京都でも人気の七味唐辛子をおさらい!
七味唐辛子は日本の調味料として、外国の方からも人気が高く、わざわざ購入しにくるほど好きな方までいます。
その名の通り7種類の唐辛子を主にして薬味や、香辛料などがブレンドされたものです。
日本三大七味として、東京のやげん堀七味唐辛子と長野の八幡屋礒五郎、そして、京都の七味家本舗が挙げられます。
市販の七味とは違いそれぞれに、特徴があり、同じ七味とは思えないほどに、中身も味も香りが異なります。
それぞれに、特徴があるので料理によって使い分けると、美味しさが引き立ちます。
日本三大七味の中の1つである、七味家本舗をはじめとした、京都の七味も特徴的です。
小分けや調合してくれるお店も!京都の七味唐辛子の特徴は?
京都の七味唐辛子は、やはり京料理にあう、辛さよりも風味豊かな香りが引き立つ、七味唐辛子です。
その大きな特徴である、香りの秘密が山椒を使用している事だといえます。
そのため、色合いも山椒の緑が強い色合いなのも特徴的です。
辛さを求めた調味料ではないのが京都の七味であるので、辛くないものもあります。
そして、もう1つ特徴的なのが、好みの調合ができる事です。
店頭に薬味が並んでいて、店主にブレンドを頼みます。
辛さや、好きな薬味を多めにして欲しいなど、だいたいの味の好みを伝えると、調合して販売してくれるのです。
長文屋や原了郭!京都で有名なおすすめ七味屋10選!
おすすめの七味屋①:七味家本舗
元々は清水寺近くの茶店でしたが、参拝者や修行する方達に、身体が温もるようにと、サービスで出していた、白湯に唐辛子の粉をかけた、からし湯の好評から七味唐辛子を扱い、今では七味唐辛子の店になったいます。
地元や、県内外の方、外国の方からも人気のあるこちらのお店では、伝統を守り受け継がれてきた一子相伝の七味唐辛子を守りながらも、時代に合わせて柔軟な変化のある商品が購入できます。
唐辛子や山椒を含む、麻の実、青紫蘇、白と黒の2種の胡麻、青海苔の七味唐辛子。
香りと風味がよく辛すぎないのが特徴です。
七味家本舗
住所:〒605-0862 京都府京都市東山区清水2丁目221
電話番号:0120-540-738
営業時間:9時00分~18時00分
定休日:年中無休
URL:七味家本舗
おすすめの七味屋②:原了郭
創業が元禄16の長い歴史のある老舗店。
創業者は赤穂浪士の一人である、原惣右衛門元辰の息子の原儀左衛門道喜が漢方の名医である山脇先生の処方による香煎を製造し、家業として、歴代当主に一子相伝で受け継いて、公家や茶人、文人に認められ、宮内省御用品の名誉を受けている歴史があります。
こちらの、人気商品である黒七味は山椒の香りが鼻に抜けて、味わいの深いオリジナルの七味です。
登録商標になっており、それぞれの食材が揉み込まれて黒い色が特徴的です。
この七味を使用して作られた、カレーライスが絶品です。
本店の飲食スペースがなくなってしまったので、京都駅のレストランで食べることができます。
原了郭 本店
住所:〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側267 祇園了郭ビル 1F
電話番号:075-561-2732
営業時間:10:00〜18:00
定休日:1月1日・2日を除く 年中無休
URL:原了郭
おすすめの七味屋③:長文屋
自分だけの特別な七味を作ることができるお店です。
オーダーメイドの七味が作れるので特別感のある七味が楽しめます。
唐辛子と山椒を基本にけいし、麻の実、シソ、胡麻、青海苔を調合してくれます。
辛さを小辛、中辛、辛口、大辛から選ぶことができ、粉山椒の量が決めれます。
こだわりの粉山椒香りよく、料理を引き立ててくれます。
辛いものが苦手な方は唐辛子抜きの六味といったものも作ってくれます。
どうしても、オーダーメイドの七味が欲しいけど、店舗に行けない方は、電話、FAXでも対応してくれるので一度、電話をしてみてください。
長文屋 七味
住所:〒603-8326 京都府京都市北区北野下白梅町54−8
電話番号:075-467-0217
営業時間:10:00〜18:00
定休日:水、木曜日
URL:長文屋 facebook
おすすめの七味屋④:おちゃのこさいさい
一味と七味の専門店。
国産のハバネロを使った舞妓はんひぃ〜ひぃ〜のシリーズが人気です。
風味にこだわり、香りがよく辛味の良い、和歌山県産の朝倉山椒を使用し、濃い甘みの実生ゆず、寒い時期にしか採る事ができない糸青のりなど、厳選した素材を使用しています。
国産にこだわった、ハバネロや黄金唐辛子などの唐辛子を使用する辛さへのこだわりも特徴です。
店内では好みの七味が調合できたり、試食ができます。
味や風味、口当たり、さらには色味までまとめあげてくれます。
また、七味のラインナップが多彩で、黄七味家赤七味、黒七味、ゆず七味などがあります。
辛いのが好きな方はこちらがおすすめです。
おちゃのこさいさい 産寧坂本店
住所:〒605-0862 京都府京都市東山区清水3丁目316−1
電話番号:0120-831-314
営業時間:AM9:00~PM6:00
定休日:年中無休
URL:おちゃのこさいさい
おすすめの七味屋⑤:祇園はた源
最強の一味という看板がかなりインパクトを感じさせるお店。
日本古来の唐辛子の種を探し、土地を選択し、土壌の改良、栽培をして、新種改良を続ける、高級唐辛子を生み出す九州の専業農家と契約して、最高の唐辛子を使用するこだわりのある七味がいただけます。
古都七味はピンクの瓶が可愛らしい見た目の七味。
辛味が強すぎず、山椒の香りが楽しめる、国産の特上実山椒を練りあげ、国産のエゴマが加わった、しっとりとした風味の豊かな味です。
独自の調合の京七味や国産の特上ゆず入りのものや、わさび入りのものまであります。
また、七味に生姜を加えた皇八味や黒胡椒のきいた洋風の皇黒八味などもあります。
祇園はた源
住所:〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側240
電話番号:075-533-9888
営業時間:11:00~19:00
定休日:不定休
URL:祇園はた源
おすすめの七味屋⑥:一休堂
京で生まれ、京に生きることを誇りに思いながら、自信を持って伝統の香味を守り続けてきた、こちらのお店は作り置きをしたない、こだわりのお店。
毎日手作りで生産して、手作業で瓶に詰めて販売する、丁寧な七味が購入できます。
伝統の製法で、美味しいと安全に重点を置いている特徴です。
老若男女に好かれるような特製ブレンドの七味は様々な料理との相性がぴったりに作られています。
様々な種類の薬味があるので料理それぞれにあったものが選べます。
一休堂
住所:〒601-8101 京都府京都市南区上鳥羽高畠町 京都府京都市南区上鳥羽高畠町59
電話番号:075-661-1893
営業時間:通販またはお土産店で取り扱い
定休日:
URL:株式会社 一休堂
おすすめの七味屋⑦:京七味 ぢんとら
百年以上続く老舗の七味屋。
唐辛子や山椒をはじめとした原材料を厳選し、1つ1つを焙煎した、伝統の割合で作られる七味が購入できます。
様々な唐辛子を調合することによって、辛さ、風味、酸味を絶妙なバランス味仕上げています。
また、クセのある香料たちをお店ならではの配合でそれぞれの風味が引き立ちあっているのです。
必要な分を調合してできるだけ、鮮度を保ち、風味が落ちないように必ず冷蔵庫で保存するようにお伝えしてくれます。
ぢんとら
住所:〒604-8125 京都府京都市中京区中魚屋町494
電話番号:075-221-0038
営業時間:9:30~18:00
定休日:年中無休
URL:株式会社 一休堂
おすすめの七味屋⑧:七味唐がらし本舗 おくむら
伏見稲荷にある、七味の専門店。
代々受け継がれてきた、香りがよい七味は、缶や瓶、木製の容器など容器も選べるお土産にピッタリな七味です。
こちらもお店で調合してくれます。
こちらでは、各それぞれの薬味が多めや抜きにでき自分の好みのオリジナルの七味が仕上がります。
辛いものが好きな方は激辛の調合ができるので、お試しください。
七味唐がらし本舗 おくむら 奥村商店 伏見稲荷本店
住所:〒612-0807 京都府京都市伏見区深草稲荷中之町47
電話番号:075-641-2293
営業時間:10:00〜17:00
定休日:日曜日 (日曜日営業している事ございます。お問い合わせください)
URL:七味唐がらし本舗 おくむら
おすすめの七味屋⑨:加藤商店
北野天満宮の門前にある老舗の七味屋。
小さい店舗の店頭に様々な薬味が並んでいます。
辛さや好みから、長年の感から調合してくれます。
その場ですり鉢で調合してくれるのを間近で見学する事ができます。
後を引く辛さがいろんな料理との相性がよく、引き立ちます。
加藤商店
住所:〒602-8337 京都府京都市上京区新建町
電話番号:(北野商店街振興組合)075-464-2830
営業時間:14時〜17時
定休日:火、木、土、日曜日
URL:ふれあいの街 きたの
おすすめの七味屋⑩:祇園味幸
黄金唐辛子を栽培し、そちらを使った独自の調合で作られた、黄金の七味唐辛子が購入できるお店です。
通常の七味の他に、祇園七味や白七味もあります。
他にもカレーのついたギフトセットなどは贈り物にはもってこいの商品です。
日本一辛い、黄金の一味を使用した七味はここだけのものですので、辛いものが好きな方、得意な方にはおすすめです。
(株)祇園味幸祇園本店
住所:〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側590
電話番号:075-551-4985
営業時間:午前10時30分~午後7時
定休日:月曜定休(祝日営業・翌日休業)
URL:祇園味幸
おばんざいのもとや京ら~油!京都の七味屋にはオリジナル商品がいっぱい!
七味屋にはおばんざいをはじめとするいろいろな商品がたくさんあります。
七味は七味でも生タイプの練り七味や、おつまみにピッタリの老舗の豆菓子店の豆政とのコラボ商品の七味福豆、京名物の七味あられなどなど。
他にも七味を使った柿の種やご飯にかけるふりかけ、乗せて美味しい七味ラー油もあります。
京都では七味作り体験も!おすすめスポット3選!
では、七味作り体験のスポットをみていきましょう。
七味作り体験のスポットには、以下のスポットがあります。
- 京山城屋
- 八つ橋庵かけはし
- 京都ハンディクラフトセンター
続いて、それぞれの「スポット」について詳しくみていきます。
京山城屋
最高の産地の最良の素材のみを厳選して販売している、乾物のお店。
全国の乾物はもちろん、七味や、一味なども販売しています。
七味作りの体験の他に乾物料理教室や通信販売も行なっています。
七味作りの体験で使用される素材は国産の一級のしなが使用され、自分好みの味やからさに仕上げる事ができるのです。
自分へのお土産や誰かへの贈り物にすることもおすすめします。
思い出作りにも最適な体験です。
また、大人数での体験もできるので、人数が多くてもきにする事がありません。
京山城屋
住所:〒605-0852 京都府京都市東山区上田町
電話番号:075-551-2500
営業時間:11:00~17:00(平日)11:00~18:00(土日祝)
定休日:水曜日
入場料や利用料:1,000円
URL:京山城屋
八つ橋庵かけはし
八つ橋や創作和菓子、洋菓子の作成が見学できる工房や、オリジナルスイーツやミニビュッフェランチが楽しめるレストラン、創作京料理などのが食事できるダイニング、八つ橋の作成ができる体験などが体験できる、体験館。
七味作りの体験では、好みの配合で京七味が調合でき、出汁に入れて味見をして、辛さの加減や、風味を調節できます。
最後に瓶に詰めて持ち帰ることもできます。
七味作りとセットで、お豆腐や、おばんざいなども一緒に作れたりします。
他にも、友禅染や人形作りなど、本当にたくさんの体験があるので京都の体験をたくさんしたい方はこちらがおすすめです。
八つ橋庵 かけはし
住所:〒615-0884 京都府京都市右京区西京極郡町8
電話番号:075-316-0415
営業時間:9:00~17:0011:00~18:00(土日祝)
定休日:毎週 月曜日、12月26日〜31日(※月曜日が祝日の場合は翌日火曜日)
入場料や利用料:1,200円
URL:八つ橋庵 かけはし
京都ハンディクラフトセンター
和や京にゆかりのある伝統工芸品作りの体験ができます。
こちらも様々な体験ができます。
選べる9種目の体験から好きな体験を選ぶ事ができ、子供から大人までおのしめる体験教室が開かれるのです。
100名ほどの同時受講もできる体験もあるので団体で来られる方はこちらがおすすめです。
七味作りの体験は七味の歴史と材料の説明があり、その後に好みの味に調合できます。
お吸い物が用意されているので、味見をしながらの調節ができます。
京都ハンディクラフトセンター
住所:〒606-8323 京都府京都市左京区聖護院円頓美町17
電話番号:075-761-0142
営業時間:10:00~19:00
定休日:年末年始
入場料や利用料:1,950円
URL:KYOTO HANDICRAFT CENTER
京都の七味唐辛子おすすめのお店10選!お土産に人気の手作り体験も紹介のまとめ
京都にはたくさんの京七味のお店がありますが、それぞれのお店にこだわりの素材があり、辛くないものや、辛いもの、調合の仕方、一子相伝の伝統など、ひとまとめに京七味でくくることのできない、深さがあります。
それぞれの七味の良さがあり、どれも香りと風味がよく、京都のこだわりとプライドが最高の美味しさに繋がっている事がわかります。
また、好みのものに調合してもらえたり、調合したりして購入するお客様にも、七味にこだわりが生まれます。
京都に立ち寄る際はぜひ、京七味を購入してみてください。