関東の博物館にも展示されている恐竜とは?
恐竜はどんな種類がいるの?
恐竜とは2億3000万年まえから6600万年前に生息した、爬虫類の仲間に分類される生物です。
大きさは様々で、人間よりも小さい種類もいれば、はるかに大きい種類も生息していました。
肉食獣は4メートル以下が主流で、比較的コンパクトな種類が多かったようですが、草食が中心の恐竜は10メートルを超える巨大な種類も多く存在していたようです。
恐竜は陸上のほか水中、海水などいたるところで暮らし、多種多様な種類が存在しました。
有名なな恐竜にはティラノサウルスやトリケラトプス、アロサウルスなどがいます。
ティラノサウルスやアロサウルスは、獣脚類という分類で肉食とされている恐竜です。
トリケラトプスは角脚類に分類され、草食とされています。
そのほか空を飛んでいた翼竜類に分類されるプテラノドンや、巨大な恐竜が多い竜脚形類に分類されるブラキオサウルスなども有名です。
また鳥類は獣脚類の一種から進化したという説が定説とされており、現在の鳥類は羽毛を持った恐竜が進化したものとされています。
恐竜はいつからいつまで生息してたの?
恐竜は三畳紀中期の2億3000万年ほどまえから生息していたとされています。
2億3000万年ほど前は三畳紀という時期に分類され、裸子植物や爬虫類が主に繁栄している時代です。
恐竜は三畳紀と呼ばれる時代から、ジュラ紀を経て、白亜紀、新生代まで繁栄しました。
長い期間に渡って繁栄してきた恐竜ですが、約6600万年前の新生代で恐竜は絶滅したとされています。
恐竜が絶滅した要因は隕石の衝突など、様々な説が検証されてきました。
現在有力とされている説は、隕石の衝突によって寒冷化が起こったこととされていますが、多くの学者が様々な説を提唱している状態で恐竜の絶滅の原因は確定されていません。
また、鳥類の祖先が恐竜であるという学説もあり、鳥類が生き残っているので恐竜は厳密には絶滅していないという説もあります。
化石の発掘体験も?関東でおすすめの恐竜博物館10選!
では、関東の恐竜博物館のスポットをみていきましょう。
関東の恐竜博物館には、以下のスポットがあります。
- 国立科学博物館
- ミュージアムパーク茨城県自然博物館
- 生命の星・地球博物館
- 神流町恐竜センター
- 群馬県立自然史博物館
- 栃木県立博物館
- 佐野市葛生化石館
- 八坂公園
- 板橋区立教育科学館
- 水戸市森林公園
続いて、それぞれの「スポット」について詳しくみていきます。
国立科学博物館
国立科学博物館は上野恩賜公園にある科学博物館で、恐竜の全身骨格が展示してあります。
国立の博物館だけあり、恐竜の骨格以外にも様々なものが展示してあります。
恐竜の全身骨格は、日本館3階北翼に展示してあります。
常設展なので高校生以下は無料で展示を見ることが可能です。
日本の首長竜「フタバスズキリュウ」は展示室の真ん中に堂々と展示してあります。
迫力の全身骨格を目の前で見たい方は、国立科学博物館がおすすめです。
国立科学博物館
住所:〒110-8718 東京都台東区上野公園7−20
電話番号:03-5777-8600
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:月曜日
入場料や利用料:一般・大学生650円 高校生以下無料
URL:http://www.kahaku.go.jp/
ミュージアムパーク茨城県自然博物館
ミュージアムパーク茨城県自然博物館は茨城県坂東市にある、自然科学に関する展示を行っている博物館です。
地球の歴史や生命の歴史をテーマごとに展示し、科学的な見地で地球の成り立ちを知ることができます。
恐竜の展示はシンボル展示と総合展示の第2展示室「地球の生い立ち」で見ることができます。
シンボル展示ではヌオエロサウルスの全身骨格のほか、マンモスの骨格も閲覧可能です。
総合展示室の方では、恐竜が生きていた時代をうかがい知ることができる模型が展示されており迫力があります。
恐竜の骨格に興味がある方のほか、地球の生命の歴史について興味のある方にもおすすめの博物館です。
ミュージアムパーク茨城県自然博物館
住所:〒306-0622 茨城県坂東市大崎700
電話番号:0297-38-2000
営業時間:9時30分~17時00分
定休日:月曜日
入場料や利用料:大人530円
URL:https://www.nat.museum.ibk.ed.jp/
生命の星・地球博物館
生命の星・地球博物館は神奈川県小田原市にある、地球の生命を科学的に学ぶことができる博物館です。
恐竜の展示のほか、地球の生命の歴史や様々な動植物について展示されています。
恐竜の展示は常設展の「生命を考える」コーナーの恐竜の時代に展示されています。
恐竜の全身骨格が展示されており、恐竜が生きていたころの様子に思いを馳せることが可能です。
生命の星・地球博物館の常設展では、恐竜の展示の他にも地球の成り立ちや隕石、神奈川県の成り立ちについても展示されています。地球全体の歴史と神奈川県周辺の歴史をあわせて学びたい方におすすめの博物館です。
生命の星・地球博物館
住所:〒250-0031 神奈川県小田原市入生田499
電話番号:0465-21-1515
営業時間:9時00分~16時30分
定休日:月曜日
入場料や利用料:大人520円
URL:http://nh.kanagawa-museum.jp/
神流町恐竜センター
神流町恐竜センターは群馬県多野郡神流町にある恐竜専門の博物館です。
神流町は恐竜の化石が発掘できる地域なので、恐竜の化石や発掘の様子などが博物館で展示されています。
博物館の展示では、恐竜の化石を見られるほか恐竜の生い立ちや歴史なども学ぶことができます。
また展示の見学だけでなく、化石発掘体験や化石レプリカ作製体験などもでき、恐竜発掘に関することを体験して楽しむことも可能です。
恐竜の骨格だけでなく、発掘やレプリカなどにも興味がある方におすすめの博物館です。
ただし平成31年の4月中旬ごろまで改修工事に伴い休館となっていますので、ご注意ください。
神流町恐竜センター
住所:〒370-1602 群馬県多野郡神流町神ケ原51−2
電話番号:0274-58-2829
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:月曜日
入場料や利用料:大人600円
URL:https://dino-nakasato.org/
群馬県立自然史博物館
群馬県立自然史博物館は群馬県富岡市にある自然科学博物館です。
地球の歴史や生命の生い立ちなどについて学べる展示物が展示してあります。
恐竜の展示は常設展の「地球の時代」エリアにあります。
首長竜の全身骨格のほか、ティラノサウルスの模型や頭の部分の骨などを観察できます。
常設展のほか企画展も通年行っており、地球について科学的に学べる場所となっています。
恐竜の全身骨格や模型などのほか、地球の科学的な歴史についても興味がある方におすすめの博物館です。
群馬県立自然史博物館
住所:〒370-2345 群馬県富岡市上黒岩1674−1
電話番号:0274-60-1200
営業時間:9時30分~17時00分
定休日:月曜日
入場料や利用料:大人510円
URL:http://www.gmnh.pref.gunma.jp/
栃木県立博物館
栃木県立博物館は栃木県宇都宮市にある総合博物館です。
地球や人類の歴史や成り立ちについての展示を行っています。
恐竜の骨格の展示も行っており、常設展にはアロサウルスやティラノサウルスなどの全身骨格が展示してあります。
地球の歴史や恐竜以外の生き物の化石も展示してあり、地球の歴史を総合的に学べる場所です。
恐竜の全身骨格を間近で見たいという方や、様々な生き物の化石を見たいという方におすすめです。
常設展のほか企画展やイベントも行っているので、興味のある企画展をチェックしたりイベントに参加してみるのも良いでしょう。
栃木県立博物館
住所:〒320-0865 栃木県宇都宮市睦町2−2
電話番号:028-634-1311
営業時間:9時30分~17時00分
定休日:月曜日
入場料や利用料:大人250円
URL:http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/
佐野市葛生化石館
佐野市葛生化石館は栃木県佐野市にある化石専門の博物館です。
石灰岩の多い葛生地区で発掘された、数多くの遺跡を展示しています。
ナウマンゾウやニッポンサイなどの全身骨格のほか、新生代第四紀の脊椎動物化石やアンモナイト化石など様々な時代の様々な化石を見ることができます。
常設展示の他、企画展示も行っており、葛生周辺の化石のほか全国や世界各地の化石や鉱物なども展示されている時期もあります。
恐竜のほか、古代の生き物の化石や骨格標本がたくさん観察できるので、古代の生き物に関心がある方におすすめの博物館です。
佐野市葛生化石館
住所:〒327-0501 栃木県佐野市葛生東1丁目11−15
電話番号:0283-86-3332
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:月曜日
入場料や利用料:無料
URL:http://www.city.sano.lg.jp/kuzuufossil/
八坂公園
八坂公園は茨城県の坂東市にある公園です。
恐竜の遊具がたくさんあるので、恐竜好きの子どもたちが楽しめるスポットです。
公園にはティラノサウルスやトリケラトプスなど、人気のある恐竜を模した遊具がいたるところに設置してあります。
夏場に水遊びでき水場にもスロープがついている恐竜の遊具があり、楽しく水遊びができます。
恐竜が好きな子どもを遊ばせるのには絶好のスポットとなっています。
親子でお金をかけずに恐竜を楽しみたい場合におすすめの公園です。
八坂公園
住所:〒306-0631 茨城県坂東市岩井3162−3
電話番号:なし
営業時間:24時間
定休日:なし
入場料や利用料:無料
URL:なし
板橋区立教育科学館
板橋区立教育科学館は東京都板橋区にある科学館です。
科学に関する様々な展示があり、科学が好きな子どもが楽しんで遊べる施設となっています。
恐竜に関する展示は、科学展示物のコーナーに展示してあります。
トリケラトプスやエドモンドサウルスの全身骨格標本のほか、恐竜の発掘現場をそのまま展示したボーンヘッドも見ることができます。
恐竜が好きな子どもはもちろん、大人も楽しめる恐竜スポットです。
また、恐竜だけでなく科学的なことも学べる場所となっているので、科学の勉強を楽しくできる場所としてもおすすめです。
板橋区立教育科学館
住所:〒174-0071 東京都板橋区常盤台4丁目14−1
電話番号:03-3559-6561
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:なし
入場料や利用料:無料
URL:http://www.itbs-sem.jp/
水戸市森林公園
水戸市森林公園は茨城県水戸市にある森林公園です。
広大な公園で、アスレチックや遊具などのほか自然と親しめる施設が数多くあります。
また、恐竜をモチーフとしたオブジェや遊具がたくさんあるので、恐竜が好きな子どもが楽しんで遊べるスポットでもあります。
恐竜のいる公園で自然と触れ合いながら、のびのびと遊ぶことができます。
そのほか動物と触れ合えるコーナーがあったり、長い滑り台があったりとアウトドアをたっぷりと楽しめます。
恐竜が好きな子どもにもおすすめのスポットですが、自然がたくさんある場所で遊ぶのが好きな子どもにもおすすめです。
水戸市森林公園
住所:〒311-4165 茨城県水戸市木葉下町588−1
電話番号:029-252-7500
営業時間:8時30分~17時15分
定休日:月曜日
入場料や利用料:無料
URL:http://www.mito-shinrinkoen.com/
2019年は関東の国立科学博物館で恐竜イベントが!
国立科学博物館では2019年の7月に「恐竜展2019」を開催予定です。
国内外の恐竜骨格など、恐竜に関する最新の展示を行います。
特に謎の恐竜とされている「デイノケイルス」の全身復元骨格が展示されるので、謎の恐竜とされた恐竜の全貌を見ることができます。
そのほか恐竜研究に関する最新の研究内容も公開されるほか、貴重な標本や化石なども展示される予定です。
恐竜が好きな子どものほか、恐竜にロマンを感じてしまう大人にもおすすめの展示となっています。
ちょうど夏休みの時期に行われる展示なので、親子でおでかけするのにもおすすめのスポットです。
博物館以外でも!関東のイベントで恐竜に会える!
博物館以外でも恐竜と触れ合えるイベント「恐竜ライブ ディのサファリ」が、渋谷にあるヒカリエで行われます。
2019年のゴールデンウィークの期間に行われるイベントで、恐竜やレンジャーたちが観客席のすぐ近くを動き回るショーを楽しむことができます。
実物大の恐竜模型が本物のような動きですぐ近くを練り歩くので、大迫力の臨場感を味わうことができます。
通常版のディノサファリのほか、よりダークな演出の大人向けディノサファリ「ナイトメア」バージョンも公演されています。
大人も子どもも楽しめる恐竜イベントなので、ゴールデンウィークに楽しい恐竜スポットにお出かけしたいという方におすすめです。
全38回の公演が予定されていますが、ナイトメアバージョンは夜8時の回のみなので回数が限られますのでご注意ください。
関東には恐竜を楽しめるスポットがたくさんある
関東には恐竜を楽しめるスポットが数多くあります。
恐竜の全身骨格を見られる博物館や、恐竜の遊具で遊べる公園など、恐竜の楽しみ方も色々です。
恐竜が好きな子どもはもちろん、大人も楽しめるような展示やイベントも催されています。
目的に合った恐竜スポットを探して、お出かけしてみてください。