つのは控えるように言われます。
なので、開化堂カフェに行く際は、満席であった場合のプランも考えておきましょう。
開化堂カフェの周辺をぶらぶら散歩するのも良いですし、近くの公園で時間を潰すのも良いですね。
開化堂のカフェへは1人でも入りやすい落ち着いた雰囲気ですし、コーヒーやトーストを頬張りながらのんびりした時間を過ごしましょう。
季節のお茶にビールも!開化堂カフェのおすすめドリンクメニュー5選!
おすすめの開化堂カフェのドリンク①:Kaikado ブレンドコーヒー
開化堂カフェのおすすめドリンク①は、東京の焙煎コーヒーのプロ「中川ワニ珈琲」の豆を使用した人気の「Kaikado ブレンドコーヒー」です。
中川ワニさんは、コーヒーをいかにおいしく飲むことが出来るか日々研究を重ねて25年「伝説の焙煎人」と呼ばれています。
店舗を持たず、まるで旅人のような中川ワニ珈琲の豆は薫り高く、プロからも支持されており、確かな腕によってコーヒー好きの舌を唸らせてきました。
開化堂カフェで出されるKaikado ブレンドコーヒーはそんな魅力たっぷりの中川ワニ珈琲を使用し、京都で400年の歴史を誇る朝日焼を使用したコーヒーカップの中に注がれます。
そんな開化堂カフェの上品な雰囲気と調和した「Kaikado ブレンドコーヒー」はいかがでしょうか?
おすすめの開化堂カフェのドリンク②:開化堂のお茶 玉露雁金
開化堂カフェおすすめのドリンク②は宇治で販売されている「利招園茶舗」の茶葉を使用した「開化堂のお茶 玉露雁金」です。
利招園茶舗は生産農家から良質な茶葉を受け取り、茶畑が持つ味と薫りを尊重して繊細なお茶に仕上げています。
また、蒸しや火入れによって茶葉の味や薫りが決定するのではなく、茶畑の状態によっても変化すると言われています。
そして開化堂カフェのメニューである利招園茶舗のお茶は、茶畑の状態からこだわり抜いた究極のお茶を提供しています。
特上の茶畑から選び抜いた「開化堂のお茶 玉露雁金」を召し上がってみてください。
おすすめの開化堂カフェのドリンク③:Kaikadoアールグレイ
開化堂カフェおすすめのドリンク③は、イギリスのロンドンにある「Postcard Teas(ポストカード・ティーズ)」の紅茶を使用した「Kaikadoアールグレイ」です。
ポストカード・ティーズは、茶葉を入れたパッケージに宛名を書いて切手を貼れば、ポストに投函できる、ユニークな発想のお店です。
イギリスらしいおしゃれで上品な外観が特徴のお店で、「イギリス紅茶界の新星」とも呼ばれており、開化堂カフェではポストカード・ティーズが日本の水に合うよう独自にブレンドしました。
さらに、開化堂カフェではKaikadoアールグレイ以外にも異なる種類の紅茶を楽しむことが出来ますよ。
紅茶の本場イギリスより届いたこだわりの「Kaikadoアールグレイ」を開化堂カフェで召し上がってみてください。
おすすめの開化堂カフェのドリンク④:四季折々のお茶
開化堂カフェのおすすめドリンク④は、日本の四季を、お茶の香りや味わいにて堪能することが出来る「四季折々のお茶」です。
開化堂カフェの四季折々のお茶には3種類あり、EN TEAの茶師である松尾さんが開化堂に届けてくれる「いわれ茶」は一年を通してどの季節も楽しむことが出来ます。
一方で、100年前のお茶がテーマの「釜炒り茶」や、お好みの加減でシェイクして味わいを変化させる「水出し茶」は、季節によっては注文できないので注意しましょう。
「四季折々のお茶」を注文して、開化堂カフェの雰囲気とお茶の奥深さを味わいながら楽しむのも素敵ですね。
おすすめの開化堂カフェのドリンク⑤:ビール
開化堂カフェのおすすめドリンク⑤は、GUBIGABU(グビガブ)にて造られる麦芽100パーセントの「ビール」です。
兵庫県豊岡市城崎町にある本格地ビールのお店GUBIGABUのビールを、開化堂カフェでも取り扱っています。
開化堂カフェのメニューにある「空のビール」「川のビール」「雪のビール」は、城崎町の自然をモチーフにして命名されました。
開花堂カフェがある京都にて味わうGUBIGABUのビールは、城崎町で飲むビールと違った雰囲気のなかで飲むことが出来ますね。
麦芽の味が感じられる麦芽100パーセントのGUBIGABUの「ビール」とあわせて、開化堂カフェにあるペッパー&ベーコンスモークドナッツを注文するのもおすすめです。
チーズケーキにもなか!開化堂カフェのおすすめフードメニュー5選!
おすすめの開化堂カフェのフード①:Kaikado チーズケーキ
開化堂カフェおすすめのフード①は、開化堂カフェで絶大な人気を誇る「Kaikado チーズケーキ」です。
まるで開化堂で作られている茶筒のような形状と、シンプルな見た目の中に濃厚なクリームの味わい、そして3種類の層からなる味の変化が人気を集めています。
洗練されたデザインと味の奥深さにあなたも虜になることでしょう。
開化堂カフェのメニューの中でもInstagramをはじめとした数多くのSNSで話題の「Kaikado チーズケーキ」をぜひ召し上がってみてください。
おすすめの開化堂カフェのフード②:バタートースト
開化堂カフェおすすめのフード②は、バターがたっぷりしみ込んだ「バタートースト」です。
近年Instagramを中心にトーストの写真が流行りましたが、開化堂カフェの「Kaikado チーズケーキ」のみならず「バタートースト」も人気のメニューのひとつです。
バターの芳醇な香りと、香ばしいパンの匂いが食欲をそそります。
あたたかい日差しがおおきな窓から射し込み、歴史を感じられる建物やインテリアのなかで食べることが出来るバタートーストは格別ですね。
開化堂カフェのドリンクメニューで人気の「Kaikado ブレンドコーヒー」と一緒に注文して、少し遅めの朝食にいかがでしょうか?
おすすめの開化堂カフェのフード③:もなか
開化堂カフェおすすめのフード③は、明治41年に創業して以来、伝統の製法で絶品の餡を作り続ける「中村製餡所」の「もなか」です。
選び抜かれた北海道産の小豆を使用し、職人が手間暇をかけておいしい餡が作られています。
開化堂カフェに訪れる人のなかには中村製餡所のもなかと一緒に、玉露雁金やアイスコーヒーなどのドリンクとセットで注文する人が多いですよ。
ついつい長居したくなるような落ち着きのある開化堂カフェで、中村製餡所の「もなか」を召し上がってみてください。
おすすめの開化堂カフェのフード④:HANAKAGO 3盛
開化堂カフェおすすめのフード④は、フランス仕込みのパン屋「HANAKAGO」のパンを楽しむことが出来る「HANAKAGO 3盛」です。
ドイツの菓子パンである「シュトーレン」、フランス語でチョコレートのお菓子という意味を持つ「ガトーショコラ」、そして大人な味わいの「赤ワインのパン」の3種類を開化堂カフェで味わうことが出来ます。
ちなみにHANAKAGOはさまざまな料理やチーズ、お酒と一緒に味わうことが出来るように、パンのバランスを考えながら製作しています。
開化堂カフェに足を運んだ際は本場フランス仕込みの「HANAKAGO 3盛」と一緒にお酒や飲み物と一緒に堪能してみてください。
おすすめの開化堂カフェのフード⑤あんバタ
開化堂カフェでおすすめのフード⑤は、HANAKAGOとコラボしたバタートーストの上に、中村製餡所の餡がたっぷりと盛り付けられた「あんバタ」です。
HANAKAGOのパンは、噛んだ瞬間にサクサクとした食感が感じられ、噛むごとにモチモチとした食感を味わうことが出来ます。
開化堂カフェであんバタを注文すれば、中村製餡所の餡とバターの甘じょっぱい風味が口の中いっぱいに広がります。
餡とバターの組み合わせに夢中になる人が続出しており、開化堂カフェでは性別関係なく多くの人が注文する人気のメニューです。
開化堂カフェに足を運んだ際はぜひ「Kaikado ブレンドコーヒー」や「四季折々のお茶」と一緒に召し上がってみてください。
ちなみにホイップクリームをトッピングしてもおいしいですよ。
開化堂カフェは食器にもこだわりが!お土産として購入もできる!
開化堂の茶筒が置かれた棚や、飲みやすいように「朝日焼」の職人と相談しながら作り上げた開化堂カフェオリジナルのコーヒーカップなどは、店内には欠かせない重要な要素ですよね。
開化堂カフェでは他にも、ガラス細工作家の佐藤聡さんが営む「PONTE」とコラボしたグラスや、コーヒーを淹れる時に使用するドリッパーを製作した「金網つじ」など、開化堂カフェに必要なものを職人と相談しながら作り上げています。
これらのこだわりが感じられる開化堂カフェの食器やコーヒーセットは購入可能となっています。
開化堂カフェへ訪れた思い出としてや、京都のお土産として購入することが出来ますね。
開化堂カフェを堪能して帰宅してからも、食事のお供としてあなたの食卓を上品に彩ってくれることでしょう。
開化堂カフェではイベントの開催も!facebookでチェック!
開化堂カフェはfacebookを利用し、開化堂カフェで行われるワークショップやイベント情報を発信しています。
また、開化堂のfacebookでは臨時休業についてのお知らせも案内しているので、開花堂カフェに出かける前に確認しておくと大変便利です。
開化堂カフェでは人との交流を盛んに行っており、お茶会やリース作りなど、自分の興味のある分野について学ぶことが出来るとあって、ワークショップやイベントはすぐに満席になります。
もし興味があれば、開化堂カフェのfacebookをチェックして、参加してみるとあなたの生活が豊かになることでしょう。
ほかにも開化堂カフェのfacebookではメニューの情報や、店内のインテリアや食器についての情報を得ることが出来ますよ。
プロの手によって作り出される作品の数々を見て、勉強したり感性を磨くことも出来ますし、雰囲気を参考にすることが出来るでしょう。
こだわりが詰まったおしゃれな開化堂カフェに足を運ぼう!
開化堂カフェとは、茶筒を製作している京都の開化堂が運営しているカフェであることがわかりました。
また、作家や企業とコラボした作品や食器を使用しており、いくつかは購入してお土産に出来るという斬新なアイデアを取り入れていることにも驚きですね。
茶筒屋という形式に捕らわれない開化堂カフェは今後も、多くの人の心を掴むことでしょう。
「充実した時間を過ごしたい」そんな気持ちになった時はぜひ、開化堂カフェに足を運んでみてはいかがでしょうか?