- 【4種類のシングル寝台がある】寝台特急サンライズ出雲とは?
- サンライズ出雲の4種類のシングル寝台と料金、それぞれの個室の様子は?
- サンライズ出雲のシングルとソロならどっちがおすすめ?
- サンライズ出雲のシングルを利用するなら1階2階どちらがおすすめ?
- サンライズ出雲のシングル寝台には浴衣とスリッパあり
- 【シングル寝台以外にも】サンライズ出雲のシャワールームは超混雑する
- 【シングル寝台以外にも】サンライズ出雲のその他の設備
- サンライズ出雲のシングル寝台には車内販売がない
- サンライズ出雲シングル寝台の混雑状況はネットでチェックできる
- サンライズ出雲のシングル寝台個室の切符購入方法。変更は1回まで?
- サンライズ出雲シングルは一人旅におすすめ
【4種類のシングル寝台がある】寝台特急サンライズ出雲とは?
一人旅にも最適なシングル寝台がある、寝台特急のサンライズ出雲がどのような特急か知っていますか?
快適で非日常空間を堪能できる出雲についてご紹介します。
サンライズ出雲は東京ー島根県出雲市間を走る寝台特急
東京と島根を結ぶ特急で東京と島根県出雲市の間を走っています。
寝台特急では珍しく毎日運行しており、寝台の旅を楽しめる人気の電車です。
寝台列車というのは、一般的な電車や新幹線の座席とは違い、車内で寝泊まりして目的地に向かう移動手段です。
かつて日本では多くの路線で運行されていましたが、車両の老朽化などが要因となり、減少しています。
現在では毎日運行されるのは、出雲と瀬戸のみです。
サンライズ出雲の出発時刻
出雲は毎日、東京と出雲市の間で運行されています。
東海道本線、陽本線、伯備線、山陰本線を経由して約12時間かけて、毎日往復運転されています。
東京発出雲市行きの下りの出発時刻は22:00で、横浜、熱海、沼津などを経由して終点の出雲市へは9:58に到着します。
出雲市発の東京行の上りの出発時刻は18:51で、松江、米子、倉敷などを経由して終点の東京へは7:08に到着します。
サンライズ出雲は途中でサンライズ瀬戸に切り離される
出雲は東京と出雲市を結ぶ人気の寝台特急。
そんな出雲は、途中で同じく寝台特急の瀬戸に切り離されます。
瀬戸は東京と高松の間を結ぶ寝台特急です。
出雲と同様に毎日運行されており、出雲と瀬戸は岡山で切り離されます。
切り離されるというのは、1つの電車が分割されることを言い、出雲と瀬戸は合流ポイントとなる岡山で切り離されるのです。
サンライズ出雲の途中停車駅は?
ズ出雲は、東京と出雲市の間を結んでいる約12時間の鉄道の旅を楽しめる寝台特急です。
東京と出雲市の間の約12時間はノンストップではなく、途中停車駅があります。
途中の停車駅は、
- 横浜
- 熱海
- 沼津
- 富士
- 静岡
- 浜松
- 大阪
- 三ノ宮
- 姫路
- 岡山
- 倉敷
- 備中高梁
- 新見
- 米子
- 安来
- 松江
- 宍道
- 出雲市
基本的にこれらの停車駅に止まり、一部の列車のみが浜松、大阪、三ノ宮に停車します。
サンライズ出雲の4種類のシングル寝台と料金、それぞれの個室の様子は?
出雲には、サンライズツインという2人用の個室、普通車指定席で気軽に利用できるノビノビ座席などがありますが、特に4種類あるシングルは一人旅にもおすすめです。
4種類のシングル寝台の料金や個室の様子などご紹介します。
サンライズ出雲のシングル寝台個室料金
種類 | 寝台個室料金 |
---|---|
シングル | 7,560円 |
ソロ | 6,480円 |
シングルデラックス | 13,730円 |
シングルツイン | 9,430円 |
東京と出雲市を結ぶ出雲には、複数人での利用向きリーズナブルなノビノビ座席、2人用のサンライズツインなどありますが、一人旅やビジネスにはシングルが適しています。
最も多い個室数を誇っているシングルは、タイプの異なった4種類の寝台個室があります。
シングル、ソロ、シングルデラックス、シングルツインの4種類があり、それぞれ個室の広さや設備などが異なっており、最も安いのはシンプルな作りになっているソロ。
続いてが適度な広さがあり、快適に過ごせるスタンダードなシングル。
続いては天井が高く補助ベッドが備え付けられたシングルツイン、最も高いのが動くビジネスホテルとも言われるシングルデラックス。
乗車には、プライベート空間の個室に加え運賃と特急料金が必要です。
サンライズ出雲のシングル寝台個室
最もスタンダードなシングルは、部屋のでも最もリーズナブルな値段設定になっています。
部屋の様子はシンプルですっきりとしており、余計なものがなく居心地の良い個室です。
4タイプがありますが、大半を占めているのがこのスタンダードなタイプです。
スタンダードなお部屋は小さめになっていますが、部屋を狭く感じさせる物がないため、空間の狭さは感じない作りになっています。
個室のタイプは3タイプあり、上階、下階、最も空間の広い平屋室があります。
上階は天井に沿って丸みを帯びているため、頭上は狭く感じますが、荷物置き場、コンセント、冷暖房も備わっており快適です。
下階は多少床面積が狭く、入り口のスペース確保のため少しベッド幅も狭いですが、冷暖房、コンセントも備え付けられています。
平屋室は他に比べて天井が高く、広い空間になっており、設備も他と同様です。
サンライズ出雲のソロ寝台個室
出雲のシングルで最もリーズナブルなソロ個室。
スタンダードなシングルに比べると、1,000円以上安くなりますが、値段が下がる分、多少の狭さがあります。
部屋は上段と下段の2段あり、上段はコンパクトな階段で向かいます。
足元灯やスリッパ、コンセント、ライト、コントロールパネル上部には荷物置きもあり、部屋の内側から鍵をかけることも可能です。
下段はギリギリ立つことができる足元のスペース、入り口近くにはコンセントもあり、他と同じ冷暖房、ライトのスイッチなどが付いたコントロールパネルがあります。
上段には荷物を置くスペースがありますが、下段には荷物専用のスペースはないため、入口のスペースに置くことになります。
シングルで最もリーズナブルな個室のため、狭くても安い方が良いという方におすすめです。
サンライズ出雲のシングルデラックス寝台個室
シングルデラックスはサンライズ出雲で最もハイグレードな個室です。
多くの個室の中でも唯一のA寝台となり、設備が充実していることから、動くビジネスホテルとも言われ、快適な鉄道の旅を満喫できます。
個室の中に入ると電車の中の客室とは思えないほど、広々とした空間が広がっています。
床は絨毯敷き、デスクとチェアが備え付けられており、作業をすることも可能です。
他にも大きなミラーと洗面台も付いており、わざわざ部屋を出る必要もありません。
ベッド幅も他に比べて広く、他の個室が毛布なのに対して、デラックスは羽毛布団が用意されています。
シャンプーや洗顔など充実のアメニティ、シャワーを利用できるシャワーカードも無料で貰える特典つきです。
サンライズ出雲のシングルツイン寝台個室
シングルツインは基本的に1人での利用ですが、補助ベッドが備え付けられており、2人でも利用可能です。
天井が高く、使う人に合った自由な使い方をすることができます。
上段のベッドは折りたたむことができ、1人で利用する場合には下段を使うことで高い天井が活かせます。
下段は中央のマットを外して背もたれにすれば、一般的な電車のようなボックスシートのように利用可能です。
折りたたみテーブルもあり快適に食事などが可能で、快適に自由にカスタマイズして過ごせます。
上段と下段にベッドが設置されていることで、上下で違った景色を眺めることもできます。
サンライズ出雲のシングルとソロならどっちがおすすめ?
出雲で最もスタンダードなシングル、最もリーズナブルなソロどちらも設備面では、あまり変わりはありません。
大きな違いは個室の広さと値段です。
ベーシックなシングルは、標準的な広さで個室の多くがこのタイプになります。
3タイプがありますが、どのタイプもそれほど狭さを感じず快適に過ごすことが可能な個室です。
ソロはシングルよりは狭くなりますが、値段がシングルに比べて約1,000円安く利用できます。
値段よりも広さを求める人にはシングルがおすすめで、1,000円でも安くしたい人にはソロがおすすめです。
サンライズ出雲のシングルを利用するなら1階2階どちらがおすすめ?
シングル寝台個室は、1つのスペースが下から上に広がっているわけではありません。
1つのスペースに対して、1階と2階の2個室分のスペースになるのです。
1階と2階それぞれにメリットデメリットがあります。
1階は外からのプライバシーの確保が難しく、2階の音が聞こえやすいというデメリットがありますが、天井が高くゆとりが欲しい方におすすめです。
2階は高くプライバシーの確保がしやすく、景色をいい角度から眺められますが、曲線ガラスが使われており、狭さを感じやすいため、落ち着いた空間で過ごしたい小柄な方がおすすめです。
サンライズ出雲のシングル寝台には浴衣とスリッパあり
寝台特急を利用する際、パジャマなどラフな服装に着替えると楽ですが、用意をするのは面倒な物です。
シングル寝台には、浴衣とスリッパが用意されています。
個室からトイレなどに向かう際に、乗車時に履いていたスニーカーやヒール、革靴などでの移動は不便ですが、スリッパに履き替えるだけで楽になります。
浴衣も簡易的なタイプですが、着ている服のままで過ごすよりも楽に清潔に過ごすことが可能になります。
【シングル寝台以外にも】サンライズ出雲のシャワールームは超混雑する
シングルでもそれ以外でも、サンライズ出雲ではシャワールームを有料で使うことができます。
シャワールームは3号車と10号車の2カ所にあり、それほど多くなく数が限られているため混雑は必至です。
シングルデラックスはシャワーカードが無料で付いてきますが、それ以外では有料のカードを購入して利用します。
シャワーカードは、車内のシャワールーム近くに設置されている販売機で320円で販売されています。
シャワーは脱衣所とシャワー室でできており、シャワーカードを入れることで6分間の使用が可能です。
使っている途中にボタンをプッシュしてお湯を止めれば、時間がストップされその分延長されます。
シャンプーとボディーソープは備え付けられているため、用意不要です。
使った後は次の人のためにシャワールーム洗浄ボタンを押して終了です。
シャワーはカードを有料で購入すれば利用可能ですが、お湯で濡れた髪や体を拭くために必要な、フェイスタオルやバスタオルは販売されていないため、シャワールームを利用する場合は、事前に用意する必要があるため、注意が必要です。
【シングル寝台以外にも】サンライズ出雲のその他の設備
サンライズ出雲は、東京と出雲市の間の約12時間の乗車時間になり、生活に欠かせない設備も整っています。
最もグレードの高い個室には、洗面台は備わっていますが、それでもトイレは備わっていません。
歯磨きや洗顔、女性のメイク、男性の髭剃りなどで欠かせない洗面台は、ハイグレードな個室を除いてありません。
洗面台を利用した時には、1、2、4、6、7、8、9、11、13、14号車に設置されてます。
生理現象のため、洗面台以上に欠かせないトイレは、個室に設置されていません。
全ての車両に設置されているため、混雑も最低限となり安心です。
トイレは全車両に設置されており、さらに2、9号車には、トイレと洗面台の両方があり、こちらは車いすに対応した大型になっています。
また、この2車両のトイレは自動ドアになっているほか、おむつの交換スペースもあり、車いすの方や赤ちゃん連れの方も安心。
サンライズ出雲のシングル寝台には車内販売がない
新幹線や特急電車などで、専門のスタッフが乗車して軽食やお菓子、アイスクリーム、飲み物、お土産品などを販売する車内販売。
新幹線や特急などで車内販売は行われていますが、サンライズ出雲では実施されていません。
約12時間を移動に要しますが、走行中は外に出られないため、あると便利な車内販売はないため、電車内では設置されている自販機で飲み物の購入だけとなります。
軽食やお菓子、お酒などは販売されていないため、乗車前にスーパーやコンビニなどで、事前に用意しておくことがおすすめです。
サンライズ出雲シングル寝台の混雑状況はネットでチェックできる
ノビノビ座席に限り、JRの空席確認サイトのサイバーステーションで確認することができます。
しかし、シングルなど他の個室はネットでチェックすることは残念ながら不可能です。
以前は松江情報センターというサイトで混雑状況の確認が可能でした。
2015年に空席確認サイトが閉鎖されたことでネットでの確認が不可能となっています。
シングル寝台の混雑状況を確認するには、JRの駅構内にあるみどりの窓口、JR各社のコールセンターで直接問い合わせる必要があります。
みどりの窓口は基本的に全国どこでもできるため、最寄駅で確認することがおすすめです。
サンライズ出雲のシングル寝台個室の切符購入方法。変更は1回まで?
サンライズ出雲の切符は最寄駅のみどりの窓口にて購入可能です。
予約は乗車日から1か月前の10:00から開始され購入できるようになります。
予約する際は、カウンターのスタッフにサンライズ出雲を予約したい旨を伝えて予約します。
予約後は料金を支払い、当日切符を持参すれば乗車可能です。
予定が変わった際や利用できなくなった際には、キャンセルや変更手続きは1回のみ無料でできます。
以降は変更手数料、キャンセル料が発生します。
サンライズ出雲シングルは一人旅におすすめ
東京と出雲市を結ぶ寝台特急のサンライズ出雲。
さまざまな寝台個室がありますが、一人旅やビジネスなど一人での利用の際は、オーソドックスなシングルがおすすめです。
シーズンによっては切符を購入できないほど、人気の高い寝台ですが、シングルな全ての個室で最も数が多いため比較的予約しやすくなっています。
一人旅でゆっくりとした時間と非日常が楽しめる出雲を利用してみてはいかがでしょうか?