【御朱印の前に】上賀茂神社ってどんな神社?
【御朱印の前に】上賀茂神社の歴史
上賀茂神社は、下鴨神社とともに、京都市で一番古くから信仰されていた神社です。
陰陽師の一族賀茂氏の一族の先祖かつ、守り神。
神様が賀茂氏の娘と結ばれ、特別な力を持つ賀茂別雷命が誕生したと言われています。
平安時代は朝廷よりも人心をつかんでいたといい、それを恐れた朝廷から上賀茂神社、下鴨神社の2つに分けられるという程でした。
上賀茂神社でお祭りしているのは賀茂別雷命、下鴨神社でお祭りしているのはその母の玉依姫命とその父親になります。
上と下というからといって、優劣はありません。
正式名称は「賀茂別雷神社」といい、山城の国一ノ宮です。
京都三大祭りのひとつ、5月に開催される「葵祭」は上賀茂神社と下鴨神社の祭礼で、王朝絵巻のごとき斎王代行列や馬競べなど、さまざまな儀式が行われます。
【御朱印の前に】上賀茂神社の拝観料、アクセス
上賀茂神社の拝観料は無料。
直会殿や高倉殿などに上がれる特別拝観は500円です。
JR京都駅から市バス4に乗り込み、上賀茂神社で下車。
バス乗り場にはしっかりした屋根があり、雨の日でも心強いです。
また、その隣にはには名物の焼き餅や漬物のお店が並んでいます。
近くに電車の駅がなく、バスかタクシーでしか来られないことから、葵祭などの行事以外では穏やかな空気の流れる神社です。
上賀茂神社の御朱印を紹介!
山城国一之宮の御朱印 300円 厄除
新宮神社の御朱印 300円(毎月第2・第4日曜日のみ) 五体健康
大田神社の御朱印 300円 芸能上達
一之宮の御朱印は、御神紋の、ふたばあおいの印が特徴。
新宮神社は境内にある摂社で、1ヶ月に2日だけしか授与されない御朱印は希少なもの。
大きく描かれた龍がとてもかっこいいです。
境内の外にある摂社、大田神社は、カキツバタがの園が有名。
御朱印にもカキツバタが描かれます。
上賀茂神社で人気のおすすめ御朱印帳!
細殿が描かれた御朱印帳
上賀茂神社のみで授与されている御朱印帳です。
御朱印受付の正面にある細殿と、その前に盛られた砂が表紙に描かれています。
この砂は、「立砂」といって、賀茂別雷大神の光臨の地、神社の裏手にある神山(こうやま)をもして形作られている、とても神聖なもの。
上賀茂神社の代表的なスポットにもなっています。
表紙には、そのほかに「世界文化遺産」と「上賀茂神社」の文字が、裏表紙には、神紋のふたばあおいが中央に捺されています。
初穂料は1,000円。
御朱印の初穂料は含まれていません。
大きさは、縦16cm×横11cmです。
神仏霊場参拝御朱印帳
神仏霊場会に参加している156+6社寺分の御朱印をいただくための御朱印帳です。
神仏霊場会に参加している社寺にて授与されているもので、上賀茂神社でもいただけます。
紫色の生地に、「神仏霊場」「参拝朱印帳」の文字が箔押しされた、格式を感じる装丁。
ページが多いので、どっしりとした厚みがあります。
いただく社寺がかぶったり、いただきそびれがないように、すべてのページに参加社寺名がひとつずつ印字されてあります。
初穂料は2,700円。
全国一の宮御朱印帳
全国一の宮の御朱印だけを集めるための、専用の御朱印帳です。
上賀茂神社だけではなく、下鴨神社や、多都道府県の一の宮で授与されているものと同じ。
表紙をめくってすぐに、全国の一の宮のリストが挟まっていて、一の宮の巡礼をするのに役立ちます。
参拝した日を書き込む行もあります。
大きさは、縦26cm×横18cmのB5サイズで、厚みも通常の倍ほど。
かばんの中に入れても、とても存在感の大きな御朱印帳です。
全国をめぐるのは大変ではありますが、その分長い時間をかけて楽しめる御朱印集め。
初穂料は3,000円です。
上賀茂神社で御朱印をもらえる時間は?
上賀茂神社の御朱印受付の小屋が開いているのは、9:00~17:00。
また、御朱印受付が開く前でも、楼門内にある社務所が開いている時間帯であれば、社務所でいただくこともできます。
楼門が開くのは(夏季)8:00~17:00、(冬季)8:30~17:00です。
夜明けの時間によって開門が変わるので気をつけてください。
上賀茂神社で御朱印をもらえる場所は?
上賀茂神社は、御朱印受付専用の小屋があります。
バス停から行くなら、大きな鳥居をくぐり、広い馬場を抜けていきます。
またでてきた鳥居をくぐった先が境内。
2つ目の鳥居をくぐればすぐ、細殿という建物があるのですが、その左手に御朱印受付の小屋があります。
細殿の前には、清めの砂を円錐形に積み上げた清めの砂が2つ並んでいるので、それを目印にしましょう。
さらに奥に進み、楼門をくぐれば、左手に社務所と授与所があります。
【御朱印をもらったら】上賀茂神社で行きたいパワースポット
楢(なら)の小川
上賀茂神社では、境内に小川が流れています。
楼門がその水面に映り込むさまはとても美しく、また、春には曲水の宴も開催される場所です。
この小川の1つが「楢(なら)の小川」といい、平安時代から、みそぎをしてけがれを払うというお祭りが行われてきました。
お祭りは7月、百人一首に「みそぎぞなつのしるしなりける」と歌われたように夏の行事で、なおかつ現在では下鴨神社のならの小川でだけ開催されています。
ですが、上賀茂神社のならの小川も、水面すぐ近くまで降りられる階段がありますので、いつでも触れることができます。
指先をひたして、神さまのパワーを取り入れてくださいね。
上賀茂神社の御朱印帳は神聖な神山を拝める落ち着いた御朱印帳
上賀茂神社の御朱印と御朱印帳についてまとめました。
神社の中にある細殿と立砂は、上賀茂神社の一番特徴的なスポット。
神様の光臨の地という神聖な場所をかたどった立砂は、信仰を集める場所でもあります。
上賀茂神社を訪れた際には、ぜひ手にとって見てください。
神仏霊場の御朱印帳も、全国一の宮御朱印帳も、一生をかけて御朱印を楽しみたいと思っている人にぴったり。
コレクション好きの心をくすぐるすてきな御朱印帳です。