【観光の前に】関ヶ原について知っておこう!
関ケ原では天下分け目の戦が2回あった!
「関ヶ原の戦い」といえば、一般には以下のようなものを指すでしょう。
つまり、天下布武を掲げた織田信長が志半ばにして、重臣・明智光秀の謀反である本能寺の変によって倒れてしまいます。
その明智を討伐し信長の勢力を引き継いで天下人となった豊臣秀吉亡き後、豊臣政権の後継者たち率いる西軍と、政権交代および天下取りを伺っていた徳川家康率いる東軍が、関ヶ原の地において雌雄を決した西暦1600年10月に起こった天下の一大決戦のことを「関ヶ原の戦い」と呼びます。
しかし、この有名な関ヶ原の戦い以前にも、実は「壬申の乱」と呼ばれる天下分け目の戦いがこの関ヶ原では行われていたのです。
壬申の乱について
有名な天下分け目の合戦である「関ヶ原の戦い」が起こったのは、西暦1600年のことでしたが、それより900年以上の昔、古代日本においても、やはり関ヶ原を舞台とした「天下分け目の一大決戦」が起こっていました。
その決戦が『壬申の乱』です。
壬申の乱とは、西暦672年に起こった古代日本史上の権勢を決する決戦です。
「大化の改新」で知られる強力に中央集権化を推し進めようとしていた天智天皇の死後に、皇位を巡って、天智天皇の弟であった大海人皇子(おおあまのおうじ)と、天智天皇の息子であった大友皇子(おおとものおうじ)の間で起こった戦争です。
当時の皇位継承の通例で言えば、同じ母親から生まれた天智天皇の弟である大海人皇子が継承するのが当然だったのですが、天智天皇は我が息子可愛さで、大友皇子への皇位継承の意志を表明していました。
そのため大海人皇子は暗殺による身の危険を感じ、吉野へ隠棲していました。
その後に天智天皇が亡くなると、天智天皇の強烈な中央集権政策に不平不満を持っていた豪族らとともに大海人皇子は挙兵し、大友皇子率いる近江軍と激突するのです。
その決戦の地、主戦場となったのが、「不破の関」と呼ばれた関ヶ原だったわけです。
戦いは、大海人皇子の勝利で終結し、皇子は天武天皇として皇位を継承しました。
関ケ原の戦いについて
1600年10月に起こったその後の日本史を決定した天下分け目の大戦、「関ヶ原の戦い」は、周知のように豊臣秀吉亡き後、豊臣政権を維持・強化しようとする寵臣であった石田三成を中心とする西軍(総大将は毛利輝元)と、虎視眈々と政権交代と天下取りを狙って力を蓄えて機を伺っていた徳川家康率いる東軍が関ヶ原の地において激突した史実です。
この日本史上最も有名な内戦は、江戸時代以降数々の文学作品や劇、舞台、マンガ、ゲーム、映画、ドラマにおいて描かれてきました。
まさに日本人であれば知らない人はいないほどポピュラーな日本史上の重要な出来事が「関ヶ原の戦い」です。
皆さんご存知の通り、戦いは家康率いる東軍の勝利に終わり、これを機に徳川は江戸に幕府を開き、豊臣家は2度にわたる大坂の陣を経て滅亡するのです。
【壬申の乱】不破関跡や資料館など関ヶ原のおすすめ観光スポット5選!
では、壬申の乱に関係する関ヶ原の観光地をみていきましょう。
壬申の乱に関係する関ヶ原には、以下の観光地があります。
- 不破関跡
- 不破関資料館
- 井上神社
- 黒血川
- 弘文天皇御陵候神地・自害峯の三本杉
続いて、壬申の乱に関係する関ヶ原の観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
壬申の乱に関係する関ヶ原の観光地①:不破関跡
越前の愛発関、伊勢の鈴鹿関と並び、古代日本における「日本三大関」と称された関が中山道(古代は東山道)沿いにひっそりとたたずむ『不破関跡』です。
ここは、天武天皇が壬申の乱の翌年に設置し、通行人に向かう場所や携帯している物品を書いた証明書の提示を求めました。
この関所は、その後延暦8年に世の中が平和になってきた際に、取り壊されたようです。
ちなみに、今でも使われる「関東」と「関西」という言葉は、この関より東か、西かを指す言葉として使われた言葉です。
不破関跡
住所:〒503-1500 岐阜県不破郡関ケ原町松尾
電話番号:-
営業時間:24時日間営業
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:岐阜県公式ホームページ
壬申の乱に関係する関ヶ原の観光地②:不破関資料館
古代の「不破関」の関所跡から出土した土器類や、「壬申の乱」を詳細に解説したパネルなどを展示しているのが国道21号よりほど近い場所に昭和57年にオープンした『不破関資料館』です。
古代の関所全体を忠実に再現したジオラマや、壬申の乱における両軍の動きをまとめたビデオなど、見どころの多い資料館です。
古代日本の歴史を詳しく学べる場所であり、特に小中学生にはおすすめです。
不破関資料館
住所:〒503-1541 岐阜県不破郡関ケ原町松尾21−1
電話番号:0584-43-2611
営業時間:9時00分~16時00分
定休日:月曜日
入場料や利用料:大人100円 小人50円(20名以上 大人70円 小人30円)
URL:関ヶ原町歴史民俗資料館
壬申の乱に関係する関ヶ原の観光地③:井上神社
壬申の乱は、関ケ原を流れる藤古川を挟んで、東西の陣営が激突しました。
その際に川の東側の村人たちは、大海人皇子について戦いました。
壬申の乱に、大海人皇子が勝利し天武天皇に即位したのを記念して、共に戦ったこの地区の村人たちが、天武天皇を祭神として祀って建立した神社が『井上神社』です。
以来1300年という長きに渡って、この地を守っています。
井上神社
住所:〒503-1541 岐阜県不破郡関ケ原町松尾389
電話番号:-
営業時間:-
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:井上神社
壬申の乱に関係する関ヶ原の観光地④:黒血川
関ヶ原の城山を源にして、中山道を南北に横切る川が『黒地川』です。
城山周辺の森の中を流れる渓流で、もともとは山中川と呼ばれていましたが、壬申の乱で両軍の兵士のおびただしい流血のために、この川の川底の石を黒く染めたことからこの名で呼ばれるようになったということです。
黒血川付近は散策に適した緑豊かな自然遊歩道となっています。
黒血川
住所:〒503-1544 岐阜県不破郡関ケ原町山中
電話番号:-
営業時間:-
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:-
壬申の乱に関係する関ヶ原の観光地⑤:弘文天皇御陵候神地・自害峯の三本杉
壬申の乱に敗れた大友皇子は、大海人皇子軍に追い詰められて近江の大津の長等山にて自害して果てます。
村国男依はその首を凱旋の手土産に不破の野上行宮を持ち帰り首実検を行いました。
その後、首をもらい受けた地元の人々が、この地に葬り「自害峯」と名付けて、首を埋めた場所に三本の杉を植えました。
その後、時は流れて明治時代になると宮内庁は、大友皇子がなるはずだった幻の天皇名・弘文天皇から「弘文天皇御陵候補地」とこの地を認定しました。
自害峯の三本杉
住所:〒503-1542 岐阜県不破郡関ケ原町藤下
電話番号:-
営業時間:24時間営業
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:-
【関ヶ原の合戦】開戦地や古戦場など関ヶ原のおすすめ観光スポット10選!
では、関ヶ原の観光地をみていきましょう。
関ヶ原には、以下の観光地があります。
- 関ヶ原駅前観光交流館
- 関ケ原古戦場
- 関ケ原町歴史民俗資料館
- 関ヶ原古戦場 決戦地
- 石田三成陣跡
- 徳川家康最後陣跡
- 笹尾山交流館
- 東首塚
- 西首塚
- 大谷吉継陣跡
続いて、関ヶ原の観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
関ヶ原の観光地①:関ヶ原駅前観光交流館
JRの関ヶ原駅を降りると、目の前にあるのが『関ヶ原駅前観光交流館』です。
関ケ原合戦地全体の地図やパンフレット類がゲットできます。
更に、扉に戦国武将たちの家紋の入ったユニークなコインロッカー(1日100円)もあり便利です。
加えて、希望すれば電動アシストのレンタサイクル(半日1,000円)も利用できます。
「いざ関ヶ原観光へ!」という出発点は、ここでしょう。
お土産物や独自のグッズも販売されています。
関ヶ原駅前観光交流館
住所:〒503-1501 岐阜県不破郡関ケ原関ケ原町大字関ケ原598−4
電話番号:0584-43-1100
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:火曜日
入場料や利用料:-
URL:関ケ原駅前観光交流館
関ヶ原の観光地②:関ケ原古戦場
JR関ヶ原駅前の観光案内所で古戦場跡巡りの地図をゲットしたら、そのままその足で、『関ケ原古戦場』へと向かいましょう。
天下分け目の大合戦の史跡がどっさりと詰まった場所です。
戦死した兵士たちの葬られた2つの首塚をはじめ、各武将たちの陣を構えた多くの場所がこの地には残っています。
全部見て回るとたっぷり1日潰れるでしょう。
休憩所もあります。
関ケ原古戦場
関ケ原古戦場
住所:〒503-1500 岐阜県不破郡関ケ原町
電話番号:0584-43-1600
営業時間:24時間営業
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:関ヶ原観光Web
関ヶ原の観光地③:関ケ原町歴史民俗資料館
白壁の建物の前に幾種類もの武将たちの陣旗が立ち並ぶ威容を誇るのが、『関ケ原町歴史民俗資料館』です。
館内には、関ヶ原の戦いで使用された甲冑、大筒や火縄銃、ほら貝などの武具が常設で展示されています。
更に、合戦の流れを時系列ごとに電光であらわしている大型ジオラマは、丁寧で迫力ある解説付きで一見の価値ありです。
「ミュージアムショップ」が隣接していて、数々のユニークでレアなお土産物を販売しています。
外には、徳川家康と石田三成の顔ハメパネルがあり、観光客の記念撮影スポットになっています。
関ケ原町歴史民俗資料館
住所:〒503-1501 岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原894−28
電話番号:0584-43-2665
営業時間:9時00分~16時30分
定休日:月曜日
入場料や利用料:大人350円、小人200円(20名以上:大人250円、小人150円)
URL:関ケ原町歴史民俗資料館
関ヶ原の観光地④:関ヶ原古戦場 決戦地
笹尾山を背後に背負った現在は田園地帯の広がる中間地点に、天下分け目の関ヶ原の戦いの『決戦地』があります。
「史跡 関ヶ原古戦場 決戦地」と彫られた大きな石碑と、徳川家と石田家の家紋入りの昇り旗が立っています。
この決戦地では、西軍の石田三成の首級をあげるべく、東軍の諸軍、諸隊が押し寄せ、最大級の激烈な戦闘が繰り広げられたそうです。
トイレなどの休憩所もあります。
関ヶ原古戦場 決戦地の口コミ
関ヶ原古戦場 決戦地
住所:〒503-1500 岐阜県不破郡関ケ原町
電話番号:-
営業時間:-
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:-
関ヶ原の観光地⑤:石田三成陣跡
決戦地の北西の背後にそびえる小さな山が、笹尾山で、この場所に西軍の将であった石田三成が陣を構えた『石田三成陣跡』の石碑が建っています。
笹尾山頂からは、関ヶ原の古戦場全体を見渡すことができ、三成はこの場所から戦況を睨み、采配を振っていたのでしょう。
この場所では、合戦当時、敵の攻撃から防御するために構築された竹矢来と馬防柵が復元されています。
石田三成陣跡
住所:〒503-1501 岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原4008
電話番号:0584-43-1112
営業時間:24時間営業
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:-
関ヶ原の観光地⑥:徳川家康最後陣跡
JR関ケ原駅からほど近い陣場野公園に『徳川家康最後陣跡』はあります。
関ヶ原の戦いの当日、家康は桃配山に本陣を張っていましたが、苦戦する戦況に苛立ち、西軍の将三成本陣のあった笹尾山のすぐ真下のこの場所まで本陣を移動させたのです。
この場所からの伝令工作によって、勝負の趨勢を決した小早川秀秋の裏切り寝返りに成功するのです。
終戦後にはこの場所で大々的な首実検が行われました。
徳川家康最後陣跡
住所:〒503-1501 岐阜県不破郡関ケ原町 大字関ケ原959−2
電話番号:0584-43-1112
営業時間:24時間営業
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:-
関ヶ原の観光地⑦:笹尾山交流館
笹尾山の石田三成が本陣を布いた場所から東に少しだけ歩くと『笹尾山交流館』があります。
元々は、「関ケ原北小学校」の校舎だったものを改装した施設です。
館内には、資料やパンフレットなどが置いてあり、更に甲冑が置かれた休憩所もあります。
かなりの種類の中から自分の好きな甲冑を選んで着て、記念撮影をすることができますよ。
笹尾山交流館の口コミ
笹尾山交流館
住所:〒503-1501 岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原1167
電話番号:0584-43-1600
営業時間:10時00分~17時00分(火曜日は9時00分~17時00分)
定休日:-
入場料や利用料:無料
URL:-
関ヶ原の観光地⑧:東首塚
JR関ケ原駅の西手にある跨線橋を渡ると鬱蒼とした森に入ります。
そこに『東首塚』はあります。
朱塗りの大きな門を抜けると、その奥に大きなスダジイの木が立っており、そこが首塚となっています。
ここは、関ケ原合戦終結後に、家康が首実検を行った後、東西二か所に分けて首を埋葬したことからできました。
当時この地を治めていた竹中重門が家康の命を受けて、この地に東首塚を創建し戦死者の御霊を供養したのです。
東首塚
住所:〒503-1501 岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原
電話番号:-
営業時間:-
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:-
関ヶ原の観光地⑨:西首塚
関ヶ原駅から国道21号を西に約700mほど進むと、『西首塚』があります。
別名を『胴塚』とも呼ばれるこの首塚は、一説には敗れた西軍の戦死者たちを埋葬した場所とも言われています。
首塚の正面には御堂が建立してあり、千手観音と馬頭観音の2体の観音様が、兵たちの慰霊を守っています。
西首塚
住所:関ヶ原駅 〒503-1501, 関ケ原町 不破郡 岐阜県 503-1501
電話番号:-
営業時間:24時間営業
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:関ヶ原観光Web
関ヶ原の観光地⑩:大谷吉継陣跡
幾多の関ヶ原の歴戦の武将の中でもとりわけ今でも人気の高い武将が大谷吉継でしょう。
天才軍師であり非常に有能な幕僚でもあった吉継は、家康と戦うことの無謀さを生涯の親友であった石田三成に説き、戦を回避しようとしましたが、いざ天下分け目の一戦が避けられないものとなると、病身を死に装束で武装し、三成への義を貫きました。
その大谷吉継が陣を構えた『大谷吉継陣跡』は、山中の地にあり、空堀を巡らせた「山中城」と呼ばれるほどの要害の砦でした。
ここで事前に予想していた小早川秀秋の寝返り(裏切り)ににらみを利かせていたそうです。
大谷吉継陣跡
住所:〒503-1544 岐阜県不破郡関ケ原関ケ原町山中山中32
電話番号:-
営業時間:24時間営業
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:-
【名所】他にも史跡いっぱい!関ケ原のおすすめ観光スポット5選!
では、関ヶ原周辺の観光地をみていきましょう。
関ヶ原周辺には、以下の観光地があります。
- 月見の宮 大杉・春日神社
- 十九女池
- 青坂神社
- 寝物語の里
- 常盤御前の墓
続いて、関ヶ原周辺の観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
関ヶ原周辺の観光地①:月見の宮 大杉・春日神社
関ヶ原中学校のすぐそばに、住宅街の真ん中でひときわ高くそびえ立つ大きな杉の木があります。
これが『月見の宮の大杉』です。
「月見の宮」とはこの大杉の立っている春日神社の別名です。
この周囲5.8mの巨木は、樹齢約800年であり、天下分け目の大戦もしっかりと見守ってきた御神木です。
『関ケ原合戦図屏風』にも描かれ、関ケ原町の天然記念物に指定されています。
月見の宮 大杉
住所:〒503-1541 岐阜県不破郡関ケ原町松尾111
電話番号:-
営業時間:24時間営業
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:-
関ヶ原周辺の観光地②:十九女池
関ヶ原インターチェンジを降りて東に行くと『十九女池(つづらいけ)』と名付けられた大きな池があります。
この池は、大蛇の化身と言われる龍女伝説のある池で、非常に美しい景観の場所でもあります。
池の外周約900mはウォーキングコースとなっており、絶滅危惧種のヒメコウホネが自生しています。
池上の高架橋を東海道新幹線が横切ります。
十九女池
住所:〒503-1501 岐阜県不破郡関ケ原町35271
電話番号:-
営業時間:-
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:関ヶ原観光Web
関ヶ原周辺の観光地③:青坂神社
関ヶ原の今須峠を西に下った森の中にあるのが『青坂神社』です。
この青坂神社は、承久の乱の後、鎌倉からこの地へやってきた源家の武将・長江秀景が祖先である剛将・鎌倉景政を祀って建立した神社です。
鎌倉景政は、源義家の配下の武将で後三年の役で大活躍した猛将です。
大鳥居から森の中の石段を登って本殿に至る参道は非常に趣があります。
青坂神社
住所:503-1543 岐阜県不破郡関ケ原町今須3519−1
電話番号:-
営業時間:-
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:-
関ヶ原周辺の観光地④:寝物語の里
岐阜県と滋賀県の県境に小川ともいえない小さな溝が走っています。
この溝はかつて美濃国と近江国の国境の溝でした。
かつて源義経を追って静御前が旅の道中で長久寺の近江側で宿を取った際に、美濃側の宿に義経の家来の源造がいることに気が付きました。
そこで、静御前は「義経様に会いたいから、どうか一緒に奥州まで連れて行っておくれ」と懇願したのがこの地であり、その後両国の宿に泊まった旅人たちが、寝ながらこの話をしたことから『寝物語の里』と呼ばれるようになったそうです。
寝物語の里
住所:〒521-0201 滋賀県米原市長久寺 中山道
電話番号:-
営業時間:-
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:-
関ヶ原周辺の観光地⑤:常盤御前の墓
旧中山道からわき道にそれた小さな公園の中に、苔むした宝篋印塔や五輪塔が並んで立っています。
この中の1つに、牛若丸(源義経)の生母であり、絶世の美女と呼ばれた常盤御前の供養塔(お墓)があります。
夫である源義朝が平治の乱で敗れ、源氏がバラバラになった後、息子の
牛若丸が東国へ行ったという噂を聞きつけた常盤御前は、乳母をつれてこの地までやってきました。
しかし、賊たちに襲われこの地で無残に殺されてしまいました。
哀れに思った付近の村人がこの地に塚を作って御前の御霊を供養したのがこの場所です。
後日談として、母親を殺した賊6人を牛若丸(義経)が自ら皆殺しにして恨みを晴らしたという絵巻物が残っています。
常盤御前の墓
住所:〒503-1544 岐阜県不破郡関ケ原町山中534
電話番号:-
営業時間:-
定休日:-
入場料や利用料:-
URL:-
【子供も楽しめる】ウォーランドや鍾乳洞など関ヶ原のおすすめ観光スポット5選!
では、子ども向けの関ヶ原の観光地をみていきましょう。
関ヶ原には、以下の子ども向けの観光地があります。
- 関ケ原ウォーランド
- 関ケ原鍾乳洞
- グリーンウッド関ケ原
- 伊吹山ドライブウェイ
- エコミュージアム関ケ原
続いて、子ども向けの関ヶ原の観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
子ども向けの関ヶ原の観光地①:関ケ原ウォーランド
伊吹山の駅北エリアの約1万坪という広大な敷地に、関ヶ原合戦の戦場を再現したというテーマパークである『関ケ原ウォーランド』があります。
綺麗にカラーリングしたコンクリート製の248体の様々な武者像が、迫力と可笑しみを伝えてきます。
この中にいると、自分も天下分け目の一戦に参加しているような気分になってきます。
併設されている「合戦資料館」には、当時の武具の数々や具足類も閲覧することができます。
関ケ原ウォーランド
住所:〒503-1501 岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原1701−6
電話番号:0584-43-0302
営業時間:10時00分~16時00分
定休日:-
入場料や利用料:一般500円・小人300円・幼児無料(団体割引あり)
URL:関ケ原ウォーランド
子ども向けの関ヶ原の観光地②:関ケ原鍾乳洞
同じく伊吹山の駅北エリアには、全長518mにも及ぶ洞内を約20分かけて探索できるという『関ケ原鍾乳洞』があります。
鍾乳洞内の温度は年間を通じて15℃と一定温度のため、夏は涼しく、冬は暖かい最適の環境です。
竜が昇天するかの如く天井まで10mも伸びる「昇竜の間」や、数十万年かけて鍾乳石が2m以上もの長さになった「玉華殿」など洞内は見どころ満載で非日常空間となっています。
施設内には売店や食堂も完備していますので、お子様連れでも安心です。
関ケ原鍾乳洞の口コミ
関ケ原鍾乳洞
住所:〒503-1545 岐阜県不破郡関ケ原町大字玉1328−3
電話番号:0584-43-0092
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:水曜日
入場料や利用料:大人700円・小人300円・幼児200円
団体25人以上…大人500円・小人250円・幼児150円
団体100人以上…大人400円・小人200円・幼児100円
(このほか、学校団体割引あり)
URL:関ヶ原鍾乳洞
子ども向けの関ヶ原の観光地③:グリーンウッド関ケ原
関ヶ原インターで降りて15分ほどで、大自然のど真ん中のオートキャンプ場である『グリーンウッド関ケ原』にたどり着きます。
広大な施設は年間を通して利用可能であり、コテージやバンガロー、バーベQサイトなど設備は揃っているので、何も準備せずに来てもアウトドアライフを満喫可能です。
キャンプだけでなく、施設内では釣りやバードウォッチング、グラウンド・ゴルフなども楽しむことができます。
喫茶店「今須宿」も併設されているので、ちょっとお茶したいときにも便利です。
グリーンウッド関ケ原
住所:〒503-1543 岐阜県不破郡関ケ原町今須2048
電話番号:0584-41-0033
営業時間:9:00~17:00(予約・受付)
定休日:-
入場料や利用料:大人(中学生以上)500円 小人(3才以上)300円 フリーサイト 1,500円~・オートキャンプ2,900円~ コテージ1棟16,000円~・バンガロー1棟7,000 円~等
URL:グリーンウッド関ケ原
子ども向けの関ヶ原の観光地④:伊吹山ドライブウェイ
標高1,377mで、岐阜県と滋賀県にまたがる日本百名山にも選定されている伊吹山。
この名山を登っていく『伊吹山ドライブウェイ』は、絶景を堪能しながら山頂付近までドライブを楽しむことができます。
山頂付近の駐車場には、「西の道茶屋」があり、地採れの良質の牛乳である「伊吹牛乳」や「手作り伊吹ハム」など、ここならではのレアなお土産物を販売しています。
伊吹山ドライブウェイ
住所:〒503-1501 岐阜県不破郡関ケ原町寺谷1586
電話番号:0584-43-1155
営業時間:8時00分~17時00分
定休日:-
入場料や利用料:普通自動車(軽自動車、小型自動車含む)3,000円、自動二輪車(125cc以下は不可。排気量に拘らず2人乗り不可)2,100円、大型貨物自動車(その他バス型自動車含む)12,000円※路線バスの運行期間以外の期間…タクシー2,000円(ただし、マイクロバス以上に該当する車両を除く)
URL:伊吹山ドライブウェイ
子ども向けの関ヶ原の観光地⑤:エコミュージアム関ケ原
自然の楽しさやかけがえの無さを楽しく紹介している自然博物館が『エコミュージアム関ケ原』です。
1階フロアは、関ヶ原の自然情報を伝え、季節ごとに様々な楽しい展示物を閲覧できる「情報サービスルーム」や、本物の森のような「自然観察の森」を見回ることができます。
2階にあるギャラリーでは、様々な「自然」をモチーフとした作品展が開催されています。
エコミュージアム関ケ原
住所:〒503-1545 岐阜県不破郡関ケ原町玉1565−3
電話番号:0584-43-5724
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:月曜日
入場料や利用料:無料
URL:岐阜県公式ホームページ
関ヶ原観光協会のウェブや関ケ原観光ナビのアプリで情報ゲット!
歴史の町・関ヶ原町では、現在観光に大変注力していて、この地を訪れてくる観光客のために、懇切丁寧で細かい情報発信や案内サービスを充実させています。
特に、関ヶ原観光協会の公式サイトである『関ヶ原観光Web』の充実ぶりは素晴らしいです。
ここを見れば、関ヶ原に何の予備知識もない関ヶ原観光初心者でも、史跡巡りから観光スポット巡り、お食事処から宿泊まで、すべて苦も無く情報を手に入れ、予約なども行えます。
さらにこのサイトでは、観光パンフレットを誰でもダウンロードできるようになっています。
まさに至れり尽くせり、痒い所に手が届く充実ぶりですね。
関ヶ原で人気のおすすめ観光スポット25選【壬申/名所/子供連れ】
のまとめ
日本史上最も有名な史実といっても過言ではない天下分け目の決戦の地で有名な関ヶ原の観光スポットについて、様々な視点から掘り下げてご紹介してきました。
実はあの有名な「関ヶ原の戦い」以前にも壬申の乱が起こっていたり、源義経の所縁の場所が多かったりと、やはり日本史における要所だったことがわかりましたね。
日本人なら1度は訪れてみたい場所と言えるでしょう。
9月15日の関ヶ原の戦いの日に古戦場へ行きました。
その日はお祭りをしていたので足軽の格好をし、背中に旗指物をさしてから古戦場に向かいました。
ここ以外にも歩ける範囲内に陣跡などがあり、歴史好きにはたまらない場所でした。