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2019/04/04

ネパールの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介

南アジアの小国ネパール。ヒマラヤ峰々、100以上の多民族が暮らしており様々な宗教を信仰しています。
その神秘的なイメージから【神々の棲む国】と言われています。

4つの世界遺産が登録されており自然や観光を堪能するためにも治安について知っておく必要があります。
安全にネパールを楽しんでいただけるよう注意点をご紹介していきます。

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【治安の前に】ネパールってどんな国?

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日本からは飛行機でデリー、香港、バンコクなどアジアの国を経由して首都カトマンズまで13時間ほどで行くことが出来ます。

正式国名はネパール連邦民主共和国人口は2930万人100以上の民族が暮らしています。

ネパールの通貨はネパールルピーで1ルピーは日本円で約1円です。500mlのコーラは約70円、ランチやディナーは300円もあれば食べれますので日本に比べると物価は安いですね。

南はインド北には中国チベット自治区と隣り合わせの位置にあり世界最高峰のエレベスト登山への玄関口としても知られています。

主な観光地は首都のカトマンズ、中央ネパールのポカラ、西ネパールにはブッタの生誕地ルンビニ、東ネパールにはヒンドゥー教の聖地ジャナクプルなど自然と文化と歴史を感じる国でもあります。

首都カトマンズは標高約1300mの盆地に位置し5つの山に囲まれています。ネパールを訪れた方はまず最初にここを訪れます。

中央ネパールのポカラは緑ゆたかな盆地に美しい湖沼群がある楽園です。ゆったりとした時間がながれ何と言ってもヒマラヤの山々の近くに位置していますので雄大な景色には感動すること間違いなしです。

登山はちょっと苦手という方でもエベレストを近くで見ることが可能です。それは高度6000mを遊覧飛行するマウンテンフライトです。
雲の上を飛行し美しいヒマラヤを見渡すことが出来ます。

魅力たっぷりのネパールですが楽しむためには治安や注意事項を知って安全に滞在出来る様準備しておきましょう。

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ネパールの治安を知る前に外務省が発表する危険レベルをおさらい

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外務省のホームページには海外の安全情報が発信されています。世界地図に危険度によってわかりやすく色分けで表示されています。色ごとに説明をしていますので確認していきましょう。

レベル1/黄色

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【十分注意してください】
渡航する事は可能ですが危険情報が発表されています。安定した情勢でも危険要因があるということですので内容をよく検討したうえで安全の確保に努めてください。

レベル2/山吹色

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【不要不急の渡航は止めてください】
やむを得ない事情を除き渡航はできません。事件に巻き込まれる可能性や内乱の発生が考えられるなどこれから何が起きてもおかしくないという状態です。レベル1と同様、危険情報を確認して自身での安全の確保が必要です。

レベル3/オレンジ色

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【渡航は止めてください。(渡航中止勧告)】
危険エリアとなっていますので渡航をすることはできません。デモがあったり感染症が発生していたり事故や事件で非常事態宣言が出されていたりと様々な理由があります。時期を改めて渡航を計画しましょう。

レベル4/赤色

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【退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)】
渡航はもちろんできません。滞在中にレベル4になった場合はすぐに安全な国、地域へ退避する必要があります。戦争や誘拐、高い確率でのテロなどが理由によることが考えられます。

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ネパールの治安状況は?

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外務省が発表する危険レベルによるとレベル1とレベル2が発令されているエリアがあります。主には過激派集団による暴力行為が発生していることが要因です。

かつてネパールは国王親政制度の時代がありました。1990年代になると世界的に民主化の波が押し寄せネパールも同様に大規模な民主運動が起こりました。

この王制の廃止と共和制の樹立を目標とする反政府組織「マオイスト」の活動が活発となっていきます。

そんな中、2001年にネパールの首都カトマンズで王族10人が射殺されるという事件が発生します。この事件により国王と皇太子も亡くなり新しく国王の弟であるギャネンドラが新国王となります。

このギャネンドラ国王は民主化とは反対に国王親政を再開しました。それによりマオイストの反対運動が活発となり、民衆もマオイストを支持する人が増えていきました。

ネパール政府はマオイストを制圧するため掃討作戦を展開し情勢が不安定になっていきます。しかしギャネンドラ国王は徐々に追い詰められていき国家元首の地位を失います。そしてネパールは民主化へと変わりました。

マオイストはこうして目標を達成し今も政府に対し力を持つ集団として存在しています。そのためネパール国内では政府とマオイストとの対立が発生する可能性があり広く危険レベルが発表されている理由となっています。

首都カトマンズの治安状況は?

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首都カトマンズの治安は比較的良いと言えるでしょう。

外務省の危険レベルではカトマンズはレベル1になっています。
ですがまったく気にならない程度ですのでご安心ください。

2017年は外国人観光客が100万人を超え史上最高の観光客数となりました。カトマンズは観光客が宿泊するホテルも多く、エレベスト登山外国人も一度は立ち寄る場所でいつも多くの人で賑わっています。

日本語で声をかけてくる現地の人もいます。最近では中国、韓国からの観光客が増加していますので日本語よりも中国語、韓国語で声をかけられる事が多くなりました。

安心して観光できる街ではありますが観光客が増えていく一方スリや置き引き、恐喝などの事件も発生しているのが事実です。荷物の取り扱いなどには十分注意しておきましょう。

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治安のいいネパールでも気をつけるべき犯罪5選

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政治的に不安定な部分はあるものの比較的治安の良いネパールですが必ずしも安全ということはありません。

気を付けるべき犯罪を5つご案内します。事前に知っておくことで事件に巻き込まれないように注意することが大切です。

気をつけるべき犯罪①:スリ・置き引き

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一番多い犯罪はスリ、置き引きです。

発展途上国のネパールですので貧しい人も多くいます。日本人(外国人)というだけでお金持ちだと思っている人も少なくないのでスリ、置き引きなどの被害に合う人が多くなります。

特にカトマンズは小さな街ですがネパールを訪れる観光客が訪れる場所ですので人込みの中狙われてしまうケースがあります。

混雑した場所では荷物の取り扱いには十分注意しましょう。

もし犯罪にあった場合に最小限の被害にとどめる為にもお金は分けて持ったり、かばんは体の前に抱えておくなど日ごろから注意しておくことが大切です。

気をつけるべき犯罪②:痴漢・性犯罪

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ネパールでは、約80%がヒンドゥー教徒です。カースト制度により男尊女卑の思想が根底にあります。女性の位置づけは低くそのため痴漢や性犯罪などの犯罪が起こってしまいます。

外国人観光客も例外なく被害に合う可能性があります。特にバスや車での狭い空間で混雑した車内の場合、痴漢に合ってしまったという話は多く聞きます。

女性一人、または女性グループの旅であっても注意が必要です。バスに乗る際は女性専用席を選ぶことや知人の男性と一緒に乗るなど被害に合わないように気を付けましょう。

気をつけるべき犯罪③:ぼったくり

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ネパールのお土産屋さんはほとんど値札が付いていません。その都度交渉する必要があります。

値札が付いているお店もありますのでいくつかお店を回って料金を確認することをおすすめします。

特に日本人は高額な料金を吹っ掛けらることもしばしばです。
交渉しての買い物も楽しみの一つととらえてチャレンジしてみましょう。

観光ガイドなども注意が必要です。日本の会社を通して現地ガイドを予約しても高額なチップを要求されることがあります。

さらには観光中にガイドの人数が一人二人と増えた事もあります。昼食や夕食も一緒に食べて支払いをさせられる事もありました。ガイドを頼む際は予め確認をしてから予約をしましょう。

気をつけるべき犯罪④:恐喝・強盗

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恐喝や強盗といった犯罪も減少傾向にありますがまだ被害に合ってしまう人もいます。

特に夜道や人があまりいないところへは行かないようにしましょう。

声をかけられ人影のない場所へ連れていかれ現金や金目の物を取られてしまうこともあるようです。武器を持っていたりする場合もありますので抵抗せずに渡してしまいましょう。

インドとの国境付近でもインド人による恐喝などが報告されています。バスで移動中の車内や国境付近の道で通行料として現金を狙われることもあります。

観光中や移動中は大金や高価なものは持ち歩かない様に準備しましょう。

気をつけるべき犯罪⑤:交通事故

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道路の整備があまり進んでいません。日本はどこを通ってもきれいに舗装されていますがネパールではボコボコの道が普通です。

少しくぼんでいる程度ではなくアスファルトが大きく割れており気を付けて歩かないとその穴へ落ちてしまう危険もあります。水はけも良くありませんので穴に落ちてしまったら大変です。

さらに車やバイクはかなりの速度で走ってきます。
バイクとの接触事故も良く見かけます。死亡事故も多いです。

整備が行き届いていない事と運転マナーの悪さなど事故の原因はいろいろ考えられますがとにかく道を歩く際は周りに十分注意して交通事故に巻き込まれないよう気を付けましょう。

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治安のいいネパールでも注意するポイント10選

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治安のいいネパールでも犯罪以外に注意するポイントがあります。
知っててほしい⑩のポイントを紹介しますので是非チェックしてネパール滞在を快適にしてほしいと思います。

注意するポイント①:飲み水

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ネパールでは飲み水に対する整備が遅れを取っている国です。

日本では蛇口をひねればきれいな水を飲むことが可能ですがネパールではそうはいきません。カトマンズでは水不足も深刻です。

かなり汚染されており共同水場の水からヒ素や水銀が検出される場所もあります。家庭内の蛇口から水が出ない家もあり、井戸もない家もあります。

日本人が宿泊するようなスタンダードなホテルの部屋ではお水は出ますが飲むことは出来ません。歯磨きする際も蛇口の水はやめておきましょう。

煮沸や塩素消毒または浄水器を通していないと飲めませんのでミネラルウォーターを購入するようにしましょう。ミネラルウォーターは1ℓ20ネパールルピーで販売しています。

注意するポイント②:食事

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食事に関しても衛生面に注意が必要です。水が汚染されていますので野菜などのなま物、ドリンクに入っている氷には十分注意しましょう。

さらに野菜や果物には農薬が多く検出されていますのできれいな水で良く洗ってから食べてください。

大気汚染も気になります。特にカトマンズでは車などの排気ガスがすごいです。そんな中売られている食べ物も衛生的ではありません。

牛乳、乳製品も危険です。揚げ物なども古い油が使われている事があります。きれいなレストランで食事をとるようにして体調管理はしっかりしていきましょう。

注意するポイント③:トイレ

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ネパールは水不足や停電などが整っていないためトイレでも困る事があります。

日本のトイレはどこでも綺麗に掃除されており安心して利用する事が出来ます。しかしネパールでは綺麗なトイレに出会う事が少ないです。

日本人が宿泊するようなホテルは別ですが観光地やショッピングモールなどは非常に汚れています。排水がうまく出来てなく水浸しのトレイもあります。

トイレットペーパーも流せないし備え付けの紙もありません。捨てるゴミ箱もありません。トレイ用の紙と捨てる袋は持参して観光しましょう。

注意するポイント④:両替

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ネパールで両替する際は銀行が安心です。
銀行では警備の人もいますし紙幣がきれいな事が多いです。パスポートが必要ですので忘れずに持っていきましょう。

少し混雑してることと早く銀行が閉まってしまうので時間には注意してください。

日本ではルピーへの両替はできません。最初にネパールの空港で両替をすると思いますがレートは良くないことが多いです。タクシー代程度の少額を両替して残りは街の銀行で両替をしましょう。

両替屋で両替する際は破れた紙幣などあまり綺麗ではない紙幣を渡される事があります。そのような紙幣はお店で使用の際に断れてしまう事もあります。両替店を離れる前に確認することを忘れずに。

注意するポイント⑤:ストライキ

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ネパールにはバンダと呼ばれるストライキが街で行われています。
これは政府に対する国民による抗議活動のことを指しています。

日本や世界で聞くストライキは一部の人が改善を要求して起こすものですがネパールのバンダは国中の人が抗議活動を行います。

その為、お店は閉まり、公共交通機関も動きません。飛行機は動きますがそれ以外はすべて停止してしまいます。

バンダの日に当たってしまった場合は観光はできないでしょう。暴動なども起きる活動ですのでホテルで過ごしているのが安全です。夜になればバンダは終了しますのでそれまでは我慢です。

注意するポイント⑥:病気

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ネパールでは衛生面があまりよくありませんので病気になってしまう人もいます。
主にかかりやすい病気として「胃腸炎」「ウイルス性肝炎」「狂犬病」「マラリア」「高山病」などがあります。

ウイルスによる病気が多いので高熱や下痢などの症状が現れます。特に雨季の時期は注意が必要です。

さらにネパールの道路ではよく野良犬を見かけます。人と犬にワクチン接種が行われるようにはなってきましたが地方では今でも死者が出ています。

蚊や虫からマラリアを発症してしまう場合もありますので虫が多くいるような場所へ行く際は虫除けスプレーや長袖長ズボンなどで肌を露出しないような工夫が大事です。

万全でネパールへ行くのであれば日本で予防接種を済ませておくのが安心です。

注意するポイント⑦:雨季

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ネパールには6月から9月の間、雨季があります。ネパールの雨季はシトシト雨が一日中降るのではなく、短時間に強い雨が降る感じです。

気温が高いネパールも雨季になると暑さが和らぎ少し快適になる一方、高温多湿になります。さらに衛生環境は悪くなりますので食べ物は注意が必要です。

道路も整備されていないので雨の後は水はけが悪くそんな中をバスや乗用車通りますので車が故障してしまう事もあります。そうなると目的地までなかなか辿り着けなくて困る事があります。

雨季の時期にお出かけになる場合は靴や雨具はしっかり準備して行きましょう。

注意するポイント⑧:タクシー

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ネパールの空港に到着するとまずタクシーの勧誘に合うことでしょう。空港にいるタクシードライバーは観光客に慣れていますので高額な料金を提示してきます。

しっかり交渉してぼったくりに合わないよう気を付けましょう。
そして乗車後もメーターを確認してください。

ネパールは道が悪いのでかなりガタガタ道を通行する事になります。更にスピードを結構出しますのでシートベルトはしっかり装着して乗車します。

民家の間の狭い道も通行するので現在地が分からなくなる事があります。変な道を通らないようMAPなどあると更に良いです。

英語も通じない事もあります。ホテルへ行く際はホテルカードを見せるとスムーズです。

タクシーに不安がある方は旅行会社などでチャーターをするのが安心です。

注意するポイント⑨:地震

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ネパールでは2015年4月25日にマグニチュード7.8の大地震があり死者8,000人以上、負傷者14,000人以上の被害がありました。

寺社仏閣が集中しているカトマンズでは古い建物が多かった為、修復不可能な程、崩壊した箇所が多くありました。

インドやバングラディッシュなど近隣国の広いエリアで被害が出ています。

現在でもまだ復旧が進んでいないところが多くありますので観光中には倒壊している建物には近づかないようにお気をつけください。

注意するポイント⑩:違法薬物

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ネパールでは麻薬は禁止されています。しかしながら麻薬中毒者は増えており深刻な問題となっています。

街を歩いていると麻薬の密売人らしき人に声をかけられる事もあるかもしれません。薬に手を染めてしまうと日本人であっても禁固刑になりますので絶対に関わってはいけません。

その他にも荷物を運んでほしいと頼まれて知らない間に麻薬を運んでしまうという事件もあります。知らなくても犯罪に手をかした事になりますので知らない人の荷物にも触れないようにしましょう。

ネパールの町にはストリートチルドレンもいますがシンナーや薬を使用している子供がいます。そういったグループを見かけても近づかないように注意してください。

<下に続く>

治安のいいネパールで、戦争の危険性はある?

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治安のいいネパールで戦争の可能性は現段階では起きる可能性はほぼないと言えるでしょう。

ネパールは1996年から2006年にかけて、11年間内戦が続いていました。この内戦は政府軍とマオイストとの間で起こった戦争ですが、現在では包括的和平合意によって終結しています。

一部、武力によって暴動を起こすマオイストや派生した団体がいますがいつでも戦争が起きるといったことはないでしょう。

観光客も年々増えていますし、近隣諸国との友好関係も順調に築いています。

そういったことから戦争の可能性はないと言えるでしょう。

<下に続く>

治安のいいネパールで、テロの危険性はある?

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ネパール国内では以前マオイストによるテロ活動が活発な時もありましたが現在では落ち着いています。
しかし治安のいいネパールでも絶対にテロが起きないとは限りません。

まずマオイストの活動が落ち着いていても一部の過激派もネパール国内にいます。いつ何が起きてもおかしくないほど情勢は不安定ということもあり武器を持った人が少なからずいます。

その為、暴動が激しくなればテロ行為へ発展する可能性もあります。独立を目的とする民族の地下武装組織の活動も一部の地域では見られます。

さらにネパールと隣国インドとの国境は『オープンボーダー』というシステムをとっています。これはインド人とネパール人は旅券がなくても陸路でお互いの国への通行を認めるというシステムになります。

その為、テロ組織の構成員がインドへ行くためにネパールを経由しているという情報もあります。インドとネパールの国境付近ではそのような人と出くわしてしまうこともありえない話ではありませんのであまり近づかないようにして十分に注意をして行きましょう。

<下に続く>

ネパールの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介 まとめ

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ネパールはアジアの中でも治安の良い国です。

ご紹介した注意点を知っておくことで被害に合わないよう注意しながら滞在できれば一生の思い出に残る国です。

世界最高の山々と神秘的な街、笑顔の素敵な人々との交流を是非楽しんでいただきたいと思います。

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