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2019/03/08

特急「はやとの風」に乗ろう!予約方法や料金、車内サービスもご紹介

「はやとの風」は、鹿児島県を走る人気の観光列車です。
沿線には、築100年以上の歴史ある駅舎や鹿児島のシンボルである桜島など、見どころがたくさん。
車内販売では、地のものをふんだんに使用した駅弁やお酒、スイーツなどが購入でき、趣のある客室で極上の列車の旅を楽しむことができます。
予約方法や運行情報、沿線の見どころやお得な切符までチェックして、鹿児島を満喫する旅へ出かけましょう!

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「はやとの風」とは

「はやとの風」は、九州新幹線の新八代駅と鹿児島中央駅間の開業に合わせて2004年にデビューしたJR九州の観光列車です。
まず最初に、「はやとの風」とはどのような列車なのか、以下の項目でご紹介します。

  1. JR九州のD&S列車
  2. 運行区間
  3. 2018年3月より臨時列車あつかいに
  4. 吉松駅でD&S列車の「いさぶろう・しんぺい」と接続

「はやとの風」はJR九州のD&S列車

JR九州では、観光列車はD&S(特別なデザインと地域のストーリーをもつ)列車と名づけられています。
九州の個性あふれる地域性とそれぞれに異なる豊かな風土が詰め合わされた個性的な列車で、鹿児島を旅することができます。

「はやとの風」の運行区間

・ JR肥薩線・吉松駅〜JR鹿児島本線・鹿児島中央駅

途中、桜島のビューポイントでもある錦江湾沿いではJR日豊本線内にも入り、鹿児島県の中心部分を南北に縦断するように走ります。
終点までの所要時間は約1時間30分です。

「はやとの風」は2018年3月より臨時列車扱いに

現在は毎日の運行は行われておらず、不定期運行の臨時列車として、一年を通して乗客が多く見込まれる日にのみ運行日が設定されています。
詳しい運行情報は後ほど詳しくご紹介しますが、HPなどで運行予定日をしっかり確認してから出かけるようにしましょう。

「はやとの風」は吉松駅でD&S列車の「いさぶろう・しんぺい」と接続

吉松駅では、同じくD&S列車の特急「いさぶろう・しんぺい」と乗り継ぎができます。
JR鹿児島本線・熊本駅とJR肥薩線・人吉駅から、吉松行きの下り列車が「いさぶろう」、吉松発の上り列車が「しんぺい」です。

この区間は、日本三大車窓の一つ「矢岳越え」を筆頭に、多様な表情をみせる球磨川、青い八代海に浮かぶ天草の島々、遠くにそびえる雲仙岳など、雄大で美しい車窓風景が続くため、誰もが列車の旅を楽しめる路線となっています。
上下線ともに全ての列車が吉松駅で接続するようにダイヤが組まれていますので、時間があれば是非熊本エリアまで足を伸ばしてみたいところです。

「はやとの風」の概要がわかったところで、それではいよいよ旅に出発する前におさえておきたい「はやとの風」の情報を詳しくみていくことにしましょう。

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「はやとの風」の停車駅と時刻表、運賃

まず「はやとの風」の運行情報を以下の通りにみていきます。

  1. 停車駅
  2. 1日2往復。時刻表
  3. 運賃 
  4. 指定席と自由席

「はやとの風」の停車駅

「はやとの風」は、特急の扱いではありますが多くの駅に停車します。

吉松(よしまつ)
栗野(くりの)
大隈横川(おおすみよこがわ)
霧島温泉(きりしまおんせん)
嘉例川(かれいがわ)
隼人(はやと)
鹿児島(かごしま)
鹿児島中央(かごしまちゅうおう)

それぞれの駅には見どころもたくさんありますので、後ほど一つづつご紹介していきます。

「はやとの風」は1日2往復。時刻表

「はやとの風」は、1日2往復、運行設定日には毎日同じスケジュールで運行されています。
JR九州公式の特急「はやての風」HP内の運行情報で、停車駅と時刻表を合わせて確認できますので、下記にリンク先を掲載します。

不定期運行の臨時列車のため、運行日は一年を通して乗客が多く見込まれる日にのみ設定されています。
閑散期はほぼ週末のみの運行ですが、夏休み期間などは毎日運行されていますので、お出かけの予定を立てる前には必ず運行スケジュールをチェックするようにしましょう。

運行日も、同じくJR九州の公式HP内で見ることができます。
以下が運行スケジュールが掲載されたリンク先です。

停車駅と時刻表運行日を確認することができます。

「はやとの風」運行スケジュール 停車駅と時刻表、運行日

「はやとの風」の運賃

乗車には、他の特急列車の場合と同じように乗車料金の他に特急料金が必要です。
また、座席の指定をする場合には別途指定席料金も追加されます。
吉松〜鹿児島中央を通して利用する場合の、指定席と自由席それぞれの運賃は以下の通りです。

ご利用区間 乗車券 特急券 合計料金
指定席利用 吉松 1,470円 1,030円 2,500円
〜鹿児島中央 (730円) (510円) (1,240円)
自由席料金 吉松 1,470円 510円 1,980円
〜鹿児島中央 (730円) (250円) (980円)

*()内はこども料金です。

「はやとの風」の指定席と自由席

座席は、予約時に自分で好きな場所を指定できる指定席と、予約の必要が無い自由席があります。
座席の構成や特徴は、車内の設備の項目で詳しくご紹介します。

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「はやとの風」の魅力的な外観

「はやとの風」は、黒色一色で塗装されたボディに金色の文字やエンブレムが特徴的です。
九州新幹線をはじめ、JR九州の鉄道デザインを一手に引き受ける工業デザイナーの鬼才水戸岡鋭治によるノスタルジックなデザインは、全国の色とりどりの列車の中で異彩を放つ魅力があります。

太陽の光によって紫や濃紺にも輝いて見える漆黒の車体は、SLを思わせるような迫力も持ち合わせていて、鉄道ファンでなくとも注目したい美しさです。

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「はやとの風」の特徴ある車内

次に、「はやとの風」の車内の設備について項目別に詳しくみていきましょう。

  1. 2両編成、ワンマン運行
  2. 指定座席
  3. カウンター展望席
  4. 多目的トイレ
  5. 自由席8席

「はやとの風」は 2両編成、ワンマン運行

「はやとの風」の運行は、全て2両編成のワンマン運転です。
上下線に共通して、鹿児島中央方面側1号車吉松方面側2号車になります。

「はやとの風」の指定座席

指定座席は、1号車に31席2号車に28席設定されています。
1号車の先頭には対面式のボックスシートの指定席が二つあり、他の指定席は独立した座席です。

座席は既存のものを外し、リクライニングシートが導入されていますので、とても快適な時間を過ごすことができます。

「はやとの風」のカウンター付き展望席

「はやとの風」では、どちらの車両にも中央付近にカウンター付きの展望スペースが広く取られています。
展望席は何と言っても足元から、天井部分に回りこむ形で上下に大きく開いた窓が特徴的で、車窓風景を存分に楽しむことができるよう窓に対面する形でカウンターと椅子が設計されていますので、是非利用してみたい席です。

こちらはフリースペースですので、空いていればいつでも自由に利用することができます。
指定席料金は不要です。

「はやとの風」の多目的トイレ

1号車の後方に多目的男女兼用トイレがあります。
入り口には水戸岡デザインの特徴の一つである暖簾がかけられ、ここにもこだわりのデザインが光ります。

車両内は、トイレも含め全車禁煙です。

「はやとの風」の自由席8席

自由席は、1号車には設定なし2号車にのみ8席設定されています。
1号車は展望席以外は全て指定席ですが、2号車は展望席をはさんで指定席と自由席に分かれています。

自由席は設定はされていますが、仕切りのないロングシートで8席分しかありませんので、指定席を予約して乗車する方がおすすめです。
自由席利用であっても、展望席は利用可能です。

魅力的な車両デザインとともに、車内のデザインにもたくさんのこだわりが詰まった「はやとの風」。
座席やテーブル、内装には全て難燃木材が使用されており、木のぬくもりを大切にデザインされた車内は落ちついたあたたかみのある造りになっています。

「はやとの風」に乗車する際には、是非その車両デザインにも注目してみて下さい。

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「はやとの風」のおすすめの座席

せっかくのこだわりの列車での旅ですから、雄大な車窓風景を存分に楽しめる席に座りたいですよね。
ここでは「はやとの風」のおすすめの席をご紹介します。

「はやとの風」の車窓のハイライトは、何と言っても錦江湾に浮かぶ桜島でしょう。
第一希望で狙いたいのは海側の席下り線は進行方向左側上り線は進行方向右側の、AそしてBの座席です。

下り、鹿児島中央方面:左側
上り、吉松方面:右側

ただし、上記の中でも、車両構造の都合上、横に戸袋がきてしまうために展望が悪くなってしまう席がありますので気をつけて下さい。
詳しい座席番号は、こちらから確認できます。

「はやての風」座席表

もし第一希望の席に座れなかった場合でも、海側の展望席から景色を楽しむことができますよ。

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「はやとの風」から見る沿線の風景や見どころ5選

おすすめの座席をチェックしたところで、いよいよ「はやとの風」沿線の見どころポイントをご紹介します。
見どころは、車内から見られるもの、停車時間に見学できるもの、途中下車して訪問してみたいものとさまざまですので、是非旅の日程を立てる際の参考にしてみて下さい。

  1. 霧島山麓丸池湧水
  2. 負の遺産の跡も残す県内最古の駅舎 大隈横川駅
  3. 築100年以上の歴史が薫る駅舎 嘉例川駅
  4. 県内有数の温泉郷 霧島温泉
  5. 車窓風景のハイライト 錦江湾に浮かぶ桜島

「はやとの風」から見る沿線の風景や見どころ①. 霧島山麓丸池湧水

一日約6万トンの水が湧き出る丸池は、「日本名水百選」の一つに選ばれています。
その湧き水の透明度の高さは驚くほどで、春の桜夏のホタル秋の紅葉の名所としても名高い公園は石畳の小道も整備されていて、一年を通して大変美しい景色を楽しむことができます。

「はやとの風」が停車する栗野駅から徒歩3分の場所にあるため、気軽に訪れて欲しいおすすめのスポットです。
展望台からは、丸池湧水の向こう側を走る「はやとの風」の姿を見ることができるため、鉄道ファンからは良く知られたスポットになっています。

「はやとの風」車内からも遠目に見ることができますので、下車をする予定がない時も是非車窓に注目してみて下さい。

「はやとの風」から見る沿線の風景や見どころ②. 負の遺産の跡も残す県内最古の駅舎 大隈横川駅

大隈横川駅と二つ先の嘉例川駅は、明治36年(1903年)の開業当時の姿をそのまま残す築113年の歴史ある無人駅です。
二つの駅舎はそろって国の登録有形文化財に指定され、南九州近代化産業遺産群にも選出されました。

大隈横川駅周辺の横川という土地は、第二次世界大戦末期の1945年7月30日の空襲で焼け野原になった場所です。
奇跡的に焼け残った大隈横川駅舎ですが、柱と屋根にはその日の空襲で機銃掃射に撃ち抜かれた跡が今でもはっきりと残されています。

大隈横川駅は戦争の歴史を伝える遺産としても価値のある駅舎です。

「はやとの風」から見る沿線の風景や見どころ③. 築100年以上の歴史が薫る駅舎 嘉例川駅

大隈横川駅とともに九州最古の駅舎である嘉例川駅も、一見の価値ある趣深い駅舎です。
駅事務室として使われていた部屋では、これまでの歴史を語る写真パネルや古い鉄道機器なども展示されていますので、こちらも見学してみて下さい。

外観はもちろん、ノスタルジックな待合室の内装や木製の改札口、国鉄スタイルの駅名標など、古き良き時代の姿がそのまま残された駅舎ではゆっくりとした時間が流れています。

大隈横川駅と嘉例川駅では停車時間が取られています。
停車は4〜8分と長くはありませんが、停車時間がある駅では是非列車を降りて周りを散策してみることをおすすめします。

「はやとの風」から見る沿線の風景や見どころ④. 県内有数の温泉郷 霧島温泉

霧島温泉は、日本初の国立公園である霧島連山の入り口で、豊富で良質な湯治場は坂本龍馬が新婚旅行で訪れた地としても有名です。
近辺には霧島神宮丸尾滝などの名所がたくさんあります。

温泉や名所へは、「はやとの風」が停車する霧島温泉駅からバスに乗り継いで向かうことができます。

霧島温泉駅では、「はやとの風」の到着時刻に合わせて地元の方々による名産品の販売が行われています。
下車をしない場合でもこちらは楽しむことができますので、是非チェックしてみましょう。

「はやとの風」から見る沿線の風景や見どころ⑤. 車窓風景のハイライト〜錦江湾に浮かぶ桜島

日豊本線に入り隼人駅を過ぎると車窓は一転し、海が見えはじめます。
列車は錦江湾に沿って進み、重富駅を通過してまもなくすると、海岸線ぎりぎりを走行する絶景区間に。

錦江湾に浮かぶ桜島の雄大な姿が車窓いっぱいに広がります。
桜島に最も接近する竜ヶ水駅から鹿児島駅間では徐行運転になり、車内から鹿児島のシンボルである桜島の迫力を堪能することができるでしょう。

絶景や歴史ある駅舎など、「はやとの風」の沿線は目で見て楽しめるポイントがたくさんありますが、D&S列車の旅の楽しみはこれだけではありません。
次の章では、舌で楽しむ「はやとの風」をご紹介します。

<下に続く>

「はやとの風」の車内販売

「はやての風」の車内では、鹿児島県の名産品をふんだんに使用したお弁当やお酒、スイーツ、思い出に残るグッズなどをたくさん販売しています。
人気の駅弁を確実に購入する方法も、合わせてご紹介します。

  • 車内販売
  • 名物の駅弁は事前に引換券を購入しよう

「はやとの風」の車内販売

①. 「百年の旅物語 かれい川」(1,080円)
地元に伝わる懐かしい味が詰め合わされた名物駅弁。

②. 「発泡酒 さつまゴールド」(580円)
南薩摩特産のさつまいも「黄金千貫(こがねせんがん)」を原料にした発泡酒。

③. 「薩摩スパークリング」(260円)
鹿児島名産の芋焼酎ベースの梅酒に南高梅の果肉を加えた、フルーティで濃厚なスパークリング梅酒。

④. 「黄金のプリン」(340円)
種子島産の安納芋を使用したプリン。
*こちらは土日祝日のみ数量限定での販売です。

⑤. 「はやとの風、いさぶろう・しんぺい 携帯ストラップ」(720円)
列車の車両をかわいらしく組み合わせたストラップ。

*()内は全て税込価格です。

この他にも、郷土のお菓子や、コーヒー、ハーブティーなども購入できます。

名物の駅弁は事前に引換券を購入しよう

駅弁は乗車日の2日前までにJR九州のみどりの窓口などで引換券を購入し、乗車日に「はやとの風」車内で引き換える方法がとられています。
引換券なしでの車内での購入や鹿児島中央駅などの主要駅での購入はできません。

また、引換券の購入は乗車日の2日前までですが、JR九州管内のみでの販売のため、遠方から利用の場合は出発の7日前まで引換券の郵送を申し込む必要があります。

郵送の場合の申込先の他、注意事項の詳細はこちらです。

JR九州公式 駅弁「百年の旅物語 かれい川」の購入について

その他の注意事項
・ 運行日であっても毎週月曜日は販売なし(祝日の場合は販売あり)
・ 12月30日〜1月3日の販売なし

<下に続く>

「はやとの風」は予約して乗ろう。予約方法は?

「はやとの風」は人気の路線のため、おすすめの座席や駅弁を確保して旅を楽しむためには、しっかりと予約をして乗車するのがおすすめです。
JRのみどりの窓口や、JR九州ネット予約e5489などから、乗車日の1ヶ月前の午前10時より、予約を取ることができます。

インターネット予約は便利ですが、予約した切符の受け取りエリアが以下の通りに限られていますのでご注意ください。

・ JR九州ネット予約:JR西日本、JR九州のみ
・ e5489:JR東日本(北陸新幹線、東京都区内)、JR西日本、JR四国、JR九州のみ

是非早めの予約をして、「はやとの風」の旅を満喫しましょう。

<下に続く>

「肥薩線のんびりきっぷ」って?「はやとの風」にも乗れるお得な切符もチェックしよう!

「肥薩線のんびりきっぷ」は、今までご紹介してきた「はやとの風」や「いさぶろう・しんぺい」も利用できる大変お得な周遊切符です。
この切符の最大の魅力はこちら。

①. フリー区間(熊本〜人吉〜隼人鹿児島中央〜霧島神宮)は有効期限内で何度でも乗り降りができる
②. フリー区間は追加料金不要で特急列車の指定席が利用できるため、肥薩線内(新八代〜隼人)のD&S列車「かわせみやませみ」「いさぶろう・しんぺい」「はやとの風」の指定席にも乗車ができる

さらに、往路か復路のどちらか片道で九州新幹線を利用することができます。
*「やませみ」ベンチシートと、熊本〜人吉を走る「SL人吉」の利用には、別途追加料金が必要です。

切符の有効期限は3日間あるため、エリア内を行ったり来たりしても良し、途中下車してじっくり観光しても良し、自分だけの列車の旅と観光を存分に満喫することができます。

切符の詳細はこちらから。

肥薩線のんびりきっぷ 詳細

<下に続く>

極上の列車「はやとの風」で旅を楽しもう

移動手段としてだけではなく、「乗ることそのものが忘れられない経験になる列車の旅」を届けたい、という願いが込められた「はやとの風」には、非日常の旅がさらに特別なものになるような仕掛けがたくさん詰まっています。
目で見て、舌で味わって、肌で感じる極上の鹿児島の旅へ、あなたも是非出かけてみませんか。

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