洋菓子から和菓子まで!銘菓も多い仙台ってどんなところ?
杜の都と称される仙台は、東北の玄関口として栄えている街。
伊達政宗公がこの仙台に築城し、江戸時代にはかなり栄えていた城下町だったのだとか。
そんな仙台は日本でも屈指の銘菓の多い街なのです。
それには伊達政宗公が茶道に精通していたことも関係していると思われます。
茶道では必ず上生菓子などでもてなすのが流儀。
そんなところから、お菓子の文化が根ざしたのでしょう。
そのため老舗和菓子店が仙台に軒を連ねており、多くの銘菓を生み出しています。
もとは米農家で作られ郷土料理だったずんだ餅も、素朴な味から洋菓子にまで使われるようになり、すっかり仙台銘菓では欠かせないものとなりました。
萩の月にずんだ餅と言ったおなじみのものから、新しい仙台銘菓までご紹介しましょう。
これから仙台にいく予定のある方はお土産の参考にしてみてください。
萩の月やずんだ餅!仙台のおすすめ銘菓20選!
仙台に行ったら購入してほしい銘菓を20点、選りすぐってみました。
おすすめ銘菓を見ていたら食べたくなってしまうかもしれないことを、先にお伝えしておきます。
では仙台銘菓20選を見ていきましょう。
おすすめの仙台銘菓 1:萩の月
仙台銘菓、といえば菓匠三全の銘菓「萩の月」と思い浮かべる人もい多いのではないでしょうか。
1947(昭和22)年創業の菓匠三全は、仙台を拠点に多くの銘菓を作り出している会社。
中でも「萩の月」はすっかり仙台銘菓として有名になりました。
食べたことがなくても名前だけは知っている、という人もいることでしょう。
仙台平野は萩の名所としてその昔から知られており、「宮城野」という和歌の歌枕になる程だったそうです。
この萩という植物は秋の七草にも数えられている通り、中秋の名月の時期に花を咲かせます。
萩の咲き乱れる宮城野の上空には、まんまるい月が静かに輝いている、そんなイメージから、カステラ生地の饅頭が満月という着想を得たのでしょう。
萩の月を見たことがない、食べたことがない人のためにご説明すると、ふわふわの高級カステラに包まれたカスタードクリームはまろやかで優しい味わいです。
菓匠三全 大町本店
住所:仙台市青葉区大町2-14-18
電話番号:022-263-3000
営業時間:8時〜19時
URL:菓匠 三全公式サイト オンラインショップ
おすすめの仙台銘菓 2:ずんだ餅
現在は仙台銘菓といえば「ずんだ餅」というのが定番になってきましたね。
仙台銘菓の「萩の月」に続けとばかりに今ではずんだ餡を使ったスイーツが和洋問わずに誕生しています。
一昔前まではお米農家で手作りしていた餅を使った郷土菓子。
おばあちゃんやお母さんが作ってくれた、なんて思い出を持っている仙台出身の方もおられるのでは。
「ずんだ」という名前の由来は諸説ありますが、伊達政宗公が名付け親とする説が多いようですね。
ずんだ餡の原料である枝豆の収穫時期のお盆や秋のお彼岸の頃に作られていたそうです。
鮮やかな黄緑色をしたずんだ餡は美しく、今では和菓子や洋菓子でよく使われる食材にまでなりました。
それでもやはり素朴な「ずんだ餅」が一番美味しい、という人も多くいます。
おすすめの仙台銘菓 3:ゆべし
仙台銘菓でゆべしは外せない一品でしょう。
仙台ではもともとくるみの入った「くるみゆべし」が主流。
「ゆべし」という名の菓子は日本全国どこにでもあるのだそうです。
もとは柚子を使っているから「柚餅子(ゆべし)」と言っていたのですが、日本各地に広まるうちに郷土のものと融合して発展したお菓子なのでしょう。
仙台では伊達政宗公が戦の時の携帯食として用いていた、と言われているのだとか。
ゆべしが今まで残ってきたのは米農家で手作りされていた側面があるからかもしれません。
お米としては欠けて出荷できないものを集めて、粉に挽き、子どものおやつとしていたとも言われ、当時はかなりのご馳走だったのではないでしょうか。
今でも素朴な味わいが人気の仙台銘菓です。
おすすめの仙台銘菓 4:喜久福
1998年に誕生した比較的新しい仙台の銘菓の喜久福。
喜久福は生クリームとあんこの入った大福で最近では仙台銘菓の中でも人気のお土産。
味のバリエーションは、こし餡に抹茶生クリームまたはプレーンな生クリーム、ずんだ餡にプレーンな生クリーム、あんこと生クリームの両方にほうじ茶の入った喜久福と豊富。
喜久福を作っているのはお茶の井ヶ田グループなだけあって、抹茶やほうじ茶を使った喜久福は特に好評です。
洋菓子の基本である生クリームを和菓子にうまく取り入れ、相乗効果で美味しさが倍増している喜久福は仙台銘菓の仲間入りを果たしました。
昨年、喜久福が誕生して20年を迎え、それを記念して新たな味をお客さんの投票で決定。
新味は「喜久福 濃茶」。
この味は期間限定商品なので、お早めに。
お茶の井ヶ田 喜久水庵 一番町本店
住所:宮城県仙台市青葉区一番町3丁目8-11
電話番号:022-261-1351
営業時間:10時〜19時半
URL:お茶の井ヶ田 喜久水庵 オンラインショップ
おすすめの仙台銘菓 5:九重
「九重」という名のついた本品は仙台ではおなじみの銘菓といえるでしょう。
この銘菓の誕生は、明治時代のこと。
明治天皇が仙台にお越しの際、まだ発売前だった本品を献上したところ、たいそう気に入られたのだそうです。
その際にお供されていた東久世通禧公から九重の名を頂いたことが始まりなのだとか。
この銘菓は、ホットまたは冷水に入れてフレーバーを楽しんでください。
このほか、ホットミルクに入れてもおいしいと評判です。
また白湯に浮かべた九重にウイスキーやジンを加えてカクテルにしてもおいしく召し上がれます。
カラフルな小さなつぶつぶは女性が気に入ること間違いなしの銘菓。
九重本舗玉澤 本社工場
住所:仙台市太白区郡山4丁目2番1号
電話番号:022-246-3211
営業時間:9時〜17時
定休日:日曜日
URL:九重本舗玉澤 公式通販サイト 九重
おすすめの仙台銘菓 6:ずんだロール
今やずんだを使った洋菓子の筆頭に挙げられる、ずんだロールは仙台銘菓といえるでしょう。
ずんだ餡は、枝豆をすりつぶして砂糖と少々の塩を加えて作る餡のこと。
つぶつぶが絶妙に残っているずんだ餡が風味も食感も美味しいものなのですが、そのずんだ餡と生クリームを絶妙にミックス。
ずんだクリームをしっとりとした生地で巻いたロールケーキです。
素朴な味わいのずんだ餡と洋菓子とのマリアージュは、ぜひ賞味したい仙台銘菓のひとつでしょう。
おすすめの仙台銘菓 7:仙臺まころん
仙台出身の人なら知らない人はいない仙台銘菓のひとつに仙臺まころんが挙げられるでしょう。
仙台駄菓子の詰め合わせにも入っている仙臺まころんは、イタリア生まれ。
マカルーンという名の、木の実を引いた粉に砂糖と卵白を加えただけのシンプルな家庭菓子が仙台で日本風にアレンジされ、現在に至っているのです。
もともとはアーモンドなどの粉を使うところを落花生で代用。
まころんを製造した江戸時代末期頃は落花生が比較的手に入りやすかったこともあり、ピーナッツ粉を使ったのだと思われます。
現在では、その落花生の粉と白石蔵王竹鶴たまご、だいこん糖を混ぜ合わせて生地にして練り上げ、今でも職人の手作業で丁寧に作られています。
(株)伊藤食品工業所
住所:仙台市青葉区小田原4-1-34
電話番号:022-223-2279
営業時間:9時半〜18時
定休日:日曜日
URL:仙臺まころん本舗 公式サイト
おすすめの仙台銘菓 8:晒よし飴
晒よし飴は、東北の気候をうまく利用して作られた繊細な銘菓といえるでしょう。
晒よし飴は湿気や高温に大変弱く、製造する際も温度と湿度の管理が徹底されています。
そのため、販売期間も9月下旬〜5月上旬頃までと限られ、夏場には手に入れることはほぼできません。
そんな繊細な晒よし飴が生まれたのは遠く300年以上も前のこと。
珍しい菓子を作ってみよ、というお殿様からの命により、考えに考えて生まれた銘菓なのだそうです。
口に入れた途端にさらりと溶け、優しい甘味が広がる晒よし飴は、一度食べたらリピーターになってしまう人は数知れないでしょう。
破損防止のために充填されているらくがん粉はでんぷん粉なので天ぷらの衣や、手作りの和菓子の材料などにも利用が可能。
良質の水飴と砂糖のみを使い作られた繊細な銘菓を賞味あれ。
元祖 晒よし飴本舗 市場家
住所:宮城県柴田郡大河原町字町251
電話番号:0224-52-1258
営業時間:9時〜18時
URL:元祖 晒よし飴本舗 市場家 公式サイト 晒よし飴 ウェブショッピング
おすすめの仙台銘菓 9:伊達絵巻
根強い人気の仙台銘菓といえば、伊達絵巻でしょう。
もともと萩の月よりも前に作られ仙台銘菓として販売されていたのが、この伊達絵巻。
こちらも洋菓子と和菓子の出会いが絶妙でお土産に喜ばれる銘菓です。
バームクーヘンと同じように丁寧に焼き上げられた生地の真ん中に詰め込んであるのは小倉あん。
もう1種類は生クリームを詰め込んであり、洋菓子とも和菓子ともいえる逸品に仕上がっています。
お土産にどれを買っていいのか、迷って決められない、という人には仙台銘菓の伊達絵巻がおすすめ。
菓匠三全 大町本店
住所:仙台市青葉区大町2-14-18
電話番号:022-263-3000
営業時間:8時〜19時
URL:菓匠 三全公式サイト オンラインショップ
おすすめの仙台銘菓 10:三色最中
現在、仙台銘菓のひとつに数えられる三色最中にはこんな誕生のエピソードがあるのだそうです。
創業当時は普通の最中のように「小豆」「白餡」「抹茶」を別々に販売していました。
ある時「あずきも白餡も抹茶も全部食べたい味だけど、3つ食べるのは無理。ひとつの最中で3つの味を食べられない?」というお客様の声がヒントに。
のちに仙台銘菓となった三色最中が誕生したのだそうです。
三色最中は、広げた三つの扇にそれぞれ餡、白餡、ゴマまたは抹茶の3つの味を詰めた丸型の最中。
餡は北海道十勝産の小豆を使用し、餡の風味を生かしたお菓子づくりは創業者から引き継がれた志。
「ひとつ食べておいしさ3つ」のキャッチフレーズそのままの仙台銘菓。
壽 三色最中本舗
住所:名取市増田字柳田254-3
電話番号: 022-384-4939
営業時間:9時〜18時
URL:壽 三色最中本舗 公式サイト
おすすめの仙台銘菓 11:ずんだ羮
仙台ではおなじみの銘菓、黒砂糖まんじゅうで有名な玉澤総本店の作る新しい銘菓をご紹介します。
仙台、といえばずんだ餅を思い浮かべる人は多いでしょう。
そのずんだ餡を使った羊羹が登場。
羊羮は2層になっており、白っぽく見える層がずんだ餡でずんだ独特のつぶつぶ感が味わえます。
もうひとつの層は綺麗なずんだ色、とでも言ったらいいのでしょうか、爽やかな黄緑色が目にも楽しく、そよ風を思い起こさせます。
夏には冷やして食べると一段とずんだ羮の美味しさがグレードアップ。
ひとつひとつ小包装になっているので、お土産で持ち帰るには最適。
また1個のサイズが女性が食べるにはちょうどいい大きさ。
宮城のお土産でばらまき用に購入してもいいのでは。
杜の菓匠 玉澤総本店 上杉本店
住所:宮城県仙台市青葉区上杉3丁目9-57
電話番号:022-223-2804
営業時間:8時半〜18時
URL:杜の菓匠 玉澤総本店 オンラインショップ ずんだ羹
おすすめの仙台銘菓 12:なまどら焼き
明治42年に歴史ある港町の塩竈で創業した榮太楼は、100年以上続く老舗和菓子店。
そんな老舗和菓子店が作った銘菓としては、かなり現代風な印象を受ける「なまどら焼き」。
蜂蜜をふんだんに使った生地をふっくらと焼き上げたどら焼きの皮。
どれもフレッシュな生クリームを使い、あずきやごまといった和菓子の定番の味を織り交ぜて作った中餡は今までにない美味しさ。
中でも仙台の銘菓のひとつであるずんだ餡を使ったずんだ味は生クリームのクリーミーさも相まってまろやかな味。
「仙台銘菓をお土産にしたいけど、萩の月では直球すぎるなー」とお考えなら、なまどら焼きがおすすめです。
菓匠 榮太楼 塩竈本店
住所:宮城県塩釜市本町4-5
電話番号:022-362-0235
営業時間:9時〜18時
URL:菓匠 榮太楼 オンラインショップ
おすすめの仙台銘菓 13:しおがま
元祖は宮城の塩竈と言われる銘菓「しおがま」は、全国的に知られる落雁の
ような和菓子です。
宮城県の塩竈市にある塩竈神社の祭神 塩土老翁(しおつちのおじのおおかみ)が港町塩竈の人々に教えたとされる由緒正しい銘菓しおがま。
しおがまは、お米を主原料としてシソの粉末や砂糖を、その日の気温や湿度により職人技で作り上げられる銘菓です。
現在ではしおがまを外側の生地に見立て、中央にこしあんをつめたものもあります。
甘すぎず、しっとりとしたしおがまは和菓子好きな人にお土産として買いたい銘菓。
おすすめの仙台銘菓 14:プリン
「え?プリン?」と思った方も多いでしょう。
でも仙台で売られているプリンは侮れません。
なぜなら素材にこだわり作ったプリンや、蔵王のたまご舎さんが作ったプリンなど、シンプルな味で勝負しているプリンがいくつか存在するのです。
このプリンも銘菓の仲間入りをしてもいいのではないでしょうか。
中でも蔵王の森の芽ぶきたまご舎の作っている「蔵王のたまごぷりん」とぷりん家の「極上プリン」は美味しいと評判。
どちらも厳選された食材のみを使用して作られ、地元仙台市民のおやつにもよく買われている逸品なのです。
「たまごぷりん」はたまご屋さんが作っているだけに卵をふんだんに使っているので、何といっても濃厚なコクがおいしさの秘密。
味の要となるもう一つの食材の牛乳も蔵王の決まった酪農家さんから仕入れている限定のミルク。
一方、ぷりん家の「極上ぷりん」は宮城の岩出山で自然に育てられた鶏が自然に産んだ有精卵を使用。
砂糖は純国産最上級の和三盆を使っています。
あとがけの自家製カラメルは口に入れた瞬間に香ばしい香りが広がる絶妙の味。
ぷりん家は仙台で展開している焼肉店が経営しているので、焼肉レストランひがしやまで食べることもでき、店頭でも販売しています。
ウェブ注文は現在休止中。
森の芽ぶきたまご舎はエスパル仙台店のほかにも出店しています。
「蔵王のたまごぷりん」プリン家の「極上プリン 」の両方購入して味くらべしてみてもいいかもしれません。
ぷりん家 (焼肉レストランひがしやま 仙台駅前店)
住所:宮城県仙台市青葉区中央2丁目1-27
電話番号:022-214-4129
営業時間:11時半〜23時
定休日:なし
URL:ぷりん家のぷりん
森の芽ぶきたまご舎 エスパル仙台店
住所:宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 エスパル仙台店 地下1F
電話番号:022-222-6136
営業時間:9時〜21時
定休日:不定休
URL:森の芽ぶきたまご舎 蔵王のたまごぷりん オンラインショップ
おすすめの仙台銘菓 15:白松がモナカ
「白松がモナカ」の「が」は古語の仮名遣いで現代で言うところの「の」という意味となり「白松のモナカ」と同じ意味。
「白松がモナカ」は自社で持っている田畑で糯米を栽培し、モナカの皮の原材料として使用している、安心の菓子作りがモットー。
北海道の十勝と洞爺湖産の小豆を使った小豆など、確かな素材を使って最高の品質を保っている仙台銘菓として定着しています。
餡の味は栗味、こし餡、白餡、胡麻の4種類。
白松がモナカは口に入れると軽やかな食感の皮の中に、きめ細やかな質感のあんが入っています。
大きさもミニモナカから小型、中型、大型と9g〜67gの間でお好みの大きさを選べるのも嬉しいですね。
白松がモナカ本舗
住所:仙台市青葉区中央2丁目1番26号
電話番号:022-222-4847
営業時間:11時〜19時
URL:白松がモナカ本舗 白松がモナカ
おすすめの仙台銘菓 16:仙台駄菓子
駄菓子、と聞くと一昔前まで街には必ずと言っていい程あった、子ども達が集う社交場的な小さなお店を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
駄菓子の歴史は案外と長く、遡ると江戸時代にまで行き着きます。
江戸時代ではほぼ一文で売られていたことから、一文菓子とも言われていたのだとか。
仙台では、その頃から食べられていたであろう、素朴な駄菓子がいまだに作られています。
べっこう飴やきなこねじり、豆糖、まころんなど、黒砂糖や雑穀を使った素朴な駄菓子は多くの人に喜ばれる仙台銘菓といえるでしょう。
おすすめの仙台銘菓 17:きなこサンド
松島に本店を構える松華堂菓子店は、地元ではカステラで有名ですが、今回はお土産にもちょうどいいサイズのきなこサンドを銘菓としてご紹介します。
昔ながらの懐かしくてやさしい味のお菓子を中心に作っている松華堂。
ひとつひとつ丁寧に作られた銘菓は松島の本店か仙台でしか購入することができません。
きなこサンドはアーモンド粉の入ったメレンゲを、手絞りで形作り焼き上げた生地に、きなこのバタークリームをサンドした逸品。
そのためあまり数量を作ることができないので、できたら午前中に買い求めることをおすすめします。
きなこサンドはそのまま食べても美味しいのですが、冷蔵庫で冷やし食べる15分ほど前に出してから食べるとより一層風味が増して美味しいと評判。
松華堂 エスパル仙台店
住所:宮城県仙台市青葉区中央1-1-1
電話番号:022-224-1103
営業時間:9時〜21時
定休日:不定休
おすすめの仙台銘菓 18:琥珀物語
パステル調の淡い色合いが目を引く琥珀物語は、琥珀色になるまで煮詰めた寒天と砂糖を冷やして固めた和菓子。
味はレモン、いちご、ミント、青梅、ぶどうの5種類が入っています。
口どけは表面の砂糖がサクッ、中の寒天がプルッという食感が楽しめ、暑い時期にぴったりな夏の銘菓です。
この商品は夏季限定なので、これからの季節に是非とも買って帰りたい仙台銘菓の一品。
8月上旬に行われる仙台七夕の時期に合わせて、掛け紙が七夕仕様になります。
この頃に仙台を訪れる人は七夕仕様の掛け紙の琥珀物語がゲットできるかもしれません。
九重本舗玉澤 本社工場
住所:仙台市太白区郡山4丁目2番1号
電話番号:022-246-3211
営業時間:9時〜17時
定休日:日曜日
URL:九重本舗玉澤 公式サイト 通販 琥珀物語
おすすめの仙台銘菓 19:支倉焼き
支倉(はせくら)焼きは1958(昭和33)年に誕生して以来、ずっと仙台市民に親しまれている銘菓。
支倉焼きの「支倉」とは伊達政宗の命でヨーロッパへと渡った支倉常長の名前が由来。
支倉常長は慶長遣欧使節を務め、東西交流に尽力した人物であることから、西洋と東洋の菓子の融合の意味も込めてこの銘菓につけられたのだそうです。
皮はさっくりとしたクッキーのような食感の中にくるみ風味の白あんが包み込まれ、和洋折衷の銘菓に仕上がりました。
今でも支倉焼きは木型で形を整え、手作りで丁寧に作られています。
支倉焼き一品のみになったのには、先代の商品への思いと顧客へのおもてなしの精神が関わっています。
発売して数年が経った頃、相変わらずの人気で支倉焼きは品切れになることもしばしばあったのだとか。
これではお客様に申し訳ない、と商品を支倉焼き一つに絞ったのだそうです。
御菓子処 ふじや千舟
住所:仙台市青葉区中央4-7-18
電話番号:022-222-5305
営業時間:9時〜17時
定休日:日曜日
URL:御菓子処 ふじや千舟
おすすめの仙台銘菓 20:ずんだ饅頭
ずんだ餡を使った銘菓はいくつかご紹介しましたが、仙台銘菓でお土産にも手軽にあげられるものといえば、ずんだ饅頭でしょう。
ずんだ饅頭は多くの和菓子店で作られています。
店によりずんだ餡の原材料も少しずつ違います。
店によってはずんだ餡作りの際に蜜を使ったり、枝豆とだだちゃ豆を一定量の割合で入れてみたりと各和菓子店の試行錯誤の上にできたずんだ餡。
薄皮がいい人としっかり饅頭生地のある方が好きな人とこちらも好みの分かれるところ。
できれば滞在中に「これ」と感じたずんだ饅頭は1個購入してみて食べてみるのがいいでしょう。
仙台には和洋問わず美味しい銘菓がたくさん!
「仙台銘菓」と聞いて思い浮かぶ仙台の銘菓は今回の20選にありましたでしょうか。
今回ご紹介した仙台銘菓にはずんだ餡を使った銘菓が数多く登場しました。
元は米農家で作られていた郷土料理だったずんだ餅が、ここまで進化するとは誰も予測していなかったかもしれません。
これからもずんだ餡を和菓子に洋菓子に様々なアレンジを加えて、多くの仙台銘菓が誕生してくることは間違いないでしょう。
また、ずんだとは違う原料で何か新しい銘菓が誕生してくるかもしれません。
仙台は自然豊かで農業の盛んな土地柄もあり、銘菓に限らずたくさんの美味しい名産品が勢揃いしています。
仙台を訪れたら、銘菓売り場のチェックは欠かさずにすると、まだ世に知られる前の新しい仙台銘菓候補に出会えます。
あなたなりの仙台銘菓を見つけてみてくださいね。