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2019/04/23

茅ヶ岳の登山コースを解説。アクセス、難易度、注意点、見どころも

登山シーズンになると山に関する情報が飛び交うものです。
今回は山頂まで4時間弱で上ることができる、「茅ヶ岳」についてご紹介したいと思います。

この山の魅力、そして登山コースについて解説していきます。
登山が好きな人、そしてこれから登山を始めようという人は必見です!

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山梨県の茅ヶ岳(かやがたけ)とは

茅ヶ岳について考える女性

「茅ヶ岳」は登山に詳しい人でなければあまり聞くことのない名前かもしれません。
しかしこの山は知る人ぞ知る山であり、有名な小説家にまつわるエピソードでも知られています。

日本百名山の一つ、茅ヶ岳

「日本百名山」とは小説家でもあり、登山家としても知られている「深田久弥」さんが選んだ、日本の代表的な100の山のことです。
後に彼のファンによって構成された「深田クラブ」がさらに100の山を加えた「日本二百名山」を発表します。

「日本二百名山」に後から加えられた100の山には登山道がない山や、残雪期には登れない山、そして山頂までの距離が長いものなど、難易度の高い山が多く見られます。
対照的に「日本百名山」に登録されている山は比較的容易に登れるものが多く、多くの登山客から好まれています。

「茅ヶ岳」は「日本百名山」に含まれる有名で、登りやすい山の1つなのです。
また金ヶ岳と連なっており、その山容が八ヶ岳に似ていることから「にせ八つ」の別名でも呼ばれています。

頂上からは甲斐駒ケ岳や富士山、奥秩父の山々を望むことができます。

茅ヶ岳と深田久弥氏

先にも触れましたが、「深田久弥」さんは小説家でありながら、登山家としても活動していた人です。
1903年3月11日に石川県加賀市(当時は大聖寺町)で誕生した深田久弥さんですが、1971年3月26日に日本山岳会のメンバーとともに茅ヶ岳を登っている途中、頂上直前で脳溢血で倒れて亡くなりました。

現在、その場所には「深田久弥先生終焉の地」と表記された石碑が立っています。
また茅ヶ岳の登山口には「深田久弥記念公園」があり、毎年4月には「深田祭」というイベントが開催されます。

このように深田久弥さんは多くの人たちから愛される登山家だったのです。

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茅ヶ岳登山の難易度

登山中の人たち

茅ヶ岳の登山コースはいくつか存在しますが、どれもそれほど難易度の高いものではありません。
ではその理由についてお伝えしたと思います。

危険な場所は少なく、初心者にもおすすめ

登山を楽しむ人たちの足元

茅ヶ岳登山は難易度がそれほど高くないことで知られています。
その理由の1つは、「危険な場所が少ないこと」です。

確かに深田久弥記念公園から茅ヶ岳に登るコースなどでは、女岩付近の落石を警戒しなければなりません。
しかし迂回路が設けられているために、ここを通れば安全な登山を楽しむことができます。

観音峠から金ヶ岳を抜けて茅ヶ岳に登るコースでは岩場や細い尾根道を進んでいくことになります。
そのためこのコースは多少登山に慣れている人の方が良いでしょう。

しかしその他のコースに関しては別で、急な斜面はところどころあるものの、危険な場所はほとんどありません。

所要時間は6時間弱で日帰り登山にもおすすめ

登山する女性

茅ヶ岳にはいくつかの登山コースがあります。
そして所要時間はコースによって異なります。

しかし一番短いコースをチョイスすれば、「片道約2時間半」で登ることができます。
もちろん休憩時間や景色を眺める時間などを加えれば、所要時間はもう少し長くなります。

そのためこのコースをチョイスする場合、「往復6時間」を目安にしておくと良いでしょう。
このように茅ヶ岳は日帰り登山が可能な山なのです。

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茅ヶ岳登山におすすめの時期、持ち物、服装

茅ヶ岳登山におすすめの秋の時期

日帰りで登れる山だからと言って、大した準備もせずに茅ヶ岳登山に臨むことがあってはなりません。
では茅ヶ岳におすすめの時期、必要な持ち物、そしてふさわしい服装について見ていきましょう。

茅ヶ岳登山におすすめの時期

実のところ、茅ヶ岳登山はどの季節に行っても、美しい景色を満喫できます。
それでもおすすめなのは「春と秋」です。

まず春の時期ですが、茅ヶ岳登山口から林道を入ったところにある「千本桜公園」の桜を楽しむことができます。
アーチを描くように植えられた桜の木が花を咲かせるとき、美しい桜のトンネルをくぐることができます。

また秋の季節には「紅葉」を楽しむことができます。
茅ヶ岳は広葉樹が多く、山道は赤や黄色で埋め尽くされます。

加えて山頂から眺める他の山々も茅ヶ岳同様に赤や黄色に染まっており、感動的な景色を眺めることができます。
春と秋は気候も良く、この点でもおすすめのシーズンと言えます。

茅ヶ岳登山におすすめの持ち物

茅ヶ岳登山におすすめの持ち物

茅ヶ岳登山に必要な持ち物は、基本的に登山に必要とされる持ち物と同じです。
たとえば天候や体温調節などを考慮し、「レインウェア」「長袖の上着」を持って行く必要があります。

また水分補給が必須となりますので、「ペットボトル飲料」「水筒」も持って行くべきです。
加えて登山中のエネルギー補給のために、すぐに食べることのできる「行動食」なども必要です。

またこれらを収納する「リュックサック」も、当然のことながら必須アイテムとなります。
リュックサックはペットボトルが取りやすい位置に収納できたり、手の届くところに小さなポケットがついているものなどを購入すると、必要なものが取りやすくて便利です。

茅ヶ岳登山におすすめの服装

ふさわしい服装で登山する女性

茅ヶ岳登山におすすめの服装も、一般的な登山の服装と大差はありません。
まず、一番に考えるべきことは体温調節です。

登山を始める前は涼しく感じても、歩くうちに体は熱くなります。
それに伴って汗をかくために、体温は急激に下がることもあります。

そのためふさわしい服装は、「スポーツウェアなどの汗を吸収、乾燥させる機能を有したもの」を着用することです。
また羽織り物として着用する上着も、同様の機能を有しているのがベストです。

最近では紫外線をカットする素材を使用した、薄手のパーカーなども販売されています。
こうしたものを羽織るのであれば、春や秋の紫外線の強い時期に肌を守ることができます。

また必要に応じて帽子をかぶることもできます。

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茅ヶ岳に登るときの注意点

注意を促す看板

では次に茅ヶ岳登山を行う際の注意点について見ていきましょう。

登山届を必ず出そう

登山届を書く人

茅ヶ岳に登るときは、「登山届」を提出するようにします。
もちろん登山を行う前は家族や友人に日付や場所を知らせておくことも重要です。

それでもこの書類を提出しておけば、遭難したときに救助隊の捜索がスムーズに行われます。
そのため登山届は命を救うための大切な資料となるわけです。

筆記内容はどこの山に入り、どんなルートを巡って山頂を目指し、その後下山するのか、そしてどのような装備や持ち物を持参しているかといったものです。
これは法律で決められた提出書類ではありませんが、必ず作成するようにしましょう。

地図を確認してから登ろう

登山道を地図で確認する人

これまで何度か触れてきましたが、茅ヶ岳にはいくつかの登山ルートが存在します。
容易に山頂まで辿り着けるルートもありますが、中級者から上級者向けのコースも存在します。

ステップアップを図って難易度の高いコースをチョイスする場合や、初めてのコースを辿る場合、「地図の使用」は必須です。
有名な山であり、毎年多くの人が登山を行う茅ヶ岳ですが、気を抜いたまま登るのは非常に危険です。

立ち入り禁止の場所には近づかない

立ち入り禁止の標識

当然のことですが、「立ち入りが禁止されているエリア」に入り込むことがあってはなりません。
そのようなエリアには標識が立てられています。

しかしきれいな写真を撮るためにそこの足を踏み入れたり、美しい植物を見つけてそれを取ろうとして、標識を無視することがあるかもしれません。
多くの場合、立ち入り禁止の標識の向こう側は、手つかずの状態です。

そのため険しい崖であったり、地盤が滑りやすくなっていることも考えられます。
安全な登山を楽しむためには、標識に従うべきです。

天候や気温をチェックしてから登ろう

天気の良い日

当然のことながら、雨の日の登山は危険が伴います。
地盤が滑りやすくなったり、視界が悪くなったりするからです。

できることならば、雨の降らない日に茅ヶ岳登山を行うべきです。
そのため事前に「天気予報をチェックすること」は、非常に重要です。

もちろんいざというときのためにレインウェアを持参する必要がありますが、100%雨とわかった場合、登山を中止したほうが無難です。

標高が上がると気温が下がるので防寒対策はしっかりと

防寒着着用の男性

気温は標高によって変化します。
そして登山を行う場合、低いところから高いところへ移動するわけですから、その途中で気温は大きく変化します。

こうした状況を考慮し、「防寒具の持参」を忘れてはなりません。
とりわけ山頂はかなり寒くなりますし、風が強い日などはさらなる寒さを感じることになります。

そのためできることならば軽量で持ち運びが便利な防寒具を持参するようにします。

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茅ヶ岳の登山コース、おすすめ4選と難易度、登山口へのアクセス

4つの登山コースを示す数字

では、茅ヶ岳の登山コースについてご紹介いたします。
茅ヶ岳の登山コースには、以下のものがあります。

  1. 深田記念公園~茅ヶ岳山頂 (難易度1)
  2. 深田記念公園~茅ヶ岳山~金ヶ岳 (難易度2)
  3. キャンピカ明野ふれあいの里~金ヶ岳~茅ヶ岳山頂 (難易度2)
  4. 観音峠~金ヶ岳~茅ヶ岳山頂 (難易度3)

続いて茅ヶ岳の登山コースをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

茅ヶ岳の登山コース①:深田記念公園~茅ヶ岳山頂 (難易度1)

コース概要

今回ご紹介するコースの中で、「深田記念公園~茅ヶ岳山頂コース」が、茅ヶ岳山頂への最も短距離のルートとなります。
まずスタート地点は深田記念公園です。

ここを出発し、森林をしばらく歩きます。
すると女岩周辺にたどり着きます。

このエリアは落石が心配されるために、迂回ルートを登るようにします。
そのうち、深田久弥さんの石碑が見えてきます。

ここから山頂まではそれほど遠くありません。
しかし坂道が急になりますので、焦らずにゆっくりと登るようにします。

帰りのルートは来た道を引き返すことになります。
そのため慣れた道を歩くわけですが、行きで上り坂だったところは下り坂になります。

下り坂は膝に負担がかかるために油断せず、確実に下ることを心掛けます。
多くのガイドブックなどでは片道2時間半ほどで山頂にたどり着けると書いてありますが、初心者の場合はもう少し時間がかかります。

そのため登山時間は往復5時間から6時間程度という見方をしておくと良いでしょう。
このコースは合計6.4km、標高差765mです。

登山口へのアクセスと駐車場

自家用車で深田記念公園にアクセスする場合、「中央自動車道」の「韮崎インターチェンジ」を降り、すぐの道を右折します。
そのまま「昇仙峡ライン」に入り、真っ直ぐ進みます。

すると深田記念公園が見えてきます。
ここには駐車場があり、そこから茅ヶ岳登山道入口まで歩いて行くことができます。

バスでアクセスする場合、「JR中央本線」の「韮崎駅」から、「茅ヶ岳・みずがき田園方面」のバスに乗ります。
そこから約25分で茅ヶ岳登山道入口に到着します。

茅ヶ岳の登山コース②:深田記念公園~茅ヶ岳山~金ヶ岳 (難易度2)

コース概要

1つ目のコース同様、「深田記念公園からスタートして茅ヶ岳山頂を目指し、その後隣接している金ヶ岳を通るというコース」です。
深田記念公園から茅ヶ岳山頂までの注意点は1つ目のコースと同じですが、そこからさらに1.1km歩いて金ヶ岳山頂に向かいます。

このコースの見どころは、富士山が一望できるスポットを通過することです。
そのため景色を楽しみたいという人におすすめです。

金ヶ岳山頂からは来た道を戻ってスタート地点に帰ります。
茅ヶ岳から金ヶ岳までは約70分程歩くことになります。

疲れていればもう少し時間はかかりますので、休憩時間を考慮して出発時刻を決めるべきです。
このコースの合計距離は8.6km、そして標高差は825mです。

登山口へのアクセスと駐車場

深田記念公園までの行き方は、上記と同じです。

茅ヶ岳の登山コース③:キャンピカ明野ふれあいの里~金ヶ岳~茅ヶ岳山頂 (難易度2)

コース概要

このコースは「キャンピカ明野ふれあいの里から金ヶ岳を目指し、そこから茅ヶ岳に向かうルート」です。
合計距離は8㎞を超えますが、登山終了後は疲れているために、すぐに帰宅したくないという人におすすめのコースです。

なぜならキャンピカ明野ふれあいの里は宿泊施設ですので、前泊や後泊することができるからです。
ちなみにスタート地点から金ヶ岳山頂までは3.1kmです。

前泊する人の多くは、朝に出発して無理のない登山を楽しみます。
このルートでの標高差は760m、往復合計距離は8.4kmです。

登山口へのアクセスと駐車場

自家用車でアクセスする場合、中央自動車道の「韮崎インターチェンジ」から向かうことができます。
まずインターチェンジを出てから右に曲がり、3つ目信号(宮久保)を左に曲がります。

そのまま道なりに15分程進むと「ハイジの村」が見えてきます。
その後頭上に「キャンピカ明野ふれあいの里」という看板が見えてきます。

この看板が見えたら右折し、2km程直進します。
するとキャンピカ明野ふれあいの里に到着します。

バスでアクセスする場合、先の2つのコースと同様に「韮崎駅」出口から「茅ヶ岳・みずがき田園方面」バスに乗り、「茅ヶ岳登山道入口」バス停で下車します。
バスの乗車時間は約25分ですが、そこから約2km歩く必要があります。

途中の坂道はかなり急ですので、万全の状態で登山に臨みたいという人は、「韮崎駅」からタクシーで行くことができます。

茅ヶ岳の登山コース④:観音峠~金ヶ岳~茅ヶ岳山頂 (難易度3)

コース概要

「観音峠からスタートして金ヶ岳を通り、そして茅ヶ岳山頂に向かうコース」です。
コースの途中には岩肌を登る場所があり、難易度は高めです。

そのため初心者にはおすすめできません。
対照的に岩場や細い道を通るために、登山経験者にとってはエキサイティングで楽しめるコースです。

金ヶ岳と茅ヶ岳の稜線からは右手に金ヶ岳、左手に茅ヶ岳が見えます。
来た道を引き返す場合、再び岩場を通ることになりますので、最後まで気を抜くことがあってはなりません。

登山口へのアクセスと駐車場

観音峠への自家用車でのアクセスは、中央自動車道の「甲府昭和インターチェンジ」から国道20号線の諏訪・昇仙峡方面へ進んでいきます。
「竜王駅入口」の標識を昇仙峡方面へ右に曲がります。

その後、「竜王駅南」の信号を右折します。
すると「真福寺入口」という信号が現れ、そこ左折します。

そのまましばらく進んでいくと県道101号線が県道27号線になります。
「清川釣堀」や「高原神社」が見えた頃、「観音峠」、「韮崎」の標識が現れます。

そこを右折すると到着します。
車は道沿いに駐車し、登山口まで歩きます。

残念ながらバスは通っていないために、自家用車以外の交通手段でここを訪れる場合、タクシーを利用する必要があります。

<下に続く>

茅ヶ岳はハイキングにもおすすめ

ハイキングする人たち

本格的な登山だけではなく、「ハイキングを楽しめる」のも茅ヶ岳の魅力の1つです。
茅ヶ岳山頂にたどり着く前に、様々な名所が存在します。

たとえばスタート地点となっている「深田記念公園」、ダイナミックな「女岩」、そして美しい桜がで有名な「千本桜公園」などです。
「体力的に茅ヶ岳山頂まで登るのは厳しい」という人は、これらの名所まで行き、その後引き返してくることもできます。

このようなハイキングであれば、往復3時間弱、もしくはそれ以下の時間で行うことができます。
山道では壮大な景色や自然を満喫できますので、楽しいハイキングになること間違いなしです。

<下に続く>

茅ヶ岳の魅力と見どころ

茅ヶ岳を撮影する女性

次に茅ヶ岳の見どころについて見ていくことにしましょう。
今回は以下の8つをご紹介したいと思います。

茅ヶ岳の魅力と見どころ①:登山口にもなっている、深田久弥記念公園

先にも述べたように、「深田久弥記念公園」は登山口にもなっている公園です。
そこには深田久弥さん直筆の「百の頂に百の喜びあり」の言葉が刻まれた記念碑があります。

ここから登山を行う人は、まずこの記念碑の言葉を読み、励みを得て山道に足を踏み入れるわけです。
この公園は茅ヶ岳登山中に亡くなった深田久弥さんの遺徳を偲ぶ碑前祭が毎年行われる場所でもあります。

開催日に関しては韮崎市役所で確認することができます。

茅ヶ岳の魅力と見どころ②:季節の風景、春

爽やかな茅ヶ岳登山を楽しみたいという人におすすめの季節は、「春」です。
新緑やきれいな空気を満喫できるこの時期には、たくさんの登山客がここを訪れます。

そして春の茅ヶ岳の目玉は、何と言っても千本桜公園の桜です。
満開の時期になると道の両脇に植えられた桜の木がアーケードのようになり、美しい薄ピンク色の桜のトンネルをくぐることができます。

登山、そしてお花見が同時に楽しめる季節でもあり、尚且つ気候も良いために、体力をそれほど消耗しないというメリットもあります。

茅ヶ岳の魅力と見どころ③:季節の風景、夏

茅ヶ岳の緑が一番力強く輝く季節は「夏」です。
夏の日差しが気温を上昇させますが、木々の葉が覆っているために、それほど暑さを感じません。

それでも他の季節に比べると当然のことながら暑さを感じるために、体温調節が行える服装で訪れることや水分補給をこまめに行うことなど、気をつけるべきことは多々あります。
そのためしっかりとした計画のもと、登山を行うべきです

夏の茅ヶ岳は緑で生い茂っているだけでなく、にたくさんの花が咲く季節でもあります。
大きなあじさいが咲く場所もあり、このような花を眺めることができるのも夏の茅ヶ岳登山のメリットです。

茅ヶ岳の魅力と見どころ④:季節の風景、秋

「秋」の茅ヶ岳登山が一番好きであるという登山者は大勢います。
なぜならこの季節は山が最も美しくなる時期と言われているからです。

葉が赤や黄色に色づき、感動的な景色を眺めながら登山を楽しむことができるのです。
また風が吹くとそのような葉が木の上からゆっくりと落ちてきます。

そして足元にはたくさんの落ち葉があり、絨毯の上を歩いているような感覚に陥ります。
このように秋の茅ヶ岳は、幻想的な体験ができる場所となるのです。

茅ヶ岳の魅力と見どころ⑤:季節の風景、残雪

茅ヶ岳は冬になると雪が降ることがあります。
そのため冬に登山を行う人はあまりいません。

しかし春になっても雪が残っていることがあります。
このような「残雪」も山を美しく飾ります。

足元に残っている雪もきれいですが、木々の枝に引っかかっている雪も美しいものです。
恐らく夏や秋に茅ヶ岳を訪れたことのある人は、残雪のある茅ヶ岳を見て、全く異なる印象を抱くことでしょう。

雪が残る季節は足元が滑りやすくなっていたり、気温が低いために、足元の装備や服装をふさわしいものとすべきです。

茅ヶ岳の魅力と見どころ⑥:有名な山を一望できる

実のところ、山梨県には日本有数の山がひしめき合っています。
そのため登山が好きな人にとって、この地は憧れの場所なのです。

たとえば有名な南アルプスには富士山や甲斐駒ケ岳といった山があります。
その他にも八ヶ岳など、毎年多くの登山客が訪れる場所が山梨県には密集しています。

「茅ヶ岳からはこれらの山々を一望することができる」のです。
上記でも考慮しましたが、茅ヶ岳は季節によって様々な顔を見せます。

緑の多い時期もあれば、紅葉によって赤や黄色に色づく季節もあるのです。
そしてこの山から他の有名な山を一望すれば、それらの山の変化も見ることができるのです。

茅ヶ岳の魅力と見どころ⑦:様々な植物を観察できる

茅ヶ岳には「様々な植物」が生息しています。
それらを観察するのも、茅ヶ岳登山の楽しみの1つです。

観察できる主な植物は、「モミジイチゴ」、「ヤマツツジ」、「チゴユリ」、「トウゴクミツバツツジ」、「ユキザサ」、「ニリンソウ」、「ヒメウツギ」、「マムシグサ」、そして「ミズヒキ」です。
これらの植物は季節によって現れる時期が異なります。

茅ヶ岳の魅力と見どころ⑧:登山口にもなっている、キャンピカ明野ふれあいの里

「深田久弥公園」同様、登山口にもなっている「キャンピカ明野ふれあいの里」は、宿泊できるキャンプ施設です。
先にも少し述べましたが、登山の前日や当日に宿泊することもできます。

そのため余裕を持った登山や、登山の疲れを癒すための宿泊を希望する人たちに人気があります。
施設内にはショップやコインランドリーもあるために、食べ物の購入や登山で汚れた衣服の洗濯なども可能です。

また施設内にはパークゴルフやバーベキューコーナーなどもあるために、登山の前後にレクリエーションを楽しむこともできます。

<下に続く>

茅ヶ岳の登山道の混雑状況

茅ヶ岳の登山道が混雑して通りにくいという状況は、それほど生じません。
しかし「多くの人が同時に」登山を行うこともあります。

たとえば週末などには多くの人が茅ヶ岳を訪れます。
また気候の良い春や秋の時期や長期休みの時期には、普段よりも多くの人が登山を楽しみます。

加えて女岩や千本桜公園など、名所と呼ばれるところまでで引き返す人もいるために、これらのポイントまでの道のりが混むこともあります。
それでもお互いが他の登山客のことを考えて行動すれば、問題が生じることはありません。

そのため山のルールに従い、登山を楽しむべきです。

<下に続く>

登山の後におすすめ、茅ヶ岳周辺の温泉2選

登山の後に入れる温泉

次に茅ヶ岳周辺の温泉について見ていくことにしましょう。
茅ヶ岳周辺には、以下の温泉があります。

  1. むかわの湯
  2. ハイジ村 クララの湯

ではそれぞれの温泉について詳しく見ていきましょう。

むかわの湯(北杜市武川町)

大きな玉葱のような屋根が特徴的な「むかわの湯」は、2つの源泉を持つ珍しい温泉です。
これらの温泉は冷鉱泉とミネラルを多く含む泉質で、登山の疲れを癒すには最適です。

またお風呂の種類も豊富で、露天風呂、大浴槽、寝湯、打たせ湯、そしてサウナなどがあります。
その他にも開放感のあるロビー、個室、休憩室、そしてマッサージルームが備わっています。

むかわの湯
住所:山梨県北杜市武川町牧原1322
電話番号:0551-20-3113
営業時間:4月~10月、10:00~22:00、11月~3月、10:00~21:00
定休日:火曜日
入場料や利用料:大人410円(市内)、820円(市外)、小人200円(市内)、420円(市外)
サウナ/岩盤浴:サウナ有
備え付け備品:ドライヤー、石鹸、シャンプー、タオル(有料)
URL:天然温泉 むかわの湯

ハイジの村 クララの湯(北杜市明野町)

「ハイジの村 クララの湯」は「キャンピカ明野ふれあいの里」のすぐ近くにあります。
そのためここから茅ヶ岳登山をスタートし、戻ってくる予定の人におすすめできる温泉です。

ガラス張りになっているお風呂からは南アルプスの雄大な景色を楽しむことができます。
泉質は「塩化物・炭酸水素塩泉」で、肌に良い温泉です。

季節によってはハイジの村園内の花を浮かべたり、ワイン風呂が用意されるなど、様々な香りを楽しむことのできる温泉でもあるのです。

ハイジの村 クララの湯
住所:山梨県北杜市明野町浅尾5259−950
電話番号:0551-25-2601
営業時間:4月1日~1月3日、10:00~21:00、1月4日~3月31日、10:00~20:00
定休日:火曜日
入場料や利用料:大人820円、小人420円
サウナ/岩盤浴:サウナ有
備え付け備品:ドライヤー、シャンプー、トリートメント、ボディソープ
URL:ハイジの村 クララの湯

<下に続く>

登山の後におすすめ、茅ヶ岳周辺の食事処3選

登山後におすすめな食事

では次に茅ヶ岳周辺の食事処を見ていきましょう。
茅ヶ岳周辺には、以下の食事処があります。

  1. ハイジの村 ボルケーノ
  2. 長浜ラーメン 吉松
  3. みどりや食堂

続いて、茅ヶ岳周辺の食事処を、それぞれ詳しくみていきます。

ハイジの村 ボルケーノ

「ハイジの村」の中にある「ボルケーノ」はパスタやオムライス、山梨噂のレストランのカレー、お子様ランチ、そして自慢のチーズを使ったチーズフォンデュなどを楽しめるレストランです。
ここでのおすすめはチーズフォンデュで、スイス産のグリュイエールチーズとエメンタールチーズをブレンドしたものが使用されています。

またワインも提供されており、山梨県の特産である葡萄を使用した、美味しいワインを飲むこともできます。

ハイジの村 ボルケーノ
住所:山梨県北杜市明野町浅尾2471
電話番号:0551-25-4700
営業時間:11:00~17:00
定休日:火曜日
URL:ハイジの村 ボルケーノ

長浜ラーメン 松吉

疲れた体に塩分補給したいという人におすすめなのが、「長浜ラーメン 松吉」です。
このお店ではとんこつラーメンを提供しています。

しかし味が濃すぎるわけではなく、登山後でも食べることができます。
価格はリーズナブルで、替え玉も可能です。

そのため誰もが気軽に立ち寄れるお店となっています。

長浜ラーメン 松吉
住所:山梨県韮崎市一ツ谷2066-1
電話番号:0551-23-1341
営業時間:11:00~14:30、17:00~21:30
定休日:火曜日
URL:食べログ 長浜ラーメン 松吉

みどりや食堂

「みどりや食堂」は山梨県内の有名な食堂です。
そのため茅ヶ岳登山の帰りに立ち寄ることをおすすめします。

カレーやとんかつ定食など食堂でよく見かける料理も提供していますが、人気メニューはチャーシュー麺です。
昔ながらの醤油ベースのラーメンの上に乗ったチャーシューは絶品で、たくさんのお客さんがこのメニューを注文しています。

みどりや食堂
住所:山梨県韮崎市円野町上円井1870
電話番号:0551-27-2016
営業時間:11:00~14:00
定休日:水曜日
URL:食べログ みどりや食堂

<下に続く>

茅ヶ岳は登山初心者でも、上級者でも楽しめる山

今回ご紹介した茅ヶ岳には、いくつかの登山コースがあります。
それらのコースは難易度が異なるために、初心者、そして上級者の両方が楽しめる山となっています。

また周辺には温泉やご当地グルメのお店などもあるために、登山後も楽しめる場所です。
都心からも近いために、アクティブな休日を過ごしたいという人におすすめの山です。

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