京都の人気どら焼きを紹介!
古の都、京都。
国内外から季節を問わず、たくさんの観光客が訪れます。
そんな京都に行ったら、ぜひ食べたいのが、伝統を感じさせる絶品の和菓子、という方も多いのではないでしょうか。
けれど、京都は、その歴史と伝統を重んじる反面、新しいものを取り入れて、進化を続ける街でもあります。
京都の人気どら焼きには、特にその傾向がよく表れています。
丁寧にあんを炊き上げる昔ながらのどら焼きから、ビジュアルが目を引くクリームたっぷりのどら焼き、抹茶や栗、きなこのどら焼き、いわれのある変わり種のどら焼きまで。
おいしくて楽しい京都の人気どら焼きをご紹介していきます。
京都の人気どら焼きランキング第1位:行列ができる有名店「朧八瑞雲堂」
朧八瑞雲堂は行列ができる有名店
京都の人気どら焼きランキング第1位は、「朧八瑞雲堂(おぼろやずいうんどう)」の「生銅鑼焼(生どら焼き)」です。
「朧八瑞雲堂」は、2009年にオープンした、行列ができる有名店です。
お店は、上賀茂神社の徒歩圏内にあります。
京都のメインの観光地からはやや外れますが、開店前から、どら焼きを求めて長い行列ができますよ。
人気のため、午前中に売り切れてしまうことも。
朧八瑞雲堂の1番人気は「生銅鑼焼(生どら焼き)」
その朧八瑞雲堂の1番人気の商品は「生銅鑼焼(生どら焼き)」。
生地の中に収まりきらないクリームが、迫力のボリューム。
甘そうに見えますが、さっぱりした甘みのクリームで、生地に塗られたあんと抜群の組み合わせ。
しかも、定番の小倉あんだけではなく、味にいろいろな種類があって、それぞれ色が違うので、見た目もとてもおしゃれです。
朧八瑞雲堂の1番人気の「生どら焼き」の味の種類と値段
朧八瑞雲堂の「生どら焼き」の味の種類は、小倉、抹茶、黒ゴマ、メープルコーヒー、さつまいも、かぼちゃ、さくら、いちご。
カラフルなクリームが目を引きます。
小倉や抹茶といった定番の和の素材だけでなく、いちごやメープルコーヒーといった味があるのもおもしろいところです。
朧八瑞雲堂の「生どら焼き」は、どら焼きという名前ですが、和菓子と洋菓子のいいとこ取りをした新しいスイーツなんですね。
朧八瑞雲堂の「生どら焼き」の値段は1個340円(税込)。
ただし、朧八瑞雲堂の「生どら焼き」には季節限定の味(さつまいも、かぼちゃ、さくら、いちご)もあるので、どうしてもこの味が欲しい、という場合は、事前に電話で確認しておいた方がいいでしょう。
「生どら焼き」の予約はできないのでご注意ください。
朧八瑞雲堂の「生どら焼き」の販売期間と購入方法
朧八瑞雲堂の「生どら焼き」の販売期間は、通年の販売となっています。
(2016年夏以前は、10月から翌5月までの期間限定で販売していたようですが、それ以降は、年中販売しています。)
また、朧八瑞雲堂の「生どら焼き」の購入方法ですが、お取り寄せは不可、百貨店などほかの店舗での販売も行っていないので、朧八瑞雲堂の店頭に並んでの購入のみとなります。
営業時間中でも、売り切れてしまうこともあるので、午後急に思い立って買いに行くときなどは、事前に電話で商品の有無を確認するのがおすすめです。
京のおん菓子 朧八瑞雲堂(おぼろやずいうんどう)
住所:京都市北区紫竹上竹殿町43
電話番号:075-491-6011
営業時間:9:00-19:00(完売次第終了もあり)
定休日:火曜
URL:なし
参考URL:食べログ
京都の人気どら焼きランキング第2位:「笹屋伊織 本店」
京都の人気どら焼きランキング第2位は、「笹屋伊織 本店」の「どら焼」です。
「笹屋伊織」は江戸時代中期の1716年に創業し、3百年ほどの歴史がある老舗の京菓匠。
御所や寺社にもお菓子を納め、京都の歴史とともに歩んできました。
この「笹屋伊織 本店」の「どら焼」は、私たちが一般に想像するどら焼きとはまるで違う形をしています。
円柱形の生地の中に、棒状になったこしあん。
生地はもちもちした薄皮を、バウムクーヘンのように巻いていて、卵は入っていません。
実は、この「どら焼」、江戸時代末期に、弘法大師ゆかりの東寺から依頼を受けて、お坊さんでも食べられるように、卵なしで作ったものだそう。
鉄板ではなく、お寺の銅鑼の上で焼いたので、「どら焼」と命名したという逸話があります。
注意しなくてはいけないのは、この「笹屋伊織 本店」の「どら焼」、いつでも食べられるものではない、ということです。
販売期間は、毎月20、21、22日の三日間限定になっています。
どうしても手に入れたいときは、ホームページから予約ができるので、あらかじめ予約しておくといいでしょう。
価格は一本1620円です。
笹屋伊織 本店・イオリカフェ
住所:京都市下京区七条通大宮西入花畑町86
電話番号:075-371-3333
営業時間:9:00~17:00
定休日:火曜日
ただし、どら焼の販売日(毎月20日・21日・22日)が火曜日にあたる場合は営業して、23日が振替休日に。
URL:本店・イオリカフェ
京都の人気どら焼きランキング第3位:「どらやき 亥ノメ(いのめ)」
京都の人気どら焼きランキング第3位は、「どらやき 亥ノメ(いのめ)」です。
2018年9月、北野天満宮に近い、北野白梅町にオープンしました。
オーダーすると、その場であんを包んでくれて、できたてのどら焼きを楽しむことができます。
味は、どらやき あずき(260円)のほか、亥ノどら(ミニサイズ)あずき(170円)、抹茶・黒糖・くるみ(各190円)。
季節限定で、柚子、栗、おいもなどの味がでることも。
食材の下準備からこだわりの自家製です。
もちろん持ち帰りも可能ですが、カフェを併設しているので、観光の途中でちょっと立ち寄るのもおすすめ。
ドリンクをオーダーすれば、どら焼きにサービスでトッピングをしてもらうこともできます。
どらやき 亥ノメ(いのめ)
住所:京都市上京区紙屋川町1038-22
電話番号:なし
営業時間:9:00〜17:00(喫茶は11:00〜16:00)
定休日:水曜・26日&第2・4木曜休み
URL:どらやき 亥ノメ(いのめ)インスタグラム
京都の人気どら焼きランキング第4位〜第10位
京都の人気どら焼きランキング 第4位:「松壽軒(しょうじゅけん)」
京都の人気どら焼きランキング 第4位は、「松壽軒(しょうじゅけん)」の「みかさ」です。
「松壽軒(しょうじゅけん)」は、昭和7年創業と京都では比較的新しいお店ですが、その質の高さから、上生菓子を、建仁寺や高台寺といったお寺に納める名店。
ご主人との和菓子談義を楽しみに、全国から足しげく通うファンもたくさん。
注文してから、その場であんを詰めてくれる「みかさ」(1個160円)は、小ぶりのサイズながら、しっとりした生地と赤みを帯びたあんが美しいどら焼きです。
このあんは、良質の丹波の大納言を材料にして、ご主人が手間や時間を惜しまず炊き上げます。
粒あんのおいしさをじっくり堪能したいときにおすすめです。
「松壽軒(しょうじゅけん)」は、四条と五条の間に位置し、付近には安井金比羅宮があります。
鴨川も近いので、できたての「みかさ」を川沿いに座って食べるのもいいですね。
松壽軒(しょうじゅけん)
住所:京都市東山区 大和大路西入弓矢町19-12 松原通
電話番号:075-561-4030
営業時間:10:00~18:00(上生菓子は要予約)
定休日:日曜・月曜
URL:なし
京都の人気どら焼きランキング 第5位:「鶴屋吉信(つるやよしのぶ)」
京都の人気どら焼きランキング 第5位は、「鶴屋吉信(つるやよしのぶ)」の「つばらつばら」です。
江戸時代の1803年に創業した「鶴屋吉信(つるやよしのぶ)」は、「ヨキモノヲツクル為ニ材料、手間ヒマヲ惜シマヌ事」を家訓に、お菓子作りを続ける老舗。
ここのどら焼き、「つばらつばら」は、生地を折りたたんで半円形にした、愛嬌のある形をしています。
生地には、もち粉が使われており、もちもちの食感。
あんは、厳選した小豆から炊き上げています。
何とも音感のいい「つばらつばら」という名前ですが、これは「しみじみ、心ゆくまで」という意味の古語だそう。
その名のとおり、心ゆくまでじっくり味わいたいですね。
1個173円(税込)で、味はほかに抹茶や季節限定で、桜色のあんが入った「花のつばらつばら」も。
店舗は、喫茶を併設する北野天満宮近くの本店のほか、京都市内に数店舗あります。
鶴屋吉信(つるやよしのぶ)本店
住所:京都市上京区今出川通堀川西入る
電話番号:(075)441-0105
営業時間:1階 店舗9:00~18:00、2階 菓遊茶屋/お休み処 9:30~18:00(ラストオーダー17:30)
定休日:1階 店舗元日/水曜日の一部休業、2階 菓遊茶屋/お休み処 毎週水曜定休(祝日の場合は営業)
URL:鶴屋吉信 本店
京都の人気どら焼きランキング 第6位:「辻利兵衛本店」
京都の人気どら焼きランキング 第6位は、「辻利兵衛本店」の「宇治抹茶生どら焼き 童仙房」です。
「辻利兵衛本店」は、京都宇治に本店を構える老舗のお茶屋さん。
創業は、蔓延元年(1860年)と、2百年以上の歴史があります。
このお茶の専門店がこだわりを持って焼き上げるのが、「宇治抹茶生どら焼き 童仙房」(1個324円・税込*)です。
しっとりした生地の中には、みどりが目にも鮮やかな、濃厚な抹茶クリームと小豆。
抹茶クリームには、宇治の石臼挽き抹茶を贅沢に使用しているので、抹茶スイーツ好きには絶対におすすめの逸品です。
本店がある宇治には茶寮(カフェ)があって、石臼挽きの宇治抹茶や、パフェ、ゼリーなどを楽しむこともできます。
京都にある店舗は、この宇治だけですが、オンラインショップでの購入も可能です。
辻利兵衛本店 宇治本店茶寮
住所:京都府宇治市宇治若森41
電話番号:0774-29-9021
営業時間:10:00〜18:00(ラストオーダー17:00)
定休日:火曜日
URL:辻利兵衞本店
京都の人気どら焼きランキング 第7位:「仏蘭西焼菓子調進所 足立音衛門(あだちおとえもん)」
京都の人気どら焼きランキング 第7位は、「仏蘭西焼菓子調進所 足立音衛門(あだちおとえもん)」の「音衛門のどら焼き 純・栗」です。
「仏蘭西焼菓子調進所 足立音衛門(あだちおとえもん)」は、京都府福知山市に本店を構える、主に洋菓子を扱うお店。
福知山市のある丹波は、良質な栗の産地です。
自称栗おたく、を名乗る店主「おとえもん」(店頭にはかわいいキャラクターもいます)が、その栗にこだわり、丁寧に焼き上げたお菓子を販売している「足立音衛門(あだちおとえもん)」。
贅沢な素材を厳選した栗のパウンドケーキが有名ですが、「足立音衛門」お得意の栗を使ったどら焼きも販売しています。
それが、「音衛門のどら焼き 純・栗」(1個540円・税込)です。
ハチミツ風味の生地の間には、栗の色のあんとつぶつぶの栗。
栗のやさしい色合いに癒されます。
店舗は大正時代の建築をそのまま利用した福知山市の本店のほか、大丸京都店にも。
仏蘭西焼菓子調進所 足立音衛門(あだちおとえもん) 京都本店
住所:京都府福知山市内記44-18
電話番号:0120-535-400
営業時間:9:00~18:30
定休日:1月1日(元旦)のみ
URL:仏蘭西焼菓子調進所 足立音衛門
京都の人気どら焼きランキング 第8位:「元祖栗納豆本家 くりや」
京都の人気どら焼きランキング 第8位は、「元祖栗納豆本家 くりや」の「栗どら」です。
創業150年を誇る「元祖栗納豆本家 くりや」は、桂に本店を構え、主に栗を使った和菓子を扱っています。
黄金色の銘菓「栗納豆 金の実」で知られ、「なつかしいふるさとを思い出す素朴な里の味」をテーマにお菓子作りをしています。
そんな「元祖栗納豆本家 くりや」の「栗どら」は、中に栗と
丹波大納言小豆が入った、まさに栗やさんのどら焼き。
価格は1個194円(税込)です。
なお、丸太町に「京都 くりや」という、のれん分けされた分家があります。
元祖栗納豆本家 くりや
住所:京都市西京区桂乾町4-11
電話番号:075-391-5202
営業時間:平日9:00~19:00、日・祝日9:00~18:00
定休日:年中無休 ※元旦のみ休業
URL:元祖栗納豆本家 くりや
京都の人気どら焼きランキング 第9位:「きなこ家」
京都の人気どら焼きランキング 第9位は、「きなこ家」の「どらやきなこ」(1個378円・税込)です。
「きなこ屋」は、京都の中でも観光客でにぎわう八坂の塔付近にある、小さなカフェ。
「どらやきなこ」は、イートインもできますが、テイクアウトして、京都の風情ある街並みをぶらぶら散策しながら食べてしまうのもおすすめです。
しっとりやわらかい生地の中には、香ばしいきなこクリームに、大きな粒のきなこまで入っていて、きなこの風味を存分に味わうことができます。
バニラアイスクリームかわらびもち(季節限定)のどちらかを選んでトッピングしてもらえます。
きなこ家
住所:京都府京都市東山区八坂塔上田町81
電話番号:075-551-2700
営業時間:[月・火・木・金]11:00~17:00、[土・日・祝]11:00~18:00
定休日:水曜日(祝日の場合、営業)
URL:なし
参考URL:食べログ
京都の人気どら焼きランキング 第10位:「喫茶 上る(あがる)」
京都の人気どら焼きランキング 第10位は、「喫茶 上る(あがる)」のミニどら焼きです。
「喫茶 上る」は、京都の中心地・四条河原町に近い古民家喫茶。
窓際の席からは、高瀬川のせせらぎをのぞむことができ、街中にありながら、のんびりとくつろげる、雰囲気抜群のカフェです。
この「喫茶 上る」では、こだわりのコーヒーや抹茶ミルクなどのドリンクとともに、かわいいサイズのミニどら焼きを楽しむことができます。
値段はお財布にやさしい150円。
小さいけれど、「喫茶 上る」の焼き印が押された名物どら焼きは、小腹がすいたときにもおすすめです。
喫茶 上る
住所:下京区西木屋町通仏光寺上る市之町260
電話番号:なし
営業時間:平日16:00~23:00
土、日、祝日13:00~23:00
(共にラストオーダーは22:30)
定休日:木曜日、第一水曜日
URL:喫茶 上る
京都の人気どら焼きランキング10!朧八瑞雲堂、笹屋伊織は何位?のまとめ
由緒正しい老舗のどら焼きから、正統派のあんにこだわったどら焼き、クリームやきなこ、抹茶、栗など、中身をアレンジしたどら焼きまで、京都には、人気どら焼きがたくさんあります。
ベストワンのどら焼きを探すのもいいものですが、それぞれの歴史や味の工夫に思いを馳せて、いろいろなどら焼きを楽しむのもまたいいもの。
京都とどら焼き、ぜひ両方を楽しんでくださいね。