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2019/05/12

芦屋ロックガーデンの岩登りガイド!子供や初心者向けコースを解説

六甲山の麓、芦屋川駅から歩いて30分ほどのところに、芦屋ロックガーデンという場所があります。
こちらは大変に有名なロッククライミングの聖地、かつ六甲山へ至る道の途中にある楽しい場所。

今回はそんなロックガーデンについて紹介していきたいと思います。

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芦屋ロックガーデンとは

芦屋ロックガーデンは日本の兵庫県、芦屋川にあるロッククライミング発祥の地
こちらには数多くのロッククライミングコースをはじめとし、クライミングだけではなく、一般の登山道なども含めた数多くのアクティビティが存在しています。

芦屋って高級住宅街のイメージだけどロッククライミング?

芦屋は、高級住宅街として知られていますが、何故ロッククライミングと関係があるのでしょうか。
この芦屋ロックガーデンには数多くの岩場があるのです。

大人の身長より高い垂直の岩などが存在し、懸垂での昇り降りが可能です。
鎖場があったり、両手両足を使わないと登れない岩があったり。

さまざまな岩登りに挑戦できるので、芦屋ロックガーデンがロッククライミングのメッカとなりました。

芦屋ロックガーデンは日本のロッククライミング発祥の地

芦屋ロックガーデンは、日本のロッククライミング発祥の地とも言われています。
1924年に神戸にRCC(ロッククライミングクラブ)が誕生した時、近隣の山々に活動の場を求めたところ、沢山の岩があった芦屋を練習場所として定めたのです。

今でも、いくつかの岩場が当時練習した姿のまま残っています。
(ただしB懸垂岩のみ阪神・淡路大震災にて崩壊しています)

ロックガーデンの命名は登山家・藤木九三氏

芦屋ロックガーデンと名前をつけたのは藤木九三氏です。
彼は、日本初のロッククライミングクラブであるRCCを創設しました。

芦屋ロックガーデン以外でも、槍ヶ岳をはじめとし、穂高滝谷、またモンブランやマッターホルンなど、当時としては画期的な登山を行い、有名になりました。
日本ではじめてのロッククライミング技術書、「岩登り術」を刊行したのも彼です。

現在、ロックガーデンの近く、高座の滝あたりに彼のレリーフが残っており、彼の功績を見ることができます。
さまざまな岩場の並んだここを、ガーデンと名付けるセンスも素敵ですね。

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芦屋ロックガーデンに行く前に。ロッククライミングってどんなスポーツ?

岩登り
芦屋ロックガーデンで行われている「ロッククライミング」とは、どのようなスポーツなのでしょうか。
その名前の通り、岩を登るスポーツを指します。

その中にもさまざまなものがあり、ロープを使って登るリードクライミングや、ロープを使わずに岩を登るボルタリングと呼ばれるものがあります。
また、最近ではオリンピック種目として注目されているスポーツクライミングと呼ばれる分野もあり、大勢の日本人が活躍しています。

ロッククライミングではハーネスと呼ばれる器具、エイト環、カラビナなど数多くの道具を駆使し、ブーツを履いて登ります。
意外と頭を使う面も多く、ハマると大変に面白い競技。

高いところを登るのが怖いという方は、芦屋ロックガーデンに行く前に、床にクッションが敷き詰められたボルタリングから始めてみるのもいいのではないでしょうか。

きっと魅力が分かります。

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芦屋ロックガーデンは子供や初心者でも楽しめる

芦屋ロックガーデンは、親子連れや初心者でも楽しむことができます。
ネットを検索すると、こどもが4歳の頃から芦屋ロックガーデンへ行っている家族のブログが多々見つかります。

芦屋ロックガーデンを奥へ行くとゴルフ場があり、その奥には六甲山頂を目指せる登山道があるため、非常に楽しいルートになっています。
芦屋ロックガーデンは階段のコースがメインとなっていますが、本格的な岩登りができる場所もあります。

ですが、上手くできなかったら、岩を避けられる巻道も存在するので、芦屋ロックガーデンでも気楽にハイキングを楽しむことが出来るでしょう。

コースに矢印があって迷いにくい

芦屋ロックガーデンには随所に看板や矢印があり、迷うことが少ない場所。
基本的にはメインルートに沿って看板および矢印が備えられており、それは岩場でも同様です。

一部では、心ない方々の落書きにより、芦屋ロックガーデンから間違った方向へと誘導する矢印が書かれていたりすることもあるので、注意が必要です。
それ以外は本当に心配などはせず、ロックガーデンを楽しく登ることができます。

初心者コースはハイキング気分で挑戦できる

芦屋ロックガーデンには、家族連れも大勢おとずれます。
一息付ける茶屋、自動販売機などの補給ポイントも存在するため、気楽な気分で行くことができます。

芦屋ロックガーデンで岩場に上手に登れなかったとしても、回り道で岩場を避けるルートもあるので、怖がる必要はありません。
ハイキング気分で登れるので、六甲山頂までの登山をしなくても、この芦屋ロックガーデンのみにくる人もいます。

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芦屋ロックガーデンに適した服装と持ち物

芦屋ロックガーデンに行くのにおすすめの服装

登山道
芦屋ロックガーデンに限らず、アウトドアには出来るだけ速乾かつ、汗を外に出してくれるような服装がおすすめ。
綿の服は、肌触りがよくても、濡れてしまうと体調を悪化させる元。

ポリエステルなどの化繊で出来た衣類が最適です。
芦屋ロックガーデンには雨具も持っていきましょう。

普通のビニールの合羽では耐久性も長くなく、結局はすぐ買い直す羽目になってしまいます。
少々値は張りますが、ゴアテックスなどの素材でできた雨合羽がおすすめです。

防水と防風を兼ねた素材ですので、さまざまな悪天候に対応できます。
最近は、登山メーカーだけではなく、一般のアパレルショップでも数多く、アウトドア向け化繊服が売られています。

そのような服で是非芦屋ロックガーデンへお出かけしてみてくださいね。

芦屋ロックガーデンに行くのにおすすめの持ち物

芦屋ロックガーデンへの荷物は、軽食(歩きながら食べられるもの)、保険証、財布、そして着替え、雨具、飲み物などになります。
上級者向けのロッククライミングをするなら別の装備がいりますが、初心者向けのコースに関してはこれといって特別な装備は必要ありません

ただし、芦屋ロックガーデンには少し坂道が続く箇所もありますので、ストックなどがあると膝への負担は少し少なく済みます。
家族を連れて行かれる場合は甘いものも持参しましょう。

食品を忘れた場合には、芦屋ロックガーデンに行く前に、芦屋川駅横のコンビニや、滝の茶屋などで購入できますので利用してみてください。

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芦屋ロックガーデンの起点は芦屋川駅

芦屋ロックガーデンのアクセス

芦屋ロックガーデンへは、阪急電車の芦屋川駅からのアクセスとなります。
芦屋川駅には普通列車しか止まらないため、注意が必要です。

タイムテーブルはあらかじめ調べておきましょう。
JR芦屋駅もありますが、少し歩きますので、阪急芦屋川駅を利用されることを強くお勧めいたします。

普通列車自体は阪急梅田か阪急三宮駅から頻発しており、どちらも芦屋川駅へ1時間以内に到着することができます。
芦屋川駅構内には簡単なキヨスクがあり、自動販売機、トイレもあります。

芦屋川駅周囲には公衆便所やコンビニエンスストアなども存在します。
また、タクシー乗り場もあります。

なので、もし急いで芦屋ロックガーデン入り口の滝の茶屋まで行かれる場合はタクシーを利用することもできます。
芦屋川駅は比較的綺麗な駅です。

迷った場合は駅員の方に聞けば、ロックガーデンへの生き方など色々と親切に教えていただくことも可能です。
芦屋川駅から、芦屋川を山沿いにいくと芦屋ロックガーデンにアクセスすることができます。

途中迷いそうなポイントには、ロックガーデンへの看板が設置してあるので安心です。
芦屋川の脇にある坂を進んでいくと、だんだんと山道のようになってきます。

そのまま迷わずに進むと芦屋ロックガーデン近くの滝の茶屋へとたどり着けます。
滝の茶屋から芦屋ロックガーデンはすぐです。

芦屋川駅から滝の茶屋までおよそ30分程度、そこから芦屋ロックガーデンまではすぐだ、と考えておけばよいでしょう。
芦屋川駅から芦屋ロックガーデンまでは上り坂ばかりですので、体力の配分に留意して向かうようにしてください。

車で行く場合も駅周辺の駐車場を

芦屋ロックガーデンへ車で行く場合ですが、芦屋川駅近辺以外にあまり駐車場がありません。
芦屋ロックガーデンや滝の茶屋近辺にもありません。

なので、芦屋川駅近辺の駐車場を利用しましょう。
芦屋川周辺には割と数が多く存在するので、あまり探さなくても見つけられます。

車を停めたら、必要道具や貴重品を忘れず持ち、芦屋ロックガーデンまで歩いていきましょう。
ロックガーデンから車に戻った時に、すぐ着替えられるように衣類を用意しておくと、帰宅時に快適に過ごすことができます。

滝の茶屋で登山の準備ができる

さて、芦屋ロックガーデン入り口にある滝の茶屋では登山の準備をおこなえます
こちらには売店のほか、自動販売機、トイレ、ベンチとテーブルといった設備があります。

便がいいので、これから六甲山方面に行く人や、芦屋ロックガーデンを散策して帰る人たちなどで賑わっています。
売店には様々な食料が置かれていて、中の方に申告する事で購入することが可能です。

トイレは水洗でかなり綺麗なので、心配ありません。
滝の茶屋で登山準備を行い、落ち着いて芦屋ロックガーデンへと向かいましょう。

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芦屋ロックガーデンの子供や初心者におすすめのコース

芦屋ロックガーデンでは、子どもや初心者には風吹岩辺りまでがおすすめコースです。
また、滝を見てから楽しんで帰る、というコースもあります。

芦屋ロックガーデンを抜けて六甲山まで行くルートもありますが、無理をして登り、達成感を得るのは大人だけなことが多いもの。
子供にとっては「しんどかった」という思い出のみが残ることも。

体力を考慮するなら、芦屋川駅から片道1時間10分程度で散策できて、景色の良い箇所も楽しめるできる、芦屋ロックガーデンから風吹岩までのコースがおすすめです。
短いコースではありますが、初心者の方でも事故なく登れる岩場もあります。

雨の日や冬は、足元が滑りやすくなるので、夏の晴れの日がおススメです。

芦屋川駅⇒滝の茶屋・高座の滝(30分)

芦屋川からは芦屋ロックガーデンまでは市街地を歩きます。
芦屋川駅の近くにはコンビニやトイレもありますので、ここで済ませておきましょう。

芦屋ロックガーデンへの登山口となる高座の滝までは、基本的には上り坂で、なおかつ交通量の多い箇所もいくつかあるため、車に注意した上で一歩一歩登って行ってください。
芦屋川沿いは、桜並木となっています。

四月上旬には大変に綺麗は桜を眺めながら登ることができます。
また、秋頃になれば、山の紅葉をのぞめる、大変に綺麗な道となりす。

高座の滝⇒風吹岩(40分)

市街地が途切れたら、高座の滝があり、そこからいよいよロックガーデンが始まります
そこから、ロックガーデンのメインとなる風吹岩まで、40分間ほど。

30cm~50cmほどの岩が続く道をよじ登っていきます。
大半が、大人なら足が上がる程度の岩ですが、時には身長よりも高い岩も。

そういう場所では鎖がかけられているので、鎖を頼りに登りましょう。
一気に高度が上がるので、視界が開けていきます。

渋滞していなければ、時々振り向いてください。
見える街並みがどんどん広くなり、高さと気持ちよさを感じることができます。

高座の滝から風吹岩までは約40分の道のりです。

ピラーロック

ピラーロックは、花崗岩がある山々に特有の風景の一つで、芦屋ロックガーデンではその姿を見ることができます。
ピラーロックの上にはその侵食の影響から植物が一切生えておらず、実に不思議な風景です。

植物が無いので非常に視界が開けた中に、さまざまな大きさの岩々が林立しているさまは、いまにも息を吹き返して動き出しそう。
残念ながら、芦屋ロックガーデンのピラーロックは、阪神淡路大震災の影響により崩れて、昔の姿をとどめていない部分もあります。

万物相

万物相は芦屋ロックガーデンの風吹岩近くにある岩場で、こちらも花崗岩の侵食によって出来た奇岩が広がる風景として知られています。
風吹岩の途中からその風景を見ることも出来ます。

鉄塔とこの風景を見ていると、まるで違う惑星のどこかに迷い込んだかのよう。
カメラを持っていかれることをお勧めします。

風吹岩⇒雨ヶ峠(50分)

芦屋ロックガーデンは、風吹岩までですが、そこから六甲山頂へ向かうこともできます。
その場合、風吹岩からはしばらく単調な道と、ゴルフ場を突っ切るというなかなかに面白いコースが続きます。

眺望があまり良い区間とはいえませんが、変化に富んだ場所ですので、是非その風景を楽しんでください。
雨ヶ峠まではいくつか休憩箇所も存在します。

基本的には森の中を進むコースです。

雨ヶ峠⇒六甲山山頂(75分)

雨ヶ峠からは、六甲山山頂まで一気に距離と標高を稼ぐ事となるでしょう。
芦屋川からのコースの中で最もきつい箇所となり、特に最後は、体力的に疲れてきているところにつづら折りの登り坂となります。

途中途中で必ず適度な休憩はとりつつ上を目指してください。
階段が主となるので、帰りを考えたペース配分が望ましいといえます。

途中からは、山々の風景など、歩いてきた風景を振り返ることもできます。
六甲山の山頂は、山の階段を登りきり、アスファルトの道路を挟んで向かい側へ。

その坂を登りきると六甲山頂へと至ります。
山頂には三角点と標高を記したも柱、そして休憩場所などがあります。

晴れていれば、六甲周辺に広がる風景を見ることができるでしょう。

山頂の一軒茶屋

山頂近くにある一軒茶屋は、滝の茶屋以降に唯一、食事を取れる休憩所です。
ただし、閉まる時間もかなり早いため、注意が必要となってきます。

冬場の寒い時期でも空いており、ラーメンやカレーなどといった温かい食べ物を食べることができます。
基本的には食事をする人以外が入ることが出来ません。

冬や寒い春先などの時期には非常におすすめ。
寒空の下登ってきた体を温めてから山頂へ行くことが可能。

是非、ここで一休みしてみてください。

一軒茶屋
住所:兵庫県神戸市東灘区 本山町森748-1
電話番号:078-891-0244
営業時間:[月~金]10:00~15:00 [土・日]9:00~16:30
定休日:第2・第4月曜・雨天

六甲山山頂⇒有馬温泉(70分)

六甲山頂から、有馬温泉まで歩くことができます。
みどりの生い茂るなだらかな坂道を、ハイキング気分で歩いて行けます。

みどりが途切れ、和風旅館や大きなマンションが見えてきたら、もう登山も終わり。
芦屋ロックガーデンから有馬温泉までのルートを歩ききったことになります。

風吹岩から下山するルートもおすすめ

芦屋ロックガーデンから六甲へ向かわず、風吹岩から下山する場合、来た道を戻るルートと、また別の道から下山するルートが存在します。
別の道から下山する場合、最終の到着地点は阪急の岡本駅となります。

風吹岩横からルートをとって下りを進むと、しばらくすれば魚屋道への分岐に至ります。
そこから他の道と合流するところまで歩くと、金鳥山の山頂にでます。

見晴らしはそれほどありませんが、いくつかのベンチがあり、一服するのにぴったり。
木漏れ日が揺れています。

頂上を過ぎてしばらく降りると、保久良神社の参道近くにたどり着きます。
保久良神社は静かな神社で、参道にも、おみやげ物屋などはありません(お手洗いはあります)。

コンクリートで舗装された保久良神社の表参道を下れば、阪急岡本駅へとたどり着くのです。
芦屋ロックガーデンから、行きとは違う風景を楽しみながらの下山となります。

<下に続く>

芦屋ロックガーデンの中級者以上向けコース

芦屋ロックガーデンは花崗岩で出来た岩場、そしてロッククライミング発祥の地。
中には数々の中級者コース、また本格的なロッククライミングをできるコースが存在しています。

花崗岩でできた岩であるがゆえに、滑りやすかったり、ルートファインディングが大変に難しいコースも多くあります。
が、普段見られないような景色を見ながら行けるコースはやはり魅力も溢れるもの。

街中からも非常にアクセスが良いことから、遠征や室内クライミングより安く上げたい、という方々にロックガーデンはうってつけ。
そんな中級者の方々向けのコースを2つ紹介いたします。

花崗岩が目を奪う地獄谷コース

芦屋ロックガーデンの地獄谷コースは、コースそのものが不明瞭であり、迷いやすいことから初心者向けではありません。
はじめていく場合は、経験者の方と一緒に行きましょう。

花崗岩の劣化も進んでいるので、注意が必要です。
コース自体は高座の滝までは芦屋川から同じルートを辿りますが、その後道が分かれ地獄谷コースへと入ります。

20分ほどで小便滝とA懸垂岩、またそこからしばらく歩き、B懸垂岩跡を抜け、ピラーロックを経て風吹岩へ。
間には、80度近い坂道や、身長より高い岩をよじ登る場所もあります。

こちらのコースは風化が激しいのですが、その分、奇岩のおりなす風景も見れた上で、初心者コースでは味わえない岩登りを体験できるのです。

大きな岩の連なる高座谷コース

芦屋ロックガーデンにある高座谷コースも非常に道がわかりにくく、道迷いに注意が必要なコースです。
ロックガーデンを高座の滝、またその先までは中央稜を歩き、そこから分岐に入ったのち、キャッスルウォールと呼ばれる箇所に入っていきます。

初心者のクライミング講習会なども行われる、大きめの岩場になっています
そこからは堤防のようなポイント、また滝を越えていった先に、岩場登りがあります。

岩場登りがあるあたりが奥高座の滝となります。
ロックガーデンの中でもこちらに関しては少々高度感があるため、岩場の技術を身につけてから挑みましょう。

その後はロックガーデンの一般道と合流します。
静かな渓流歩きが楽しめる高座谷コース。

ロックガーデン初心者ルートと違い、静かな雰囲気を楽しみながら登ることができるコースとしておススメです。

<下に続く>

芦屋ロックガーデンの最終目的地、有馬温泉

ロッククライミングの後は有馬温泉を楽しもう

六甲山頂を超えて進んだ先にある有馬温泉は、日本三古湯の一つ。
古代から人々に愛されてきた温泉です。

温泉の色が赤い色をしており、その色から金泉と銀泉(透明の温泉)に分けられています。
名産品として炭酸せんべいやサイダーが有名。

土産物屋が軒を連ねているほか、都市部から近いこともあり、数多くの観光客でいつでも賑わっています。
有馬温泉には外湯もいくつか存在し、その中で最も有名なのが「金の湯」と「銀の湯」。

こちらは日帰り温泉として利用されていて、「金の湯」650円、「銀の湯」550円と料金もお手軽。
熱いお湯とぬるいお湯というシンプルなものになっていますが、登山後の疲れをしっかり癒すことができます。

金の湯
住所:神戸市北区有馬町833
神戸市北区有馬町833
電話番号: 078-904-0680
営業時間:午前8時~午後10時(最終入館は午後9時30分まで)
定休日:第2火曜日・第4火曜日(祝日営業、翌日休)及び1月1日
URL:http://arimaspa-kingin.jp/cont01/cont01-flm.htm

銀の湯
住所:神戸市北区有馬町1039-1
電話番号:078-904-0256
営業時間:午前9時~午後9時(入館は午後8時30分まで)
定休日:第1・第3火曜日(祝日営業 翌日休)及び 1月1日
URL:http://arimaspa-kingin.jp/cont02/cont02-flm.htm

有馬温泉から帰路につく方法

有馬温泉から帰るなら、六甲有馬ロープウェイに乗るか、神戸電鉄に乗るか、バスで麓まで降りられます。

六甲有馬ロープウェイ

ロープウェイは有馬温泉駅から六甲山頂駅までを12分で結びます。
定員は45人となっており、20分ごとに出発しています。

運転は9時半から18時10分まで。
有馬温泉近くにある川沿いに歩いていくと、左手に有馬温泉の駅があります。

料金は片道1010円、往復1820円となっています。
公式サイトはこちら

バス路線も各社あり

有馬温泉からは、阪急バスや京阪バス、さくらやまなみバスが出発しています。
「有馬温泉」バス停、「有馬温泉太閤橋」バス停、「有馬温泉バスターミナル」の三か所からバスに乗れます。

有名な観光地なので、空港直通バスもあります。
また、ロープウェイの駅である六甲山頂駅からもバスに乗れます。

山の中を抜けるバスになるので、本数がそれほど多くありません
時刻表はあらかじめ確認しておきましょう。

<下に続く>

芦屋ロックガーデンを楽しむための注意点

芦屋ロックガーデンは岩場として知られている場所です。
初心者向けのコースもありますが、一歩外れると道迷いからの遭難の危険が生じる可能性もあります。

低山における道迷いは、目印になるものが大変に見つけにくく、周囲の風景が同じものに見えてしまうため、注意が必要です。
芦屋ロックガーデン入口の茶屋にも遭難の知らせなどが貼られています。

慣れるまでは決して道を外れず、また岩場も無理だと思ったら登らずに巻道を利用しましょう。
また、雨天時には岩場は大変に滑ります。

雨天の際には非常に危険になります。
無謀は勇気ではありません。

その事を肝に命じて、しっかりと楽しく無事に帰りましょう。

トイレは多くないので事前に済ませよう

外のトイレ
芦屋ロックガーデン近辺にはトイレは多くありません。
芦屋川駅やコンビニでトイレを済ませてからロックガーデンに入ることをおすすめします。

ロックガーデン初心者向けのルートに関して述べると、六甲山から有馬へ抜けるルート上のトイレは、芦屋川駅、高座の滝、六甲山一軒茶屋前、有馬温泉のみ。
また芦屋ロックガーデンから岡本駅側へ降りる下山道にも、2箇所しかトイレが存在しません。

トイレ以外で用を足すことは自然環境の破壊にも繋がるため、ちゃんとトイレに行ってから芦屋ロックガーデンに向かいましょう。
不安があるときは、携帯トイレを用意する、また、紙も水に溶けるをタイプ利用し、土に埋めるなど適切な処理をしましょう。

快適で楽しい登山のために、トイレも含めてマナーを守ってロックガーデンへいくのが望ましいといえます。

イノシシが多いので近寄らないように注意

いのしし

イノシシは、芦屋川からロックガーデン、また六甲山全域に生息しています。
ロックガーデン以外でも数多くのポイントでイノシシ注意の看板を見ることができます。

ロックガーデンのイノシシは野生のイノシシですが、心無い人が餌付けをしたイノシシの場合は人を恐れなくなり、結果として人が被害にあうケースもあります。
近年ではイノシシに噛まれて骨を折ったなどという深刻な被害も出ています。

イノシシを見かけた際には出来るだけ音を立てずに、そして走らずに立ち去りましょう。
決して餌を与えてはいけません。

餌付けをすることは前述した通り、被害者を増やすことにもなりかねないと言えます。
また、ロックガーデンで匂いのする食べ物を持ち歩くとイノシシに見つかりやすいので、控える方がよいでしょう。

万が一噛まれた場合には急いで病院へ行き、噛まれた旨を伝えて診察を受けてください。
野生動物は、数多くの雑菌も持ち合わせているため消毒が必要となります。

芦屋ロックガーデンではとくに、イノシシの目撃情報が多くありますので気を付けましょう。

混雑期は登山道が渋滞するので疲労に注意

家族登山
混雑期は登山道が渋滞します。
また、芦屋ロックガーデンをはじめとする六甲の山々は、舗装路以外は狭い箇所が多いため、芦屋ロックガーデンの混雑期は中々自分のペースで歩くことができません。

ロックガーデンを歩いている時に早く行きたい人が後ろにいる場合は、急がず慌てず道をゆずりましょう。
また、余裕を持ってペース配分をするなど、一定のペースを保てるような工夫を行なった上で行動することが大切になってきます。

ペース配分を考えずに早く行っても、自分が疲れるだけです。
汗をじんわり程度かくペースで歩くことがロックガーデンにおいては大切です。

万が一道に迷ったりイノシシに遭遇した時のためにも、体力を温存して歩きましょう。

<下に続く>

芦屋ロックガーデンは初心者から上級者まで楽しめる!

高座の滝を眺めながら登り、奇観を楽しめる芦屋ロックガーデン。
週末には、家族づれや子どもたちも含めて賑わう人気スポットです。

初心者から上級者まで、幅広いコースがあり、ロックガーデンで自然のクライミングを楽しむことができます、
この週末、どこの山に行こうか迷っているなら、是非行ってみてはいかがでしょうか。

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