【おすすめの温泉地の前に】男の一人旅の魅力は?
男性の一人旅にはたくさんの魅力があります。
まず一般的に男性は力が強く、体力があります。
そのため重たい荷物を持参する旅行や、長距離を歩くような旅行でも問題なく行えます。
それでも自分より力や体力のない人と一緒に旅行するのであれば、スケジュール通りの旅行は楽しめません。
しかし男性一人の旅行であれば、こうした思い煩いから解放されます。
また女性は安全面を重視した旅行が必須となるわけですが、力強い男性は一人歩きが可能であるために、行動範囲も広がります。
また男性と女性では、物事に対する感じ方が異なるものです。
そのため男性にとって魅力的な観光名所であっても、女性にとってはそうでないこともあります。
当然のことながらその逆の状況も生じるわけですが、男性一人で旅行を行えば、自分の行きたいところに行き、好きなものを食べ、好きなことを行えるために、自分の思い通りの旅行を楽しむことができるのです。
男の一人旅におすすめの温泉地10選
では男の一人旅におすすめの温泉地について見ていくことにしましょう。
今回ご紹介するのは、以下の通りです。
- 湯河原温泉(神奈川県)
- 阿寒湖温泉(北海道)
- 花巻温泉(岩手県)
- 天童温泉(山形県)
- 気仙沼温泉(宮城県)
- あわら温泉(福井県)
- 浅間温泉(長野県)
- 皆生温泉(鳥取県)
- 別府温泉(大分県)
- 指宿温泉(鹿児島県)
では上記の温泉地について、詳しく見ていくことにしましょう。
男一人旅におすすめの温泉地①:湯河原温泉(神奈川県)
神奈川県の「湯河原町」は、有名な温泉街です。
ここは都心からのアクセスが良く、気軽に足を運ぶことができます。
そのため初めての一人旅行にも適しています。
昔から多くの著名人が訪れるこの地は万葉集にも詠まれたことがあり、あの夏目漱石も好んでいました。
模湾に面している湯河原温泉は環境も良く、泉質は肌にやさしい弱アルカリ性です。
ほとんどの旅館やホテルには温泉があるために、宿泊先でゆっくりと疲れを癒すことができます。
ちなみに湯河原町には景色を見渡すことのできる展望露天風呂で有名なホテル、山翠楼があります。
温かいお風呂だけでなく、絶景が日ごろの疲れを癒してくれることでしょう。
山翠楼
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上673
電話番号:0570-026577
営業時間:24時間
定休日:無し
URL:山翠楼
男一人旅におすすめの温泉地②:阿寒湖温泉(北海道)
北海道の阿寒湖はマリモで有名なところです。そしてこの湖の南側には、有名な温泉地である「阿寒湖温泉」があります。
ここは遊覧船のりばを中心に広がっている温泉街で、ホテル、お土産店、そして飲食店が建ち並んでいます。
このような便利性から、男の一人旅行に適した観光地です。
また無料巡回バス「まりむ号」が運行しているために、現地での移動も楽に行うことができます。
泉質は単純泉で、効能は神経痛や冷え性の改善などです。
ここは北海道ということもあり、美味しいものがたくさん食べられるというのもメリットの1つです。
とりわけわかさぎの天ぷらやエゾシカ肉などは、阿寒ならではの食材を使用した料理です。
温泉街の周辺には有名な「雌阿寒岳」やアイヌの伝統芸能を間近で楽しめる「アイヌコタン」があります。
阿寒湖アイヌコタン
住所:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-19
電話番号: 0154-67-2727
営業時間:10:00~22:00
定休日:無し
URL:阿寒湖アイヌコタン
男一人旅におすすめの温泉地③:花巻温泉(岩手県)
岩手県の「花巻温泉」も、男性の一人旅行におすすめの温泉地です。
都心からは離れていますが、東北新幹線を使用すれば「東京駅」から「新花巻駅」まで約3時間で行くことができます。
花巻温泉のお湯は透明であり、臭いや刺激が少ないことで知られています。
効能は神経痛や冷え症の改善です。
花巻は宮沢賢治ゆかりの土地です。
そのため宮沢賢治に関する芸術作品や研究論文を集めた「宮沢賢治イーハトーブ館」や、「宮沢賢治童話村」など、彼にまつわる様々な観光スポットが存在します。
その他にも有名なバラ園がありますが、男性一人ではちょっと行きにくいという人もいるかもしれません。
山の神温泉 優香苑
住所: 岩手県花巻市下シ沢中野53-1
電話番号:0198-38-5526
営業時間:24時間
定休日:無し
URL:山の神温泉 優香苑
男一人旅におすすめの温泉地④:天童温泉(山形県)
山形県の「天童温泉」も、都心からは離れています。
しかし山形空港から車で約15分のところにあるために、アクセスはそれほど難しくありません。
また観光地である山寺まで約15分、蔵王まで約40分と、観光地へのアクセスも非常に便利です。
冬になると雪が多くなる地域ですが、そんな中でも幻想的な表情を見せてくれる純和風旅館、快適でおしゃれな近代的なホテルなど、様々な形態の宿が存在するのも、天皇温泉の特徴の1つです。
また足湯だけの施設や、温泉だけを楽しめる施設などもあるために、ここに到着した後に様々な温泉を楽しむこともできます。
男性一人の旅は機動力があるために、温泉巡りも可能でしょう。
ちなみに天童は将棋駒の生産量日本一の地域です。
そのためこの地域には将棋の駒のモニュメントがたくさん飾られています。
天童ホテル
住所: 山形県天童市鎌田本町2-1-3
電話番号:023-654-5511
営業時間:24時間
定休日:無し
URL: 天童ホテル
男一人旅におすすめの温泉地⑤:気仙沼温泉(宮城県)
宮城県の「気仙沼温泉」は有名な温泉地です。
ここのお湯の特徴は、海水のようにしょっぱいことです。
湧き出ているのは地下約1,800メートルからの深層天然温泉で、多くの塩分を含んでいます。
また海と同じで体を浮かせることができるために、「ぷかぷか温泉」とも呼ばれています。
泉質は、ナトリウムを含む塩化物強塩泉の高張性中性冷鉱泉で、効能はアトピー性皮膚炎や血行障害の回復などです。
温泉付近の有名な観光スポットは、「リアス・アーク美術館」、ツツジの名所「徳仙丈山」、そして気仙沼湾と市街地を見渡せる「安波山」などです。
これらを巡った後、温泉で疲れを癒す旅というのも良いものです。
気仙沼プラザホテル
住所:宮城県気仙沼市柏崎1-1
電話番号:0226-23-1313
営業時間:24時間
定休日:無し
URL: 気仙沼プラザホテル
男一人旅におすすめの温泉地⑥:あわら温泉(福井県)
福井県の「あわら温泉」は、1883年に開湯した歴史ある温泉地です。
温泉街の周りには田園があるなど、情緒あふれるところとなっています。
この地域の特徴は、温泉施設がお湯を共同管理していないことです。
つまり各宿や温泉施設が独自の温泉脈からお湯を引いているために、それぞれの温泉の泉質が異なるというわけです。
そのためあわら温泉では、様々な泉質のお湯を楽しむことができます。
ここには「セントピアあわら」や、えちぜん鉄道「あわら湯のまち駅」のすぐ前にある足湯施設、「芦湯」などで気軽に温泉を楽しめます。
ちなみに「芦湯」のすぐ隣には、「芦原温泉屋台村 湯けむり横丁」があり、ここで美味しい料理を食べることができます。
芦湯
住所:福井県あわら市温泉3-413
電話番号:0776-78-6767
営業時間:7:00~23:00
定休日:無し
URL:あわら市観光協会
男一人旅におすすめの温泉地⑦:浅間温泉(長野県)
長野県のほぼ中央に存在する「浅間温泉」は、江戸時代に松本藩の御殿湯として栄えた温泉地として有名です。
そのため現在でも老舗旅館や共同浴場が残されており、これらを求めて多くの観光客が訪れるところとなっています。
「ホットプラザ浅間」のような日帰り温泉施設もあり、尚且つ観光名所である「松本城」や「松本市美術館」までは車で10分程で行くことができます。
そのためチョイスは多く、自分にマッチした旅行スタイルを楽しめるところでもあるのです。
また「JR松本駅」からバスで約20分、「長野道松本IC」から車で約20分、そして「信州まつもと空港」からバスやタクシーで約40分と、アクセスも比較的容易です。
ホットプラザ浅間
住所:長野県松本市浅間温泉3-16-3
電話番号:0263-46-6278
営業時間:10:00~24:00
定休日:火曜日
URL:ホットプラザ浅間
男一人旅におすすめの温泉地⑧:皆生温泉(鳥取県)
鳥取県米子市の日本海側にある「皆生温泉」は「塩の湯」とも呼ばれているほど塩辛いお湯でが湧き出ていることで有名です。
この温泉は発見後に海岸の侵食によって源泉が水没してしまいました。
しかし護岸工事が行われ、再び温泉が湧き出るようになったのです。
現在は湧出量が多く、源泉の温度は鳥取県内で最も高温です。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、神経痛や慢性皮膚病に効能があります。
ここは東西1,000メートル、南北400メートルの狭い範囲に宿泊施設や温泉施設、そして観光施設が密集しています。
そのため狭い行動範囲でも十分に楽しめるところとなっています。
ちなみに皆生温泉の入り口にある米子市観光センター前には、一度に30名が入れるスペースを有する足湯、「花風の足湯」があり、無料で利用することができます。
花風の足湯
住所:鳥取県米子市皆生温泉3-1-1
電話番号:0859-34-2888
営業時間:9:00~21;00
定休日:無し
URL:皆生温泉 花風の足湯
男一人旅におすすめの温泉地⑨:別府温泉(大分県)
大分県の「別府温泉」も、言わずと知れた有名温泉街です。
実のところ、ここから湧き出るお湯の量は、人が入浴できる温泉湧出量として世界一なのです。
源泉の数は約2,300箇所で、約140湯の共同温泉があります。
様々な色をした温泉や間欠泉などを遊覧する「別府地獄めぐり」は、この土地ならではのツアーです。
ちなみに「別府地獄めぐり」では国指定名勝の「海地獄」の観光も含まれています。
周辺のその他の観光スポットでおすすめなのは、「湯けむり展望台」で、幻想的な湯けむりのライトアップを見ることができます。
海薫る宿 ホテルニュー松実
住所:大分県別府市北浜3-14-8
電話番号:0977-23-2201
営業時間:24時間
定休日:無し
URL:海薫る宿 ホテルニュー松実
男一人旅におすすめの温泉地⑩:指宿温泉(鹿児島県)
鹿児島県の「指宿温泉」は、砂むし温泉で有名です。
この方法で体を温めることで血液の循環が良くなり、老廃物の排出が促されます。
このデトックス効果が健康を促進してくれるのです。
指宿市には公衆浴場や足湯がたくさんあります。
そのため気軽に温泉を楽しむことができるのです。
この温泉地には海を臨めるホテルなどもあり、温泉に入りながら景色を楽しむのもおすすめです。
また指宿温泉周辺には、有名な観光スポットである「知林ヶ島」があります。
3月から10月の干潮時には水が引き、錦江湾に長さ約800メートルの砂の道が出現します。
もちろんこのときは知林ヶ島まで歩いて行くことができます。
指宿シーサイドホテル
住所:鹿児島県指宿市十町1912
電話番号:0993-23-3111
営業時間:24時間
定休日:無し
URL:指宿シーサイドホテル
男性一人旅の注意点!温泉旅館では一人を嫌がられることも
実のところ、男性客一人ではホテル側の利益が非常に少なくなることが多々あります。
たとえば宿泊客が一人であろうと、使用した部屋を掃除し、ベッドカバーなどを洗濯しなければなりません。
そのためにはホテル側は人件費を支払って部屋の掃除を誰かにお願いしなければならないわけです。
もし数人で一部屋を使用する場合、部屋代を数人の宿泊客から徴収することができるわけですが、一人客の場合は、一人分しか徴収できません。
ホテル側の利益と人件費の支払いを差し引くと、一人客では大きな儲けを出すことはできないのです。
このような理由により、ホテルは男性の一人客を嫌がることがあります。
加えて男性の一人旅行者は予定を急に変更する人も多く、予約のキャンセルが多いというのもホテル側が警戒する理由の1つと言えます。
また無銭宿泊を行う人は圧倒的に男性の一人宿泊者が多く、こうした状況も関係して警戒するホテルが多いといえます。
男性の一人旅プランもある!温泉旅行の予算は?
上記の項でも考えたように、男性の一人宿泊を拒否する宿も少なくありません。
しかし中にはあらかじめ男性の一人宿泊を許可していることを知らせている宿もあります。
インターネットなどで検索すると、そのようなプランを提供している宿を見つけることができます。
予算は旅行する時期や場所にもよりますが、1泊2万円代からのプランが多く、夕食、そして朝食付きのものが主です。
もちろんホテルではなく、地元のお店で食事を取りたいという人の場合、食事なしのプランをチョイスすることができます。
またプランの中には宿泊ではなく、日帰りプランを設けているところもあり、ホテルの施設を1日使用できるという内容になっています。
プランによっては2,000円弱程度の予算で提供されているものもあります。
男性の一人旅に温泉ツアーもおすすめ
もし初めての一人旅で不安を感じるようでしたら、温泉ツアーに参加することもおすすめです。
基本的に集合場所からバスに乗り、参加者と一緒に移動するというスタンスになります。
また食事なども参加者と一緒に取るツアーもあるために、知らない人と何度か顔を合わせることになります。
それでも一人の時間が長く、尚且つ交通費や宿泊費が安く抑えられているとあり、経済的にはかなりお得です。
またわからないことは添乗員さんやバスの運転手さん、もしくはツアー参加客に尋ねることもできますので、不安は軽減されます。
もちろん初めての一人旅ではなくても、ツアー参加はおすすめできます。
男の温泉一人旅行は病みつきになることも!
「男性一人での温泉旅行なんて、本当に楽しいの?」と思っておられた人も多いはずです。
しかし温泉地には男性が見ると感動するような景色や、想像もしていなかった癒しの空間がたくさんあります。
ちょっと現実逃避し、日ごろの疲れを温泉地で癒してみるのはいかがでしょうか?