【ランチの前に】近江町市場はどんなところ?
北陸新幹線が開通してから、東京からも行きやすくなった、人気の石川県金沢市内にあります。
北陸新幹線の終点である金沢駅から歩いても15分程という観光客にもとても便のいい立地なので、近年、近江町市場の人気は急上昇中。
本来は金沢市民の台所である近江町市場は、日本海に面した金沢市の地の利を生かした鮮度がいい魚介類が売られています。
近江町市場で扱っているのは日本海の魚介類だけではありません。
最近では全国区となりつつある、地元の加賀野菜も扱う生鮮食品が中心の商店や食料品店も、軒を連ねているのです。
また、近江町市場では鮮度のいい食材が手に入りやすいことから、日本海で獲れた魚介類や加賀野菜を使った食事も楽しめる店舗がたくさんあるのです。
どこに入ろうか、迷ってしまうことは必至でしょう。
【ランチの前に】近江町市場への行き方
近江町市場は金沢の中心地にあるので、とても交通の便のいい場所にあります。
北陸新幹線で金沢駅に着いて、近江町市場までお昼を食べに行くことだって可能。
金沢駅から近江町市場を経由するバスは3分おきに出ているのでバス利用するのも便利です。
バス利用の場合、金沢駅から2つ先のバス停「武蔵ヶ辻・近江町市場」下車で6分程で到着、そこから歩いて5分もかかりません。
また金沢駅から歩いても15分程なので金沢の町の散策がてら、近江町市場へ行くことも可能。
旅行の初日なら、大きい荷物は金沢駅でロッカーなどに預けて金沢市街地を町歩きしながら近江町市場へ向かってみることをおすすめします。
金沢の街をまず歩いてみて、美味しいものをより美味しく食べられるように、お腹を空かせてから近江町市場へと向かうのもいいかもしれません。
近江町市場への行き方 |
---|
【バスで】 金沢駅ーバス(3分間隔)ー(2駅目)武蔵ヶ辻・近江町市場下車ー(徒歩2分) 近江町市場着 |
【徒歩で】金沢駅ー(徒歩15分程) 近江町市場着 |
近江町市場のランチのおすすめ時間帯
「でもお昼時、混んでるんじゃないの?」とお気付きの人もいるでしょう。
確かにお昼時はかなりの混雑になり、美味しくて人気の店舗には行列ができるのが当たり前のようになっています。
でもせっかく旅行に来たのに並ぶ時間はもったいないですよね。
そこでおすすめなのは、お昼にはひと足早い10時〜11時という時間帯にお昼を食べに行ってしまうことです。
早い店舗では朝から営業している店舗もあり、遅くても10時位から開店している店舗がほとんど。
その日の朝食を軽くすませるか、9時〜11時頃ブランチにするつもりで、がっつり金沢の美味しい食事を堪能するのがいいでしょう。
近江町市場のランチは安い?
結論からいうと、全部のお店が安い、という訳ではありません。
観光客目当ての店舗も散見されるのでそうとも言い切れないのが正直なところでしょう。
金沢という日本海の食材の宝庫であることを考えると少々高くても納得の値段、と感じる人もいるかもしれません。
でも近江町市場は元々は地元の人の台所ですから、探せば安くて美味しい良心的な店舗はあります。
ここで心得ておきたいのは安くて美味しい店舗は、当然のごとく行列必至であることです。
こういったことを考えると、予め下調べをして予約ができるのであれば、行きたい店舗へ予約を入れておくといいかも。
予約ができないのであれば、その店舗の営業時間なども調べた上でお昼よりも一足早い時間帯に入店すれば、あまり待たされずに食事をすることができるでしょう。
近江町市場のランチは寿司やカニが美味しい!
金沢といえば日本海で獲れた魚介類目当てで近江町市場へ行く人も多いことでしょう。
すぐ目の前の海で獲れた魚介類なので、鮮度の良さは抜群。
また日本海では四季折々に日本海特有の魚介類が食べられるんです。
近江町市場にある鮮魚店には美味しそうなカニやブリ、ノドグロ、白えびやホタルイカ、といった魚介類がズラリと陳列されています。
お土産に買って送るのもアリですが、やはり本場で食したいもの。
特にお寿司やカニは東京では食べられないような美味しさのものを食べられるので、是非とも食してほしいものです。
金沢滞在中に1度は近江町市場へ足を運ぶことをおすすめします。
近江町市場のおすすめランチ11選!
では、近江町市場のお店をみていきましょう。
近江町市場のお店には、以下のお店があります。
- かいてん寿し 大倉
- 山さん寿司
- 伊ノ弥
- 海鮮丼ひかりや
- じもの亭
- 鰤のたたき本舗 逸味 潮屋 近江町いちば店
- カフェアルコメルカート
- 市場めし あまつぼ
- 鮮彩えにし
- 近江市場寿し 本店
- 刺身屋
続いて、近江町市場のお店を、それぞれ詳しくみていきます。
かいてん寿し 大倉
かいてん寿し大倉は地元住民にも愛されている回転寿司の店舗です。
店を構えて40年と言いますから、地元住民の信頼の厚さは本物でしょう。
かいてん寿し大倉では、大将が必ず毎日の仕入れに直接出向いています。
毎日大将が仕入れている食材を使用しているので、変わらない味と確かな食材を使った寿司を堪能することができるのです。
平日ランチタイム11時〜14時半には、新鮮な日本海の食材を使った寿司セット「近江町盛りA」は寿司が10貫でなんと500円で食べられてしまうんです(2019年3月現在)。
ただし、20食限定なのでもし食べてみたい人はお早目に。
このほか、平日ランチタイムにはお得なセットがいくつかありますから、自分好みのネタの入っているセットを探してみてください。
かいてん寿し 大倉
住所:石川県金沢市下堤町38
電話番号:076-231-3317
営業時間:平日 10時~19時(15時~16時中休み) / 土日祝 10時半~19時
定休日:なし
URL:かいてん寿し大倉
山さん寿司
山さん寿司は60年もの長きにわたり寿司激戦区の近江町市場に店を構えている老舗の寿司店。
観光客に人気の海鮮丼は、さすが寿司職人の技ともいえる美しい盛り付けに目が引かれます。
インスタ映え必至ですね。
海鮮丼は地物や近海の海産物を18種類ものせた、近江町市場の名物ともいえる豪華な丼。
山さん寿司のこだわりは、全ての食材に地元産を使っていること。
能登半島産のコシヒカリと、のとひかりをブレンドしたオリジナルのシャリに、お酢も地場で作られたものを使用しています。
ほとんどの食材を石川県産にこだわり抜いて作られた海鮮丼や寿司は、観光客のみならず地元住民にも愛されている山さん寿司ならでは、でしょう。
山さん寿司
住所:石川県金沢市下近江町68
電話番号:076-221-0055
営業時間:7時半〜ネタとシャリがなくなり次第終了
定休日:不定休
URL:山さん寿司公式サイト
伊ノ弥
伊ノ弥は「海鮮丼発祥の店」を名乗っている店舗。
多彩な海鮮ちらしはもちろん、天麩羅やカレー、観光客向けの金箔ののった「金ピカ丼」などメニューもバラエティに富んだ内容となっています。
海鮮ちらしは地物を中心に、カニちらしや甘エビ丼といったものから伊ノ弥の名物丼であるその名も「伊ノ弥どん」は税込千円で食べられてしまうんです(2019年3月現在)。
このほか、天麩羅丼も充実のメニュー。
「金沢メニュー」と銘打ったメニューには、加賀野菜を使ったカレーや能登牛を使用したカレーまでのっています。
しかも伊ノ弥のメニューはボリュームが満点。
普通盛りでは満足できない、大食いの人も大満足できるボリュームと、安さがウリの伊ノ弥。
そのためたくさん食べる若い人達から好評を得ているお店でもあります。
さらにお得なことに開店前に並んでいた顧客には、1割引してもらえるそうですから、大食いの人は是非立ち寄って見てください。
伊ノ弥
住所:石川県金沢市上近江町33-1
電話番号:076-222-0818
営業時間:月〜土10時〜19時 / 日・祝10時〜16時*ネタがなくなり次第終了
定休日:火曜日
URL:井ノ弥公式サイト
海鮮丼ひかりや
海鮮丼ひかりやの看板メニューは「海鮮まるひ丼」。
この海鮮丼は一度で二度美味しい丼です。
最初は海鮮丼として特製ゴマ醤油をかけて食べ、次に追いだしをかけてだし茶漬けにしていただいて締める、という丼なのです。
海鮮まるひ丼は梅、竹、松とあり、「梅」の具材は、とろびんちょう、まぐろたたき、甘えび、真たこ、小柱。
「竹」には梅の具材に加え、ずわい蟹をプラス。
「松」は梅の具材にずわい蟹とイクラが加わります。
こちらの店舗では予約は受けていないので、お昼時の時間帯をあえて外して一足早めに食べに行くのがいいかもしれません。
海鮮丼ひかりや
住所:石川県金沢市下近江町26
電話番号:076-255-2080
営業時間:9時〜15時
定休日:月曜日、第3火曜日
URL:海鮮丼ひかりや公式サイト
じもの亭
じもの亭は近江町市場で食料品店を営む、世界の食品ダイヤモンド株式会社が経営する地物を中心に食を提供する店舗。
近江町市場ならではの新鮮な海の幸から山の幸まで、ふんだんに使った食事が楽しめます。
地物を中心にした海鮮丼はもちろん、天丼やお刺身定食、金沢ならではの珍味や石川の地酒まで、地元のものを取り揃えています。
じもの亭一押しはウニ、カニ、甘エビといった食材が10種類あまりものっている海鮮丼(華)。
ビジュアル的にかなりのインパクトのある「マグロの中落ち」は豪快にスプーンですくって食べるのだとか。
このほか、刺身、白えび唐揚げ、かに酢、ブリ大根、茶碗蒸しといった品々を堪能できる、じもの亭弁当などもあります。
じもの亭
住所:石川県金沢市上近江町27-1
電話番号:076-223-2201
営業時間:11時〜15時 / 17時〜20時*夜の部 金土のみ営業
定休日:水曜日
URL:じもの亭公式サイト
鰤のたたき本舗 逸味 潮屋 近江町いちば店
鰤のたたき本舗 逸味 潮屋は金沢のお土産に買いたい、魚介類を使った商品を取り揃えているお土産店。
ここ近江町いちば店には店の奥にイートインできるスペースが設けてあります。
お店の看板商品である鰤のたたきなどを数種類使った海鮮丼やお重などを食べることができます。
こちらは朝9時から開店するので朝ごはんとして食べるのもアリかもしれません。
イートインスペースで試食がわりに食事をしてみるのもいいですね。
食べて気に入ったなら、商品をお土産として買っていくこともできますから、一石二鳥かも。
鰤のたたき本舗 逸味 潮屋 近江町いちば店
住所:石川県金沢市青草町88 近江町いちば館1F
電話番号:076-223-0408
営業時間:9時~17時
定休日:木曜日、元旦
URL:鰤のたたき本舗 逸味 潮屋 公式サイト
カフェ アルコ メルカート
近江町市場にきたら海鮮丼!と決めている人は多いことでしょう。
でもイタリアンもなかなか美味しいお店があるんです。
カフェアルコメルカートは無農薬自社ファーム野菜や近江町市場で仕入れた素材を使った美味しいイタリアンが食べられるお店。
夜に加賀料理や海鮮丼を居酒屋で食べるつもりだから、ランチは違ったものが食べたいな、という人はランチで足を運んでみるのもいいですね。
カフェアルコメルカートでは金沢名物の洋食「ハントンライス」も食べられますよ。
ハントンライスとは、ケチャップライスの上に半熟の薄焼き卵をのせ、その上に白身魚のフライを乗せてタルタルソースをかけた金沢発祥の洋食。
洋食つながりでは「近江町オムライス」なるものもメニューにあります。
こちらはオムライスの上に近江町市場で仕入れた魚介類を乗せ、甘エビをふんだんに使ったメリケンヌソースをたっぷりかけた一品。
このほか能登牛100%使ったチーズ in ハンバーグや平日には3種類の中から選べる、定番のパスタランチもあります。
ビーガンにも対応したメニューも用意があるので、なまものが苦手な外国人やベジタリアンの人にもおすすめです。
カフェ アルコ メルカート
住所:金沢市青草町88番地近江町いちば館1階
電話番号:076-262-0141
営業時間:日〜木曜日、祝日 11時〜22時 / 金、土曜日、祝前日 11時〜23時
定休日:なし
URL:カフェアルコメルカート公式サイト
市場めし あまつぼ
近江町市場にある「市場めし あまつぼ」は、1964 (昭和39)年創業の老舗居酒屋『あまつぼ』の2号店。
この居酒屋はご当地おでんの「金沢おでん」でも定評がある店舗です。
お酒を飲む人には夜もおすすめ。
ランチタイムでは海鮮丼はもちろん「金沢おでんランチ」、金沢名物の「治部煮」が食べられる「加賀鴨治部煮」と金沢の郷土料理も味わえるメニューがあります。
特に金沢おでんは、岩だこ、粟麩、万寿貝といった金沢ならではの食材を中心に40種類ものネタがあるのが特徴。
食材の美味しさに加え昆布の旨味を効かせた出汁をたっぷりと吸って金沢ならではのおでんに仕上がっています。
お酒の品揃えも石川の地酒を中心に取り揃えてあるので、料理に合わせてお燗に、冷や酒、と楽しめる居酒屋です。
贅沢にお昼から軽く一杯飲むのもいいかもしれません。
あまつぼ
住所:石川県金沢市下堤町38-1
電話番号:076-208-3571
営業時間:8時〜21時
定休日:不定休
URL:あまつぼ公式サイト
鮮彩えにし
近江町市場で鮮魚店を構える大口水産グループの直営店である「鮮彩えにし」はその名を冠した「鮮彩えにし丼」や名物「のど黒ひつまぶし」がおすすめ。
のど黒ひつまぶしは1度で3度美味しい丼です。
最初はそのままわさび醤油で、次にウニと共に大葉やゴマをふりかけて。
シメはノドグロの骨からとった特製出汁をかけ、岩のりやわさびをのせてサラサラとだし茶漬けで賞味します。
日本海の美味しい食事を楽しむなら、のど黒ひつまぶしはおすすめです。
ノドグロは日本海だけでなくほかの海でも獲れますが、日本海のノドグロは脂のノリが別格。
マグロの中トロが好きな人にはぜひ食べてもらいたい食材のひとつです。
鮮彩えにし
住所:石川県金沢市青草町88 近江町いちば館2F
電話番号:050-3466-2221
営業時間:10時〜16時 / 16時〜21時
定休日:なし
URL:鮮彩えにし公式サイト
近江市場寿し 本店
近江町市場内にこちらの本店のほか、支店と海鮮丼に特化した「海鮮丼いちば」の3店舗を構えています。
近江町市場寿しは回転寿司ではありますが、お寿司は混雑時を除いて握った寿司は回転していません。
それは新鮮なネタを一番美味しい状態で味わって欲しい、というお店の心意気から。
そのこだわりはネタそのものを選別することにも共通しています。
ノドグロやブリ、天然甘エビ、といった金沢ならではの魚介類。
富山湾で水揚げされた白エビなど、日本海でしか獲れないものから、マグロ、サバ、アジまで毎日金沢の市場のセリで仕入れています。
本店では回転寿司メニューのほか、丼もののメニューもあるのでお寿司でも丼ものでも楽しめる店舗。
近江町市場寿しは安くて美味しい、と評判の店舗でもあるので、リーズナブルに金沢の海の幸を堪能できるでしょう。
近江市場寿し 本店
住所:石川県金沢市下近江町28-1
電話番号:076-261-9330
営業時間:8時半〜20時
定休日:年中無休
URL:近江町市場寿し公式サイト
刺身屋
刺身屋は午前中から21時の閉店まで通しで空いている店舗。
その名の通り、刺身には定評があるお店です。
ランチタイムのメニューで人気があるのは、まんべんなく数種類の魚介類ののった刺身屋丼やノドグロやウニものった海鮮丼。
ノドグロ、ウニ、中トロがゴージャスにのった贅沢三昧丼で豪華なランチをするのもおすすめ。
少々お高めではありますが、ノドグロを堪能できるのど黒めしもあります。
こちらはほかの店舗と同様、1度で3度趣向を変えて味わえる丼。
醤油をかけてそのままいただいた次は、ゴマや柚子胡椒、ネギなどの薬味をお好みでのせて賞味。
最後に出汁をかけていただくものです。
このほか、金沢の郷土料理である治部煮や加賀料理を味わうことも可能。
ノドグロの塩焼き定食もあり、庶民的な居酒屋ならではのメニューが揃っています。
刺身屋
住所:石川県金沢市青草町15-1
電話番号:076-231-7222
営業時間:火〜金 10時半〜21時 / 土〜月・祝 9時半〜21時
定休日:年始 (1/1〜4)
URL:刺身屋公式サイト
近江町市場で日本海の海の幸を堪能できるランチがたくさん!
金沢にある近江町市場には、日本海で獲れた魚介類を使った海鮮丼を中心としたランチが食べられる店舗が多くありました。
近江町市場は新鮮な食材を堪能できる、「観光客にとっての食堂」といえるでしょう。
魚介類の中でも、ノドグロや甘エビ、ブリやサバといった日本海でしか食べられない美味しい海の幸をランチでも、ぜひ賞味してみてくださいね。
数多くある食堂や居酒屋から、あなたが「これ!」と思える一品を見つけられるといいですね。