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2019/04/04

京都の老舗が手がける人気のおすすめ和菓子15選!お土産にも喜ばれる!

京都には数百年前から愛されている、老舗の和菓子屋が数多く存在しています。その中でも人気の高い、おすすめの和菓子屋と代表銘菓15選を紹介。

作りたてでしか味わえない美味しさや、お土産にピッタリの彩り鮮やかな詰め合わせまで、京都の歴史と共に味わってください。

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京都の老舗が手がける人気のおすすめ和菓子を紹介!

お茶と和菓子をいただく

昔から茶道が盛んだった京都では、多くの和菓子が作られてきました。
平安時代から守られてきた都の中で、天皇家や公卿に献上されていた和菓子も数多くあります。

社寺仏閣も多く、神様や仏前に供えられるために大切にされてきた和菓子もあれば、お祭りで発売される和菓子、参道で愛されてきた和菓子……。
様々な文化が、京都の和菓子文化を発展させてきました。

そんな京都だからこそ、老舗も数多く残っています。
もっとも古い和菓子屋は紀元1000年に創業されていますし、それでなくても創業から200~300年というお店はめずらしくありません。

京都の古い建物

それら老舗のお店では、長い間人々に愛されてきた和菓子が販売されています。
お土産にしても喜ばれますし、カフェのあるお店でできたてを食べるのもおすすめです。

<下に続く>

京都の老舗が手がける人気のおすすめ和菓子15選!お土産にも喜ばれる!

お土産にぴったり

では、京都の老舗和菓子屋をみていきましょう。
京都の京都の老舗和菓子屋には、以下のものがあります。

  1. 亀屋伊織 干菓子
  2. 末富 薯蕷饅頭
  3. 虎屋 羊羹
  4. 鍵善良房 くずきり
  5. 川端道喜 ちまき
  6. 亀末廣 京のよすが
  7. 柏屋光貞 行者餅
  8. 本家玉壽軒 落雁
  9. 鶴屋吉信 京観世
  10. 俵屋吉富 雲龍
  11. 本家西尾八ツ橋 八つ橋
  12. 七條甘春堂 天の川
  13. 鶴屋鶴寿庵 屯所餅
  14. 緑寿庵清水 金平糖
  15. 一文字和輔 あぶり餅

続いて、京都の老舗和菓子屋を、それぞれ詳しくみていきます。

亀屋伊織 干菓子

亀屋伊織は、創業が約400年前。
古い書物が江戸時代の大火で焼失してしまったため、創業した年がはっきりとはわからない、というほど古い老舗和菓子屋です。

はっきりわかっているのが、江戸時代三代目将軍・家光に探しを献上した時、御所百官名をたまわったこと。
家光が将軍宣下を受けたのが1623年なので……400年近く前には、すでに名のある和菓子屋だったことがわかります。

干菓子は、茶道の席でいただくためのもの。
茶道にのっとって季節を丁寧に表現し、細部まで魂のこもった有平糖や洲浜などが、桐の箱に収められて販売されています。

現在、お店のお菓子は17代目の店主が一人で伝統を守り、作り続けています。
そのため、店舗に並べるほどの数ができず、予約販売と茶会の受注のみ。

お取り寄せも不可です。
味わうためには、電話で予約をして店舗を訪れるしかない、というのですから、京都人にとってもなかなか口にできないほどの貴重品と言われています。

亀屋伊織
住所:京都府京都市中京区二条通新町東入ル
電話番号:075-231-6473
営業時間:9:00~16:00
定休日:不定休(予約営業のみ)
URL:https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26007221/

末富 薯蕷饅頭

繊細かつ上品なお饅頭が京都人たちに愛されている和菓子屋が、末富。
京都で、茶席に供される和菓子の中での最高峰のものと評価されています。

創業が1893年。
老舗、亀屋廣で修業をしていた初代が、のれん分けを許されてお店を持ったのが最初です。

なので、京都の老舗の中ではまだ新しい部類に入るのですが、おおぜいの茶人や風流人に愛されています。
末富の現在の党首は3代目山口さん。

和菓子の活性化のためにとても精力的に活動されていて、メディアにもよく登場されています。
主力商品である主菓子(生菓子)は、季節感をふんだんに取り入れたものばかり。

毎月、3~4種類の月限定商品があり、わくわくさせられます。
末富の和菓子は、本店以外でも、京都や大阪、東京の百貨店で購入することが可能です。

末富
住所:京都市下京区松原通室町東入
電話番号:075-351-0808
営業時間:9:00~17:00
定休日:日曜・祝日
URL:http://www.kyoto-suetomi.com/

虎屋 羊羹

京都で、羊羹と言えば虎屋が定番。
おもたせにも、特別な日のお茶請けとしても愛されている逸品です。

羊羹といってイメージするくどさはなく、よく練り上げられた味わい。
しっかりと甘いのに、後味がすっきりしていて食べていてもたれません。

虎屋の創業は室町時代後期。と言われてもピンとこないかもしれません。
約500年前になります。

後陽成天皇の時代(1586~1611、関ヶ原の頃)には名店として名高く、御所に和菓子を献上していました。
本社自体は、明治維新の際に天皇家のお供をして東京に移りましたが、京都にもいくつもの直営店があります。


お店を訪ねるなら、おすすめは「虎屋菓寮 京都一条店」。
昔から、天皇家に献上するための和菓子を作っていた場所に建てられており、一見すると料亭かと見まがうような落ち着いた門構えのお店で和菓子をいただけます。

とらや 小形羊羹 10本入
2700円

虎屋菓寮
住所:京都府京都市上京区一条通烏丸西入ル
電話番号:075-441-3113
営業時間:10:00~18:00 (L.O.17:30)
定休日:年中無休 (元旦を除く)
URL:http://www.toraya-group.co.jp/

鍵善良房 くずきり

くずきりが有名な鍵善良房は、江戸時代創業の老舗。
正式な年代は不明ですが、享保11(1726)年と記された漆塗り螺鈿模様の菓子外箱がお店に残っているそうです。

喫茶では、注文を受けてから葛切りを作られています。
吉野葛から作った本物の葛切りを、白蜜か黒蜜に付けていただくのは、古くからの京都市民のお楽しみ。

もちもちの葛に絡んだ蜜は、甘くて深いコクのある味。
冷たい和菓子なのに、お店では大半の人が、暑い夏はもちろん冬でも葛切りをいただいています。

鍵善良房にきたからには葛切りを食べなくちゃ、と思わせるほどに愛されている和菓子なのです。
くずきりの弾力は作りたてが命なので、お土産としては鍵もちが人気。


夏場のお土産なら水ようかんもおススメです。
竹筒に入った「甘露竹」は、暖かい時期しか買えないのですが、目にも鮮やかな逸品。

竹が深く香ります。

鍵善良房 くずきり
住所:京都府京都市東山区祇園町北側264
電話番号:075-561-1818
営業時間:<菓子販売>9:00~18:00 <喫茶>9:30~18:00(L.O.17:45)
定休日:月曜(※祝日の場合は翌日)
URL:http://www.kagizen.co.jp/

川端道喜 ちまき

1503年に創業、古くから天皇家御用達として知られていたのが、北山にある川端道喜。
現在の当主は16代目になります。

代表的なお菓子は、甘いくずもちを笹で包んだ「水仙粽」と、それに餡を加えた「羊羹粽」。
どちらもシンプルな味ですが、一度食べると口の中が幸せに満たされます

現在、予約販売のみですので、購入する場合は数日前に電話で予約する必要があります。
もう一つの代表銘菓は御菱葩餅。

通常は裏千家の初釜専用の和菓子として販売されているのですが、毎年12月末にだけ一般の人が買える、という希少なお菓子。
和菓子の世界で、菱葩餅(通称花びら餅)というと1月1日に食べるという習慣のお餅。

現在の形に整え、裏千家に提供するようになったのが、幕末の川端道喜だったと言われています。

川端道喜
住所:京都府京都市左京区下鴨南野々神町2-12
電話番号:075-781-8117
営業時間:9:30~17:30
定休日:水曜日
URL:https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260503/26001766/

亀末廣 京のよすが

烏丸御池という、京都のビジネス街の中に、どっしりとした風格の江戸時代の建物があります。
それが、1804年に創業した亀末廣。

江戸時代は、徳川家や天皇家にお菓子を献上していたという名店です。
上述した末廣の初代など、多くの和菓子屋初代がこの店で修業し、のれんを分けられてきました。

その店頭で人々の心をときめかせるのが、「京のよすが」。
落雁や有平糖、半生菓子が、杉の箱や千代紙の箱に色鮮やかに詰められた、カラフルおせちのような和菓子のセットです。

女性なら、その可愛さに、一目で心を奪われます。
お土産にすると喜んでもらえること間違いありません。

3月は桜、5月は薔薇、夏には紫陽花となでしこ……という風に、季節ごとに内容が変わるのも魅力。
また、年末には「京の十二ヶ月」という大きなセットも販売されます(予約制)。


亀末廣が中心となり、京都市内の他の和菓子屋も協力して作られる、色とりどりの干菓子詰め合わせ。
一つ一つに京和菓子の魅力が濃縮されています。

亀末廣
住所:京都府京都市中京区姉小路車屋町東入ル車屋町251
電話番号:075-221-5110
営業時間:8:30~18:00
定休日: 日曜・祝日
URL:https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26000641/

柏屋光貞 行者餅

コンコンチキチ、と京の町が祇園ばやしで賑わうさなか。
7月16日、宵山の日に、「行者餅」が販売されます。

八坂神社にほど近い老舗和菓子屋・柏屋光貞が、年に一度、宵山の日にだけ販売する銘菓。
1806年、4世利兵衛が、京都にはやる疫病に心を痛めていたおり、夢枕に役小角がたったそうです。

お告げにしたがって、行者の衣をイメージしたお菓子を祇園祭に供えたのが、行者餅の始まり。
それ以降、宵山の日に行者餅を食べて、1年の無病息災を祈るのが京都の風習の一つとなり、現代にも伝わっています。

当主は代々山伏として修業もしており、作る前に潔斎をしています。
行者餅は、小麦粉を練って焼いたクレープのような生地に、白味噌餡と求肥を包んだお菓子。


白味噌の中には山椒が混ざっていて、さわやかなアクセントになっています。
行者餅が売り出されるのは年に一度ですが、お店は一年中開いています。

寒天菓子の「おおきに」や半生菓子の「音羽山」もおススメ。

柏屋光貞
住所:京都府京都市東山区安井毘沙門町33-2
電話番号:075-561-2263
営業時間:10:00~売切れ次第
定休日:日曜 祝日(ただし、節分、祇園祭の宵山の場合は営業) 予約で完売の時
URL:https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26005881/

本家玉壽軒 紫野

大徳寺の近くに1865年、創業したのが本家玉壽軒。
慶応元年、幕末から明治維新にかけての動乱の真っ最中の京都に生まれたことになります。

創業者は井筒屋嘉兵衛、西陣織の織屋をしながら、菓子の商いも始めました。
明治時代からは、お菓子作りに専念しています。

名物は干菓子・紫野。
丸い、飴のような形の落雁の中に、大徳寺納豆が包まれています。

普通の納豆や甘納豆とは違い、豆に塩や麦を加えて発酵させた、お味噌のような納豆です。
甘さの中から出てくる、ほんのりとした酸味がくせになります。

他に、高砂饅頭という酒蒸し饅頭もお店の人気商品。
注文が入ってから蒸し始めるので、できあがるまで15分ほど。

やさしい甘さのこしあんが、口の中でほろほろととろけていきます。

本家玉壽軒
住所:京都府京都市上京区今出川通大宮東入元伊佐町262
電話番号:075-441-0319
営業時間:8:30?17:30
定休日:日・水
URL:https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26005836/

鶴屋吉信 京観世

享和3年(1803)の創業から、220年近くになる鶴屋吉信は、老舗和菓子屋の中でも有名なお店。
百貨店などへも多数出展しており、全国的にも知られています。

天皇家御用達で、多くの社寺や茶道家元にも愛されてきました。
銘菓京観世は、村雨と小豆をロールケーキのようにぐるぐると巻いた羊羹。

本店そばの名水「観世水」の水面をイメージしています。
村雨とは、米粉、もち米、あんこを混ぜてそぼろにし、蒸したもの。

ほろほろとした口当たりが優しい、日本茶によく合うお菓子です。
春には、限定の抹茶京観世も販売。

本店の2階にはお休み処・菓遊茶屋(かゆうぢゃや)があり、ゆったりとした中で和菓子をいただけます。
目の前で和菓子を作るところを見せてもらえる実演コーナーも人気。

職人さんの手つきに見とれてしまいます。

鶴屋吉信 京観世1棹(箱入)
3100円

鶴屋吉信
住所:京都府京都市上京区今出川通堀川西入ル
電話番号:075-441-0105
営業時間:[1F:店舗]9:00~18:00 [2F:お休み処・菓遊茶屋]9:30~18:00(L.O.17:30)
定休日:1F店舗は元日、2Fお休み処・菓遊茶屋は水曜日(祝日は営業)
URL:http://www.turuya.co.jp/

俵屋吉富 雲龍

大粒の丹波大納言小豆と村雨を、ぐるぐると手巻きにし、雲に乗る龍の姿を表現したと言われているのが、俵屋吉富の雲龍。
大正時代に、20代目店主が、相国寺に伝わる狩野洞春・画『雲龍図(うんりゅうず)』にインスピレーションを受けて創作したそうです。

村雨に包まれた小倉羊羹は、大粒が残っています。
見た目から分かるように、食べ応え抜群。

販売している俵屋吉富は、1755年の創業。
俵屋惣兵衛が、澤屋播磨御菓子司に奉公することになり、お店を継いだのが創業のきっかけでした。

1845年には、御所から播磨大掾という名誉号を賜っています。
俵屋という名前は、惣兵衛がもともと雑穀商だったことからつけられ、今でも暖簾に俵の絵が描かれています。

直営店でのみ販売されている『復刻版 京名菓 雲龍』は、昭和以前の作り方を復刻したもの。
それ以外の店舗で販売されているものは、北海道産小豆で作られています。

【俵屋吉富】 京銘菓「雲龍」詰合せ
3499円

俵屋吉富
住所:京都府京都市上京区室町通上立売上ル室町頭町285-1
電話番号:075-432-2211
営業時間:8:00~17:00
定休日:日曜日
URL:http://www.kyogashi.co.jp/

本家西尾八ツ橋 八つ橋

1687年、山城国愛宕郡聖護院村八ッ橋屋として開業しました。
有名な八つ橋ブランドの中で、最初に誕生しています。

八つ橋というのは、子どもを川で亡くした母親が、お告げを受けて材木を繋げて橋を作ったという、伝説にちなんで作られたお菓子です。
もともとの八つ橋は茶色く焼いた板状のお菓子で、本当に木材のような外観。

それだけでは今ほど有名なお菓子ではなかったのですが、代目当主が八つ橋の生地を焼かずにしっとりと蒸しあげた「生八つ橋」を売り出したところ、大人気に。
現在では、生八つ橋であんこを包んだものが主力となりました。

中に包まれているあんこも色とりどり。
定番は抹茶やチョコレート、黒ゴマ。

意外性のあるチョコミントも人気で、西尾八つ橋をインスタグラムを検索すると半分くらいチョコミント味の写真が出てきます。

本家西尾八ツ橋
住所:京都府京都市左京区聖護院西町7
電話番号:075-432-2211
営業時間:8:00~17:00
定休日:日曜日
URL:http://www.kyogashi.co.jp/

七條甘春堂 天の川

七條甘春堂の夏の羊羹「天の川」は、息をのむほど美しい和菓子。
あんこの羊羹の上に白い味甚羹(みじんかん)、濃い青色の琥珀羹が乗っているのですが、琥珀羹には細かい銀箔が閉じ込められ、星空をうつしこんでいます。

透明感があるので、光を当てると美しさが際立ち、食べるのがもったいなくなるほど。
その意匠は、お土産としてプレゼントするのに最適。

琥珀羹は堅めのゼリーのようで、口当たりはしっかりしています。
三色ぞれぞれに味付けが違っているのですが、一緒に食べると調和した味わい。

他にも、工芸菓と名づけられた、羊羹の上に紅葉や金魚にかたどった琥珀羹を乗せ、寒天を水のように流し込んだ「金魚」や「貴船の流れ」も人気。
また、主菓子の手作り体験教室もあり、自分の手で四季折々の主菓子を作ることができます。


お菓子の材料で作られた茶碗もユニークで、多くのファンがいます。

七條甘春堂
住所:京都府京都市東山区七条通本町東入ル西ノ門町551
電話番号:075-541-3771
営業時間:10:00~18:00 (L.O.17:30)
定休日:無休
URL:http://www.7jyo-kansyundo.co.jp/

鶴屋鶴寿庵 屯所餅

屯所、というのは、幕末に京都を警備していた新選組の拠点。
その名前を関するお菓子を販売しているのは、1573年(天正元年)に創業した鶴屋鶴寿庵。

代々八木氏一族がお店を相続してきました。
幕末に新選組が宿所としたことで有名になり、全国から新選組ファンが訪れる聖地となっています。

店舗では見学会も行われており、土方が付けたと言われる柱についた刀傷などをすぐそばから見ることができます。
見学の最後には、屯所餅とお抹茶がいただけます。


屯所餅は、大福の餡の中に、地元の京野菜・壬生菜のみじん切りが混ぜられた和菓子。
壬生菜のインパクトはあまりなく、もちもちとした大福です。

京の夏の風物詩、「若鮎保津の瀬」や、希少な南蛮菓子「鶏卵素麺(けいらんそうめん)」も鶴屋鶴寿庵の名物。

鶴屋鶴寿庵
住所:京都府京都市中京区四条坊城通南入ル壬生梛ノ宮町24 新選組屯所旧跡
電話番号:075-841-0751
営業時間:8:00~18:00
定休日:無休
URL:http://www.kyototsuruya.co.jp/

緑寿庵清水 金平糖

金平糖はレシピがシンプルなのですが、天候や湿度により加える材料の量が、窯の温度が微妙に変わってくるため、とても難しいお菓子と言われています。
それを弘化4(1847)年から百万遍の地で売り続けているのが、緑寿庵清水。

日本でたった一軒しかない、金平糖の専門店です。
代々の当主が金平糖にいろんな味をつけていき、現在では季節限定品もいれると60種類もの金平糖が販売されています。

材料が窯へ入れられ、転がされ続けて、完成品になるまで約二週間もかかる金平糖。
店内で作っているので、お店ある一帯には常に甘い香りが漂っています。

金平糖は、飴ではありますがとても軽い甘さ。
口に入れると甘さがふわっと広がり、喉の奥へ溶けていきます。

人気商品は「天然水サイダー」。
可愛さと手軽さで、お土産としても人気の品です。

最高級品の「究極の金平糖」は、キャンセル待ち2年といわれる超希少品。
高熱では変質してしまうアルコールやチョコレートを、秘伝の製法で、3週間ほどかけて金平糖にしたもので、一度に作れるのはほんの少量。

決してお安くないものですが、予約の段階でほぼ完売してしまいます。

緑寿庵清水 こんぺいとう
2780円

緑寿庵清水
住所:京都府京都市左京区吉田泉殿町38番地の2
電話番号:075-771-0755
営業時間:10:00~17:00
定休日:水曜・第4火曜
URL:http://www.konpeito.co.jp/

一文字和輔 あぶり餅

老舗の多い京都の中でも、桁違いなのが、今宮神社参道にある「あぶり餅」のお店。
数軒並んでいるのですが、その中でも一番古いのが一和こと一文字和輔。

創業が1000年なので、歴史的に言うと、古代。
一文字和輔の地下には創業時から湧水が沸いていて、現在でも調理に使われています。

おいしくて清らかな水が、古代の味を現代に伝えているのです。
あぶり餅は、竹串の先に一口サイズのお餅を指し、炭火であぶったもの。

たっぷりとかけられた白味噌のたれは、やさしい甘さ。
焦げ目の香ばしさとよくマッチしていて、1000年もの間人々に愛されてきたのも納得の味です。

一文字和輔
住所:京都府京都市北区紫野今宮町69
電話番号:075-492-6852
営業時間:10:00~17:00
定休日:水曜日(1日、15日、祝日が水曜の場合は営業し、翌日休業)
URL:https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260503/26001669/

<下に続く>

京都の歴史がつまった和菓子の数々

おいしい甘味の多い京都の中でも、特に人気の高い老舗を一覧で紹介しました。
出町ふたばや鍵善良房、川端道喜などは京都のスイーツランキングでも上位に位置し、グルメガイドやお土産ガイドなどでも有名なお店です。

老舗の代表銘菓は、時間をかけて、宝石のように磨かれ、魅力が凝縮した数々の和菓子。
その一口に、京都千年の歴史がつまっています。

京都に来た時は、ぜひ味わってみてください。

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