タイ・プーケットの通貨はバーツ
まず最初に、タイの通貨はバーツ(Baht)です。
もちろんプーケットも同じ通貨です。
2018年12月現在のレートは1バーツ=約3.4円となっています。
ここ数年、円安・バーツ高が続いてはいますが、まだまだ円が強いですね。
タイの紙幣は全部で5種類あります。
1,000バーツ札・500バーツ札・100バーツ札・50バーツ札・20バーツ札、と言う具合です。
またタイの硬貨は全部で6種類です。
10バーツ硬貨・5バーツ硬貨・2バーツ硬貨・1バーツ硬貨・50サタン硬貨・25サタン硬貨です。
日本では高額紙幣を出しても、お釣りが返ってくることは当たり前ですよね。
タイも大型スーパーやホテル・日本にもあるコンビニエンスストアなどであれば、高額紙幣を出してもお釣りは問題なく返ってきます。
ですが、タイのローカルな屋台や露店で、ちょっと買い食いする時は要注意!
高額紙幣を出すと、ちょっと嫌な顔をされることがあります。
あるいは「お釣りがないよ~。もっと小さな額のお札ない!?」と言われてしまうことも。
そのため高額な支払いではない場合は、100バーツ札や50バーツ札の方が重宝するでしょう。
プーケットの物価は日本に比べて高い?安い?
結論から言うと、プーケットの物価は日本より安い、あるいは同じくらいです。
ですが、バンコク含めた他のタイの地域よりも高くなります。
他のタイの地域 < プーケット ≦ 日本
と言ったところでしょうか。
アジアでも有数のリゾート地ですから、多少物価が高いのも納得ですね。
ですが、移動費用を除けば日本のリゾート地に行くよりは安いお値段で過ごせる可能性も。
日本のリゾート地になると、お食事が数千円・ウン万円になることはざらですよね。
宿泊費も日本のリゾート地だと最低1万円弱ほどはかかってきます。
しかし、プーケットならそこまで高いお食事をすることはあまりないでしょう。
宿泊場所も選べば、一泊数千円台からあります。
それらを考えると、リーズナブルに楽しめるリゾート地と言えるでしょう。
タイ・プーケットの物価が安い理由
タイ・プーケットの物価が安い理由①:人件費が安い
タイの物価が安い1番の理由は主にここにあります。
人件費が驚く程、安いんです。
日本では地方にもよりますが、最低でも時給700円台からとなりますよね。
仮に一日、7時間労働したとしても4900円は稼げます。
では、タイの賃金はいくらでしょうか?
タイにも最低賃金が存在し、ここ数年で少しずつ引き上げられてきました。
しかし引き上げられてきたものの、1日あたり308~330バーツにとどまっています。
タイの中でも物価が高いとされるプーケットでさえも、最低賃金は330バーツです。
日本円に換算すると1日あたり1,122円です。
これは最低ラインの賃金です。
ですがタイの中で良い仕事についている人でも、月給は10万強と言われていますから、日本の賃金と比較すると、その差は歴然ですね。
タイ・プーケットの物価が安い理由②:物流拠点になっている
タイの物価が安い2番目の理由は、タイ王国の立地にあります。
それはタイが東南アジアの物流の拠点になっていることです。
タイはメコン川地域の中心に位置しており、物流の主要ルートはタイを通過しています。
そして経済発展を遂げ続けるタイは、交通整備も整ってきています。
そのため、物流コストが抑えられつつも、周辺国からの港や空港を通して多くの製品が流入し、物価の安さに繋がっているようです。
タイ・プーケットの物価が安い理由③:税金に関する国のシステム
タイ・プーケットの物価の安い3つ目の理由は、税金に関するシステムの違いです。
日本で働いていると、数多くの税金の支払いを求められますよね。
年金・社会保険・所得税・住民税・相続税・固定資産税…などです。
すべての税金の支払いの総合計なんて計算したくもない!と感じる人も少なくないはず。
それに対して、タイは住民税や固定資産税は存在しません。
(※ただし注意してほしいのは、タイでは外国人は土地を買う権利がありません。そのため、タイではコンドミニアムを購入する外国人が多くいます。)
また日本では消費税が8%かかりますね。
タイでは付加価値税と言う名称ですが、7%と少し日本よりも安くなります。
このように日本とタイの国や文化のそのものの仕組みの違いから、物価の違いも生じてきています。
では、実際に日本とタイの物価がどの程度違うのがカテゴリーごとに見ていきましょう!
タイ・プーケットの物価を日本の物価と比較【交通費|食費】
タイ・プーケットの物価を日本の物価と比較:交通費
電車
まず、タイ・プーケット県の中には電車は存在しません。
ですが飛行機でバンコクに降り立ち、プーケットまで行きたい場合には、鉄道バスを利用することができます。
バンコクとプーケットの間は1000km弱離れており、かなり距離があります。
鉄道であれば、そんな長距離を一番安く移動することができます。
移動に一泊二日かかってしまうため、あまり一般的ではありませんが鉄道+バス代で往復700バーツ程です。
これだけの長距離を2,000円強で移動できるなら、日本と比べるとかなり安いですね!
タクシー
タイ・プーケットのタクシー代は他県と比較すると、高めの設定です。
バンコクでタクシーに乗ると初乗り料金が35バーツ(約120円)です。
プーケットのタクシーの初乗りは50バーツ(約175円)になります。
最初の2kmまでが50バーツとなり、その後は1kmあたり12バーツが加算されていきます。
また走行距離が15kmを超えると1kmあたり10バーツが加算されます。
バンコクと比較すると高く感じますが、日本のタクシーと比べたら安いですね。
さらに、東南アジアならでは。
バイクタクシーも存在します。
長距離になると値段は上がりますが、近い距離なら50バーツ程で乗れます。
バス
プーケット内にはいくつかのバスがあり、種類によって料金が変わってきます。
まずはビーチとプーケットタウンを往来するミニバスです。
片道50バーツ(約175円)です。
日本でも200円程でバスには乗れるので、あまり値段は変わらないですね。
また、プーケットタウン周辺を運行している公共バスもあります。
こちらは10バーツ(約35円)で乗れるので、かなりお安く移動が出来そうです。
しかし、渋滞で時間通りに運行されないことも多いので、注意してくださいね。
タイ・プーケットの物価を日本の物価と比較:通信費
物価の比較のため、続いて通信費を取り上げます。
通信費に関しては、タイ国内一律で使用できるので、土地によって大きく料金が変動することはありません。
結論から言うと、タイの通信費は安いです。
参考としてdtacと言うメーカーの旅行者用のツーリストSIMを取り上げます。
こちらの会社であれば、300バーツ程(約1050円)で8日間2.5GBを使用することができます。
日本でWI-FIのルーターを借りるより、かなり安く済みますね。
また、このツーリストSIMはプリペイド式。
その後、追加で料金を入れていくと、実は引き続き同じSIMを利用できます。
その場合、30日間5GBのプランを299バーツで利用できるので、日本と比べるとかなり安く利用できることが分かりますね。
タイ・プーケットの物価を日本の物価と比較:コンビニ
タイにはセブンイレブンなどの、日本人に馴染み深いコンビニがあります。
価格は日本と比べると安いです。
お菓子などは10-20バーツ程(約、お弁当も30バーツ程で販売されているので日本よりもかなり安い。
コンビニでは、ナンプラーやココナッツミルクなどの、ちょっとしたタイの調味料も安く購入できます。
お水
お水は500mlが10バーツ程で売られています。
約35円ですから、安いです。
さらに安い6.7バーツの水を置いているお店もありますが、安すぎるお水は質も下がるのであまりおススメしません。
お酒
お店で買った場合、タイの缶ビール(330ml)は40バーツ程(約140円)。
日本の発泡酒くらいの値段です。
格別安くありませんが、高すぎず気軽に飲める良いお値段ですね。
またタイでは、特定の時間帯はアルコール販売をしていないので注意してください。
タバコ
タイでは日本円にして120~300円程で販売されています。
日本よりも安いですね。
タイ・プーケットの物価を日本の物価と比較:レストラン
観光客が利用するレストランであれば、料理とお酒を合わせて1人2000円程で食べられます。
タイ国内の物価を考えると高く感じますが、日本よりはるかに安いです。
タイ・プーケットの物価を日本の物価と比較:ローカルフード
タイの醍醐味、屋台でのローカルフードはレストランよりも安くなります。
1人100バーツくらい(約350円)で食べられます。
タイ・プーケットの物価を日本の物価と比較:ショッピング
旅行の楽しみの一つと言えばショッピングですよね。
お安く買えるのか、気になるところです。
プーケットには旅行客をターゲットとした大型なショッピングモールがあります。
ですが、観光客をターゲットにしているだけあって、そういったところは日本とあまり変わらない値段設定になっています。
お安くタイらしいものを買いたい場合には、マーケットや露店に行くのがおススメです。
タイ・プーケットの物価を日本の物価と比較:アクティビティ
プーケットのメインと言えば、マリンアクティビティですね。
滞在中に1回くらいはアクティビティに参加したいものです。
ダイビングや離島めぐり、象乗りなど様々なアクティビティがありますが、安くても2000バーツくらい(約7000円)からです。
アクティビティに関しては日本と同じくらいの値段となっています。
タイ・プーケットの物価を日本の物価と比較:ホテル
ホテルに関しては、かなり料金の幅が出てきます。
日本と同じく5つ星レストランや高級リゾートホテルだと、1人1泊2万~5万円程になってきます。
ですが、お安く泊まりたいと思う場合には1泊1部屋2,000円前後から泊まれるホテルもあります。
タイ・プーケットの物価を日本の物価と比較:スターバックス
世界的人気を誇るスターバックスはタイにもあります。
お値段は1杯300-400円程で、日本とあまり変わらない値段です。
タイ・プーケットの物価を日本の物価と比較:お土産
プーケットの人気土産の一つにはカシューナッツがあります。
1缶200バーツ(約700円)くらいなので、日本の観光地と同じくらいの価格です。
スーパーやコンビニで売っているようなタイならではのスナック菓子は15バーツ(約52円)と言う安さ。
プーケットならではのコスメも200バーツくらいから購入できるので、日本と同じくらいになっています。
結果、お土産は日本と同じくらいか、日本より安いと言う感じですね。
タイ・プーケットで特に物価が高いものと安いものは?
タイ・プーケットので特に物価が高いもの
タイにおいては関税がかかるため、日本の商品が本来の価格よりも高くなります。
タイにはUNIQLO・無印良品・ダイソーなどがありますが、どこも日本と同じくらいか高めのお値段です。
特にダイソーについては、日本のほぼ2倍。
どうしても必要ではない限りは、日本の物は日本で買いましょう。
また、旅行で買うことはありませんが、タイでは車も物価が高いです。
日本ではもう乗らないなぁ‥と思う中古車でも10万バーツ(約35万円)ほどはします。
またiphoneやmac製品も安くありません。
日本で購入する方が良いでしょう。
タイ・プーケットので特に物価が安いもの
何と言っても安いのは食品系です。
ご紹介したように屋台でのローカルフードは一人350円程。
他のタイの地域と比べると、少し高いです。
ですが、日本でタイ料理を食べようと思うと1000円弱することが多いですから、日本よりもはるかにお手軽にタイ料理を楽しめるでしょう。
またマーケットなら日本では珍しい数多くのフルーツも、安く売られています。
ドリアンやマンゴスチン・完熟マンゴー、それぞれの旬の時期に行けば、より安く買うこともできますよ。
また露店で売られている、タイならではの洋服も1,000円台から売られています。
日本で購入するよりも安いです。
タイマッサージも日本で受けるより、安く受けられるお店があります。
ただしリゾートホテルで行われているマッサージだと、日本とあまり変わらない料金設定になることも。
プーケットとバンコクで物価差はある?
観光名所が数多くあるタイ国内において、物価の違いはあるのでしょうか。
バンコクもタイの首都ですから、それなりに物価が高いのでは?と思うことでしょう。
ですが実際のところ、プーケットとバンコクなら、プーケットの方が物価が高いのが現状です。
タイ国内の一般的なスーパーやコンビニエンスストアであれば、この2つの都市の間に大きく価格の違いはありません。
特に高いのはタクシー代。
プーケットではバンコクの2~3倍します。
また、地元の人が利用するような食堂も、バンコクなら30~50バーツ程で食べられます。
バンコクと比べると約2倍の料金設定です。
また宿泊費用も1.5倍ほどプーケットの方が高くなります。
ですが、高級リゾートホテルも多い場所ですから納得ですね。
物価の安いプーケットまでの渡航費用は?
LCCが増え、以前よりもお手軽に海外に行けるようになりました。
プーケットはいくらくらいで行けるのでしょうか。
残念なことに、日本からプーケットまでの直行便はないので、バンコクやシンガポールで乗り換えが必要になります。
そのため、バンコクに行くよりも高くなってきます。
航空券は価格変動が激しいので、安い時を狙えば1人往復40,000円前後で購入できます。(成田⇔プーケット)
日本国内の地方空港からの出発になると、もう少し高くなって来ることもあるので注意してくださいね。
物価の安いプーケットを旅行する予算の目安は?
旅行費等全体は、ホテルのグレードや渡航するシーズンによってかなり変動してきます。
シーズン中で、一般的なグレードのホテルに泊まろうと思えば、航空券(LCCではない)+宿泊費用(4泊5日)込みで100,000円くらいのパッケージがあります。
現地でどのくらい買い物やアクティビティをするかにもよりますが、仮に1万円のアクティビティを1回行い、毎晩食費に¥2000支払い、その他ローカルフード・飲料など含めても12.13万円ほどで収まります。
さらにお土産を購入…となると、15万円もあればかなり充実した滞在になるでしょう。
ですが、ホテル・飛行機のお出費を押さえれば、1人10万円弱で行くことも可能です。
魅力がたくさん!リゾート地なのに日本より物価が安いタイ・プーケット
アンダマン海の真珠との名前でも呼ばれているタイ・プーケット。
海の美しさも魅力ですが、物価が日本よりも安いことも人気の一つです。
毎日頑張っている自分のご褒美に、少し贅沢な時間をプーケットで過ごしてみるのはいかがでしょうか。
青く透き通る海。スパイスの効いたタイ料理。また頑張る力が湧いてくるスポットですよ。