金沢八景駅周辺で人気のおすすめ観光スポット10選！散歩や公園など

金沢八景駅周辺で人気のおすすめ観光スポット10選

横浜市周辺での観光スポットというと、様々な観光スポットが思い浮かぶでしょう。
横浜市そのものが多くの観光スポットを抱えるエリアであるためです。

しかしこの記事ではその中でも、金沢八景駅近辺に絞り、観光スポットをご紹介します。
「金沢八景」として知られる様々な景観を含めて、京浜急行・横浜シーサイドラインを使って金沢八景観光を楽しむ方々は、ぜひ参考としてみて下さい。

では、金沢八景駅周辺のスポットをみていきましょう。
金沢八景駅周辺には、以下のスポットがあります。

1. 横浜・八景島シーパラダイス
2. 朝夷奈切通し
3. 横浜市立金沢動物園
4. 海の公園
5. 横浜ベイサイドマリーナ
6. 金沢山称名寺
7. 金沢自然公園
8. 神奈川県立金沢文庫
9. 野島公園
10. 横浜市長浜ホール

続いて、それぞれの「スポット」について詳しくみていきます。

横浜・八景島シーパラダイス

「海と島と生きもののテーマパーク」がコンセプトの横浜・八景島シーパラダイスは、シーサイドライン八景島駅からすぐの場所にある、多くの観光客が訪れる有名な観光スポット・テーマパークです。
水族館・遊園地・ショッピングモール・ホテル・マリーナが一体となった、複合型レジャー施設です。

アトラクションでは、金沢八景・横浜の海という地形を利用した「パラダイスクルーズ」や「アクアライド」、「シーボート」などのアトラクションがあるほか、全身を使って楽しむアトラクション「スピードキング」や、デジタル体験型アクション「ミラージュ」「レーザーミッション」などの先進的なアトラクションも取り揃えられています。
水族館では「海のいきものたちとのふれあい」や「海育」をコンセプトとし、海の動物たちのショーや、イルカと泳ぐ、カワウソと握手をするなど、他では体験できないプログラムが用意されています。

このようなことから、ファミリーでも、恋人同士や仲間同士での観光などでも訪れやすい観光スポットです。
シーサイドライン「金沢八景」駅から徒歩でアクセスできるため、金沢八景周辺の観光スポットとしては代表的な場所です。

朝夷奈切通し

朝比奈切通しは、鎌倉市から横浜市金沢区とを結ぶ間にあります。
この朝比奈切通しは、1240年（延応１９年）に開削されたものであり、今日では史跡、「神奈川古道50選」のひとつとして数えられるものであり、金沢八景への観光客やハイキング客が訪れるスポットとなっています。

1969年には文化財の指定も受けています。
朝比奈切通しの特色は、単に古い交通路であるというだけではなく、山を削り取って作られた（開削された）急峻な道であるということもあり、訪れた観光客は、当時の様子を思い浮かべながら観光しています。

また、金沢八景の朝比奈切通しは六浦港で採取された塩を鎌倉に運ぶための道であったことから、決して一つではないこのような切通しの中でも、当時はとりわけ重要な切通しのひとつであったことは想像に難くありません。

歴史を偲ぶ観光旅行のコースとしては絶好の観光スポットであるといえます。

横浜市立金沢動物園

横浜市立金沢動物園は、横浜市金沢区釜利谷東にある市立動物園です。
希少な草食動物の飼育・展示に特化した動物園として知られており、世界の希少草食動物を中心としておよそ30種類の動物が展示されています。

観光客が関心を寄せることが多い、コアラやカンガルーなどの動物の展示も特徴的です。
横浜市立金沢動物園のある金沢自然公園は、周辺を市民の森に囲まれており、海が特徴的な横浜・金沢八景の中でも緑豊かな観光スポットとなっています。

動物園という施設の特徴からもわかるように、ファミリーでの観覧・観光にも適しており、街中にある混雑した動物園とは異なり、比較的快適に見て回ることができる金沢八景の観光スポットであるといえます。

「金沢文庫」駅は、「金沢八景」駅から隣という位置関係であるため、金沢八景からもアクセスしやすい観光スポットです。

海の公園

「海の公園」は、横浜市の海水浴場を持つ公園です。
「海の公園」は公園名であると同時に、金沢区の町名でもあります。

海の公園の砂浜はおよそ1kmの長さを持ち、芝生の広場もあります。
干潟では貝類が生息しており、観光で訪れる方にはアサリをはじめとした貝の潮干狩りが楽しめるほか、バーベキューやボードセーリングなど、観光とアクティビティを組み合わせて楽しめます。

潮干狩りは子どもも喜ぶ遊びのひとつといえるため、ファミリーで観光に訪れるにもよいスポットであるといえます。
近くの横浜・八景島シーパラダイスと合わせて、海沿いという横浜・金沢八景の場所の特徴を活かして楽しめる観光スポットのひとつといえます。

1688台を収容する大型の有料駐車場があるため、車で観光に訪れる方にとっても利便性の高いスポットです。

横浜ベイサイドマリーナ

横浜市金沢区白帆にある横浜ベイサイドマリーナは、レストランやマリーナを備える複合型海浜施設・観光スポットです。
海の駅としての指定を受けていますが、単に食事ができるマリーナというだけではなく、海をテーマとした各種イベントが行われていることが特徴です。

例として、YBC（横浜ベイサイドクラブ）とYBMYC（横浜ベイサイドマリーナヨットクラブ）が共催する「セーリングアカデミー」や、木更津港を目指してクルージングをして、現地で潮干狩りを満喫するイベント「木更津潮干狩りクルーズ」などのイベントが代表的です。
クルージング関連のイベントのほか、海での知識としての応急手当を学ぶ「応急救命講習会」なども開催されています。

海沿いの町ならではのイベントとして、観光旅行とともにクルージングなどを楽しむという旅行プランもよいでしょう。
シーサイドラインの駅からアクセスできるため、「金沢八景」駅からの観光目的のアクセスでも苦労することはないでしょう。

金沢山称名寺

横浜市金沢区金沢町にある金沢山称名寺は、本尊を弥勒菩薩とする真言律宗の寺院です。
金沢山称名寺の歴史は古く、鎌倉時代に金沢北条氏、北条実時が建立したとされる菩提寺です。

「金沢八景」と呼ばれる歌川広重の作品の一つである「称名の晩鐘」は、この金沢山称名寺の鐘楼です。
称名寺境内は、大正11年（1922年）より国の史跡として指定されているほか、「木造弥勒菩薩立像」「木造釈迦如来立像」など多くの物品・肖像などが重要文化財の指定を受けており、「絹本著色北条実時像」「文選集注」などは国宝に指定されています。

金沢八景の歴史への造詣が深い方にとっては、興味深い観光スポットのひとつといえるでしょう。
周辺の「海の公園」などからのアクセスも良好であり、また同じシーサイドラインの「金沢八景」駅からもアクセスできるため、観光で訪れやすい場所であるともいえます。

金沢自然公園

横浜市金沢区にある都市公園が「金沢自然公園」です。
この公園は、「釜利谷市民の森」と「氷取沢市民の森」に隣接している自然が豊かな公園であり、園内には先にご紹介した「横浜市立金沢動物園」が設置されています。

動物園のほか、動植物に関する展示物がある「ののはな館」、アスレチック遊具などがある「こども広場」、様々な樹木が植栽されている「うきうき林」「なんだろ坂」などのユニークな名前の林もあります。
また、バーベキュー広場も設置されており、これは「のんびり野原」「なんだろ坂」の一部で楽しめます。

バーベキューなどをする際にはWebでの予約が必要であるため、観光で訪れる際には事前にチェックしておくのがよいでしょう。
金沢八景を観光で訪れた方は、動物園だけを見るのもよいですが、この公園を散策したりバーベキューを楽しむのもよい観光となるでしょう。

神奈川県立金沢文庫

神奈川県立金沢文庫は、横浜市金沢区金沢町にある歴史博物館です。
現在は博物館として運営されていますが、もともとは鎌倉時代中期に金沢流北条氏の北条実時が設けた、日本最古の武家文庫です。

もともとは、北条実時が漢籍訓読を学んでいたほか、王朝文化にも親しんでいた人物で、武家として必要な典籍や記録文書を収集した書庫として設立したとされています。
所蔵品のなかには、「建春門院中納言記」や「武蔵国鶴見寺尾郷絵図」など、国指定の重要文化財もあり、歴史的に意義の深いスポットであることから、観光に訪れる方も多い場所であるといえます。

「金沢文庫」は京浜急行電鉄本線の駅ともなっています。
駅からのアクセスもよく、観光ルートに取り入れやすいスポットであるともいえます。

野島公園

野島公園は、横浜市金沢区野島町にある総合公園です。
「金沢八景」の一つに数えられています。

歌川広重が浮世絵として残している「野島夕照」は、この野島公園の近くにある景勝であるとされています。歌川広重が残した「金沢八景」のひとつを、現在でも見ることができる観光スポットといえます。
現代でも、「野島の夕映」として、「かながわ景勝50選」に選定されています。

公園中央にある野島山の頂上には展望台が設置されています。
天候に恵まれれば、房総半島や富士山など、360度のパノラマを楽しむことができます。

その他、園内には「野島貝塚」や野球場、バーベキュー場、キャンプ場やお花見といったアクティビティ・観光を楽しめるスポットもあります。
シーサイドライン「野島公園駅」で下車して徒歩5分というアクセスの良さは、金沢八景駅からもアクセスしやすいため、金沢八景周辺の観光ルートに取り入れやすいポイントのひとつです。

横浜市長浜ホール

横浜市長浜ホールは、横浜市金沢区長浜にあるコンサートホールです。
ここは、地下に音楽ホールを備えていますが、かつては「神奈川県地方検疫所」と呼ばれる検疫所でした。

外国から船舶が訪れる主要な港として活動してきた横浜・金沢八景という地域の特色をよく現している施設といえます。
明治32年には、北里柴三郎の助手であった野口英世が海港検疫医官補として勤務をしていたことから、「野口博士ゆかりの細菌検査室」として、かつての検疫業務についての展示物があり、かつての検疫の様子や資料、検査機器などを見ることができます。

こうした、当時の検疫業務・医療行為などの歴史的な観光スポットへの関心が高い方には、魅力的な観光スポットといえるでしょう。

歴史と最新の楽しみが同居する町、金沢八景駅周辺の観光まとめ

「金沢八景」は、横浜市金沢区の8つの優れた景勝・観光スポットを指す言葉です。
現在では、失われてしまった「八景」の景観も数多くあり、八景すべてを巡ることは難しい状況にありますが、そのいくつかを、現在の金沢八景駅の観光スポットにて見ることができます。

またその他、古い時代から保存されている歴史ある建造物、現代的な観光スポットなども多くあります。
金沢八景駅周辺を観光する際には、ぜひ参考としてみてくださいね。