重慶観光の基本情報
重慶(じゅうけい/チョンキン)は、中国の西部四川省にある都市(省都)です。
2017年現在3000万人の規模を持ち、中国に4つしかない直轄市のひとつです。
重慶は観光地も豊富にあり見どころが数多いでしょう。
古代には巴国がありましたが、秦国に滅ぼされ、宋の時代は渝州と呼ばれました。
1891年から対外に開放され、1938年以降は蒋介石(しょうかいせき)率いる中華民国国民党は重慶を首都にしました。
日本撤退後、共産党政府と会談が行われ、一時は成立しましたが、やがて決裂、国民党政府は台湾に逃れました。
重慶にはそういう歴史の観光スポットが数多くあります。
また2009年に三峡ダムが完成してからは大型のクルーズ船が重慶に発着するようになり、観光用のクルーズ船が数多く長江に向かって出発します。
地名 | 中国・重慶 |
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中国・重慶の基本情報 | |
時差 | +1時間 |
フライト時間 | 約5時間(成田空港からの直行便) |
言語 | 中国語(普通語・簡体字) |
通貨 | 人民元(1元=15.64 円) |
ベストシーズン | 3月〜6月、9月〜11月 |
気候 | 春は過ごしやすく、6月頃になると30度を超える日があり、夏は蒸し暑く熱帯夜になります。秋になると過ごしやすくなり、冬は氷点下になりませんが、相当冷え込みます。 |
重慶で人気のおすすめ観光地20選!
では、重慶の観光地をみていきましょう。
重慶には、以下の観光地があります。
- 鵝嶺公園
- 白帝城/永安宮
- 人民大礼堂
- 湖広会館
- 枇杷山公園
- 磁器口
- 解放碑
- 洪崖洞
- 白公館
- 重慶羅漢寺
- 重慶中国三峡博物館
- 嘉陵江
- 大足石刻
- 渣滓洞
- 武隆カルスト
- 加勒比海水世界
- 桂園
- 重慶動物園
- 四川美術学院
- 三峡ダムクルーズ
続いて、重慶の観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
鵝嶺公園
鵝嶺公園(ガレイコウエン) は、重慶観光のおすすめスポットです。
重慶の嘉陵江沿いにある公園で、重慶の中でもトップクラスの公園なので、観光にはぜひ足を運びましょう。
ここは清の時代の末1911年に作られました。
時の豪商で、重慶商会第一期会長の李耀庭が、この景色を大変気に入り、私人邸園として作り「礼園」という名前で呼ばれます。
ところがこの場所は細長い尾根になっており、あたかもガチョウの首に似ているとの指摘がありました。
そのため、後に現在の名前に改名されています。
公園内にある山頂には、8階建ての塔「両江亭」があります。
この場所からの絶景は大変すばらしいでしょう。
特に重慶の夜景の雰囲気が非常に美しいので、観光には外せません。
また、抗日戦のころには蒋介石夫妻が公園内の「飛閣」に半年済んだエピソードや1949年に重慶が解放後、西南軍区司令部の駐在地もなりました。
重慶に観光に来たなら最初に立ち寄りましょう。
鵝嶺公園
住所:中国重慶市渝中区鵝嶺正街176号
白帝城/永安宮
白帝城(はくていじょう)は、重慶観光のおすすめスポットです。
別名永安宮とも呼び、重慶の中心部からは少し離れた場所にありますが、観光で行く価値は十分でしょう。
場所は重慶市の郊外奉節県の長江三峡に位置しています。
歴史は古く新末から後漢の群雄公孫述(こうそん じゅつ)が築いた城の名前で、そのまま地名になりました。
観光としてはぜひ触れたい三国時代には、蜀の国を建国した劉備玄徳(りゅうびげんとく)が呉との戦いに敗れて逃げ落ち、没したた場所としても有名です。
呉の将軍に追撃され、白帝城が攻撃されますが、軍師諸葛亮(孔明)の仕掛けにより相手を敗走させます。
唐の時代には、詩人の李白が有名な詩を残しました。
風光明媚な景勝地でしたが、中華人民共和国による三峡ダム建設により、地形が変わり、ダム湖に浮かぶ島になりました。
現在は全国重点文物保護単位に指定されており、重慶観光では外せないスポットと言えるでしょう。
白帝城
住所:中国重慶市奉節県
電話番号:+86 28 8556 8253
人民大礼堂
人民大礼堂は、重慶観光のおすすめスポットでしょう。
ここは、重慶市の中心にあるので観光でも訪れやすいです。
重慶のシンボルともいえる建物で、政治や文化行事で利用されます。
見た目は、北京の天壇に似ているので、北京観光を経験した人は懐かしく感じるかもしれません。
この建物は、1951年から1954年にかけて鄧小平が推し進めた事業です。
66000㎡の総面積を持ち、そのうち大ホールは18500㎡の大きさを持ち、5層の観客席が構成され、4200人の収容能力があります。
人民大礼堂は人民広場からもその姿が見られますから、フォトジェニックポイントにもなりうるでしょう。
また、角度によって写真の趣が変わる特徴を持っているので、いろんな角度から狙って見てください。
朝早く行けば地元と思われる人たちが太極拳をしている姿が見られます。
朝の風景が重慶の観光にをする上に置いても意外に貴重な光景として見られます。
人民大礼堂
住所:中国重慶市渝中区泰古古玩商業 街人民路173号
湖広会館
湖広会館は、重慶観光のおすすめスポットでしょう。
これは、清代に建てられてから改築や拡張を重ねてできた建物なので重慶の観光でぜひ見ておきたいスポットです。
この建物を知るには中国の「同郷会」を把握する必要があります。
重慶に限らず中国各地ではいろんな出身者が往来し、集まる場所となりました。
中国で「同郷会」と呼ばれる組織は重慶でも組織され、その中でも湖広省(現在の湖北・湖南・広東・広西チワン族自治区の一部)出身者の集まりの場所として建てられました。
現在の湖広会館は、主に4つの場所で構成されており、「禹王宮」「第居区」「広東公所」「斉安公所」です。
このうち「禹王宮」が、本来の湖広会館でもあり、1750年に初めて建築、現在の建物は1846年に再建しました。
他のエリアも見どころや現在はレストランになっているところがあります。
その中でも「第居区」には、清の時代の看板を集めた場所があり、貴重な資料でもあるので、観光でぜひ押さえておきましょう。
湖広会館
住所:中国重慶市渝中区朝天門長江浜江路長浜路
電話番号:+86 23 6393 0287
枇杷山公園
枇杷山公園(びわやまこうえん)は、重慶観光のおすすめスポットです。
これは、枇杷山にある公園で、重慶市の中心にあるので観光でお訪問しやすいでしょう。
公園は、海抜345mの高台にあり、公園面積は5.7haあります。
元々は中国国民党の軍人「王陵基(おうりょうき)」の私邸でした。
当時の建物は一時「重慶自然博物館」として利用されましたが、博物館はのちに移転しました。
公園は中国共産党政府の整備の後て、1955年に観光地として公開されます。
公園から見える重慶の絶景は素晴らしく、嘉陵江と長江の合流点やその場所にある朝天門といった風景が見渡せます。
特に夜景が美しすぎると評判なので、夜の観光に訪問しましょう。
尚ビューポイントとして素晴らしいのは、紅星亭のあたりです。
公園は重慶の中心からのアクセスが便利なのが特徴で、重慶観光の玄関口重慶駅から徒歩15分ほどで到着します。
夜景の絶景については、季節によって時間帯にずれがありますので、予めより良い時間帯を調べておいてから行きましょう。
枇杷山公園
住所:中国重慶市渝中区中山二路
電話番号:+86 23 6351 2983
磁器口
磁器口(ツーチーコウ)は、重慶観光のおすすめスポットです。
ここは、重慶の嘉陵江に面する港町だったところで、重慶の中心部からも近い(14km)ほどなので観光でも行きやすいです。
明・清時代の重慶が雰囲気が残る、スポットを観光で回りましょう。
元々、磁気の産地として有名だったためにこのような名前がつきました。
内部は広く、古い建物の中ではお土産物店が軒を連ねています。
そして地元の人もそのまま生活している雰囲気が残っています。
観光地化されず、ナチュラルな雰囲気が楽しめるでしょう。
街の中の高低差が結構あり、階段を上がったり下ったりする必要があります。
さらに中国からの観光客が多いので、非常に混雑していますから、注意して歩く必要があります。
それでも、自然の雰囲気が残るので、歩いていて飽きることはないでしょう。
川の方に向かうと、時折大きな観光船が入港してきます。
重慶のかつての港町の雰囲気を、現在に伝えているようです。
磁器口
住所:中国重慶市沙坪ハ区磁器口古鎮
電話番号:+86 23 6501 0622
解放碑
解放碑は、重慶観光のおすすめスポットです。
ここは、重慶の商業の中心で、ビジネスエリアともいえる場所です。
重慶のシンボルのようなところなので、観光でもぜひ訪れましょう。
一時的に重慶を首都とした中華民国の国民党政府が、堡塁(ほうるい)を建造したのが始まりで、これは国民を鼓舞するためでした。
抗戦勝利記功碑に建て替えられたのち、現政府による解放後の1950年に、人民解放記念碑という名前に改名しました。
ここは例年大みそかになると、カウントダウンを楽しむ人が集まり、記念碑の上にある時計を眺める姿が見られます。
そのタイミングで観光に行くのも楽しいでしょう。
ただ解放碑自体は中には入れたりできないので、撮影スポットにすぎません。
しかし解放碑の周辺は繁華街でとなっており、歩行者天国にもなっているので、終日多くの人でにぎわっています。
ショッピングやレストランのスポットも数多くあるので、気になる店をチェックしましょう。
解放碑歩行街
住所:中国重慶市渝中区解放碑商圈
重慶洪崖洞
洪崖洞(ホンヤー・トン)は、重慶観光のおすすめスポットです。
これは、重慶の有名な商業施設なので、観光で立ち寄るべき場所でしょう。
しかし、それ以上にこの観光スポットは、見た目が驚きです。
建物が、ジブリ映画の「線と千尋の神隠し」に登場する建物に似ているからです。
フォトジェニックスポットなので、観光で行くときにはカメラを忘れないようにしましょう。
元々この建物は、春秋戦国の戦国時代にさかのぼります。
紀元前226年できた要塞が元になっています。
重慶や四川では、伝統的な建築様式となっている「吊脚楼(ちょうきゃくろう)」の形式で建てられました。
そんな歴史ある建物を観光施設としてリノベーションしたのが2006年です。
建物を増築したような重厚な昼の雰囲気も味わいありますが、夜になるとさらに素敵な姿に変わります。
ライトアップされた「洪崖洞」は、ジブリ映画に限らず、暗闇から幻想的に浮き出ており、この世のものと映え思えない異彩を放っているでしょう。
洪崖洞
住所:中国重慶市渝中区嘉陵江濱江路紙鹽河街37
白公館
白公館は、重慶観光のおすすめスポットです。
これは、負の観光遺跡ともいえるところで、かつて刑務所だった場所です。
重慶も含め中国人が教科書で習う為に知っている観光地をぜひ訪れましょう。
元々は、1913年から28年にかけて四川軍閥の将軍白駒の別荘地だった場所です。
唐の詩人白居易(はくきょい)の後裔と称していた白駒が、香山別墅としました。
近隣の住民は「白公館」と親しみを込めて呼んでいました。
その後、中華民国の国民党政府の収容所となります。
一時米軍人の住む「中美合作所第三招待所」となりましたが、その後、捕虜や共産党系の政治犯の収容所に変わります。
当時の共産党幹部だったものも多く収容されており、当時の共産党員は「白宮」「悪魔の巣窟」と呼んでたいへん恐れていました。
施設内には、当時の収容者の部屋や拷問道具、防空壕跡などがあります。
あまり、明るい観光地ではありませんが、重慶に来たなら一度は味を運ぶべきスポットです。
白公館
住所:中国重慶市沙坪八区壮志路
営業時間:+86 23 6531 2013
重慶羅漢寺
重慶羅漢寺は、重慶観光のおすすめスポットです。
これは、重慶市渝中区にある仏教寺院で、中心部にも近いので観光にもアクセスしやすいでしょう。
現在は重慶仏教教会の拠点となっており、6337㎡の敷地があります。
元々は、北宋時代の1064-1067年頃に作られた記録が残っております。
当時の名前は治平寺という名前でした。
清の時代になり、1887年、当時の和尚「隆法」は新たに寺院を再建します。
その際に、成都にある「新都宝光寺」をかたどった羅漢堂を立てました。
そして、500の阿羅漢の泥彫像を作ります。
その際に寺院の名前も重慶羅漢寺と改められました。
中に入ると石壁に美しい彫刻が施され、宝殿には仏教アート作品も数多く収蔵されています。
現役寺院として、修行を送る数十人の僧侶と、旧暦の1・15日に参加する多くの信者たちがいます。
精進料理のレストランも営業しているので、観光にきたら、精進料理にもチャレンジしてみましょう。
重慶羅漢寺
住所:中国重慶市渝中区解放碑商圈羅漢寺街7号
電話番号:+86 23 6370 0786
営業時間:8:00-18:00
URL:https://www.chongqingtrip.org/attractions/luohan-temple.htm
重慶中国三峡博物館
重慶中国三峡博物館は、重慶観光のおすすめスポットです。
これは、重慶市の中心部にある観光地なので、気軽に行けるでしょう。
内容は重慶とその隣にある、三峡に関する博物館となっています。
2005年に古い重慶博物館をリニューアルしてオープンしました。
建物も個性的な作りとなっており、斜めの外壁にガラスのドームで覆っています。
外観を撮影だけでも、観光に来た価値があるでしょう。
延べ床面積が42.497㎡で、そのうち23,325㎡が展示スペースとなっています。
主要な展示は4つで次の内容になっています。
「重慶の古代史・古代渝水」「壮観な三峡」「20世紀重慶市の沿革」「抗日戦争」となっており、展示物をじっくり眺めましょう。
また、一般的な絵画や書画をはじめ、硬貨や磁器などの展示もあります。
紀元前後に存在した漢時代の彫刻など貴重なものもふくまれていますので、重慶に観光に来たらぜひ博物館にも足を運んでください。
重慶中国三峡博物館
住所:中国重慶市渝中区大溪溝人民路236号
電話番号:+86 23 6367 9066
営業時間:9:00-17:00
嘉陵江
嘉陵江(かりょうこう)は、重慶観光のおすすめスポットです。
これは、ウイグル自治区に近い甘粛省を源に、西安のある陝西省を経由し、重慶のある四川省に流れる河川です。
重慶の町で長江と合流するので、観光で合流点を見ることができるでしょう。
長江の支流の中でもトップクラスの規模を持ち、長さが1119kmに達します。
重慶の町の中心を流れており、流域には重慶の観光スポットが密集しています。
そして長江との合流点は、朝天門と呼ばれ、は長江クルーズ船が発着する乗り場がありました。
ふたつの川はどちらも数百メートルの川幅があるので、観光で来れば海の岬にいるようなイメージになるでしょう。
また、昼間に来れば長江の水の色が茶色みがかっているのに対し、嘉陵江は済んだ青色をしているのが見られます。
タイミングがあれば2色の川の色をはっきりと見比べられます。
さらに、夜になれば重慶の夜景が美しく、とても海から200kmも離れた内陸の町とは思えないかもしれません。
嘉陵江朝天門
住所:中国重慶市渝中区朝天門長江浜江路
大足石刻
大足石刻は、重慶観光のおすすめスポットです。
これは、重慶にある世界遺産なので、ぜひ観光で足を運びたいスポットです。
ユネスコ世界文化遺産として、1999年に登録されました。
ここは仏教に関する石窟で、唐末の9世紀から宋代13世紀にかけての大乗仏教に関する石物が彫刻しています。
石の壁に彫刻させてあり、仏教の他に道教の神々の像もあります。
最も有名な宝頂山の釈迦涅槃像は、31mの長さもあるので、見ごたえバッチシでしょう。
摩崖石刻像は、41ヶ所に分布しており、5万体あるといわれます。
中国に伝来した仏教を生活と融合させることにより、土着させるという目的がありました。
そのため社会生活の様子や時代ごとの人物を刻んだものもあります。
背後から1007本の手が伸びている「千手観音像」も見ごたえがあります。
中国国内にいくつかある石窟の中でも重慶の大足石刻はもっとも良い状態で残っていますから、観光でしっかりと目に焼き付けておきましょう。
大足石刻
住所:中国重慶市大足区北山路7号
渣滓洞
渣滓洞(チャーツーゾン)は、重慶観光のおすすめスポットです。
ここも、重慶の観光スポットとしては負の場所ですが、見る価値は高いでしょう。
歌楽山の上にある観光地で、元々は石炭釜があった場所として、人工的に開削されました。
1943年ごろより、米中合作所となり、中国国民党の特務機関と訓練所として機能していました。
そして1.5kmほどの距離にある白公館同様、共産党などの反対勢力の収容所でもあります。
「紅岩」という中国小説の舞台のひとつで、後にテレビドラマにもなりました。
規模は、白公館より大きく、当時利用された拷問室が展示されており、当時の生々しい様子がうかがえます。
男性の用の牢が16室、女性用が2室あり、最大300名が収容されました。
1949年に悲劇が起き、中華人民共和国成立と共に、重慶を脱出する国民党により、囚人たちを銃撃し180名が近くが命を落としました。
主に中国人観光客が多いスポットなので、重慶の穴場観光地としてて訪問しましょう。
渣滓洞
住所:中国重慶市沙坪八区五靈観
武隆カルスト
武隆カルストは、重慶観光のおすすめスポットです。
ここは重慶の観光スポットの中でも自然の美しさを体現できる場所でしょう。
桂林のようなカルスト地域で、風光明媚な絶景が見られるスポットで、2007年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。
武隆カルストは、大きく3つの見どころがあります。
「天生三橋」「龍水峡地縫」「芙蓉洞」です。
この中で最も有名なのは「天生三橋」で、この場所には下記理由により3本の橋が自然にできました。
元々鍾乳洞があった場所でしたが、天井部分が崩落し、現在は深い谷の状態になっており、数少なく残った部分を橋に見立てました。
観光客はエレベータや遊歩道で谷底まで降りることができます。
「龍水峡地縫」は、洞窟も一部残っており、エレベータと岩にへばりつくように遊歩道が続いています。
途中滝もあり、冒険をしている気分になるでしょう。
また鍾乳洞として最も美しいのは「芙蓉洞」です。
重慶観光ではぜひこの武隆カルストを旅の行程に加えましょう。
天生三橋
住所:中国重慶市武隆県仙女山鎮
加勒比海水世界
加勒比(カリブ)海水世界は、重慶観光のおすすめスポットでしょう。
ここは重慶でも穴場観光地と言えるところで、カリブ海を意識したテーマパークになっています。
そしてここには、日本のスーパー銭湯をほうふつとさせる温浴施設「重慶南山海昌湯都」があります。
重慶は中国の中でも温泉が湧いているとして有名で、いくつかの間欠泉や入浴施設もありました。
しかし日本とは入浴文化が違い、通常水着着用が義務付けられます。
ところがこの施設は例外的に全裸が認められており、日本式ということで、観光客以上に日本人在住者から高い評価を受けています。
日本式の温浴施設で重慶の湯をじっくりと味わいましょう。
館内の雰囲気は日本の温浴移設そのもので、わざわざ中国人向けに日本式の温浴方法や注意点が明記されています。
残念ながらサウナの温度は60度程度の低温ですが、湯船は日本とそん色なく、リラックスタイムが用意されています。
畳張りの休憩所もあるので、重慶観光に疲れたら一風呂浴びましょう。
加勒比海水世界
住所:中国重慶市南岸区崇文路35号
営業時間:10:00-1:00
入館料:118元
URL:http://www.jialebihaishuishijie.cn/
桂園
重慶桂園は、重慶観光のおすすめスポットです。
ここは政治の歴史として重要な場所なので、観光として立ち寄りたい場所です。
元々は、中国国民党の代表団団長「張治中(ちょう じちゅう)」の公館として利用していました。
日本との戦いが終わった後、国民党と共産党は重慶で交渉のテーブルを持ちます。
その際、共産党側の代表だった毛沢東の安全を考えた張治中は、毛沢東にこの場所を提供しました。
そして、毛沢東と周恩来が滞在し、2カ月にわたる交渉「重慶談判」が行われている最中に、饗宴を行ったり執務を行った場所でもあります。
1977年に観光地として開放されました。
場所はあまり目立つ場所ではなく、閑静な住宅街にあります。
観光客も少ない穴場なので、ゆっくりと建物内を見学できるでしょう。
毛沢東や周恩来が実際に使用した部屋や書斎などが残されております。
歴史的に貴重な場所なので、観光でじっくりと見学しておきましょう。
桂園
住所:中国重慶市渝中区大溪溝中山四路65号
電話番号:+86 23 6386 2467
重慶動物園
重慶動物園は、重慶観光のおすすめスポットです。
敷地面積が45万㎡と上野動物園の三倍あるという都市型動物園で、動物好きな観光客はぜひ訪問しましょう。
モノレール2号線動物園駅の駅前にあるので観光アクセスも大変便利が良いです。
230種の動物が飼育しており、その数は4000頭に上ります。
1953年に西区公園として作られ、2年後に正式オープン、当初は60頭程度の動物からスタートしました。
1958年に毛沢東が視察し、拡張の指示をしたことで、2年後に現在の敷地規模の動物園となりました。
おすすめはジャイアントパンダで、1989年に1.1万平方メートルの敷地を用意した自然環境をつくり、そこにパンダが生息しています。
また、可愛いと評判のレッサーパンダもいますから思わず癒されるでしょう。
夕方以降は多くの動物が中に入ってしまうので、早い時間に見学しましょう。
見学に3時間は見ておきたいので、重慶の滞在をできるだけ伸ばしてでも観光プランにれる価値がある動物園です。
重慶動物園
住所:中国重慶市九竜坡区西郊路25号
電話番号:+86 23 6842 2285
URL:http://www.cqzoo.com/
四川美術学院
四川美術学院は、重慶観光のおすすめスポットでしょう。
ここは、重慶の中でも穴場と言える場所で、アートが好きな観光客にはぜひ立ち寄ってほしいところです。
1940年に設立された「四川省立芸術専科学校」が前身の芸術専門大学で、中国8大美術大学のひとつでもあります。
入口からキャンパスに入るといきなり驚いてしまうでしょう。
あたかもおとぎの国のようなアートな世界が広がっています。
床や建物の壁面はアートの世界で、あらゆるものをアートに仕立てあげているので、フォトジェニックスポットにもバッチシです。
定期的に留学生たちの展示会が行われており、観光客も見学可能ですので、事前に開催期日を調べてから訪問しましょう。
次世代のアーティストの卵たちの作品が間近で見られます。
キャンパス内には学食もあり、観光客も利用できます。
また、ショップに行けばアートの大学らしく、画材などが販売しているので、これを機にアートの世界に挑戦してみるのも楽しいでしょう。
四川美術学院
住所:中国重慶市九竜坡区黄桷坪黄桷坪正街
三峡ダムクルーズ
三峡ダムクルーズは重慶観光のおすすめスポットです。
厳密には重慶ではなく、長江下流域にある三峡ダムの観光クルーズです。
しかし発着場所のひとつが重慶なので、重慶観光が一通り終わったら次の場所への移動で利用することもできるでしょう。
三峡ダムは、長江をせき止めて作られた超巨大ダムで、長江流域の風光明美な場所の多くが水没してしまいました。
しかし、代わりにできた巨大な人造湖は、大型のクルーズ船も余裕で航行できるようになりましたので、本格的なクルーズが堪能できます。
クルーズツアーにもよりますが、長江を大型船で移動し、見どころスポットに来たら中型船や小型船に乗り換えます。
そして細かい景勝地を眺めることもできるでしょう。
水彩画にしたくなるような中国の雄大な大自然の数々を優雅に眺められます。
中には10日かけて上海と重慶を結ぶクルーズもあります。
じっくり時間をかけて長江にある、風景をリッチに味わいましょう。
三峡ダムクルーズ朝天門埠頭
住所:中国重慶市渝中区朝天門長江浜江路
「重慶で人気のおすすめ観光地20選!」のまとめ
重慶は、中国全土でも4つしかない直轄市のひとつです。
大都会ですが、歴史的な観光スポットや自然の観光スポットがあります。
中心部の近くにも見所が多いので観光しやすいでしょう。
重慶の観光は、郊外にも見どころが豊富なので、できれば数日かけてゆっくり滞在しながら観光スポットをまわりたいところです。