【飲みやすい日本酒】初心者にもおすすめ!4つの選び方
初心者でも飲みやすい日本酒には、いくつかの特徴があります。
ではまずその特徴とはいったい何なのかを、ご一緒に見ていくことにしましょう。
日本酒の種類について
皆さんは日本酒と聞くと、どの銘柄を思い起こすでしょうか?
現在、日本酒の銘柄は数えきれないほど存在します。
しかしその種類はというと、大きく分けると2つに分類されます。
1つは「甘口」そしてもう1つは「辛口」です。
では、これら2つの違いはどのようにして生じるのでしょうか?
日本酒の主な原料は水、お米、そして麹です。
この中で日本酒の味に大きな影響を及ぼすのが、お米です。
ご存知の通り、お米には糖分が含まれています。
この糖分が日本酒の甘味を生じさせるのです。
つまり糖分をたくさん含んでいるお米を使用した日本酒は、「甘口」になります。
では日本酒の辛味はどのようにして生じるのでしょうか?
もちろん辛口だからといって、口から火を噴くような辛味が生じることはありません。
実は日本酒には酸が含まれています。
そしてこの酸の量が多いと舌に伝わる刺激が大きくなり、日本酒が辛口に感じられるのです。
これらを総合すると原料となるお米の糖度が高く、それでいて含まれている酸の量が少ない日本酒の場合、甘味が強く感じられます。
逆に使用されているお米の糖度が低く、その上含まれている酸の量が多い日本酒の味は、強い辛口となるわけです。
飲みやすい日本酒の選び方①日本酒の味
飲みやすい日本酒を選ぶにあたり、最初に考慮すべきなのはその味です。
そして多くの場合、日本酒初心者が飲みやすいと感じるのは甘口のものです。
そのためこれまで日本酒を飲んだことがないという人や、アルコールにそれほど強くないという人は、甘口のものをチョイスできます。
ちなみに甘口の飲みやすい日本酒は、女性からも高い人気を得ています。
しかし甘口の日本酒といっても、様々な種類が存在します。
お米の甘味が強く感じられるものや、フルーツのような香りのするものなど、バラエティーに富んでいます。
そのため甘口でありつつも自分の好みを反映したものをチョイスするのがポイントです。
もちろん日本酒初心者であっても大人の味わいが好みであるという人の場合、辛口という選択肢もあります。
また辛口の日本酒の場合、酸の含有量が多いものはアルコール度数が高いように感じられます。
そのためアルコール度数がそれほど高くなく、さらに大人の味わいを楽しみたいという人の場合、酸の量が多いものが飲みやすいと感じられます。
飲みやすい日本酒の選び方②日本酒の香り
日本酒の香りは味と大く関わっています。
鼻をつまんでものを食べたると、何を食べても味が淡泊に感じられてしまうように、日本酒も香りがなければ良さが引き立ちません。
とりわけ日本酒は香り高いことで知られている飲み物です。
そのため日本酒を選ぶ際は、香りにもこだわりを持つべきです。
ちなみにアルコールの香りが弱い日本酒として知られているのは、生酒や純米酒です。
日本酒の強い香りを嗅ぐと酔いが回ってしまうという人は、生酒や純米酒が飲みやすい日本酒となります。
逆に吟醸酒や熟成酒は香りが強い日本酒です。
日本酒を思う存分楽しみたいという人は、吟醸酒や熟成酒がおすすめです。
最近では飲みやすい日本酒として、フルーツのような香りのするものが人気を得ています。
こうしたものは抵抗なく飲めるために、日本酒初心者におすすめできます。
飲みやすい日本酒の選び方③日本酒の原料の産地
先にも少し触れましたが、日本酒の原材料は水、お米、そして麹です。
そして日本酒の甘味に大きく関わるのがお米です。
そのためどのお米が使用されているかに注目するのであれば、自分に合った飲みやすい日本酒をチョイスできます。
もちろんお米に対するある程度の知識を得ていなければなりませんが、寒い地域などで育ったお米は糖質をたくさんため込みます。
そうしたところで取れたお米を使った日本酒は甘味が強いために、飲みやすいものとなります。
当然のことながらどこで取れたお米であろうと、糖度が高ければ日本酒の甘味は強くなります。
そのため日本酒にチャレンジする前に、お米に関するちょっとした知識を得ておくと良いでしょう。
また美味しい水も日本酒のまろやかさに関係してきますので、どのような水を使用しているかにも注目できます。
飲みやすい日本酒の選び方④特定名称酒を選ぶ
恐らく日本酒に詳しい人でなければ、特定名称酒という言葉を聞いたことはないかもしれません。
特定名称酒とは、原料や製造の仕方によって分類された日本酒のことです。
現在、日本酒の特定名称酒は全部で8種類です。
それらは純米大吟醸酒、大吟醸酒、純米吟醸酒、吟醸酒、特別純米酒、純米酒、特別本醸造酒、そして本醸造酒です。
飲みやすい日本酒を選ぶにあたり、これらの特定名称酒の特徴について知っておくと良いでしょう。
たとえば純米酒は水、お米、そして麹だけを使用して作った日本酒です。
それに対して本醸造酒はアルコールを添加したもので、純米酒とは味も香りも異なります。
もちろん飲みやすい日本酒は人それぞれ異なりますが、特徴を考慮してから試飲すると、自分好みの飲みやすい日本酒を見つけやすくなります。
初心者におすすめする飲みやすい日本酒の選び方
これまで見てきたように、飲みやすい日本酒のチョイスは味や香りをメインに考慮するべきです。
多くの場合、初心者にとっての飲みやすい日本酒は味が甘めであり、尚且つフルーティーな香りのするものです。
そのため本醸造酒などのアルコールを添加してあるものは、日本酒初心者にとっては少しハードルが高いかもしれません。
日本酒は奥の深い飲み物です。
そのためラベルをじっくりと見るのが得意ではないという人は、「フルーティー仕立て」や「女性でも飲みやすい日本酒」といったようなうたい文句がラベルに書かれているものを購入できます。
また購入者のレビューや専門家の意見などをチェックするのもおすすめです。
【飲みやすい日本酒】初心者にもおすすめの人気の日本酒20選
では、初心者でも飲みやすいと感じる日本酒の具体的な銘柄をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは20の銘柄です。
飲みやすいおすすめの日本酒①:屋守
緑の瓶に貼られた白ラベルに、赤字で書かれた「屋守」の文字が非常に印象的な日本酒です。
ちょっと力強い印象を抱かせるために、「本当に飲みやすい日本酒なの?」と疑問を抱くかもしれません。
「屋守」は「おくのかみ」と読みます。
少し難しい名前ですが、実はこの日本酒、大きな注目を集めた商品なのです。
これまで再三考えてきたように、日本酒の味はお米の質に大きく左右されます。
そのためお米の生産が盛んな地域で収穫されたものを使用するのが一般的です。
しかし「屋守」に使用されているお米は、何と東京都で取れたものなのです。
それでもこの日本酒は甘口で飲みやすいと、高評価を得ているのです。
「屋守」はお米に含まれている甘味を引き出すために、雑のみある部分を取り除く製法である、「中取り」によって製造されています。
そのため飲みやすいフルーティーな味わいを楽しめる日本酒に仕上がっているのです。
製造は東京都の豊島屋酒造株式会社によるものであり、都心やその周辺に住んでいる人であっても容易に購入することができます。
飲みやすいおすすめの日本酒②:十四代 龍の落とし子
ダークカラーの瓶に黒地のラベル、そしてあえて目だない色で「十四代」と書かれた渋いデザインは、男性に人気があります。
恐らく「十四代」という銘柄をご存知の方は多いことでしょう。
これは有名な日本酒です。
そして「龍の落とし子」という名前のお米を使用して作った純米吟醸酒が、「十四代 龍の落とし子」というわけです。
上記の項でも考えましたが初心者にとって飲みやすい日本酒は、糖度の高い甘口のものです。
しかし「十四代 龍の落とし子」は辛口に分類されるほどの糖度しかありません。
それでも極端に糖度が低いというわけではなく、味に関してはやや辛口と考えてよいでしょう。
この日本酒の特徴はフルーティーな香りです。
この香りがまろやかさをもたらし、やや辛口の「十四代 龍の落とし子」を飲みやすいと感じさせてくれるのです。
加えてすっきりとした飲み口であるために、辛口特有のアルコール感が口の中にいつまでも残ることはありません。
このような特徴が「十四代 龍の落とし子」の良さでもあり、飲みやすい口当たりをもたらしています。
この商品は爽やかな味の日本酒を求めておられる人におすすめです。
飲みやすいおすすめの日本酒③:幻 赤箱
「幻 赤箱」は爽やかな緑の瓶に入った日本酒です。
その爽やかさとは裏腹に、この日本酒はインパクトのある赤い箱に入っています。
この外見からすると、「幻 赤箱」はアルコール度の高い、とても強い日本酒に思えてしまうかもしれません。
しかしこの日本酒は外見とは異なり、非常に飲みやすいテイストに仕上がっています。
「幻 赤箱」が飲みやすい日本酒として知られているのには、理由があります。
本来、日本酒に感じられるフルーティーな風味は、お米の良さを際立たせたことによるものです。
しかし「幻 赤箱」の場合、状況が少し異なります。
何と「幻 赤箱」にはリンゴ酵母が使用されており、深みのあるフルーティーな香りが発せられているのです。
しかも使用されているお米は甘味のある「山田錦」で、このお米が「幻 赤箱」の甘味の素となっています。
リンゴ酵母によるフルーティーな香り、そして「山田錦」による甘味が絶妙にマッチし、普段は日本酒を口にしない女性からも、高い人気を得ています。
ちなみにこの日本酒は高級な純米大吟醸酒に相当するために、高価な日本酒となります。
飲みやすいおすすめの日本酒④:奥能登の白菊
黄色のラベルに白字で「白菊」と書かれているこの日本酒は、爽やかな印象を与えます。
また「白菊」の文字の下にはローマ字で「okunoto no shiragiku」と書かれており、おしゃれなデザインとなっています。
「奥能登の白菊」はお米が美味しい地域である、石川県の日本酒です。
この日本酒の飲みやすい口当たりは、独特の香りによってもたらされていると言っても過言ではありません。
何とこの日本酒、熟したバナナのような香りがするために、美味しいフルーツを味わっているような感覚を楽しむことができるのです。
「奥能登の白菊」は甘味が特別強い日本酒ではありません。
そのため口の中にいつまでも甘味が残るというわけではないので、何杯でもいけてしまう、飲みやすい日本酒です。
もちろん冷やしても美味しく飲めますが、熱燗にしても飲みやすい日本酒です。
様々な料理にマッチする万能型の日本酒で、日本酒初心者にも好んで飲まれている、飲みやすい商品です。
飲みやすいおすすめの日本酒⑤:Fu.
「Fu.」は名前にアルファベットが使用されている、一風変わった日本酒です。
緑の瓶に貼られたラベルには日本語が見当たあらず、ワインのような印象を抱かせます。
恐らく「Fu.」を始めて見た人は、これが日本酒であると気づかないことでしょう。
このおしゃれなデザインも日本酒に対する先入観を払しょくさせ、「Fu.」を飲みやすくすることに一役買っています。
この日本酒は、甘口のお酒が好みであるという人におすすめです。
「Fu.」は大甘口と呼ばれるほど甘味が強く、他の日本酒に比べると舌触りはかなり異なります。
加えてこの日本酒はアルコール度が低いことでも知られています。
そのため普段あまり日本酒を飲まない女性からも、飲みやすいと高評価を得ています。
もしかすると日本酒を普段からたしなんでいる人たちからすれば、少し物足りないと感じるかもしれません。
しかし日本酒初心者と一緒に味わうのであれば、口当たりが良くて飲みやすい「Fu.」はおすすめの商品です。
飲みやすいおすすめの日本酒⑥:北雪 YK35
「北雪 YK35」はかっこいい印象を与える日本酒です。
この商品も名前にアルファベットが入り、尚且つ海を彷彿させるクリスタルブルーカラーの瓶は、非常に印象的です。
このような硬派で高級な雰囲気を漂わせている「北雪 YK35」ですが、外見とは裏腹に飲みやすいと評判です。
まず、クオリティーの高いお米である「山田錦」を使用しているために、飲みやすい口当たりに仕上がっています。
ちなみに「北雪」は2013年から2016年にかけて様々な賞を獲得しており、すでに有名な日本酒として知られています。
口当たりがワインにも似ているとあり、外国人からも好まれる飲みやすい日本酒です。
ちなみに日本酒度だけを考えると辛口に分類される「北雪 YK35」ですが、飲み口は甘みを感じる仕上がりとなっています。
飲みやすいおすすめの日本酒⑦:奏雨 SOW
非常に可愛らしいラベルが好評の「奏雨 SOW」は、福井県で作られている日本酒です。
この日本酒が飲みやすい理由は、程よい酸味によってもたらされています。
吟醸酒であるためにすっきりとした甘味を感じさせる商品ですが、飲むと柑橘系の酸味が口の中を通り抜けます。
そのため爽やかな飲み口の日本酒となっており、飲みやすいと好評を得ています。
「奏雨 SOW」の味はよく、甘酸っぱいと表現されることがあります。
このような味は日本料理はもちろんのこと、普段はワインと一緒に食べるおつまみなどにもマッチします。
特にイタリアンとの相性は抜群であり、普段は日本酒を飲まない人たちであっても、飲みやすいと感じられる商品です。
パーティーのときなどでも楽しめる日本酒で、活躍の場が広いのも「奏雨 SOW」の特徴の1つです。
飲みやすいおすすめの日本酒⑧:三芳菊
青い瓶に貼られたラベルには、ちょっとごちゃごちゃしたデザインが施されています。
そして「三芳菊」の文字は「ここに三芳菊あり!」といわんばかりの書体で書かれており、威勢の良さを感じさせます。
「三芳菊」は徳島県の三芳菊酒造で作られた日本酒で、酒造所の名前が付されています。
使用されているのは「徳島酵母」、そして日本酒の核となるお米は徳島県産の「山田錦」と、徳島県にこだわった日本酒です。
この「三芳菊」も甘味が強く、飲みやすい仕上がりとなっています。
日本酒の中でも特に甘い部類に入るために、甘いものがあまり得意ではないという人にとっては飲みやすいと感じられないかもしれません。
また食事と一緒に甘いものを飲むという習慣がない人にとって、食事を取りながら「三芳菊」を飲むことに抵抗を感じることがあるかもしれません。
しかし飲みやすい日本酒であることには変わりありませんので、まずは食前酒として飲んでみたり、食後のゆっくりした時間のお供としてみるのが良いでしょう。
もちろん甘口であっても、甘ったるいと感じるような商品ではありません。
そのため長年多くの人から愛され続けている商品です。
飲みやすいおすすめの日本酒⑨:村祐 黒
飲みやすい日本酒である「村祐 黒」は非常にポップなデザインの瓶に入った、おしゃれ感たっぷりの日本酒です。
黒の瓶に黒のラベル、そしてピンクの文字で書かれた「村祐 黒」は、若者向けに作られたのかと思わせるほどのインパクトを受けます。
この日本酒も甘味が強く、飲みやすいと好評を得ています。
製造されているのは米どころである新潟県の村祐酒造で、美味しいお米の甘味を最大限に引き出した濃厚甘口仕立てとなっています。
この日本酒もどちらかと言うと食事と一緒に飲まれるのではなく、食前、もしくは食後に飲まれるのが一般的です。
実のところこの「村祐 黒」は高級な日本酒です。
そのため飲みやすいとはいえ、簡単に購入できるものではないかもしれません。
このような状況も相まって、食事を食べながら「村祐 黒」を飲むというよりも、この日本酒だけをじっくりと味わうという人がたくさんいるのです。
飲みやすいおすすめの日本酒⑩:風の森
瓶に貼られたラベルにはうっすらと木々の様子が描かれており、その上には筆で書かれたような黒文字で「風の森」と記されています。
シンプルなデザインでありながらもおしゃれであり、飲みやすさを感じられる商品です。
「風の森」の飲みやすさは、爽やかな甘さだけによるのではありません。
何とこの日本酒はシュワっとする発泡感を有しており、まるで炭酸飲料を飲んでいるような感覚を味わうことができるのです。
この発砲感がアルコール感を和らげ、飲みやすさをもたらしています。
甘味に関しては強いほうですが、炭酸による刺激があるために、ちょうどよい甘さに感じられます。
開封直後はシュワッとした炭酸を楽しむことができますが、時間が経つうちに炭酸は少しずつ抜けていきます。
すると「風の森」の味も少しずつ変化していくために、様々な味わいが楽しめる日本酒でもあるのです。
「風の森」は奈良県の油長酒造によって作られており、価格もリーズナブルなことから、おすすめの日本酒です。
飲みやすいおすすめの日本酒⑪:越後鶴亀
黒い瓶に黒ラベル、そして白と金の文字で仕上げられた「越後鶴亀」は、ウィスキーを彷彿させるデザインです。
しかしこのデザインの醸し出す雰囲気とは異なり、この日本酒も非常にもみやすい商品です。
「越後鶴亀」はお米の名産地である新潟県で製造されている日本酒です。
実はこの商品、非常に珍しい日本酒として有名です。
なぜなら一般的には日本酒に使われることのないワイン酵母を使い、原材料を発酵させているからです。
そのためワインの要素を含んだ味わいとなり、上品な甘味の中に爽やかな酸味を感じることができます。
恐らくこのお酒を日本酒であると知らずに飲んだ場合、ワインを飲んでいるのではないかという感覚に陥ることでしょう。
そのため日本酒初心者であっても、ワインを飲んだことのある人であれば、「越後鶴亀」を飲みやすい日本酒と感じることができます。
ちょっとおしゃれな仕方で「越後鶴亀」を飲みたいのであれば、ワイングラスに注ぐのもおすすめです。
飲みやすいおすすめの日本酒⑫:醸し人九平次 純米大吟醸
「醸し人九平次 純米大吟醸」もフルーティーな味わいが特徴の日本酒で、女性でも飲みやすいと感じることのできる商品です。
この味わいは香り、甘味、そして酸味の絶妙なバランスによってもたらされています。
ちなみに「醸し人九平次 純米大吟醸」は和食だけでなく洋食にもマッチする日本酒として知られています。
特に「醸し人九平次 純米大吟醸」の仲間である「醸し人九平次 純米大吟醸 彼の地」はよりフルーティーな日本酒であるために、ミシュラン三ツ星レストランなどでも使われています。
その他にも日本航空国際線のファーストクラスで提供されたり、「ソムリエが選ぶおいしい日本酒」の香り部門で2つ星を受賞するなど、日本国内外で活躍する飲みやすい日本酒なのです。
価格もそれほど高くないために、比較的容易に入手することができます。
飲みやすいおすすめの日本酒⑬:No.6 R-type
こちらもおしゃれな名前が付けられているために、一度聞いたら忘れない日本酒かもしれません。
また瓶も非常にインパクトのあるデザインです。
何と下方には大きな「6」という文字がドーンと描かれているのです。
一見するとシャンパンの様にも見える「No.6」ですが、この商品は飲みやすい日本酒です。
新政酒造によって作られている「No.6」は3種類のラインアップが用意されています。
その中でも飲みやすいと好評なのが、「R-type」です。
甘味のあるこの日本酒には、フルーティーな香りが漂っています。
それはまるでマスカットの様で、白ワインを彷彿させます。
しかし香りが特別強いというわけではなく、癖がないことから様々な料理にマッチします。
また程よい酸味も有しているために、爽やかさも兼ね備えています。
ちなみに他の2種類は「R-type」よりも日本酒感が強くなります。
「S-type」は香りに特徴があり、「X-type」の方はより洋酒感が引き出されています。
ちなみにNo.6シリーズの中では最上級とされているのは「X-type」です。
それでも価格は3種類とも比較的リーズナブルであるために、容易に購入できる日本酒です。
飲みやすいおすすめの日本酒⑭:鳳凰美田 芳
この商品は名前が「いかにも日本酒」といった感じですが、瓶のデザインは非常に可愛らしいものです。
ラベルは鮮やかなオレンジで、筆で書かれたようなおしゃれな文字で「鳳凰美田」と記してああります。
この「鳳凰美田」は種類が豊富な日本酒です。
しかしどの銘柄も飲みやすく、日本酒を始めて飲むという人にもおすすめできる商品です。
その中でもフルーティーな味わいが楽しめる、飲みやすいものとして人気が高い商品が「鳳凰美田 芳」です。
その香りはパイナップルのようで、尚且つほんのりとした甘味を感じることができます。
日本酒初心者でなくてもスッと飲める口当たりが好評で、誰もが楽しめる仕上がりとなっています。
ちなみに「鳳凰美田」シリーズの中でも常温で飲むと美味しさが引き立つのが「鳳凰美田 本吟」です。
そのため常温で保存し、飲みたいときにグラスに注いで日本酒を楽しみたいという人は、「鳳凰美田 本吟」がおすすめです。
飲みやすいおすすめの日本酒⑮:獺祭 純米大吟醸 スパークリング45
名前が示す通り、「獺祭 純米大吟醸 スパークリング45」は炭酸の入った日本酒です。
若者が好むに見やすい日本酒であるにも関わらず、デザインは渋めです。
緑の瓶に貼られたラベルは白で、その上に黒字で「獺祭」と書かれています。
しかも瓶の口の封にはカタカナで「スパークリング」と縦書きされています。
この商品は炭酸がアクセントとなっているためにアルコール感が出しゃばっておらず、非常に飲みやすい日本酒に仕上がっています。
ベースとなっているのは「獺祭にごり酒」で、瓶内二次発酵により製造されています。
これはシャンパンを作るときと同じ製法で、それゆえにお酒の中に炭酸ガスが発生するのです。
現在、炭酸入りの日本酒はいくつか存在します。
しかし中には出来上がった日本酒に、後から炭酸ガスを加えるものもあります。
この「獺祭 純米大吟醸 スパークリング45」は発酵によってガスがお酒内で発生するものですので、いわゆる自然の炭酸ガスを楽しむことができるのです。
酵母が生きている間は発酵が継続しますので、炭酸のすっきり感が強い日本酒であり、グラスに注いだ後でもシュワッとした刺激を満喫できます。
飲みやすいおすすめの日本酒⑯:賀茂金秋特別純米13
緑の瓶に貼られた深緑色と白のツートンカラーのラベルには、「賀茂金秀」の文字が書かれています。
漢字で名前が記されているにもかかわらず、ラベルが醸し出す雰囲気が飲みやすいワインを彷彿させる商品です。
「賀茂金秀特別純米13」は原酒です。
原酒とは発酵させたお酒を絞ったもので、水は一切加えられません。
そのためお酒本来の味を思う存分楽しむことができるのです。
もしかすると「水を使ってないお酒など、強すぎて飲みやすい日本酒とは言えない」と思われるかもしれません。
実のところ「賀茂金秀特別純米13」は名前が示す通り、アルコール度数を13に抑えており、日本酒の中ではそれほど強いお酒ではないのです。
そのため濃厚な味を満喫しつつも、スッと飲めてしまう日本酒です。
またこの日本酒のもう1つの特徴は香りで、マスカットのような香りを楽しむことができます。
この飲みやすい日本酒は冷やしていただくと、ワインのような味わいを楽しむことができます。
飲みやすいおすすめの日本酒⑰:なまの上善如水
「なまの上善如水」は可愛らしさと爽やかさが融合したデザインの瓶に入った、飲みやすい日本酒です。
この商品は生酒と呼ばれるもので、お酒を絞ってから加熱殺菌せずに瓶詰めされています。
そのため日本酒の美味しさが閉じ込められた商品で、中には「水のように飲めてしまう」という人がいるほどです。
もちろん香りもよく、「なまの上善如水」の爽やかさが引き立てられています。
味は辛口に分類されますが、冷酒として楽しむと飲みやすいです。
もしかするとお酒を普段から飲まない人がいきなりチャレンジすると抵抗を感じることがあるかもしれませんが、お酒が好きな日本酒初心者には美味しく飲める商品です。
飲みやすいおすすめの日本酒⑱:久保田 萬寿
瓶に貼られた白のラベルには筆文字で「久保田」と書かれています。
しかし書体が可愛らしく、おしゃれな雰囲気を醸し出しています。
「久保田」は日本酒の中でも有名な銘柄です。
恐らく日本酒にそれほど詳しくない人であっても、この名前を聞いたことがあるでしょう。
もしかすると「こんな名酒、初心者にとって飲みやすいわけがない」と思われるかもしれません。
しかし「久保田」の中にも、飲みやすいものが存在します。
たとえばこの「萬寿」は、非常に高いクオリティーを有する日本酒です。
しかし冷酒として飲むとスッと喉を通る、飲みやすい日本酒として楽しむことができるのです。
クオリティーの低い日本酒は冷たくすると風味が損なわれますが、深い味わいと豊かな香りを有する「久保田 萬寿」は冷酒として飲んでもフルーティーな味わいが損なわれない逸品です。
飲みやすいおすすめの日本酒⑲:澪
「澪(ミオ)」はスパークリング日本酒です。
そのため女性からも人気で、飲みやすい日本酒として知られています。
瓶も非常におしゃれであり、清涼感を感じさせるデザインです。
飲み終わった後は花瓶にしたり、部屋に飾れるような美しい青色をしており、若者からも人気です。
この商品はマスカットを思わせる香りと、優しい甘さが持ち味です。
またアルコール分が5%と低いのも、「澪」が飲みやすい理由の1つとなっています。
おしゃれなグラスに注いで飲むなら、日本酒であることを忘れてしまうほどの爽やかさで、日本酒初心者にはぴったりです。
「澪DRY」という商品もあり、こちらは林檎を思わせる爽やかな香りを有しています。
飲みやすいおすすめの日本酒⑳:神戸酒心館 福寿 純米吟醸
こちらも美しい青色の瓶がおしゃれな、飲みやすい日本酒です。
しかしラベルが純和風であり、これが高級感を漂わせています。
「神戸酒心館 福寿 純米吟醸」は300年以上の歴史を持つ、神戸酒心館によって製造されています。
この日本酒の特徴は何と言っても六甲の山河を渡ってきた美味しい水を使用していることです。
加えて低温で長期間発酵させており、お米の良さが引き立てられています。
上品な香りも楽しむことができ、ノーベル賞受賞晩餐会などの公式行事に提供されることもある名酒です。
すでに世界的な日本酒としてその名が広く知れ渡っているために、世界中に多くのファンがいる日本酒でもあります。
少し高価なお酒ですが、初心者でも美味しく飲める商品です。
【飲みやすい日本酒】日本酒の飲み方
では次に、どうすれば日本酒が飲みやすくなるのか、その点を考慮してみましょう。
初心者は常温・冷酒で飲む
日本酒を口にする前に香りが鼻に届き、大きなインパクトを与えます。
日本酒初心者の場合は香りを嗅いだ時点で受ける印象が、日本酒の味に大きく関係してきます。
そのためまずは香りを抑える仕方で飲むのが良いでしょう。
この点で冷酒は初心者の登竜門であるといえます。
なぜなら日本酒を冷やすと独特の香りが抑えられ、飲みやすくなるからです。
中には抑えられた香りがよりフルーティーな印象を与えるものもあり、日本酒をさらに飲みやすくしてくれます。
しかし香りが抑えられて飲みやすくなると、ついつい飲みすぎてしまうこともありますので、この点には注意すべきです。
実のところ、日本酒が一番美味しく感じられるのは、常温で飲むことです。
しかしこれまで考えてきたように日本酒は冷やすと香りに変化がもたらされ、飲みやすくなります。
そのためまずは飲みやすい日本酒を冷やして飲むことをおすすめします。
熱燗で飲む方法
日本酒を熱燗にすると、香りが強くなります。
そのため日本酒の香りが好きだという人は、熱燗がおすすめです。
もちろん季節によっても熱燗がマッチする時期と、そうでない時期がありますが、基本的に熱燗は日本酒の香りを楽しむことができる飲み方です。
また日本酒を熱するとアルコール分が飛ぶために、お酒があまり強くないという人にとっても飲みやすい方法です。
加えて熱燗は常温や冷酒のようにグイグイ飲むことはありません。
温度が高いために、少しずつ飲むことになります。
このような点も、熱燗はお酒があまり得意ではない人にとって飲みやすい方法であると言えます。
凍らせて飲む方法
甘味の強い日本酒を凍らせることもできます。
最近では凍らせた日本酒を砕き、シャーベットのようにして食べる方法も流行っています。
また凍らせた日本酒を常温の日本酒の中に入れて冷やすこともできます。
日本酒を注いだグラスの中に氷を入れると、それが解けたときに日本酒が薄まってしまいます。
しかし日本酒氷をグラスに入れて日本酒を冷やすのであれば、そのようなことは避けられます。
それでも凍らせた日本酒は溶けだすと水以外の成分が先に排出される傾向にあります。
そのため溶け汁は最初の方は濃い日本酒となり、最後の方は水に近い液体となります。
【飲みやすい日本酒】日本酒を楽しむには「安らぎ水」が大事
フルーティーな日本酒は飲みやすいために、ついついペースがアップしてしまいます。
また先にも考えたように、冷酒で飲むと知らず知らずのうちに飲みすぎてしまうこともあります。
恐らくこれまでに自分では日本酒を飲みすぎていないと感じていても、いざ立ち上がろうとしたときにふらついてしまったという経験をしたことのある人がおられるはずです。
このような状況を避けるためには「安らぎ水」が必要です。
「安らぎ水」とはお酒を飲みながら、合間に水を飲むことです。
こうすることで体に入ったアルコール分が薄まり、悪酔いすることを避けられるのです。
飲みやすい日本酒を飲んでいるときは、酔っていても気づかないことがあります。
そのため酔っていないと感じても、こまめに「安らぎ水」を飲むように心がけるべきです。
飲みやすい日本酒は常識を覆す!
これまで考慮してきたように、日本酒の中には洋酒や果実酒に近いものがたくさんあります。
恐らくこれらの日本酒は、これまでに日本酒を飲んだことがない人のイメージとは程遠いものでしょう。
日本酒の主な原材料は水、お米、そして麹の3つです。
この3つの原材料からフルーティーで飲みやすい日本酒が作られるというのは、本当に興味深いことです。
このように日本酒は原材料の素晴らしさを満喫できる飲み物でもあるのです。