玉作湯神社の歴史を紹介!
玉作湯神社とは、島根県にある神社です。
人気のパワースポット、スピリチュアルな場所として多くの人が訪れています。
そんな玉作湯神社の歴史について簡単にご紹介をします。
まずは、神社の名前に注意してみましょう。
この球作湯という名前ですが、これは温泉の神と玉作りの神様の二柱を神社が祀っています。
この神社の歴史は、出雲国風土記に出ているほど古いものです。
それでは神社について更に深くみていきましょう。
玉作湯神社と勾玉
神社の名前にまでなっている玉作りは何をさすのでしょうか。
玉作りあるいは玉造と漢字でかくことがります。
この玉ですが、勾玉のことをさします。
つまり勾玉造/作りに関する神社です。
勾玉というのは、縄文時代より続く日本独自のアクセサリーの一つです。
動物の骨や石などを使って作られており、穴をあけて紐を通したものです。
玉作湯神社は、この勾玉を作っていたとされます。
それは神社周辺にある出雲玉作跡からみてとれます。
遺跡は弥生時代末のもので、その頃より、この周辺では玉作りをしていることがわかります。
玉作湯神社の御利益と御祭神は?
それでは、玉作湯神社のご利益と御祭神について説明していきます。
どんなご利益があり、神さまがまつられているのでしょうか。
玉作湯神社の御利益
勾玉を作る神社であることがわかった玉作湯神社のご利益とは、どのようなものなのでしょうか。
一般に縁結びの御利益があるといわれていますが、祭神を見ることでより詳しくどんなご利益があるかをしることができます。
下記の項目では、神社に祀られている神様をご紹介します。
玉作湯神社の御祭神
神社で祀っている神様は4柱になります。
櫛明玉命(くしあかるいたまのみこと)、大名持神、少名彦命、五十猛神です。
櫛明玉命は玉祖命とよばれる日本神話に出てくる神様と同じ人物です。
この神は、三種の神器の一つとされる、八尺瓊勾玉を作った勾玉職人の祖神です。
カメラレンズ、宝石関連の守護としてしられています。
大名持神の名前は知らない人でも別の名前の大国主神(おおくにぬしのかみ)/大黒様は因幡の白うさぎなどのエピソードで多くの人に広く知られている神様のひとりでしょう。
そんな大黒様は、素戔鳴尊の子供で、七福神のひとりです。
ご利益は商売繁盛や、縁結び、富貴栄達などがあるといわれています。
少名彦命は、温泉の神といわれています。
そして最後の五十猛神は、日本神話にも登場する神様で、スサノオの子供ものひとりとされています。
そんな五十猛神は、木の神様です。
玉作湯神社到着から参拝までの流れを紹介!自分だけのお守りを作ろう!
それでは玉作湯神社での参拝の仕方について順を追って説明します。
参拝前の準備
神社参拝の一般的な作法ですので、覚えておくと便利です。
神社によっては、異なる作法があったりする場合は、作法の順序が書いてあるので、そちらに習って参拝をするとよいでしょう。
社殿に参拝する前に、鳥居をくぐり境内に入ったら、まずは手水舎で体を清めます。
手水の作法は、右手で柄杓をもち、水を汲み、左手から清めていきます。
今度は左手に柄杓を持ち、右手をきれいにします。
再度、右手に柄杓をもち左手に水を落とし、口をすすぎます。
左手を再び洗い、残ってる水を使って柄杓、柄を洗います。
これは禊を簡潔にしたものです。
2拝2拍手1拝をし、社殿を参拝したあと、境内にある願い石のほうへいきましょう。
願い石を参拝
社務所へ行くと、願い石に願いをお願いするための、御札があります。
その前に、願い石そのものに参拝をしに行きましょう。
願い石は、玉のように丸い石に鎮座しています。
その石の下から湧出している水はご神水です。
この水を使って、石をきれいにしながら、心で三回願いことを言います。
自分だけのお守り作り
社務所へ行くと、叶い石のセットを購入することができます。
このセットのなかに、願いことを書く紙の札がはいっています。
この紙に自分で願いことを書いて、オリジナルの御札をつくります。
複写式になっている紙で、一枚は、叶い石と一緒にお守り袋へいれます。
もう一つの御札の紙は、賽銭箱へいれます。
願いが叶ったらお守りを返納しよう
叶い石とお願いを書いた御札を守り袋に入れて作ったオリジナルのお守りは、願いがかなった後に、再度こちらの神社へ訪れる必要がでてきます。
叶い石は、どんな石がはいってるのか、確認するまでわからないドキドキ感があります。
叶ったら石を返納しに、時間をみつけて玉作湯神社へ祈願御礼返しに詣でます。
玉作湯神社の境内名所を紹介!
ここではすこし玉作湯神社の境内や周辺のみどころを紹介します。
願い石がもっとも有名な見どころですが、他にみどころはないのでしょうか。
境内には、境内社として7つの社が建てられています。
湯姫大明神社は、湯姫大明神を祀る神社で、椿が神木です。社そばにたっており、こちらの神様のご利益は美容です。
湯山主之大神は大黒さまを祀っている神社で、ご利益は富です。
素鵞・記加羅志神社は素盞鳴尊を祀る社で、ヤマタノオロチ伝説で有名な神様です。
ご利益は、防災除疫や、農業です。
福徳神社は、大國主命を祀っています。
澤玉神社は、猿田彦命を祭神としています。こちらのご利益は、交通安全です。
稲荷神社:稲倉魂命を祀っており、穀物の神様といわれています。
最後に金刀比羅神社ですが、こちらの社では、大物主命を祀っており、商売繁盛や縁結びもあります。
境外社には、4社がたてられており、玉祖命を祀る玉宮神社などを含みます。
勾玉などが保存されている出雲玉造跡出土品収蔵庫があり、700点ほど資料がのこっています。
狛犬もの見逃せませんん。よく見ると阿行の狛犬の足元には、子犬がいます。
鳥居正面にかかる朱色の橋は、恋叶橋とよばれている宮橋です。
フォトスポットにもなっており、神社と宮橋がきれいに画面に収まると、恋が実るなんていわれています。
玉作湯神社の御朱印について!
733年に創建されたこちらの神社では、御朱印を頂くことができます。
勾玉に関連がある神社らしく、御朱印には勾玉をモチーフしたものが使われています。
社務所が無人の時は、宮司さん宅へいかれるとよいでしょう。
玉作湯神社の施設情報とアクセス方法
玉作湯神社まではの行き方ですが、JR玉造温泉駅よりタクシーを使って5分ほどです。
徒歩では30分以上かかります。
駅からバスがでていて、一畑バス玉造温泉行きを使って行くことも可能です。
温泉街に宿泊している場合は、徒歩で10分かからずに行くことができるでしょう。
玉作湯神社
住所:〒699-0201 島根県松江市玉湯町玉造522
電話番号:0852-62-0006
玉作湯神社周辺のおすすめスポットを紹介!温泉名所やランチ店も!
では、玉作湯神社周辺のおすすめスポットをみていきましょう。
玉作湯神社周辺には、以下のおすすめスポットがあります。
- 玉造温泉
- 松江城
- 宍道湖しじみ館
- 由志園
- 月照寺
続いて、玉作湯神社周辺のおすすめスポットを、それぞれ詳しくみていきます。
玉作湯神社周辺のおすすめスポット①:玉造温泉
玉造温泉は、1300年ほどの歴史がある温泉です。
肌が綺麗になるといわれる弱アルカリ性のお湯で、メタケイ酸もたっぷりと入っています。
勾玉を形どった、湯薬師広場にはお湯を自由に汲む場所があります。
ボトルも販売されていますので、自由に温泉水をもらっていくことができます。
温泉街は、玉湯川沿いに旅館が並びます。
川沿には桜も立ち並んでいて、春には桜のトンネル状態を楽しめます。
日帰りで楽しめる温浴複合施設があったり、玉湯川沿いには、足湯などみかけますので、散策の疲れた脚を休ませてみるのもいいでしょう。
玉造温泉
住所:〒699-0201 島根県松江市玉湯町玉造32−7
電話番号:0852-62-0634
玉作湯神社周辺のおすすめスポット②:松江城
全国には数々お城はありますが、松江城の天守閣は、正統天守閣として唯一として知られています。
城のみどころはいろいろとあります。
明治8年に取り壊された櫓の一部は平成13年に復元されており、見どころの一つになっています。
一部築城の構造を見ることができるフロアもあり、当時の建築技法なども学べたり、ドローンを使って撮影した城近辺の様子を鑑賞できるコーナーもあります。
松江城
住所:〒690-0887 島根県松江市殿町1-5
電話番号:0852-21-4030
営業時間:8:30AM–6:30PM
入城料:大人670円こども280円、外国の人、330円
URL:松江城
玉作湯神社周辺のおすすめスポット③:宍道湖しじみ館
宍道湖しじみ館の魅力の一つが、疲れた脚をやすませることができる足湯です。
使われている湯は源泉かけ流し百%となっています。
しかもこの足湯を無料で使えるのですから、周辺を散策した後に足休めに最適です。
館内では子供からでもわかるように、しじみについて展示があります。
宍道湖は、全国一しじみが取れる場所です。
直売コーナーも有り、とれたての美味しいしじみをたべることもできます。
また、夕日が有名ですので、夕刻あたりにおとずれてみましょう。
宍道湖しじみ館
住所:〒690-0852 島根県松江市千鳥町36
電話番号:0852-21-5252
営業時間: 8:40AM–5PM
URL:宍道湖しじみ館
玉作湯神社周辺のおすすめスポット④:由志園
一年中3ボタンの花をみることができるのが、こちら由志園です。
ボタンのお花以外にもチューリップ、菖蒲などの花をみることができます。
美しい日本庭園で、夜間はライトアップが行われます。
昼間の陽の光の中と雰囲気が異なります。
また、昼にも様々な演出がありますので、ホームページでイベントなどをチェックしてから訪れると良いでしょう。
庭園を見ながら、食事ができるレストランも完備で、高麗人蔘豆腐鍋が名物となっています。
鍋が美味しい季節に頼んでたべてみるのもいいですね。
由志園
住所:〒690-1492 島根県松江市八束町波入1260−2
電話番号:0852-76-2255
営業時間: 9AM–5PM
URL:由志園
玉作湯神社周辺のおすすめスポット⑤:月照寺
玉作湯神社がある島根県は、ある外国人作家で夕目な場所です。
かつて小泉八雲という名前で日本のホラーを書いたイギリス国籍の新聞記者兼民俗学者がすんでいました。
その八雲にゆかりがあるのが月照寺というお寺さんになります。
八雲が書いたホラーストーリーの一つに月照寺の大亀という怪談話があります。
お墓は松平藩の菩提寺です。
境内には、八雲がかいた伝説の亀を石碑で封印したとか、様々なエピソードがのこっています。
その大亀の石碑が今も残っています。
石碑での封印ではなく、亀の首を切り落としたなんて説もあり、大亀には首を切り落とそうとした傷があるなどいろいろいわれています。
ともかく、この亀が、想像以上に大きく、一見の価値があります。
また、八雲関係無しにしても、寺にはいろんな見どころが残っています。
初夏のあじさいも有名ですし、宝物殿には歴代の松平藩の遺品が残っています。
歴史も古く、御朱印ももらうことができます。
ぜひとも旅前や道中に八雲の書いた怪談を読んでこちらのお寺や、ゆかりの土地を訪ねてみると良いでしょう。
月照寺
住所:〒690-0875 島根県松江市外中原町179
電話番号:0852-21-6056
URL:月照寺
「玉作湯神社の願い石・叶い石にパワーを貰おう!境内名所や御朱印情報も 」のまとめ
今回は、願い石がパワースポットとしても昨今人気を集めている玉作湯神社についてご紹介しました。
玉作湯神社は、歴史のある神社です。
この神社があるのは出雲大社で有名な島根県です。
玉作湯神社からはすこし離れていますが、おすすめの場所です。
こちらの神社は、まさに縁結びなどのパワースポットして最強と言われる場所ですので、恋愛などで悩んでいる人は外すことができない場所ですよ。
また、玉作湯神社にも関連する勾玉をつくることができる体験館が、玉作湯神社の付近にあります。
カップルや友人で訪れて、オリジナルの勾玉づくりに挑戦してみるのもよいでしょう。
また、玉作湯神社のそばには美人の湯として知られる温泉も多くあります。
神社めぐりを楽しんだあとは、旅の疲れを取り除くために、温泉旅館にでも宿をとり、くつろいでみたらいかがでしょう。