観光バス「るーぷる仙台」で仙台の名所巡りをお得に楽しもう!
観光スポットが多い仙台市では、市内をレトロなバスが走る光景をよく目にします。
仙台市内の観光名所を効率よく巡るのに最適な観光バス「るーぷる仙台」です。
「るーぷる仙台」は仙台市中心部の観光スポットを結ぶ循環バスです。
バスに乗ったまま車窓で楽しんだり、自分のペースで目的地まで利用したりと色んな楽しみ方ができます。
仙台市内を観光する交通手段としてだけでなく、観光にお得な特典も付く「るーぷる仙台」について詳しくご紹介していきます。
観光バス「るーぶる仙台」のデザインと車両設備
「るーぷる仙台」は落ち着きのあるレトロな路面電車風のデザインで、緑が多い仙台市内の景観とマッチしています。
バリアフリーにも対応していて、乗り口にリフト装置を設置してあるなど、車いすの方でも快適に利用することが可能です。
バス車内や停留所にはWi-Fiアクセスポイントもが整備されているため、乗車中や待ち時間にも観光情報の検索など時間を有効活用できます。
観光バス「るーぶる仙台」の運行時間
「るーぷる仙台」の運行時間は仙台駅前始発9時~最終16時までです。
平日は20分間隔で、土・日・祝日は15分間隔(8月は全日15分間隔)で運行しており、循環コースを1周70分で周ります。
観光バス「るーぷる仙台」の運賃とお得な乗車券
「るーぷる仙台」の運賃は一回乗車260円/大人で、一日バス乗り放題の一日乗車券は620円/大人、さらにるーぷる仙台と地下鉄南北線・東西線が一日乗り放題の共通一日乗車券が900円/大人となっています。
12才未満は小児運賃となり大人料金の半額になります。
一回乗車券は交通ICカード(icsca、Suicaなど)での支払いも可能です。
一日仙台市内を観光するなら一日乗車券もしくは、共通一日乗車券を購入することをおすすめします。
観光バス「るーぷる仙台」の乗車券には購入特典も!
「るーぷる仙台」の一日乗車券を購入すると、市内観光施設の入館料や飲食店での料金が割引されるお得な特典も付いてきます。
ホテルでの飲食料が5%割引されたり、観光地の入館料が100円割引されるなど、一日乗車券だけでもお得な上、さらに観光するのにお得な特典がつく一日乗車券はオススメです。
「るーぷる仙台」と地下鉄共通一日乗車券は通常の一日乗車券の特典にプラスして、地下鉄沿線にある観光施設の入館料が、個人でも団体料金が適用されるという特典も加わります。
観光バス「るーぷる仙台」の乗車券の販売所は?
お得な「るーぷる仙台」一日乗車券の販売所は、仙台駅西口バスプール案内所や交通局各営業所などで購入可能です。
また「るーぷる仙台」沿線の観光施設や市内の宿泊施設でも購入することができます。(宿泊者以外でも購入可能)
観光バス「るーぶる仙台」のルート
「るーぷる仙台」は仙台駅西口バスプールの16番のりばから発着となっており、赤いバス停が目印で、マークも表示されているため分かりやすくなっています。
「るーぷる仙台」は市内全16カ所(仙台駅含む)のバス停を約70分かけて一周するルートです。
周るルートは一つしかなく、反対周りのルートはないため、観光する際は降車ポイントを把握しておいた方がいいでしょう。
仙台観光バス「るーぶる仙台」ツアーのモデルコースを紹介!
観光バス「るーぷる仙台」ツアーで楽しめる、仙台市内での一日観光おすすめモデルコースをご紹介していきます。
じっくり観光コース
一日じっくりと仙台の歴史を巡る「伊達政宗公コース」(所要時間約6時間)。
まずは仙台観光の定番である「瑞鳳殿」を訪れます。
瑞鳳殿は1636年、70歳で生涯を閉じた仙台藩祖伊達政宗公が眠る墓所です。
桃山文化を代表するような豪華絢爛な廟建築を見学した後は、そのまま仙台市民に愛される「広瀬川」を散歩しましょう。
「広瀬川」は仙台市中心部を流れる川で、名水百選にも選ばれる美しい川です。
自然も多く残っており鮎釣りや芋煮会など様々なレジャーを楽しめるスポットとして人気です。
「仙台市博物館」では国宝「支倉常長像」や伊達家や仙台藩にまつわる資料約9万7千点を見ることができます。
その後は伊達家62万石の居城「仙台城跡」を訪れましょう。
現在は城自体は焼失してありませんが、有名な政宗公騎馬像の前に立てば、政宗の天下取りの野望に思いを馳せながら仙台市内を一望することができます。
最後は400年の歴史を感じる「大崎八幡宮」でお参り。
社殿の荘厳華麗な建築は国宝にも指定されており、400年間地元市民に愛される神社です。
小旅行コース
時間があまりない人向けに3時間未満で収まる「小旅行コース」。
どこか観光スポットを一カ所に絞るのがポイントです。
一つは定番スポット「仙台城跡」と「青葉城資料展示館見学」を合わせて観光したり、「瑞鳳殿」を1カ所しっかりと観光するのもいいでしょう。
また「るーぷる仙台」に乗ったまま、70分間車窓で仙台市内を眺めて楽しむのも一つです。
地下鉄併用コース
地下鉄併用コース(所要時間約5時間)は、まずは「るーぷる仙台」で「瑞鳳殿」を見学。
その後「博物館・国際センター前」で地下鉄東西線に乗り換え、政宗公の命により再建され、仙台最古の木造建築である「陸奥国分寺薬師寺堂」を訪れます。
最後は地下鉄南北線に乗り換え、伊達政宗が仙台城の開城とともに建立し、仙台城の鬼門を守る「北山五山」を訪れ、足の向くままにお寺を散策してみましょう。
仙台観光バスで行ける人気スポット8選を紹介!
仙台観光バス「るーぷる仙台」で周れるスポットは多くありますが、その中でも人気の観光スポットをご紹介していきます。
- 仙台駅
- 仙台城跡
- 晩翠草堂
- 瑞鳳殿
- 仙台市博物館
- 宮城県美術館
- 大崎八幡宮
- 定禅寺通
それでは、それぞれの観光スポットについて詳しく見ていきましょう。
仙台市の観光スポット①:仙台駅
仙台駅は東北の玄関口と言われており、全国から訪れる利用者は一日8万人にのぼるスポットです。
JR仙台駅は観光バス「るーぷる仙台」発着地でもあり、仙台名物が楽しめるお店が立ち並ぶ「牛たん通り」や「すし通り」もあります。
駅前には商業施設「仙台PARCO」や「S-PAL」が立ち並び、市内観光の前後にグルメやショッピング、散策が楽しめるスポットになっています。
仙台駅
住所:宮城県仙台市青葉区中央1丁目10−10
電話番号:022-222-4069
営業時間:見学自由
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:http://loople-sendai.jp/sightseeing/sendai_st.php
仙台市の観光スポット②:仙台城跡
天然の要塞である青葉山に建てられ、別名「青葉城」とも呼ばれる仙台城は、約400年前に居城として伊達政宗公の命によって建てられました。
城自体は焼失しなくなっていますが、当時の石垣や櫓が長い歴史とロマンを感じさせてくれます。
現在は公園として開放されており、標高約130mからは仙台市中心部から太平洋までを一望することができ、伊達政宗公騎馬像とともに仙台市の代表的なスポットになっています。
仙台城跡
住所:宮城県仙台市青葉区川内1
電話番号:022-222-0218
営業時間:入園自由
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:http://honmarukaikan.com/
仙台市の観光スポット③: 晩翠草堂
晩翠草堂は「荒城の月」の作詞などで知られる仙台出身の詩人土井晩翠が、晩年の3年間を過ごした終の棲家です。
英文学者としても晩翠は、第二高等学校(現東北大学教養学部)でも教授を勤め、昭和24年には仙台市名誉市民、また昭和25年には詩人として文化勲章を受けました。
この旧宅を文学館として保存し、晩翠ゆかりの愛用品や写真、書画などを展示しています。
晩翠草堂
住所:宮城県仙台市青葉区大町1丁目2−2
電話番号:022-224-3548
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜日、年末年始
入場料や利用料:無料
URL:http://www.sentabi.jp/guidebook/attractions/view/86
仙台市の観光スポット④:瑞鳳殿
瑞鳳殿は伊達政宗公の威風を伝える御廟で、本殿・拝殿・御供所・涅槃門からなっており、桃山文化の豪華絢爛な装飾を見ることができます。
一度戦災により惜しくも焼失してしまいましたが、再建・大改修工事により、創建当時の豪華絢爛さが蘇っています。
瑞鳳殿は自然も豊で、桜や青葉、紅葉に雪景色と四季を通して自然も楽しめるスポットとしても人気です。
瑞鳳殿
住所:宮城県仙台市青葉区霊屋下23−2
電話番号:022-262-6250
営業時間:9:00~16:30、12月・1月9:00~16:00
定休日:12/31~1/1
入場料や利用料:大人550円、高校生400円、小中学生200円
URL:https://www.zuihoden.com/
仙台市の観光スポット⑤:仙台市博物館
仙台市博物館は仙台城三の丸跡に建てられ、入口にはフィギュアスケート発祥の地である「五色沼」があるなど深い緑に囲まれた博物館です。
仙台に関わる歴史、文化、美術資料など約9万点を収蔵しており、その中には国宝・ユネスコ記憶遺産「慶長遣欧使節関係資料」や重要文化財「伊達政宗所用具足・陣羽織」も展示されています。
常設展では約1,000点程が展示され、年に3~4回は様々なテーマで特別展や企画展が催されます。
伊達政宗公ファンは必見の博物館です。
仙台市博物館
住所: 宮城県仙台市青葉区川内26
電話番号:022-225-3074
営業時間:9:00~16:45(入館は16:15まで)
定休日:月曜(祝日・振替休日の場合は開館)及び祝日の翌日(土・日・祝日は開館)、12/28~1/4
入場料や利用料:大人460円、高校生230円、小中学生110円
URL:http://www.city.sendai.jp/museum/index.html
仙台市の観光スポット⑥:宮城県美術館
宮城県美術館は公立の美術館としては日本有数の広さを誇る美術館です。
宮城県や東北地方にゆかりのあるものを中心に、日本画、洋画、版画、彫刻、工芸のほか、カディンスキーやクレーなどの外国作品も所蔵しています。
宮城出身の世界的彫刻家である佐藤忠良記念館や世界の名画が映像で見れる「ハイビジョンギャラリー」は一見の価値ありです。
予約なしで自由にアート制作が体験できるギャラリーも併設されており、アート好きにはおすすめなスポットです。
宮城県美術館
住所: 宮城県仙台市青葉区川内元支倉34−1
電話番号:022-221-2111
営業時間:9:30~17:00(観覧券の発売は16:30まで)
定休日:毎週月曜日(休日を除く)
入場料や利用料:常設展示観覧料:大人300円、大学生150円、小・中・高校生無料
URL:http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/
仙台市の観光スポット⑦:大崎八幡宮
大崎八幡宮は1607年に伊達政宗公の命により創建された400年の歴史がある神社です。
厄除けや除災招福、必勝、安産の神として地元住民から愛され続けており、昭和27年には国宝にも指定されました。
社殿の権現造、黒漆塗や豪華絢爛な彫刻や金具からは桃山文化建築の荘厳さを感じることができます。
毎年1月14日に行われる「松焚祭(どんと祭)」では松飾りや古いお札を焚き上げ、新年の無病息災や商売繁盛を願い、約10万人の人が賑わいます。
その際に行う「裸まいり」はこの厳しい仙台の冬の風物詩となっています。
大崎八幡宮
住所:宮城県仙台市青葉区八幡4丁目6−1
電話番号:022-234-3606
営業時間:境内自由
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:http://www.oosaki-hachiman.or.jp/index.html
仙台市の観光スポット⑧:定禅寺通
定禅寺通は仙台市中心部を東西700mにわたってケヤキ並木が続き、「杜の都」を象徴する通りです。
中央分離帯の遊歩道にはグレコの「夏の思い出」やクロチェッティの「水浴の女」などのブロンズ像が設置され、ちょっとした野外美術館にいるかのようです。
秋には音楽好きが集まり、ストリートジャズフェスティバルや冬には遊歩道の木々がイルミネーションされる「光のページェント」などフォトジェニックスポットとしても人気なエリアです。
大型店が充実した商店街も近くにあり、散策やショッピングにぴったりなスポットです。
定禅寺通
住所:宮城県仙台市青葉区国分町2丁目15
電話番号:022-225-7211
営業時間:見学自由
定休日:無休
入場料や利用料:無料
URL:http://loople-sendai.jp/sightseeing/jozenji.php
仙台の「JR東北バス」で楽しめる観光ツアーを紹介!
JR東北バスでは定期観光バスとして4月~9月の間「仙台お散歩号」と「松島お散歩号」というバスガイド付きの半日観光バスが走っています。
それぞれの観光ツアーについてご紹介していきます。
JR東北バス「仙台お散歩号」
「仙台お散歩号」は午前中の半日ツアーで、仙台市内を観光します。
朝9時20分に仙台駅を出発し、瑞鳳殿、仙台城跡、国宝大崎八幡宮、定禅寺通(車窓)を観光し、12時20分ごろ仙台駅に到着します。
料金は大人2,000円(こども半額※瑞鳳殿入館料込み)で、バスガイドさんも付いているため観光地の説明も聞きながら効率よく仙台市内を巡ることができます。
JR東北バス「松島お散歩号」
「松島お散歩号」は午後の半日ツアーで、日本三景である松島を観光に含む観光バスです。
午後13時30分に仙台駅を出発し、楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「楽天生命パーク宮城」、展望台から松島湾を一望できる「西行戻しの松公園」、松島(観瀾亭、五大堂、国宝瑞巌寺)、鐘崎かまぼこの国笹かま館などを観光の後、17時30分頃仙台駅に到着。
料金は大人3,000円(こども半額※観瀾亭入館料込み)でバスガイドさんも付いて日本三景松島を観光でき、お土産所にも立ち寄れる充実の半日コースです。
【観光バス以外も】仙台でおすすめの観光コースを紹介!
仙台観光には観光バスが効率よく回れますが、時間に縛られず自由に観光したい向けにおすすめな観光コースをご紹介していきます。
仙台名勝と名湯秋保温泉めぐりの旅
仙台の名湯秋保温泉に1泊するおすすめコースのご紹介です。
仙台駅からまずは「秋保工芸の里」でこけしや仙台箪笥・染織・江戸独楽・木彫などの工房を見学。
次に向かう「磊々峡」は自然が作り出した約1km続く渓谷で、遊歩道も整備されており、四季折々の美しい景観が楽しめます。
その後日本三御湯である「秋保温泉」で1泊し、疲れを癒します。
翌日には日本の滝100選にも選ばれる「秋保大滝」を訪れ、マイナスイオンを浴びながら滝つぼで見る景色は圧巻です。
家族で楽しむ仙台港エリア
仙台駅から東側に位置する仙台城や瑞鳳殿とは反対の西側に位置する、仙台港エリアには家族連れで楽しめるスポットが多くあります。
まずは「キリンビール仙台工場」でビール製造工程の見学ツアー。
巨大な仕込釜の見学やビールのもととなる麦汁の試飲、出来上がったビールの詰め込み工程見学などお子さんでも見ていて楽しい内容になっています。
工場見学の後は360°大パノラマプロジェクションマッピングでパワーアップした「仙台うみの杜水族館」で癒しの時間を楽しみましょう。
天井や壁一面に映し出される美しい映像や音により、まるで海の中にいるような気分が味わえます。
最後は東北最大のアウトレットモール「三井アウトレットパーク仙台港」でお買い物を満喫します。
羽生弓弦選手の聖地巡礼の旅
仙台と言えば、フィギュアスケーター羽生結弦選手の故郷であり、様々なゆかりスポットがあります。
仙台駅を出発し、「国際センター」を訪れると羽生弓弦選手と荒川静香さんの偉業をたたえるモニュメントが設置されています。
「国際センター」から徒歩5分の所には、日本のフィギュア発祥の地である「五色沼」があり、ほとりには記念碑もあります。
「国宝大崎八幡宮」には2017年に羽生選手が勝利祈願に訪れ、直筆の絵馬も展示されています。
最後は羽生選手含めた世界のトップスケーターを輩出してきた「アイスリンク仙台」。
羽生選手が滑ったアイスリンクを体感することができ、館内には羽生選手の展示コーナーも見どころです。
観光バスを上手に使って仙台を楽しもう
仙台には伊達政宗公ゆかりの地の他にも、グルメや名湯温泉、ショッピングスポットなど観光コースが豊富にあります。
効率よくお得に観光バスで周ったり、個人で自由に楽しんだり、観光スポットの組み合わせは数えきれないほどです。
自然・文化・食が楽しめる仙台でぜひ自分に合った旅を探してみてください。