宮城の牡蠣が美味しい理由とは?
日本で三大牡蠣の産地の一端を担うだけあり、食感や味も絶賛する人も多い宮城県の牡蠣。
そこで気になるのが「なぜ宮城の牡蠣は旨いの?」でしょう。
牡蠣好きであるなら、絶対に気になるその理由を今回は探っていきます。
宮城の牡蠣の歴史
【西暦1600年代】
「内海庄左衛門」が宮城県の松島湾内にある野々島周辺に付着した大量の牡蠣を発見。
この牡蠣採取すると同時に牡蠣の天然稚貝を収集し,海面へ適当に分散しつつ育成始めたのが牡蠣養殖の起源とされています。
【西暦1800年前半】
それまでは天然牡蠣のみを獲っていましたがすぐに底が尽きかけます。
そこで人々は貞山運河入口に大量発生の天然稚貝を収集し,適地へ移植や保護するようになります。
一方で、災害や伐採などで海中に沈んだ流木に、数年の時間をかけて牡蠣が付着していた結果から,松の木を一旦海中に沈め稚貝を付着させ、その翌年適した場所へ移動させた後数年で採取するようになります。
【西暦1800年後半】
広島県から技術員を招き、養殖技術の導入を試みましたが根付きませんでした。
そして塩釜市に「宮城県水産試験場」が設立の後に「牡蠣養殖試験」が本格化します。
やがて「す立て棒刺棚」を開発し,この方法を元に松島湾での牡蠣養殖が発展します。
【西暦1900年代前半】
神奈川県で「垂下式養殖法」が開発され全国に普及されます。
1924年に種ガキ採苗にカキ殻を用いた「垂下式採苗法」が開発,これを機に世界各地へ種ガキを輸出する結果に至ります。
また1930年に水深が深い場所で有効な「筏式養殖法」や、1952年頃に「延縄式垂下養殖法」などの養殖方法が開発されたことによって宮城県の牡蠣養殖の基盤が構築され、現在に至っています。
宮城の牡蠣が育つ環境
北から千島海流(寒流・親潮)、そして南から日本海流(暖流・黒潮)が流れ込む三陸沖。
宮城県沖~三陸沖間の海域が潮境になるため、マグロやサバなどの暖海性で回遊性の魚もちろん、サンマやタラなどの寒海性の魚も密集する、世界的に有名な漁場のひとつです。
宮城県沖~三陸沖間の大陸棚は、範囲が狭いものの海水中に隠れている岩や砂礫質の浜が続くため、アワビやコンブ、ウニやナマコなどの生育にも恵まれた環境なのです。
宮城の牡蠣の収穫方法
毎年10月-11月を迎えると、牡蠣の旬を告げると共に牡蠣の収穫が始まります。
「延縄式垂下養殖法」での養殖牡蠣の場合、垂下連は9mになり、かなり大きく牡蠣も成育しています。
とてもじゃないですがそのような状態の垂下連を、人の手での引き上げは不可能です。
そこで船に約10mもの長い支柱を立てた上に、ウィンチを用いて巻き上げ牡蠣を収穫します。
宮城の牡蠣が美味しい時期はいつ?
宮城県内で多く養殖される牡蠣(真牡蠣)の旬は、冬季11月〜2月です。
その時期の牡蠣は「生食用」として日本全国広く流通されています。
三陸産牡蠣(真牡蠣)の生産量は宮城県が日本一なのです。
「南三陸地域」も牡蠣(真牡蠣)の生産地として有名です。
三陸産牡蠣(真牡蠣)の特徴は、その「濃厚な味」とまさに「海のミルクのようなクリーミーさ」。
「あっさり味」の広島県産と比較すると、さらによく解る味の濃厚さで知られています。
宮城の牡蠣の美味しい食べ方とは?
【剥き身の牡蠣を生食する場合】
もちろん「生食用の牡蠣」であることが必須です。
予め大根おろしを作っておき、ボールなどの容器に入れます。
その中に牡蠣を入れ静かに掻き混ぜ、その後に流水でよく洗います。
【殻付きの牡蠣の場合】
殻付きの牡蠣、ということは獲れたての牡蠣の可能性がかなり高いでしょう。
本来であれば、牡蠣殻に入った産地の海水を含ませたまま食べるのが一番おいしい食べ方です。
スーパーなどで殻付きの牡蠣が手に入った場合は、網の上での焼き牡蠣が一番でしょう。
【牡蠣を加熱する場合】
牡蠣をザルに入れ、塩水の中に漬けながらザルごと振り洗いします。
【牡蠣に加熱する場合:洋食に使う場合】
牛乳に3-4分程牡蠣を浸すことで牡蠣独特の臭みが消え、かなり食べやすくなります。
火が通り過ぎると、牡蠣の身は固くなる上に旨味も外に出てしまい、せっかくの牡蠣が台無しになります。
加熱したことでふっくらと膨らんだら、それは牡蠣の食べ頃です。
宮城の美味しい牡蠣を食べられる「牡蠣小屋」とは?
ここ数年、それぞれの牡蠣の産地で冬の風物詩のひとつといわれる「牡蠣小屋」。
BBQのように炭火の上に網を置き、焼きながら牡蠣を中心に新鮮な魚介類等を楽しむスタイルの食事処です。
簡素なプレハブ造りや、いきなり空地にテントを張った上でビニールシートで覆った店舗形態も多く実に様々です。
やや食のアトラクションっぽい雰囲気もある海鮮魚介エンタメ的なグルメスポット、それが牡蠣小屋なのですよ。
もちろんその牡蠣小屋は宮城県にも点在しています。
牡蠣小屋によっては、ディナータイムはメニューも増える上にお酒も提供するお店もあるので、ゆっくりと牡蠣を楽しむ事ができます。
「牡蠣小屋」は、牡蠣はもちろん、宮城県の地産地消の海鮮をガッツリ楽しみたい時に最適な海鮮専門店の営業形態なのです。
宮城の牡蠣を味わえるカキ小屋&料理店15選!
宮城県では、次の3か所が牡蠣の産地として特に有名です。
●宮城県宮城郡松島町松島
400年以上の昔から牡蠣養殖の歴史がある松島。
松島産の牡蠣は、身が締まっているのが特徴です。
●宮城県石巻市
宮城県内でも、随一の生産量を誇る牡蠣の産地でもある石巻。
特に万石浦や牡鹿半島、雄勝等が知られています。
●宮城県気仙沼市
生産量はそれこそ多くはありません。
しかし高品質の牡蠣を産出することで、近年産地としての知名度が上がっています。
それぞれの牡蠣の産地を筆頭に、宮城県内には様々な牡蠣小屋や牡蠣専門店が点在しています。
以下はそのおすすめしたい牡蠣小屋や牡蠣専門店の一部です。
- 焼がきハウス
- げんぞう
- 洗心庵
- かき小屋(松島観光協会)
- かき松島こうは 松島海岸駅前2号店
- かき小屋渡波
- 大もりや
- 石巻かき小屋
- 復興かき小屋 唐桑番屋
- 塩釜 かき小屋本店
- 利府町浜田漁港 カキ焼処
- かき小屋 仙台港
- かき小屋・飛梅 仙台駅前店
- 杜のかき小屋
- かきやNO海鮮丼ぶりや ととびすと
続いて、それぞれその牡蠣小屋や牡蠣専門店を詳しくみていきます。
宮城の牡蠣が楽しめるお店①:【松島】焼がきハウス
「松島さかな市場」の駐車場敷地内に常設、一見黒いプレハブっぽい小屋が「焼きかきハウス」。
JR仙石線松島海岸駅下車徒歩約12分の場所にある、牡蠣をはじめとした海鮮に特化したグルメスポットです。
「松島さかな市場」内にある「牡蠣専門の飲食スペース」といった位置づけであり、とにかく「焼き牡蠣ハウス」の店名の如く「焼き牡蠣」をはじめとした、牡蠣を使った豊富にある様々なメニューが特徴です。
特に45分間の「焼がき食べ放題」が牡蠣小屋「焼きかきハウス」有名で、これを求めて遠方から訪れる人も多いとか。
1年中牡蠣が堪能できるとのことですが、やはり旬の時期の牡蠣は別格です。
牡蠣小屋「焼きかきハウス」は、2人以上のグループ向きと思われがちですが、おひとり人様もOKですよ。
焼がきハウス
住所:〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字普賢堂4-10
電話番号:022-353-2318
営業時間:8:30-16:00
定休日:年中無休
URL:公式サイト
宮城の牡蠣が楽しめるお店②:【松島】松島かき殻焼き げんぞう
JR仙石線松島海岸駅下車して徒歩約8分、松島公園グリーン広場内にある「松島かき殻焼き げんぞう」。
焼き牡蠣を筆頭に牡蠣フライやホタテ貝焼き、仙台名物の牛タン串焼きなど、仙台や松島のワンハンドグルメアイテムを提供しています。
テイクアウト専門ですが、周辺にベンチや簡易テーブルがあるのでその場ですぐに楽しめます。
そもそも店名の「げんぞう」の由来とは「写真の現像」から、だとか。
お店の運営母体は、宮城県の松島海岸観光客の様々な「松島観光記念写真」を撮り続けた観光写真屋さん。
宮城県の松島の絶景と松島のグルメを一緒に「げんぞう」すべく、今も牡蠣をはじめとした様々なグルメアイテムを提供しています。
松島かき殻焼き げんぞう
住所:〒981-0213 宮城県宮城郡松島町 松島町内110 松島公園グリーン広場中
電話番号:022-354-0810
営業時間:10:00-17:00
定休日:不定休
URL:公式サイト
宮城の牡蠣が楽しめるお店③:【松島】洗心庵
一見「何処に牡蠣っぽさがあるの?」と見まごう、お店の外観。
お土産などの物販スペース併設の、一見上品な甘味処のイメージがある「洗心庵」。
確かに和スイーツや、ちょっとした食事ができるお店であるのは間違いないです。
しかし、牡蠣の季節になると一気に牡蠣メニューが増える、隠れたグルメスポットだったりします。
その「洗心庵」はJR仙石線松島海岸駅下車して徒歩約6分、紅葉の名所で知られる「円通院」の傍に「洗心庵」があります。
牡蠣の様々な食べ方が堪能できる「かき三昧」や、「カキ鍋」「かきフライ」「焼きかき」…、牡蠣好きであれば、「円通院」観光の折に「洗心庵」に訪れてみてはいかがでしょう?
洗心庵
住所:〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島町内67
電話番号:022-354-3205
営業時間:10:00-16:00
定休日:不定休
URL:公式サイト
宮城の牡蠣が楽しめるお店④:【松島】かき小屋(松島観光協会)
松島観光協会が運営している「かき小屋」は、JR仙石線松島海岸駅から車で約5分の場所にあるグルメスポットです。
季節限定で営業している「牡蠣小屋」です。
ちなみに2018-2019年の営業期間は、2018年10月25日-2019年3月10日でした。
その「かき小屋」のメニューも以下の通り殻付き牡蠣の食べ放題2種類のみのシンプルさ。
ちなみにAコースのみ予約必須です。
Aコース:大人3200円 50分間の牡蠣食べ放題+牡蠣飯セット(牡蠣ごはん+牡蠣汁)
Bコース:大人2200円 40分間の牡蠣食べ放題
また「かき小屋(松島観光協会)」の牡蠣食べ放題スタイルは「焼き牡蠣」です。
古くからある「牡蠣小屋」でもあるので、「牡蠣小屋」といえば「かき小屋(松島観光協会)」をイメージする人も多いのではないでしょうか?
女性おひとり様でも利用している人も多いので、牡蠣好きの人はぜひ!
かき小屋(松島観光協会)
住所:〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字東浜12-1
電話番号:0120-733-530
営業時間:営業期間中は10:00-16:00
定休日:営業期間中は年末年始のみ または4月-10月の期間
URL:公式サイト
宮城の牡蠣が楽しめるお店⑤:【松島】かき松島こうは 松島海岸駅前2号店
JR仙石線松島海岸駅下車駅前直ぐにある「かき松島こうは 松島海岸駅前2号店」。
松島海岸駅周辺に2店舗、仙台駅前に1店舗構える「かき松島こうは 」の店舗のひとつであり、牡蠣を使った様々な料理を提供している「牡蠣専門店」です。
「松島海岸駅前2号店」は2階建ての店舗構成であり、1Fと2Fとで扱う牡蠣メニューも違います。
1F:牡蠣フライバーガー、牡蠣ひつまぶし、生牡蠣や焼き牡蠣など
2F:牡蠣のコース料理(予約必須)
この2Fで扱っているメニューが、「オイスターエクスプレス(牡蠣のコース料理)」と「オイスタープレミアムランチ&ディナー(牡蠣づくし)」です。
「かき松島こうは 松島海岸駅前2号店」がv「オイスターバー」**とされる理由がここにあります。
また「牡蠣フライバーガー」でも有名なので、フラッと立ち寄って牡蠣を使ったランチを楽しむ?2F利用を予約してがっつり牡蠣を堪能する?など、松島で牡蠣を楽しむ際のお店の選択肢として使えるグルメスポットです。
かき松島こうは 松島海岸駅前2号店
住所:〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字浪打浜10-14
電話番号:022-353-3588
営業時間:12:00-15:00 [火・水・木]11:30-15:00
定休日:不定休
URL:公式サイト
宮城の牡蠣が楽しめるお店⑥:【石巻】かき小屋渡波
JR石巻線渡波駅下車徒歩で10分の場所にお店を構える「かき小屋渡波」。
万石浦産の牡蠣の拘る、牡蠣専門に特化した「牡蠣小屋」です。
「炭焼き牡蠣」「蒸し牡蠣」「生牡蠣」「牡蠣ごはん」などの牡蠣メニューを提供、他のメニューは白ごはんと味噌汁、そしてアルコール類や各種ドリンクのみです。
もちろん、すべて万石浦産の牡蠣を使用しています。
宮城県石巻市内だけでも何か所か牡蠣の漁場があるという好例です。
石巻市内でこだわりの牡蠣を堪能したい時に、おすすめしたいグルメスポットです。
ちなみに「渡波」は「わたのは」と読み、宮城県石巻市内に渡波は有ります。
また別途紹介している「かき小屋仙台港」とは姉妹店です。
かき小屋渡波
住所:〒986-2135 宮城県石巻市渡波 字祝田75-5
電話番号:0225-24-5640
営業時間:11:00-15:00
定休日:水曜日
URL:公式サイト
宮城の牡蠣が楽しめるお店⑦:【石巻】大もりや
一見、接待にでも使えそうな料亭風格がある「大もりや」。
それもそのはず、創業125年以上を迎える老舗であり、JR石巻線石巻駅下車徒歩2分という立地にある定食がメインの食事処です。
今回紹介する牡蠣小屋や牡蠣料理を提供するお店では、この宮城県石巻にあるこの食事処はおそらく「牡蠣率が低い」が最も低いでしょう。
しかし、定食や丼、うどんやそばなどのメニューがかなり豊富に扱っており、地元に愛されている食事処であることがわかります。
しかしそれでも牡蠣丼や牡蠣玉そば、牡蠣鍋うどんや牡蠣フライなど定番の牡蠣メニューはしっかり提供しています。
しかも使用している牡蠣は石巻産!
明らかに牡蠣とは縁が無さそうな食事処でも、実はしっかり地産の牡蠣を使ったメニューを提供しているという力強さを感じるグルメスポットです。
しっかりした味の定食や丼、うどんやそばが食べたい時におすすめです。
大もりや
住所:〒986-0826 宮城県石巻市殻町12−25
電話番号:0225-22-4117
営業時間:11:00-15:00 17:00-20:00
定休日:不定休
URL:公式サイト
宮城の牡蠣が楽しめるお店⑧:【石巻】牡蠣小屋 牡蠣蔵KOO
オーストラリア式で養殖した牡蠣を中心に、様々な海鮮類が楽しめる「牡蠣小屋 牡蠣蔵KOO」。
特に蒸し牡蠣は、殻付き牡蠣をセルフで焼いた上で殻を開けそのまま食べる体験が可能なので、家族連れでも楽しめます
なんと1kgもの殻付き牡蠣を慎重丁寧に焼きつつ、ワイワイ騒ぎながら食べたり、食べ放題オーダーすることで「牡蠣を極限まで頬張る」も可能なのです。
特におすすめしたいメニューは「牡蠣小屋 牡蠣蔵KOO」のウリでもある「生牡蠣」です。
プレミアムな生牡蠣でもある「浦助」の名前がある生牡蠣は、口の中で噛まないままに蕩けるようなかなり微細です。
他には、蒸し牡蠣や牡蠣のアヒージョそして牡蠣フライなど、様々な方法で調理された牡蠣料理が堪能できます。
その「牡蠣小屋 牡蠣蔵KOO」はJR石巻線沢田駅下車、徒歩2分の場所にあります。
牡蠣小屋 牡蠣蔵KOO
住所:〒986-2102 宮城県石巻市沢田字沢田23
電話番号:080-3140-3939
営業時間:12:00-15:00
定休日:月曜-金曜
URL:https://koo-oyster-supplier.business.site/
宮城の牡蠣が楽しめるお店⑨:【気仙沼】復興かき小屋 唐桑番屋
宮城県気仙沼市唐桑町の牡蠣業者が共同で立ち上げた「復興かき小屋 唐桑番屋」。
ドラゴンレール大船渡線気仙沼駅から車で約25分という、おそらく車かタクシー以外に手段が見つからない立地にある「牡蠣小屋」です。
逆をいえば、車移動ができる人であれば是非おすすめします。
「唐桑番屋の牡蠣は本当に旨い!」というレビューが非常に多く、さすが唐桑町の牡蠣業者のこだわりが感じられる是非おすすめしたいグルメスポットなのです。
ちなみに「復興かき小屋 唐桑番屋」での牡蠣のスタイルは「漁師流蒸し焼き」という名前の「蒸し焼き」です。
その上、下記メニューのようにかなり激安であることもポイントのひとつです。
・みっくすセット:帆立2枚+牡蠣10個 1,500円
・唐桑牡蠣セット:唐桑牡蠣15個 1,500円
宮城県気仙沼の底力が感じることができるグルメスポットなのです。
復興かき小屋 唐桑番屋
住所:〒988-0571 宮城県気仙沼市唐桑町鮪立214-6
電話番号:090-3254-9998
営業時間:土日祝日 11:00-15:00
定休日:基本的に平日 ※10人以上のグループで営業対応可能
URL:公式FaceBook
宮城の牡蠣が楽しめるお店⑩:【塩釜】塩釜 かき小屋本店
JR仙石線東塩釜駅下車、松島方面へ徒歩5分の場所にある「塩釜 かき小屋本店」。
なんと1年中焼き牡蠣が楽しめる、牡蠣と牛タンの専門店です。
つまり、焼き牡蠣と仙台名物の牛タンが同時に楽しめる、これもまた希少なグルメスポットなのです。
かなり贅沢ですよね?
「45分浜焼き牡蠣食べ放題」が一番のウリのメニューですが、2人前以上が必須条件なので注意が必要です。
ちなみに、食べ放題+ご飯+牡蠣汁+漬物のセットでお1人につき2,970円になります。
食べ放題に牛タンはさすがに重いですが、単品であれば牡蠣+牛タンでのオーダーも可能です。
また平日のみランチメニューも提供しており、観光客は元より地元の人にも愛されていることがわかります。
塩釜にも牡蠣小屋がちゃんと存在しているのです。
塩釜 かき小屋本店
住所:〒985-0001 宮城県塩竈市新浜町1丁目5-13
電話番号:022-364-7022
営業時間:11:00-15:00
定休日:年末年始
URL:公式サイト
宮城の牡蠣が楽しめるお店⑪:【陸前浜田】利府町浜田漁港 カキ焼処
JR仙石線陸前浜田駅下車、徒歩約7分の立地にある「浜田かき生産組合」。
その「浜田かき生産組合」内に「利府町浜田漁港カキ焼処」があります。
メニューは焼き牡蠣とアルコール+ドリンクのみ。
しかも焼き牡蠣は「10個:1,000円」と「30分食べ放題:2,000円」の2つのみです。
アルコールやドリンク片手に、ひたすら牡蠣を楽しみたい人に絶賛おすすめの「浜田漁港カキ焼処」。
ちなみに、このお店の焼き牡蠣は「蒸し焼き」スタイルです。
「利府町浜田漁港カキ焼処」が気になる人は公式サイトまたは電話にて予約の有無や営業期間などの詳細確認を推奨します。
牡蠣小屋は、松島や石巻、気仙沼の他にもちゃんとあるのです。
利府町浜田漁港 カキ焼処
住所:〒981-0101 宮城県宮城郡利府町赤沼字, 浜田 118
電話番号:022-365-3515
営業時間:※直接お問い合わせください
定休日:※直接お問い合わせください
URL:[公式サイト](http://www.rifukankoukyoukai.com/hmadakaki.html)
宮城の牡蠣が楽しめるお店⑫:【仙台市】かき小屋 仙台港
「かき小屋・飛梅」と混同してしまいがちな店名ですが「かき小屋 仙台港」は、居酒屋ではなく営業形態は「牡蠣小屋」です。
「頑丈で巨大なビニールハウス」な店舗形態ですが、逆にテンションが上がる「牡蠣小屋」でもあります。
何といっても「かき小屋 仙台港」の一番の特徴は「時間無制限の焼き牡蠣食べ放題」メニューがある点でしょう。
食べ放題は「焼き牡蠣」のみですが、牡蠣好きな人であれば充分過ぎますね。
一方で一皿毎に注文も可能なので、好きなスタイルで焼き牡蠣を楽しむ事もできます。
基本的には宮城県産の牡蠣を提供ですが、夏は岩牡蠣や北海道産の牡蠣を扱う場合もあるものの、1年中牡蠣が楽しめる希少なグルメスポットでもあります。
ただ、現在は予約は受け付けていないので、利用の際は事前確認が必要です。
かき小屋 仙台港
住所:〒983-0013 宮城県仙台市宮城野区中野4丁目2-20
電話番号:022-254-5640
営業時間:10:00-16:00
定休日:年末年始
URL:公式サイト
宮城の牡蠣が楽しめるお店⑬:【仙台市】かき小屋・飛梅 仙台駅前店
JR東北線仙台駅西口下車徒歩3分という、利便性が良い場所にある菊水ビル2Fに入っている「かき小屋・飛梅 仙台駅前店」。
「かき小屋」とありますが、場所柄「牡蠣小屋」をコンセプトにした海鮮居酒屋です。
仙台駅前にありながら石巻産の牡蠣使用が特徴で、生牡蠣、焼き牡蠣、牡蠣ごはん、牡蠣フライ、牡蠣雑炊等の牡蠣メニューが楽しめます。
もちろん牡蠣以外の海鮮メニューやアルコールも多く扱っており、特に宮城県を含む東北の地酒も取り扱っています。
「乾坤一」「浦霞」「伯楽星」などの地酒もあるので、牡蠣や海鮮メニューと合わせて楽しむのも良いかもしれません。
かき小屋・飛梅 仙台駅前店
住所:〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央1丁目6−39
電話番号:022-224-2240
営業時間:11:00-14:00 16:00-24:00
定休日:無休
URL:公式サイト
宮城の牡蠣が楽しめるお店⑭:【仙台市】杜の市場
まず「杜の市場」とは「市場」とある様に、仙台市中央卸売市場近くにある「市場型商業施設」です。
その「杜の市場」は、地下鉄東西線六丁の目駅下車徒歩約20分、車でなら約6分の立地にあります。
1フロアに約30近くの様々なお店が連なっており、もちろん飲食店も点在しており牡蠣メニューが楽しめるお店としては以下の2店舗が該当します。
-片倉商店:生牡蠣、牡蠣卵とじ丼、牡蠣汁、牡蠣ごはん、その他海鮮メニュー
-うみ丸君:焼き牡蠣、牡蠣フライ、その他海鮮メニュー
他に牡蠣を販売しているお店もあり、牡蠣を楽しんだ後に発送する事も可能です。
また「杜の市場」なので、宮城の様々な食材やお土産も手に入ります。
杜の市場
住所:〒984-0015 宮城県仙台市若林区卸町5丁目2-6
電話番号:022-762-5701
営業時間:9:00-19:00 ※店舗によって違う
定休日:元旦のみ
URL:公式サイト
宮城の牡蠣が楽しめるお店⑮:【仙台市】ととびすと
三陸産の牡蠣と三陸産の様々な海鮮類が楽しめる「ととびすと」。
仙台市地下鉄勾当台公園駅下車、徒歩5分の立地にある「海鮮居酒屋」です。
カウンター9席のみの狭いお店ながら、逆におひとり様でも気軽に「チョイ飲み」できる空間として地元の人に使われているグルメスポットです。
蒸し焼き牡蠣はもちろん、柔らか煮やオリーブオイル漬け、牡蠣フライなど牡蠣メニューは、牡蠣好きならスルーできないでしょう。
また、宮城や仙台の地酒も揃えており「乾坤一」や、それこそ牡蠣に合うとされる「栗駒山」「仙台森乃菊川」などの銘柄も用意されているとか。
海鮮好きだけではなく地酒好きにもおすすめできる、希少なお店ともいえます。
ととびすと
住所:〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町4丁目5-17
電話番号:022-217-6880
営業時間:11:30-15:00 17:00-22:00
定休日:水曜日
URL:公式サイト
宮城の牡蠣祭りに参加してみよう!
これだけ「牡蠣押し」が強い宮城県であれば、「牡蠣祭り」も開催されるというのは自然の流れでしょう。そこで、宮城県内で開催される「牡蠣祭り」はどれだけあるのか、一部ですが調べてみました。
以下は2018年-2019年にかけて宮城県内各地で開催された牡蠣祭りです。
2019年-2020年に開催される牡蠣祭りについては変更される可能性があるので、牡蠣の時期(11月~)に突入する前に確認する必要があります。
【2018年11月に開催される牡蠣祭り】
-11月10~11日 :やっぱり女川ハマテラス
「女川ハマテラス」とは女川の海を望む景観をバックに、女川の「地元市場」として「食べる」「触れる」がガッツリ堪能できる、解放的多目的な使い方ができる観光物産施設です。
その女川ハマテラスで定期的に行われているイベントに「やっぱり女川ハマテラス」があり、牡蠣のシーズンを告げるイベントもでもあります。
主催者:女川ハマテラス(シーパルピア女川)
電話番号:0225-24-8118
URL:告知ページ
-11月11日 :第33回リアス牡蠣まつり唐桑
第33回目の恒例イベントとして既に多くの人に認識されている「リアス牡蠣まつり唐桑」。
唐桑とは、宮城県気仙沼市内にある街のひとつ「唐桑町」のことであり、気仙沼市内でも牡蠣の産地として有名です。
牡蠣の季節を告げる「牡蠣祭り」イベントのひとつであり焼き牡蠣が振る舞われ、唐桑産の牡蠣や海産物などの地場産品の販売、祝餅まき、郷土芸能などのパフォーマンスも有ります。
主催者:リアス牡蠣まつり唐桑実行委員会
電話番号:TEL 0226-32-3029
URL:公式ページ
-11月23日 :第12回松島大漁かきまつり
開催される度に何らかのニュースになるので、ご存じの方も多い「松島大漁かきまつり」。
別途開催される「松島かき祭り」と共に、「牡蠣祭り」といえばこの2つをイメージする人も多いでしょう。
焼き牡蠣やかき汁の試食、松島産牡蠣や牡蠣惣菜の販売、炉端体験(有料)コーナー、各種郷土芸能などのパフォーマンスやお笑い芸人のライブステージなど、朝から昼過ぎまで様々なコンテンツが会場あちこちで展開されます。
毎年、楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?
主催者:磯崎地区漁業組合
電話番号:022-354-3230
URL:公式Facebook
-11月23日 :第17回石巻かき祭り
牡蠣の産地のひとつ、宮城県石巻市も「牡蠣祭り」は開催されます。
「石巻かき祭り」はそのひとつであり、17回もカウントされている事から、すでに地元に認知され親しまれているグルメイベントでもあることが伺えます。
養殖牡蠣のむき身、殻付き牡蠣、焼き牡蠣などの販売や、地元の人たちの各種パフォーマンスなど、牡蠣好きはスルーできない「牡蠣祭り」イベントのひとつでもあるのです。
主催者:石巻かきブランド化事業委員会
電話番号:0225-90-2131
URL:公式ページ
【2019年 2月に開催される牡蠣祭り】
-2月3日 :第41回松島かき祭り
別途紹介の「松島大漁かきまつり」と並ぶ規模を誇る「松島かき祭り」。
第41回ということは年に1回開催として、40年以上続いている「The牡蠣祭り」というべき、松島いや宮城県を代表する「牡蠣祭り」とされる、グルメイベントです。
牡蠣の無料提供は無いものの、安く楽しめるかき汁や、殻付き牡蠣や剥き身牡蠣の販売、松島温泉足湯コーナーや、宮城地産地消の食材を使った各種惣菜飲食スペースなどがあり、ガッツリ松島が体感できるお祭り日となっています。
主催者:松島かき祭り実行委員会
電話番号:022-354-2618
URL:公式ページ
-2月24日 :第87回 牡蠣まつり福興市
「復興市」とは、主に南三陸エリアを中心にほぼ月1のペースで開催される、文字通り復興へのテンションを上げる目的の「グルメイベント」です。
もちろん、開催時期によって提供するコンテンツも変わり、自ずと冬の時期に開催される「福興市」は「牡蠣祭り」となることもあります。
2019年に南三陸町志津川の会場で開催された「第87回福興市」は「ラムサール条約登録記念」という別名が付けられていました。
※ちなみに「ラムサール条約」とは、一言でいうなら「湿地の保存に関連する国際条約」です。
南三陸町志津川湾が新たに「ラムサール条約」登録された記念としての「牡蠣祭り」でした。
主催者:福興市実行委員会
電話番号:090-7077-2550
URL:公式サイト
【2019年 3月に開催される牡蠣祭り】
-3月3日:KIBOTCHA鳴瀬かき祭り
「鳴瀬かき」とは、宮城県東松島市内を流れる「鳴瀬川」の恵みによって生育される牡蠣を意味し、東松島のブランド牡蠣のひとつとされています。
この「鳴瀬かき」が宮城県東松島市内にある「防災エデュテインメント施設 KIBOTCHA」で開催される「鳴瀬かき祭り」にて楽しめるのです。
5000個もの「鳴瀬かき」が振る舞われ、地産地消の各種食材の物販や乗馬体験ができるコンテンツも有ります。
「牡蠣祭り」は「宮城県の松島」や「石巻」だけではないことが伺えるグルメイベントなのです。
主催者:KIBOTCHA
電話番号:0225-25-7319
URL:公式サイト
-3月24日:第88回牡蠣・わかめまつり
牡蠣の時期の終わりを告げる時期の「牡蠣祭り」。
冬の食材である「牡蠣」と春を告げる食材でもある「わかめ」のコラボ祭りです。
「第87回復興祭り」と同じ会場で開催されます。
殻付き牡蠣やホタテ、地元野菜などの物販や無料開放の炭火焼スペースなどもあり、今季も無事に旬の時期を乗り切ったことへの感謝をこめ、今季牡蠣の季節の締め括りを祝います。
宮城県南三陸町の来季の牡蠣の豊漁を願いながら、牡蠣祭りを楽しんではいかがでしょうか?
主催者:福興市実行委員会
電話番号:090-7077-2550
URL:南三陸町観光協会公式HP
豊かな栄養を含んだ、旬の時期の宮城県牡蠣を牡蠣小屋で食べてみませんか?
本記事で宮城県産の牡蠣について、多方面から様々なことを知りました。
牡蠣といえば…知名度では確かに広島県産の牡蠣が圧倒的で、実際に半分以上のシェアを占めます。
しかしブランド力でいえば宮城県の牡蠣も有名で、豊かな味を求めて態々足を運ぶ人も多いでしょう。
宮城県産の牡蠣が未体験の人は、今回紹介した宮城県内にある牡蠣小屋や牡蠣専門店で旬を迎えた牡蠣を堪能してはいかがでしょうか?
以上「宮城で牡蠣を楽しめるカキ小屋&料理店15選」の記事でした。