雨季と乾季があるバリ島はどんなところ?
バリ島は、インドネシア共和国に属する島。
世界有数のリゾート地で、年間100万人を超える観光客が訪れます。
観光客向けのホテルも続々とオープン。
とても活気のある観光地です。
近年、インドネシアの経済はめまぐるしく成長していますが、バリ島の人気もその一端を担っています。
日本からは飛行機で7時間半ほど。
時差も1時間で、時差ぼけの心配もありません。
バリ島の観光地は、南側の海エリアと、北側の山エリアに分けることができます。
海のエリアでは、リゾート地らしくマリンスポーツを思いっきり楽しめます。
サーフィン、パラセイリング、バナナボート・・・。
現地のツアーも豊富で、思いっきりはしゃげますよ。
ファストフード店や、百貨店などもあり、「イマドキ」なお店が多いのが特徴。
ナイトスポットも豊富で、夜まで賑わっている場所です。
一方で山のエリアでは、自然に囲まれてリラックスできます。
海側と比べて静かで、ゆったりとした時間が流れているのが特徴。
日本人にとても人気のエリアです。
喧騒から離れた、隠れ家的なホテルもたくさん。
お休みならではの、贅沢な時間を過ごすことができます。
バリ島の雨季はいつ?
最低気温(℃) | 最高気温(℃) | 降水量(ml) | |
---|---|---|---|
1月 | 25 | 31 | 285.2 |
2月 | 25 | 31 | 229.8 |
3月 | 25 | 31 | 124.5 |
4月 | 25 | 31 | 86.4 |
5月 | 25 | 30 | 45 |
6月 | 24 | 29 | 29.1 |
7月 | 24 | 29 | 23.8 |
8月 | 24 | 29 | 10.1 |
9月 | 24 | 30 | 19.4 |
10月 | 25 | 31 | 65.6 |
11月 | 25 | 31 | 101 |
12月 | 25 | 31 | 188 |
バリ島の雨季は、10月~3月。
表を見てみると、確かに10月から降水量がグンと上がります。
そして、1月頃が雨季のピーク。
気温も湿度も高い、熱帯らしい気候になります。
7月~9月の夏休みシーズンがちょうど乾季と重なり、ほとんど雨が降らない時期。
空気も乾燥しており、とても過ごしやすいです。
世界中からたくさんの観光客が訪れます。
一方で気温は乾季・雨季でそこまで変わりません。
南国のイメージが強いバリ島ですが、実は日本の夏の気温と同じくらい。
灼熱ということはなく、比較的過ごしやすい気候です。
バリ島の雨季の特徴!気候や天気、海の様子は?
「雨季」と聞くと、1日中雲が出ていていつでも雨が降り出しそう・・・。
そんな、日本の梅雨のような天気を思い浮かべる人が多いはず。
しかし、バリ島の雨季は全く違います。
まず、明け方に強い雨が降ることが多いです。
雨の音で目が覚めることがあるほど、大きな雨粒の雨が降ります。
その後、皆が起き始めるころには晴天なことがほとんど。
雲一つない、きれいな青空が広がっていることが多いです。
お昼ごろから、だんだんと雲が多くなってきます。
2時~3時頃に、スコールと呼ばれる、バケツをひっくり返したような大雨になることも。
その雨が降り終わると、気温がグッと下がり、夕方にかけて過ごしやすい気候になります。
海に関しても、雨季だからといって特別波が荒れるということはありません。
スコールが来てしまうと、マリンスポーツを楽しむのは一時中断になってしまいますが、天気の回復を待って再開できることがほとんど。
サーフィンに関しても、乾季・雨季で楽しめるポイントは異なりますが、1年中楽しむことができます。
雨季のバリ島でおすすめの服装や持ち物は?
バリ島への旅行は、基本的に1年中夏の服装でOK。
タクシーやレストランなど、屋内はかなりクーラーが効いているので、羽織るものが1枚あると安心です。
バリ島の道は、水はけが悪い場所も多くあります。
スコールが来ると、大きな水たまりがあちこちにできるので、足元はスニーカーよりもサンダルが適しています。
急な雨に備えるため、折りたたみ傘は必須。
現地で質の良いものは手に入りにくいので、日本から持っていきましょう。
また、雨季は蚊が増えます。
自分の肌に合った虫除けスプレーと、塗り薬は必需品。
伝染病のリスクも否定できないので、しっかりと対策しましょう。
雨季のバリ島は旅行代金が安い?
バリ島の旅行代金が高騰するのは、7月~9月の夏休み期間。
乾季でお天気も観光がしやすいシーズンです。
日本人はもちろん、バリ島は欧米人にも人気。
彼らは夏に長期のバカンスを取得するため、バリ島もたくさんの欧米人で溢れます。
そのため、航空券だけではなく現地のホテルも値段があがり、全体的に旅費が高くなります。
一方で雨季の10月~3月はバリ島の閑散期。
乾季と変わらず観光を楽しめますが、とてもお得に旅行ができます。
特にホテルは、有名なホテルでも得値を出していることが多いです。
年末年始を避ければ、基本的にいつでも値段が安いので狙い目。
贅沢なリゾート体験ができるはず!
雨季のバリ島ではどんな楽しみ方ができるの?サーフィンは?
雨季のバリ島でおすすめの過ごし方①:気にせずマリンスポーツを楽しむ
季節を問わず、バリ島ではマリンスポーツが可能。
どうせ濡れてしまうので、雨は関係ありません!
乾季と比較すると海の透明度は若干落ちますが、シュノーケリング、シーウォーカーなど通常通り開催されています。
風が出ることも少ないので、パラセイリングなども楽しめますよ。
スコールで土砂降りの雨が降ってくると一旦中断にはなりますが、現地スタッフは慣れています。
毎日のようにスコールになりますからね・・・。
大抵は、雨がおさまるのを待って再開してくれますよ。
雨季のバリ島でおすすめの過ごし方②:雨宿りしながら街中をショッピング
バリ島の楽しみの一つ、ショッピング。
最近はお洒落なお店がたくさんできていて、ブラブラ歩いているだけで飽きません。
インテリア雑貨や食器が豊富で、1日中見ていることができます。
特に、女性であればウブドがおすすめ。
アロマ・スキンケア用品など、コスメグッズのお店が並んでいます。
上質な商品が格安で手に入りますよ。
待ち歩き中に急な雨に降られたら、雨宿りしてゆっくり待つのがいちばん。
ショッピングエリアには、お洒落なカフェもたくさんあります。
「雨が降ったら、コーヒーでも飲めばいいや」くらいの心の余裕を持てると良いですね。
雨季のバリ島でおすすめの過ごし方③:贅沢スパでリラックス
バリは、東南アジアの中でもスパの選択肢が多いスパ天国。
格安店から高級店まで、様々なスパがあります。
街中で客引きをしているようなお店、高級ホテルに付属しているお店、海を見ながら施術を受けられるお店・・・などなど、
各お店に個性があるので、選ぶのも楽しみの一つ。
せっかくなら、少し贅沢なお店に予約して訪れるのがおすすめ。
スコールが多い、14時~16時くらいを目処に予約しましょう。
雨音を聞きながら、心地よい香りに包まれる・・・。
日ごろの疲れやストレスが溶けていきますよ。
雨季のバリ島でおすすめの過ごし方④:トロピカルフルーツを楽しむ
雨がザーッとたくさん降った後、晴天が広がるバリ島の雨季。
植物が育つのにはとても良い条件なので、たくさんのトロピカルフルーツが旬を迎えます!
- マンゴー:11月〜2月頃
- マンゴスチン:1月〜2月頃
- ドリアン:1月〜2月頃
- ドラゴンフルーツ:11月〜3月頃
などなど・・・、日本では高級なフルーツたちが、バリ島では超格安で楽しめます。
このトロピカルフルーツを求めて、わざわざ雨季を狙って訪れるリピーターもたくさんいるほど。
市場やスーパーで簡単に手に入るので、試してみてください。
雨季のバリ島でおすすめの過ごし方⑤:伝統芸能を楽しむ
バリらしい観光を楽しみたい方におすすめなのが、舞踊鑑賞。
屋内で行われるので、雨の心配はありません。
レストランで食事を楽しみながら鑑賞できる場所もあります。
特におすすめなのが、ウルワツ寺院。
夕方にケチャックダンスが行われ、迫力満点です。
晴れていれば、素晴らしい夕日も一緒に眺めることができます。
雨が降っても屋根付きのステージがあるので安心です。
絶景とともに見るダンスは圧巻ですよ。
雨季のバリ島でおすすめの過ごし方⑥:幻想的な風景を楽しむ
雨上がりのバリ島は、空気中の埃が落ちてとても空気が澄み渡っています。
ウブドで人気のライステラスは、雨が降る中で見ても素敵。
緑が鮮やかで、晴れているよりも人が少ないのでおすすめです。
雨上がりの夕焼けも絶景です。
14時~16時頃にスコールが来て、その後晴れて太陽が出た場合には、是非ビーチに行ってみてください。
雨上がりには、空気中に水蒸気が増えて青系の光線が分散。
その分、赤系の光線が強く見えます。
そのため、夕焼けがとても鮮やかに見えるんです。
雨季のバリ島でおすすめの過ごし方⑦:チョコレート工場見学
バリ島は上質なカカオの生産地。
バリのお土産で人気の「ポッドチョコレート」の工場を見学することができます。
カカオの加工、焙煎、チョコレート作りまで一貫して見学することが可能。
また、チョコレート作り体験も申し込めます。
もちろん屋内での体験なので、雨の心配はなし。
チョコレートの甘い香りに包まれて、幸せな気分になれます。
ばらまき土産もここでゲットしてみては?
雨季のバリ島でおすすめの過ごし方⑧:隠れ家的ホテルでおこもりステイ
バリ島には、各部屋が一軒家のようになっているヴィラタイプのホテルが多数あります。
お部屋にプールがついているようなお部屋も多く、贅沢な時間をすごすことができます。
特におすすめなのが、街中まで車で数十分移動するような、喧騒から離れたホテル。
団体客はあまり宿泊しないので、ホテル内もとても静か。
プール、スパ、ヨガスタジオなどが併設されているホテルが多く、1日中ホテルで過ごしても十分楽しむことができます。
日本ではなかなか体験することができない、上質なホテルステイを楽しんでみては?
雨季のバリ島でおすすめの過ごし方⑨:美術館でアートに触れる
バリ島には美術館が多くあり、アートに気軽に触れることができます。
特にウブドは芸術の街。
街中でもアーティストが絵画を売っており、複数の美術館があります。
特におすすめなのがネカ美術館。
コレクションがとても豊富で、じっくり時間を取って訪れたいスポットです。
館内にはカフェも併設されていて、渓谷を眺めながらお茶をすることができます。
雨上がりは、より景色がきれいですよ。
雨季のバリ島でおすすめの過ごし方⑩:雨季ならではのサーフポイントを訪れる
1年中サーフィンが楽しめるバリ島。
世界中のサーファーたちに愛されている場所です。
乾季と雨季で、サーフィンが楽しめるポイントは異なります。
雨季の場合には、東側(サヌール、ヌサドゥアなど)に良い波がくることが多いです。
西側は、基本的に波が低い状態。
時期によって違うポイントでサーフィンを楽しめるのも、バリの魅力です。
雨季のバリ島で気を付けることは?
雨季のバリ島で気を付けること①:洪水や道路の冠水
バリ島の雨季には、短時間とはいえ、かなりまとまった雨が降ります。
日本ほどインフラ技術が整っているわけでもないので、道路の冠水は日常茶飯事。
道路に水があふれて、道路脇の側溝が見えなくなってしまうこともあります。
田んぼ付近では、用水路と道の区別がつかないことも。
落ちてしまうととても危険なので、できるだけ歩道の真ん中を歩くように心がけましょう。
雨季のバリ島で気を付けること②:トレッキングはNG
雨季はトレッキングには不向きな季節です。
一気に雨が降ることで、土砂災害の危険も増します。
足元も悪くなるので、そもそもトレッキングを楽しむのが難しい状態。
安全面の理由から、ツアー参加の場合には中止になってしまうことも。
トレッキングは、乾季を狙って楽しみたいアクティビティです。
雨季のバリ島で気を付けること③:虫刺され
雨季は虫が発生しやすい気候で、特に蚊には要注意。
日本ではかかりにくい伝染病の危険もあります。
日本製の虫除けグッズを持参するのがベスト。
忘れてしまった場合には、現地でもスーパーなどで簡単に手に入ります。
バリの住人にとっても虫除けグッズは必需品です。
蚊以外の虫も大量発生する時期なので、ホテルでの窓の開けっ放しには気をつけましょう。
雨季のバリ島で気を付けること④:ぼったくりに注意
突然の雨!
歩いていたけれど、目的地までタクシーに乗ってしまおう・・・。
観光客がそんな風に考えることを、運転手たちもよく分かっています。
通常よりも高い値段を請求されることが多いので、乗り込む前に値段交渉が必要。
納得できない場合には、はっきりと「NO!」と言う勇気を持ちましょう。
バリ人は穏やかな人が多いので、意外ときちんと聞いてくれるはずですよ。
雨季のバリ島で気を付けること⑤:現地の人の指示を聞く
旅行中は、どうしても気が緩んでしまい、危険なことも大丈夫だと思ってしまうもの。
土地勘もないので、自分の判断で行動するのはとても危険です。
ツアーなどに参加する際は当然、ガイドさんの指示を守りましょう。
現地の人はバリの気候についてよく知っていますし、危険を事前に察知してくれます。
待ち歩き中なども、現地の人たちの行動を意識することが、身を守るためには必要です。
バリ島のお正月ニュピ!雨季だけどバリの雰囲気を満喫!
バリヒンドゥー教で、日本のお正月に当たるのが「ニュピ」。
毎年3月のいずれかの日となります。
この日は、バリ島では火や電気を使う事、通常の仕事、車の運転まで一切禁止。
空港への飛行機の発着も全て止まります。
観光客も例外ではなく、朝の5時から6時までは外出禁止。
バリ島が静寂に包まれる日です。
初めてのバリ島旅行で、思いっきりはしゃぎたい!と思っている方は、この日を避けたほうが無難。
ただ、バリの文化を体感できる非常に貴重な1日です。
ニュピ前日からイベントが開催されるので、非日常な経験ができるはずですよ。
雨季のバリ島は天気が変わりやすい!天気予報をチェックしよう!
雨季はスコールも多く、1日の間に天気がコロコロと変化します。
観光の前には天気予報をチェックし、予定を変更しなくて良いか確認しましょう。
インターネット上で簡単に見ることができます。
ただし、バリ島の天気予報は日本と比較して当てになりません。
曇り、時々雨、所により晴れ
のような天気が毎日続きますし、
5km移動するごとに天気が違うということも珍しくありません。
旅行の際に天気は気になるものですが、あまり神経質にならず、
「雨が降ったら休憩しよう」
という気持ちで楽しみましょう。
雨季も楽しい!バリ島への行き方。
バリ島へは、飛行機の直行便で7時間半ほど。
直行便は、エアアジアとガルーダインドネシア航空が運航しています。
夜発の便も多く、平日に仕事が終わってから飛行機に乗ることが可能な点も魅力的です。
ビザも必要なく、気軽に訪れられる場所です。
空港に着いてからホテルまでは、タクシーが基本。
空港にはたくさんのドライバーが客引きしていますが、ぼったくりもいるので注意。
値段交渉はしっかり行いましょう。
雨季のバリ島の楽しみ方10選!雨季のメリットや注意点、服装は?
せっかくの海外旅行。
「晴れてほしい!」と思うものですが、バリ島は雨でも楽しめるスポットがたくさんあります。
雨季だからこそ、お得に楽しめる場合も多く、リピーターさんには大人気。
日本では経験することができない雨季という季節。
それを十分に楽しんで、雨季ならではの体験をぜひしてみてください。