【御朱印の前に】二見興玉神社ってどんな神社?
【御朱印の前に】二見興玉神社の歴史
伊勢志摩にある夫婦岩をご存知ですか?
海中から大小、2つの岩が突き出していて、間に注連縄が渡されている岩です。
その岩を拝める場所にあるのが、二見興玉神社。
夫婦岩と、海底にある興玉神石をお祭りするための神社です。
御祭神は導きの神の猿田彦大神、お稲荷さんの宇迦御魂大神。
摂社の龍宮社に、海の神の綿津見大神。
さらに、夫婦岩の間から登る太陽を日の大神、天照大御神として崇めてきました。
もともとは太陽を拝むための鳥居と、猿田彦大神にゆかりのある興玉神石があるだけだったと言われています。
猿田彦大神は、倭姫が天照大御神にふさわしい土地を探していた際に、五十鈴川の流れる伊勢の地へ導いた神様。
その後、倭姫たちが上陸したとされるこの地に、二見興玉神社が建てられました。
猿田彦大神は天孫降臨の際にも道案内をしたといわれ、日本建国神話で活躍した神様の一人です。
伊勢神宮との関わりは深く、伊勢神宮に行く前に二見興玉神社を訪れ、近くの浜で身を清めてから伊勢神宮へお参りに行くという習慣が今でも残っています。
猿田彦大神は魂を導き蘇らせる神とも言われていて、お使いは二見蛙と言われるカエル。
境内のあちこちにカエルの像が奉納されていて、ユーモラスな写真をたくさん撮影できます。
【御朱印の前に】二見興玉神社の拝観料、アクセス
拝観は無料で、24時間自由に参拝できるようになっています。
ただし、海岸ギリギリの場所にありますので、暗くなってからの参拝や朝日前の参拝は十分に気をつけましょう。
公共交通機関でのアクセス方法
JR参宮線「二見浦駅」下車 徒歩で約15分
「伊勢市駅」もしくは「宇治山田駅」から「鳥羽」行きバス約20分乗車 「夫婦岩東口」バス停下車下車 徒歩5分
車でのアクセス方法
伊勢自動車道「伊勢IC」で降りて約10分
伊勢・二見・鳥羽ライン「二見JCT」で降りて約3分
- 住所
- アクセスJR参宮線「二見浦」駅下車 徒歩15分
- 電話番号
- 営業時間7:30~16:30
- 定休日なし
- 公式サイト
二見興玉神社の御朱印を紹介!
二見興玉神社の御朱印は、通常二種類が授与されています。
二見興玉神社の御朱印は、右に日付が来るのがめずらしいですね。
真ん中に「二見興玉神社」の文字、右手に「奉拝」と書かれ、「二見興玉神社」という文字の周りに波が描かれた朱印や、夫婦岩の間から昇る太陽を見つめる人々を描いた、タイの形の朱印が押されています。
摂社龍宮社の御朱印。
やはり右手に日付が入り、真ん中に「龍宮社」、左手に「奉拝」と書かれます。
朱印には、夫婦岩の向こう、水平線から昇る朝日を取り囲む竜が描かれています。
初穂料はそれぞれ300円です。
二見興玉神社で人気のおすすめ御朱印帳!
朝日の御朱印帳
夫婦岩越しに昇る朝日を描いた御朱印帳です。
鮮やかな朱色のインパクトがすごい。
裏表紙の端に、二見蛙がちょこんと描かれているのがかわいらしい。
表紙をめくると、最初のページには、二見興玉神社の御朱印が押されてあります。
ここに墨で日付や社名を記入していただけます。
サイズは一般的サイズの11cm×16cm、初穂料は1,200円。
満月の御朱印帳
朝日の御朱印の色違い。
夫婦岩の向こうに、こちらは満月が昇りゆく様子ときらめく星々を描いてあります。
星空の濃い青色が美しくて人気の一冊。
サイズは一般的サイズの11cm×16cm、初穂料は1,200円。
二見興玉神社で御朱印をもらえる時間は?
二見興玉神社で御朱印をいただけるのは、6:00頃~17:30頃。
夜明けや日没の時間によって、受付時間が変化します。
朝の6:00に開くというのはとても特徴的ですね。
夫婦岩越しの朝日を拝んだり、伊勢神宮へお参りする前に立ち寄る人のために朝早くから開いています。
早朝から神社を訪れて朝日を拝み、ごをいただけたら、それだけで1日が素敵に過ごせますね。
二見興玉神社で御朱印をもらえる場所は?
二見興玉神社の御朱印受付は、拝殿に向かって右手にある授与所にていただけます。
摂社近くにある小さい社務所でもいただけます。
夏至の近くは明け方からもう混んでいることがあります。
朝日を拝んで御朱印をいただける神社はなかなかないので、明け方から人気があるようです。
【御朱印をもらったら】二見興玉神社で行きたいパワースポット
二見蛙
境内には無数のカエル像があります。
これは、神さまにお願いごとをした人が、願いが変わったお礼にと奉納していった二見蛙。
願いがかなった人の思いが込められているので、強い正の力を放っていると言われています。
願うことで参拝者のもとへ行った神さまの力が、願いを叶えることで帰ってきて、さらに新たな願いを叶えるパワーとなっているのです。
夫婦岩
神社に行ったら、一番のスポットはやっぱり夫婦岩。
ここが神社の本体ではなく、海底に眠る興玉神石を拝むために自然が作り上げた鳥居だとされています。
江戸時代には、伊勢神宮近くの名所を描いた絵に、注連縄が渡された夫婦岩が描かれています。
海にそびえる岩に大きな注連縄を渡す際の資料が展示されていましたが、今も昔も大変な神事だったでしょう。
神社からは東の沖になり、夏至近くには夫婦岩の間から朝日が登ります。
よく晴れた日には遥か彼方に富士山が拝めるそうです。
二見興玉神社で導きの神に出会おう
二見興玉神社の御朱印や御朱印帳、歴史についてまとめました。
伊勢神宮との関わりが深く、日本をおさめる天照大御神を導いた神さまのおわす神社。
現代の人も、なにかに迷うときはここに来て朝日を拝むといいと言われています。
悩みへの答えを授けてくれるわけではありませんが、心がすっきりと落ち着いて、穏やかな気持ちで物事を見ることができるようになりますよ。