奥多摩で人気の登山&ハイキングコースを楽しもう!
自然豊かな東京・奥多摩の魅力とは?
東京の奥多摩地方は、東京都の西側にあり、豊富な自然が残る地域です。
手付かずの自然が多く、かつ都心からも近いため、日帰りで自然と触れ合える人気のスポットとなっています。
心が洗われるような美しい滝や、新緑や紅葉の美しい広葉樹林など、都会では触れ合いない美しい景観を楽しめるスポットです。
また温泉も多くあり、登山のあとに温泉で汗を流すといった楽しみ方もできますよ。
「奥多摩三山」とは?
「奥多摩三山」とは、奥多摩にある「大岳山」「御前山」「三頭山」という三つの山を総称した名称です。
大岳山は比較的登りやすい山なので、初心者のハイカーにも人気があります。
御前山は広葉樹林が広がっているため、新緑や紅葉のシーズンの登山がおすすめです。
三頭山はもちろん登山も楽しめますが、檜原都民の森という森林施設があり、登山をしなくても森林良くを楽しむことができます。
奥多摩は各季節に特色あり!登山・ハイキングのベストシーズンはいつ?
奥多摩は四季を通して登山できる山もいくつかあります。
四季それぞれの景色を楽しむことができますが、人気があるのは新緑と紅葉のシーズンです。
新緑と紅葉のシーズンは、気候も安定しているため比較的ストレスが少ない状態でハイキングを楽しめます。
新緑のシーズンは薄緑色が全面に広がり、木洩れ日と美しく輝く緑の葉に癒される季節です。
紅葉のシーズンは、自然林の広葉樹が黄色や赤に染まり、大変美しい景観を堪能することが可能です。
また春や秋は山に咲く植物が増えたり、多くの動植物を観察することもできます。
奥多摩での登山・ハイキング時の注意点
奥多摩での登山やハイキングでの注意点は、登山の準備を怠らないことです。
登山は舗装された道ではないので、トレッキングシューズで足元の安全を確保します。
また道に迷わないように、登山地図やコンパスは必ず携帯しましょう。
スマホの充電が切れないように、セーブモードで起動しておくのもおすすめです。
奥多摩へのアクセス方法
奥多摩へのアクセス方法は、電車と車が主なアクセス方法です。
電車の場合はJR青梅線の奥多摩駅下車で、新宿からは約1時間半ほどの乗車時間になります。
車の場合は、圏央道日の出ICから国道411号線を経て奥多摩町まで行きます。
奥多摩での登山・ハイキングにおすすすめの持ち物と服装を紹介!
奥多摩での登山・ハイキングにおすすめの持ち物
奥多摩での登山やハイキングでおすすめの持ち物は、雨合羽と地図、行動食です。
山は天気が変わりやすいので、上下セパレートタイプの雨合羽を持参しましょう。
また山道は分岐がはっきりしないことがあり、迷うこともあります。
そんなときに逐一確認できるように登山用の地図とコンパスは携帯してください。
奥多摩での登山・ハイキングにおすすめの服装
奥多摩の登山やハイキングにおすすめの服装は、季節や登る山によっても異なります。
低山で気候が安定している春や秋などは、薄手の服装でも大丈夫でしょう。
1,000メートルを超えるような山に行く場合は、身体が冷えないように重ね着をしていきます。
山での服装は重ね着で体温を調整していきますので、熱くなったり脱げるように寒くなったら着られるようにしておきましょう。
奥多摩でおすすめの登山コース6選!初心者から上級者に人気の名所を紹介!
では、奥多摩の登山コースをみていきましょう。
奥多摩には、以下の登山コースがあります。
- 御岳山ロックガーデン
- 御岳山から日の出山
- 御岳山から大岳山
- 百陣の滝から川苔山
- 奥多摩湖から御前山
- 三頭山ドラム缶橋コース
続いて、奥多摩の登山コースを、それぞれ詳しくみていきます。
御岳山ロックガーデン
御岳山ロックガーデンコースは、御岳山の豊かな自然に触れ合えるコースです。
難易度はそれほど高くありませんが、足場がすべりやすいので登山用の装備は必要です。
御岳山は途中までケーブルカーで行けるので、それほど健脚でなくても行けます。
ロックガーデンを周回してくるコースは、行きと帰りでおおむね2時間程度、合計4時間ほど必要です。
未就学児にはやや大変ですが、小学校中学年程度になれば楽しんで歩くことができるでしょう。
ロックガーデンにはきれいな水場や滝などがあるので、澄んだ水の美しい景観を見てリフレッシュすることができます。
ただし雨が降った後は増水の危険があるので、注意が必要です。
登山をする場合は事前に情報センターなどでコースの状況を把握してから出発してください。
御岳山ロックガーデン
住所:〒198-0175 東京都青梅市御岳山
電話番号:なし
営業時間:24時間営業
定休日:なし
URL:なし
御岳山から日の出山
御岳山から日の出山コースは、御岳山の近くにある日の出山までプチ縦走するコースです。
縦走とは、山から山へ移動する登山スタイルのことですが、御岳山と日の出山のプチ縦走コースは人気があります。
御岳山から日の出山へと至る道は、比較的平坦で安全な道です。
とはいえば山道で崖側もあるので、注意しながら歩くことが大切です。
御岳山から日の出山まで歩くコースは、帰りにつるつる温泉に行って汗を流すコースも人気があります。
大人の足で5時間から6時間程度かかるので、つるつる温泉まで行く場合は日の高い時間に帰れるように朝から登りましょう。
山道を歩くので、ハイヒールやサンダルなどの軽装備で登るのは危険です。
登山をする場合は、トレッキングシューズやザックなど登山用の装備を整えてから登るようにしてください。
御岳山から日の出山
住所:〒190-0181 東京都西多摩郡日の出町大久野
電話番号:なし
営業時間:24時間営業
定休日:なし
URL:なし
御岳山から大岳山
御岳山から大岳山は、御岳山から大岳山へ至る登山コースです。
大岳山は周辺の御前山、三頭山と合わせて奥多摩三山と言われ、人気のある山です。
御岳山から大岳山に至るルートは、それほど危険な箇所もないので登山初心者でも登りやすいと言われています。
大人の足で大岳山まで往復するコースの場合、おおむね5時間から6時間程度です。
途中危険な箇所は少ないといえども、整備された道ではないので登山用の装備は必要になります。
大岳山は1,000メートルを超える山なので、低山だけでは物足りなくなってきた方にもおすすめのスポットです。
山頂からは晴れていれば富士山も望むことができます。
大岳山は初級から中級、上級の方まで楽しめるルートがたくさんあるので、自分の実力に合ったコースで登ってみましょう。
御岳山から大岳山
住所:〒198-0213 東京都西多摩郡奥多摩町海澤
電話番号:なし
営業時間:24時間営業
定休日:なし
URL:なし
百尋ノ滝から川苔山
百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)から川苔山は、百尋ノ滝という美しい滝から川苔山山頂を目指すコースです。
百尋ノ滝は落差が大きい滝で、美しく澄んだ水と周辺の豊かな自然に癒される人気のリフレッシュスポットです。
川乗橋の登山口から登り始め、途中百尋ノ滝を経由し、川苔山山頂に至るコースになります。
川乗橋から百尋ノ滝までは比較的歩きやすい道ですが、百尋ノ滝を過ぎると滑落事故が発生した箇所があり注意が必要です。
川苔山は日本百名山にも選ばれている山で、豊かな自然に囲まれた登山道は多くの登山者から人気があります。
登山道は危険な箇所もあり、初級者が歩きやすい道ではありませんので、経験者に同行してもらう方が安心です。
川苔山の登山は日帰りができる登山とは言え、6時間はかかるので朝から登るようにしてください。
登山用の装備は必須で、登山届もしっかりと提出してから登山することが大切です。
百陣の滝から川苔山
住所:〒198-0212 東京都西多摩郡奥多摩町氷川
電話番号:なし
営業時間:24時間営業
定休日:なし
URL:なし
奥多摩湖から御前山
奥多摩湖から御前山は、奥多摩湖から奥多摩三山のひとつ御前山に至るコースです。
御前山は大岳山、三頭山と合わせて奥多摩三山と呼ばれる人気のある山となっています。
御前山の山頂に至るコースは色々とありますが、登山初級者にもおすすめなのが奥多摩湖から御前山に上るルートです。
大きく危険な箇所は少ないですが、途中急な上り坂やすりやすい箇所もあるので注意しながら登ってください。
御前山には奥多摩湖の登山口から、サス沢山、惣岳山を経由して御前山の山頂に到達します。
季節によっては新緑や紅葉が大変美しく、広葉樹林の美しい景色を堪能することができます。
大岳山や御岳山よりも人が少ないので、静かに登山を楽しみたい方におすすめです。
御前山山頂は樹木があるので眺望は良くありませんが、途中のサス沢山あたりは奥多摩湖を望む眺望が楽しめます。
初級者にもおすすめの登山道とは言え、歩きやすい舗装道路ではないので登山装備は必須です。
登山計画をしっかりと立てて、日没前には下山できるようにしておきましょう。
奥多摩湖から御前山
住所:〒198-0222 東京都西多摩郡奥多摩町境
電話番号:なし
営業時間:24時間営業
定休日:なし
URL:なし
三頭山ドラム缶橋コース
三頭山ドラム缶橋コースは、奥多摩湖のドラム缶の橋を渡って三頭山に登山するコースです。
多摩湖の上にドラム缶に浮かんだ橋があり、その上を渡って登山口に至ります。
登山道は整備されているので、それほど大きな危険はありません。
登山初級者でも体力さえあれば登りきることができる道です。
ただし山深い道なので登山地図やコンパスなど、道をロストしないように準備をしっかりしていきましょう。
また迷ったときや事故にあったときのために、登山計画書も提出しておきたいです。
三頭山は自然林が広範囲に残っている山なので、途中の広葉樹林の景観がとてもきれいです。
また滝や沢沿いの道も歩くので、さわやかな景観も楽しむことができます。
急な上り坂や滑りやすい箇所もあるので、登山用の装備は必須です。
頂上からの景観は天気が良ければ富士山が、そうでなくても奥多摩の山々を見渡すことができます。
三頭山ドラム缶橋コース
住所:〒198-0224 東京都西多摩郡奥多摩町河内
電話番号:なし
営業時間:24時間営業
定休日:なし
URL:なし
奥多摩でおすすめのハイキングコース3選!登山以外も魅力的な奥多摩の名所を紹介!
では、奥多摩のハイキングコースをみていきましょう。
奥多摩には、以下のハイキングコースがあります。
- 御岳渓谷
- 奥多摩むかし道
- 三頭山セラピーロード
続いて、奥多摩のハイキングコースをそれぞれ詳しくみていきます。
奥多摩のハイキングコース①:御岳渓谷
御岳渓谷は奥多摩の御岳山のふもとにある渓谷です。
川の水の水質が良いので透明度が高く、きれいな川を見ながらハイキングを楽しめます。
また川の両岸にある自然も美しく、新緑と紅葉にシーズンは特に多くの人が訪れるスポットです。
都心からも約1時間30分ほどで来れるので、日帰りで気軽にハイキングを楽しむことができます。
ハイキングコースも整備されて大変歩きやすく、未就学の子供でも安全に歩けます。
周辺には飲食店もありますが、お弁当を用意して渓谷でいただいても楽しいでしょう。
御岳渓谷
住所:〒198-0174 東京都青梅市御岳
電話番号:なし
営業時間:24時間営業
定休日:なし
入場料や利用料:なし
URL:なし
奥多摩のハイキングコース②:奥多摩むかし道
奥多摩むかし道は奥多摩にあるトレッキングコースです。
奥多摩駅から奥多摩湖に至る、全長約10キロメートルのトレッキングコースになります。
道中では奥多摩の豊かな自然や、里山の風景を楽しめます。
自転車でも通行できるので、サイクリングも可能です。
道の途中にはトイレもあるので安心です。
滝や神社、ダム湖などを眺めながらトレッキングしていきます。
比較的道が整備されているので、重装備は必要ありません。
しかしハイヒールやサンダルなどで行くと、足が痛くなるのでやめておきましょう。
奥多摩むかし道
住所:〒198-0212 東京都西多摩郡奥多摩町氷川
電話番号:なし
営業時間:24時間営業
定休日:なし
入場料や利用料:施設による
URL:https://www.okutama.gr.jp/site/walking/
奥多摩のハイキングコース③:三頭山セラピーロード
三頭山セラピーロードは、東京都檜原都民の森にあるトレッキングコースです。
道には歩きやすいようにウッドチップが敷かれているので、安全に山歩きを楽しむことができます。
セラピーロード周辺には、広葉樹の自然林が広がっており緑の気持ちが良い景観を堪能できます。
道中には眺めの良い展望台や滝があり、見ごたえ十分です。
途中トイレもあるので安心してトレッキングを進められます。
森林浴の効果でストレス解消の効果も期待できるので、疲れを取ってリフレッシュしたい方にもおすすめです。
三頭山セラピーロード
住所:〒190-0200 東京都西多摩郡檜原村数馬7146
電話番号:042-598-6006
営業時間:7時00分~19時00分
定休日:なし
入場料や利用料:施設による
URL:http://www.hinohara-mori.jp/
奥多摩の登山&ハイキング名所周辺のおすすめスポットを紹介!人気温泉や絶景の滝も!
では、奥多摩のおすすめスポットをみていきましょう。
奥多摩には、以下のおすすめスポットがあります。
- 奥多摩温泉 もえぎの湯
- 秋川渓谷 瀬音の湯
- 百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)
- 払沢の滝(ほっさわのたき)
続いて、奥多摩のおすすめスポットを、それぞれ詳しくみていきます。
奥多摩のおすすめスポット①:奥多摩温泉 もえぎの湯
奥多摩温泉 もえぎの湯は、奥多摩にある温浴施設です。
奥多摩駅から徒歩10分のところにある、源泉100%の天然温泉となっています。
もえぎの湯というだけあり、周辺には豊かな自然が広がっており緑の景色を堪能できます。
お風呂は奥多摩の自然を一望できる露天風呂や内風呂のほか、気軽に温浴できる足湯もあります。
お食事どころも併設されているので、温泉の後に食事もとることが可能です。
料金は大人780円からで、2時間以上入ると延長料金が必要になります。
営業時間が季節によって変わるので、事前に確認しておくと安心です。
奥多摩温泉 もえぎの湯
住所:〒198-0212 東京都西多摩郡奥多摩町氷川119−1
電話番号:0428-82-7770
営業時間:9:30~20:00
定休日:なし
入場料や利用料:大人780円
URL:http://www.okutamas.co.jp/moegi/
奥多摩のおすすめスポット②:秋川渓谷 瀬音の湯
秋川渓谷 瀬音の湯はあきる野市にある温浴施設です。
ph10という高いアルカリ性の温泉で、お肌がつるつるになる美肌効果が期待できます。
秋川渓谷を眺めながら温泉に入ることができるので、紅葉や新緑のシーズンに人気です。
お風呂は秋川渓谷の自然を一望できる露天風呂や内風呂のほか、サウナもあります。
昼間は美しい広葉樹林の景観が、夜は東京都は思えない満点の星空を堪能できる温泉です。
料金は大人900円で、3時間を超えると延長料金がかかります。
回数券も販売されているので、何回も利用する方には便利です。
またタオルなどもレンタルされているので、手ぶらで温泉を楽しめます。
秋川渓谷 瀬音の湯
住所:〒190-0174 東京都あきる野市乙津565
電話番号:042-595-2614
営業時間:10:00~22:00
定休日:なし
入場料や利用料:大人900円
URL:http://www.seotonoyu.jp/
奥多摩のおすすめスポット③:百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)
百尋ノ滝は川苔山にある滝です。
落差約40メートルの滝で、白い水しぶきをあげながら流れ落ちる姿は圧巻です。
川苔山の登山の道中で見ることができる滝なので、滝を見て休憩する登山者も多くいます。
川苔山の周辺の豊かな自然と白い水しぶきをあげる滝の景観は美しく、リフレッシュできます。
特に新緑の季節の川苔山と百尋ノ滝は人気で、多くの登山者が訪れるスポットです。
百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)
住所:〒198-0212 東京都西多摩郡奥多摩町氷川 Unnamed Road
電話番号:なし
営業時間:24時間営業
定休日:なし
入場料や利用料:無料
URL:なし
奥多摩のおすすめスポット④:払沢の滝(ほっさわのたき)
払沢の滝は檜原村にある滝で、冬に全凍結することで有名です。
落差が約60メートルあり、4段の流れで構成されています。
新緑の季節は白い水しぶきと周囲の自然があいまって、美しい景色を楽しむことができる場所です。
また東京都では唯一「日本の滝百選」に選ばれている滝でもあります。
冬季になると全凍結した滝をライトアップするので、白く凍った滝が七色に映し出されて幻想的です。
檜原村の村役場の駐車場から徒歩で15分ほどの場所にあり、冬季には多くの人が滝を見に訪れます。
払沢の滝(ほっさわのたき)
住所:〒190-0214 東京都西多摩郡檜原村本宿
電話番号:042-598-1011
営業時間:24時間営業
定休日:なし
入場料や利用料:無料
URL:http://www.vill.hinohara.tokyo.jp/0000000023.html
奥多摩には個性豊かな登山スポットがたくさんある!
奥多摩は東京の奥座敷で、豊かな自然が豊富に残っている地域です。
登山スポットとしても有名で、初級者から上級者まで楽しめる山が複数あります。
また登山の道中には、きれいな水源があり滝や沢を眺めながらの登山も楽しめます。
奥多摩は都心からも近いので日帰りで登山ができるスポットが多いですが、山道を歩くときはしっかりとした装備をして安全に登山を楽しんでください。