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2019/01/10

魅力的な石垣島のミンサー織り!ロマンチックな意味を紹介【バック/財布】

沖縄県のお土産としても人気を集めているミンサー織りをご存知でしょうか。
レザーアイテムと組み合わせてあったり、ポーチやハンカチにも使用され、沖縄へ旅行した際のお土産として購入する人が増えています。

今回はミンサー織りに込められた意味や特徴についてご紹介します。

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ミンサー織りとは?

ミンサー織りとは?

「ミンサー織り」のミンサーとは木綿布を指しており、アフガニスタンが発祥だと言われています。
沖縄に伝わるまでに数多くの国を経由して、沖縄に文化が伝わってきました。

その後沖縄にて発達し、昔から受け継がれてきた織物のひとつです。
ミンサー織りは経糸と緯糸を平織りによってしっかり織り上げられており、丈夫なつくりをしているので着物の帯として昔から織られていました

浴衣や着物の帯として織り上げられてきましたが、沖縄のミンサー織りは軽くて締めやすいのが特徴的です。
紬や小紋などに締めて、普段着として着こなしたいですね。

ミンサー織りと聞いて有名なのが「八重山ミンサー」ですが、現在は他県でも名を馳せていますね。
沖縄県と言えば琉球紬や宮古上布といった着物が有名ですが、ミンサー織りの着物であれば読谷山ミンサー(ゆりたんざミンサー)も織り上げれられていますよ。

近年は着物を着る人が減り、それと共に伝統工芸品のミンサー織りも減少の一途を辿る一方でしたが、小物にミンサー織りを取り入れる人が増え、現在は回復傾向にあります。

ミンサー織りの歴史

「ミンサー織り」は沖縄県で代々受け継がれてきた伝統工芸品です。
その歴史は琉球王朝時代にまで遡り、女性から男性への贈り物としてミンサー織りが織られていたという歴史があります。

ミンサーのミンとは綿のことを指し、サーは幅の狭いということを指しています。
ミンサー織りはもともと男性にあげる帯を女性たちが織り上げていたので、ミンサー織りは幅の狭い帯のことを言います。

幅の狭い帯と言えば着物の中でも普段着として扱われる、半幅と呼ばれる帯を指しますね。
このことから女性たちが男性に贈っていたミンサー織りの帯は、特別な場面で身に着ける物ではなく、普段着として身に着けるための帯であることがわかります。

普段着として利用してもらうことで、女性は自身の存在を相手の男性に伝えたかったのでしょう。
現在の沖縄は以前の様に、女性であれば男性への贈り物として織り上げるいうわけではありませんが、ミンサー織りを守り受け継ごうとする人々の手によって、その伝統は現在に至るまで絶える事なく継承されています。

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ミンサー織りの特徴と意味

ミンサー織りの特徴

沖縄県の石垣市と竹富町を中心に、今もなお織られているミンサー織りは木綿を素材とした平織りの技術で織られています
木綿を使用した織物は日常で着ることが出来る着物に分類されており、最も単純な織り方である平織りの技術を取り入れることで、ミンサー織りは沖縄の人々になじみ深い織物になりました。

ミンサー織りはもともと、職人の手によって藍色で染め上げられた「ミンサーフ」と呼ばれる伝統的な織り物でしたが、現在は日本の伝統色である藍色を使用したミンサー織りだけでなく、赤色や黄色といったカラフルな色を取り入れたものも人気が高いです。
着物だけでなく、ハンカチやコースターにして気軽にミンサー織りの温かい風合いを楽しむようになりました。

雑貨屋には多くのミンサー織りを扱った商品が並べられており、その種類の多さに貴方もびっくりすることでしょう。

ミンサー織りの意味

昔の沖縄では女性と男性が結婚しても別々の家で暮らしていました。
今で言う別居婚や通い婚の状態です。

そんな時代の中でミンサー織りが用いられており、女性たちは男性のために五つの絣柄と四つの絣柄が入ったデザインの、藍色のミンサー織りを織りあげました。
実はそのミンサー織りの中に「いつの世までも末長く」というロマンチックな意味が込められています。

「いつ」という言葉は五つの絣で表しており、「世まで」という言葉は四つの絣で表していると言われています。
女性と男性、夫婦が別々に暮らしていても、そこには変わらぬ愛があるということを伝えたかったのですね。

ミンサー織りは夫婦の絆を結ぶ存在であったことが分かります。
さらにミンサー織りは女性たちの手によって藍色で織られていますが、絣が入っているのでシンプルながらも集中力のいる織物でした。

憎き男性であれば、そのような集中力のいる帯など織ろうとも思えませんが、愛する男性に向けて贈る帯だったからこそ、丁寧にミンサー織りを織り上げていたのですね。
ちなみに帯の端にはまるでムカデの足のような模様が入っていますが、これは「足繁くおいでください」という意味が込められているのです。

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ミンサー織りの魅力

琉球王朝時代は藍色の帯として織り上げられていましたが、現在は赤色や黄色などの色も用いているので、幅広い年代に親しまれています。
当初は赤いミンサー織りに対して「これは伝統の色ではない」という批判がありましたが、現在では赤色を使用したものも、ミンサー織りとして広く親しまれるようになりました。

さらにミンサー織りは浴衣や着物の帯だけでなく、お財布や手提げバッグにも利用されているので、日常生活の中でも使用しやすいことが魅力的ですね。
機械によるプリント技術では出すことが出来ない、昔ながらの手織りの技法を取り入れているので、温かみのある仕上がりになっているのも特徴です。

ミンサー織りは、職人たちの手織りによる温かみがあるだけでなく、お財布や手提げバックを末永く使えるように丈夫に織られているのもポイントです。

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プロポーズやカップルに人気!ミンサー織りの指輪!

沖縄県石垣市と竹富町を中心に生産されているミンサー織りですが、実はお財布や手提げバック以外にも、結婚指輪としても使用されているのをご存知でしょうか。
ミンサー織りには素材として木綿を使用して作られており、平織りの技術を使って糸を丁寧に織り上げていると、先ほどご紹介しました。

なので「ミンサー織りで結婚指輪」と聞いてもピンとこないという方も、多くいらっしゃると思います。
実は結婚指輪を織物で作るのではなく、結婚指輪の外側や内側にミンサー織りの模様を取り込んでいます

もともとミンサー織りは、通い婚の時代の風習で女性が男性に帯を贈る際に、五つの絣と四つの絣をミンサー織に入れて「いつの世までも末長く」という意味を込めて織り上げている、ということでしたね。
結婚指輪として利用する際は、その五つの絣と四つの絣を用いて、結婚指輪の外側または内側に刻み込んでいます

ミンサー柄を結婚指輪に刻むことで「いつの世までも仲睦まじく」という願いを込めました。
ミンサー織りの帯に、愛する人への気持ちを込めたように、結婚指輪にも願いを込められる様にしています。

昔からの願いが込められた、素敵な結婚指輪ですね。
結婚指輪は肌に触れるものでもあるので、その気持ちがきっとお相手の方に届くことでしょう。

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ネクタイやハンカチ、お守りなど!ミンサー織りの人気お土産7選!

人気お土産①ハンカチ

沖縄県で結婚式を挙げるカップルには、結婚式の引出物としてもぴったりなミンサー織りですが、それをハンカチとして織り上げているものもあります。
ミンサー織りならではの温かみのある素朴なデザインが人気を呼び、お土産として購入する人も多いです。

伝統的な藍色だけでなく、赤色や緑色などもあり、どれも和の色に近い色となっています。
着物などによく用いられる和の色は、日本人の肌の色に合うように調合された昔ながらの技法のひとつです。

それをハンカチにも取り入れているので、貴方の肌の色に馴染みやすいことでしょう。
お土産にもピッタリですよね。

人気お土産②ネクタイ

伝統的なミンサー織りは木綿で織られていますが、お土産のなかには絹100%で織り上げられたミンサー織りのネクタイがあります。
そのため、シルクならではの光沢感があり、手触りの良い柔らかな風合いが特徴です。

ネクタイは数多くの、ビジネスマン向けの専門店で取り扱われていますが、ミンサー織りのネクタイを取り扱っているお店は数少ないことでしょう。
こだわりを感じさせるミンサー織りのネクタイなので、他のビジネスマンとは一線を画すことが出来ますよ。

人気お土産③お守り

沖縄へ旅行した際のお土産として、ミンサー織りの技術を取り入れたお守りも人気を博しています。
特に女性から男性へのお土産として利用する人が多く、ミンサー織りに込められた思いをお守りに託します。

沖縄では少量の米粒と3回手に取った塩を小袋に入れて、肌身離さず持っていると、魔除けの力が働いて悪いことが起こらないと言われています。
沖縄ではミンサー織りの技術を取り入れた布に、魔除けのための米粒と塩、そして苧麻糸を結んで魔除けの力をアップさせたお守りが売られていますよ。

人気お土産④ブックカバー

本を読む際のお供にしたいのがブックカバーです。
外出の移動の際や待ち時間など、ちょっとした時間つぶしにも持って来いの読書ですが、持ち歩くときに本が汚れがちですよね。

ですがブックカバーがあれば本に汚れが付きませんし、傷つくことも少なくなるでしょう。
ミンサー織りはブックカバーにも取り入れることが出来、使うほどに味わいが増します。

ひとつあると便利なブックカバーに、ミンサー織りの技術を取り込みました。
ミンサー織りは帯に使用されていた歴史があるので、しっかりとした生地で貴方の大切な本を守ります

人気お土産⑤コースター

友達の家にお邪魔することになって、飲み物が入ったコップと一緒にミンサー織りのコースターが出てきたらおしゃれですよね。
最近は和カフェが人気を集めており、部屋のインテリアを和カフェ風にアレンジする人も多いです。

そんな中ミンサー織りであれば、部屋の和風なインテリアに馴染みますし、よりおしゃれに見えることでしょう。
手織りで織り上げられていて、温かみのあるミンサー織りだからこそ、お部屋の雰囲気まで温かく、柔らかいものにしてくれることでしょう。

人気お土産⑥がま口財布

つまみの部分のアンティーク調の金具が、ミンサー織りとよく合う人気のお土産です。
丁寧に手織りで織られたミンサー織りの風合いが、貴方のお買い物のシーンをおしゃれに彩ります

伝統的な藍色のなかに、さわやかな水色や落ち着いた緑色を組み込んで、より色彩にとんだお財布に仕上げていたり、がま口の金具部分をハートにしていたりと、お店によってこだわりを感じることが出来ます
人気のお土産でもあるので、お気に入りのお財布を見つけたら即ゲットしておきましょう。

人気お土産⑦ポーチ

ミンサー織りによって丁寧に作られたポーチは、女性を中心に人気を集めています
ミンサー織りならではの温かみのある手織りに、こだわりを感じさせる色調が貴方の日常のシーンを彩ります。

最近は和の色だけでなく、色鮮やかな糸が使われているミンサー織りも見かけるので、若い女性にも使いやすいお土産です
春に咲くお花を連想させるような鮮やかな黄色に、冬の朝日を思い出すような幻想的なピンク色など、色遣いが美しく、なおかつミンサー織りの技術を取り入れているので、他では買うことが出来ない特別なポーチになりますね。

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男性へのお土産は、ミンサー織りのシャツやウェアも人気

ミンサー織りを取り入れたお土産のなかでも、特に男性におすすめなのが、ミンサー織りのシャツやウェアです。
職人たちの手によって、季節ごとに丁寧に織り上げられており、こだわりの一着を手に入れることが出来ます。

伝統的なミンサー織りの技術を余すことなく取り入れたシャツやウェアは、洗練されたシンプルなデザインとなっており、お手持ちの服と合わせやすいですよ。
また通気性や吸湿性、速乾性に優れていることから、汗をかきやすい環境での作業やお仕事にもピッタリですね。

ミンサー織りの技術をシャツやウェアに取り入れることで、襟元や袖口にワンポイントの華やかさを演出することが出来ます。
全身に取り入れるのではなく、ワンポイントに取り入れることで、上品なデザインに仕上がっているのが特徴です。

また、ミンサー柄ワンポイントであれば職場でも使いやすいことでしょう。
もちろんミンサー織りの技術を全身に取り込むと、より華やかさやおしゃれさを全面に出すことが出来るので、好みに合わせて選ぶことが出来ますね。

服の色合いも、落ち着いたものから鮮やかなものまで幅広く取り扱っています。
お土産としてプレゼントする人を思い浮かべながら、シャツやウエアを選ぶのもきっと楽しいですよ。

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浴衣や着物に合う!ミンサー織りの帯!

沖縄県石垣市や竹富町を中心に生産されているミンサー織りの帯は、シンプルなデザインのものが多いので、浴衣や紬の着物が派手なデザインだとしても合わせやすい帯だと言えます。
もしくは浴衣や着物自体がシンプルなデザインであれば、ミンサー織りの帯のデザインと調和して、身に着けている方を上品に見せることが出来るでしょう。

ミンサー織りであれば手織りならではの質感が面白い帯となっております。
また、配色によってはアンティーク調の雰囲気を出すことも出来ますね。

ミンサー織りの帯を単体で見ると一見地味に見えがちですが、お手持ちの浴衣や着物と合わせると案外ぴったりとあてはまるものです。
ミンサー織りのの帯は、どの年代にも使いやすい帯だと言えますね。

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ミンサー織りのお土産店・体験工房・資料館

①民芸萌楽(もら)

伝統工芸品であるミンサー織りを、普段使っているカメラのストラップに使用したり、インテリアのデザインとして取り入れたりしているお土産屋さんです。
おすすめはミンサー織りのファブリックパネルや時計、ストラップです。

ファブリックパネルとは北欧発祥のインテリアデザインで、木製のパネルにファブリックと呼ばれる布を張り付けたものです。
そのファブリックパネルをミンサー織りと組み合わせることで、琉球色のインテリアに変身することが出来ます。

ミンサー織りの温かい色合いをお部屋に取り込むことが出来ますよ。

②みね屋工房

みね屋工房では「花織みんさの機織り」や「草木染め」を体験することが出来る工房です。
花織りは旅の安全を願うために作られた守り布のことを言います。

花織り手巾(ティサージ)」と呼ばれ、かつては沖縄県の各地で織り上げられていました。
機械では出すことが出来ない手織りならではの質感と味わいをぜひ体験してみましょう。

普段私たちが着ている服には化学染料を用いて染められており、草木染めは天然染料と言われ区別されています。
優しい風合いが出る染め方で、方法によって絞り染めや絣などを表現することが出来ますよ。

③ミンサー工芸館

八重山ミンサーを中心に展示を行っており、他にも「八重山上布」と呼ばれる苧麻の手紡ぎ糸を使用して織られた織物や、「ぐんぼう」と呼ばれる八重山で昔から庶民の普段着として織られていた織物の展示も行っています。
八重山にて昔から受け継がれてきた織物の文化を守り、さらに次の世代へ継承するための活動を行っています。

実際にミンサー織りを製作する現場の見学や、ミンサー織りの歴史についてより深く学ぶことが出来るでしょう。

④CUERO

ミンサー織りとレザーアイテムをコラボしているお土産屋さんです。
アメリカ南部へ行った際に目にした、織物と革を組み合わせたお財布に刺激を受けて、ミンサー織りを組み合わせた制作を行いました。

手織りによるミンサー織りを使用したお財布は使うごとに手に馴染み、さらに味わいが増していきます。
CUEROでは自分だけのお財布を作ることも出来る、フルオーダーを受け付けています。

製作期間は2週間から1か月ほどかかりますが、完成すると自宅に発送してくれます。
ミンサー織りの技術を使用して、自分だけのお財布を持ちたい方におすすめです。

<下に続く>

ミンサー織りはロマンチックでお土産にぴったりな織物だった

沖縄県石垣市や竹富町を中心とした、伝統工芸品であるミンサー織りは、もとは女性から男性の贈り物に使用される織物だということが分かりました。
藍色で織り上げられた、ロマンチックな意味を持つミンサー織りですが、現在は色の種類が豊富ですし、お土産としても人気を集めているので、沖縄へ旅行する際は参考にしてみてくださいね。

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国内・海外旅行のおすすめ情報メディア「どこいく」の編集部です!
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