羽田空港は泊まれる?寝れる場所はある?
そもそもまず知っておくべきなのは、羽田空港内は24時間オープンしているのかという点です。
実のところ、この点に関してはターミナルによって異なります。
ご存知の通り、羽田空港には「羽田空港国内線第1旅客ターミナル」、「羽田空港国内線第2旅客ターミナル」、そして「羽田空港国際線旅客ターミナル」と3つのターミナルが存在します。
しかし24時間人が滞在できるのは「羽田空港国内線旅客ターミナル」だけです。
では「羽田空港国際線旅客ターミナル」のどこに宿泊する場所があるのでしょうか?
多くの人はロビーの椅子に横になり、仮眠を取ります。
ロビーは常に明るく、たくさんの人が集っているために、比較的安全な場所です。
また「羽田空港国際線旅客ターミナル」には24時間オープンしているコンビニエンスストアやカフェなどもあるために、ちょっとお腹が空いたり、なかなか寝付けないという場合でも問題ありません。
では羽田空港のどこに宿泊できるのか、具体的な場所について見ていきましょう。
羽田空港で無料で泊まれるおすすめスポット
では羽田空港内のおすすめ宿泊スポットをご紹介します。
今回注目するのは以下の4つです。
- 5階エスカレーター脇
- 4、5階「はねだ日本橋」下
- 2階タリーズコーヒー付近
- 1階ローソン付近
1. 5階エスカレーター脇
エスカレーターを使って5階に上がると、その横に椅子が設置されているのに気づくはずです。
ここは夜になると人があまり訪れないエリアであり、静かに過ごしたいという人におすすめの場所です。
しかしすでに宿泊に適した場所として知られていることもあり、夜になると多くの人がここで仮眠を取っています。
それなりに人がいるエリアであるために、安心して宿泊できます。
2. 4、5階「はねだ日本橋」下
「羽田空港国際線旅客ターミナル」の4階、5階にはレストランやお土産屋が並ぶ「江戸小路」というエリアがあります。
このエリアは江戸をイメージして作られており、入り口に提灯をつるしたお店などがたくさんあり、外国人に人気です。
そしてここには「はねだ日本橋」という名の大きな橋が掛かっています。
この橋の下には広いスペースが設けられており、ベンチも置かれています。
そのため夜になるとたくさんの人がベンチに寝そべって仮眠を取ります。
中にはシートを床に敷き、その上で熟睡する人もいます。
ここは仮眠をとるのに適した場所であるために、羽田空港に宿泊する人たちにとっては激戦区の1つです。
橋の上には24時間営業の「吉野家」などがありますので、お腹が空いたら足を伸ばすことができます。
しかし先にも述べたように「はねだ日本橋」下は宿泊激戦区であるために、お腹を満たしている間に場所を取られてしまったなんてこともあり得ます。
3. 2階タリーズコーヒー付近
2階のバス乗車券カウンターを東側に歩くと、コーヒーショップ「タリーズコーヒー」があります。
ここは空港のほぼ端に位置しており、トイレやシャワーがすぐ近くにあります。
またロビーは広く、たくさんの椅子が置かれており、この上に寝そべって仮眠を取っている人も大勢います。
もちろんちょっと「コーヒーを飲んでこよう」なんてことも可能ですし、とにかく24時間明るくて人の多いこの場所は何かと安心できます。
到着ロビーが近いことから、外国人の姿も多く見られます。
もちろん人が多いゆえに貴重品をしっかりと守らなければなりませんが、比較的安心して宿泊できるエリアです。
4. 1階ローソン付近
いつもと違った環境に置かれると何かと寝付けないものです。
ふと目が覚めるとお腹が空いていたり、逆にお腹が空いて眠れないということもあるでしょう。
食べ物や飲み物にすぐ手が届く場所に宿泊したいと考えている人におすすめなのが、1階にあるローソン付近での宿泊です。
ここではお土産なども販売されているために、普段とは異なるものでお腹を満たすことも可能です。
このように空港内宿泊は「安全性」、「便利性」、そして「騒音」の3つを考慮してチョイスすべきです。
またこの中でもとりわけ何を重視するかによって、宿泊場所のチョイスは異なってきます。
羽田空港に泊まる時に便利なグッズ
次に空港内での宿泊の際、あると便利なグッズについて見ていきましょう。今回ご紹介するのは次の5つです。
- マスク
- ブランケット
- 枕
- 小さなボディーバッグ
- 防寒着
羽田空港に泊まる時に便利なグッズ①:マスク
深夜であっても「羽田空港国際線旅客ターミナル」にはたくさんの人がいます。
つまり自分の眠っている姿を多くの人が目にすることになるのです。
こんなとき、思わず口を開けて寝ていたら恥ずかしい思いをしてしまいますよね。
そんな経験をしないためにも、マスクは必須アイテムなのです。
また空港内は空調の関係で空気が乾燥しています。
それでもマスクをしていれば口や鼻からホコリが入るのを防ぐことができます。
羽田空港に泊まる時に便利なグッズ②:ブランケット
空港内は空調設備によって快適に過ごせるよう、常に管理されています。
しかしいざそこで眠るとなると意外と寒く感じるものです。
こんな時に役立つのがブランケットです。
ブランケットを羽織れば寒さをしのげること間違いなしです。
またブランケットは他の用途でも使用できます。
たとえば空港の長椅子には手すりのないものがあり、そこに寝そべって体を休めることができます。
しかし椅子と椅子の間は金属で区切られているために、そこに体が当たるとゴツっとした感触が伝わってきます。
恐らく神経質の人は、このような感触によって睡眠が妨げられてしまうことでしょう。
こうした状況を改善するために、長椅子の上にブランケットを敷いて横になることができます。
また床で仮眠を取る人の場合も、床にビニールシートを敷き、その上にブランケットを敷くことで快適に眠ることができます。
大きめのブランケットを購入し、それに包まるようにして眠れば、椅子の金属や床の感触を和らげることができ、尚且つ寒さしのぎも可能となります。
羽田空港に泊まる時に便利なグッズ③:枕
空港内の長椅子、そして床のどちらもフラットな形をしています。
そのため枕を持参し、その上に頭を横たえるなら、睡眠の質はグッと上昇します。
「枕など持ち歩くのは面倒だ」と感じるのであれば、スーツケースやバックパックに入っている衣類を丸めて使用するのもありです。
しかし衣類で作った即席枕は容易に型崩れを起こします。
そのためしっかりと休みたいという人は、枕の持参がおすすめです。
羽田空港に泊まる時に便利なグッズ④:小さなボディーバッグ
空港での宿泊の際に一番心配になるのは、貴重品の盗難です。
眠っているときにスーツケースやバックパックを開けられ、貴重品を盗まれたらどうしようと思うことがあります。
とりあえず盗まれてしまうとすごく困るものは財布、クレジットカード、そしてパスポートでしょう。
そしてこれらを肌身離さず持っておくのに役立つのが、小型のボディーバッグです。
まずボディーバッグに貴重品をしまいます。
これを肩にかけ、その上から薄手の上着を着てしまえば、ボディーバッグは周りの人の目に触れることはありません。
尚且つ貴重品は体に密着しているために、これらが盗まれることはまずありません。
羽田空港に泊まる時に便利なグッズ⑤:防寒着
2つ目の「ブランケット」の項でも考えましたが、夜の空港はかなり寒く感じられることがあります。
そのため防寒着があると非常に重宝します。
たとえ夏場の空港であっても、空調の関係で寒くて眠れないなんてこともあるために、季節に関係なく防寒着を持参する必要があります。
防寒着としておすすめなのはスポーツウェアです。
これらの多くは軽量で生地が薄く、丈夫であり、尚且つ保温性に富んでいます。
そのため持ち運びも楽であり、スーツケースの取っ手やバックパックのストラップに括り付けておくことも可能です。
上記で考えた5つの便利グッツは決して珍しいものではないために、容易に購入することができます。
そして空港泊を行うことを考えて購入する場合、重要なポイントは「かさばらない」「軽量」の2点です。
【番外編】羽田空港国内線ターミナルで泊まるにはファーストキャビンがおすすめ
これまで考えてきたように、「羽田空港国際線旅客ターミナル」にしか無料で宿泊できるスペースはありません。
しかし有料で仮眠の取れるホテルが「羽田空港国内線第1旅客ターミナル」1階に存在します。
このホテルの名前は「 ファーストキャビン」で、客室は「ファーストクラスキャビン」と「ビジネスクラスキャビン」の2種類です。
前者はいわゆるカプセルホテルタイプであり、ベッドが1台入るスペースのみの部屋ではあるものの、テレビやセーフティーボックスなどの設備は充実しています。
そして後者は前者に比べるとスペースの広い部屋ではあるものの、一般的なホテルに比べるとかなり狭いと言えます。
ちなみにチェックインが19:00からで、チェックアウトが10:00です。
この点を考えても、このホテルが遅い時間の到着者やトランジットのための宿泊者向けに作られたことが理解できます。
部屋は男性フロアと女性フロアに分かれているために、女性1人でも安心して宿泊できます。
また空港内のホテルということで、スーツケースなどの荷物があっても容易に向かうことができます。
ファーストキャビン
住所:〒144-0041 東京都大田区羽田空港3-3-2 羽田空港第1旅客ターミナル1階 (羽田空港第1旅客ターミナル内1F到着フロア)
電話番号:03-5757-8755
営業時間:24時間
定休日:無し
入場料や利用料:ファーストクラスキャビン:宿泊6,000円(19:00-10:00)ショートステイ:1時間1,000円(10:00-19:00)ビジネスクラスキャビン:宿泊5,000円(19:00-10:00)ショートステイ:1時間800円(10:00-19:00)
URL:https://first-cabin.jp/
【番外編】羽田空港内にある格安で泊まれるホテル
今回は便利性やリーズナブルな宿泊費という面で、次の4つのホテルをご紹介したいと思います。
- ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田
- 羽田エクセルホテル東急
- ホテルマイステイズ羽田
- 東横イン 羽田空港1
1. ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田(併設)
このホテルは「羽田空港国際線旅客ターミナル」に併設されています。
宿泊費は部屋の種類や時期に左右されますが、たいていの場合は1泊1万円台からです。
このホテルに宿泊するメリットは何と言っても出発ロビーへ直接アクセスできることです。
そのため次の日の早朝便で海外に出かける人などにおすすめできるホテルです。
深夜着や早朝出発の宿泊客のことを考え、早朝オープン、そして深夜営業のバーやレストランがあるのも、このホテルの大きな魅力です。
また1時間2,000円で使用できるリフレッシュルームがあり、宿泊しなくてもここでシャワーを浴びることができます。
ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田
住所:〒144-0041 東京都大田区羽田空港2-6-5 羽田空港国際線旅客ターミナルビル内
電話番号:03-6830-1111
営業時間:24時間
定休日:無休
URL:https://www.the-royalpark.jp/the/tokyohaneda/
2. 羽田エクセルホテル東急(併設)
「ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田」が国際線利用者におすすめなのに対し、ここ「羽田エクセルホテル東急」は国際線利用者におすすめです。
なぜならこのホテルから「羽田空港国内線第2ターミナル」に直接アクセスできるからです。
2階には自動チェックイン機が設置されているために、事前の搭乗手続きも可能です。
また窓から滑走路が見える部屋もあり、飛行機好きの人にとっては最高の立地にあると言えます。
羽田エクセルホテル東急
住所: 〒144-0041 東京都大田区羽田空港3丁目4−2
電話番号:03-5756-6000
営業時間:24時間
定休日:無休
URL:https://www.tokyuhotels.co.jp/haneda-e/?utmsource=google&utmmedium=maps
3. ホテルマイステイズ羽田
「ホテルマイステイズ羽田」は空港から車で10分程度のところに存在しています。
しかし京急線「穴守稲荷駅」から徒歩5分という立地にあり、周辺にはコンビニエンスストアもたくさんあるために非常に便利です。
またホテルから空港までの無料シャトルバスが20分おきに運行しています。
上記の2つのホテルよりも宿泊費が安く、それでいてホテル内は非常にきれいであることから、移動が苦にならないという人におすすめのホテルです。
ホテルマイステイズ羽田
住所: 〒144-0043 東京都大田区羽田5-1-13
電話番号:03-6863-5539
営業時間:24時間
定休日:無休
URL:https://www.mystays.com/hotel-mystays-haneda-tokyo/
4. 東横イン 羽田空港1
羽田空港から車で約2kmのところにあるこのホテルは、宿泊費がリーズナブルなことで知られるビジネスホテルです。
上記で考慮した3つのホテルの様に豪華な雰囲気は醸し出していないものの、必要なものは全て揃っている便利なホテルです。
朝食、そして羽田空港間の送迎バスを無料で提供しており、快適な宿泊を楽しむことができます。
ちなみに朝食は和食、もしくは洋食のどちらかをチョイスできます。
東横イン 羽田空港1
住所: 〒144-0043 東京都大田区羽田1-2-1
電話番号:03-5737-1045
営業時間:24時間
定休日:無し
URL:https://www.toyoko-inn.com/search/detail/00042/
ホテルのチョイスは何を第一にするかによって異なってきますが、考慮すべき点は宿泊費、そして便利性です。
羽田空港で無料で快適に泊まれるおすすめスポット4選!便利グッズも紹介のまとめ
確かに羽田空港内には無料で泊まることのできるスペースが存在します。
しかしそのような場所は「羽田空港国際線旅客ターミナル」のみで、その他の2つのターミナルには存在しません。
また空港内での宿泊はベンチや床に横になるのが主ですので、快適に過ごすための工夫も必要です。
これらの点を明記して事前の準備をしっかりと行えば、快適な宿泊を楽しむことができます。