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2019/01/18

サハリンのおすすめ観光地10選!樺太で英語は通じる?気候や治安、ビザ

日本から最も近い国、サハリン。
現在はロシア連邦の州のひとつであるサハリンは、昔、樺太(からふと)と呼ばれる日本の領地でした。

そんな日本とも歴史的に関係が深いサハリンには、おすすめの観光地がたくさんあります!
日本統治時代の建造物や、アイヌ民族などの歴史を感じられる人気のスポットも。

「近くて遠い国」と言われていた頃とは違う、サハリンの魅力あふれる観光地をご紹介します。

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サハリンってどんなところ?観光前に基本情報を知っておこう

カラフル たくさんのマトリョーシカ

ロシア連邦の州のひとつ、サハリン
日本とは歴史的、経済的にも関係が深く、「日本から最も近い外国」として多くの日本人が行き来する場所でもあります。

最近では、大人気の漫画「ゴールデンカムイ」の影響で、サハリン(樺太)への観光を考えている人も多いのではないでしょうか。
観光の計画を立てる前に、まずはサハリン(樺太)の歴史や言語など気になる情報をチェックしましょう!

サハリンの地理

サハリンとは、サハリン島を含むロシア連邦のサハリン州のこと。
その中でもサハリン島はロシアの極東、北海道の北方に位置し、日本との関係も深い島です。

サハリン島から北海道の最北端「宗谷岬」まではなんと約43km!
天気の良い日には、宗谷岬からサハリンがうっすらと見えることもあるほど近く、時差は2時間です。

サハリンの州都はユジノサハリンスク
人口は約18万人ほどで、観光客に人気のスポットや歴史的な建造物も数多くある魅力あふれる都市です。

サハリンの面積は約7.6平方kmで、北海道と同じくらいの大きさ。
市内はバスで移動すると便利ですが、都市と都市の間は遠いため鉄道や飛行機などを使います。

サハリンの鉄道は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモチーフとなったとも言われているので、観光の際にはぜひ1度利用してみてください。

樺太?サハリン?歴史を知ろう

サハリンではかつて、アイヌ民族や北方民族が暮らしている島でした。
アイヌ語ではサハリンのことを「カラプト」と呼んだことから、日本では「樺太(からふと)」と呼ぶようになったと言われています。

サハリン島は、日本からもロシアからも近いこともあり、江戸時代には両国からの移住者も暮らし始めました。
しかし、どちらの国が統治するか決められないまま、長い年月が過ぎていきます。

1875年、日本とロシアの間でようやく「樺太千島交換条約」が結ばれると、日本は樺太を放棄するかわりに千島列島を得ることに。
しかし、1905年のポーツマス条約にて、北緯50度線を境界にして北サハリンをロシア領、南樺太(南サハリン)を日本領とすることに決まります。

その後40年間は日本の統治となり、多くの日本人が南樺太へと移住し、工場や公共機関などが建てられました。

第二次世界大戦後、サンフランシスコ条約で日本は南樺太の統治を放棄。
その後はロシアが南樺太を領土とし、現在まで北サハリンとともにサハリン州として実行的な支配を行っています。

サハリンの通貨や物価

ロシアの硬貨

サハリンの通貨は、ロシア本土と同じく「ロシア・ルーブル」です。
1ロシア・ルーブル=約1.6円(2019年1月時点)で、日本の主な空港で両替できます。

ただし、空港での両替の手数料が高いので、日本でドルへ両替し、サハリンでドルからルーブルへと両替するという手もあります。

サハリンの物価は、日本と同じ程度で、簡単な昼食であれば500~1,000円程度。
バスなどの公共料金は日本よりも安く、ビールも安く販売されています。

<下に続く>

サハリンへの観光にはパスポートやビザは必要?行き方は?

パスポートと航空チケット

サハリンへの行き方は大きく分けて2つあります。
どちらの場合もパスポートは必須ですが、ビザが免除されるケースがあるのでチェックしておきましょう。

まず1つ目は、北海道の稚内港からフェリーに乗る方法です。

北海道の最北の街、稚内市ではサハリン行きのフェリーが出ています。
フェリーの運営会社は「北海道サハリン航路株式会社(HSL)」。

2017年からサハリン行きのフェリーを運航している唯一の会社で、毎年夏の間限定で稚内とコルサコフの間を行き来しています。

2018年は、8月8日から9月22日まで運行。
フェリーの運行時間は約4時間半で、大人片道15,000円となっていました。

通常であればビザの申請が必要ですが、こちらのフェリーを往復する人に限り、ビザの申請が免除される場合があります。
ビザを免除する条件は以下の通りです。

  • このフェリーを往復利用すること
  • 旅行会社の観光ツアーに参加すること
  • 2名以上の団体であること
  • サハリン滞在時間が72時間以内であること
  • 渡航前にツアー参加者名簿と日程表がロシア当局に受理されていること

旅行会社のツアーを利用しない方や一人旅の方は、通常通りビザの申請が必要となります。
2019年のフェリーの運行状況や運賃は未定となっており(2019年1月時点)、気になる方はホームページをチェックしてみてください!

北海道サハリン航路株式会社(HSL)

サハリンへの行き方の2つ目は、ユジノサハリンスク空港(ホムトヴォ空港)から入国する方法です。
サハリンへの航空便は、新千歳空港や成田空港からも出ています。

空港を利用する場合、パスポートとビザは必須です。
現在は、コルサコフ港やユジノサハリンスク空港から入国する場合、電子ビザ(eビザ)の利用が可能となりました。

ただし、電子ビザの申請には様々な条件があり、実際にトラブルで入国できない人も多いよう。
安心してサハリンを観光するためにも、一般的なビザの申請をおすすめします。

<下に続く>

個人旅行でも大丈夫?サハリンの治安は?

サハリンは比較的治安の良い場所が多く、個人旅行でも安心して観光ができます。
ホテルのセキュリティもしっかりしており、警察官が街の中をパトロールする姿も見られます。

ただし、海外旅行の際は夜の一人歩きには注意しましょう。
また、タクシーには料金メーターが付いておらず、前払いが基本。

英語が話せない運転手も多いため、トラブルになることもあります。
海外旅行に慣れていない人は、できるだけバスや鉄道を使うようにすると良いでしょう。

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サハリンで観光するならベストシーズンはいつ?どんな気候なの?

冬のサハリン

サハリンは想像通り、冬は厳しい寒さが続きます。
最も寒いのは1月から2月にかけてで、平均気温がマイナス15度、最低気温がマイナス20℃を下回ることも。

寒さは厳しいですが、ウィンタースポーツにはもってこいの季節です!
サハリンは山々に囲まれた土地のため、スキーやスノーボードも盛んに行われており、ウィンタースポーツを楽しみたいという人には冬がおすすめです。

一方、夏は比較的涼しく過ごしやすい気候で、観光スポット巡りにぴったり。
サハリンの中心都市だけでなく、地方都市や海岸沿いの都市にまで足を運びたい人には、6~9月頃がおすすめですよ。

<下に続く>

日本から一番近い海外!サハリンの人気観光地7選!

それでは、サハリンのおすすめの観光地をご紹介します。
人気の観光地はこの7スポットです。

  1. サハリン州郷土博物館
  2. 山の空気展望台
  3. ロシア正教会
  4. レーニン広場
  5. ガガーリン公園
  6. ヴェリカン岬
  7. サハリン州立美術館

続いて、サハリンの7つの人気観光地を詳しく見ていきましょう。

サハリンの観光地①:サハリン州郷土博物館

サハリンの歴史や文化に触れることができるサハリン州郷土博物館
こちらの建物は、日本の統治時代に建てられた「樺太庁博物館」をそのまま利用しています。

樺太に住んでいたアイヌなどの民族の生活の様子や、動物のはく製なども展示されています。

サハリン州郷土博物館
住所:Kommunisticheskiy Prospekt, 29, Yuzhno-Sakhalinsk, Sakhalinskaya oblast', ロシア 693010
電話番号:+7 424 272-75-55
営業時間:11:00~18:00
定休日:月曜日
入場料や利用料:50ロシア・ルーブル

サハリンの観光地②:山の空気展望台

ユジノサハリンスク郊外にある山の空気展望台は、街を一望できる場所としてサハリンの大自然や夜景を楽しめます。

冬には、展望台としてだけではなく、スキー場として観光客が大勢詰めかける観光スポットに
夏は、リフトで山頂まで登ることができ、パラグライダーなどのアクティビティも人気です。

山の空気展望台
住所:ул. Горный воздух, Лит. В, Yuzhno-Sakhalinsk, Sakhalinskaya oblast', ロシア 693023
電話番号:+7 424 251-11-10
営業時間:10:00~20:00
定休日:不定休
入場料や利用料:無料(スキー場は別途要確認)

サハリンの観光地③:ロシア正教会

ユジノサハリンスクには、様々なロシア正教会があり、見ごたえがあります。
可愛い外観ときらびやかな内装は、インスタでも大人気!

最近建てられたこちらの大聖堂は、青とゴールドが美しい教会で、教会内には美しい壁画や装飾品がちりばめられています。
タイミングが合えば、サハリンの結婚式が見学できるかも。

ロシア正教会
住所:Илариона Троицкого, 1, Yuzhno-Sakhalinsk, Sakhalinskaya oblast', ロシア 694046
電話番号:+7 965 141-44-44
営業時間:いつでも
定休日:無し
入場料や利用料:無し

サハリンの観光地④:レーニン広場

ロシアの革命家、レーニンの生誕100周年を記念して作られたレーニン広場
広場の中央には大きなレーニン像が設置されていて、記念写真のスポットとしても人気です。

他にも整備された花壇や噴水などがあり、観光の途中で休憩したり、ゆったりと過ごしたい人におすすめの場所です。

レーニン広場
住所:693020 サハリン州 ユジノ・サハリンスク ロシア
定休日:無し
入場料や利用料:無し

サハリンの観光地⑤:ガガーリン公園

お子さん連れに人気なのが、ガガーリン公園です。
人類初の地球一周を成し遂げたガガーリンの名が付くこの公園には、遊園地やテニスコート、ゴーカート、電車などがあり、子供と一緒に楽しめます。

園内にある池では、夏の間、ボートの貸し出しも行っています。
冬には期間限定で美しいイルミネーションが堪能できますよ。

ガガーリン公園
住所:Ulitsa Detskaya, 1, Yuzhno-Sakhalinsk, Sakhalinskaya oblast', ロシア 693010
電話番号:+7 424 242-44-64
営業時間:8:00~21:00
定休日:不定休
入場料や利用料:無料

サハリンの観光地⑥:ヴェリカン岬

夏の観光にぴったりなのが、大自然を感じられるヴェリカン岬
波の力によって様々な形に削られた岩や、サハリンの広大な自然の姿を見ることができます。

ただし、交通機関がなく、舗装されていない道をレンタカーやタクシーで何時間も走ることになるので、相当な覚悟が必要。
しかし、時間をかけてでも一見の価値はあります!

ヴェリカン岬
住所:Sakhalin Oblast, ロシア 694003 

サハリンの観光地⑦:サハリン州立美術館

サハリン州立美術館は、日本の統治時代に建てられた旧北海道拓殖銀行の跡地が美術館となっている観光スポットです。
管内ではサハリンの美術品や絵画が常設で展示されています。

北方民族やアイヌ民族の展示品も多数あり、マトリョーシカ作りなど様々な体験型アートの催しも行っています。
サハリンの芸術にゆっくりと浸りたい人におすすめです。

サハリン州立美術館
住所:Lenina St, 137, Yuzhno-Sakhalinsk, Sakhalinskaya oblast', ロシア 693020
電話番号:+7 424 272-36-43
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜日
入場料や利用料:70ロシア・ルーブル

<下に続く>

サハリンの観光でお土産を買うなら?おすすめのショッピングスポット3選!

次に、サハリンでお土産を買うならここ!
という人気のショッピングスポットをみていきましょう。
サハリンでは、主に以下のようなショッピングスポットがあります。

  1. ゲルメス
  2. シティモール
  3. ルィノク(自由市場)

それでは、サハリンのショッピングスポットを詳しくみていきます!

ゲルメス

ゲルメスは、ユジノサハリンスク唯一のお土産専門店です。
お店の規模は小さいですが、サハリンの美術品や、マトリョーシカ、チェブラーシカなど人気のお土産が購入できます。

場所は少しわかりにくいですが、ガガーリンホテルを目印に行くと良いでしょう。
サハリンでしか買えないお土産をお探しなら、ここがおすすめです!

ゲルメス
住所:Lenina St, 215, Yuzhno-Sakhalinsk, Sakhalinskaya oblast', ロシア 693008
営業時間:平日10:00~19:00、土日10:00~17:00
定休日:不定休

シティモール

ユジノサハリンスクの郊外にあるシティモールは、サハリン州最大の大型ショッピングモールです。
様々なお店や飲食店、ゲームセンターなどがあり、サハリン市民はもちろん、観光客にも人気のスポット。

ここへ来ればほとんどのものは揃うので、お土産に困ったらシティモールへ寄ってみましょう!

シティモール
住所:Ulitsa 2-Ya Tsentral'naya, 1Б, Yuzhno-Sakhalinsk, Sakhalinskaya oblast', ロシア 693014
電話番号:+7 424 277-72-22
営業時間:10:00~21:00
定休日:不定休
URL:http://city-mall.ru/

ルィノク(自由市場)

ユジノサハリンスク駅の北方で開かれるルィノク(自由市場)
サハリンの人々が日用品や食品を求めて訪れる市民の台所的な市場です。

ロシアの食べ物や生活用品がデパートよりも安く手に入ることから、観光客のお土産選びにも人気のスポットです!
洋服やロシア産のカニ、ファストフード、マトリョーシカなど、様々なものが売っています。

ルィノク(自由市場)
住所:Ulitsa Vokzal'naya, 3, Yuzhno-Sakhalinsk, Sakhalinskaya oblast', ロシア 693000
営業時間:9:00~19:00(お店によって異なる)
定休日:不定休

<下に続く>

サハリンは観光だけじゃない!ロシアグルメも楽しもう!

ロシアの州であるサハリンでは、ロシアの美味しいグルメも堪能できます。
海に囲まれたサハリンでは特に海鮮料理が大人気!

新鮮なカニやエビ、白身魚を使ったロシア料理はぜひ食べておきたい一品です。
寒い地域のためスープの種類も豊富で、有名なボルシチの他に、キャベツを使ったシチーや、魚のスープも人気です。

また、ピロシキやスイーツなどの粉もの料理もおすすめ!
カフェやパン屋さんなどでも食べることができます。

がっつり食べたい人には、ビーフストロガノフやシャシリクなどの肉料理が人気です。

<下に続く>

サハリンは美人が多い?観光で英語は通じる?

ロシアの女性と花束

ロシア人の方は全体的に美人が多いと言われていますが、サハリンでもやはり美人が多いようです!
女性は肌が白く、髪もシルバーやゴールドのキレイな色の人が多いのだとか。

モデルさんのようなスラっとした女性を人を見かけることも多いようです。

英語は残念ながら、一部のホテルやお店でしか通用しません。
ほとんどの人がロシア語を話しますが、日本人観光客には慣れているので、言葉が通じなくても大丈夫!

ジェスチャーや簡単な英語で意思疎通を取ることも難しくはありませんよ。
念のため、お金の数え方や挨拶程度のロシア語はマスターしてから観光に臨むと良いでしょう。

<下に続く>

サハリン(樺太)でアイヌや日本の歴史を感じよう!

サハリンでは、この他にも雄大な自然や様々なアクティビティが楽しめます。
スキーやスノーボードはもちろん、オホーツク海のクルーズやロシア伝統のサウナ「バーニャ」なども体験できますよ。

日本が樺太を統治していた時代の名残も至る所で見つけることができるので、ぜひ日本語や日本的な建造物を見つけてみてください。
日本に最も近い国を堪能しつくしましょう!

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国内・海外旅行のおすすめ情報メディア「どこいく」の編集部です!
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