海鮮丼が人気の境港ってどんなところ?
境港は20キロあまりに及ぶ大砂州の弓浜半島の北端にあります。
お隣の島根県松江市にも中海を挟んで行き来できる地域。
ここ境港(さかいみなと)にある市町村の名称にもなった境港(さかいこう)は漁業が盛ん。
境港といえばカニが有名ですが、沖合いのいか釣、まき網、底引網といった沖合漁業から、小型底引網や刺網、一本釣などの沿岸漁業まで行われています。
中でも沖合いで行われるまき網は境港の漁業の主柱となっています。
境港で水揚げされた新鮮な魚介類が食べられる、と境港周辺の食堂は観光客だけでなく地元住民にも人気のお店が数多くあります。
というのも、境港では四季折々の日本海の恵みを食べることができるからでしょう。
夏は本マグロや白イカ(=剣先イカ)、岩ガキ、冬は松葉ガニ、モサエビ、ズワイガニと行く季節により旬の魚介が出迎えてくれます。
軒を連ねた食堂では、海鮮丼のほか、数々の魚介類を使った定食や紅ズワイガニが食べ放題の店舗も。
今回はおすすめの海鮮丼に絞って12店舗ご紹介します。
かいがんや魚山亭!境港でおすすめの海鮮丼12選!
では、境港の海鮮丼のお店をみていきましょう。
境港の海鮮丼のお店には、以下のお店があります。
- お食事処 かいがん
- 魚山亭
- お食事処 美なと亭
- 旨いもん市場 海月丸(かつきまる)
- 割烹 味処ことぶき
- 元気亭。
- 海陽亭 境港店
- お食事処 日本海
- お食事処 さかな工房
- お食事処 海堂
- お食事処 しんわ
- お食事処 峰
続いて、境港のお店を、それぞれ詳しくみていきます。
お食事処 かいがん
お食事処かいがんは境港の魚市場近くにある定食屋です。
この店舗はカニ食べ放題でも有名な店舗。
しかも冷凍カニなどではない、紅ズワイガニが食べ放題とあっては、食事時に行列は必至でしょう。
かいがんのおすすめ海鮮丼は特選海鮮丼。
味噌汁、小鉢が4品ついた上に、天ぷらもついてくるボリューム満点のメニュー。
海鮮丼は豪快にカニの脚がのっており、カニの甲羅を器にウニや甘エビ、いかなどが盛られています。
丼には魚介類が10種類以上のっているので、境港の味を堪能できることでしょう。
このほか特上海鮮丼もあり、こちらはご飯をたっぷり食べたい人におすすめ。
お食事処 かいがん
住所:鳥取県境港市昭和町9-20
電話番号:0859-42-4414
営業時間:平日7時~15時 / 15時~予約のみ /土日祝日7時〜17時終了 / 17時〜予約のみ *予約は5名以上から
定休日:火曜日
URL:お食事処 かいがんホームページ
魚山亭
魚山亭は中野港近くにある漁港めしが食べられる地元の食堂といったところでしょうか。
質素な店構えは、むしろ獲れたての魚やカニが食べられそうな雰囲気があります。
ここの海鮮丼は「特上魚山丼」がおすすめ。
10種類あまりのっている丼の具材は、その日に仕入れた魚介類を使っているので、鮮度は抜群です。
そして何より魚山亭はコストパフォーマンスが素晴らしいこと。
おすすめの海鮮丼「特上魚山丼」はなんと1080円で食べられるんです(2019年4月現在)。
観光地などでは安かろう悪かろう、という店舗がありますが、魚山亭はそんなことはありません。
それは地元住民から長年愛されていることがその証でしょう。
境港へ訪ねたら、ぜひ食べに行ってほしい店舗です。
魚山亭
住所:鳥取県境港市中野町3297
電話番号:0859-42-2337
営業時間:11時半〜14時 / 18時〜20時
定休日:月曜日
URL:魚山亭ホームページ
お食事処美なと亭
美なと亭は、魚介の仲買人の人達が運営する境港さかなセンター直営の和食海鮮丼屋。
周辺には展望台になっている夢タワーや日帰り温泉もあるので観光客の人が多く訪れています。
使われている魚介は目利きの仲買人さん達が仕入れた食材を使っているだけに、美味しいものばかり。
その日に上がった魚介類を使っているので、鮮度のいい海鮮丼が食べられます。
何よりこちらのおすすめポイントは海鮮丼に限ったことではありませんが、境港さかなセンターで食べたい魚を購入して美なと亭に持ち込むことが可能。
その持ち込んだ食材を希望の料理で調理してくれるのです。
魚好きにとってはなんとも贅沢な食べ方ができる食堂ですね。
お食事処美なと亭
住所:境港市竹内団地259-2
電話番号:0859-47-5588
営業時間:平日10時〜17時 / 土日祝日10時〜18時半
定休日:水曜日
URL:お食事処美なと亭ホームページ
旨いもん市場海月丸(かつきまる)
海月丸では海鮮丼のメニューを多く取り揃えています。
中でも人気の海鮮丼は「てっぺん海鮮丼」。
カニを含め10種類あまりの魚介をのせた丼はカニの甲羅と長い足が目を引く盛りつけ。
境港最盛を謳うてっぺん海鮮丼は具材も肉厚で食べ応えがあるので、食いしん坊の人におすすめです。
苦手な魚介がある人やそんなにたくさんは食べられないよ、という人には「セレクト海鮮丼」の方がいいかもしれません。
まずはベースとなる丼ご飯、小鉢、味噌汁、漬物を注文。
ご飯の上にのせる具材を「本日の鮮魚表」より1種につき2貫で100円で自分の好きな具材を選んでのせられるという海鮮丼メニューなのです。
もちろん好きな具材を何個頼んでもOKなので、大好物の魚介がある食いしん坊の人にもおすすめ。
旨いもん市場海月丸(かつきまる)
住所:鳥取県境港市相生町16-2
電話番号:0859-42-6897
営業時間:11時〜14時 / 18時〜23時
定休日:水曜日
URL:旨いもん市場海月丸ホームページ
割烹味処ことぶき
境港出身で知られる漫画家・水木しげるの生み出した妖怪のキャラクター達に出会える水木しげるロードから歩いて10分程。
店頭で信楽焼の大きなたぬきが出迎えてくれる割烹味処 ことぶきは、創業100年の老舗和食店です。
境港で水揚げされた新鮮な海の幸と旬の地物を昼はどんぶり、夜は会席料理で楽しめます。
割烹味処ことぶきで提供しているの海鮮丼は、3種類ほどあります。
海の幸がたっぷりのった海鮮丼、境港で獲れた魚介類を中心にのせた境港丼、贅沢に旬の魚介類をたくさんのせたびっくり丼。
びっくり丼はちょっとお高めではありますが、境港で水揚げされた海鮮を味わい尽くしたい人にはおすすめの一品。
割烹味処ことぶき
住所:鳥取県境港市相生町127
電話番号:0859-42-2017
営業時間:11時半〜14時 / 17時〜21時
定休日:木曜日
URL:割烹味処ことぶきホームページ
元気亭。
元気亭は境港の食材にこだわって食事の提供をしています。
そのこだわりはお米にも。
古来よりこの地域で肥料とされてきた海藻を使って育てたお米「海藻米」を使用しています。
この肥料も鳥取県と島根県にまたがる汽水湖、中海で採取。
野菜などももちろん地元産のものを利用している地産地消にこだわっている店舗といえるでしょう。
そんなこだわり抜いた素材を使って調理した海鮮丼は、鮮度も抜群、ご飯も美味しいと評判。
元気亭では「まぐろラーメン」なるものも提供しているのですが、こちらのラーメンとカニいくらののった贅沢丼が味わえるセットメニューも。
欲張りな食いしん坊の人には嬉しいメニューですね。
限定5食と競争率の高い、カニ1杯以上のったカニぶっかけ丼も気になります。
元気亭にきたらまず境港の食材を堪能できるといっていいでしょう。
元気亭。
住所:鳥取県境港市大正町38番地
電話番号:0859-42-3551
営業時間:10時半~15時 / 17時半~ 21時
定休日:木曜日
URL:元気亭。ホームページ
海陽亭 境港店
鳥取を中心に展開するぎんりんグループの1店舗である海陽亭境港店。
日本一の水揚げ量を誇る本マグロを始め、地物を中心とした丼が食べられます。
海陽亭境港店は、境港水産物直売センターで唯一のお食事処。
活きのいい海の幸をリーズナブルに、真心を込めて届けるをモットーに、できるだけ地の物を使い、美味しい食事を提供しています。
海陽亭のおすすめの海鮮丼は「特選海鮮丼」。
境港で上がった地物をふんだんに盛り付けた一品は、境港の魚介を一食で網羅したい人におすすめ。
海鮮丼以外の丼物で特におすすめなのは「もさ海老丼」です。
モサエビとは、日本海で獲れるクロザコエビのことで、北陸では、がすえび、どろえびと呼ばれている海老のことです。
この海老は足が早いため、獲れた地でしか味わえない食材。
甘エビよりも甘い、というモサエビを多く盛り付けた丼はぜひ食べて欲しい一品。
海陽亭 境港店
住所:鳥取県境港市昭和町9-5境港水産物直売センター内
電話番号:0859-42-4649
営業時間:9時半~17時
定休日:火曜日
URL:海陽亭 境港店(ぎんりんグループ)公式サイト
お食事処 日本海
米子空港から歩いても15分程。
日本海に面した場所にあるお食事処日本海は、1人で来店しても家族連れでも食事に来られるお店です。
座敷席、椅子席両方の用意があるのも嬉しいですね。
お食事処日本海では、徹底した生け簀管理の下、鮮度が保たれるよう、旬の魚やカニ、岩ガキなどを生かして保存。
いつでも新鮮な旬の食材を食べることができます。
ここの海鮮丼は迫力のボリューム。
海鮮丼の器を彩るのは、日本海の隠れた食材のモサエビ、紅ズワイのほか、白いか(=剣先イカ)、アジ、サバ、スズキ、バイ貝、ワカメなど12種類もの魚介類。
せっかく境港に来たんだからカニが食べたい!という人には、紅ずわい丼がおすすめ。
境港で獲れたベニずわいの身がたっぷりのった丼です。
お食事処 日本海
住所:鳥取県境港市小篠津町257-2
電話番号:0859-45-5560
営業時間:11時〜15時 / 17時〜21時
定休日:水曜日
URL:お食事処 日本海 公式サイト
お食事処 さかな工房
さかな工房は魚介類だけでなく、肉メニューも取り揃えた、あらゆる食材を使ったメニューのバリエーションが豊富なお食事処です。
お子様メニューも定番のハンバーグや唐揚げ、エビフライ、甘口のカレーライス、ミニミニいくら丼など多くのメニューがあるのが嬉しい限り。
ここの海鮮丼はウニ、いくら、白いか、えびなど旬の食材が6種類あまりのっていて鮮度も抜群。
茶碗蒸し、お吸い物と漬物のセットで召し上がれ。
海鮮丼は揚げ出しもち豆腐とのセットメニューもあります。
また、お子さんや年配の方など、がっつり食べられない人のためにミニミニ海鮮丼もメニューにあるのでちょっとだけ食べたい人におすすめ。
お食事処 さかな工房
住所:鳥取県境港市外江町2415-4
電話番号:0859-44-6344
営業時間:11時〜14時 / 17時半〜21時半
定休日:月曜日、第1火曜日
URL:お食事処 さかな工房
お食事処 海堂
2013年9月に創業したお食事処海堂を運営する合同会社アクティブは「地元の街の灯を消したくない」という思いから、地元の有志が集まり興した会社。
その翌月、お食事処「海堂」を開店しました。
お食事処海堂代表者の本業は船長。
そのため境港で水揚げされた旬の魚介類を中心に、焼きトン、唐揚げ、とんかつといった定番の食堂メニューまで取り揃えています。
席もテーブル席やお座敷、個室も用意。
地獲れの旬の魚が泳ぐ生簀はこども達に人気です。
この生け簀で泳いでいた魚が食べられるとあって新鮮な海鮮丼や刺身定食など美味しい料理を堪能できます。
海堂丼がここ海堂の海鮮丼。
ウニ、いくら、エビ、白いかといった新鮮な魚介をのせた特製海鮮丼は茶碗蒸しもついて食べ応えがあります。
また季節ごとの期間限定メニューも人気です。
特に冬の季節限定メニューのカニ釜飯御膳は1880円(2019年4月)で食べられるとあって人気。
お食事処 海堂
住所:鳥取県境港市竹内団地277
電話番号:0859-21-7070
営業時間:11時〜21時
定休日:年中無休
URL:お食事処 海堂 公式サイト
お食事処 しんわ
しんわは水産会社直営のお食事処。
観光客向けの食事処も散見される中、ここお食事処しんわは地元住民にも利用されている店舗。
というのも水産会社直営なだけに新鮮な魚介類が食べられる上、メニューの価格がリーズナブルなのです。
マグロの漬け丼、真鯛の漬け丼を始め、海鮮丼もなんと1000円代で食べられてしまう価格設定(2019年4月現在)。
舌の肥えた地元住民も納得の食材と価格なので、人気になるのもうなづけます。
人気メニューは海鮮ちらし。
鮮度抜群の魚介を使った海鮮ちらしには、肉厚な切身、玉子焼きなどたっぷりのっています。
セットには小鉢とお味噌汁もついて食べ応えのある一品。
お食事処 しんわ
住所:鳥取県境港市上道町2299
電話番号:0859-21-1699
営業時間:9時〜15時
定休日:木曜日、第2日曜日
URL:お食事処 しんわ 公式サイト
お食事処 峰
漁港へと続く海岸通り沿いにあるお食事処峰は、地元住民にも多く利用されている店舗。
特に海鮮に特化しているわけではなく、とんかつやステーキ、ハンバーグなどのメニューがのっているあたり、地元の食堂、といった感じですね。
出張などで外から来た人を連れて行く時、ここなら間違いない、と思われる地元密着のお食事処なのでしょう。
それでも「魚介類のメニューが豊富」「美味しくて価格も良心的」と訪れる観光客の人も多くいます。
こちらの海鮮丼は贅沢にカニのほぐし身も入った、8種類あまりの新鮮な魚介類がのっています。
ただし、時期によりのっている具材は変わるので確認を。
カニが食べたければ冬に行くことをおすすめします。
このほか、ノドグロの煮付けなどもあり、海鮮丼以外でも美味しそうなメニューがずらりとあります。
お食事処 峰
住所:鳥取県境港市花町1−4
電話番号:0859-42-2601
営業時間:11時〜14時半 / 17時〜20時半
定休日:火曜日
URL:境港市観光ガイド お食事処 峰
境港へ行って美味しい海鮮丼を堪能しよう
鳥取の境港は中海を挟んで、島根県とも繋がっている場所。
山陰地方を旅行した際には、是非とも立ち寄りたいですね。
ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげるの故郷である境港には水木しげるロードなるものもあります。
妖怪たちの銅像を見ながら、境港の街を散策するのも楽しいでしょう。
ただし、食事時はかなり混むので、あえて早めに行ってみることをおすすめします。
日本海の恵みで満腹になってください!