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2019/02/07

佐賀の方言は何種類?佐賀弁の特徴や定番フレーズを紹介!【かわいい/告白フレーズ/映画やドラマ】

近年、日本人観光客だけでなく、中国や韓国など海外の旅行客からも注目を集めている佐賀。美味しいグルメや様々な観光地やお祭りなどを楽しめる場所です。九州の大きな都市である福岡からのアクセスもよく、また佐賀空港もあるため遠方の方でもアクセスしやすいのではないでしょうか。様々なグルメや観光地がある佐賀県ですが、今回は佐賀の方言についてご紹介していきたいと思います。

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佐賀の方言の特徴は?佐賀弁以外にも種類がある?

みなさん、佐賀に旅行に行ったことはありますか?
佐賀は、九州の都市福岡からもアクセスが良く訪れやすい旅行先です。

美味しいグルメやお祭り、温泉、観光などを楽しむことができます。
今回紹介するのは、そんな佐賀のグルメや観光地ではなく、佐賀の人たちが話す方言(佐賀弁)です。

佐賀弁を知っておくと楽しい旅行がさらに楽しくなりますよ。
今回は、定番フレーズ、面白フレーズ、告白フレーズというように分けてご紹介します。

他にも、佐賀出身の芸能人や佐賀弁の映画やドラマにについてご紹介しますのでぜひ最後まで御覧ください。
ではまずは、佐賀弁の特徴や佐賀弁の種類についてご説明します。

佐賀の方言(佐賀弁)の特徴

まずは、佐賀弁のアクセントについてです。
佐賀弁のアクセントは、二型アクセント無型アクセントに分けられます。

二型アクセントとは、アクセントが1拍目に置かれ2拍目からは下がる頭高アクセントと平板型アクセントが使われます。
平板型アクセントは「サクラ」のようにアクセントの核が1拍目に置かれ、その後も上がったままです。

これが、佐賀弁のアクセントの特徴です。
また、母音の無声化や「スイカ」が「スィーカ」になる連母音融合、促音化、撥音化などさまざまな特徴があります。

その他にも、「パラパラパラ」「ゴロゴロゴロ」というように擬音を3回繰り返す点なども特徴的です。

佐賀の方言(佐賀弁)の種類

佐賀の方言(佐賀弁)は、佐賀地域(佐賀市中心)と唐津(唐津市)とに大きく分類されます。
さらに、佐賀地域の中でも西と東で少々異なるようです。

どこの県でも地域によって少しずつ方言が変わってきますよね。
佐賀でもそれは同じです。

佐賀弁と一纏めにしていますが、注意して聞いているとそれぞれの特徴を感じられるかもしれませんね。

<下に続く>

佐賀県民がよく使う佐賀弁の定番フレーズ12選

まず、最初は佐賀弁の定番フレーズを紹介します。これを知っておくと方言の中でも聞き取れる単語が増えて、旅行が楽しくなりますね。

①:そいぎー

「そいぎー」は「そしたら」というときに使う佐賀弁です。
そいぎー、また電話するね。」というように使います。

「そしたら」という部分を「そいぎー」に置き換えるだけなので、佐賀弁ネイティブではない方でも使うタイミングがわかりやすい言葉ですね。

②:いっちょん

「いっちょん」は「少しも」や「全く」「全然」という意味です。
佐賀県以外にも福岡や熊本など九州地方の方々が使っていて、よく耳にする言葉です。

「私、今日の数学の授業いっちょんわからんかった。」というように「全然〜ない。」の「全然」部分が「いっちょん」となります。

③:ぬっか

つづいての佐賀弁は「ぬっか」です。「ぬっか」は「ぬくか」が促音便化したものです。
「ぬくか」とは、主に西日本で使われている「ぬくい」という方言の九州地方版です。

「あたたかい」という意味です。
「昨日はぬっかったばってん、今日は寒かね〜。(昨日は暖かかったけど今日は寒いね〜)」というように使われます。

季節的には春頃に使われることが一番多い言葉でしょうか。
天気だけではなく「ぬくそうな服(あたたかそうな服)」というようにも使うことができますよ。

④:しょんなか

しょんなか」は「しょうがない」という意味の言葉です。
「もうしょんなかね〜(もうしょうがないね〜)」というように使います。

佐賀だけでなく九州地方の他の県でも使われています。

⑤:せからしか

続いての方言は「せからしか」です。
「せからしか」は「鬱陶しい」や「しつこい」「うるさい」「面倒だ」という意味合いです。

「もうせからしか〜。いいかげんにしんしゃい。(もうしつこいな〜。いいかげんにしなさい。)」というように使われます。

⑥:がばい

「がばい」は佐賀にお住まいでない方も耳にしたことがあるのではないでしょうか。
島田洋七さん原作の『佐賀のがばいばあちゃん』の「がばい」ですね。

「がばい」は「非常に」「とても」という意味を持つ佐賀弁です。
『佐賀のがばいばあちゃん』では「すごい」という意味で使われていますが、本来の使い方ではないようですね。

「今日はがばい大変やった(今日はすごく大変だった)」というように使われます。

⑦:がん

「がん」は「このように」という意味を持つ佐賀弁です。「こがん」ともいいます。
「どがん(どのように)」「そがん(そのように)」「あがん(あのように)」という風に頭の文字を変えて応用できます。

「そがんこと言わんで。(そんなこと言わないで。)」「どがんした?(どうした?)」というように使います。

⑧:えすか

続いての方言は「えすか」です。

「えすか」は「こわい」という意味の佐賀弁です。
「あのお化け屋敷えすかったね〜。(あのお化け屋敷怖かったね〜)」や「あの先生えすか〜(あの先生怖いね〜)」というように使います。

⑨:おーちゃっか

続いての方言は「おーちゃっか」です。
「おーちゃっか」は「横着だ」という意味です。

「あん人おーちゃっかね〜(あの人横着だね〜)」というように使われます。
あまりいい意味ではありませんね。

「おーちゃっか〜」と言われないように気をつけましょう。

⑩:ふうけもん

続いての方言は「ふうけもん」という言葉。
「ふうけもん」とは「馬鹿者」という意味です。

「こんふうけもん!(この馬鹿者!)」というように使われます。
主に怒られるときに使われる言葉ですね。

「ふうけもん!」と言われないように気をつけたいものです。

⑪:おらす

続いての方言は「おらす」です。
「おらす」は「居る」という意味で使われます。

「佐藤さんは、そこにおらすよ。(佐藤さんはそこにいるよ。)」というような使い方です。
ちなみに「いない」は「おらっさん」と言います。

「佐藤さんここにはおらっさんよ。(佐藤さんここにはいないよ)」という感じですね。

⑫:おらぶ

続いての佐賀の方言は「おらぶ」です。
「おらぶ」は「叫ぶ」や「大声で呼ぶ」という意味で使われます。

この「おらぶ」は、佐賀だけでなく福岡や大分、大阪や広島、岡山など九州の他県や関西及び中国地方でも使用されているようです。

⑬︰かたっ

「かたっ」は「かたる」という意味の佐賀弁です。
「かたる」と聞いてもピンとこない方が多いと思いますが、「かたる」は九州で使われる方言で「参加する」という意味です。

決して「語る」という意味ではありません!
よく子どもが遊ぶときなんかに「私もかてて〜(参加させて)」という風に言っています。

⑭︰かるー

続いての佐賀弁は「かるー」です。
「かるー」は「からう」という九州地方で使われる方言です。

標準語では「背負う」という意味です。
「ランドセルをかるー(ランドセルを背負う)」「かばんをかるー(かばんを背負う)」という感じでよく使われています。

⑮︰こちょばいか

続いての方言は「こちょばいか」です。
「こちょばいか」は「くすぐったい」という意味で使われています。

くすぐられた際などに「こちょばいか〜(くすぐったいよ〜)」という感じで使われています。
なんだか可愛らしい方言ですよね。

「こそばい」「こそばゆい」「こしょばい」などとも言い、西日本で使われていますのでくすぐったいときに自分も同じような言葉を使っているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

<下に続く>

佐賀県民が思わず使っちゃう佐賀弁の面白フレーズ5選!

続いては、ちょっと面白い佐賀弁のフレーズです。

①:すーすーす

寒い時などによく使われる言葉ですね。
スカートを履いた時などに「スースーする」という言葉を聞いたことがありませんか?

風が通り抜けるような感じを表現する言葉ですよね。
その「スースーする」の「する」が「す」になっているのが佐賀弁の特徴です。

最初の紹介で擬音を3回繰り返すということをいいましたが、この「すーすーす」もそのような感じですね。
同じ音だけで意味が通じてしまうのが大変面白いです。

②:とっとっと

こちらの言葉もまた同じ音が繰り返されるものですね。
「とっとっと」は「取る(確保する)」や「残しておく」という意味合いです。

「おっとっと(お菓子)とっとって(残しといて)って言ったとに何でとっとって(残しといて)くれんかったと?(くれなかったの?)」という言葉遊びのような文章もあります。
日常の中では「チケット取っといて」という場合などに「チケット取っとって」という感じになりますね。

③:はらかく

「はらかく」は、決してお腹がかゆい時に、お腹を掻くことではありません!
九州地方では、よく使われる方言ですが、その他の地域の方には耳馴染みのない言葉かもしれませんね。

腹を立てる」というとイメージしやすいのではないでしょうか。
「はらをかく」は腹を立てると同義で怒ったときなどによく使われます。

④:ごっかぶい

「ごっかぶい」はある生き物の名前です。
黒光りの身体とすばしっこい動きが特徴です。

嫌いだという方も多い生き物です。
「ごっかぶい」とはゴキブリのことです。

「ごっかぶい」といきなり言われても想像つきませんよね。

⑤:ぬっ

「え?一文字?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか、びっくりですよね。
「ぬっ」は寝るという意味です。「ぬっ」といえば「寝る」と伝わるなんて何だか不思議な感じがします。

一文字だけで通じてしまうというところが大変興味深いです。

<下に続く>

【番外編】佐賀弁で言われたい!グッとくる告白フレーズ5選

続いては、番外編の佐賀弁の告白フレーズです。
告白に使えそうな佐賀弁を5つ紹介します。

①:すいとー

「すいとー」は、みなさんよく耳にしたことがあるフレーズではないでしょうか。
九州地方の方言では告白フレーズとして大定番の言葉ですね。

「すいとー」は「好き」という意味の言葉です。
「すいとー」は、「すいとー」を使わない地域の方からみると女性が使うイメージが強い言葉ですが男性でも使えます。

近年、方言男子の人気も高まってきていますので、男性からの「すいとー」も女性はキュンとするのではないでしょうか。

②:やーらしか

つづいてのフレーズは「やーらしか」です。
「やーらしか」は一見、「いやらしい」という意味かと思ってしまう人もいるかもしれませんが違います。

「やーらしか」は、「かわいらしい」という意味で使われる言葉です。
佐賀の方から「やーらしか」と言われた場合は「かわいらしい」という褒め言葉ですのでご注意ください。

③:まちなんか

続いてのフレーズは「まちなんか」です。
「まちなんか」は「待ち遠しい」という意味で使われています。

「あなたに会えるのがまちなんか」と言われるとキュンとしますよね。
「すいとー(好き)」という言葉を直接的に使わなくても、相手のことを大切に想っていることが伝わるフレーズです。

④:むぞーか

続いてのフレーズは「むぞーか」という言葉です。
「むぞーか」は、「かわいい」という意味で使われています。

「むぞーか」=「かわいい」だとは普段使っている人でないとなかなか結びつきませんよね。
「むぞーか」といきなりいわれても「え?」となってしまうかもしれませんが褒め言葉ですのでご安心ください。

⑤:いっちゃん

最後のフレーズは「いっちゃん」です。
「いっちゃん」は「一番」という意味で使われます。

「あなたのこといっちゃんすいとー(あなたのことが一番好き)」や「お前がいっちゃんかわいい(お前が一番かわいい)」というような感じで使えますよ。

<下に続く>

【番外編】佐賀県出身の芸能人や佐賀で撮影された佐賀弁の映画やドラマ

佐賀県出身の芸能人には、女優の中越典子さんや松雪泰子さん、タレントの江頭2:50さん、優木まおみさん、俳優の荒川良々さんなどがいらっしゃいます。
また、お笑い芸人のはなわさんは「佐賀県」という歌でブレイクし、ご家族も佐賀にいらっしゃるので、はなわ=佐賀というイメージが強い方が多いのではないでしょうか。

そして、佐賀で撮影された佐賀弁の映画やドラマについてですが、一番印象が強いのは島田洋七さん原作の『佐賀のがばいばあちゃん』ですよね。
幼少期を佐賀で過ごした島田さんのお話です。

その他にも2008年に制作され、2014年に一般公開された中村雅俊さん主演の映画に『ふうけもん』という佐賀弁で「馬鹿者」というタイトルの映画があります。
また、NHK佐賀放送局では、佐賀の嬉野を舞台に上白石萌音さん出演のドラマ『ガタの国から』が制作・放送されました。

『ガタの国から』は、タイのアイドルと老舗旅館の一人娘のお話です。
「ガタ」というのは「干潟」のことで、このドラマでは有明海ですね。

<下に続く>

佐賀の方言(佐賀弁)を知って、旅行や映画を楽しみましょう。

佐賀の方言についてご紹介しました。
海外旅行や海外の映画を観た時に、外国語が聞き取れると嬉しいように、方言が聞き取れる、理解できると旅行や鑑賞がより楽しくなりますね。

佐賀の方言をたくさん知って、佐賀に旅行に行ってみてください。
佐賀で観光やグルメを楽しむのももちろん最高ですが、方言を知ることで今までとは少し違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。

また、佐賀の人に方言について訪ねてみると、話が盛り上げるかもしれませんね。
少し方言を知っておくだけでも話の種になっていいですよ。

ぜひ、佐賀の方言についてもっと知識を増やしてみてください。
言葉と文化は繋がっている部分もあるので、佐賀のことをもっと深く理解することができると思います。

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