マレーシアでスマホ通信を行うための4つの方法を紹介!SIMカード購入はマスト?
マレーシアで、自分のスマホを使ってデータ通信をするにはどういった方法があるのでしょうか?ここでは4つの方法をご紹介します。
SIMカードを購入
1番リーズナブルな方法は、現地のSIMカードを購入して利用することです。
しかし、SIMフリー端末でないと利用できないという点に注意してください。
日本国内の携帯会社で販売している端末を持っている場合は、その端末はSIMロックされている状態です。
SIMロックがかかっている場合は、SIMフリーのスマホに買い換えるか、契約している携帯会社のショップでSIMロックを解除してもらいましょう。
マレーシアで販売されているSIMカードは、日本と比べると低価格で利用でき、しかも通信速度もそれほど悪くありません。
現地で購入するときに多少英語が必要になりますが、簡単な英会話と指差しだけで手続きは完了します。
初期設定も現地のショップの方がやってくれるので、煩わしさはなく、すぐに利用できる点がメリットです。
一つ注意点としては、日本のSIMカードを抜いて現地のSIMカードを挿入するわけなので、日本からの着信を受けられないということです。
LINEなどインターネット通信をつかった通話アプリで連絡をとるか、事前に周囲の人に電話での連絡ができないことを伝えておく必要があります。
Wi-Fiルーターをレンタル
渡航前に日本からWi-Fiルーターをレンタルして現地で利用する方法もあります。
日本で手続きが完了するので、現地で交渉をする必要がなく、語学に自信のない人も安心です。
常に持ち歩かないといけないことや、通信データ容量に制限がある場合もあることを念頭に利用しましょう。
国際ローミングを利用
日本で利用しているスマホをそのまま海外へ持ち込んだ場合、現地の携帯電話会社の電波を利用して通信・通話ができるサービスが、「国際ローミング」です。
国際ローミングを利用すると、高額請求がきてしまうイメージを持つ方も多いかもしれませんが、NTTドコモとauでは、980円/24時間で利用できるサービスがあるので安心ですね。
それでも、他の手段と比べると割高感があるので、金銭的に余裕のある方向けかもしれません。
街のWi-Fiを利用
海外では日本と比べ、フリーWi-Fiが普及しています。
ほとんどのホテルやカフェでは、Wi-Fiを無料で利用できます。
しかし、利用できる場所が限られるほか、通信速度が遅かったり、多くの人が利用するためセキュリティが心配されます。
利用する場合には、十分に気をつけて利用しましょう。
マレーシアと日本のSIMカードを比較!コスパが高いのはどっち?
それでは、マレーシアと日本のSIMカードの料金と通信速度について比べてみましょう。
マレーシアと日本のSIMカードの料金を比較
日本のSIMカードは、下記記事に掲載のとおり、安いものだと約2,000円/15日(2GB〜3GB)から購入可能です。
日本のSIMカード・一時&短期帰国者向けのモデルを紹介!長期用も
マレーシアの場合、例えば、600円で1GBを購入できたり、SNSの利用無制限や有効期間が細かく設定されているなど、旅行者にとって使いやすいプランが多くあります。
日本のSIMカードと比べると値段が安く、コスパは最高です。
マレーシアと日本のSIMカードの通信速度を比較
信頼できるインターネット回線速度計測サービスのひとつが、Ooklaが提供するスピードテストです。
月報で世界各国のモバイルと固定回線の通信速度のデータを公開しています。
インターネット回線速度計測サービスSpeedtest(英語)
2018年3月末現在(2018年4月〜2019年3月のデータを集計)において、モバイル通信の世界平均は26.12Mbpsとなりました。
その中で、日本は47位の31.39Mbps、マレーシアは、81位で20.49Mbpsという結果となりました。
データからは、マレーシアより日本での通信環境は良いということが言えます。
インターネットを利用するにあたって、快適な通信速度の目安としては10〜30Mbpsと言われています。
マレーシアが該当する10〜20Mbpsの速度では、高画質な動画や大容量データをダウンロードするには難しい速度ですが、インターネット動画、オンラインゲームやショッピングサイトを利用する分には全く問題ない速度なので、マレーシアでは、快適にインターネットを利用できそうです。
マレーシアのSIMカードはプリペイド方式と月払い方式のどちらがおすすめ?
滞在期間によって、プリペイド方式と月払い方式のどちらにするか選択すべきでしょう。
旅行や短期出張など短期間に利用する予定だとすれば、プリペイド式で十分です。
パッケージ代金を支払って簡単な手続きをおくだけですぐに利用ができ、非常に気軽に利用できます。
プリペイド式では、1GB、3GBなど指定された通信量までデータ通信が利用できるタイプと、3日間、1週間など指定期間内はデータ通信が利用できるタイプがあります。
SIMカードを購入するときは、様々なプランが用意されているので自分の滞在期間・利用形態にあったプランを選びましょう。
一方、月払い方式は、長期滞在者向けや同じ国に何度も出張で訪れるという方にぴったりです。
プリペイド式は通信容量を使い切ってしまった場合や、利用可能期間を超過した場合は、新たに購入するか、またはチャージが必要となりますが、月払い方式であれば、月一回の支払いで済みます。
また、月払い方式は、携帯電話の番号をそのまま保有することができるため、同じ国に何度も足を運ぶ方であれば、その携帯電話番号を変えずに利用できるということもメリットして挙げられます
自身の滞在状況を考えて、どちらにするか決めましょう。
マレーシア大手携帯会社のSIMカードプランを比較!お得なサービスがある会社も!
マレーシアには、日本でいうdocomo、KDDI、SoftBankに該当する大手キャリアとして、Celcom Axiata、Maxis、DiGi Telecommunications、U Mobileの4社があります。
Maxis(Hotlink)
Maxis(マキシス)は、マレーシア最大手の通信会社です。
Maxisでは、HotlinkというSIMカードを販売しています。
プランの種類 | 通信規格 | 有効期間 | 料金 | |
---|---|---|---|---|
① | 2GB+専用アプリRED | 4G | 1日 | 3RM |
② | 1.5GB+専用アプリRED | 4G | 1週間 | 10RM |
③ | 1.5GB+専用アプリRED+通話(無制限) | 4G | 1週間 | 15RM |
④ | 6GB+専用アプリRED | 4G | 1ヶ月 | RM35 |
⑤ | 8GB+専用アプリRED | 4G | 1ヶ月 | RM45 |
⑥ | 8GB+専用アプリRED+通話(無制限) | 4G | 1ヶ月 | RM60 |
⑦ | 10GB+専用アプリRED+通話(無制限) | 4G | 1ヶ月 | RM70 |
(1RM(リンギット)=約27円)
全てのプランでは、Hotlink専用アプリであるHotlinkREDを無料で利用でき、アプリをダウンロードすると、チャットやFacebookの利用に10GB分を利用できるなど様々な特典があります。
Hotlinkの通信エリアは公式ホームページで確認できます。
マレーシアの人口の92%を4Gでカバーしているので、マレーシアの主要なエリアにいる間は電波状況を気にすることなく安心して利用できそうです。
digi
DiGi(ディジ)は、下記プランのほかにも、1日単位や、1時間や6時間など時間単位で購入できるプランを提供しているので、プリペイドで容量がなくなったときやどうしてもインターネットが必要という場合はとても便利です。
プランの種類 | 通信規格 | 有効期間 | 料金 | |
---|---|---|---|---|
① | 5GB+ボーナス30GB | 4G | 1ヶ月 | RM30 |
② | 7GB+ボーナス90GB | 4G | 1ヶ月 | RM40 |
③ | 10GB+ボーナス90GB | 4G | 1ヶ月 | RM50 |
④ | 15GB+ボーナス90GB | 4G | 1ヶ月 | RM70 |
⑤ | 12時間無制限インターネット+24時間通話無制限+5GB | 4G | 1ヶ月 | RM40 |
⑥ | 12時間無制限インターネット+24時間通話無制限+8GB | 4G | 1ヶ月 | RM60 |
⑦ | 2GB+2GB(13:00-19:00のみ) | 4G | 7日間 | RM12 |
⑧ | 2GB+SNS利用無制限 | 4G | 1ヶ月 | RM15 |
⑨ | 6GB+SNS利用無制限 | 4G | 1ヶ月 | RM35 |
(1RM(リンギット)=約27円)
通信エリアは、マレーシアの人口の89%をカバーしています。Maxis社と比べると、カバーエリアは若干狭くなりますが、都市圏であれば問題なく使えるでしょう。
Celcom
下記全てのプランにおいて、1:00〜7:00の深夜帯限定で、youtubeを無制限で楽しむことができます。
また、下記プランに追加できるオプションとして、FacebookやInstagramなどのSNSを利用する分のデータを購入することもできます。
プランの種類 | 通信規格 | 有効期間 | 料金 | |
---|---|---|---|---|
① | 2GB | 4G | 1日 | RM3 |
② | 4GB | 4G | 1日 | RM5 |
③ | 1.5GB+2日間限定ボーナス | 4G | 1週間 | RM6 |
④ | 6GB+2日間限定ボーナス | 4G | 1週間 | RM10 |
⑤ | 15GB+2日間限定ボーナス | 4G | 1週間 | RM19 |
⑥ | 15GB+3日間限定ボーナス | 4G | 1ヶ月 | RM30 |
⑦ | 30GB+3日間限定ボーナス | 4G | 1ヶ月 | RM50 |
⑧ | 45GB+SNS利用無制限 | 4G | 1ヶ月 | RM79 |
(1RM(リンギット)=約27円)
Celcomは、カバーエリアが広範囲であることが特徴です。国策会社の経営というだけあって、マレーシアの農村部や山岳地帯まで広くカバーしています。
郊外を訪れる予定である方には、Celcomが一番最適です。
U Mobile
U Mobile は上記三社と比べ安めの設定になっています。
下記プランのほか、マレーシア・クアラルンプール国際空港では、旅行者向けのSIMカードを無料で手に入れることができます。
SIMカード自体は無料ですが、RM30をチャージすることで、SNSの使用無制限など1ヶ月間有効のサービスを受けることができます。
プランの種類 | 通信規格 | 有効期間 | 料金 | |
---|---|---|---|---|
① | 1.2GB+通話(14sen/30秒)+SMS(12sen/1通) | 4G | 10日 | RM6 |
② | 10.3GB+通話(30sen/1分)+SMS(15sen/1通) | 4G | 5日 | RM6.6 |
③ | 800MB+通話(15sen/30秒)+SMS(15sen/1通) | 4G | 5日 | RM6 |
④ | 800MB+通話(30sen/1分)+SMS(20sen/1通) | 4G | 5日 | RM5.5 |
(1RM(リンギット)=約27円)
※「sen」は、マレーシアの通貨単位のこと。リンギット. マレーシア(RM) より小さい通貨単位。
通信エリアも主要な都市圏はカバーされているので、郊外へ行く予定のない方は、通信状況を特に気にすることなく利用できるでしょう。
マレーシアでSIMカードを購入するために必要な書類は?
旅行者用SIMカードであれば、パスポートさえ提示すれば無料でSIMカードを手に入れることもできます。
一般的には、パスポート・現金(クレジットカード不可)・SIMフリー携帯の3点が必ず必要ですが、事前に公式ホームページなどで確認しておくと確実ですね。
自分のマレーシアでの行動に合わせたSIMカードプランを選択しよう
短期旅行者であれば、主な利用はインターネットだと思います。
マレーシアの玄関口であるマレーシア・クアラルンプール国際空港では、1日〜7日間の短期滞在者用SIMカードが販売されています。
例えば、digiの場合、トラベラーSIMが国内の各空港でのみ販売されており、7日間で20リンギット(日本円で約550円)で2GBのデータ通信量+FacebookなどのSNSは1日につき1GB(7日間)+通話が利用できます。
とってもお得なこのプランですが、マレーシアの国内各空港でしか申し込みができないので注意が必要です。
その他通信会社も、空港でのみ短期滞在者用SIMカードを販売している場合が多いので、空港に到着したら購入することをおすすめします。
マレーシアへの長期滞在者におすすめのSIMカードプランは?
長期滞在の方へのおすすめは、Celcomのプランです。
Celcomは、国内最大の通信キャリアのため安心して利用できます。
インターネットの接続は安定しており、通信データ量も多く、しかもカバーエリアは広範囲に渡るので、仕事や観光で主要都市圏以外へ行く可能性のある方にとっては、使いやすいことでしょう。
マレーシア・クアラルンプール国際空港でのSIMカード購入方法を解説!
日本から到着したらすぐ買える、マレーシアの玄関口であるマレーシア・クアラルンプール国際空港での買い方をチェックしましょう。
意外と簡単なのでぜひトライしてみてください。
マレーシア・クアラルンプール国際空港のSIMカード販売所への行き方
マレーシア・クアラルンプール国際空港では、ターミナルが2つに別れており、到着するターミナルによって販売場所が異なります。
ANAなどが乗り入れるメインターミナルでは、入国審査や手荷物受取クレーンへ向かう途中に、各キャリアのカウンターが並んでいます。
また、エアアジアなどLCCが到着する第2ターミナルでは、到着口を出たすぐ目の前にMaxisとCelcomのショップが並んでいます。
見ればすぐわかるほど、どれも目立つカウンターなのでぜひ探してみください。
マレーシア・クアラルンプール国際空港でのSIMカードの購入方法
カウンターに行くと、各種プランが案内されています。
滞在期間を伝えると、おすすめのプランが案内されるので、データ容量などを確認してプランを決めましょう。
プランを決めたら書類手続きに入ります。
店員さんがスマホから日本のSIMカードを取り出し、現地SIMカードをその場で挿入してくれるので初期設定も済んだ状態ですぐインターネットを利用できます。
英語もほぼ話すことはなく、他のお客さんがいなければ、ものの5分もあれば完了してしまうくらい簡単な手続きです。
マレーシアのその他の空港にもSIMカード購入所あり!
クアラルンプールのほか、マレーシアの国内各空港でSIMカードの購入が可能です。
スナイ国際空港、ランカウイ国際空港、ペナン国際空港、クチン国際空港、コタキナバル国際空港でも購入可能なので、国内旅行する場合でも心配する必要はありません!
マレーシアのSIMカードはアプリに対応!便利な使い方を紹介!
Maxisで販売しているHotlinkは、「Hotlink RED」というモバイルアプリに対応しています。
無料で利用できるHotlink REDは、購入した通信データの使用残量などを確認したり、アプリを通してチャージすることができるなど、SIMカードを利用するにあたって便利な機能を多く備えています。
Hotlink REDで特筆すべき特徴は、毎日アプリを開いて申請することで、無料で1GBが使えるボーナスがもらえることです。
その他、お得な最新情報もチェックできるので、MaxisのSIMカードを購入した場合には、アプリをダウンロードしておいて損はありません!
マレーシアのSIMカードはAmazonで事前購入できる!おすすめのSIMは?
Amazonでは、マレーシアで利用可能なSIMカードの購入が可能です。
渡航前に準備できるSIMカードをご紹介します。
マレーシア滞在初心者にはSIMカードの事前購入がおすすめ!
海外旅行初心者の方やSIMカードを現地で購入するのが不安な方には、SIMカードを日本で購入しておくことをおすすめします。
現地に行ってから、携帯電話会社のカウンターで店員さんとのやり取りが億劫だ、不安だという方は、ぜひ日本で買っておましょう。
事前にSIMカードを買っておけば、すべて日本語で手続きができ、万が一、現地でなにかあった場合にも、日本語によるサポートを受けることが可能です。
注意すべき点は、端末によって挿入できるSIMカードのサイズが異なるため、購入する際には、自分の端末に挿入できるサイズを確認してから購入しましょう。
Amazonで購入できるマレーシア用SIMカードを紹介!
1つ目は、本記事で紹介しているマレーシアの大手キャリアMaxisのSIMカードです。
プランは、1.5GB/週(通話込)、8GB/月(データのみ)、8GB/月(通話込)の3種類が販売されています。
現地に着いてからも、モバイルショップが多くあるので、なにかあった場合にもサポートがすぐ受けられます。
2つ目は、アジア周遊用のSIMカードです。
4Gや3Gの高速データ通信を8日間(192時間)使い放題のSIMカード。
8日間以内に4GBを超えると低速通信になるのでご注意を。
日本でも利用可能なので、出国前や出国後も無駄なく利用できることがメリットです。
Amazonで購入できるマレーシア用SIMカードの設定方法
SIMカードによって設定方法が異なるため、購入時に設定方法をよく確認しましょう。
ここでは、代表してマレーシア MAXIS社のSIMカードの設定方法を解説します。
SIMカードが手元に届いたら、専用のwebページで、(1)パスポートの写し(写真があるページ)(2)注文時のお名前(3)SIMカード番号(01から始まる11桁の数字です)(4)開通希望日(平日のみ)について情報提供を行い、それから利用が可能になります。
インターネットから手続きを行う必要があるので、現地に着いてからではなく、ネット環境の安定している日本にいるときに、全ての手続きを終えておけば安心ですね!
マレーシアのSIMカードはコスパ最強!
日本と比べ、格安でお得なSIMカードが多いマレーシア。
手続きは空港で簡単にでき、何より安い!
手続きが完了した瞬間からインターネットを利用できます。
海外でも、日本にいるときと同じようにインターネットを利用できることがなんとストレスフリーなことか、みなさんご想像のとおりです。
英語が苦手な方でも簡単に手続きができるので、気になるキャリア、プランがあったらぜひ申し込んでみてくださいね。