パワースポットや100選も!京都でおすすめの滝12選!
早速京都でおすすめの滝をみていきましょう。
京都でおすすめの滝には、以下のスポットがあります。
- 清水寺境内【音羽の滝】
- 大文字山【楼門の滝】
- 伏見稲荷大社【薬力の滝】
- 大原の山奥【音無しの滝】
- 嵐山・高雄【空也の滝】
- 右京区細野口【滝又の滝】
- 京丹波【琴滝】
- 城陽【鴨谷の滝】
- 南山城村 【不動の滝】
- 美山【蓮如の滝】
- 福知山 【夫婦滝】
- 宮津日本の滝100選【金引の滝】
続いて、それぞれの「スポット」について詳しくみていきます。
音羽の滝
音羽の滝は、京都の金閣寺・銀閣寺と並んで最も有名な観光地「清水寺」の境内にある小さな滝です。
背後の音羽山の地下水が源流である、3つある滝の見た目は、滝というより水道から水が流れ落ちているようにしか見えません。
しかしここは清水寺の境内です。
この滝にはそれぞれ意味があり、ご利益がありますので、ぜひそれにあやかりましょう。
この滝には左から「学業成就」「縁結び」「延命成就」とあります。
3つの滝のうち1つだけ飲むことでその願いがかないます。
全部飲んだり、何杯も飲むと「欲深さ」が見透かされ、ご利益が無くなりますので注意しましょう。
観光客の少ない早朝などでは、現在でも滝行が行われています。
清水寺 音羽の滝
住所:京都府東山区清水1丁目294
電話番号:075-551-1234
営業時間:6:00-18:00
定休日:無休
入場料や利用料:大人400円
URL:https://www.kiyomizudera.or.jp/
楼門の滝
8月16日の「送り火」で有名な、大文字山の登山道にも、滝があります。
山の中にあり、決して足場が良いわけではありませんので、行く際には動きやすいハイキングの服装で行くようにしましょう。
哲学の道の途中から山に入り、大文字山の「鹿ケ谷(ししがたに)」の登山ルートで登って行くと、「楼門の滝(ろうもんのたき)」があります。
周辺には無名の小さな滝がいくつかありますので、間違えないようにしましょう。
滝自体は、垂直に降下しておらず、岩肌を伝って降りてきます。
すぐ近くには、平安時代末期の僧「俊寛(しゅんかん)」の住居跡として碑が残っています。
楼門の滝
住所:京都府京都市左京区鹿ケ谷大黒谷町
電話番号:なし
営業時間:24時間
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:なし
薬力の滝
京都の中でも世界中の人が最も訪問する観光地で、パワースポットでもある「伏見稲荷大社」にも、滝があるので立寄ってみましょう。
これは本殿の裏から続く、幻想的な千本鳥居が並ぶ稲荷山の中にある「薬力社」の、すぐ横にある小さな滝が「薬力の滝」です。
ここは稲荷山の行場として、最も奥にあたり、眺めているだけで強力なパワーを感じるでしょう。
祀られている薬力大神のご利益は、薬に頼らない生活が送れるのです。
薬力社の前に茶屋「薬力亭」があり、こちらでは、御神水で淹れた「ご神水コーヒー」や御神水で茹でた「健康たまご」の販売があります。
健康のためにも、薬力大神のご利益をおいしく頂きましょう。
薬力の滝
住所:京都府京都市伏見区稲荷山官有地17
電話番号:075-641-3846(薬力亭)
営業時間:24時間
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:http://inari.jp/trip/map01/
音無しの滝
京都の中心部から北東方面に少し離れた山里が「大原の里」です。
この京都大原にも京都でおすすめの滝「音無しの滝」があります。
大原観光に来たときには、ぜひ立寄ってみましょう。
場所は、三千院の背後の山から流れており、落差は3・4メートルと決して高低差が高いわけではありません。
しかし、見た目が非常に美しいです。
伝説では、平安時代後期の天台宗の僧侶「良忍(りょうにん)」が、仏教音楽の「声明」が滝の音で消されないように呪文を唱えました。
すると、滝音が無くなったという伝説があり、そこからこの名前が付けられました。
京都の中心部から外れた山の中で、静かに澄んだ滝の音が聞こえるでしょう。
音無しの滝
住所:京都府京都市左京区大原来迎院町
電話番号:なし
営業時間:24時間
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:なし
空也の滝
京都の西の観光地、嵐山・嵯峨野の近くにも、おすすめの滝があり、場所は京都の北西、高雄の中にある「空也の滝」です。
滝の落差は15mほどあり、水源は信仰の山として比叡山と並んで、京都市民から崇敬の念を集めている愛宕山です。
滝の名前の由来は、平安中期で複数の宗派とかかわりがあった僧侶「空也(くうや)」が、修行をしたという伝説の滝ということから名づけられました。
この滝は、現在でも滝行が行わる修験の地です。
京都で滝行をしたい時にもおすすめです。
ちなみに嵐山には、他にも渡月橋から少し川の上流にも「戸無瀬の滝」がありますので、時間が許せばセットで回りましょう。
空也の滝
住所:京都府京都市右京区嵯峨清滝空也滝町
電話番号:なし
営業時間:24時間
定休日:無休
入場料や利用料:無料
滝又の滝
現在は京都市右京区に属しているものの、市の中心部からは外れている山の中、かつての京都府京北町にあるのが滝又の滝です。
国産杉に囲まれたところにある滝は、想像以上に迫力があり、滝周辺がマイナスイオンに包まれています。
この滝には、織田信長の甥の僧侶「因果居士(いんがこじ)」のエピソードが残っています。
因果居士は、宗論対決の判者として参加し、信長の意に沿う判定を下しました。
本能寺の変の後、判定に敗れた日蓮側の仕返しを恐れた因果居士は、京都からこの地に落ち延びます。
そして、滝の上に洞窟を掘って隠れ住みました。
その伝説より名づけられた滝又の滝の周辺には、因果居士の洞窟などは見当たりません。
しかし当時も今も変わることなく滝は水を落とし続けています。
滝又の滝
住所:京都府京都市右京区京北細野町北谷17
電話番号:なし
営業時間:24時間
定休日:無休
入場料や利用料:無料
琴滝
京都市から北西にある京丹波町にも、京都でおすすめの滝があります。
琴滝と呼ばれる滝の落差は京都府の滝ではトップクラスの43mあり、実は一枚の大きな岩の上部から流れて落ちています。
滝は豪快に岩を滑り落ちており、その姿が十三弦のことの糸のように見えたことからこの名前が付けられました。
この琴滝の周辺は整備されて、琴滝公園となっています。
遊歩道が整備されて、吊橋なども設置されているので、森林浴にもちょうど良いでしょう。
森の中を抜けた静かなところにあるので、滝の音と小鳥がさえずる音のコラボレーションだけが聞こえます。
日頃のストレス解消にもってこいです。
琴滝
住所:京都府船井郡京丹波町市森
電話番号:なし
営業時間:24時間
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:なし
鴨谷の滝
京都市の南の住宅街「城陽市」にも京都おすすめの滝があります。
鴨谷の滝は、自然に囲まれた住宅街にほど近い秘境のようなところにあります。
遊歩道らしくないちょっとした沢を渡る必要があるので、ハイキングに適した格好で行きましょう。
滝は苔とシダ植物に囲まれた中にあり、うっそうとしていますが、京都自然200選にも選ばれており、それを裏付けうように、滝の音が爽やかに響き渡ります。
手前の分岐点から進むと、観音寺の僧が修行したという、落差5mほどの椎尾ノ滝の滝があります。
隣の井手町には、同様に秘境のような場所にある、非常に美しい龍王の滝もありますので、滝巡りをしながら大自然の息吹を思いっきり感じましょう。
鴨谷の滝
住所:京都府城陽市奈島焼原
電話番号:なし
営業時間:24時間
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:なし
不動の滝
京都の最南端、奈良と三重の県境付近にもおすすめの滝があります。
京都府南山城村童仙房にある不動の滝は、落差20mもある堂々とした滝です。
ここは、修行の場でもあったので、滝の中ほどにある岩盤をくり抜いて不動明王が彫られました。
滝の名前もそのことによりついています。
不動滝は、京都の秘境のような場所にあるので、行くときにはハイキングの恰好で歩きやすい服装で行きましょう。
明確な道標がないこともあり、たどり着くまでが大変ですが、その分たどり着いた時の感動はひとしおです。
パワースポットらしい凛とした空気を体感しましょう。
滝の南側には、山の中にありながらきらびやかな高麗寺があります。
不動の滝
住所:京都府相楽郡南山城村童仙房
電話番号:なし
営業時間:24時間
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:なし
蓮如の滝
京都の北にある昔懐かしい「かやぶき屋根の住居」が残っている美山地区、実はここにも京都でおすすめの滝があります。
蓮如の滝と呼ばれている滝で、室町時代に活躍した浄土真宗の僧「蓮如(れんにょ)」にちなんだ滝です。
言い伝えでは、蓮如が美山の地に滞留した際に、ちょうどそこから対岸に見える滝に興味を持って、愛でました。
その為に寺の建立を発願し、滝見山光瑞寺ができるきっかけとなります。
その後、美山地区が観光地としてクローズアップされるようになると、より多くの人に滝を見てもらうために、木を伐採し、道路からでも見られるようになりました。
山奥に入らなくても見られますので、美山観光の際にはぜひ見ておきましょう。
蓮如の滝
住所:京都府南丹市美山町内久保
電話番号:なし
営業時間:24時間
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:なし
福知山夫婦滝
京都北部、日本海の近くにある福知山にも、京都おすすめの滝があります。
その名前は「夫婦滝」で、夫婦のように2本の滝が並んでいるもので、同様の名前の滝は日本全国にあります。
京都福知山大江町にある夫婦滝は、単純に並列に2本並んでいるわけではありません。
上流部分は3本の筋があり、途中で交差しているように合流しています。
そこから再度2筋に別れて落下しています。
見ようによっては夫婦が重なってもう一本(子供)が生れているようにも見えなくはありません。
滝の上の部分にはしめ縄があって、地元では信仰の対象として大切にされているのがわかります。
ちなみに夫婦滝があるのは「天ヶ峰の里」と呼ばれているところです。
天ヶ峰の里 夫婦滝
住所:京都府福知山市大江町小原田821
電話番号:なし
営業時間:24時間
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:なし
金引の滝
日本三景の一つ「天橋立」のある京都府宮津市には、もう一つ京都を代表する滝があります。
金引の滝(かなびきのたき)と呼ばれるこの滝は、京都府で唯一日本の滝100選に選ばれました。
滝の落差は40mですが、幅も広く、20mほどあります。
大きな一枚岩に沿うように滝は流れており、左側「女滝」、右側「男滝」に別れています。
下流には白竜の滝と臥龍の滝もあり、三瀑をもって「金引の滝」とよぶこともあります。
滝は一年を通じて豊富な水量を保っているので、がっかりすることは無いでしょう。
特に夏場は、近くに住む多くの人が涼を求めて滝の前にやってきます。
滝の近くには「北向き地蔵」と呼ばれるパワースポットもあります。
金引の滝
住所:京都府宮津市滝馬
電話番号:なし
営業時間:24時間
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:http://www.amanohashidate.jp/spot/kanabiki/
京都の滝は信仰のパワースポット
京都は日本の滝100選が一か所しかなく、滝の少ない府(県)とされます。
圧倒的な滝は少ないものの、一つ一つの滝は、信仰の対象となっていることが多く、パワースポットとしてそこにいるだけで不思議な力を感じられます。
中心部から少し秘境のようなところまで、京都の滝は今日もマイナスイオンを出し続けているでしょう。