宮城で日本酒が有名なのはどうして?
グルメな人は、得てしてお酒に詳しい人も多かったりします。
飲む量はさておき、お酒が好きな人も多いでしょう。
仙台藩の初代藩主であった、仙台のお殿様「伊達政宗」。
彼も、いわゆる食通(グルメ)であり例外なく日本酒好きであったことでも有名です。
現に仙台城内に酒の醸造所や酒蔵を作らせ、当時有名だった杜氏たちを奈良県から呼び寄せ、城内に徴用し専門で召し抱えたとされています。
その杜氏たち職人はそれ以降12代まで続き、仙台領内の醸造技術発展に大いに寄与したといいます。
その後、藩御用達酒の醸造所や酒蔵発展に添うように酒の醸造技術は城下町にも広がり、仙台城の城下町では自然発生的に居酒屋が登場します。
官と民、それぞれが互いに醸造技術を競い合いながら、宮城県の日本酒は洗練され全国に知られるようになりました。
かつての城下町は現在では「国分町」という東北随一の歓楽街となり、豊富にある日本酒を享受しながら毎晩のように多くの日本酒好きが今も彷徨っています。
日本酒の種類が多い宮城!選ぶ基準は?
ご存じの通り、一重に日本酒と言っても様々な香りや風味、味わいを持った銘柄が星の数ほどに存在します。
その中でも「これぞ宮城のお酒!」というべき特徴が、やはり存在しているのです。
宮城の日本酒の特徴
もちろん蔵元やその銘柄によっても様々で細かい違いはありますが、総じて宮城県の日本酒の特徴は以下の2つに集約されます。
キリっと澄み渡る切れ味の良い「淡麗辛口」
冬季における東北は厳冬環境に育まれた「低温長期発酵」という技法によって「淡麗で辛口の日本酒」を醸し出しています。
また、その味は現在に至る日本酒全体の主流の一端を担っています。
純米酒が占める比率の高さ
全国平均20%未満が純米酒出荷の比率である中、宮城県における純米酒が占める出荷の比率は50%以上です。
つまり、銘柄の違いがあるとはいえ純米酒が手に入りやすいのです。
ちなみに宮城県酒造組合が1986年に「みやぎ・純米酒の県」を宣言しています。
気になる日本酒の選び方とは?
飲む人によって選び方も変わるのが、「日本酒は深い」とされる所以です。
それでも宮城の日本酒に拘るなら「淡麗辛口」「純米比率」に重点を置いて選んではいかがでしょう。
そこで、特に初心者を想定した日本酒の選び方を纏めてみました。
- まずは「試飲」してみて選んでみる
- 好きな日本酒の「好み」を纏める 3.特に 初心者のうちは「苦手」を意識しない
- 日本酒を飲む「シチュエーション」をいろいろ想定する
- 「合わせる料理」を複数イメージする
- 店主や店員、場合によっては利き酒師の「おすすめ」を参考にする
- 意味が不明な「専門用語」は直ぐに調べ、なるべく理解する
- その時期の「数量限定のお酒」や「旬なお酒」で選ぶ
- 「飲んだことが無い銘柄」を元に選ぶ
- 瓶に貼られている「ラベル」のデザインや見た目を元に選ぶ
初心者でも飲みやすい!宮城のおすすめ日本酒6選【定番】
「日本酒の銘柄が多い」ということは、日本酒初心者にもやさしい銘柄もちゃんとあります。
ある意味定番ともいえる、その初心者にも最適な宮城のおすすめ日本酒5選を紹介します。
初心者におすすめ!宮城の日本酒①:一ノ蔵
「浅見商店」「勝来酒造」「桜井酒造店」「松本酒造店」の4つの宮城の蔵元が再編され、1973年に新たに生まれた蔵元「一ノ蔵」。
その蔵元の冠名でもある代表銘柄のひとつ「一ノ蔵」は、東北地方の米処でもある宮城の酒米を用いています。
最前線の開発設備環境を取り入れながらも100%機械に依存せず人間本来の五感を最大限に使い、経験則に裏打ちされた職人の手が細かく入っている銘柄です。
自社精米にて40%に磨き上げた酒米の最高峰山田錦を、長期に渡り小仕込みし続けながら低温発酵させ、涼しい温度で静かに熟成さた日本酒です。
葡萄や林檎を感じさせる豊かな旨味とキレがある後味、まるで果実かのような優しい吟醸の独特の香りを堪能し味わってください。
株式会社 一ノ蔵
住所: 〒987-1393 宮城県大崎市松山千石字大欅14
電話番号:0229-55-3322
営業時間:9:30-17:00 ※ミュージアム営業時間
定休日:月曜日 ※ミュージアム 定休日
URL:公式サイト
初心者におすすめ!宮城の日本酒②:浦霞
1724年に「佐浦」の本社蔵は、宮城県の塩竈神社専属の御神酒専門の酒屋として酒造りを始めています。
塩竈神社の麓に社蔵を構えていますが、その場所は江戸時代に造成された埋め立て地であり実は井戸がありません。
蔵から5km程離れた場所の松島湾近郊の井戸水を、仕込み水として用いられています。
江戸から大正に渡り造られた当時からの蔵には、機械類は放冷機ぐらいしか無く、「基本に忠実」「手づくり」を酒造りのコンセプトとしています。
旗艦銘柄は、純米吟醸酒「浦霞禅」です。
独特で穏やかな吟醸ならではの香りに、やわらかな口当たりながらも淡麗でさらに旨味もあります。
「浦霞」銘柄には平成以降に造られた近代的な設備が特徴の矢本蔵がありますが、「浦霞禅」はすべて本社蔵で造られています。
株式会社 佐浦
住所: 〒985-0052 宮城県塩竈市本町2-19
電話番号:022-362-4165
営業時間:10:00-17:00
定休日:日曜日
URL:公式サイト
初心者におすすめ!宮城の日本酒③:雪の松島
それまで「雪の松島」を製造していた蔵元「宮城酒類」は2007年2月末日に解散。
この件に従い「雪の松島」の商標は「株式会社やまや」に移行され、現在はその子会社の「大和蔵酒造」が「雪の松島」の醸造販売しています。
「雪の松島」といえば「雪の松島 本醸造 入魂超辛」という、名前の如く初心者向きとは正反対の超辛口で有名な銘柄があります。
一方で純米酒らしいコクとキレの風味がありながらも「穏やかな香りと膨らみ」がある、「やや」が付きますが初心者向きの「特別純米酒」もあります。
「やや初心者向き」というのは「硬めの口あたり」…「穏やかな香りと膨らみ」がある味わいながらも後から「キレを感じる」口当たりが理由です。
合わせる料理を選ばない意味においては100%初心者向きともいえます。
大和蔵酒造
住所: 〒981-3408 宮城県黒川郡松坂平 大和町松坂平8-1
電話番号:022-345-6886
営業時間:8:00-17:00
定休日:土日
URL:紹介ページ
初心者におすすめ!宮城の日本酒④:伯楽星
明治時代の名残を連想させる重厚な酒蔵「新澤醸造店」は、「荒城の月」の作詞者で著名な「土井晩翠」が殊の外好んだ日本酒を生んだことで有名です。
その新澤醸造店が2002年に世に出した銘柄が「伯楽星」です。
伯楽星は、清々しい吟醸香と芯が通った深みがある米の旨さを兼備した、究極の食中酒と言われる銘柄です。
更に料理を選ばない点が特筆ものであり、初心者に最適とされる所以でもあります。
敢えて言うなら「白子」「あん肝」を使った各種鍋料理に合わせてみることをおすすめします。
新澤醸造店
住所: 〒989-6321 宮城県大崎市三本木北町63
電話番号:0229-52-3002
営業時間:9:00-17:00
定休日:日曜日
URL:紹介ページ
初心者におすすめ!宮城の日本酒⑤:ひめぜん
「ひめぜん」の蔵元は「株式会社 一ノ蔵」です。
新たな商品開発が叫ばれた1975年頃、今ではすでに定番となっているビールやワインなどの洋酒が台頭ともに、日本酒市場のシェア縮小が危惧される中、新商品の開発は始まります。
そしてその新商品のターゲット層は「20代~30代の女性」。
この世代に支持されるキーワードとして浮上したのが「甘酸っぱい風味」「低アルコール度数」でした。
このキーワードをもとに、日本酒にはまずあり得ない清涼な酸味と穏やかな甘味に拘り、1988年に完成させた銘柄が「ひめぜん」です。
原酒ながら、清酒の5割まで抑え込んだアルコールの度数。
そして冷と熱燗、どちらで味わっても過不足が無い独特の風味と持ち味は、「20代~30代の女性」や日本酒初心者にも受け入れられ、今日に至ります。
株式会社 一ノ蔵
住所: 〒987-1393 宮城県大崎市松山千石字大欅14
電話番号:0229-55-3322
営業時間:9:30-17:00 ※ミュージアム営業時間
定休日:月曜日 ※ミュージアム 定休日
URL:公式サイト
初心者におすすめ!宮城の日本酒【番外編】:勝山酒造のたまご酒
その昔、仙台城の城下町では風邪薬として重宝がられた「たまご酒」。
女性飲酒が厳禁だったその時代も、風邪気味の時の「たまご酒飲酒」は認められていたとのこと。
「勝山蔵元伊澤家」に代々伝承された味を忠実に再現した「たまご酒」は、保存料や添加物を一切使用していません。
原料として純粋に「日本酒」「卵」「砂糖」のみを使用し生のまま容器に詰めた、いわゆる「和製のリキュール」になります。
その非常に気になる味は「とろりでクリーミー」、「飲むプリンみたい」や「懐かしいミルクセーキだ」の声が多い逸品です。
日本酒初心者はもちろん、お酒そのものの初心者に「たまご酒」はおすすめです。
※日本酒ではないですが、勝山酒造謹製のお酒なのである意味レアな銘柄ともいえます。
仙台伊澤家 勝山酒造
住所: 〒981-3225 宮城県仙台市泉区福岡二又25-1
電話番号:022-348-2611
営業時間:10:00-17:00
定休日:※直接公式サイトからお問い合わせください
URL:公式サイト
1度は飲んでみたい!宮城のおすすめ日本酒5選【レア】
冒頭では「初心者でも飲みやすい宮城の日本酒」を紹介しましたが、逆に1度は嗜みたいレアな銘柄も存在します。
地元のみでお目にかからないものや、限られた期間のみの販売、数量限定などレアな理由は様々です。
そのような滅多に手に入らない(といわれる)レアな宮城の日本酒5選を紹介します。
1度は飲んでみたい!レアな宮城の日本酒①:阿部勘
現在14代当主が酒造りを進める「阿部勘」。
どこまでも食中酒に拘り、宮城県塩竃に水揚げされる新鮮な海鮮物に合う日本酒として好まれています。
平均精米歩合51%まで米を磨きこみ、少量でありつつも高品質の酒をが生み出され、そして大型冷蔵庫で瓶貯蔵されます。
「阿部勘大吟醸」は、山田錦を使用の大吟醸酒でメロンや洋ナシのような果実的でライトな香りと、フラットな口当たり、サッパリとしたキレ味も印象的な日本酒です。
キリッと冷にすると、そのキレ味が強調され喉を濡らします。
真鯛やヒラメなど白身魚のあっさりした魚介類と合わせると、更に風味が広がります。
阿部勘酒造店
住所: 〒985-0057 宮城県塩竈市西町3-3-9
電話番号:022-362-0251
営業時間:8:30-17:00
定休日:日曜日
URL:公式サイト
1度は飲んでみたい!レアな宮城の日本酒②:日高見 純米吟醸酒
創業1861年、岩手県の「菊の司酒造」から分かれ、宮城県石巻市に誕生した蔵元「平考酒造」。
江戸時代の石巻は、伊達藩や南部藩からの米の集積地として栄えた港町です。
酒質の高さを示すキリッと旨味と酸味があり、明白な辛さが感じられつつも前に出すぎずお酒の絶妙なバランスを作ります。
一重に辛口のお酒といってもピンからキリまで様々ですが、これが「日高見」流の超辛口スタイルです。
「日高見 超辛口純米酒」の使用米は60%まで磨きあげた「ひとめぼれ」です。
超辛口と謳いながら、しっかりしたコクと旨みがある理由はここにあります。
さらっとした端正な飲み口であるのはいうまでもなく、何といっても海鮮料理との相性は抜群。
是非、鮨と共に楽しむことをおすすめします。
平考酒造
住所: 〒986-0871 宮城県石巻市清水町1-5-3
電話番号:0225-22-0161
営業時間:8:30-17:30
定休日:土日
URL:紹介ページ
1度は飲んでみたい!レアな宮城の日本酒③:乾坤一
創業1712年の「大沼酒造」は、宮城県柴田郡村田町に蔵を構えています。
麹造りからすべての工程は手造りに拘り、伝統の寒造りの技を活かしたハイクラスな酒を醸造する蔵元として有名です。
代表銘柄は「乾坤一」です。
震災で甚大な被害を受けたものの「300年目の新たな一歩」と主義主張などをかかげて、グレードを下げること無く「乾坤一」を生み出す企業努力も、高評価を得ています。
ササニシキの父米にあたる「ササシグレ」を原米とする純米吟醸酒「乾坤一 純米吟醸 ササシグレ 生詰め」は、可能な限り糖分を抑え、熱燗でも美味しく楽しめるようにサッパリとした味わいに仕上げています。
苦みを含む山菜やキノコ類などの山の幸と相性が抜群です。
ササニシキを原米とする「乾坤一 特別純米辛口」も食事中に飲むお酒として最適です。
大沼酒造
住所: 〒989-1305 宮城県柴田郡村田町村田町56-1
電話番号:0224-83-2025
営業時間:9:00-17:00
定休日:※直接公式サイトからお問い合わせください
URL:紹介ページ
1度は飲んでみたい!レアな宮城の日本酒④:墨廼江
創業は1845年、宮城県石巻市千石町に蔵を構える「墨廼江酒造」。
当初は海産物または穀物問屋が本業であり、酒造りはそもそも副業でした。
2011年に発生した東日本大震災では甚大な被害を負いましたが、石巻を代表する蔵元というポジションを維持したまま精力的に酒造りを続行しています。
代表銘柄は「墨廼江」です。
データを取得し分析しつつも「見る・食べる・触る・香りをかぐ」等の、本来持つ人間の五感で造り上げることを重要視とする酒質に、高評価を得ています。
春と秋に発売される「墨廼江 中汲み特別純米」は、清涼な果実みたいな香りとフレッシュな風味で、人気がある日本酒です。
「墨廼江 特別純米生酒」は酒米「五百万石」を使い、米の旨みと酸のバランスがいい透明感のある風味が特徴です。
新鮮な海鮮物に良く合います。
墨廼江酒造
住所: 〒986-0827 宮城県石巻市千石町8-43
電話番号:0225-96-6288
営業時間:8:30-17:30
定休日:土日
URL:紹介ページ
1度は飲んでみたい!レアな宮城の日本酒⑤:愛宕の松
別途紹介の「伯楽星」で有名な宮城県の「新澤醸造店」。
創業1873年の蔵元「新澤醸造店」でも歴史を誇る銘柄が「愛宕の松」です。
2011年の東日本大震災にて甚大な被害を受け、歴史ある赤瓦が印象的な蔵は無念にも取り壊しに。
その後、山形県との県境に程近い蔵王山麓に蔵を移転、 2012年には製造再開しています。
「愛宕の松」シリーズは一様に淡麗辛口です。
地元産のササニシキを使用し、旨味がある味わいと柑橘類に似た果実的な酸味がキレある後味となり、安定した仕上がりに纏まっています。
宮城県産米と宮城酵母に拘り、静的に食に寄り添いながらも飲み飽きがない酒を目標としています。
「SAKE COMPETITION 2016」の純米酒部門では「愛宕の松 特別純米」が1位を受賞しています。
新澤醸造店
住所: 〒989-6321 宮城県大崎市三本木北町63
電話番号:0229-52-3002
営業時間:9:00-17:00
定休日:日曜日
URL:紹介ページ
誕生日やお土産に!宮城のおすすめ日本酒5選【プレゼント】
最近は日本酒でもかなりおしゃれなラベルや瓶に収められたものが増えています。
また、先の「レアものの日本酒」と考え方が被りますが、お酒好きな友人知人にならやはり滅多に手に入らないレアものの宮城のお酒を飲んでもらいたいという考え方もあります。
そこでプレゼントに最適な宮城の日本酒おすすめ5選を紹介します。
プレゼントに最適!宮城のおすすめ日本酒①:萩の鶴 純米吟醸
「上質でかつ普段着のように呑める酒」や「気の合う仲間と気軽に一緒に呑みたい酒」の目的で、岩手県との県境にやや近い栗原市の金成有壁新町に構える酒蔵「萩野酒造」。
金成有壁は、昔は「萩の村」と呼ばれており、縁起の良い「鶴」と合わせ銘柄名「萩の鶴」となった経緯があります。
宮城県で開発され1997年に誕生した酒造好適米・蔵の華や美山錦、雄町などを使用し、湧出る軟水の自然水で醸造しています。
宮城県の地酒の特徴らしい、心地よく胸のすく飲み飽きがない酒質です。
非常に呑みやすくソフトな口当たり、それでいて上品で磨かれた酸味は、冷や燗問わずやや辛口で引き締まる味わいです。
「萩の鶴 特別純米」は飲み飽きがなく定番的な味わい、繊細な和食に良く合います。
萩野酒造
住所: 〒989-4806 宮城県栗原市金成有壁新町52
電話番号:0228-44-2214
営業時間:※直接公式サイトからお問い合わせください
定休日:土日
URL:公式サイト
プレゼントに最適!宮城のおすすめ日本酒②:勝山
伊達家の御用蔵元として、創業から320年以上の歴史を誇る酒蔵「仙台伊澤家 勝山酒造」。
泉ヶ岳からコンコンと湧き出続ける深井戸から伏流水を深井戸から汲み上げ、仕込み水として用いられています。
「勝山_縁 特別純米 濃醇甘口」は、最も旨いお酒として日本酒愛好家が選ぶ「サポーターズ・セレクション」にて金賞を受賞しています。
心地良い香りと米の豊かな旨み堪能できる宮城の日本酒です。
「SAKE COMPETITION」での純米吟醸の部門にて、2015年と2016年と2年連続日本1位に輝いた「勝山_献 純米吟醸 粋美甘口」は風味豊かで食中酒に向いている逸品です。
いずれの「勝山」も、キンキンに冷やしワイングラスに注ぎながら、ソーセージやハムなどの加工肉類に合わせてはいかがでしょう。
仙台伊澤家 勝山酒造
住所: 〒981-3225 宮城県仙台市泉区福岡二又25-1
電話番号:022-348-2611
営業時間:10:00-17:00
定休日:※直接公式サイトからお問い合わせください
URL:公式サイト
プレゼントに最適!宮城のおすすめ日本酒③:宮寒梅 おりかがみ 純米吟醸
その時までは宮城県大崎市にて「普通酒」や「本醸造」を含む50以上の日本酒を醸造していた「寒梅酒造」。
しかし2011年に発生したあの「東日本大震災」による影響で蔵は全壊に。
甚大な震災被害にて廃業も止む無し…でしたが全国から様々な支援を得て、2013年に蔵を再建した後に復活を果たしています。
酒造再開と共に「全量純米酒蔵元」へと方針転換して、「寒梅酒造」は生まれ変りました。
「宮寒梅」のグレードは「純米大吟醸」と「純米吟醸」の2種類のみです。
また「鶯咲」は「純米酒」としてグレードを住み分けています。
また過去に「宮寒梅 純米吟醸45%」が 、2016年12月にANA国際線ファーストクラス及びビジネスクラスにて採用された実績があります。
意外にも、20年近く昔から海外輸出の実績があり、香港・台湾・シンガポールなどの東南アジア圏で人気があるとのことです。
寒梅酒造
住所: 〒989-6216 宮城県大崎市古川柏崎境田15
電話番号:0229-26-2037
営業時間:8:00-17:00
定休日:日曜日
URL:公式サイト
プレゼントに最適!宮城のおすすめ日本酒④:残響 Super 7 純米大吟醸
銘柄「残響」とは、神憑りな精米の歩合を誇る宮城の日本酒です。
その精米の歩合ですが、なんと現在7%という数値。
つまり、一粒の米の93%を削り残り7%のみを使用するという、ある意味至極の日本酒です。
7%という精米歩合は潤沢に米を使用している証明と共に、高度な技術力のアピールにも繋がります。
高貴で華奢、まるでメロン果実のような「残響」独自の香りが、心地良く鼻腔を揺さぶります。
お米の中心部7%だけ使用による、雑味が無い透明な後味、さらにお米の旨味を鮮明に体感できるという図ったかのような安定性が「残響」の特徴です。
基本的にどのような料理にも相性良です。
しかし、そこはやはり高ランクの肉や、旬の食材を使った海鮮料理とは奇跡的なマリアージュが期待できるはずです。
ちなみに「残響」は、前述の「愛宕の松」と同じ蔵元「新澤醸造店」による「作品」です。
新澤醸造店
住所: 〒989-6321 宮城県大崎市三本木北町63
電話番号:0229-52-3002
営業時間:9:00-17:00
定休日:日曜日
URL:紹介ページ
プレゼントに最適!宮城のおすすめ日本酒⑤:黄金澤 山廃 純米酒
宮城県にある「川敬商店」の「黄金澤」は、国新酒鑑評会で13年連続で金賞受賞しており、周囲からの評判が高い日本酒であることが解ります。
1902年に初代の川名氏が宮城県遠田郡美里町で「川敬商店」を立ち上げました。
現在は五代目蔵元の川名氏とその御息女の二人三脚体制で、その伝承のすべてを引き継ぎつつ日本酒を造り続けています。
「黄金澤」名前の由来は、万葉集でも歌われ日本最古の産金地黄金山神社近辺にて創業のことから黄金澤と命名された経緯があります。
またお米には、酒造好適米でもある「雄町」を用いています。
立ち上げ当時からの「山廃造り」によって「コクと旨み」が満喫でき、青りんご果実っぽい爽快な香りと共に、酸味と甘さが口の中に含んだ瞬間にフィットするので、飽きることが無くぐいぐいと飲めるでしょう。
川敬商店
住所: 〒989-4206 宮城県遠田郡美里町二郷字高玉6-7
電話番号:0229-58-0333
営業時間:8:10-17:00
定休日:土日
URL:紹介ページ
お気に入りの宮城の日本酒銘柄、見つけてみませんか?
「ひめぜん」などの初心者向きの銘柄や「伯楽星」「浦霞」などの有名銘柄、そして「残響」などのレアで希少銘柄まで約27蔵元・約120銘柄以上存在する、宮城の日本酒。
もちろん今回紹介した蔵元は一部であり、銘柄もごく一部です。
紹介した宮城の日本酒銘柄の味が口に合えば、お気に入りの銘柄を徹底して探してみてはいかがでしょう。
120以上の銘柄があれば、見つかるのではないでしょうか?
以上「宮城のおすすめ日本酒15選!選び方は?【定番/レア/プレゼント】」についての記事でした。