店名が「メロンパン」！呉市の名物パン屋の歴史
呉市にある「メロンパン」という店舗では、メロンパンを中心に地元の人々に愛され続けているパンを販売しています。
一般的にメロンパンといえば、丸い形のふわふわのパンを連想することが多いです。
しかし、「メロンパン」のメロンパンは、まるでラグビーボールやアーモンドを思わせるような形です。
中にはずっしりと白あんに似たクリームが入っているのが特徴です。
そんな「メロンパン」は1936年に創業され、今まで地元の人々をはじめとする多くの人々に愛され続けています。
1936年の呉市は軍港の町として栄え、23万人もの人口を抱える巨大な都市へと成長を遂げているを最中でした。
そんな折に誕生した「メロンパン」はひとつひとつ丁寧に手作業で焼き上げたパンを現在まで販売し続けています。
そして現在まで人々に愛され続けているパンを作り続けています。
創業当時から愛されてきたクリームの入ったメロンパンが代表商品です。
それ以外にも、戦争を経て販売された呉市ならではの平和パンや、チョコレートソースの入ったナナパンなど、毎日売り切れ必至の人気のパンが販売されています。
それらのパンは今にいたるまで人気を集めています。
テレビや雑誌の取材により有名になり、地元の人々のみならず全国各地から「メロンパン」のパンを買いに来る人がいるなど、その人気は留まるところを知りません。
2018年の豪雨の影響など、災害などによる営業縮小はあるものの、それでも1936年の創業から現在までパンの販売を続けられるのは、「メロンパン」が地元の人々をはじめ多くの人に愛されていることの証拠に他なりません。
他店とは大きく異なる呉の「メロンパン」の特徴
呉市の「メロンパン」のパンは雑誌やテレビなどでも紹介されるほど、全国に知れ渡っているパンですが、「メロンパン」のメロンパンはほかの店舗のメロンパンと何が違うのでしょうか。
「メロンパン」店舗の特徴や、販売しているメロンパンについてまとめています。
呉の「メロンパン」の店舗外観
呉市の「メロンパン」はビルが全面緑色で、まさに「メロンパン」という店名にふさわしい色使いです。
正面入り口の上にはメロンの形をした看板にメロンパンと店名が記載されています。
店名の記載や看板はやや控えめですが、呉市の「メロンパン」の前を通るとメロンを思わせるその色使いのインパクトに思わず足を止めてしまう人も。
遠くから見ても全面緑色のビルは目立つので、「メロンパン」の店舗があるとすぐにわかってしまいますね。
呉の「メロンパン」のパンの特徴とは？一般的なメロンパンとの違い
呉市の「メロンパン」で販売されているメロンパンは、ラグビーボールやレモンのような形をしています。
手に持ってみるとずっしりと重みを感じるのが特徴です。
一般的に販売されているメロンパンは、丸い形をしており口当たりはふわふわで重量もないものを連想する人が多いのではないでしょうか。
呉市の「メロンパン」のメロンパンは一般的なものとは全く違った形状をしています。
「メロンパン」のメロンパンがずっしりと重い理由は、中に白あんに似たクリームがたっぷりと入っているからです。
一般的なメロンパンの皮の部分はサクサクしているものを連想しますが、こちらのメロンパンの皮はしっとりとして、味も形も全国で販売しているメロンパンとは少々異なるものになっています。
呉の「メロンパン」の人気商品を紹介！
呉の「メロンパン」にはどんな商品があるのでしょうか。
人気が高い商品と美味しさのポイントをご紹介します。
呉の「メロンパン」人気商品：メロンパン
「メロンパン」で一番定番であり人気商品はやはりメロンパンです。
メロンパンを目当てに「メロンパン」を訪れる遠方の人がいるほど、地元の人のみならず全国の人々からも愛されているパンです。
表面はしっとりとした皮で包まれており、白あんに似たカスタードクリームがたっぷりと入っています。
ひとつ食べるだけで満足感でいっぱいになるボリュームです。
子供ならひとつは食べきれないのではないかと思うほどの量が、手ごろな値段で楽しむことができます。
呉市の「メロンパン」の看板商品でもあるメロンパンは一度は食べてみたいパンですね。
呉の「メロンパン」人気商品：平和パン
広島呉市で平和への願いを込めて売られている平和パンも「メロンパン」の人気商品のひとつです。
メロンパンに次いでの定番商品となっており、本店の店頭だけではなく出張店舗でも販売されているほどの人気ぶり。
気になる中身には、いちごジャムとカステラが入っています。
不思議な組み合わせですが、これは戦時中に原爆による被害を受けた広島と長崎にあやかり、広島と長崎に関する食材を組み合わせたものをパンに入れたのだとか。
不思議といちごジャムとカステラがパンの中でマッチして、後を引く美味しさを味わうことができます。
呉の「メロンパン」人気商品：ナナパン
呉市「メロンパン」の人気商品のひとつ、ナナパンは中にチョコレートソースが入ったパンです。
チョコレートソースは夏はとろりと、冬はパリッとした食感が楽しめ、季節によって味わいが異なるパンです。
中に板チョコが入っているのではないかと噂されるほどの食感が楽しめます。
気温の低い日にはチョコレートソースがパリパリした食感になるのも面白いですね。
パンは表面がビスケット状で、中に入っているチョコレートソースとマッチします。
シンプルながらも味わい深く、メロンパンと同様に多くの人に愛されるパンです。
呉の「メロンパン」人気商品：嵯峨の小倉餡
嵯峨の小倉餡はただのあんぱんと思えば、そのあんこのボリュームに驚かれることでしょう。
ずっしりと重いパンの中にはあんこがたっぷりと入っていて、その重量は200g以上とボリューム感満載です。
あんこを包むパンはどこかマーガリンの風味が広がる懐かしさ溢れるパンです。
メロンパンに次いでの人気商品で、呉市の「メロンパン」へ訪れた際にはぜひ味わいたいパンのひとつです。
ボリュームがありすぎて、子供などはすべて食べきれないかもしれないので、何人かでシェアするのもいいですね。
呉の「メロンパン」人気商品：牛カツサンド
呉市「メロンパン」のパンはいわゆる菓子パンのラインナップが豊富です。
その一方で、ご飯系パンである牛カツサンドも長い間人々に愛され続けている商品のひとつです。
はさむ食パンの厚みと同じくらいの分厚いビーフカツがサンドされた断面は、見ているだけでお腹がいっぱいになりそうなほどのボリューム感です。
口に含めば濃厚なソースとカツがパンに合い、いくらでも食べられそうな味わいが楽しめます。
こちらも量が多いので、食べきれない人はシェアをするといいかもしれませんね。
呉の「メロンパン」のパンは広島駅や他店でも買える！
呉市「メロンパン」のメロンパンをはじめとするパンは広島駅でも購入可能です。
また、呉市周辺の大型ショッピングモールやスーパーなどにも卸売で販売しているので、「メロンパン」本店へ行かなくても購入することができます。
なお、販売場所によって異なりますが購入できる時間帯は限られているので、確実にゲットしたい場合は販売時間を確認してから買いに行くのがベターです。
JR広島駅では月曜から土曜の昼12時から売り切れ次第終了となります。
店舗によって販売時間が異なるので、呉市を訪れた際にはぜひ一度チェックしてみてくださいね。
呉の「メロンパン」のパンは取り寄せも可能！
呉の「メロンパン」ではパンの取り寄せも行っているようです。
どのパンが取り寄せ可能なのかなどは、ホームページなどに記載されていませんので、取り寄せをしたい場合は一度本店に電話をして聞いてみてくださいね。
呉市でしか買えないと思っていたパンが取り寄せて自宅で食べられるのは嬉しいポイントですね。
呉の「メロンパン」の店舗情報とアクセス方法
呉の「メロンパン」にはバスを使うのが便利です。
JR呉駅から出ているバスの、吉備天応線の東畑行きに乗車後「本通り7丁目」で降りるともう「メロンパン」の目立つ緑色のビルが見えてきます。
JR呉駅から歩くと30分以上かかってしまうので、公共交通機関を利用する人はぜひバスかタクシーを利用してみてくださいね。
なお、店舗には駐車場もあるので、自家用車で行ける人は利用してもいいかもしれません。
駐車スペースは合計で7台あり、そのうち2台は高さ制限がある駐車場なので、大型の車での駐車は控えた方がいいかもしれません。
また、計7台の駐車スペースは従業員の駐車場と兼ねているので、お店が混みあった場合に車が止められない可能性もあります。
近くのパーキングなども活用して、マナーを守って店舗に行くようにしましょう。
メロンパン本店
住所：広島県呉市本通7-14-1
電話番号：0823-21-1373
営業時間：8時～売り切れ次第終了
定休日：日曜
URL：https://kuremelon.com/
呉の「メロンパン」で美味しいパンを食べよう
呉の「メロンパン」で販売しているメロンパンは独特の形と味わいで知られています。
地元の人のみならず多くの人に愛されており、県外からもそのメロンパンを買いに来る人がいるほど人気です。
広島に来たけど呉まで行けない人のために、JR広島駅などで卸売りも行っていますので、広島を訪れた際にはぜひ一度呉のメロンパンを味わってみてくださいね。
