東京でも食べられる瓦そばってどんな食べ物?
瓦そばとは?
お店による多少の違いはあるものの、黒い瓦の上に焼いた茶そばが乗っていて、その上には錦糸卵やお肉などの具材に、刻みネギと海苔、レモンの輪切りが乗っているのが定番です。
お店によってはレモンの輪切りの上に、紅葉おろしをプラスしているところもあります。
見た目にも色鮮やかで、茶そばを焼くことでほのかにお茶とそばの香ばしい香りも楽しめるという贅沢なお蕎麦です。
お皿として使う瓦はあらかじめ火にかけ熱しておき、鉄板で焼いた茶そばを瓦の上によそり、尾上に具材を盛り付けてから提供されます。
なぜ瓦を使うのかについては、戦争中に兵士たちが野外で食事をする際、瓦を使っていたことにヒントを得たと言われています。
そば以外にもうどんと使うなど思考最後を繰り返し、焼くと香りがいい茶そばにたどり着いたそうです。
瓦はかなり大きいので、見た目のインパクトもかなりのもの!
長い歴史と実績がある瓦そばは、普通のそばとはひと味もふた味も違いすので機会があったらぜ試してみてくださいね。
瓦そばの食べ方は?
瓦そばは、そばつゆにつけて食べます。
最初にそばだけを食べてもよし、次に錦糸卵やお肉を一緒につゆにつけて食べてもいいでしょうい。
レモンを入れたり紅葉おろしを入れたりと、1つでいろんな味を楽しめるのも瓦そばの特徴です。
あらかじめ焼かれた茶そばは、ところどころパリパリとする部分があって、食感も楽しめます。
お茶の香り、肉の旨味、卵の甘さ、レモンのさっぱり感、紅葉おろしやネギの薬味まで、様々な香りも楽しめる逸品となっています。
そばつゆはお店によって味が違うので、食べ比べてお気に入りを見つけるのも楽しいでしょう。
瓦そば豆知識
以前は瓦そばを食べる時、そばつゆをかけて食べるのが一般的でした。
今でも自宅でホットプレートで焼いて食べる場合は、つゆをかけるという食べ方をすることもあります。
つゆをかけることで、アツアツの瓦でつゆが焦げより香ばしくて美味しいとされていたからです。
しかし実際にやってみると、アツアツの瓦でつゆが飛び跳ねやけどをしたり、服に飛んで汚れたりとあまりいいことはありませんでした。
美味しく食べられても、やけどや汚れのリスクがあることから、現在はどのお店でもそばつゆに付けて食べるという食べ方に変わっています。
昔のスタイルで食べたい場合は、自宅でホットプレートを使って作るのがおすすめです。
ただしホットプレートでも、つゆが飛び散るのでフタを使うことをおすすめします。
「ぐらむ」や「ぶち」など名店ぞろい!東京でおすすめの瓦そば10選!
では、東京でおすすめの瓦そばのお店をみていきましょう。
- 白金高輪ぶち
- 湯島 山口
- 瓦そば専門店 瓦
- 福の花 目黒店
- 季創りそば 膳 奈美喜庵
- 瓦.Tokyo
- 煌煌庵
- 蒲田物語
- じょう 本店
- だぶる 西麻布
続いて、東京でおすすめの瓦そばのお店それぞれ詳しくみていきます。
①:白金高輪ぶち
山口県出身のオーナーが経営していることもあって、東京で本場の味が楽しめると評判です。
駅を出てすぐというアクセスの良さもいいですね。
下関の料理を中心に提供していますが、瓦そばも人気です。
国産の原料を使い毎朝作る自家製麺を使用しているので、少し太めでしっかりとしたそばになっています。
自家製の茶そばは、カリカリともちもちの2種類の食感を楽しめます。
提供したてと時間が経ってからでは、味わいの違いを感じられるでしょう。
茶そばや他にもフグ料理が楽しめて、料理に合う下関の地酒も堪能できます。
白金高輪ぶち
住所:東京都港区高輪1-3-20 1F
電話番号:080-9687-1415
営業時間:17:00~24:00
定休日:日曜日
②:湯島 山口
山口の郷土料理が食べられるお店です。
テーブル席とカウンター席があって、カウンター席が掘りごたつ式になっているのでカウンターでもくつろげるのがポイント、アットホームな雰囲気で初めてでも気軽に入れますよ。
こちらの瓦そばは具材別に盛り付けているので色鮮やか、紅しょうがが乗っているのでコントラストの美しさが特徴的。
飲みながら食べられる小料理も多いので、最初に飲んでシメに茶そばというのもおすすめです。
湯島 山口
住所:東京都文京区湯島3-37-11 TSツインビル2F
電話番号:03-3836-0789
営業時間:11:30~14:00/18:00~22:30
定休日:土日祝
③:瓦そば専門店 瓦
東京でも瓦そばが食べられるお店はいくつかありますが、その中でも珍しい瓦そば専門店です。
瓦と書いてぐらむと読みます。
店内には製麺室があり、毎朝その日に使う麺を打っています。
ランチタイムに行くと、打ち立てのそばが食べられるのもポイント!
普通に瓦そばを食べることもできますが、アレンジも可能となっています。
お好みで麺増しや野菜増しなど量を増やせるので、お腹いっぱい瓦そばを食べたい人にもおすすめです。
店内には食べ方の説明書きを額に入れて壁に掛けてあるので、初めての人は説明書きを見ればわかります。
途中でラー油や山椒を入れて味変できるのもいいですね。
お店の会員・カワラーになると様々な特典が受けられますよ。
瓦そば専門店 瓦
住所:東京都港区芝2-24-2 1F
電話番号:050-5596-2335
営業時間:11:00~15:00
定休日:土日祝
④:福の花 目黒店
山口県の郷土料理を中心に提供している居酒屋です。
駅から1分という駅チカで便利なところにあるので、ランチや仕事帰りにも立ち寄りやすいでしょう。
居酒屋というだけあってメニューは豊富です。
福の花の茶そばは、肉とつゆの味付けが少し甘めになっています。
茶そばがメインで、具材は付け合せというイメージ。
お店によっても具材とそばのバランスが違うのがおもしろいですね。
そばははっきりとパリパリ感が分かるよう、しっかり目に焼かれていますが、瓦に接していない部分は柔らかさが残っていて、もっちりとした部分もあります。
福の花
住所:東京都目黒区目黒1-4-6 弥生ビルB1F
電話番号:050-5868-9578
営業時間:月~木11:30~14:15/17:00~23:00・金11:30~14:15/17:00~23:30・土日祝17:00~23:00
定休日:無休
⑤:季創りそば 膳 奈美喜庵
瓦そばに使用している瓦は、店の屋根に使用しているものと同じで、料理長自家製の瓦を使っているそうですよ。
瓦そばを注文する場合は、つゆを別に注文するというスタイルです。
つゆは、もり汁・つけとろろ汁・つけ鴨汁の3種類から選べます。
つけ汁を選べるのも嬉しいですが、普通もりで2.5人分とかなり量が多いのも特徴的。
胃袋に自信がある人なら喉ごしよくツルツルと食べられますが、あまりたくさん食べられない人はシェアした方がいいかもしれません。
コスパがいいのも人気の理由です。
季創りそば 膳 奈美喜庵
住所:東京都府中市西府町2-29-4
電話番号:042-362-8462
営業時間:11:00~21:30(15:00~17:00は仕込み時間)
定休日:月曜日
⑥:瓦.Tokyo
店名からもなんとなく瓦そばをイメージできますね。
山口の郷土料理と地酒を、茅場町で堪能できるお店として知られています。
瓦そばは単品でも注文できますが、コース料理にも含まれているので宴会などにもおすすめです。
ランチでも瓦そばが食べられることや、最寄り駅から徒歩1分とアクセスがいいのでいつも賑わっています。
ちなみにランチタイムは、瓦そばのみの提供となっているので注意してくださいね。
その代わりつゆは、普通・濃い目・薄味の3種類から選べます。
オーソドックスなスタイルの瓦そばですが、柚子こしょうがいいアクセントになっています。
瓦.Tokyo
住所:東京都中央区日本橋茅場町2-17-5
電話番号:050-5592-9443
営業時間:月~金11:00~14:00/17:00~24:00・土17:00~24:00
定休日:日祝
URL:瓦.Tokyo
⑦:煌煌庵
渋谷駅から徒歩2分のところにある、隠れ家的な雰囲気が人気です。
藁焼きが有名な居酒屋では、瓦そばも美味しいと評判!
瓦そばは単品でもコースでも食べられるので、飲み会の時に瓦そば体験をしてみるのもいいかもしれません。
2人掛けのカウンター席や、個室も用意されているのでデートにもおすすめ!
50人以上の大人数にも対応しており、店内は洗練された雰囲気で居心地がよく、ゆっくりと飲んだり食べたりできます。
藁焼きが堪能できるコースは、シメに瓦そばが出てきます。
⑧:蒲田物語
正統派の瓦そばを蒲田で食べられると、瓦そばファンの間でも評判のお店です。
居酒屋ということもあって、初めてでも気軽に立ち寄れる雰囲気!
盛り付ける配色がとても美しく、見た目にも美味しさが伝わってきます。
特製のつけつゆは少し甘めですが、優しい味付けでそばにも具材にもバランスよく合っています。
全体的にリーズナブルでコスパよく飲みたい時にもおすすめです。
ここにはお通しメニューがあって、自分の好きなお通しを選べるのもポイント!
内容もお通しとは思えないくらい豪華なラインナップとなっていますよ。
人気店ということもあって混み合いますが、店長が得意の手品で癒してくれるというユニークなサービスが受けられます。
煌煌庵
住所:東京都渋谷区渋谷1-13-5 大協渋谷ビル 7F
電話番号:03-6427-3336
営業時間:平日11:30~15:00/17:00~23:30・金祝前日17:00~翌5:00・土日祝15:00~23:30
定休日:なし
⑨:じょう 本店
正統派からは少し外れるものの、ここでも瓦そば風のおそばがいただけます。
コンロの上に四角い鉄板が乗っていて、そこに茶そばと定番のお肉や錦糸卵、ネギにレモンに紅葉おろしが乗っているので、見た目はほぼ瓦そばです。
瓦とちりとり鍋かの違いで、後は同じですのでそんなに気にならないでしょう。
メニューにも瓦そば風と書いてありますが、十分美味しく食べられます。
じょう 本店
住所:東京都渋谷区恵比寿1-8-18 K-1ビル3F
電話番号:03-3280-4888
営業時間:月~木17:00~翌1:00・金祝前日17:00~翌5:00・土日祝17:00~翌1:00
⑩:だぶる 西麻布
西麻布のダイニングバーで、瓦そばが食べられます。
高級感のある店内では、山口の郷土料理としても知られるフグ料理も美味しいと評判です。
瓦そばは正統派スタイルで、つゆはカツオと昆布の上品な味付けでいただきます。
瓦そばが美味しいと口コミで広がり、瓦そば目当てで来店するお客さんも少なくないようです。
だぶる 西麻布
住所:東京都港区西麻布1-12-4 nishiazabu 1124ビル2F
電話番号:03-6447-0891
営業時間:18:00~28:00
定休日:日祝
URL:だぶる
東京にいながらにして山口名物の瓦そばを堪能できる!
山口県で人気の瓦そばを東京で食べられるのはいいですね。
お店による多少の違いはあるものの、どこも本場と変わらず味を香りを堪能できます。
交通アクセスにも便利ですし、お店の雰囲気などもそれぞれに違っているので、お気に入りを見つけてください。
B級グルメと侮るなかれ!なかなかの美味しさですよ。