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2019/06/24

大阪の郷土料理「うどんすき」とは?【美味しい人気のおすすめ店6選!】

「うどんすき」とはどんな料理でしょう?
「すき焼きとはちがうの?」「鍋焼きうどんとは、違うの?」想像される方が多いです。

うどんすきとは、大阪の郷土料理で、大阪を中心に関西では、よく食べられる料理です。
関西の人には、うどんすきが全国的に知れた料理だと、思っている方もいるほど。

大阪名物は、たこ焼きやお好み焼きだけじゃない!
今回は、知られざる大阪名物 うどんすきとはどんなものか、詳しくご紹介します。

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大阪の郷土料理「うどんすき」とは?【美味しい人気のおすすめ店6選!】

うどんすきとは?すき焼きとは違う?

うどん かまぼこ入り

うどんすきとは?

「うどんすき」とは、「すきうどん」とよばれることもある、大阪の郷土料理です。
大阪を中心とした、関西でとてもポピュラーな料理で、お店でも一般家庭でもよく食べらる料理です。

関西のだしの中に、うどんと野菜や肉、魚介類など様々な具が入っているので、うどんすきはお腹がいっぱいになるだけでなく、栄養満点でとってもヘルシー。
アツアツのうどんすきは、体が温まるので、特に冬には大阪を中心に関西の家庭でよく作られます。

作り方も簡単なので、栄養のある食事を摂りたいときや、大勢でごはんを食べたいときにも便利な料理です。
「うどんすき」とは、一般的に大阪の郷土料理の名前と知れ渡っていますが、実は後にご紹介する「美々卯」というお店の商標登録の名称でもあります。

うどんすきは、すき焼きとは違う?

女性 はてな

すき焼きも具だくさんの鍋料理ではありますが、うどんすきは、すき焼きとは全く違う料理です。
うどんすきには、「すき」という言葉が入っていることもあり、すき焼きに似た料理を思い浮かべる方も多いですが、この「すき」とは、農具の鍬(すき)を意味し、昔に鍬の上で料理をしたことがすき焼きの始まりでした。

うどんすきの「すき」も農具の鍬からきていますが、中身は全く異なり、うどんすきとは、すき焼きのように濃く甘い味付けではありません。
うどんすきとは、色の薄い風味豊かな関西出汁でうどんを、たくさんの具と一緒に食べるというものです。

うどんすきは、鍋焼きうどんとは違う?

女性 たくさんはてな

うどんすきと鍋焼きうどんは、どちらもうどんと一緒にたくさんの具を食べる料理なので、一見同じ料理に見えます。
確かに、とても似ている料理なのですが、うどんすきは、鍋焼きうどんとは、異なります。

まず、鍋焼きうどんとは、一人用の鍋で煮込んで作られ、その鍋から直接食べるものです。
一方、うどんすきとは、大きな鍋で作られたものを、とんすい(取り皿)にとってから食べるというもの。

調理法にも違いがあり、鍋焼きうどんは、出汁、うどん、具材を同じタイミングで火にかけます。
つまり、火の通っていない出汁のなかにうどんと具を入れ、全てが冷たい状態から煮込んでいくのです。

うどんすきは、出汁だけをまず沸騰させ、沸騰した出汁の中にうどんと具を入れ、煮ます。
家庭によりやり方は少しずつ異なりますが、肉など火をしっかり通さなければいけないものは、予め茹でておくと、うどんと一緒に具をいれたときに長く煮込む必要がなく、コシのあるうどんを楽しめるのが良いところです。

<下に続く>

【うどんすきとは】うどんすきが食べれる人気のおすすめ店6選

では、大阪のうどんすきのお店をみていきましょう。
大阪のうどんすきのお店には、以下のお店があります。

  1. 美々卯
  2. 道頓堀 今井
  3. つるとんたん
  4. にし家
  5. 大阪川福
  6. 杵屋 続いて、大阪のうどんすきのお店を、それぞれ詳しくみていきます。

美々卯

美々卯は、250年以上の歴史を持つ大阪の老舗料亭です。
現在は、大阪、京都、名古屋、東京にもお店を出しています。

麺料理専門店になったのは、先々代の方になってからで、それ以降に美々卯はうどんすき(商標登録)を発表。
うどんすきは大阪で大人気の食べ物となりました。

美々卯で頂けるうどんすきの出汁は、毎日2時間かけて国内産の鰹節から作られています。
具は、新鮮な野菜や季節の魚介類、お肉が用意され、うどんも美々卯特製のコシのある麺が自慢です。

うどんすきコースはお一人様4,500円です。
また、お持ち帰り用うどんすきというものもあり、こちらは一人前3680円からとなっています。

美々卯 本店

道頓堀 今井

大阪に昭和21年創業した道頓堀 今井は、大阪に10店舗ほどお店を構えています。
今井では、関西の夏の風物詩である鱧を使って、夏季限定で「鱧すきうどん」というものが頂けます。

今井が提供するうどんの出汁は、北海道産の天然昆布と九州産のさば節とうるめ節をブレンドした出汁です。
出汁は、決して作り置きすることなく、毎回新鮮な出汁でうどんを頂けます。

今井の出汁は、薄味で上品なのに、旨味がしっかりとあり美味です。
葉もすきうどんは、お一人様8,100円で頂くことができます。

また、今井では、夏季限定の鱧すきうどんのほかに、季節に関係なくうどん寄せ鍋コースや、その他様々な種類のうどんが頂けます。
うどん寄せ鍋コースは、お一人様4,320円からです。

道頓堀 今井 本店

つるとんたん

つるとんたんは、大阪、東京、アメリカに店舗を展開しているうどん屋さんです。
大阪発のお店ですが、店舗のある地域に合わせた店づくりをいているため、店舗ごとにその雰囲気はまるで異なります。

つるとんたんで頂けるうどんすきは、「おうどんのお鍋」という宴会メニューです(宴会メニューのない店舗では食べられません)。
うどん麺へのこだわりが強く、うどんを作る材料である小麦、塩、水そのものの質の高さはもちろん、気温や湿度により材料を微調整して加えながら麺を作っています。

麺打ちのプロの技が光るうどん麺は、コシがあり美味しく、つるつると食べてしまいます。
つるとんたんのうどんすき「おうどんのお鍋」は、お一人様4,000円からです。

つるとんたんでは、うどんすきの他に、店舗ごとに限定メニューもあります。
限定メニューには、和風だし以外に、多国籍な味付けのうどんなどもあり、他のお店では食べられないようなうどんも。

うどんすきはもちろん、限定メニューも要チェックです。

つるとんたん 本町楼店

にし家

昭和32年創業のにし家は、大阪府内に7店舗あるお店です。
こちらのお店では、寄席なべコースでうどんすきを頂けます。

また、うどんすきの他に、にし家の商標登録メニューうどんちりもあります。
うどんちりは、うどんすきが出汁の味でうどんとその他の具を食べるのに対し、うどんや具をポン酢につけて食べるものです。

うどんちりは、さっぱりした味が好みの方におすすめです。
にし家のうどんすき「寄席なべ」は3,280円から。

うどんちりは、3,780円から頂けます。
本格的な料亭のようなクオリティにも関わらず、うどんの麺が食べ放題でこのお値段なので、かなりお手頃価格といえます。

にし家 本店

大阪川福 本店

川福は、大阪に2店舗、兵庫、仙台に店舗があるざるうどん発祥のうどん屋さん。
川福は、庶民的なお店でふらっと入りやすいお店です。

しかし、味は本物で、大阪の美味しいうどんを頂くことができます。
川福のうどんは、弾力があり良い歯ごたえでありながら、喉越しが良いです。

川福のうどんすきは3,680円で頂くことが出来ます。
ランチにはお手頃価格な定食メニューもあり、気軽にうどんを楽しめるお店です。

大阪川福 本店

杵屋 梅田ハービス大阪店

大阪に本社を置き、日本全国にチェーン展開している杵屋は、美味しい自家製麺が自慢の和食レストランです。
大手チェーンレストランですが、うどんの本場 讃岐の伝統的な技法を取り入れた手打ちうどんにこだわって作られ、リーズナブルな価格で美味しいうどんが食べられます。

杵屋のうどんすきは、枝豆やサラダ、コロッケなどのサイドメニューがついたコース料理です。
うどんすきのうどんは、食べ放題なので、杵屋の美味しいうどんを満喫することができます。

利用は2名からディナータイムにて可能で、4,104円です。
飲み放題も付いているので、これはかなりお得です。

ただし、うどんすきコースは全店舗で利用可能というわけはないので、杵屋でうどんすきをお考えの場合は、予め利用予定の店舗に確認をとることをおすすめします。

杵屋 梅田ハービス大阪店
<下に続く>

【うどんすきとは】うどんすきの作り方

うどんすきの出汁や、材料は大阪でも家庭によってまちまちですが、今回はよく入れられる具を用いたうどんすきのレシピをご紹介します。
うどんすきによく入れられる具は、鶏もも肉、えび、ほたて、はまぐり、にんじん、しいたけ、まいたけ、えのき、しめじ、白菜、春菊、ゆば、麩、油揚げ、うどんなどです。

この中のお好きなものを、自由にピックアップすればOKです。
次に、下準備をしましょう。

えびを入れる場合はせわたを取ったり、はまぐりを入れる場合は砂抜きをします。
野菜は、必要であれば皮をむき、食べやすい大きさにカット。

つづいて、出汁の準備です。
うどんすき出汁とは、和風合わせ出汁のこと。

白だし、醤油、みりん、酒、塩、水などを合わせたり、昆布とカツオから本格的に出汁をとり、醤油、塩、みりん、酒を合わせると最高です。
簡単にぱぱっと作りたい場合は、水にだしの素を溶かし、醤油、みりん、塩などを足すだけでも美味しく頂けます。

合わせ出汁を作るときは、うどんと具材が浸かるくらいの量を用意しましょう。
合わせ出汁を調合したら、火にかけます。

合わせ出汁が沸騰してきたら、具材とうどんをほぼ同じタイミングで入れます。
具材とうどんに火が通ったら、完成です。

鶏肉などを使う場合、分厚いなどなかなか火が通りにくそうであれば、他の具材を入れる前に出汁の中で先にに始めるといいですよ。
食べるときは、とんすいなど取り皿にとって、お好みでネギや七味などの薬味をかけてお召し上がりください。

ほとんど、鍋をつくる要領でできるので、大阪にいなくてもご家庭で簡単にうどんすきをつくることができます。

<下に続く>

大阪の郷土料理「うどんすき」とは?【美味しい人気のおすすめ店6選!】のまとめ

大阪難波 夜

大阪は昔から、うどんの美味しい街。
大阪の郷土料理 うどんすきは、薄味なのに旨味をしっかり感じられる関西出汁に、うどんと沢山の具が美味しく頂ける一品です。

鍋焼きうどんと異なり、うどんを長い時間煮こまないので、うどんのコシを楽しめます。
うどんの麺のコシにこだわる方には、鍋焼きうどんよりうどんすきが、断然おすすめ。

また、うどんすきは、お家でも自分好みにアレンジして、簡単に美味しく食べられるのも嬉しい点。
また、今回は大阪のうどんすきのおすすめ店もご紹介しました。

大阪に来る際は、うどんすきを食べに行ってみてください。
大阪の身も心も温めてくれるうどんすきを、楽しんでみましょう。

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