【観光の前に】人口重心がある関市ってどんなところ?
現在の関市中心部は、鎌倉時代後半になると東山道の別道木曽川西古道、東山道の枝路飛騨街道、尾張から郡上への街道など日本海や東国と結ばれる重要な街道の交差部に位置しているため、交通の要衝となりました。
ここに”関”が設置され、「関」と呼ばれるようになったといわれています
「関市」には、七百年の歴史を持つ刀鍛冶の技術や長良川の鵜飼などの伝統技能が今なお受け継がれており、その特徴を活かした、ゆったりとした雰囲気で旅を楽しめる観光スポットがたくさんあります。
「関市」は、岐阜県中南部にあり岐阜市の隣に位置している市で人口は約8.9万人(2018年12月末)です。
長良川や武儀川などの一級河川を始め、左門岳や滝波山などの山に囲まれた自然に恵まれたところです。
総務省統計局の平成27年国勢調査による日本の「人口重心」が2017年8月に発表され、日本の「人口重心」とは、全ての人の体重を同じ重さと仮定して、人口分布から割り出したもので日本の重心といえる場所のことです。
そして首都圏への人口一極集中により東京側に向かって「人口重心」は移動をし続けています。
現在の日本の人口重心は、岐阜県関市立武儀東小学校から東南東へ約2.5キロの位置にあります。
モネの池に温泉!関市のおすすめ観光スポット15選!
続いて、関市の観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
- 絵画のようにきれいな「モネの池」
- 透明度が高いモネの池を見下ろす「根道神社」
- 鎌倉時代から伝わる伝統技能を探索「関鍛冶伝承館」
- 国内唯一の戒壇巡りのある「関善光寺(宗休寺)」
- 日本唯一の「フェザーミュージアム」
- 刀鍛冶の守護神が祀られている「春日神社」
- 大自然に囲まれた露天風呂「板取川温泉バーデェハウス」
- 四季折々の花々を鑑賞する「岐阜県百年公園」
- 高賀山信仰の拠点「高賀神社」
- 絶景が魅力「上之保温泉ほほえみの湯」
- 飛騨・美濃桜三十三選の「寺尾ケ原千本桜」
- 花馬祭りで知られる「武芸八幡宮」
- 四季折々の景観とエメラルドグリーンの美しい水 「浦渓谷(かおれけいこく)」
- 岐阜県最古の「寺日龍峯寺」・高沢観音
- 世界でも数少ない日本唯一の「ナイフ博物館」
関市の観光地①:絵画のようにきれいな「モネの池」
「モネの池」は、まるで『モネの池』のようにきれいな水の池で、透明度100%の池の中にはゆったりと体長50~60cm程の錦鯉(黒、赤)が泳いでおり、テレビやネット口コミでは結構有名なスポットです。
水面に射す光による変化、空や雲、水面下の世界などを表現しているクロード・モネの『睡蓮』は暗示と象徴に満ちた絵画ですが、関市の「モネの池」も、自然との営みや光と影をみることができ、まるでモネの池を見たかと錯覚しそうになります。
岐阜県の山の中の根道神社の前にあるこの池は高賀山の湧き水が流れ込むため、年間を通じてほぼ一定の水温が14℃です。
そのため、冬に咲いたコウホネは枯れずに「黄色→オレンジ色→赤色」と色が変化していく魅力ある観光スポットになっています。
モネの池
住所:〒501-2901 岐阜県関市板取441
電話番号:+81 581-57-9021
営業時間:9:00~18:00 12月1月は17:00まで
定休日:12月30日~1月1日 年末年始
入場料や利用料:無料
URL:モネの池
関市の観光地②:透明度が高いモネの池を見下ろす「根道神社」
「モネの池」の隣にある「根道神社」は、古くは明神として祀られましたが、明治42年に「島下神社」「山上神社」「白山神社」「金山彦神社」と合併した神社で、春と秋に祭礼が開催されています。
石の鳥居と金色のしめ縄がマッチして目を引き、その参道にある階段を昇っていくと、透明度が高いモネの池の水面に咲く睡蓮と鯉が泳ぐ様を見下ろすことができます。
季節、天候によって見え方が異なり、池の横にはそれらの写真が展示されていて、素晴らし写真は一見の価値あります。
駐車料金、見学料が無料のため時期や週末によっては駐車場が混むことがあり、池の周りは見物の人と写真を撮る人で一杯になることもあります。
根道神社
住所:〒501-2901 岐阜県関市板取
電話番号:+81 575-23-7704
営業時間:9:00~18:00 12月1月は17:00まで
定休日:12月30日~1月1日 年末年始
入場料や利用料:無料
URL:根道神社
関市の観光地③:鎌倉時代から伝わる伝統技能「関鍛冶伝承館」
「関鍛冶伝承館」は、鎌倉時代から現代に至る関市の代表的伝統技能である刀鍛冶の技術を見られる施設で、館内の一階では刀鍛冶の歴史や資料の展示、刀剣の展示、刀匠、刀剣技能士の実演場などがあり、それらの映像による紹介などもしています。
近代の刃物の展示、カスタムナイフ作家による作品の展示、パソコンでのクイズコーナーなども館内の二階で行われています。
毎年10月の「体育の日」の前の土日の二日間通して開催される関市の大きなイベントである「刃物まつり」は春日神社や関市内の本町通りなどで開かれています。
刃物まつりや毎月第1日曜日には日本刀鍛錬や刀剣技能師の実演が行われ日本刀を作る様子が良く分かり見ごたえあるものです。
近くにはフェザーミュージアムもあります。
関鍛冶伝承館
住所:〒501-3857 岐阜県関市南春日町9−1
電話番号:+81 575-23-3825
営業時間:9時00分~16時30分
定休日:火曜日
入場料や利用料:大人300円(250円)、高校生200円(150円)、小中学生 100円(50円) ※( )は団体料金 20人以上
URL:関鍛冶伝承館
関市の観光地④:国内唯一の戒壇巡りのある「関善光寺(宗休寺)」
「関善光寺」は、創建が1753年のお寺で安桜山(あさくらやま)の麓にあり、岩手県西磐井郡平泉町にある中尊寺にあった阿弥陀如来像が祀られています。
東海北陸自動車道関インターから車で約10分、電車では長良川鉄道関駅下車徒歩5分のところにあります。
また、大日如来像がラグビー五郎丸選手のポーズに似ていることでも有名になっています。
全国に54カ寺ある戒壇巡りは、元々は僧侶の修行の一環として暗闇の中で自己を知り・顧みるためのものです。
関善光寺の回廊の卍型は国内唯一です。
暗闇の中でロープを頼りに進んでいきますが、どこが出口か迷いますが、暗闇の中で落ち着くことにより心身が浄化され極楽へ往生できるといわれています。
この戒壇巡りは・恐怖を感じると評判で全国から多くの人が体験をしに訪れるので、あなたもちゃんと出てこれるか、一度試してみませんか?
関善光寺(宗休寺)
住所:〒501-3882 岐阜県関市西日吉町35
電話番号:+81 575-22-2159
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:なし
入場料や利用料:無料
URL:宗休寺
関市の観光地⑤:日本唯一の「フェザーミュージアム」
㈱フェザー安全剃刀が会社発祥の地である関市に開設している「フェザーミュージアム」は日本で唯一のカミソリのミュージアムで、国内外から1万点以上の歴史的遺産を収蔵しています。
創業から現在にいたるフェザー製品の歴史、世界の刃物を含めて、医療用刃物など刃物全般の展示がされ、「切る」ことの原理を安全に体感できるコーナーもあり、ハッとする体験と新たなカミソリの歴史や文化を学べます。
企業のPR施設として入場料無料の企業博物館で、子どもにも見学しやすい工夫され、小さな子供から大人まで、楽しみながら学べる体験型コーナーを常設、また館内の洗面コーナーではサムライエッジの無料試し剃りもできます。
フェザーミュージアム
住所:〒501-3873 岐阜県関市日ノ出町1丁目17
電話番号:+81 575-22-1923
営業時間:9時30分~16時00分
定休日:火曜日
入場料や利用料:無料
URL:フェザーミュージアム
関市の観光地⑥:刀鍛冶の守護神が祀られている「春日神社」
「春日大社」は、岐阜県の伝統技能である刀鍛冶の守護神が祀られており、鎌倉時代に大和から移住してきた鍛治職人たちにより「春日大社」の分霊を祀ったのが始まりで、刀鍛冶の繁栄の賜です。
能は日本の舞台芸術としてに室町時代大和を中心に発達して、1395年に関七流の刀匠を代表して翁役を勤めたのが最初で、それ以来幕末に至るまで、武家社会の華やかな能楽がこの山国で披露されてきました。
全てが国指定の重要文化財である多様な能装束(63点)と能面(53点)が数多く残されているのは日本の能樂史では貴重な資料です。
例大祭の10月刃物まつり期間の日曜日には能舞台で「童子夜行」が奉納され、能面、能装束が公開されます。
文化の面にも影響を与え、日本の日常言葉にも「そりが合わない」「目抜き通り」「鍔ぜりあい」などの言葉が残されています。
春日神社
住所:〒501-3857 岐阜県関市南春日町1−1
電話番号:+81 575-22-0570
営業時間:24 時間
定休日:なし
入場料や利用料:無料
URL:春日神社
関市の観光地⑦:大自然に囲まれた露天風呂「板取川温泉バーデェハウス」
「板取川温泉バーデェハウス」の大自然に囲まれた開放感溢れる露天風呂でリラックスすることができます。
同じ岐阜県内の天下の三名泉とうたわれる下呂温泉とよく似た良い泉質の板取川温泉は、
温泉に浸かっているだけで滑らかですべすべな肌になる美肌効果があります。
泉質は弱アルカリ性で効能は「筋肉痛」「神経痛」「関節痛」などの痛みや、「冷え性」「健康増進」などに良いとされる効果が評判をよび、常連の板取温泉ファンがたくさん訪れています。
施設内には、お風呂後に食事を楽しめる食事処「蕪山亭」があり、手打ちそばや山菜料理、鮎料理など、この地域ならではの食材を堪能できます。
温泉のスタンドもあり、温泉湯を持ち帰ることもできるそうです。
板取川温泉バーデェハウス
住所:〒501-2901 岐阜県関市板取4175−9
電話番号:+81 581-57-2822
営業時間:午前10時~午後9時(4月~10月)、午前10時~午後8時(11月~3月)
定休日:水曜日
入場料や利用料:大人(12才以上) 600円、小人(6才以上12才未満) 300円、幼児無料
URL:板取川温泉バーデェハウス
関市の観光地⑧:四季折々の花々を鑑賞する「岐阜県百年公園」
「岐阜百年公園」は、昭和46年に県設置100年の記念として関市の丘陵地帯に建設された公園で、100haの園内には里山林が広がり、四季折々の花々を鑑賞することができます。
園内には「レストハウス」や「グランドゴルフ」「テニスコート」「遊具広場」「花木園」「遊歩道」「サイクリングコース」など。
そして「バーベキューコート」や「ドッグラン」と幅広い年齢層の方に多様に楽しめる公園になっています。
県博物館も併設されて、恐竜の全身骨格標本もあり、お姉さんが楽しいクイズを織り交ぜてやさしく説明をしてくれ子供と一緒に楽しんで、郷土の発見をするのもいいものです。
博物館の南側はアスレチックがあり、公園内は緑がいっぱいで太陽を浴びて一日中楽しめます。
岐阜県百年公園
住所:〒501-3941 岐阜県関市小屋名1966番地
電話番号:+81 575-28-2166
営業時間:火曜日 9時00分~17時00分
定休日:月曜日、12月29日~1月3日
入場料や利用料:無料 (各施設利用料はあり)
URL:岐阜県百年公園
関市の観光地⑨:高賀山信仰の拠点「高賀神社」
「高賀神社」は、奈良時代に朝廷は高賀地区一帯に怪しい光りを放つ魔物退治のため、西暦717年に山の麓に21の神々を祀ったのが始まりと言われています。
古来より高賀山(標高1,224m)信仰の拠点として、四十八ヶ寺もの堂宇が建ち並んでいたといわれ、「円空」をはじめ多くの修験者が集まりました。
奈良時代(養老年間)の創立から平安時代(天歴年間)吉野時代(慶安年間)、徳川時代(安永年間)と3回の再建され、現在の本殿は約280年前に建立されたものです。
「高賀神社」の御朱印は手書きで美しく一種の芸術品のような味わいがあります。
参道には湧き水の汲み場があり、この水はディズニーのペットボトル飲料水にも使用されて、参拝者は浸水を持ち帰ることもできます。
高賀神社
住所:〒501-2806 岐阜県関市洞戸高賀1217
電話番号:+81 581-58-2295
営業時間:7:00~18:30(4月~10月)、7:30~18:00(11月~3月)
定休日:年末年始
入場料や利用料:初穂料 100円
URL:高賀神社
関市の観光地⑩:絶景が魅力「上之保温泉ほほえみの湯」
津保川と周囲の田園風景を一望できる絶景が魅力の小高い丘の上にある「上之保温泉ほほえみの湯」は、広い露天風呂と綺麗に整えられた日本庭園が自慢の露天風呂で、流し放題の天然温泉で癒されると評判になっています。
ここの泉質は下呂温泉と同じアルカリ性単純温泉で、入浴後のお肌がすべすべになる美容効果も高く、神経痛、関節痛などに効能があるそうです。
この温泉の内風呂は、美しい御影石を使用した石のお風呂と高野槙(こうやまき)で作られた木のお風呂の2種類で、男湯・女湯を交互に入れ替えてサービスしています。
特産のさっぱりした「ゆず風味の唐揚げ」と「関あゆ丼」が美味しいと評判で、上之保の地元産の「ゆずゼリー」や「ゆずジュース」もお土産として人気です。
上之保温泉ほほえみの湯
住所:〒501-3601 岐阜県関市上之保477
電話番号:+81 575-47-1022
営業時間:日曜日 10時00分~21時00分
定休日:水曜日, 12月30日~1月1日
入場料や利用料:大人(中学生以上)600円、小人(6歳以上12歳未満)300円、幼児(6歳未満)無料
URL:上之保温泉ほほえみの湯
関市の観光地⑪:飛騨・美濃桜三十三選の「寺尾ケ原千本桜」
岐阜県では毎年4月上旬から中旬にかけてが桜の見ごろ時期で、関市武芸川町の北部にある寺尾峠(標高220m)から寺尾地区にかけての大きな桜並木一帯が、桜の名所として岐阜県の「飛騨・美濃桜三十三選」に選ばれる「寺尾ヶ原千本桜公園」です。
開花シーズンには、全長は約2kmの『桜のトンネル』に夜間のライトアップを実施して、昼間とはひと味違う幻想的な光景が浮かび上がります。
「食べ物」や「特産品」を販売する様々な地元の屋台が開いてとても賑わいます。
少し公園の中心から離れると白っぽい色の桜で、人も少なく静かで鳥の鳴き声も聞け癒され、ゆっくりお花見ピクニックをすることができます。
寺尾ケ原千本桜
住所:〒501-2601 岐阜県関市武芸川町谷口字寺尾
電話番号:+81 575-46-2311
営業時間:24 時間
定休日:なし
入場料や利用料:無料
URL:寺尾ケ原千本桜
関市の観光地⑫:花馬祭りで知られる「武芸八幡宮」
織田信長の築城した岐阜城の鬼門(陰陽道で鬼の でいりする方向のため忌み嫌われる)に当たる方向に「武芸八幡宮」はあり、鬼門封じのために織田信長から三代後の信孝までの間保護したそうです。
例年4月中旬に開催される例大祭は、花馬祭りといって和紙と竹で作られた桜の造花を背中に飾った4頭の馬が神社の境内に駆け込みます。
そこに待っていた壇家や見物の人々が、この暴れる花馬の造花を奪い合うという勇壮な祭りなんです。
獲得した花を持ち帰り、家の屋根に飾っておくと、「家運隆盛」「落雷防止」に御利益があるとのことです。
鳥居から本殿に至る参道は実に約1000mあり、推定樹齢約1000年の県指定天然記念物に指定され大杉を始めとした樹木が生い茂り、本殿と拝殿と境内社の見られる光景は厳かで凛としています。
心の中を『無』にするために行きませんか?
武芸八幡宮
住所:〒501-2603 岐阜県関市武芸川町八幡1712
電話番号:+81 575-46-2311
営業時間:24 時間
定休日:なし
入場料や利用料:無料
URL:武芸八幡宮
関市の観光地⑬:エメラルドグリーンの美しい水と四季折々の景観
「浦渓谷(かおれけいこく)」
「川浦渓谷(かおれけいこく)」は、長良川支流の板取川上流の左門岳、日永岳、滝波山などに囲まれた全長約7キロの断崖の渓谷で、40~50mに切り立った岩がつくり出す荘厳さとは対照的に四季折々の景観が見事なエメラルドグリーンの美しい水の流れと合わせて神秘的な世界を味わえます。
渓谷の見ごろは5月上旬、10月下旬~11月上旬で、春には岩ツツジが美しく咲き乱れ、秋には飛騨・美濃紅葉33選にも選ばれた紅葉を堪能できます。
この渓谷は、想像以上に素晴らしい景色で、都会では味わえない人混みとは無縁な穴場的な魅力のスポットです。
もし「モネの池」へ行くのでしたら、ぜひ素晴らしい絶景の川浦渓谷にも訪れましょう。
川浦渓谷
住所:〒501-2901 岐阜県関市板取杉原
URL:川浦渓谷
関市の観光地⑭:岐阜県最古の「寺日龍峯寺」・高沢観音
岐阜県最古の寺である「日龍峯寺」は、本堂前方が舞台造りで京都の清水寺に似ているため美濃清水とも呼ばれ、通称「高沢観音」いわれています。
境内には鎌倉時代、時の尼将軍・北条政子によって建立されたという国の重要文化財にも指定されている多宝塔が残されています。
本尊は千手観世音菩薩で、5世紀前半の仁徳天皇の時代、美濃国に日本書紀にも登場する豪族がこの地方に被害を及ぼしていた龍神を退治し、龍神の住んでいたこの山に祠を建立したのが始まりだそうです。
本堂の裏には霊水があり、洞窟から病によい湧き水が出ています(容器代 100円が必要)。
他にも仁王門や籠堂など建物も沢山あって、見応えある歴史を感じながら散策を楽しめます。
高沢観音
住所:〒501-3521 岐阜県関市下之保4585
電話番号:+81 575-49-2892
営業時間:24 時間
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:高沢観音
関市の観光地⑮:世界でも数少ない日本唯一の「ナイフ博物館」
「ナイフ博物館」はカナダのバンクーバーから輸入されたログハウスの建物で、世界約30か国の選りすぐりのナイフ、数少ない貴重なナイフ、珍しいナイフなど約1,500点が所狭しと展示されており、世界でも数少ない日本で唯一のナイフ専門の博物館です。
屋外のショーケースに展示されている、全長5.1m、総重量600kgの世界一大きなギネスブックにも掲載されている「ガリバーナイフ」と名付けられたロックナイフですが、巨人ガリバーくらいしか使えないだろうということで名付けられたそうです。
ガーバー・サカイの製品も多く、ナイフ一本を作るのに200工程もかけるそうで驚きです。刀剣造りの伝統技術に現代の新しい技術をプラスした繊細に作られたナイフです。
隣の別館にはショールームがあり、ガーバー・サカイの製品の購入やナイフ作り体験ができます。
ナイフ博物館
〒501-3821 岐阜県関市平賀町7丁目3
電話番号:+81 575-24-213
営業時間:月曜日 10時00分~16時00分
定休日:土曜日、日曜日
入場料や利用料:無料
URL:ナイフ博物館
関市の観光で人気の鵜飼!いつ見れるの?料金は?
静寂な暗やみの中、浮かび上がる「かがり火」の灯りのもと、鵜と鵜匠が川面に織りなす鵜飼は古典絵巻ともいえます。
手こぎで舟をこぐ船頭、鵜匠の掛声が山々にコダマし、観覧船は鵜船と並走して、ゆったりと素朴な情緒で、すぐ目の前で鵜飼を楽しめるのが「小瀬鵜飼」です。
清流の瀬音を聞きながら船は動き出し、かがり火のもとで鵜は鵜匠の掛声に応えて水中に潜っては魚を捕まえます。
この鵜匠は、「宮内庁式部職鵜匠」という肩書を持つ宮内庁直轄の職員で、鵜匠の見事な手縄さばきも十分に堪能できます。
小瀬鵜飼の歴史は長良川鵜飼と共に古く、奈良時代の史書に記されている「美濃鵜飼」の伝統を受けついでいます。
平安時代の醍醐天皇から賞賛を受け、織田信長からは「鵜匠」という名称をもらい、徳川家康に「鮎ずし」を奉じたと伝えられています。
「小瀬鵜飼」の開催期間は、5月11日夜に開幕して10月15日までの新緑の季節から紅葉の季節までの約5カ月間で、奥長良川県立自然公園内の小瀬の里でお弁当付きで開催しています。
「かがり火」の灯りだけに照らされながら行う鵜飼には「満月」が邪魔をするということで、満月の日はお休みになります。
利用の詳細は次表に示しています。
乗船料金5月・6月・10月の料金 | ||
---|---|---|
料金 | 5月・6月・10月 | |
貸切 | 大船 | 52,000円 |
掘りごたつ式(18人乗り) | 58,000円 | |
掘りごたつ式(14人乗り) | 38,000円 | |
小船 | 28,000円 | |
乗合 | 大人 | 3,400円 |
小人 | 2,400円 |
7月・8月・9月の乗船料金 | ||
---|---|---|
料金 | 7月・8月・9月 | |
貸切 | 大船 | 54,000円 |
掘りごたつ式(18人乗り) | 60,000円 | |
掘りごたつ式(14人乗り) | 41,000円 | |
小船 | 29,000円 | |
乗合 | 大人 | 3,600円 |
小人 | 2,500円 |
小瀬鵜飼観覧船
〒501-3265 岐阜県関市小瀬76−3
電話番号:+81 575-22-2506
営業時間:平日 9時00分~17時00分
定休日:土曜日、日曜日
URL:小瀬鵜飼観覧船
関市の観光に行ったら食べたいおすすめ名物グルメ5選!
おすすめのグルメ①:うなぎ (しげ吉)
関市は昔からうなぎの名店が揃う地としても知られており、その中でも、全国ランキングベスト5の超有名店の「しげ吉」は、週末には県外からも殺到して行列ができる、キラキラと輝く秘伝のタレが人気のうなぎ店です。
関西風の焼き方で蒸さずに焼き上げるので、肉厚のうなぎの脂の乗った皮がパリっとして、身はホクホクで絶妙な食感を味わえます。
ガッツリお腹いっぱいになりたいなら丼、一方、長焼めしは鰻がご飯とは別の皿に乗って提供されるのでパリパリ感がずっと楽しめます。
しげ吉
〒501-3252 岐阜県関市山王通1丁目3−29
電話番号:+81 575-22-9566
営業時間:11時00分~14時00分 17時00分~20時00分
定休日:火曜日
URL:しげ吉
おすすめのグルメ②:鮎料理 (板取川洞戸観光ヤナ)
ヤナとは鮎を漁獲する漁法の一つで、鮎を捕まえるために仕掛けた「ヤナ」を使って、川に滝のような小さな段差を作り、そこに上流から下ってきた鮎(落ち鮎)を捕まえます。
店内では、清流板取川で取れた極上の鮎料理を楽しむことができ、自分で焼くこともできるのですぐに焼きたての鮎を食べることができます。
現在では、この板取川洞戸観光ヤナが板取川では唯一のヤナ場となっていて、毎年8月1日からヤナ場が解禁されています。
小瀬鵜飼観覧船
〒501-2817 岐阜県関市洞戸小坂1712
電話番号:+81 581-58-2217
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:なし
URL:小瀬鵜飼観覧船
おすすめのグルメ③:ラーメン (麺屋 白神)
麺屋 白神」は、岐阜県内だけでなく、東海地区のラーメン好きならその名を知らない人はいないほど有名なラーメン店で、富山産の白えびのダシが効いたスープは濃厚かつマイルドです。
定番の「えびそば」をはじめ、人気の「軟骨えびそば」は軟骨部分が付いた分厚いチャーシューやモッチリした太麺が人気の「つけ麺」なども評判です。
平日でも行列の絶えない人気店で限定メニューも多く、関市内に姉妹店の「二代目白神」や「爆王」はそれぞれ異なるコンセプトのラーメン店があり、そちらも人気です。
麺屋 白神
〒501-3256 岐阜県関市巾2丁目144-6
電話番号:+81 575-25-0656
営業時間:11時00分~14時00分、17時30分~21時00分
定休日:月曜日
URL:麺屋 白神
おすすめのグルメ④:うなぎの辻屋
関市にはウナギの人気店がもう一つあり、関東などの遠方からも足を運ぶ人気店が、創業150年のうなぎの老舗「辻屋」で休日ともなれば8~90人の大行列長蛇の列ができるほどです。
「戦時中には疎開した」という秘伝のタレの逸話があり、辻屋のうなぎは独自の焼き方で、その味は超絶品です。
古民家の様な建物で昔ながらの歴史を感じさせる老舗の風格があり、掘りごたつ式の長方形テーブルが整然と並ぶ奥行きのかなりある店で、女将さんも人気者になっています。
うなぎの辻屋
〒501-3886 岐阜県関市本町5丁目14
電話番号:+81 575-22-0220
営業時間:11時00分~14時30分 17時00分~20時00分
定休日:月曜日
URL:うなぎの辻屋
おすすめのグルメ⑤:蕎麦 (助六)
市内中心部の商店街にある「助六」は、県内でも屈指のそばの有名店で、岐阜県内外からもこちらのそばを目当てに多くの人が訪れています。
そば粉100%の十割そばの「ざる」をはじめ、釜で茹でたそば湯のとろ味が味わえる「釜あげ」や「そばがき」、さらに、かの高僧「円空」に因んだ「円空なた切り蕎麦」などこだわりが感じられるメニューです。
「円空なた切り蕎麦」は粗びきのしば粉を使い、きしめんのように平たい麺で噛みごたえがあり、より口の中でそばの香りと味を楽しむそば通に人気の一品を味わえます。
蕎麦 (助六)
〒501-3886 岐阜県関市本町8丁目27
電話番号:+81 575-22-2526
営業時間:11時30分~16時00分
定休日:金曜日
URL:蕎麦 (助六)
刃物に鮎!関市の観光に行ったら買いたいおすすめお土産5選!
おすすめのお土産①:高品質で安価な「刃物」 (岐阜県刃物会館)
岐阜県刃物会館は関鍛治伝承館と同様に刃物の展示だけでなく、一階部分には刃物直売所や刃物研ぎ工房、喫茶店などがあります。
数多くの刃物を鑑賞することもでき、刃物直売所では、刃物メーカー直販の品質が高いものを低価格で購入することができます。
包丁やナイフといった普段に使用する刃物から、模造刀、彫刻刀などの2000点を超える様々な刃物を扱っています。
お土産には、爪切りやハサミ、ソムリエナイフ、万能ナイフになどがおすすめです。
岐阜県刃物会館
〒501-3874 岐阜県関市平和通4丁目 平和通4丁目6番地
電話番号:+81 575-22-4941
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:なし
URL:岐阜県刃物会館
おすすめのお土産②:健康志向の人にピッタリな「パッションフルーツ茶」
ブラジル原産のパッションフルーツは、平成20年から関市の旧武儀町地域で栽培が始まった新しい特産品で、遊休耕地を活用して本州最大級の露地農園で栽培しています。
葉や茎は乾燥させて「ハーブティー」として利用されますが、果肉はもちろん葉や茎にもハーブ効果があります。
ドイツではハーブに指定されて精神安定と安眠効果、そして高齢者の脳の活性化に効果があるといわれています。
健康志向の今、お土産にぴったりですがインターネットで購入できます。
関むぎパッションフルーツ組合
〒501-3511 岐阜県関市中之保6274−2
電話番号:+81 575-49-3003
営業時間:9時00分~19時00分
定休日:月曜日
URL:関むぎパッションフルーツ組合
おすすめのお土産③:板取川流域のお土産なら「道の駅 ラステンほらど」
「道の駅 ラステンほらど」は、近くにはモネの池などの板取川流域の観光スポットが豊富で、拠点としての活用もできます。
洞戸(ほらど)地域ではキウイフルーツが特産で、道の駅のモニュメントもキウイフルーツ表示されています。
物産館のお土産コーナーには、特産のキウイフルーツをたっぷり使った「キウイせんべい」や「キウイワイン」、板取川流域洞戸地区で作られる「洞戸みそ」などのお土産がたくさんあり、多くの人々が訪れています。
道の駅 ラステンほらど
〒501-2814 岐阜県関市洞戸菅谷545
電話番号:+81 581-58-2940
営業時間:9時00分~18時00分
定休日:年末年始
おすすめのお土産④:貴重な珍味の佃煮「いかだばえ」
「いかだばえ」は、関市をはじめとする長良川中流域の郷土料理で、この地域で白ハエと言われる川魚オイカワを佃煮にしたもので、佃煮といえば「いかだばえ」と言われるくらいに地域に愛されていた食文化でしたが、漁獲高が激減し今では貴重な珍味となっています。
すぐに調理しないと食べられないくらい傷むのが早く、流通には乗らず産地でのみ食べられてきました。
食べごろが11~3月で寒ければ寒いほど美味しい魚です。
予約販売もしていないため、古くから注文しているお客のお歳暮が終わってから店頭に出るため、12月20日~25日以降になることが多いようです。
角鍬商店
〒501-3886 岐阜県関市本町8丁目36
電話番号:+81 575-22-0556
営業時間:8時30分~20時00分
定休日:火曜日
URL:角鍬商店
おすすめのお土産⑤:季節ごとの和菓子がラインナップ「 関市虎屋」
関市の本町通りに店を構え「和菓子処 関市虎屋」は、関市にちなんだ、長年にわたり多くの地元客に人気の銘菓が揃っていて、手土産の定番は「小瀬の若鮎」と「梅ゼリー」です。
次に示す季節ごとの和菓子がラインナップしています。
- 小瀬の若鮎 (5月中旬~10月中旬、130円)
- 円空さん (10月中旬~翌5月中旬、151円)
- 梅ゼリー (夏季限定、237円)
- びわゼリー (夏季限定、248円)
- 刀都柿(冬季限定、248円)
- 観音さま (第23回全国菓子博覧会厚生大臣賞受賞、140円)
- 孫六面影 (第24回全国菓子博覧会茶道家元賞受賞、1,512円)
- ふいご(草餅にきな粉) (第25回全国菓子博覧会橘花榮光章受章、162円)
「和菓子処 関市虎屋」
〒501-3886 岐阜県関市本町7丁目25番地
電話番号:+81 575-22-0302
営業時間:8時30分~18時30分
定休日:水曜日
URL:和菓子処 関市虎屋
ゆっくり観光!関市のおすすめホテル5選!
ハイセンスな和モダンの旅館「神名温泉 湯元 すぎ嶋」
「神名温泉 湯元 すぎ嶋」は、150年の建築年数がある豪農のお屋敷を改築したもので、凛とした風格がある柱や梁が重厚感を持つ造りなっています。
それぞれ男女用の大浴場内風呂、大浴場露天風呂、野天風呂(男女各1)があり、2つの貸切露天風呂も揃っており、源泉掛け流しの「ぬる湯」と加温だけの「熱湯」の二つの源泉浴槽が楽しめます。
「囲炉裏」が設けられた食事処もあり、料理は四季の旬の食材を使ったものを味わえ、「山菜料理」、鮎がメインの「川魚料理」、「きのこ料理」、「猪鍋料理」を堪能できます。
神名温泉 湯元 すぎ嶋
〒501-2901 岐阜県関市板取4838
電話番号:+81 581-57-2532
定休日:不定休
URL:神名温泉 湯元 すぎ嶋
コスパの良い「ホテルルートイン 関」
「ホテルルートイン 関」は、東海環状の関広美インター・美濃インター、東海北陸の関インターそれぞれの中間にあり、どこからでも車で15分程と便利。
また、鉄道利用で関市に観光にきてモネの池や郡上八幡を巡るのに便利で、関駅にも比較的近いビジネスホテルです。
ビジネスホテルにしては、ゆっくり入れる男女別大浴場があり、30種類以上のボリューム豊富なバイキング朝食付きサービス、100台規模の無料駐車場完備され、口コミの評判も良いところです。
ホテルルートイン 関
〒501-3803 岐阜県関市西本郷通4丁目3-30
電話番号:+81 575-21-2511
URL:ホテルルートイン 関
小瀬鵜飼を鑑賞に便利な「関観光ホテル」
1千有余年の歴史を誇り、風情漂う幻想の世界を味わえる夏の風物詩「小瀬鵜飼」を鑑賞するには便利なホテルで、ホテルの隣に「鵜匠の家岩佐」があります。
長良川に隣接してホテルが建っており、部屋からのリバーフロントビューが最高です。
近くには竹林のなかに円空のお墓や弥勒寺官衙遺跡などもあって、朝早く散歩に行けば、史跡を独り占めできます。
朝ごはんは総菜が豊富で、夕食は多彩な料理で量と質が揃っており、お腹一杯になり、味わってみる価値があります。
夕食後は展望風呂の大浴場で、一日の疲れを癒すことができます。
関観光ホテル
〒501-3264 岐阜県関市池尻91-2
電話番号:+81 575-22-1166
URL:関観光ホテル
ホテルアルモニーテラッセ
「ホテルアルモニーテラッセ」は、金華山とその頂きにそびえる岐阜城、眼下に流れる清流長良川が織り成す景観美を、部屋の窓から臨める(一部の部屋は)、口コミの評価が高い岐阜市の長良川沿いのホテルです。
関市 へのアクセスは、11.2 kmの距離で良好です。
3m2の広々としたツイン使用の洋室(全10室)で、ベッドはシモンズベッドで広くて快適に眠れます。
快適なサウナ付き大浴場もあり設備も充実しております。
夕食には食材にこだわった本格和会席(友禅会席)や創作フレンチ会席を頂けます。
ホテルアルモニーテラッセ
〒502-0012 岐阜県岐阜市長良志段見東山537-3
電話番号:+81 58-210-1025
URL:ホテルアルモニーテラッセ
「シティーホテル セキ」
「シティーホテル セキ」は、自然に囲まれた静かなたたずまいのビジネスホテルで、春と秋の「関市刃物祭り」をはじめ、夏の「小瀬鵜飼い」、円空めぐり、近隣のゴルフ場へのアクセスに便利です。
ビジネスから家族まで用途に合わせてお部屋(シングル56室、ツイン2室、ダブル2室)準備されています。
食事コーナーでは朝食サービス(700円)を行っており、1階れすとらん才泉(しゃぶしゃぶ)では宿泊者用のお得なセットもあります。
シティーホテル セキ
〒501-3217 岐阜県関市下有知124-12
電話番号:+81 575-23-8376
URL:シティーホテル セキ
関市観光協会のサイトで最新情報をゲット!
*イメージ
「関市観光協会のサイト」では、「モネの池」の写真をできるだけ毎日1枚アップするそうです。
- 池の水が青白く見えるのは直射日光が入っていない時間帯
- 湧き水水温が14℃と一定でなので、スイレンの葉は冬季に紅葉したままの状態
2019年2月6日の情報:夏に比べ少ない葉数で寂しいですが、この時期に赤く紅葉したまま残っているのはかなり珍しいそうです。
- 根道神社の池に生息する「金色の鯉」にちなんだ金運上昇に易があるという招福絵馬(商品)ができました(2019年1月7日投稿)。
- 「ちいさないけとはなやさん」という絵本の通信販売を開始し、絵本をご希望の方は以下のアドレス([email protected])にて郵便局の代引きにて注文を受けるそうです(書籍代1000円、代引手数料640円、2017年11月24日投稿)。
訪れたくなる関市
日本の中心(重心)である「関市」には、奈良時代~江戸時代に至る伝統と歴史の数々が残され、「円空」ゆかりの「高賀神社」などの歴史の数々にも触れることができます。
煌びやかな「鵜飼」や絵のような「モネの池」を堪能でき、伝統の「刃物」などの鑑賞と普段使用できる爪切りやハサミ、ソムリエナイフ、万能ナイフのお土産など見所と魅力が豊富です。
実際に訪れて体験しませんか?
2017年の9月と2019年の3月に行ってきました。
子供のお宮参りで行きましたが、どちらもお坊さんの対応がよく、こちらの都合で遅れてしまっても臨機応変に対応してくださいました。
有名な仏様もいらっしゃると聞いて見てきました。
聞いていた通り、五郎丸ポーズをしていました。