高子沼グリーンランドとは?
高子沼グリーンランドは、福島県福島市阿武隈川と高子沼の間の丘陵地に昔存在していた遊園地です。
かつては家族連れなどで賑わっていた施設ですが、現在では営業されていない施設になります。
高子沼グリーンランドは福島県最初で最大の遊園地だった
高子沼グリーンランドは、1973年に福島県福島市でオープンした遊園地です。
オープン当初は高子沼ファミリーパークと言われていた施設になります。
高子沼グリーンランドは、オープン当初は福島県内初で最大の遊園地です。
当時の県内では最大ということもあり、ジェットコースターや観覧車などアトラクション、ウサギ園など充実していました。
入園料とは別にアトラクションの利用金が必要なシステムでしたが、当初は県内初で最大の遊園地であったため、多くのファミリーなどで賑わっていた施設です。
高子沼グリーンランドの歴史を簡単に紹介
1973年に福島県福島市でオープンした高子沼グリーランドは、オープンから40年以上の時間を経ているため歴史も豊かです。
高子沼グリーンランドの歴史を簡単にご紹介していきます。
1973年にオープン後は連日賑わっていた施設ですが、経営悪化によって東京の不動産に買収されたのです。
1982年に名前を変えて再オープンするなど、県内初で最大の規模を誇る施設は話題になった施設になります。
しかし、年々客足が減ったことや施設の老朽化を受けて1999年に営業を終了して閉鎖されたのです。
営業を終了して閉鎖後は、しばらくの間アトラクション類が放置されていたため廃墟と化していました。
その後はアトラクション類も撤去されており、丘陵地には森林が広がっているのです。
高子沼グリーンランドが世界に注目されたワケ
高子沼グリーンランドは閉鎖から数年間放置された期間がありますが、その間も世界から注目されていた場所です。
世界中の廃墟愛好家が選ぶ恐怖スポットにランクインしたことで有名になっています。
閉鎖後長年放置されていたことで不気味で独特な雰囲気があり、恐怖感のある写真がネット上で拡散したことが理由で世界で注目されたのです。
写真が拡散されたことで、高子沼グリーンランドに関する怖い噂が広まり、世界的にも有名な心霊スポットになりました。
高子沼グリーンランドはなぜそんなに恐れられている?
高子沼グリーンランドが世界中から恐れられているには理由があるのです。
なぜ遊園地なのにそこまで恐れられているのかご紹介します。
高子沼グリーンランドの事故や自殺のうわさ
高子沼グリーンランドが恐れられている原因の1つが怖い噂です。
一時廃墟となった遊園地跡地には事故や自殺などゾッとする怖いうわさが多くあります。
事故や自殺のうわさは複数ありますが、有名な話ではカップルが展望台から飛び降りた、アトラクションからお客さんが投げ出された事故があったなど様々です。
他にも経営難で経営者が自殺したなど、真偽不明のうわさが多数存在しています。
どれも確証のあるうわさではありませんが、地元の人を中心に知られている有名なエピソードです。
元々は遊園地でも閉鎖後の廃墟状態を知っている人からすれば、怖いエピソードが広まるのも納得できます。
高子沼グリーンランドの心霊体験の口コミ
高子沼グリーンランドは、怖いエピソードの多さや閉鎖後の写真の怖さから心霊スポットとしても人気の場所です。
心霊スポット化した場所では、心霊体験の口コミも話題となっています。
口コミでは、ジェットコースター付近で女性の声が聞こえる、エントランスに男性の幽霊が出るなどが有名です。
夜に施設内に踏み入れたことで霊が取り付きおかしな行動をしてしまうなどエピソードは尽きません。
他にも園内の彫刻を見た人が発狂したなど、園内で霊現象など心霊体験をしたという声が多く上がっているのです。
高子沼グリーンランドの閉園後の写真がとにかく怖そう
高子沼グリーンランドが恐怖スポットとして広まった1つの要因が閉園後の写真です。
賑わっていた時と比べると寂れ方が凄まじく恐怖感を覚えるほどになります。
閉園後の写真は、負のオーラを感じる独特の雰囲気です。
コースターのレールや観覧車などは錆びており、アトラクション類は放置され長年人の手が加えられなかった廃墟状態になっています。
周囲を森林に囲まれて人の気配を感じずに、放置されているアトラクションの虚無感は恐怖感が増加する光景で多くの写真に残されているのです。
高子沼グリーンランドの噂はあるのに地図には存在しない?
高子沼グリーンランドに関する噂があるにも関わらず、地図が存在しないという情報があるのです。
地図に存在しないということは、元々無かったや消されたなど噂が広まっています。
地図が存在するのかしないのかというと、現在地図は存在していないです。
地図が存在しないのには理由があり、消し去られたなど怖い理由ではありません。
遊園地が閉鎖されている状況を考えれば地図が存在しないのは普通の事です。
営業されていないため地図には記載されていませんが、遊園地自体が存在していたのは変わりありません。
高子沼グリーンランドが使われたもの
オープン後は話題になったものの、廃虚化した高子沼グリーンランドは閉園後に様々な作品やモデルとして使用されていたのです。
高子沼グリーンランドで使われたものをご紹介します。
ゲームSIREN2のモデル地として
ソニー・コンピュータエンタテインメント開発のホラーゲーム「SIREN2」のモデル地です。
SIREN2はSIRENの続編で前作から約2年後の世界が舞台になっています。
この作品は日本近海の孤島夜見島を舞台にした3Dアクションホラーゲームです。
ホラーゲームの人気シリーズとしてファンの多い作品では、遊園地の観覧車がモデルとして表現されています。
廃虚化している不気味な空気感の観覧車が、元々怖いゲームの恐怖感をさらに増す効果を担っているのです。
劇場版仮面ライダー555のロケ地として
高子沼グリーンランドは、人気アニメシリーズの「劇場版仮面ライダー555」のロケ地です。
この作品は仮面ライダーシリーズの劇場版で2003年8月に東映系で公開された作品になります。
志田未来や速水もこみちなどの有名俳優も出演した作品です。
作品中では怪人に支配された世界に残った人間が住む街として登場しており、シーンに使用された施設は一部塗り直すなどして利用されています。
高子沼グリーンランドの空気感が作品の空気感と合致しており、特徴的なシーンになっています。
アニメFREEDOMのオープニングに登場
2006年~2008年プロモーションプロジェクト「アニメFREEDOM」のオープニング映像に登場しているのです。
こちらは日清食品のカップヌードルの広告として企画された作品になります。
作品では宇多田ヒカルの楽曲が流れるオープニングの実写映像として施設の登場です。
映像の中にはメリーゴーランドなど高子沼グリーンランドの放置されたアトラクションが利用されています。
曲とアニメ映像、廃虚化したアトラクションの儚さが相まった映像は目を惹く作品です。
高子沼グリーンランドの現在の様子は?
独特な世界観の廃虚高子沼グリーンランドですが、現在の状況を知らない方も多いです。
現在はさらに酷くなっている思われがちですが、意外に光景はガラッと変化しています。
昔は遊具などが放置されていましたが、現在は遊具などが撤去され面影も感じられない空間です。
跡地は整備された後にソーラーパネルが設置されており、遊園地の存在されていた形跡は全くなくなっています。
ソーラーパネルの並ぶ跡地は管理者の存在する土地のため、当然ながら一般人が立ち入ることは不可能です。
【高子沼グリーンランド以外も】廃墟に行く際は十分注意して!
高子沼グリーンランド以外にも国内には廃虚が多く存在します。
しかし、何も知らない状態で無暗に行ってしまうとトラブルの要因となるため注意が必要です。
廃虚に行く際は事前に入念な情報収集をした上、複数人で明るい時間帯に行くことがおすすめです。
危険から守る装備を身に着けて、周囲の状況を確認するなど十分な注意が必要となります。
また、廃虚でも管理者のいる場所への無許可の侵入は厳禁です。
不法侵入は軽犯罪法が適用されるだけでなく、最悪のケースでは住居侵入罪が適用されることもあるため注意が必要です。
高子沼グリーンランドは世界も恐れるスポット
福島県の遊園地高子沼グリーンランドは、世界でも話題になった廃虚遊園地です。
様々な怖い噂の残る廃虚遊園地で独特な不気味な空気感や哀愁が感じられます。
複数の作品にも利用された場所ですが、現在ではそらーパネルが設置されており立ち入り禁止です。
廃虚は無許可での立ち入りは犯罪になる可能性もあるため、むやみに廃虚へ行くことは危険行為のため注意が必要となります。