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2019/03/16

日本三大まんじゅうとは?サミットや神社まで!手作り体験も紹介

日本三大まんじゅう、聞いたことはありますか?日本人に身近な食べ物のまんじゅうですが、生地やあんの種類によって味わいはさまざま。そして、その歴史もさまざまです。甘い小豆のまんじゅうが日本で発明されたこと、知っていましたか?なんとまんじゅうのサミットや神社まであるんです。ここでは、日本三大まんじゅうを中心に、まんじゅうについて、詳しく紹介していきます。

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【日本三大の前に】まんじゅうってどんな食べ物?

まんじゅうの歴史とは?

まんじゅうの歴史は、中国の饅頭(マントウ)が始まりとされます。
三国志で有名な軍師、諸葛亮孔明が、川の氾濫を沈めるために、川に饅頭をげ込みました。

実は、当時、災害を治めるために、人間のいけにえを捧げるのが慣習で
したが、それを止めさせるために、小麦粉の皮に肉を包んだ饅頭をつくり、人間のいけにえの代わりにしたと言われているのです。
(人の頭に見立てたところから、頭という字がついています。)

そのまんじゅうが、日本に伝来したのは、今から、660年ほど前の室町時代
中国の肉饅頭をヒントに、日本で、甘い小豆のまんじゅうが考案され、そのおいしさから、やがて日本各地に広がっていったそうです。

まんじゅうの生地はなに?

まんじゅうの生地は、基本は、小麦粉を練って作りますが、種類はさまざま
生地の種類によって、まんじゅうの名称も異なります。

種類 生地
薄皮まんじゅう 小麦粉に黒糖や砂糖を混ぜる。定番のまんじゅう
じょうよまんじゅう すり下ろした長いもと米粉を使用。しっとりした食感が特徴
酒まんじゅう 酒種を使って、小麦粉の生地を発酵させたまんじゅう
焼きまんじゅう カステラ風の生地を使ったまんじゅう。もみじまんじゅうやカステラまんじゅうが有名
水まんじゅう 夏に食べるまんじゅうで、くず粉を使用

などがあります。

まんじゅうの中身はなに?

まんじゅうの中身は、あんと呼ばれますが、あんは、甘いものからおかず系の具材まで、いろいろ。
甘いまんじゅうの中身は、小豆のあん(あんこ)を使ったものが定番ですが、小豆以外にも、サツマイモや栗、枝豆などが使用されます。

白あん(白いんげんを使うあん)に、卵黄を加えた、きいろい黄身あんも有名です。
あん以外のアレンジでは、カスタードクリームやチョコレートなどを入れたものも。

日本全国にさまざまな種類のまんじゅうが存在し、生地や中身も各地方によって個性があります。
いろいろなまんじゅうを食べてみたくなりますね。

日本にはまんじゅう神社があった!

まんじゅう神社は、日本にまんじゅうを伝えたとされる林浄因(りん・じょういん)を、神さまとして祀る神社
奈良市、漢國(かんごう)神社の中にあり、林神社(りんじんじゃ)という名称です。

実は、林浄因は、小豆を使う甘いあんを考案したとされる人物。
甘いまんじゅうを発明した人、と言えます。
毎年、林浄因の命日とされる4月19日には、この林神社で饅頭まつりが行われますが、全国から菓子業界の関係者が集まって、業界や事業の発展を祈り、まんじゅうをお供えするそうです。

日本人におなじみの、まんじゅうは、とても歴史が深く、文化的な食べ物なんですね。

まんじゅうの社 林神社

<下に続く>

日本三大まんじゅうとは?いつ決定したの?

日本三大まんじゅうとは、

  1. 志ほせ饅頭(東京)
  2. 大手まんぢゅう(岡山)
  3. 柏屋薄皮饅頭(福島)

を指します。
いつ誰によって決定されたのかは、はっきりしませんが、1993年に出版された『日本三大ブック』(加瀬清志/畑田国男 著、株式会社講談社)に、日本三大まんじゅうについての記載があります。

どのまんじゅうがおいしいか、どのまんじゅうが好きかは、各人によって意見がわかれるかもしれませんが、この日本三大まんじゅうは、製造地や製造方法、見た目や、歴史も、それぞれ違っていて、それぞれが、まさに、まんじゅうの日本代表にふさわしい特徴と風格を備えています。
では、その日本三大まんじゅうがどのようなものなのか、以下で、詳しく見ていきましょう。

日本三大まんじゅう、日本三大ブック

<下に続く>

日本三大まんじゅう①:志ほせ饅頭

志ほせ饅頭の歴史

志ほせ饅頭の歴史は、今から660年ほど前、室町時代にさかのぼります。
なんとそのルーツは、中国から日本にまんじゅうをもたらし、小豆入りのまんじゅうを発明、まんじゅう神社の神さまにもなっている林浄因で
す。

日本にやって来て、奈良に住んだ林浄因が、まんじゅうを作って売っていたのが、志ほせ饅頭の始まり
まんじゅう屋は林浄因の子孫に受け継がれ、奈良と京都に分かれて営業
を続けます。

京都に移った林家は、やがて塩瀬と姓を変え、室町幕府の8代将軍、足利義政や、戦国時代の武将、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らに愛されました。
現在、東京に本店を置く塩瀬総本家は、徳川家康の江戸開府に合わせて、400年ほど前に、京都から移り住み、営業を続けています。

志ほせ饅頭はどんなまんじゅう?

志ほせ饅頭は、じょうよまんじゅうで、しっとりした食感が特徴です。国産のヤマトイモを、職人がすり下ろすところから、手作りしています。

すり下ろしたヤマトイモに上新粉と砂糖を加えて練り上げた生地を作り
上げ、北海道十勝地方音更町(おとふけちょう)のこだわりの小豆から
作ったあんを合わせます。
甘さは上品で、しっとりした、やわらかい食感。

白いまんじゅうに刻印された「志ほせ」の文字も、志ほせ饅頭の歴史と
伝統を感じさせてくれます。

志ほせ饅頭はどこで買える?

志ほせ饅頭を販売する塩瀬総本家は、東京都中央区明石町の本店のほか、東横のれん街、東京都内の百貨店に店舗を構えます。
埼玉県、茨城県、千葉県にもそれぞれ1店舗あります。

詳しい情報は、ホームページから確認できます。
また、オンラインショップからの購入も可能です。

塩瀬総本家 本店
住所:東京都中央区明石町7-14
(-GoogleMapの埋め込み方法)
電話番号:03-6264-2550
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜・祝日定休
URL:塩瀬総本家本店
塩瀬総本家オンラインショップ

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日本三大まんじゅう②:大手まんぢゅう

大手まんぢゅうの歴史

大手まんぢゅうの歴史は、初代伊部屋永吉が、今から180年ほど前の江戸時代、天保八年(1837年)、備前(現在の岡山県)の岡山城近くで
創業
したことに始まります。
備前藩主池田候に愛され、御茶会のときは、ご当地の伊部焼(備前焼)
の茶器と共に、必ずこの大手まんぢゅうが出されたといわれます。

大手まんぢゅうの名称も、店が、岡山城大手門の付近にあったことか
、藩主に賜った名前だそう。

大手まんぢゅうはどんなまんじゅう?

大手まんぢゅうは、酒まんじゅうで、ぶどう色のあんが、ところどころ白い雪をかぶったような姿をしています。
酒まんじゅうは、米を糀(こうじ)にして甘酒を作り、小麦粉と混ぜて発酵させた生地を使います。

材料になるのは、米どころ岡山の良質の備前米です。
また、あんにも、大粒の大納言を使い、地元の名水を利用して製造する
など、素材を厳選しています。

生地にした甘酒の豊潤な風味と、あんの甘さがよく調和し、まろやかな
味わいです。

大手まんぢゅうはどこで買える?

大手まんぢゅうは、岡山市の本店のほか、県内各地に店舗があります。
岡山県のキヨスクでも購入可能です。

また、全国の百貨店などで取り扱いがあるので、詳しくはホームページをチェックしてみましょう。
東京新橋のアンテナショップでも、販売されています。

オンラインショップから購入することもできます。

大手饅頭伊部屋 京橋本店
住所:岡山市北区京橋町8-2
電話番号:086-225-3836
営業時間:9:00~18:00
定休日:火曜日
URL:大手饅頭伊部屋 京橋本店
オンラインショップ

<下に続く>

日本三大まんじゅう③:柏屋薄皮饅頭

柏屋薄皮饅頭の歴史

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柏屋薄皮饅頭の歴史は、江戸時代後期の1852年にさかのぼります。
奥州街道の宿場町・郡山(現在の福島県郡山市)は、江戸と東北を結
ぶ街道沿いに位置し、たくさんの人が行き交う場所でした。

その郡山にあった薄皮茶屋で、柏屋の初代・本名善兵衛が、薄い皮の
中に、あんがたっぷり入った薄皮饅頭というものを考案
し、茶屋で販売。
おいしさが評判となり、柏屋薄皮饅頭は、郡山の名物まんじゅうとなり
ました。

柏屋薄皮饅頭はどんなまんじゅう?

柏屋薄皮饅頭は、その名のとおり、うすかわまんじゅうで、焦げ茶色の薄い皮の中に、たっぷりのあんが入っています。
あんは、職人自家製の、こしあんとつぶあんの2種類。

甘さ控えめのあんと、黒糖入りの生地の組み合わせが絶妙です。

柏屋薄皮饅頭はどこで買える?

柏屋薄皮饅頭は、福島県郡山市の柏屋本店をはじめ、福島県下に10店舗以上のお店があります。
また、東京都・栃木県・宮城県にも、それぞれ1店舗ずつお店があります。

他に、高速道路各地のサービスエリア、パーキングエリアや百貨店での販売、催事での販売もあるので、柏屋のホームページをチェックしてみ
ましょう。
柏屋オンラインショップから、通信販売も可能です。

(株)柏屋 柏屋本店
住所:福島県郡山市中町11-8
電話番号:024-932-5580
営業時間:10:00~19:00
定休日:不定休
URL:柏屋本店
柏屋オンラインショップ

<下に続く>

日本三大まんじゅうの柏屋では手作り体験もできる!

日本三大まんじゅうの柏屋では、薄皮饅頭の手作り体験にもチャレンジすることができます。
薄皮饅頭の職人さんに、指導を受けながら、まんじゅうを作り、約8分間蒸したらでき上がり。

所要時間は約40分、1人4個の薄皮饅頭を作ることができます。
参加料金は、大人540円、こども(小学生以下)108円(いずれも税込み)です。

薄皮饅頭手作り体験には、事前に予約が必要なのでご注意ください。
手作り体験実地店舗は福島県・栃木県の5店舗です。

また、一度に何人まで体験できるかは、店舗によって違うので、ホー
ムページで確認してから申し込む
といいでしょう。
薄皮饅頭手作り体験は、小さい子どもも参加できるので、家族で参加し
て、楽しく食育にも、友達どうしで旅行先の思い出づくりにも最適です。

自分で作ったできたての薄皮饅頭は、きっと格別。

柏屋薄皮饅頭 手作り体験

<下に続く>

魅力をアピール!日本三大まんじゅうサミットとは?

日本三大まんじゅうサミットは、「志ほせ饅頭」、「大手まんぢゅう」、「柏屋薄皮饅頭」が集まって、2016年から開催
まんじゅうの魅力を世界に大きくアピールし、まんじゅうの文化を未来に伝えることを目的にしています。

日本三大まんじゅうサミットは、これまで(2019年3月現在)に、3度開催されましたが、「志ほせ饅頭」、「大手まんぢゅう」、「柏屋薄皮
饅頭」の3社が、それぞれのまんじゅうの歴史や由来、製法などを紹介。
パネルディスカッションやお客さんを交えた試食会も行われました。

盛り上がりを見せた日本三大まんじゅうサミット、なんと「日本三大ま
んじゅう宣言」まで発表。
サミットまで開催されるなんて、まんじゅうは本当に、おいしいだけ
でなく、歴史や文化に育まれた食べ物
だと言えます。

<下に続く>

日本三大まんじゅうとは?サミットや神社まで!手作り体験も紹介 のまとめ

日本の歴史や文化の中で、長く親しまれ、愛されてきたまんじゅう。日本三大まんじゅうには、そのエッセンスが詰まっています

有名じゃないけど、地元のまんじゅうが好き、とか、お土産でもらったあのまんじゅうの味が忘れられない、という人も多いのではないでしょ
うか。
洋菓子もおいしいけれど、ちょっとほっとしたいときには、お茶とまん
じゅうもオツなもの。

おいしくて奥深いまんじゅうの世界、ぜひ気軽に楽しんでみましょう。

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