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2018/12/20

ミャンマーが期間限定でビザ不要に!免除措置の条件や変更点は?

これまで、ミャンマーの入国には大使館へのビザ申請が必要となっていました。
2018年10月1日から期間限定で、ミャンマー滞在にビザが不要となったのは嬉しいニュースに他なりません。

この機会に、物価が安く日本との親交も深いミャンマーに行ってみたいと考える方は多いのではないでしょうか?
ビザの免除措置にはいくつか条件がありますので、しっかり抑えておきましょう!

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【ビザの前に】ミャンマーってどんなところ?

ミャンマーと東南アジア諸国の国旗

東南アジアに位置する発展途上国のミャンマーは、これからの経済成長が期待されている国です。
多民族国家として知られおり、全体の約70%をビルマ族が占めています。

日本人も多く訪れる大都市ヤンゴンに代わり、2006年から首都は内陸に位置するネピドーへと移りました。
第二の都市と言われるマンダレーも、歴史的な建造物が数多く残る観光の名所であり、旅行者に人気の高いエリアです。

東南アジアでも随一の物価の安さを誇るミャンマーでは、通貨にチャット(1チャット=約0.07円)が使用されています。
おおよその食料や日用品は、日本の1/2〜1/3の値段で購入可能です。

近隣の東南アジア諸国と同様に、ミャンマーでも日本製品の輸入が盛んであり、街に出ると日本の自動車メーカーの名前を頻繁に目にする事となります。
現地大学では日本語学科への所属を希望する学生が多数で、さらにミャンマーには毎年多くの日本人旅行客が訪れている状況。

現時点でも相思相愛と言える日本とミャンマーの関係は、今回のビザ免除を機に一層深まっていくはずです。

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2018年10月から1年間ビザ免除!ミャンマーが身近に!

ミャンマー人の子供

2018年10月1日から2019年9月30日までの1年間、日本人はビザ不要でミャンマーに入国できるようになりました。
今回のミャンマーのビザ免除は、日本人が東南アジア全ヵ国に手軽に行けるようになったという点でも、喜ばしい出来事です。

これまで東南アジア10ヵ国の中で、ノービザ滞在ができない国はカンボジアとミャンマーだけという状況でした。
さらに、カンボジアでは現地空港で30日間のアライバルビザ取得が可能であるため、実質入国前にビザ取得が必要な国はミャンマーのみだったんですよね。

ビザの免除によって、未開拓だったミャンマーがようやく身近な存在となりました。
渡航のハードルが下がった事で、日本人のミャンマー人気もより高まっていくことでしょう。

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ミャンマーのビザが免除になる条件は?

ミャンマー入国時にビザ免除措置を受けるには、ミャンマー連邦共和国駐日大使館より発表された条件をクリアする必要があります。
具体的に確認していきましょう。

  1. パスポートの残存期間が6ヵ月以上あること
  2. パスポートの未使用査証欄が2ページ以上あること
  3. 許可されている地点から入国すること
  4. 観光目的での30日以内の滞在であること
  5. ミャンマー政府が定める制限区域へは立ち入らないこと
  6. ミャンマー政府が定める法律、規則、手続き、指令を厳守すること

ミャンマーのビザが免除になる条件①:パスポートの残存期間が6ヵ月以上あること

どの国に訪れる場合でも、パスポートの十分な残存期間は必ず求められます。
ミャンマーでは、6ヶ月以上の残存期間が必要です。

ミャンマー滞在日数分よりも多い期間が必要な点に注意してくださいね。
日本を出発する前の時点で、パスポートの残り期間には気を配っておきましょう。

ミャンマーのビザが免除になる条件②:パスポートの未使用査証欄が2ページ以上あること

こちらも、入国審査での鉄板条件です。
特に頻繁に海外に訪れる方は、出発前に余白のページ数を確認しておきましょう。

ミャンマーのビザが免除になる条件③:観光目的での30日以内の滞在であること

ビザ免除の滞在期間は、30日以内に限られます。
細かいですが、「1ヶ月」ではないことに注意しましょう。

ミャンマーのビザが免除になる条件④:許可されている地点から入国すること

ミャンマー入国にあたり、許可されている入国地点は以下の通りです。

ヤンゴン国際空港、マンダレー国際空港、ネーピードー国際空港、ヤンゴン港、タイとの陸路国境地点(Tachileik、Mayawaddy、Kawthaung、Hteekee)
出典:ミャンマー連邦共和国駐日大使館ホームページ

ちなみに現時点では、ミャンマーからの出国地点に制限はありません。

ミャンマーのビザが免除になる条件⑤:ミャンマー政府が定める制限区域へは立ち入らないこと

主に安全上の理由から立ち入りを禁止している区域が存在します。
ミャンマーには、治安のレベルが大きく下がるエリアが多数存在するため、不要な立ち入りは絶対に避けましょう。

ミャンマーのビザが免除になる条件⑥:ミャンマー政府が定める法律、規則、手続き、指令を厳守すること

言うまでもない一般常識です。
日本人のビザ緩和には、ミャンマーからの信頼も含まれています。

信頼を損ねるような行為はやめましょう。

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ミャンマーにビザ免除で入国するときの入国カードや所持金証明は?

ミャンマーでの所持金証明

ミャンマー入国時には、従来通り入国カードの記入が必要となります。

空路で入国する場合には、航空機内のスタッフからカードが配布されますので、現地に到着して保安検査場へ向かうまでに、しっかり記入しておきましょう。
機内でもらいそびれた場合は、空港で入国カードを受け取ることもできます。

一方で、ビザ免除前には多くの旅行者を悩ませてきたであろう『所持金証明』が不要になったことは嬉しいニュースです。
これまでは1000USD(約11万円)の掲示が必須でしたが、今回のビザ免除を機に、この大金を持参する必要はなくなりました。

ただし、ミャンマーは日本円の両替ができる場所が少ないことでも知られています。
現地で現金の両替をしたい場合は、ある程度の米ドルの持参をお忘れなく。

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今まではミャンマーに行くときはビザが必要だった!

これまで日本人がミャンマーに行く場合、出発前にミャンマー大使館へのビザ手続きが必要になっていました。
申請書の記入に加え、写真の撮影も必要であったりと、ミャンマーへと旅立つための関門はやや高め。

オンラインでの申請や、24時間以内に発行されるエクスプレスビザのサービスも存在したとは言え、やはりビザ免除に敵うものは無しです。
これまで旅行会社にビザ申請の代行を頼んでいた方も多いと思いますが、こういったサービスから生じる手数料も不要に。

さらに今回の条件緩和には、入国時にミャンマーからの出国チケットを掲示する必要がなくなったことも含まれています。
現時点で日本人のビザ不要期間は1年のみとなっていますが、ぜひ今後ともこの好待遇が続いて欲しいですね。

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ビザ免除で行きやすくなったミャンマー。治安や物価は?

ミャンマー 電車を降りる人々

ミャンマーの治安状況は年々良くなってきています。

安全のために最低限の気を配っていれば、日常生活で危険と遭遇する事はまずありません。
まずは前述した通り、政府から指定されている制限区域への立ち入りは避けましょう。

そして、東南アジアでよく目にする野犬には、ミャンマーでは特に注意が必要です。
外務省の海外安全ホームページからも警告されています。

○邦人旅行者がミャンマー国内を観光中に犬に咬まれる事案が発生。 
○狂犬病は一度発症すると治療法はなく,必ず死に至る病気です。
○万が一噛まれてしまった場合には,すぐに患部を石けんと流水でよく洗い流してから消毒し,早急に狂犬病ワクチンを接種するようお願いします。
出典:外務省 海外安全ホームページ

日本にいる犬と同じ感覚で接してしまうと、大事に至る可能性があります。
あくまでも、危険な野生動物であるという認識を持っておく事が大切です。

また、タクシーによるぼったくりも起こりやすい傾向にあります。
どう考えても理不尽な値段を告げられたのに、ドライバーに押し切られてしまった...と言う日本人旅行者は多数。

口頭の料金交渉ではイレギュラーな事態が起きやすいため、車移動の際は、オンライン上で支払いを完結できるGrab等を使うと良いでしょう。

このような悪しきセールスを避け、正しい暮らし方を身につけておけば、物価の安いミャンマーで日本での暮らし以上に出費がかさむ事はありません。
ローカルフード店や屋台で食事をする際は、1食150円程度で収まるものがほとんど。

日本とは各値段の基準が大きく異なっています。

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ビザ免除で行きやすくなったミャンマー。行き方は?時差はあるの?

ANA(全日本空輸)が、成田からヤンゴンへの直行便を就航しています。
往路で約8時間、復路で約6時間の空の旅です。

2018年12月現在、日本からミャンマーへ乗り継ぎせずに行く事ができるのは、この経路のみ。
「直行便あり&ビザ不要」となれば、ミャンマーはこのまま一気に人気観光地へと仲間入りするのではないでしょうか。

なるべく飛行機代を抑えたい!と言う方は、まずLCC(格安航空会社)の直行便を利用してタイやマレーシアに行き、その後ミャンマーへと乗り継げば安価になります。

また、ミャンマーの時刻は日本よりも2時間半遅れており、東南アジア10ヵ国の中で、日本との時差は最長です。
つまり、飛行機で8時間かけて日本からミャンマーに到着した場合、現地の時刻は出発から数えて5時間半しか進んでいない事になりますね。

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【番外編】ミャンマーの主要観光地

ミャンマー 夕方のバルマ遺跡群

ミャンマーで絶対に行くべき主要観光地を見ていきましょう。
ミャンマーには、特におすすめしたい以下の観光地があります。

  1. シュエダゴン・パゴダ
  2. チェイティーヨ・パゴダ
  3. マンダレー旧王宮
  4. クドードー・パゴダ
  5. バガン遺跡群

では、ミャンマーの観光地をそれぞれ詳しく見ていきましょう!

ミャンマーの観光地①:シュエダゴン・パゴダ

シュエダゴンパゴダは、ミャンマーで最も有名な仏教寺院です。
「パゴダ」とは、ミャンマーの仏塔を意味しています。

近くで目にすれば、ミャンマー独特の造形美に圧倒されること間違いナシ。

明るい時間帯での美しさもさる事ながら、夜になるとライトアップされ、また一層神秘的な雰囲気を醸し出します。
ミャンマー滞在中、できれば昼と夜2回の観光がおすすめです。

シュエダゴン・パゴダ
住所: Dagon, Yangon, Myanmar
電話番号: +95 01 855 1012
営業時間:4:00〜22:00(最終受付は21:45まで)
定休日:なし
入場料:US$8 ※US$5の追加料金でガイド帯同
URL:http://www.theshwedagonpagoda.com/

ミャンマーの観光地②:チャイティーヨ・パゴダ

このチャイティーヨ・パゴダも、ミャンマーを象徴する観光名所の一つです。
別名ゴールデンロックとも言われ、金色の巨大岩が目印。

どう見ても地面との接地が不安定なのに、地震の影響を受けてもなお、この金色の岩は不動を貫きます。
現地仏教徒の方々は、これを霊力の仕業だと信じているそうです。

ゴールデンロックが放つ不思議なパワーを、ぜひ現地で体感してみてください。

チャイティーヨ・パゴダ
住所:Kyaikhteeyoe, Golden Rock Mountain Rd, Kin Pun Sakhan, Myanmar
営業時間:24時間
定休日:なし
入場料:6000チャット
URL:https://www.go-myanmar.com/mount-kyaiktiyo-kyite-htee-yoe-the-golden-rock

ミャンマーの観光地③:マンダレー旧王宮

ミャンマー第二の都市であるマンダレーでは、国宝となった旧王宮を観光することができます。
19世紀にイギリスに占領されるまで続いた、ミャンマー最後の王朝時代と共にあった場所です。

ミャンマーの歴史を体感する上で、訪問必須な観光ポイント。

マンダレー旧王宮
住所:Mandalay Palace,Mandalay,Myanmar
営業時間:7:30〜17:00
定休日:なし
入場料:US$5
URL:https://www.renown-travel.com/burma/mandalay/royalpalace.html

ミャンマーの観光地④:クドードー・パゴダ

ミャンマーでは金色のパゴダが多い中、珍しく白の仏塔を基調としているのが、マンダレーにあるクドードー・パゴダです。
敷地内には730体の仏塔が並び、世界最大の仏典として知られています。

また、各仏塔の中には経典を記した石板が設置されており、この寺院全体が世界一大きな本と呼ばれているのです。
真っ白な歴史ある仏典に囲まれ、異世界感に浸ってみましょう。

クドードー・パゴダ
住所:Kuthodaw Pagoda, Mandalay,Myanmar
営業時間:8:00〜20:00
定休日:なし
入場料:US$5
URL:https://www.renown-travel.com/burma/mandalay/kuthodawpagoda.html

ミャンマーの観光地⑤:バガン遺跡群

世界三代仏教遺跡の一つであるバガン遺跡。
ミャンマー仏教の聖地です。

毎年10月〜4月頃には、熱気球に乗ってこの歴史的な遺跡群を空から眺めることもできます。
遺跡の数は2000を超え、これだけの規模を味わえる場所は世界でも有数です。

特に日の沈みかけた夕方には、壮大な絶景に圧倒されることでしょう。

バガン遺跡群
住所:Bagan,mandalay, Myanmar
営業時間:24時間
定休日:なし
入場料:25000チャット(バガンへの外国人入域料)
URL:https://www.go-myanmar.com/the-temples-of-bagan

<下に続く>

試用期間の今がチャンス。ビザ不要になったミャンマーへ行こう!

ミャンマー 夕暮れ時のヤンゴン

未開拓であり、底知れない魅力のあるミャンマーに行くのなら、ビザ不要期間である今がチャンスです。
今後も日本との親交が期待される国であり、ミャンマーの文化に触れる事は日本人にとっても大きな価値があります。

ビザ免除となる条件をしっかり整え、ぜひミャンマー独特の雰囲気に浸りに行ってくださいね!

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