寄島の牡蠣の特徴とは?
牡蠣は産地によって気候や潮の流れなどの環境によって大きく異なります。
寄島の牡蠣の特徴はどんなところなのか3つに分けて見ていきます。
寄島の牡蠣は栄養豊富!
牡蠣は海のミルクと呼ばれるほどに栄養がたっぷりです。
各種ビタミンからエネルギー源のグリコーゲン、コレステロール値を下げてくれるタウリンなどなど。
寄島の牡蠣の栄養豊富の秘密はまず、岡山の温暖な気候は牡蠣養殖には好条件なことです。
さらに、潮の干満の差が大きいので水が新しいものに代わりやすく、プランクトンが多く発生することや高梁川から海に流入する栄養分が豊富なことにより栄養豊富になるのです。
この寄島の恵まれた環境から栄養豊富な牡蠣が育てられるのです。
他産地の牡蠣との味の違いとは
プロの料理人をも唸らせる濃厚で風味がよく、クリーミーな味わいと殻が薄く身がぎっしりと詰まっていて、火を通してもあまり小さくならないのでしっかりと牡蠣の味が残ります。
味の秘密は一度水揚げをして殻の苔や海藻、汚れを落とした後で、一週間ほどもう一度海に戻されます。
それによって、海の栄養を取り込んでみが太るのです。
人によっては牡蠣が苦手な方も寄島の牡蠣なら食べれる方もいます。
寄島の料金は?
自然の影響で取れる量が変わるので、年の水揚げ量で値段が変更される事もあります。
基本の値段では殻付きか剥き身か、大きさの大小、量(10キロ、5キロ、1キロ、500グラム)によって値段が変わります。
だいたい、7000円〜1500円ほどですが通販などではもう少しかかる事もあります。
購入の際には確認してその年の相場を見る事がおすすめです。
寄島の牡蠣の調理方法は?
勿論そのままの生牡蠣も美味しいですが、そのほかにもたくさんのおすすめの食べ方があります。
まずは焼きガキです。
焼きガキを焼く際は殻付きのものをまずはたわしで軽く洗います。
殻の深い方を下にして焼くのですが、ガスコンロでも調理できます。
コンロに焼き網を渡してアルミホイルでやんわりと包んだ牡蠣を裏表焼いて湯気が出始めたら完成です。
他にも剥き牡蠣を使った料理では牡蠣フライや牡蠣のお好み焼き、オイル漬け、アヒージョもおすすめです。
蒸し牡蠣も殻付きで調理できます。
耐熱皿に殻の深い方を下にして、日本酒や白ワインをふりかけてラップをしてレンジにかければ完成。
岡山ならではの伝統調理とされ、簡単にできます。
殻付きを向いて調理する際は牡蠣ナイフやテーブルナイフを使用して、軍手をしないと、殻で指を切ってしますので。
小さなカニなどが入っていることがあるので気になる方は塩水に2~3回通してください。
真水ですと旨味が逃げたり味が落ちることがあるので塩水がおすすめです。
水に対して10%ほどの塩水が良いです。
味付け方法は様々!
そのままでも十分に美味しいですが、1つ加えたり組み合わせたりすることで自分好みに変化をつけれます。
具体的にはポン酢や醤油の調味料やレモンやゆず、すだちなどの柑橘類は一般的でおすすめです。
少し変わったものだと、マヨネーズやタルタルソース、チーズなども。
薬味では大根おろしや鬼おろし、ネギをトッピングするとまた味に変化が出ます。
寄島の新鮮な牡蠣を食べたければかき小屋&直売所へ!
牡蠣小屋、直売所はおもに寄島漁協市場内にあります。
毎年11月ごろから3月ごろまでオープンしています。
約19軒の直売所兼作業場が並んでいて、その一部が牡蠣小屋です。
水揚げされたばかりの新鮮な牡蠣を持ち帰って調理するのも、その場でいただくのも直売所や牡蠣小屋に訪れた特権です。
寄島の牡蠣を楽しめる牡蠣祭りも参加必須!
2月上旬に開催されるこちらのお祭りですが、かなりの人気で毎年長蛇の列ができて引き返す方もいるほどです。
開催は9時からで、売り切れしだい終了になります。
購入できる牡蠣は殻あり、剥き身、大小が選べて、5kg〜500gで販売されています。
購入数の制限がされる場合もあります。
海の近くでかなり冷えるので防寒対策は必須です。
牡蠣の値段は上記でお伝えしましたが水揚げ量などが関係しますので確認しておく方が良いです。
他にも牡蠣の無料試食ができたり牡蠣料理の屋台で牡蠣フライや牡蠣めしを味わえたり、他のたい焼きや焼きそばなどの屋台もたくさん並びます。
温かい料理もカニ汁や笠岡ラーメンがありますので寒い中ではありがたいです。
場所は寄島町漁協の市場内で行われます。
最寄駅は鴨方駅でタクシーで約15分の所です。
水揚げが少ない場合中止になることがあります。
寄島の牡蠣を楽しめるお店5選【牡蠣料理/食べ放題】
- 海賊亭
- まからずや
- ゆのきお食事処
- 魚八
- お好み焼き ラブリー
続いて、寄島の牡蠣を楽しめるお店、それぞれを詳しくみていきます。
海賊亭
リニューアルオープンされた牡蠣小屋の雰囲気のある綺麗なお店で、個室もあります。
牡蠣の料理もありますが、その他にも定食や丼物、おつまみや一品ものもあります。
アルコール類もあります。
カニクリームコロッケならぬ牡蠣クリームコロッケの定食があります。
牡蠣が丸ごとクリームコロッケになっている入った定食です。
そして、牡蠣の季節にあるのが牡蠣づくし定食です。
牡蠣の甘さの引き立つ牡蠣の佃煮とレモンがとても合う粒の大きい牡蠣フライ、牡蠣の旨味がしっかり染み込む牡蠣めし、ピリッと辛い牡蠣の酢の物、お出汁にも味のの出ている牡蠣の味噌汁のとにかく牡蠣が贅沢に使われている定食。
牡蠣の色々な楽しみ方が凝縮されています。
海賊亭
住所:〒714-0101 岡山県浅口市寄島町3024
電話番号:0865-54-2044
営業時間:11時00分~14時00分 17時00分~21時00分
定休日:火曜日
URL:PRIDE FISH
まからずや
寄島のとれたての海の幸や食料品など素材にこだわり、丁寧に一枚一枚焼き上げるお好み焼き屋さん。
地元の方からも人気があります。
基本的に持ち帰りですが、早崎店ではイートインがありその場で食べることができます。
海の幸を使ったお好み焼きは勿論御粒の牡蠣を使ったカキオコがいただけます。
そして、こちらのお店では寄島の牡蠣のチルド商品なども取り扱っているのでそちらもご紹介します。
寄島牡蠣めしはグルメ&ダイニングスタイルショー2017でフード部門大賞を受賞しています。
水揚げされたばかりの新鮮な牡蠣を丁寧に下処理した後、味付けをして岡山県産のコシヒカリで炊き込んだ漁師も唸る一品です。
黄金牡蠣だしはおりしなる商品で、牡蠣エキス、イワシ、カツオ、昆布だしをブレンドした牡蠣のコクと旨味の効いた磯の香りが広がるお出汁です。
おでん、煮物などに使用したり隠し味として使用すると深みが出ます。
まからずや 早崎店
住所:〒714-0101 岡山県浅口市寄島町7540−50
電話番号:0865-54-5355
営業時間:8時30分~18時30分
定休日:日曜日
URL:まからずや HP
ゆのき御食事処
港町の味をワンコインからいただけます。
バラ寿司も有名で、定食や岡山のご当地グルメでのデミカツ丼やママカリ寿司もあります。
500円で味わえるのはかなり嬉しいですし、御持ち帰りもできます。
牡蠣料理では蒸し牡蠣と牡蠣フライがあります。
プリプリの牡蠣の旨さが引き立つようにレモンではなく橙をかけて食べる、他とは違ういただき方です。
牡蠣特有の磯臭さがとれてさっぱりとしてバクバク食べれます。
御食事処ゆのき
住所:〒714-0101 岡山県浅口市寄島町5398
電話番号:0865-54-2123
営業時間;11:30〜14:30 18:00〜21:00
定休日:日曜日・祝日
URL:浅口市観光協会事務所
魚八
新鮮な素材でこだわった味と食感をいただける割烹のお店です。
お寿司やお造から焼き物、煮物、揚げ物、蒸し物などなど幅広くたくさんのメニューがあります。
牡蠣もいただけます。
店外にあるいけすにあることもあり、注文を受けたらそこから取り出して調理するという漁港近くのお店ならではです。
漁八
住所:〒714-0101 岡山県浅口市寄島町3981−18
電話番号:0865-54-2640
営業時間;11:30〜14:00 17:00〜20:30
定休日:水曜日・第3木曜日
URL:魚八HP
お好み焼き ラブリー
お好み焼きはもちろんですが、焼きそば焼きうどんもあります。
焼きうどんは本格手打ちのへんこつううどんを使っています。
こちらでは自分で焼くことができるのですが、お店の方にお願いもできるので気構えなくてもいいですし、関西風と広島風どちらもあるので好みの方を選べるのです。
そして、寄島の牡蠣を使った牡蠣カキオコもあります。
しまりがあるのにプリプリになった牡蠣がお好み焼きとすごく合います。
お好み焼き ラブリー
住所:〒719-0301 岡山県浅口郡里庄町里見4249−1
電話番号:0865-64-3671
営業時間;11:00〜21:00
定休日:水曜日
URL:便利だネッ!!ト
牡蠣といったら寄島
岡山県浅口市寄島の牡蠣は地元の方からはもちろん、県内外の方からの評価は高く、牡蠣祭りでは大変な混雑を見せます。
他の産地に負けない美味しさを恵まれた環境、漁師さんから受けて完成した牡蠣。
もちろん、自然の間することなので水揚げが少なければ値段が上がったり、販売できなかったりしますが、それでも食べてみる価値のある牡蠣です。
一年に少ない期間でしか食べれない寄島の牡蠣の解禁を楽しみにして、ぜひ寄島の牡蠣を一度ご賞味ください。