大山で人気のおすすめ紅葉スポット10選！見頃時期やライトアップ！

大山温泉の紅葉の時期と見頃

大山の紅葉の時期

まずは「大山の紅葉の時期」がいつ頃なのかみてみましょう。
大山では、例年10月中旬ごろからブナやカエデが色づき始めます。

そして10月下旬から11月初旬にかけて山場を迎え、12月初旬ごろには徐々に色あせていくのです。
黄色や赤色、オレンジ色など様々な種類の樹木が魅せる紅葉は、山を七色に染めるとも称されており毎年大勢の観光客で賑わう秋の鳥取の名物。

樹木の種類が多いことから、比較的紅葉の時期が長いのが大山の特徴となっています。
紅葉の最高潮だけでなく、色づき始めたころや紅葉の終わりごろなど訪れる時期に応じて大山が魅せる表情が異なるのも見どころ。

紅葉を楽しめる期間が長いため、訪れる計画を立てやすいのがポイントです。

大山の紅葉の見頃

次に、大山の紅葉の見頃について確認しておきましょう。
10月中旬から色づきだした大山の木々は、10月下旬～11月初旬にかけて最高潮を迎えると紹介しました。

このピークにかかる時期が大山の紅葉の見頃と言われており、大山は山裾から頂上付近まで紅葉のグラデーションに包まれます。
特に11月に入ってからは山全体が色鮮やかになっており、見応えのある景色を楽しむことができます。

広い大山の中で、いくつかの観光スポットでは上記の期間にライトアップや紅葉関連のイベントを開催するところも。
燃えるような紅葉の大山を満喫できる、見頃の時期はぜひ各観光スポットのイベント情報をチェックしておいてくださいね。

大山の紅葉はクライマックスが2回訪れる！

大山の紅葉にはクライマックスが2度あるのをご存知でしょうか。
実は大山の紅葉は、通常通り色づいた葉が枯れ落ちるクライマックスと、雪と紅葉のコントラストを楽しむ“フィナーレ”があるのです。

一般的な紅葉の場合、鮮やかに色が変化した葉はある程度の期間がたつと色褪せて枯れ落ちてしまいます。
もちろん大山の木々も同じように色褪せ、枯れていくのですが、初めにご紹介したように大山は紅葉の期間が長め。

そのため、紅葉の後半には大山の山頂付近に降雪がみられることが多いのです。
雪が降り始める前の紅葉が終わり枯れていくクライマックスに加え、紅葉と雪景色の両方を楽しめるフィナーレの2度楽しむことができるのはお得。

どのタイミングで大山の紅葉を見物に行くか悩んでしまいそうですよね。
ぜひ「2度の見逃せない山場が来る」という事を覚えておいてください。

大山で人気のおすすめ紅葉スポット10選

では、大山で人気のおすすめ紅葉スポットをみていきましょう。
大山には、以下のおすすめ紅葉スポットがあります。

1. 鍵掛峠
2. 桝水高原
3. 大神山神社奥宮
4. 石畳の参道
5. 金門
6. 大山寺
7. 豪円山のろし台
8. 鬼女台展望休憩所
9. 休暇村奥大山
10. 大山まきばみるくの里

続いて、それぞれの「スポット」について詳しくみていきます。

鍵掛峠

大山で人気のおすすめ紅葉スポット、1つ目は「鍵掛峠（かぎかけとうげ）」です。
鍵掛峠は大山の南側、日野郡江府町にある紅葉の絶景スポット。

大山の南側は度々の崩落により山肌の見える絶壁となっており、その裾野には大山のシンボルともいわれているブナの原生林が広がっています。
鍵掛峠からは、このブナの紅葉が一望でき、奥に見える大山南壁とのコントラストは見事。

鍵掛峠の展望台には無料駐車場15台、用意されているのも嬉しいポイントです。
また、トイレも設置されていますので安心してゆっくりと紅葉を楽しむことができますよ。

大パノラマで目前に広がる大山の紅葉を楽しめる人気スポット、鍵掛峠にぜひ足を運んでみてくださいね。

桝水高原

大山で人気のおすすめ紅葉スポット、2つ目は「桝水高原（ますみずこうげん）」です。
大山山麓の西側に広がる伯耆町（ほうきちょう）にある桝水高原は、キャンプやスキーと楽しむことができるレジャーパークとして人気のスポット。

桝水高原では冬季にスキー用として設置されているリフトとは別に、春から秋にかけて使用できる観光用のリフトを設置しています。
このリフトを使った、眼下に広がる鮮やかな紅葉を眺めながらの空中散歩は大人気。

リフトで登った先の展望台からは、大山裾野に広がる紅葉から日本海までの眺望を堪能することができます。
桝水高原での散策やリフト利用の拠点となる「桝水高原フィールドステーション」には無料駐車場250台完備。

紅葉のピークでも安心して車で訪れることができますよ。

大神山神社奥宮

大山で人気のおすすめ紅葉スポット、3つ目は「大神山神社奥宮（おおがみやまじんじゃおくみや）」です。
大神山神社は米子市内にある「本社」と大山中腹にある「奥宮」があり、大山の木々に囲まれた奥宮が紅葉スポットとして人気を集めています。

国の重要文化財にも指定された大きな神社で、色鮮やかな壁画や天井画でも有名。
秋にはそれらの鮮やかさに負けないほどの紅葉を楽しむことができるのです。

大神山神社奥宮へは、バスの大山寺停留所より徒歩およそ20分をかけて山を登る必要がありますので、歩きやすい靴で向かうのがおすすめ。
また、神様のおられる場所でもありますので、失礼のないように紅葉を楽しむようにしてください。

石畳の参道

大山で人気のおすすめ紅葉スポット、4つ目は「石畳の参道」です。
石畳の参道は、後程紹介する大山寺と前述の大神山神社奥宮まで続く距離およそ700mの石畳。

その長さは日本一と言われ、大山を象徴するスポットのひとつとしてよく知られています。
紅葉のシーズンには石畳の両脇は赤や黄色の葉を持った木々に挟まれ、とても幻想的。

紅葉のピークを過ぎるころには落葉が石畳を赤く染め上げるさまも見られます。
石畳に使用されている石はすべて自然石のためごつごつしていますので、想像以上に足に負担がかかりますのでご注意ください。

また、石の上の落ち葉は滑りやすくなりますので、雨の日や雨上がりには足を滑らせないよう注意しながら進んでくださいね。

金門

大山で人気のおすすめ紅葉スポット、5つ目は「金門（きんもん）」です。
金門は先ほど紹介した石畳の参道を通り、案内看板に従って佐陀川（さだがわ）方面へ下ると見えてくる「岩壁」のこと。

川の両岸に向かい合うようにそびえ立つ巨大な岩を門に見立て、金門と呼び神門としてあがめているのです。
この金門も大山の人気紅葉スポットとして知られており、石畳の参道や大神山神社を訪れる方は金門へも足を運ぶんだそう。

金門での紅葉狩りにおすすめの時期は、11月下旬から12月頭にかけてです。
ピークを過ぎてわずかに残った紅葉に雪が軽く積もった景色はとても幻想的。

雪化粧をした大山と、紅葉のコントラストを楽しめるおすすめのスポットです。

大山寺

大山で人気のおすすめ紅葉スポット、6つ目は「大山寺（だいせんじ）」です。
大山寺は開山1300年という歴史あるお寺。

大山の歴史を知るうえで欠かせないと言っても過言ではない大山寺では、毎年紅葉のシーズンに合わせて山門の夜間ライトアップや「秋のご縁日」を行っています。
秋のご縁日は稚児行列や護摩法要などが行われ、多くの人々でにぎわう年中行事。

これまでに紹介した大神山神社奥宮や、石畳の参道、金門などを合わせた散策ルートをのんびりと歩きながら紅葉を楽しむのも人気です。
大山の紅葉だけでなく、歴史についても学べるおすすめのスポットですので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

豪円山のろし台

大山で人気のおすすめ紅葉スポット、7つ目は「豪円山（ごうえんざん）のろし台」です。
豪円山のろし台とは、冬になるとスキーゲレンデとして人気の豪円山にある展望台。

春から秋にかけてハイキングを楽しむことができる豪円山には、複数のロッジやキャンプ施設が点在しています。
のろし台まで登ると大山北壁と洋風のロッジが見え、まるで日本ではないような風景。

紅葉シーズンのクライマックスには、雪をかぶった大山北壁と紅葉という美しいコントラストを楽しむこともできます。
豪円山のろし台を訪れるときに、覚えていて欲しいのは「登っている最中は振り返らないこと」なんだそう。

豪円山のろし台から見える絶景の感動は、展望台での楽しみに取っておいてくださいね。

鬼女台展望休憩所

大山で人気のおすすめ紅葉スポット、8つ目は「鬼女台（きめんだい）展望休憩所」です。
鬼女台展望休憩所は鳥取県と岡山県の県境、蒜山大山スカイラインにある休憩所。

北に大山、南東に蒜山を望むことができる絶景ポイントで、紅葉シーズンには駐車場の空き待ちの列ができることからもその人気ぶりがうかがえます。
大山の紅葉を堪能できるだけでなく、気象条件が合えば「雲海」がみられることも。

休憩所から少し歩くと展望台があり、ススキの群生など豊かな自然を感じることができます。
また、休憩所内には地元で採れた野菜などの販売所もあり、ちょっとしたお土産の購入も可能。

大山と蒜山、1度で2か所の絶景を味わえるお得なスポットです。

休暇村奥大山

大山で人気のおすすめ紅葉スポット、9つ目は「休暇村奥大山」です。
休暇村奥大山は、温泉、スキー場、キャンプ場などを併設した宿泊施設。

温泉は日帰りでも21時まで受け付けていますので、大山での紅葉狩りの帰りに寄り道するのもおすすめです。
大山のふもとに広がるブナの林を望む部屋もあり、紅葉をのんびりと眺められるのも人気のポイント。

また、敷地内には「自然学習歩道」という散策用のバリアフリー遊歩道も設置されています。
大山の紅葉を気兼ねなく見ることができると人気。

紅葉だけでなく、夜には満点の星空も楽しめますのでお時間のある方はぜひ宿泊してみてくださいね。

大山まきばみるくの里

大山で人気のおすすめ紅葉スポット、最後に紹介するのは「大山まきばみるくの里」です。
大山まきばみるくの里は、一般に開放された牧場や、鳥取県産の牛乳を使用した乳製品を堪能できる体験型の牧場施設。

大山の紅葉を背景にした牧場でのんびりと過ごす牛を見るだけでとても癒されると人気を集めています。
屋外で紅葉を堪能した後は「みるくの里」レストランで食事やバーベキューを楽しむのがおすすめ。

入場・駐車場も無料で気軽に訪れることができるため、小さなお子様と一緒の紅葉狩りにピッタリのスポットとなっています。
売店では大山を代表する「白バラ牛乳」を使用した製品も多数販売されているので、お土産にも困ることはありません。

大山まきばみるくの里は、広大な自然の中で紅葉や美味しい空気、牛乳を味わえる癒しスポットです。

大山紅葉のアクセス方法

最後に、大山へのアクセス方法についてご紹介します。
大山は鳥取県西部にあり、公共交通機関で訪れるのならJR山陰本線・米子駅の利用がおすすめ。

米子駅からは日本交通バス・大山寺停留所まで行くことで大山の登山口へ行くことができます。
また、ゴールデンウィークから紅葉シーズンにかけて「大山る～ぷバス」という観光用路線バスの運行も行われておりますので、チェックしてみてくださいね。

自家用車で大山へと訪れる場合は、高速道路「米子道・米子IC」を降りるのが便利。
県道24号線を利用するルートが一般的となっています。

大山はとても大きな山ですので、どの紅葉スポットへ向かうかによって所要時間が異なります。
そのため、事前に目的地までのルートや時間の確認をしておきましょう。

大山で人気のおすすめ紅葉スポット10選！見頃時期やライトアップ！のまとめ

鳥取県をはじめ、山陰の誇る名峰・大山にはたくさんのおすすめ紅葉スポットがあります。
今回選んだ10か所に限らず、眺望の良いスポットや遊べる施設はまだまだたくさん。

更に、大山周辺には温泉や宿泊施設も豊富なため一年を通して人気の観光スポットとなっています。
どのシーズンに訪れても気持ちいいのですが、ぜひ一度、紅葉の大山へと足を運んでみてくださいね。