沖縄生まれのタコライスとはどんな食べ物?辛い?
沖縄で誕生したタコライスは、メキシカン料理である「タコス」がもとになっている料理であることをご存知ですか?タコライスとは「タコス」と「ライス」を組み合わせてできた名前なのです。
タコスとはメキシコの伝統的な料理で、味付けされたひき肉やチーズ、レタス、トマト、サルサソースをトルティーヤというトウモロコシを原料として作った皮で包んで作ります。メキシコだけでなく、アメリカでも人気のある郷土料理です。
そんなタコスをアレンジしてタコライスは誕生しました。トルティーヤの代わりにライスを用いて作られています。
あつあつのご飯の上にタコミート等の具材を乗せ、ピリ辛のソースをかけたらタコライスの出来上がりです。一般的なタコライスは少し辛めの味付けで、チリパウダーやチリソースが使われていることが多いです。
タコライスとはいつ生まれたの?発祥のお店は?
タコライスは金武町という町で発祥しました。もともとタコスを多く扱う地域だったようです。
タコライスは「パーラー千里(せんり)」の創業者が考案しました。このお店は2015年に閉店してしまいましたが、元祖タコライスの味は「キングタコス」というお店で引き継がれています。
どのようにタコライスが発祥したかについては、いくつかの説があります。トルティーヤの調達に時間がかかるため代わりにすぐ手に入るお米を用いた説や、若い軍人がお腹を満たすためにボリュームのあるタコライスを作ったという説等があります。
また、もともとはまかないとして作られていたものをお店で提供した結果、人気が出て定番メニューとして定着したという説もあります。
金武町に行ったらぜひ元祖タコライスの味を堪能してみてください。
タコライスとはどうやって作る?簡単だけど本格的なレシピを紹介!
タコライスを作るときに使う基本の材料は以下の通りです。
- ライス
- レタス(千切り)
- トマト(お好みの大きさ)
- チーズ
- 玉ねぎ(みじん切り)
- ひき肉
- ◆ケチャップ
- ◆ウスターソース
- ◆チリパウダー
- ◆こしょう
タコライスのレシピをご紹介します。
- フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎとひき肉を炒める。
- ひき肉の色が変わってきたら◆の調味料を入れ、煮詰めてタコミートを作る。
- お皿にご飯を盛り、上にタコミート、レタス、トマト、チーズをトッピングして出来上がり。
お好みで、タコミートにニンニクを混ぜたり、最後に目玉焼きを乗せたりしても美味しくいただけます。
タコライスとはどういう風に食べたらいいの?
タコライスは混ぜても美味しく食べることができますが、端から少しずつ食べるのも具材やライスの味を楽しむことができておすすめです。本場では具材がたっぷり乗っていて混ぜるのが難しい場合があるので、そんな時は端っこから攻めていきましょう。
おいしいタコライスとは?おすすめのお店5選!
では、タコライスのレストランをみていきましょう。
沖縄には、以下のタコライスのレストランがあります。
- キングタコス
- タコライスcafe きじむなぁ
- チャーリー多幸寿(タコス)
- 浮島ガーデン
- 浜辺のTipiCafe
続いて、タコライスのレストランを、それぞれ詳しくみていきます。
タコライスのレストラン①:キングタコス
元祖タコライスを作った「パーラー千里」の味を引き継いだキングタコスのタコライスは、沖縄に行ったら必ず食べたい一品です。地元では「キンタコ」の愛称で親しまれています。
キングタコスには、チーズの乗っていない「タコライス」とチーズ入りの「タコライスチーズ」、野菜を乗せた「タコライス野菜」、チーズとレタス両方が乗った「タコライスチーズ野菜」があります。平たく盛られたライスの上にたっぷりの具材が乗っているのが特徴です。
タコライスはソースがかかっていない状態で出てくるので、自分で店内に置いてあるケチャップまたはホットソースをかけて食べます。ピリ辛のホットソースはタコライスによく合います。
ボリュームのある元祖タコライスをぜひキングタコスで味わってみてください。
キングタコス
住所:沖縄県国頭郡金武町金武4244−4
電話番号:090-1947-1684
営業時間:10時30分〜0時
タコライスのレストラン②:タコライスcafe きじむなぁ
沖縄の美しい海を見ながら一風変わったタコライスを食べることができるお店、「タコライスcafe きじむなぁ」。タコライスの上にふんわりした卵がかかった独自のタコライスは「オムタコ」として人気を博しています。
オリジナルメニューである「オムタコ」のタコミートは、甘口ミートと中辛ミートの2種類あります。トッピングも豊富で、アボカドやベーコン、モッツァレラチーズ、ガーリック、ハラペーニョ、ほうれん草、さらには照り焼きチキンまで乗せることができます。
ベーコンとモツァレラチーズを組み合わせたり、チキンを乗せてボリュームを出したりと自分の好みに合わせてアレンジすることができます。
恩納村にある店舗はビーチ沿いに位置しており、オーシャンビューを楽しむことができるのも魅力です。
とろとろ卵がのったオリジナルタコライスは、沖縄に行ったらぜひ食べたい一品です。
タコライスcafe きじむなぁ
住所:沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣475 字
電話番号:098-966-8389
営業時間:11時〜15時(11月〜4月)/11時〜15時、18時〜20時(5〜10月)
定休日:水曜日(7−9月は無休)
URL:http://www.omutaco.com/
タコライスのレストラン③:チャーリー多幸寿(タコス)
創業1956年の老舗店「チャーリー多幸寿(タコス)」。「チャーリーライス」と呼ばれるオリジナルのタコライスが人気のお店です。
レギュラーサイズだけでなくSサイズとLサイズも用意されているため、お腹の空き具合に合わせてサイズを選ぶことができます。ソースはマイルド、スパイシー、ミックスの中から選びます。
タコライスだけでなく、タコスも販売しています。タコライスとタコス両方を楽しめる「チャーリーセット」がおすすめです。
チャーリー多幸寿
住所:沖縄県沖縄市中央4丁目11−5
電話番号:098-937-4627
営業時間:11時〜21時
定休日:木曜日
タコライスのレストラン④:浮島ガーデン
タコライスというとB級グルメの印象がありますが、「浮島ガーデン」では無農薬野菜を使用したオーガニックなタコライスを提供しています。自然栽培や有機農法の材料にこだわって作られたヘルシーなタコライスを食べたい方におすすめです。
タコミートに豆腐を使用した「島豆腐のベジタコライス」やオーガニックワインを楽しむことができます。
浮島ガーデン
住所:沖縄県那覇市松尾2丁目12
電話番号:098-943-2100
営業時間:ランチ11時~15時/ディナー18時~22時
定休日:木曜日
URL:https://ukishima-garden.com/okinawa/
タコライスのレストラン⑤:浜辺のTipiCafe
「浜辺のTipiCafe」はリゾート風の店内でビーチを眺めながらタコライスを食べることができるお店です。
オリジナルメニューである「ティピタコライス」はインディアンテントのティピーをモチーフにしたとんがり型のタコライスを中心に置き、周りを野菜の森で囲んでいます。すこしずつタコライスを崩しながら野菜と一緒に食べていくのがおすすめです。
ウッドデッキテラスに座って沖縄の海風を感じながら、タコライスを堪能してみてはいかがでしょう。
浜辺のTipiCafe
住所:沖縄県国頭郡恩納村山田3088-1 マリブビーチ内
電話番号:098-982-5605
営業時間:CAFEは10時30分~17時
定休日:月曜日/イベント開催日
URL:http://www.aruguide.jp/tipi_cafe
沖縄に行ったらタコライスを楽しもう
沖縄発祥の料理であるタコライス。メキシコの伝統料理タコスをアレンジしたタコライスは、一度食べたらやみつきにある味わいです。
家で手軽に作れるのも魅力の一つですが、やはり沖縄の元祖タコライスの味も体験してみたいですよね。沖縄に行ったら本場の味をぜひ味わってみてください!