宮内庁御用達は廃止になったの?読み方は?
既に半世紀以上前の1954年に「宮内庁御用達」という言葉自体は廃止されています。読み方は「くないちょうごようたつ(ごようたし)」と言います。
文字通り、皇室の方々が利用されるものとして、宮内庁で「御用達」として名乗ることが許されている許可制度になっているものです。現在では、許可制度自体は廃止。
皇室の方々が使われる「皇室御用達」という言葉に変わっています。制度自体はなくなっていますが、これまでの御用達業者の自信やプライド、伝統や確かな技術は、私達も知っておきたいものですよね。
また、「宮内庁御用達」の定義についてですが、一般の人も公式サイトや店頭で購入できるものとなっています。「皇室御用達」だから、私達が買えない、手の届かないものであるということではありません。
伝統に基づき、丁寧に作られたもの、しっかりとした技術に基づいたものが「宮内庁御用達」の業者の商品です。永く大事に使いたいものを買いたい、納得のいく美味しいお菓子を食べたいなどという時に、御用達の商品を見てみるのもいいですよ。
大事に持ちたいものなどを探してみるといいですね。
チョコレートやどら焼き!宮内庁御用達グルメ10選【お菓子】
まず、私達も手にしやすいお菓子の宮内庁御用達を10選ご紹介します。どんなお菓子業者やお菓子があるのかが気になりますね。
それでは見ていきましょう。
宮内庁御用達グルメ①:とらや
とらやは、現在も続く日本最古の和菓子店と言われていて、室町時代後期、京都で創業。五世紀にわたる長い歴史を持つ和菓子店です。
当時の後陽成天皇時代より御所での御用を勤めていたという歴史を持っています。そして、明治になって、東京遷都の際にとらやも東京へ進出。
とらやの羊羹は誰もが知っていますよね。重みがあるずっしりとした羊羹は、甘過ぎずに美味しくて、贈り物にもとても珍重されていますよね。
今では直営店以外にも販売店を多く持つ、とらやです。買い求めやすくなっていますよね。
とらや 赤坂店
住所:東京都港区赤坂4丁目9−22
電話番号:03-3408-4121
営業時間:平日8:30〜19:00、土日祝9:30〜18:00
定休日:毎月6日(12月を除く)、2019年1月26日~28日
URL:https://www.toraya-group.co.jp/
宮内庁御用達グルメ②:川端道喜(かわばたどうき)
また、とらやより歴史がある老舗とも言われているお店もあり、京都にある「川端道喜(かわばたどうき)」です。こちらも室町時代よりのご用達で、「道喜」という名前には1572年からのなっています。
ちまきが有名なお店で、「道喜粽(どうきちまき)」として知られています。添加物を一切使用しない昔からの味を保ち続けています。
ただ、現在では、そんな材料が入手困難な状況にもなっています。いつまでも日本伝統の素朴な美味しさを絶やさずにいてもらいたいですね。
川端道喜(かわばたどうき)
住所:京都府京都市左京区下鴨南野々神町2−12
電話番号:075-781-8117
営業時間:9:30~17:30
定休日:水曜日
URL:なし
宮内庁御用達グルメ③:俵屋吉富
京都の人気の和菓子店で、創業1755年の老舗です。全国的にも知られている銘店でしょう。
特に「雲龍」は、「俵屋吉富」こだわりのお菓子で、大粒の丹波大納言小豆と村雨餡を手巻きにして、雲に乗る龍のようなイメージで1本ずつ作られています。「白雲龍」もあり、希少な国産白小豆製粒餡と村雨餡を使って作られていますよ。
白あんの甘みが上品で、しっとりとしているのが魅力です。「雲龍」では、餡の美味しさをきっと存分に堪能できるでしょう。
現在では、多くの店舗があり、購入できる場所も多くあります。また、オンラインショッピングでも購入できるようになっています。
俵屋吉富 本店
住所:京都市上京区室町通上立売上ル
電話番号:075-432-2211
営業時間:8:00~17:00
定休日:日曜日
URL:http://www.kyogashi.co.jp/
宮内庁御用達グルメ④:コロンバン
コロンバンは、フランス菓子ブランドです。大正13年に創業当時から宮内庁御用達のお菓子ブランドになっています。
創業者の門倉国輝が宮内省大膳寮で、その当時の大正天皇にお仕えしていた縁から宮内庁御用達のお菓子に!コロンバンは多くの人が知っているお菓子ブランドですよね。
日本での洋菓子のまさに老舗と言えるお店です。クッキーが有名ですが、日本で初めてショートケーキを作ったことでも知られています。
本場フランスにはないショートケーキというスタイルをスタート。フランス菓子の洋菓子で、宮内庁御用達になっている貴重なお店ですよ。
いろいろな場所で買いやすい宮内庁御用達のお菓子と言えますよね。
コロンバン 原宿本店サロン
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目31−19
電話番号:03-3400-3838
営業時間:月曜~土曜10:00~21:00、日曜・祝日10:00~20:00
定休日:年中無休
URL:https://www.colombin.co.jp/
宮内庁御用達グルメ⑤:麻布 菊園
千葉市の和菓子店「麻布 菊園」の「菊焼残月」も宮内庁御用達となっています。菊の御紋付きで、大正、昭和の時代から宮中での各儀式の引き出物にされてきました。
長い間、宮中で奉仕をして、お菓子作りをしていた歴史があるお店です。現在も引き出物などに使われています。
「菊焼残月」は、大きさも横幅約14cm、奥行き約11cmあり、皮は割としっかりしています。たっぷりとした餡は、甘さ抑えめ、生姜の香りも少しする、一度は食べてみたいお菓子です。
手作りのため、ゆっくりと時間をかけて作られます。余裕を持って注文すると、引き出物などの購入にも使うことができますよ。
1個入りから3個入りまで、ホームページでは案内されていますよ。
麻布 菊園
住所:千葉県千葉市若葉区若松町360−24
電話番号:043-231-6866
営業時間:9:00~19:00
定休日:水曜
URL:http://kikuzono.com/index.html
宮内庁御用達グルメ⑥:村上開新堂
村上開新堂は、明治7年創業の日本の洋菓子店です。創業以来、焼き菓子とクッキーを手作りで作ってきたお店です。
村上開進堂のクッキーは、クッキー生地の確認をしながら手作りで焼き上げているクッキーです。手でこね合わせた歯ごたえが魅力。
素朴な見た目ですが、様々に工夫された6種類の詰め合わせが缶に入っています。ただし、手作りのために、あまり沢山作れないのが残念です。
現在利用している常連さんの紹介がないと買えないようになっています。登録制での購入が可能。
貴重さも増すクッキーですよ。クッキーが買えた時には、缶を開けた時の喜びには大きいものがあるようです。
村上開新堂(レストラン)
住所:東京都千代田区1番町27
電話番号:03-3261-0367
営業時間:クッキーのお渡し時間:9:00 〜 17:00
定休日:不定休※ホームページ参照
URL:http://www.kaishindo.co.jp/
宮内庁御用達グルメ⑦:御菓子司 塩野
宮内庁御用達の和菓子には、御菓子司 塩野もあります。毎月、月ごとに生菓子12種類、半生干菓子15種類も作っているお店です。
季節の移り変わりを生菓子や干菓子で堪能できますよ。眺めて楽しむことができる、日本らしい和菓子の楽しみ方をしてみませんか。
和菓子は、店舗でいつでも購入できますので、宮内庁御用達の味を味わえます。どら焼きもその美味しさが人気を呼んでいます。
御菓子司 塩野
住所:東京都港区赤坂3丁目11−14 赤坂ベルゴビル1階(5/14~仮店舗営業)
東京都港区赤坂2丁目13番地2号
電話番号:03-3582-1881
営業時間:9:00~19:00、土曜・祝日9:00~17:00
定休日:日曜※尚、節句・大晦日で日曜と重なる日は営業
URL:http://www.siono.jp/index.htm
宮内庁御用達グルメ⑧:塩瀬総本家
660年の歴史を持つ「塩瀬総本家」です。1349年中国の宋で修行を終えた龍山徳見禅師が帰国する際に、一人の中国人が一緒に来朝してきたと言います。
それが「塩瀬総本家」の始祖となった人物、林淨因といった歴史があります。最初に奈良でお饅頭のお店としてスタート。
現在でもお饅頭のふわふわの美味しさ、甘さを抑え、素材にこだわった美味しさに定評があります。職人の技で作った老舗のお饅頭として人気ですよ。
志ほせ饅頭などがオンラインでも購入することができます。
塩瀬総本家 本店
住所:東京都中央区明石町7−14
電話番号:03-6264-2550
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜・祝日
URL:https://www.shiose.co.jp/
宮内庁御用達グルメ⑨:御菓子司 丸万
昭和22年に創業している「丸万」は、自家製餡にこだわった栗饅頭やどら焼きが自慢です。宮内庁御用達として進物に多く使われる栗饅頭とどら焼きです。
栗どら焼きと言っても、黄色の栗の餡になっているのが特徴です。滑らかさと栗の粒感も両方感じることができるのが魅力。
栗饅頭の小豆も北海道産の「白手亡」にこだわって、そこに刻んだ栗を合わせて、日によって変わる餡の状態を見極めて作っています。そんなこだわりの栗饅頭や栗どら焼きをぜひ一度食べてみませんか。
お店の他にも、皇居外苑の楠公レストハウスでも売られています。また問い合わせれば、全国発送もされていますよ。
御菓子司 丸万
住所:東京都港区西新橋1丁目11−1
電話番号:03-3504-3751
営業時間:9:00~20:00、土曜9:00~17:30
定休日:日・祝日
URL:https://itp.ne.jp/info/137760533100000899/lp/1/
宮内庁御用達グルメ⑩:ロック製菓の高級コインチョコレート
宮内庁売店では、表が菊の御紋と鳳凰 、裏が二重橋が型押しされているコインチョコレートが売られています。箱を開けた時に、思わず菊の御紋のチョコレートにテンションが上がるでしょう。
宮内庁売店でしか買えないものです。ロック製菓は、1928年に主にチョコレートを製造する会社として発足。
戦後間もない時期のチョコレートが高級だった当時、かち割りチョコを販売。1955年にコインチョコレートを作っています。
宮内庁売店でしか売られていないオリジナルのコインチョコレートです。動物由来やアルコール由来の成分を添加しないチョコレートを作っている所でもこだわりがありますよ。
宮内庁売店
住所:東京都千代田区千代田1−1
電話番号:03-3213-1111
営業時間:参観日に準ずる
定休日:参観日に準ずる
URL:ロック製菓http://www.cam.hi-ho.ne.jp/coinchocorock/
日本酒やコーヒーも!宮内庁御用達グルメ10選【食品】
宮内庁御用達の中には、お菓子だけでなく日本酒やコーヒーなど日常的な食品も沢山あります。どういったものがあるのかもご紹介します。
宮内庁御用達グルメ①:小黒米店
小黒米店は、精米を宮内庁に納品しているお店です。東京都文京区目白台にある小さなお米店になっています。
お米は、通常のお米ですが、精米する際に、玄米分を多めに残して7分搗きで納品しているそうです。皇室に納めるようになったきっかけは、大膳課主厨長と出会って、米談義に花が咲いたことからと言われています。
ブランド米にこだわらず、良質の標準米への目利き、その時期に美味しいお米を選ぶ目が評価されています。搗き立てのお米を毎日納められているのも、美味しさの秘訣です。
近くの方は買いに行ってみたくなりますよね。
小黒米店
住所:東京都文京区目白台3丁目14−10
電話番号:03-3943-2567
営業時間:9:00~20:30
定休日:日曜・祝日
URL:なし
宮内庁御用達グルメ②:日本盛のつくる「惣花(そうはな)」
日本酒にも宮内庁御用達があります。「日本盛」が宮内庁御用達となっています。
「日本盛」の「惣花(そうはな)」は、明治32年に「皇室御用酒」に選ばれれています。その後、昭和34年の昭和天皇のご成婚の祝いにも使われたお酒です。
「惣花(そうはな)」は、精米歩合55%という贅沢な割合で製造された、希少価値のあるお酒です。特別な酵母も使われていて、低温で3段仕込みで、時間を掛けて作られているのが特徴です。
まろやかできれいな飲み心地で高級感がある日本酒ですよ。嬉しいことに、超特選吟醸酒として、「日本盛」のオンラインショップで購入可能です。
日本盛 本社
住所:兵庫県西宮市用海町4−57
電話番号:0798-32-2501
営業時間:8:30~17:15
定休日:不明
URL:http://www.nihonsakari.co.jp/sohana/index.html
宮内庁御用達グルメ③:コーヒーの珠屋小林商店
「珠屋小林商店」は、昭和12年に東京都中央区京橋で創業して80年の老舗です。コーヒー業界では唯一の宮内庁御用達となっています。
生豆へのこだわり、焙煎、そして焙煎してからの鮮度管理を大事にしています。作り置きしないコーヒー豆を徹底しています。
オンラインショップのページもあって、様々なブレンドコーヒーを購入することが可能。自分の希望でオリジナルのブレンドも作れるお店ですよ。
ホームページからも問い合わせてみましょう。
珠屋小林商店
住所:東京都中央区日本橋小伝馬町16−5
電話番号:03-5847-6770
URL:http://tamaya.coffee/
宮内庁御用達グルメ④:竹老園東家総本店
明治7年に創業した130年以上の歴史を持つ北海道釧路のそば切りの老舗です。多くの皇室が御来店されているお店です。
天皇や皇后両陛下がここで召し上がったそばは、名物の「蘭切りそば」です。卵黄をつなぎにしているそばで、蘭の花を表現しているようなそばで「蘭切りそば」という名前になっています。
卵黄の風味もあり、噛めば噛むほど味わいが出て、甘みも感じることができます。これをお代わりして食べられたという逸話もあるお気に入りのそばですよ。
他にも茶そばなどもあり、いろいろな香りのおそばも味わうことができるお店です。
竹老園東家総本店
住所:北海道釧路市柏木町3番19号
電話番号:0154-41-6291
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜日
URL:http://chikurouen.com/
宮内庁御用達グルメ⑤:手打ちうどん 始祖 清水屋
群馬県の水沢うどんのお店も宮内庁御用達になっています。水沢うどんは400年以上の歴史を持つうどんです。
飛鳥時代に誕生している水沢うどん。その始祖 清水屋の水沢うどんは、薄力粉で作っていますので、なめらかな食感と風味、美しい艶が自慢です。
「手打、冷麺、胡麻だれ」にもこだわり続けています。
ごまだれは「白ごまと出汁とかえし」を使っていて、化学調味料を使っていないのも自慢ですよ。これまで多くの皇室の方々が休憩所として立ち寄って食べられた水沢うどんです。
ぜひ、一度味わってみたいですね。うどんのお取り寄せもFAXで受け付けていますよ。
手打ちうどん 始祖 清水屋
住所:群馬県渋川市伊香保町水沢204
電話番号:0279-72-3020(FAXも兼用)
営業時間:11:00~15:00(L.O14:30)売り切れ次第終了
定休日:木曜日
URL:https://mizusawa-shimizuya.com/
宮内庁御用達グルメ⑥:田島魚問屋
越前がにを皇室に献上しているのが「田島魚問屋」です。毎年1月に納めています。
冬の味覚越前がにの、活きたまま水揚げされたものは最高です。田島魚問屋は、同じ福井県坂井市三国町でかにをはじめとした新鮮な海鮮の「お食事処 田島」も運営しています。
観光で訪れた際は、ぜひこちらのお食事処でも直接食べてみたいですね。リーズナブルにカニ料理を食べられるお店にもなっていますよ。
田島魚問屋
住所:福井県坂井市三国町宿1丁目10-13
電話番号: 0776-82-6462
営業時間:8:30~19:00
定休日:木曜日
URL:http://www.echizenkani.co.jp/
宮内庁御用達グルメ⑦:昆布の松前屋
明治45年に松前屋の前身「松前昆布本舗」を京都に創業しています。天皇から「松前屋」の屋号を頂いているというお店です。
天皇家が東京に移られた後は、京都で高級昆布を売る店として知られるようになっています。北海道道南の最高級昆布にこだわり、熟成と選定にこだわりながら、昆布を作りあげています。
煮炊きの技も職人ならではのものです。様々な昆布があり、詰め合わせや看板商品「とこわか」という昆布などが購入可能。
ホームページで商品は直接買えますので、一度は試してみたいですよね。
松前屋
住所:京都府京都市中京区釜座通丸太町下る桝屋町161
電話番号:075-231-4233
営業時間:9:00~18:00
定休日:日曜・祝日
URL:http://www.matumaeya.jp/
宮内庁御用達グルメ⑧:キッコーマン「御用蔵生」
醤油の「キッコーマン」と言えばおなじみですが、その「キッコーマン」は、**宮内庁に納めるための醤油蔵を千葉県の江戸川沿いに1939年に作っています。そして現在では、2011年にそれを千葉市町田工場内に移築。
キッコーマンの伝統的な醤油製造の技法がこの醤油蔵とともに今も守られています。また、その醤油蔵で作られた貴重な醤油が「御用蔵生」です。
年に一度、毎年12月に限定醸造されたものが一般に販売されています。味は繊細でかつまろやか、芳醇な香りがしますよ。
450mlで1,800円程度する醤油で、3本入りの箱入りなどが販売されます。ネットで販売され、数に限りがありますので、早めの購入がおすすめですよ。
キッコーマン野田工場※工場見学及び御用蔵の見学可能
住所:千葉県野田市野田110
電話番号:04-7123-5136
営業時間:9:00~15:00(要予約)
定休日:毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)、4/22-23(月・火)、ゴールデンウィーク(5/3-6)、お盆(8/13-16)、年末年始(12/27-1/5)※2019年度
URL:https://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/goyogura-nama/index.html
宮内庁御用達グルメ⑨:本田味噌本店
江戸時代天保元年創業で、200年の歴史を持つ「本田味噌本店」も御用達のお店です。宮中のお料理用にと味噌を献上していた歴史を持っています。
明治からは一般にも販売するようになり、京都の味噌として、西の京の味噌「西京味噌」と名付けられるようになっています。「西京白味噌」は、職人の妥協を許さない味噌づくりで、今も美味しさを保ち続けています。
白味噌として、宮中・公家の有職料理や茶事の懐石料理、禅宗の精進料理など、京料理に深く関わってきたのが「西京白味噌」です。JR京都伊勢丹店などに直営店もあり、京都には3店舗ありますよ。
本田味噌本店
住所:京都府京都市上京区室町通一条上ル小島町558
電話番号:075-441-1131
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜
URL:http://www.honda-miso.co.jp/
宮内庁御用達グルメ⑩:山本海苔店
「山本海苔店」も有名ですよね。1849年創業で、明治になって味付海苔の開発をしています。
初めて味付海苔を作った歴史もありますよ。そして、明治天皇が京都へ行かれる際のお土産として献上したと言われているのが「山本海苔店」の海苔です。
それ以降、宮内庁御用達のお店です。缶入りの商品が沢山あり、ネットでも贈答用などに購入できておすすめです。
「梅の花」という山本海苔店を代表する海苔や本店の日本橋限定の逸品の海苔もありますので、選んでみてはいかがでしょうか。
山本海苔店 本店
住所:東京都中央区日本橋室町1丁目6−3
電話番号:9:30~18:00
営業時間:年中無休(元日除く)
定休日:03-3241-0290
URL:http://www.yamamoto-noriten.co.jp/
傘やネクタイ!宮内庁御用達の商品10選【日用品/工芸品】
宮内庁御用達には、食品以外にも日用品や工芸品など、様々なものがあります。伝統に基づく、日本の技術が詰まった御用達の商品を見ていきませんか。
宮内庁御用達の商品①:帽子のAkio Hirata
皇室と言えば、帽子が印象的ですが、平田暁夫さんが美智子様の帽子を作ったと言われています。その娘さんの石田欧子さんも皇后さまの帽子をデザインしています。
縫い目のない美しい帽子が特徴で、様々なこだわりがある帽子です。ブランド名は、Akio Hirataで、Boutique Salon CoCo本店で帽子が取り扱われていますよ。
他にも東京にはAkio Hirata直営店が松屋銀座や日本橋三越、そのほかにも取扱店があります。実際に行って見てみたいですね。
ネットでもAkio Hirataで探してみると購入することができますよ。
Boutique Salon CoCo本店
住所:東京都港区西麻布4丁目8−1
電話番号:03-3406-3681
営業時間:10:00~18:00
定休日:第1・3土曜、日曜、祝祭日
URL:https://hiratatelier.com//index.html
宮内庁御用達の商品②:傘の前原光榮商店
1本1本手作りの傘を目指しているのが「前原光榮商店」です。生地を織るから始まり、傘の骨を組んで手元を作って、生地を裁断縫製するという工程を一つずつ手作りで行っています。
それぞれの分野の職人の技が作り上げる傘です。ぜひ、自分で手に取って選んで、一生もののとして使ってみたいですね。
丈夫な品質はもちろん、傘を広げた時のフォルムにもこだわっている傘です。そんなこだわりの傘を1本は持ってみたいですね。
オンラインショップがありますので、のぞいてみませんか。
前原光榮商店
住所:東京都台東区三筋2丁目14−5
電話番号:03-3863-4617
営業時間:10:00~12:00、13:00~17:00
定休日:月日祝
URL:http://maehara.co.jp/
宮内庁御用達の商品③:ネクタイの銀座 田屋(たや)
1905年に創業で「ネクタイの田屋」として有名なお店です。最初は西洋小間物商として、銀座でスタート。
最初は、舶来品を扱っていましたが、いち早く国産ネクタイを製造。現在では、ネクタイを始め、シャツ、ジャケットなどを、自社工房で織られた生地をもとに作っています。
田屋織物工房を持ち、大量生産ではない作り方が魅力となっています。オリジナリティがあり、クオリティが高いネクタイをはじめ、沢山の商品が揃っていますよ。
贈り物や記念のネクタイ選びなどを多数の商品から選んでみませんか。オンラインで購入することも可能ですよ。
田屋 銀座本店
住所:東京都中央区銀座4丁目6−17
電話番号:03-3563-3431
営業時間:10:00-19:30
定休日:元旦のみ
URL:https://www.ginza-taya.co.jp/shop/default.aspx
宮内庁御用達の商品④:食器の深川製磁
有田焼窯元の「深川製磁」は、新しく皇太子が新天皇に即位される2019年もその儀式に使われる食器となっています。1894年に香蘭社の次男によって創設されたのが「深川磁器」です。
パリ万国博覧会にも出品し、賞を得ています。明治43年から宮内庁御用達としても使われています。
深川ブルーと呼ばれ、「深川製磁」のブルーは世界でも知られる魅力的なものとなっています。また、伝統のある「深川製磁」ですが、モダンなものも最近ではいろいろ作られていますよ。
少しずつでも揃えてみるのもいいのでしょう。公式ショッピングサイトもありますよ。
深川製磁 本店
住所:佐賀県西松浦郡有田町幸平1丁目1−8
電話番号:0955-42-5215
営業時間:9:00~17:00
定休日:年末年始のみ(12月30日~1月2日)
URL:https://www.fukagawa-seiji.co.jp/
宮内庁御用達の商品⑤:大塚製靴
大塚製靴は、1872年創業。明治時代に西洋靴を日本人に浸透させたとも言われている靴店です。
皇室御用達として、皇族の方々向けに靴を製作している老舗です。歴史に基づく技術を元に、新しいトレンドの靴も開発。
ビジネスシーンからオフタイムまでの靴がありますよ。多くの自社ブランドも開発しています。
Otsukaシリーズの靴もおすすめです。公式のオンラインショップもありますので、手に入れやすいのも魅力です。
大塚製靴 直営ショップ シューマニュファクチャーズ[オーツカ]
住所:東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズウエストウォーク 4F
電話番号:03-3497-1872
営業時間:11:00~21:00
定休日:六本木ヒルズに準ずる
URL:http://www.otsuka-shoe.com/
宮内庁御用達の商品⑥:漆器 山田平安堂
老舗漆器専門店に「山田平安堂」があります。1919年創業したという歴史のあるお店です。
宮内庁御用達の店として、伝統を守りつつ、新しいライフスタイルにも合った漆器を提案。漆器の美しさは日本が誇るものもとして使い続けていきたいですね。
「山田平安堂」の漆器では、めし碗のススメもやっていて、木製のめし碗も多く作っています。「継承工房」の匠の技の高級な漆器から、お祝いにもおすすめものなど沢山のシリーズがあります。
オンラインショップもあり、予算別で選べるのもいいですよ。お祝いやギフトとして使うのにも漆器はいいですよね。
山田平安堂 代官山本店
住所:東京都渋谷区猿楽町18-12 ヒルサイドテラスG棟
電話番号:03-3464-5541
営業時間:平日10:30~19:00、日曜・祝日10:30~18:30
定休日:無休(但し、年末年始・盆休みあり)
URL:http://www.heiando.com/
宮内庁御用達の商品⑦:銀製品 宮本商行
銀製品のカトラリーで、宮内庁御用達となっているのが「宮本商行」です。様々な銀製品を数多く扱っています。
1880年の明治13年に創業以来、日本だけでなく海外でも愛されてきた「宮本商行」の銀製品です。精巧な加工技術を誇るお店です。
迎賓館での晩餐会でも使われ、国賓の方への接待に使われてきたカトラリーですよ。銀の輝きの美しさがその魅力を物語っています。
大人向けから子ども向けまで揃っていますので、プレゼントや何かの記念にぜひ揃えてみたいですね。グラスや茶器などもあります。
一生ものにもいいでしょう。オンラインショップもありますので見てみませんか。
宮本商行 銀座本店
住所:東京都中央区銀座1−9−7 陽栄銀座第2ビル1F
電話番号:03-3538-3511
営業時間:10:30~18:30
定休日:日曜、祝日
URL:https://www.miyamoto-shoko.com/
宮内庁御用達の商品⑧:箸の市原平兵衞商店
創業なんと1764年の京都のお箸専門店です。現在まで御用達のお箸として利用されているお店です。
皇室の方々の食事用や茶懐石などの場面、料理に使うなどの様々な箸が「市原平兵衞商店」には揃っています。店内には、約400種類以上の箸が並んでいますよ。
箸にこんなに種類があるのかと驚かされるでしょう。使う用途に合わせ、自分の好みに合わせた箸を選んでみませんか。
厳選された竹材から黒檀、紫檀など木の材質なこだわりや塗り、箸の形状など、様々な箸を選ぶことができます。日常的に使う箸に少し贅沢な箸を買ってみるのもいいかもしれませんね。
京都に観光に行った際には、寄ってみませんか。ホームページ掲載の商品は電話でなら注文できますよ。
市原平兵衞商店
住所:京都府京都市下京区小石町118−1
電話番号:075-341-3831
営業時間:平日10:00~18:30、日・祝11:00~18:00
定休日:1/1/・1/2・1/3・不定休
URL:https://ichiharaheibei.com/
宮内庁御用達の商品⑨:藍九谷の妙泉陶房 山本長左
「藍九谷」とは、17世紀に佐賀県の伊万里で焼かれていたものです。九谷焼のような図柄や雰囲気がありますが、本来は九谷焼とは関係のないものです。
これを宮内庁より依頼を受けて、1990年に再現しているのが九谷焼作家山本長佐さんです。天皇、皇后両陛下の御紋入の器を製作しています。
その後も様々な儀式やお祝いなどで使われる器を製作。「藍九谷」の藍色のきれいな美しさ、そして繊細でかつ濃淡のある染付を味わえるのが魅力です。
飾りたくなる「藍九谷」です。自分でも持ってみたくなりますね。ネットで扱っているお店を探すといいでしょう。
妙泉陶房 山本長左
住所:石川県加賀市伊切町ワ163−1
電話番号:0761-74-5437
URL:なし
宮内庁御用達の商品⑩:高級鞄専門店 銀座タニザワ
「鞄」という字を考案したのが初代の谷澤氏と言われています。1951年にアメリカの官房長官が来日した際のブリーフケースからヒントを得て作られたのが「ダレスバッグ」です。
医者や弁護士や昔の映画などでよく見る大きく開閉する大きなバッグが「ダレスバッグ」です。機能性があり、「ドクターズバッグ」や「ロイヤーズバッグ」とも呼ばれていますよ。
本格的な手縫いの「ダレスバッグ」が手に入るのがここ「銀座タニザワ」です。明治以来の歴史を持つ、高級鞄専門店となっているお店で購入してみませんか。
高級ですが、一生ものになる丈夫で機能的なバッグです。きっと大切にしたくなるバッグになりますよね。
銀座タニザワ
住所:東京都中央区銀座1丁目7−6タニザワビル
電話番号:03-3567-7551
営業時間:平日10:30~19:30、土曜・日曜・祝祭日11:00~19:00
定休日:なし、年末年始 1月1日のみ休
URL:http://ginza-tanizawa.jp/
宮内庁御用達は歴史と技術へのこだわりが特徴!
宮内庁御用達のお菓子や食品、日用品や工芸品などをご紹介しました。どれも歴史があり、こだわりを持ちながら作り続けてこられたものが沢山です。
そこには匠の技術が生かされたものがあり、大事にしていきたいものがいっぱいあります。高級なものもありますが、私たちが買えるものも色々あります。
実際に手にすることによって、その本質的な良さを知って、日本の伝統や技術を絶やさないようにしていきたいですね。