沖縄タウンってどんなところ?
では沖縄タウンとはどのようなところなのか、まずは簡単にご説明したいと思います。
沖縄タウンってどんなところ?
「沖縄タウン」は、東京都杉並区に存在します。
実のところ、沖縄タウンは呼び名であり、正式名称は「和泉明店街」です。
ここでは沖縄でしか購入できないようなものを販売しているお店がずらりと並んでいます。
また沖縄グルメを満喫できるお店も多く、沖縄そばや島豆腐を使った料理を食べることができます。
商店街の入り口には首里城を模した街路灯が設置されており、各店舗のテントが沖縄伝統織物である「みんさー織柄」で統一されるなど、沖縄気分を楽しむことができます。
加えて沖縄を感じさせる観光スポットなどが多々あり、ドラマの撮影場所にもなったこともあります。
沖縄タウンの歴史
和泉明店街はごく普通の商店街でした。
しかし商店街の人気が全国的に下降傾向になると、この場所もその影響を受け始めます。
シャッターを閉める店が増えていくと、「この場を何とかして盛り上げなければ」と地元の人たちが奮闘し始めたのです。
そこで思いついたのが、「沖縄を前面に出した商店街として売り出す」というものでした。
実は東京都の杉並区は23区の中で最も沖縄関係の在住者が多く、沖縄料理の店も一番多い地域なのです。
この状況を利用し、平成17年3月の甲州街道歩道橋改装に合わせて和泉明店街の空いた店舗に沖縄からお店を誘致したり、それぞれのお店が沖縄テイストを取り入れるなど、この商店街の沖縄化が始まります。
沖縄タウンといえば、横浜市鶴見区の沖縄タウンが有名です。
この地域にも沖縄出身者が多く、それゆえに自然な形で沖縄料理の店が増え、沖縄タウンが形作られました。
これとは対照的に杉並区の場合は意図的に作られた沖縄タウンというわけです。
沖縄タウンへの行き方
沖縄タウンへは電車、そしてバスを利用して行くことができます。
まず電車での行き方ですが、「新宿駅」から「京王線」の各駅停車に乗り、そこから2駅で「代田橋駅」に到着します。
代田橋駅を出て、そのまま北に向かって5分程歩くと、甲州街道が見えてきます。
その向こう側に沖縄タウンがあります。
またバスで向かう場合、都営バス「渋66系統」「阿佐ヶ谷駅行き」、もしくは「宿91系統」「新宿駅西口行き」に乗り、「代田橋」バス停で下車します。
そこから徒歩約3分で結縄タウンに到着します。
また都営バス「渋66系統」「渋谷駅前行き」、もしくは「宿91系統」「駒沢陸橋行き」に乗り「和泉一丁目」バス停で下車すると、そこから徒歩約5分で到着できます。
沖縄グルメがたくさん!沖縄タウンのグルメ店4選!
沖縄タウンには、沖縄グルメを楽しめるお店がたくさんあります。
今回はそのうちの4つをご紹介します。
- てぃんさぐぬ花
- 沖縄酒場SABANI
- 酒里白城
- 納戸
では上記のお店について、を、それぞれ詳しくみていきます。
てぃんさぐぬ花
「てぃんさぐぬ花」は、沖縄料理とお酒が楽しめるお店です。
ここで使用される食材は沖縄産であり、こだわりを持った料理が提供されています。
ランチタイムはお得なセットメニューが豊富で、多くのお客さんで賑わいます。
また夜になると泡盛やオリオンビールといった、沖縄のお酒を飲みに来るお客さんが増えます。
ここは昼も夜も、沖縄の味を満喫できる場所なのです。
代表的なメニューはランチ時に提供される「海ぶどう丼セット」で、これは生の海ブドウと刺身の丼ものです。
また「ラフテー」や「ゴーヤーチャンプル」といった定番メニューは、お酒のお供として注文されることの多い料理です。
てぃんさぐぬ花
住所:東京都杉並区和泉1丁目33和泉1丁目3-15 沖縄タウンめんそーれ大都市場
電話番号:03-3321-2139
営業時間:11:30~14:00、17:00~24:00 、12:00~24:00(土・日)
定休日:火曜日
URL:てぃんさぐぬ花
沖縄酒場SABANI
「沖縄酒場SABANI」は、夕方から深夜にかけて営業している、飲み屋さんです。
このお店は先ほどご紹介した「てぃんさぐぬ花」の支店で、沖縄料理をおつまみにお酒を飲むことを目的としています。
ここには100種類以の泡盛が用意されており、全て店主自らが沖縄の蔵元を回って集めたものです。
もちろんオリオンビールや島ハイサワー、そして縄ハイボールに沖縄梅酒なども用意されており、沖縄のお酒を思う存分楽しむことができます。
おつまみの名物として人気なのは、「どぅる天」です。
これは田芋を出汁で3時間も火にかけ、練り上げた料理です。
コロッケのような形をしており、これを食べながらお酒を飲むことができます。
沖縄酒場SABANI
住所:東京都杉並区和泉1丁目33和泉1丁目3-15 沖縄タウンめんそーれ大都市場
電話番号:03-3322-0382
営業時間:18:00〜26:00
定休日:木曜日
URL:沖縄酒場SABANI
酒里城
「酒里城」は沖縄のオリオンビールの提灯を店頭に飾るなど、沖縄の雰囲気を十分に醸し出している居酒屋です。
ここでは数多くのお酒が揃っている他、「オキナワカレー」というメニューが人気を集めています。
このカレーは沖縄名物の「ラフテー」を煮込んで出汁を取り、それをベースにして作られたカレーです。
ゴロゴロとした具がたくさん入っており、美味しくいただけるカレーです。
その他にもランチメニューとして「酒里城のカレー」や「日替わり定食」などがあり、リーズナブルな価格で食べることができます。
****酒里城
住所:東京都杉並区和泉1-2-7
電話番号:03-6379-4137
営業時間:11:30~14:30、18:00~Last(平日)、11:30~26:00(土・日・祝)
定休日:無し
URL:酒里城
納戸
「納戸」は非常にユニークな立ち飲み居酒屋です。
1階は居酒屋、そして2階は何とギャラリーになっており、そこに飾られている絵画や写真を見ることができます。
もちろんこのお店は、こうしたアイディアだけで有名になったのではありません。
ここで提供されるお酒、そして料理は美味しく、多くの人が訪れるところとなっています。
たとえば「赤味噌煮込みの全部盛り」は煮玉子とスジ煮込み、そして沖縄の島豆腐がセットになったメニューです。
このようなメニューを食べながらお酒を飲み、ゆっくりと過ごすのが、ここでの楽しみ方です。
納戸
住所:東京都杉並区和泉1-3-15
電話番号:070-6469-6908
営業時間:16:00〜23:00
定休日:水曜日
URL: 代田橋 納戸/gallery DEN5
沖縄タウンで人気の「しゃけ」専門店!
何と沖縄タウンには、鮭料理の専門店「しゃけ小島」があります。
そしてここで調理されている鮭は、北海道の釧路港から直送されたものです。
沖縄とは真逆の北海道から運ばれてくる食材を使ったお店が沖縄タウンにあるのも、非常に興味深いものです。
人気の「上しゃけ定食」や「焼鮭イクラ丼」は、多くの人が注文します。
釧路の鮭は皮が美味しいとの評判を得ており、ふっくらした身とパリパリの皮のマッチは絶妙です。
また厳選された日本酒や焼酎などが揃っており、鮭やイクラをつまみとしてお酒を楽しむこともできます。
またここでは「時鮭のルイベ」も提供されています。
この料理は時鮭の刺身を凍らせたもので、お酒のつまみとして食べることができます。
沖縄タウンではイベントも開催!
沖縄タウンでは、毎年たくさんのイベントが開催されます。
たとえば「新春もちつき大会」、「歳末福引大売出し」、「かりゆし祭り&カラオケ大会」、「ガラガラ〜ポン!福引」、「うりずん祭り」などです。
とりわけ2つの祭では、沖縄の楽器を使った演奏や沖縄舞踊などが披露され、沖縄らしさが現れる催し物となります。
その他にもお笑いライブがあったり、商品のかかったビンゴゲームなどもあるために、会場は大いに盛り上がります。
また毎年これらの催し物を知らせるチラシも沖縄を感じさせるデザインであり、開催前から沖縄の雰囲気を味わうことができます。
沖縄タウンの撮影スポット4選!
では沖縄タウンの撮影スポットのいくつかをご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは、次の4つです。
- 片桐酒販のチョーク画
- めんそーれ大都市場
- 株式会社沖縄タウン
- 沖縄タウン入り口
沖縄タウンの撮影スポット①:片桐酒販のチョーク画
東京都杉並区和泉1-3-17にある「片桐酒販」の前の道路には、チョークで絵が描かれています。
これは店主によるもので、毎日異なる漫画やディズニーのキャラクターなどを描いています。
かなりクオリティーが高いために、ふと見かけると思わず「おっ」と声を上げてしまうほどです。
沖縄タウンに来る度に、異なるチョーク画を写真に収めてみてはいかがでしょうか?
沖縄タウンの撮影スポット②:めんそーれ大都市場
「めんそーれ大都市場」は、沖縄タウンに来たら訪れるべきスポットの1つです。
市場内には沖縄を感じさせるものがたくさんあります。
そしてレトロな雰囲気を醸し出すデザインとなっているために、古き良き昭和をさえ、感じさせてくれます。
飲食店やおみやげ店もたくさんあり、食事や休憩、そして買い物にも便利です。
市場内は「かりゆし祭り」や「ゆんたくライブ」などの会場としても使用されます。
沖縄タウンの撮影スポット③:株式会社沖縄タウン
沖縄タウンを作るにあたり、「株式会社沖縄タウン」が創立されました。
先にも触れたように、杉並区の沖縄タウンはゼロからのスタートとなったために、商店街が一丸となってこの場所を盛り上げて行く必要があったわけです。
その中核を成すのが、株式会社沖縄タウンというわけです。
そして事務所は非常に派手な飾りつけがなされています。
夜になると電飾が輝き、多くの人が写真を撮ります。
沖縄タウンの撮影スポット④:沖縄タウン入り口
何と言っても沖縄タウンの撮影スポットで、外すことができないのは「沖縄タウン入り口」でしょう。
ここにははっきりと「沖縄タウン」という表示が掲げられています。
そしてその横には商店街の本名「和泉明店街」という看板も掲げられています。
決して大きな入口ではありませんが、この商店街の歴史を感じさせます。
沖縄タウンに入る前に、まずはここで写真を1枚撮りましょう。
また夜になるとライトが明るく光るために、昼間とは異なる雰囲気を醸し出します。
沖縄タウンをまわるおすすめコースプラン
沖縄タウンにはたくさんのお店や見どころがあるために、しっかりと計画を立てて訪れるなら、時間を有効に用いることができます。
おすすめのコースですが、まずは入り口から入り、そこで写真を1枚撮ります。
その後真っ直ぐ北に進むと、左手に「片桐酒店」が見えてきます。ここを通過する前に、道路に絵描かれたチョーク画を見るようにしましょう。
そのままさらに真っ直ぐ歩いて行くと、左手に興味深い店構えに可愛らしい豚のマークのお店が見えてきます。
ここが「納戸」です。
ここは立ち飲み酒屋ですがお店の前には椅子が並べられており、座ってお酒を楽しむこともできます。
そのまま歩いて行くと、左手に「めんそーれ大都市場」の入り口が現れます。
まずはここで写真を1枚撮りましょう。
そして中に入って真っ直ぐ歩くと、右手に「世界の龍ちゃん よしき坊」というお店があります。
ここは沖縄とはあまり関係ありませんが、美味しいタンタン麺を振舞うお店として有名です。
テレビでも何度か紹介されたことのあるお店ですので、興味のある方は覗いてみることができます。
「世界の龍ちゃん よしき坊」を通り過ぎて最初のコーナー付近に差し掛かるところに、「沖縄酒場SABANI」、「てぃんさぐぬ花」、そして「しゃけ小島」の3店舗が密集しています。
一度にこれら全てのお店に行くのは難しいかもしれませんが、「沖縄酒場SABANI」は夜にお酒を飲める場所ですので、食事を取るのであれば、まずは「てぃんさぐぬ花」、もしくは「しゃけ小島」に入店するほうが良いでしょう。
逆に夜にここを訪れるのであれば、「沖縄酒場SABANI」をファーストチョイスとすることができます。
このルートでかなりの時間を有すると思いますが、「めんそーれ大都市場」を通り過ぎてメイン通りを真っ直ぐ北に向かって歩くと、食堂や飲み屋があり、さらに北に進むとヘアーサロンなども見えてきます。
しかし初めて沖縄タウンを訪れる人は、「めんそーれ大都市場」に行くことをおすすめします。
東京都内で沖縄の雰囲気を満喫したいのであればここです!
「沖縄に行く時間がない」という人や、「沖縄に行くお金がない」という人でも、都内で沖縄の街の雰囲気を味わいたいのであれば、ここ沖縄タウンに行くべきです。
またお店で提供されているメニューは沖縄ファンでなくても楽しむことができます。
是非一度、杉並区の代田橋に足を伸ばし、古き良き沖縄を満喫なさってください!