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2019/03/30

インドネシアの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介

イギリスのエコノミスト紙による2018年世界治安度ランキングでは、インドネシアはフランスに次いで56位で、治安が良い国に属していますが、イスラム国でありテロの危険性があるので、それなりに注意を払う必要があります。

日本人旅行者を狙ったスリ、置引きなどが頻発しており、タクシーによる強盗事件もあります。
この記事では、基本的な注意で、安全にインドネシア観光を堪能するための注意事項を紹介しています。

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【治安の前に】インドネシアってどんな国?

インドネシアは赤道を挟んで東西に5,110km広がる東南アジア諸国連合(ASEAN)のメンバーであり、正式名称は「インドネシア共和国」で、1万3,000を超える島々からなる、世界で最も多くの島をもつ島嶼国です。

インドネシアは総面積約190万㎢と日本の約5倍の大きさで、人口も2億4,000万人で世界でも4番目に多く、首都はジャカルタで人口は約960万人です。

また、インドネシアはマレー系民族を始めとして、300を超える民族が暮らす多民族国家で、そのため公用語のインドネシア語のほかにジャワ語、バリ語など様々な言語が使われます。2013年の統計では、宗教はイスラム教(87.%)を中心にキリスト教(9.9%)やヒンズー教(1.7%)などを信仰しています。

インドネシアは、観光大国で、人気リゾートのバリ島を始め、ボロブドゥール寺院遺跡群やプランバナン寺院群といった世界遺産があるジャワ島がよく知られています。

また、手付かずの青い海が魅力のスラウェシ島、、最大水深515mを誇る東南アジア最大の湖トバ湖や景観が素晴らしいブキティンギなど多くの観光スポットを有し、スマトラ・タイガーが生息するスマトラ島、絶滅危機に瀕するオラン・ウータンがいる熱帯ジャングルに覆われたカリマンタン島(ボルネオ島)などがあります。

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インドネシアの治安を知る前に外務省が発表する危険レベルをおさらい

外務省では、インドネシアの治安情報を発表しており、テロの危険性があることから危険度をレベル1に設定していますが、それ以外は通常の海外旅行での日本人が被害によくあう基本的な注意点に気をつける必要があります。

インドネシア安全情報

レベル1/黄色

「レベル1:十分注意してください。」
その国・地域への渡航,滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。

レベル2/山吹色

「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」
その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。

レベル3/オレンジ色

「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」
その国・地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。(場合によっては,現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)

レベル4/赤色

「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」
その国・地域に滞在している方は滞在地から,安全な国・地域へ退避してください。この状況では,当然のことながら,どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。

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インドネシアの治安状況は?

首都ジャカルタの治安状況は?

ジャカルタの観光旅に行く際に気になるのはやはり治安です。
入国してからの空港から市内への移動でタクシーによる高額請求や市内でのスリやひったくり、ジャカルタ中心部にあるスディルマン通りなどで強盗に遭う被害が増加しています。

空港からの移動や市内での移動の際に、白タクによる被害が多く、迂回して不当なタクシー代の請求があったり、目的地とは違う人気のない場所に連れて行かれ、貴重品を奪われるケースがあり、また、特に夜間に街中で集団で囲んで金品を奪う強盗事件もあります。

また、ショッピングモールやバス・電車の中ではバックのポケットやズボンのポケットに貴重品や財布を入れて盗難にあうこともあり、街中では置き引き、スリ、ひったくりなどの軽犯罪が度々発生しています。

「断食明け」の「レバラン」と呼ばれる時期には、イスラム教徒が故郷に帰る人が多く、電車もバスも混雑します。
そして、故郷に帰るにはお金は必要でなので、その時期に犯罪を行ってお金を稼ぐ人もいます。

イスラム国のインドネシアでは、2016年にもイスラム過激派によるテロが発生しましたが、実は、2009年にもジャカルタ中心のクニンガンのJWマリオットとリッツ・カールトンでテロが起こっています。

1997年にはアジアの通貨危機がよる影響による景気悪化でデモが盛んに行われていましたが、ジャカルタでは賃金引き上げや大統領選挙に関係するデモが多発して、最近でも2016年2月に賃金引き上げのデモがありました。

麻薬の消費地となっているインドネシアでは、クラブなどで見知らぬ人から貰った飲み物の中にドラッグが混ざっていたり、空港で荷物の運送を依頼されて運んだ物が薬物だったりと自分では気づかずに薬物と関わってしまうことも生じています。

人気リゾート地「バリ島」は危険?

日本人にも人気の高いビーチリゾートのバリ島は、治安は悪くないものの、ハワイやプーケットなど他のビーチリゾートよりはひったくりやスリといった軽犯罪が比較的多く発生しています。

道路上の歩道を歩いている時のオートバイによるひったくりに注意が必要で、バイクを二人乗りして、運転していないほうが背後からバッグを奪う犯罪が起きています。

海外のビーチではよく見かける「モノ売り」はバリ島でも行われており、三つ編みやマッサージといったサービス、アクセサリーや民芸品などの小物を強引に売りつけてくることもあります。

グループによる犯罪で、初めは1~2人程で日本人旅行者に片言の日本語で親しみやすく声を掛け油断させて、そしてひとしきり会話をしたら仲間が待つ自宅へ誘ってきます。

最初の内は勝つように仕向けて、掛け金が上がってくると最終的にイカサマをして必ず負けさせるという狡猾な手口のイカサマ賭博被害が起こっています。

バリの繁華街、クタには日本語が話せる多くのインドネシア人がいますが、繁華街やクラブなど不特定多数の人がいる場所で声をかけられて、マジックマッシュルームや大麻を買わないか誘ってくることがあります。

バリ島には多くのジゴロ(女性から金を得て生きている男)がいて、彼らは組織ぐるみで活動し、女の人に甘い言葉をかけて持ち上げて付き合って、結婚を誘う行動にでて、そして、食事をおごってもらったり、家に泊めてもらったりしながらお金を搾り取っていきます。

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治安のいいインドネシアでも気をつけるべき犯罪6選

気をつけるべき犯罪①:スリ、ひったくり

スリや置き引きなどの軽犯罪は頻繁に起きていますが、特に日本人はお金を持っていると見られるので非常に狙われやすくなっています
また、支払いの際に多額の現金を人前で見せて盗まれる事件もあります。

繁華街、市場、デパートなどの多数の人が集まる場所や横断 陸橋では、見知らぬ人に話しかけられ、その応対をしている隙に鞄等を盗まれるケ ースも多くなっています。

また、ズボンの後ろポケットやバックのポケットなど人目に付く場所に入れた財布等の貴重品を携帯電話、パスポートなどが狙われたり、電車、バスの中でも被害にあうケースも多発しています。

小型のバスの乗客全員がスリの一味で、一人の乗客が「気持ち悪い、吐きそう」というのに気を取られて、別の乗客にお金を盗まれたという事件も起きています。

気をつけるべき犯罪②:強盗

夜間に街中で集団で囲んで金品を奪う強盗事件やタクシーでは目的地とは違う人気のない場所に連れて行かれ、金品を奪われるケースがあり、最近は、銃やナイフなどの凶器を使ってお金を奪う悪質な犯罪も増えて来ています。

聞き慣れない名前ですが「パンク強盗」というものがインドネシアでは横行しており、このパンク強盗とは釘などをばらまいて車をパンクさせ、タイヤの点検・交換のために乗っていた人間が降りたところを見計らって、その隙に車内から荷物を盗むという手口のものです。

さらに、運転中などに車やバイクが並んで走り「タイヤがパンクしている」と知らせて、車を止めたところで襲われるという恐ろしい強盗事件もあります。

気をつけるべき犯罪③:麻薬や薬物

「薬物は自国の若者を死に向かわせる」という理由により、インドネシアでは、麻薬や薬物の売買や所持などはもちろん法律違反となって、その罪はとても重く、死刑や重刑の判決が出ることもあります。

麻薬の大量消費地であるインドネシアでは、ナイトクラブなどで知らない人がくれた飲み物の中に薬物が入っていたり、空港で荷物の運送を依頼されたものが薬物だったりなど知らないうちに薬物に関わってしまうこともあります。

特に、バリ島やジャカルタの繁華街やクラブなどに入ると、大麻やマジックマッシュルームを買わないかと勧誘されることがあり、気をつける必要があります。

気をつけるべき犯罪④:詐欺・イカサマ賭博

買い物の際におつりをごまかしたり、町の両替屋や街中でレートが高いと声をかけて両替を持ちかけて来るのは要注意で、両替金を渡す際にお金を抜き取って渡す犯罪や、相場以上の価格で商品を売ってくる詐欺などの被害が比較的多くあります。

また、旅行者を言葉巧みにアジトへ連れ込んで、イカサマのトランプ賭博で金を巻き上げるグループが出没しています。

これは、最初のうちは勝たせて、賭け金も徐々に上がっていき、最後には自分の持ち金がなくなるほどの賭けをさせられ、負けて払い切れなければ、クレジットカードで支払いを強要したりする犯罪です。

気をつけるべき犯罪⑤:タクシー関連

インドネシアのタクシーは細かくお釣りを渡す習慣はなく、渡す紙幣によってはお釣りが帰ってこないなどのお釣りトラブルとなる場合があり、また、旅行者と分かると、起こりがちな悪質な遠まわりをして法外な料金を請求するタクシーもあります。

最初からメーターを使わずに料金の過剰請求をするなどのトラブルも起こります。
一番悪質なのは、タクシーの運転手に見知らぬ場所へ連れていかれて金銭を脅し取られるタクシー強盗事件です。

気をつけるべき犯罪⑥:テロ・暴動

インドネシアのジャカルタやバリ島では、自爆テロや警察官襲撃事件など、未遂を含めて多く発生しており、インドネシア警察当局は、これらの事件発生に対応して再発防止のた めの強い警戒態勢を敷くと共に、容疑者の逮捕、真相究明等を行ってはいますが、現在でもテロ被害が起こる可能性があります。

また、爆発音がしたり、煙が立ち上がっている場合は、二次的な爆発や群衆のパニックに巻き込まれる恐れもあります。
景気悪化や大統領選挙の際には、集会やデモが多発して、それに端を発した小規模な暴動が発生する可能性もあります。

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治安のいいインドネシアでも注意するポイント10選

注意するポイント①:リュック・鞄は前に抱えて持つ

街中を歩く際、スリ、ひったくりからの被害を防ぐには、バックはウエストボーチが安心で、ショルダーバッグはひったくりに遭いやすいので、体の前で持ったりタスキ掛けにしましょう。

また、バイクからのひったくりを避けるため、道路側にバッグを持たないようにするなどの自前の対策が必要です。

ポケットにスマホ・財布を入れないようにし、見えないようにカバンの中かカバンのジッパー付きのポケットに入れて外出しましょう。
特に、知らない人に話しかけられ、その応対をしている隙にカバンなどを盗まれるケースも多いのでしっかり持ち物に注意しましょう。

インドネシアでは、ホテルの中でも安心ではなく、もちろんセキュリティなどがしっかりしているホテルもありますが、ホテルの客室内での盗難被害も多く生じています。
外出する際に、ホテルの客室内に財布やパスポートなどの貴重品は置きっ放しにしないように注意が必要です。

注意するポイント②:人前で大金を見せない

日本人はお金を持っているイメージがあるのでスリ、ひったくりなどの犯罪に非常に狙われやすく、繁華街、市場、モールなどの多数の人が集まる場所での財布盗難の被害にあっています。

外出する時には目立つ服装は避け、外出時は必要なお金だけ持って、大金を持ち歩かずに残りはホテルのセーフティーボックスに入れるなど注意を払う必要があり、持ち歩き用の小さな財布を使用することも被害を防げます。

支払いやATMから現金を下ろすの際に多額の現金を人前で見せないようにしたり、少額の現金を持ち歩くなどの配慮も必要です。

注意するポイント③:深夜に一人で出歩かない

日本だとすごく当たり前のことですが、飲み屋で深夜まで飲んで、酔っぱらって歩いて家まで帰っても全然平気ですが、ジャカルタでは、一人歩きは危険で、特に酔っぱらってタクシーに乗り、寝てしまい身ぐるみ剝がされたという実際に体験した話しもあります。

深夜だけでなく、女性は日が暮れたら、路上の独り歩きは避けた方が良いと思います。
ひったくりや痴漢などは、わずかな距離でも起こっているので、夜に移動する場合には、歩いて行けるような距離でもタクシーでの移動がおすすめです。

夜は、、暗がりや横断歩道などの人気のないところでは、周囲に不審人物がいないかどうか確認し、場合によっては他の道やタクシーの利用をすることが賢明です。

注意するポイント④:安全なタクシーを利用する

インドネシアのタクシーは日本と比べると基本的に安く、ジャカルタ市内の移動であれば、500円程度でほとんどの場所に行くことができます。
しかし、一番気をつけることは白タクの利用で、近年は少なくなりましたが、お金のぼったくりだけではなく、強盗被害です。

現在はタクシーによる強盗は激減していますが、タクシー会社を選ぶことで、被害に遭う可能性はかなり低くなります。インドネシアでタクシーを利用する時は、ホテルなどで安全なタクシーを呼んでもらいましょう

ジャカルタで最も信頼性の高いのが最大手の「ブルーバードタクシー」で、鳥のマークと青い車体が特徴で、メーター式の明朗会計の安全なタクシーで、それ以外に「エクスプレス」もおすすめです。

注意するポイント⑤:危険な場所には近づかない

特に、ジャカルタにおいては頻繁にデモが起こり、賃上げのデモだったり、政治家がイスラム教を冒涜したなどという理由で宗教関係や政治関係のデモが起こりますが、稀に、警察や軍隊が出動する事態になることもあります。

大規模デモの集合の場合、行われる日時は在インドネシア日本国大使館 の公式HPで紹介されています。

集会やデモの現場に遭遇した場合は、直ちにその場を離れましょう
群衆のパニックや暴動に巻き込まれることもあるので、面白半分で現場を見物に行くような行為は絶対にやめましょう

テロに関しては防ぎようがないですが、爆弾によるテロが多いので、もしも不審物を見かけたら触らない、近づかないことが最も重要です。
また、テロの標的の中には外国人がよく利用するクラブ等も含まれているので、心に留めておきましょう!

注意するポイント⑥:安全な行動をとる

特に日本人は、イカサマ賭博・詐欺のターゲットにされやすいので、街中やナイトクラブでフレンドリーに日本語で話しかけられても、簡単に人を信用しないようにし、特に自宅に招かれたりしても、気安く遊びに行くのはやめた方が賢明な判断といえます。

インドネシアで以上のような話が持ちかけられたら、直ぐにその場を立ち去るようにし、関わらないようにすることが大切です。

夜道などを歩く際には、必ず大通りを利用し、人が少ないところや暗いところは避けて歩きましょう
強盗など不測の事態など、お金で解決できることもあるので、1万円くらいは財布に余分に入れて、身を守るようにしましょう!

緊急時は日本国大使館への連絡が一番です。

注意するポイント⑦:もめごとを避ける

暴漢や物乞いなどの犯罪には、警察も含まれ、日本とは異なり、警察は危険から助けてくれる良いことばかりではありません。
万一の犯罪に巻き込まれた際には絶対に抵抗しないで、少しでもリスクを減らす必要があります。

インドネシア人に限ったことではないですが、抵抗によりキレると普段はすごく良い人なのに、別人のように怒りだします。

もし襲われたり、拘束されたりなど危険な目にあった場合には、相手を怒らせたり、刺激することは避けて、なるべく公の場で周囲の人の目に触れるようにしましょう。

場合によっては、身を守るため、マネートーク(手持ちのお金を渡すこと)も必要になってきます。

注意するポイント⑧:パスポート・ビザは必ず帯同する

パスポートを携帯しておらず、警察官から超高額な金額を請求されたという話は時々耳にしますが、日本とは異なり、一部の警察官は信用できません。

市内の大通りやビジネス街を中心に、おこずかい銭稼ぎで、不正な滞在を取り締まるという名目で警察が労働VISAのチェックをしています。

レバラン(イスラム断食明け)前は、特に警察官の活動が活発で、ジャカルタのブロックMなど夜の歓楽街のクラブやカラオケ店など外国人が利用するエリアは狙われており、要求金額も数万円単位は軽く取られるそうです。

インドネシアではパスポートの携帯は必要で、特に30日を超す長期滞在者はビザの延伸手続きをやっておくことは重要で、ビザの取得とパスポートを持ち歩くことは基本です。

念のため、、パスポートの写真の部分と滞在許可を示すページのカラーコピーを財布に入れておくことをおすすめします。

注意するポイント⑨:水道水は飲まない

日本以外の他の国でも同じですが、基本的には水道水は飲めず、ホテルやアパートメントなどもほとんどが井戸水を水道に利用しており、住んでいるインドネシア人も飲み水はミネラルウォーターを使って生活しています。

ミネラルウォーターのペットボトルを購入して飲むようにし、飲み物に入れる氷もできるだけ避け、また、屋台やローカルレストランは衛生面が良くないお店もあるので、お腹が弱い人は特に注意する必要があり、念のために日本で慣れた胃薬を持参するようにしましょう。

私も1週間ぐらいはお腹の調子が悪く、その後は快調になるという経験をしましたが、日本を離れて水が変わったこと、食器やコップなどの洗浄が不十分という問題があるのかもしれません。

外国人向けの病院は環境が整っている場合が多く、日本人や日本語に対応できるスタッフがいるので安心して診てもらえます。

医療費は日本より高く、高額な医療費になってしまうので、万が一のために、海外旅行保険には加入しておきましょう。

注意するポイント⑩:薬物関係には近寄らない

インドネシアは、麻薬使用・所持=死刑と大変厳しい国ですが、バリ島のレギャン通りでは、マッシュルーム(幻覚キノコ)の売人がたくさんいて、マリファナやコカインらしきものが普通に取引されているクラブもあるらしいです。

インドネシアでは、くれぐれも、勢いに任せた行動には気を付けてください。
夜の道やクラブでも誘いかけがありますが、無視すればいいだけの話なので、興味を見せないのが鉄則となります!

クラブなどで遊んでいる時、特に、酔いつぶれてしまった時は、いつカバンの中に薬物が入れられてしまうかわかりませんので、最善の注意を払いながら夜をほどほどに楽しみましょう。

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治安のいいインドネシアで、戦争の危険性はある?

ジュマ・イスラミーヤ(JI)が首謀したと言われる大規模な爆弾テロが2002年から4年連続で、ジャカルタやバリ島で発生し、2009年にもジャカルタで起きました。

その後はテロの実行グループに属するメンバーが各地で数多く摘発されたため、JI などのイスラム過激派組織は弱体化したとみられており、治安機関を攻撃対象とする小規模な事件はあります。
テロの危険性はあるものの、国を揺るがす戦争の危険性はありません

また、インドネシアの独立戦争に多数の残留日本兵が参加したことは、よく知られていますが、敬虔なイスラムが多いアチェ州はインドネシアからの独立戦争を長期にわたり行ってきました。

2004年にスマトラ津波が起こり、その地域の復興・援助をインドネシア政府が積極的に実施して、アチェ州の人にインドネシア政府の存在感を見せたのを機に独立勢力は独立戦争を放棄しています。

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治安のいいインドネシアで、テロの危険性はある?

インドネシアにおけるテロに関して、日本、アメリカ、オーストラリアの三ヶ国は、ほぼ同様の危険度であると評価しており、分離独立を目指すグループの活動など市民暴動の恐れがあるスラウェシ島の中部スラウェシ州ポソ県、パプア州のプンチャック・ジャヤ県、ミミカ県に対し、他地域に比較して高めの危険レベルになっています。

過去に大規模なテロを実行しているJI(ジュマ・イスラミーヤ)だけでなく、最近では「ISILインドネシア」と名乗るグループによるテロが発生していること、今後もテロの発生の可能性があることが予期され、特に「警察や宗教施設等を狙ったテロ」のリスクがあることが三ヶ国も共通認識で、明確な注意喚起が発信されています。

日本政府も、分離独立や州の分割問題のあるパプア州と西パプア州の一部の地域で、治安が不安定な状況が続いているため、他の地域よりも一段高いレベルの「レベル2:不要不急の渡航を止めてください」という危険情報が発表されています。

<下に続く>

“インドネシアの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介”まとめ

インドネシアは順調に経済成長を続けていますが、依然として貧困層や失業者は多く、旅行者を狙った窃盗事件、白タクによる過剰請求や強盗事件が発生しています。
イスラム国でありテロの危険性は避けがたいですが、薬物に対する重罪などは個人で注意を払えば回避できます。

また、他の国でも共通する犯罪については、基本的な注意を怠らなければ、素晴らしいインドネシアの観光を安全に、十分に堪能できますよ!

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