伊佐須美神社とは?
福島県合会津を代表する伊佐須美神社は、昔から地元の方に信仰される由緒正しい神社です。
そんな伊佐須美神社とは一体どのような神社なのかご紹介します。
伊佐須美神社の歴史
第10代崇神天皇10年に、諸国鎮撫のため遣われた大毘古命と建沼河別命の2人が会津で行き逢ったことで、仏教思想の神として神仏をつつしみ、祀まつることから始まった神社です。
日本最古の歴史書である古事記でも、会津の地名発祥の由来と始まりが分かることが記されています。
創始以来、古代北限の地に神仏をつつしみ祀まつられており、約2000年もの長い歴史があります。
伊佐須美神社の火災の原因は?
伊佐須美神社は約2000年の長い歴史を持っている、福島会津でも名の知れた神社です。
社殿は昔からあるものもありますが、長い歴史の中たびたび火災で消失しています。
伊佐須美神社は文献によると1503年、1783年、1812年、1898年、1899年と度重なる火災で消失と再建を繰り返しており、直近では2008年に火災が発生しています。
2008年の火災では、本殿などが全焼しています。また、出火原因などは不明でしたが、周囲に火の気がないことなどから放火が原因とされています。
伊佐須美神社参拝のご利益は?
伊佐須美神社は、周辺に豊かな自然や大地、清らかな水などパワースポットとしても人気があります。
それらのパワーを受けて、神社を参拝することでご利益を受けることができます。
主なご利益は、商売繁盛、豊作祈願、厄除け開運です。
商売繁盛は商いが良い傾向に向くということで、自営業や経営者に適しており、豊作祈願は農作物の豊作を願い、厄除け祈願は厄を除けることを願います。
伊佐須美神社への行き方
福島県大沼郡会津美里町にあり、パワースポットとしても人気の高い伊佐須美神社。
神社までは、自動車や公共交通機関でのアクセスが可能です。
自動車の場合は、磐越自動車道会津若松ICから約30分、新鶴PAスマートICからは約15分の場所にあります。
神社には自家用車120台が駐車できるスペースもあるため、自動車でのアクセスも安心です。
バスの場合は、若松駅前バスターミナル から永井野行バス利用して、約40分でアクセスできます。
電車では、会津高田駅で下車して徒歩約25分の場所にあります。
伊佐須美神社でのマナー
伊佐須美神社ならではのマナーは特になく、一般常識と神社にお詣りするマナーを守ることが大切です。
伊佐須美神社を訪れる際に守らなければならない、マナーを確認しておきます。
お詣り際のマナーは、最初に参道にある手水舎で手と口を清めます。
実際にお詣りする際には、軽く一礼した後に二礼、お祈りをして二礼、二拍手、一礼をします。
他には、一般常識を守って近隣や他の人に対して迷惑行為をしないことが最低限のマナーです。
伊佐須美神社の境内はどんなふうになっている?
県内外から多くの人が年間を通して訪れる人気のパワースポットである、伊佐須美神社の境内がどのようになっているか知っていますか?
神社の境内の見所をご紹介します。
ご神木の「薄墨桜」も必見
伊佐須美神社の見所の1つが、雄大に美しく咲く薄墨桜です。
薄墨桜は神社のご神木で、会津にある5つの桜の会津五桜にも数えられられており必見です。
サトザクラで会津美里町の指定天然記念物にもなっており、幹は太くないものの、複数の幹が広がって美しい花を均等に咲かせています。
薄墨桜は、他の桜と比べ香りが強く、花びらは八重に一重に混ざり合っています。
薄墨色交じりの白色になり、終わりに近づくと中心から紅色に変化する花びらも楽しめます。
梅雨には「あやめ」が咲き誇る
もう1つの見所が梅雨のシーズン限定で美しく咲き誇る「あやめ」です。
神社では6月中旬から7月上旬の梅雨のシーズンに、あやめ祭りも開催されるなど、美しい光景が見られます。
あやめは北海道から九州までぶん分布しており、本来は山野の草地に自生する植物です。
花の色は紫や稀に白で、外側の花びらに黄色い模様があるのが特徴です。
あやめは、伊佐須美神社外苑あやめ苑に150種10万株が植えられており、梅雨には美しい花々を楽しめます。
伊佐須美神社では御朱印やお守りが人気!
長い歴史があり、さまざまなご利益を授かることができる神社では、季節によって咲き誇る美しい桜やあやめを観賞できるなど見所が多くあります。
伊佐須美神社では、御朱印やお守りも人気です。
近年世代や性別を問わず人気があり、全国の神社に足を運ぶ人も多い御朱印は、500円で授かることができます。
こちらの御朱印の特徴は、細い文字ながら優しくまるみのある文字です。
こちらの神社ではお守りもクリスタルのような特徴的なフォルムをしています。
家相、日柄、厄年、星の巡りなどさまざまな災難凶事を除いて、除け祈願に準ずる強運御守です。
初穂料は1対2,000円で、授かった後は中指にお守りをかけて、参拝と境内を散策することで、御神域から神様の気を込めることができます。
伊佐須美神社ではどんなお祭りが行われる?
伊佐須美神社では、1年間を通してさまざまな祭りが行われています。
お祭りは年間を通して行われており、時期によって趣の違う雰囲気です。
主なお祭りには、全国の神社で斎行され元日の朝に新年を祝って、大御代、国家の弥栄、国民、氏子崇敬者の息災を祈る1月の歳旦祭。
昭和50年に町無形民俗文化財に指定され、所作を舞う出雲系神楽の太々神楽・花祝祭は4月に催されます。
1000年の歴史を持つ花祝祭ではご神木である薄墨桜の花びらを餅につき、供えられた後、参拝者にも花びら入りのお餅が振舞われます。
あやめの名所として知られる神社では、あやめ祭りが6月~7月に催され、美しく咲き誇ったあやめのほかさまざまな催しもあります。
7月には日本三大「御田植祭」の1つで、神社最大となる御田植祭が催されます。
この祭りは地元の人が練り歩く獅子追い、農家の長男が女装して踊る
早乙女踊り、神輿渡御、田植え式などさまざまな催しがあります。
伊佐須美神社で縁起物の御朱印を授かろう!
福島会津でも屈指のパワースポットとして名高い、伊佐須美神社は御朱印とお守りが大人気の神社です。
長い歴史の中、火災や再建を繰り返しながら、薄墨桜やあやめの美しい花々を観賞することもできます。
伊佐須美神社に足を運ぶ際には、お詣りをして御朱印を授かることがおすすめです。
伊佐須美神社
住所:福島県大沼郡会津美里町宮林甲4377
電話番号:0242-54-5050
営業時間:8:00~17:00
定休日:無休
URL:伊佐須美神社